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2019年01月22日
1 湯煙の中熱戦展開
 仙人風呂で新春かるた大会  (本宮町 )

 田辺市本宮町の川湯温泉にある「仙人風呂」で20日、新春かるた大会が開催された。17チーム68人が参加し、温泉に浮かべた杉板製のかるたの争奪戦を繰り広げた。

 熊野本宮観光協会と仙人風呂実行委員会(小淵誠委員長)が主催し、今年で18回目の人気イベント。川湯地区は昨年8月の台風20号で大塔川が氾濫。旅館や民宿などが軒を連ねる温泉街で床上、床下浸水被害を受けた。

 小淵委員長は「皆さんのご協力のもと、仙人風呂を無事に開催できた。例年より少し小さいが、例年と同じくらいの温かい温泉になっている。観客の皆さんはぜひお湯に入りながら熱い声援を送ってほしい。選手の皆さんもけがの無いよう、スポーツマンシップにのっとり正々堂々と戦って」。熊野本宮観光協会会長代行の名渕敬さんは応援の言葉に感謝し「熊野は蘇(よみがえ)り、再生の地。みんなで頑張ってまいりますのでよろしくお願いします」とあいさつした。

 今年は小学生の部を行わず、参加チーム数も縮小して実施した。ABCテレビ「おはよう朝日です」から特別参加もあり、復興への思いを語る出場者の姿もあった。

 平安衣装をまとった詠み手が「和歌山県市町村おはなしカルタ」を詠み上げると、今年のえとのイノシシや人気キャラクターなどさまざまな衣装を着た参加者たちが、約1000枚のかるた目掛けて突進した。今年は「川湯仙人風呂マルシェ」を同時開催し、温かい食べ物や飲み物などが並んだ。

 地元の田辺市や新宮市はもちろん、遠くは大阪府、兵庫県、群馬県などからも出場があった。今年は46枚獲得した御坊市の「温泉戦隊カルタレンジャー」が優勝した。

 冬の風物詩となっている仙人風呂。今年は横幅約28㍍、奥行き約12㍍、深さ60㌢。川底から湧き出る温泉は約73度で、川の水を引き入れて40度前後に調整している。入浴は無料。利用時間は午前6時30分から午後10時まで。設置期間は2月末まで。

(2019年1月22日付紙面より)

札目掛けて一斉に駆け出す参加者ら=20日、田辺市本宮町の仙人風呂
2019年01月22日
2 文化複合施設建設求め
 8団体が市長に要望書提出  (新宮市 )

 新宮市自治会連合会(榎本義清会長)、新宮商工会議所(関康之会頭)をはじめとする8団体は21日、連名で田岡実千年市長に、文化複合施設(図書館・文化ホール)の建設を強く求める要望書を提出した。関会頭は「施設に対する思いや考え方は人それぞれにあると思いますが、大局的な見地に立ち、建設予定地でのできるだけ早い時期での施設の完成を」と要望した。

 要望書は▽市自治会連合会▽新宮商工会議所▽新宮市商店街振興組合連合会(福田一郎理事長)▽仲之町商店街振興組合(同)▽丹鶴商店街振興組合(大井正臣理事長)▽駅前本通り商店街振興組合(下地昌宏理事長)▽谷王子町内会(商店会・松本勝利会長)▽新宮市料理飲食業組合(平見一雄組合長)―の連名。「現在、新宮市においては、文化活動のさまざまな発表や催事を行う施設もなく、市民活動や文化活動に大きな支障をきたしており、早急なる施設の完成が求められています」と訴えた。

 田岡市長は「おととしの市長選の際に必ず建てると市民の皆さんとお約束した。約束を守るために、32年度末の完成を目指して頑張りたい」。榎本会長は「施設の建設を条件の一つとして、丹鶴小学校の廃校を受け入れた経緯もある。多くの市民が望んでいる。淡々と作業を進めていただきたい」。

 関会頭は、住民投票条例の制定を求める署名活動に対して「住民投票になったときには予算的にもマイナスになることはあってもプラスになることはない。近隣町村からの信頼も失う。これ以上の空白を生じさせることは絶対に阻止しなければならない」と懸念し、「新宮市歌に『熊野の都新宮市』『伝統深き文化の地』という歌詞がある。佐藤春夫先生がわれわれのために作ってくれた歌を、新しいホールでみんなで歌いたい」と強く求めた。

 8団体は屋敷満雄市議会議長にも要望書を提出。屋敷議長は「市民会館が使用できなくなってからの3年間、非常に苦労を掛けた。皆さんの熱い思いを受け取りました」と話していた。

(2019年1月22日付紙面より)

田岡実千年市長(左)に要望書を手渡す関康之会頭=21日、新宮市役所
2019年01月22日
3 ヘリと協力し救助活動構築
 消防と県航空隊が連携訓練  (串本町 )

 串本町潮岬、黒島漁港の東にある磯場などで18日、和歌山県防災航空隊と串本町消防本部の連携訓練が行われた。磯場に負傷して動けない要救助者がいるという想定で始め、両者は現場の状況を見て取るべき対応を判断しながら救助活動を実践した。

 同本部の管内は切り立つ崖や奥深い山など救助を困難にする状況が多く、県防災航空隊との協力は不可欠という判断から定期的にこの訓練を重ねている。今回は訓練参加者に想定のみを与え、事前に過程を定めないブラインド型訓練と位置付け、両者は同本部指揮隊を軸にし、過去の訓練などで身に付けた技術を発揮して現場に則した過程の構築と目的の達成を目指した。

 実施に当たり寺島正彦消防長から趣旨の説明を受けた同本部の訓練参加者は、現場近くの望楼の芝に現地対策本部を設置して救助活動を開始。現場は旭之森先にある展望所の真下付近で、同本部職員は指揮隊の現場判断に基づき必要な資機材持参で高さ約30㍍の急峻(きゅうしゅん)な崖を降り、要救助者の元へ向かった。確保した要救助者は身動きができず一刻を争う危険な状態と判断し、県防災航空隊と協力してヘリコプター「きしゅう」による引き揚げ救助の体制をその場で構築。要救助者を空中収容により引き継いだ。

 所要時間は約90分。始終を見守った寺島消防長は「少し前までは想定と一緒に過程も決めていたが、回を重ねて技術を身に付けた職員も増えたことから今回はブラインド型で実施した。少し時間がかかったという印象だが、職員は指揮隊を中心にして行動し患者第一で現場対応できたと判断する」と評価。

 他方、「訓練後に職員は早速『崖を降りるルートは1本でなくてもよかったのでは』と話し合っていた。そういうところはあらかじめ過程まで決めた訓練では気付きにくい部分だが、その視点が実際の救助活動をより早くより効果的にしていく。今回のブラインド型訓練はそういう面でも大きな意義があった」とも述べ、訓練参加者の今後いっそうの対応力向上を期待した。

(2019年1月22日付紙面より)

連携して旭之森先の磯場から要救助者を引き揚げ救助=18日、串本町潮岬
指揮隊の現場判断に基づいて救助活動を構築する串本町消防本部職員
2019年01月22日
4 ゴトビキ岩の新しめ縄完成
 神倉青年団ら40人で  (御燈祭りを前に )

 国の重要無形民俗文化財「御燈祭(おとうまつ)り」を間近に控えた新宮市の神倉神社で20日、神倉青年団員ら約40人がご神体の巨岩「ゴトビキ岩」のしめ縄を編んだ。

 作業には祭りの運営を取り仕切る介釈を務める青年団員をはじめ、神倉神社奉賛会、市観光協会、新宮商工会議所青年部などが参加。神倉農業実行組合(榎本晶組合長)が寄進した約200㌔(約500株)のワラを機械などで柔らかくした後、境内の木に縛り付けた針金に沿って編み上げた。約3時間で長さ約30㍍、最大直径約30㌢のしめ縄を完成させた。

 奉賛会の猪飼三雄会長(76)は「上がり子や関係者、見物客の皆さんがけが無く終えることが一番。マナーを守り、伝統の祭りをより多くの人に伝えてもらえれば」と話していた。

 しめ縄の張り替え作業は雨天のため27日(日)に延期して実施を予定している。

(2019年1月22日付紙面より)

しめ縄を編んでいく関係者ら=20日、新宮市の神倉神社
2019年01月22日
5 松浦米次さん、友宗佐江子さんが優勝
 県年金受給者協会GG年始大会  
2019年01月22日
6 大辻建設が5連覇 171チームがたすきと絆をつなぐ (新宮市駅伝大会2019)
2019年01月22日
7 新春ウオークで魅力再発見  なちかつ古道を守る会  (那智勝浦町 )
2019年01月22日
8 犠牲者の冥福祈る  誠之助の命日前に墓参り  (「大逆事件」の犠牲者を顕彰する会 )
2019年01月22日
9 追い風機会に紀南を元気に  佐藤武治氏が事務所開き  (和歌山県議選 )
2019年01月22日
10 赤く色鮮やかに  宇久井ビジターでクロガネモチ  (那智勝浦町 )
2019年01月22日
11 「ハナ」風になびく  丹鶴商店街がたいまつ飾る  (御燈祭りを前に )
2019年01月22日
12 4期生が農業の基礎を習得  農業体験塾修了式  (JAみくまの )
2019年01月22日
13 「背筋が伸びる思い」  本厄迎え有志が餅まき  (新宮市 )
2019年01月22日
14 生の音楽を体験  神内小でBless You演奏会  (紀宝町 )
2019年01月22日
15 地区住民、小学生ら防災活動  ウミガメ公園で大規模訓練  (紀宝町 )
2019年01月22日
16 船蔵から当船を引き出す  若者から年寄りまで30人一丸で  (水門祭 )
2019年01月22日
17 西川の人気者「まめきち」  柿本真輔さん飼育のポニー  (古座川町 )
2019年01月22日
18 お悔やみ情報
  
2019年01月20日
19 円滑な情報伝達を
 211カ所で孤立集落通信訓練  (和歌山県 )

 大規模な災害発生時に円滑な情報共有を行うための通信訓練が19日、和歌山県内で孤立の可能性のある211集落であった。住民らが無線などを使用して各市町村と連絡を取り合い、状況の報告と確認をした。併せて県と市町村の伝達訓練を行い、防災相互通信用無線機や防災電話を使用して情報を共有した。

 訓練は、午前9時ごろ、県南方沖でマグニチュード8・7の地震が発生したと想定。県内では震度5強~7の揺れを観測し、地滑りなどの土砂災害が多発。各地では道路がふさがり、各地で孤立集落が発生しているという状況を想定した。

 孤立可能性集落のない和歌山市と御坊市を除く28の市町村が参加。当日参加できない集落は別日程で訓練を実施する市町村もあった。総参加人員は1174人ほど。新宮・東牟婁地方では、新宮市、那智勝浦町、太地町、串本町、古座川町、北山村が参加した。

 集落と市町村間では無線などを使用して情報を共有し、孤立状況を県の防災情報システムに登録。振興局が報告を受けて内容確認を行い、県危機管理局に報告するなどした。

 東牟婁振興局で訓練に当たった職員らは「今回の訓練を機に、県や市町村関係者が通信方法を確認し、実際に災害が発生した際にはスムーズに操作ができるようになり、円滑な情報伝達ができれば」と話していた。

(2019年1月20日付紙面より)

各市町村からの報告を受ける県職員ら=19日、新宮市緑ヶ丘の東牟婁振興局
2019年01月20日
20 鬼面札や祝升作り
 那智山で節分の準備進む  (那智勝浦町 )

 2月3日(日)の節分を前に、那智勝浦町の熊野那智大社(男成洋三宮司)と那智山青岸渡寺(髙木亮享住職)では「鬼面札」や「祝升(いわいます)」などの準備が急ピッチで進んでいる。

■熊野那智大社



 熊野那智大社では災難よけのお札「鬼面札」と縁起の良い「福升」を作っている。鬼面札は縦35㌢、横45㌢。しめ縄の輪の中に赤鬼・青鬼を封じ込めた図柄で、昭和44年に篠原四郎元宮司が描き、翌45年から授与している。神職が那智の滝の水で溶いた墨を版木に付け、一枚一枚丁寧に刷っている。2000枚仕上げる。

 福升はモミの木製の5合升で1升の半分であることから「繁盛(半升)升」ともいわれる。鬼面札は1枚500円。福升は1500円。2月3日の節分祭で祈とう者らに授与する。20日(日)から社頭で一般参拝者にも授与する。

 郵便やFAX、インターネットでも受け付けている。問い合わせは同大社(電話0735・55・0321)まで。

  □     □

■那智山青岸渡寺



 西国三十三所第一番札所の那智山青岸渡寺では「節分会豆まき会式」で使われる祝升の準備に追われている。祝升は熊野地方産のスギが底板に、側面にはヒノキが使われている。「那智山」の焼き印があり、升の内側には「七難即滅七福即生」の印が押され、髙木亮英副住職らが「平成三十一年」の文字を書き入れ仕上げている。1300個用意する。

 祝升は節分当日、本堂で豆まきをする厄年の人や祈とう希望者に授与する。祈とう料は4000円で、祝升に札、縁起物、弁当などが付く。

 問い合わせは同寺(電話0735・55・0404)まで。

(2019年1月20日付紙面より)

鬼面札を丁寧に一枚一枚刷り上げる神職=18日、熊野那智大社
平成最後の年「三十一」を書き入れる髙木亮英副住職(右)=18日、那智山青岸渡寺
2019年01月20日
21 日本ジオパークに再認定
 橋杭岩前で関係者ら歓喜  (南紀熊野ジオパーク )

 南紀熊野ジオパークが18日、日本ジオパークとして再認定された。串本町くじ野川にある橋杭岩前では、関係者が結果を喜び記念撮影に臨むなどして、次の4年間に弾みをつけた。

 日本ジオパークはその趣旨(秀でた地質資源の活用による地域活性化)を高い水準で保つため、4年ごとに現地審査を行い再認定を受ける仕組みになっている。南紀熊野ジオパークは平成26年8月に初認定され、4年が経過したことから昨年11月に審査員3人による現地調査を受け、その結果を待つさなかにあった。

 この日は日本ジオパーク委員会の第36回会合があり、南紀熊野ジオパークの再認定を決定。橋杭岩前には同パーク推進協議会副会長でもある田嶋勝正町長や同パークガイドの会の上野一夫会長ら関係者が集まって同協議会事務局からの結果報告を待ち、連絡を受けた田嶋町長から再認定された旨が伝えられると喜びの歓声が上がった。

 田嶋町長は「多くの方々の尽力があっての再認定。今年7月には南紀熊野ジオパークセンターが完成し、今まで以上にこの地方の素晴らしいところを皆さんにお披露目できると思う。われわれが今一番望んでいる世界ジオパークにまた一歩近づいたとも思うので、またみんなで力を合わせて頑張っていこう」と述べて一同の士気を鼓舞。バンド「GEONG(じおんぐ)」による楽曲「橋杭岩ジオサイト」の演奏に合わせて踊り、立ち会った東川智昭東牟婁振興局長の発声で同町の長期保存水「なんたん水」による乾杯をした後、橋杭岩をバックにして記念撮影に臨むなどした。

 実働の最前線で活躍するジオガイドを束ねる上野会長(70)は「ジオガイド単体での活動はまだまだこれからだが、すでに浸透している世界遺産熊野古道などさまざまなガイドをする中で地質資源も話題にできるようになるなど、認定後の4年間でこの地方の楽しみの幅が随分と広がった」とこれまでの4年余りを振り返り、「同センターができれば、ジオガイドも毎日2人が常駐して館内説明をする。プラスアルファで日曜日などにお客を集め、潮岬を巡るミニツアーなどもできればいいなと思う。これからの4年間でガイドの会はさらに発展すると思うし、再認定を励みにしてそうなれるよう頑張っていきたい」と意気込みを新たにした。

(2019年1月20日付紙面より)

南紀熊野ジオパークの日本ジオパーク再認定を喜び記念撮影する関係者ら=18日、串本町くじ野川
日本ジオパーク委員会の審査結果を伝える田嶋勝正町長(左から2人目)
2019年01月20日
22 「月参り巡礼」始まる
 青岸渡寺で御朱印授与など  (那智勝浦町 )

 西国三十三所草創1300年記念事業で、毎月1回1札所で特別な御朱印を頂く「月参り巡礼」が18日、那智勝浦町の第一番札所・那智山青岸渡寺(髙木亮享住職)で始まった。特別な御朱印の授与があり、大勢の参拝者らが集まった。

 日本最古の巡礼33寺院でつくる西国三十三所札所会(会長・鷲尾遍隆石山寺座主)が主催し、2016年から20年まで斎行する。16年4月に始まった1巡目は18年12月に第三十三番札所の華厳寺で終了し、今年から2巡目に入る。

 西国三十三所巡礼は718(養老2)年に大和国長谷寺の開山徳道上人が閻魔(えんま)大王のお告げを受けて観音信仰を勧めたのが始まりとされている。

 この日は、ご本尊の「如意輪観世音菩薩」を開帳し、特別法要が営まれた。参列者は順に、秘仏の尊顔を拝し手を合わせた。大阪府堺市から参拝に訪れた佐藤純子さんは「毎月1回、観音様のご縁を頂いています」と話し、他の参拝客らの「また来月会いましょう」などと声を掛け合う姿が見られた。

(2019年1月20日付紙面より)

法要に集まった大勢の参列者=18日、那智勝浦町の那智山青岸渡寺
特別な御朱印を求め、行列を作る参拝者ら
2019年01月20日
23 お弓神事で春を呼ぶ  市野々と井関で例大祭  (那智勝浦町 )
2019年01月20日
24 片谷匡さんが受賞  和歌山県農林水産業賞  
2019年01月20日
25 インフル警報基準超え  予防、拡大防止を呼び掛け  (和歌山県 )
2019年01月20日
26 児童37人が受験  近大新宮中で前期試験  (新宮市 )
2019年01月20日
27 フルハーネス型の使用を  政令改正に伴い特別教育  (南紀くろしお商工会 )
2019年01月20日
28 五穀豊穣など祈願  浅里神社で例大祭  (紀宝町 )
2019年01月20日
29 知らぬ間の餌付けをしない  総合的な獣害対策講座  (鵜殿図書館 )
2019年01月20日
30 ネット上の会話考える  矢渕中でLINE講座  (紀宝町 )
2019年01月20日
31 なれずしの仕込み作業  岡前和榮さんら地区住民が  (紀宝町浅里 )
2019年01月20日
32 チームで力を合わせる  光洋地区交流綱引き大会  (新宮市 )
2019年01月20日
33 新たな魅力発信へ  流木オブジェ制作者受け付け  (ブルービーチ那智 )
2019年01月20日
34 お悔やみ情報
  
2019年01月18日
35 救助能力の向上図る
 ヘリによるホイスト訓練実施  (新宮警察署 )

 新宮警察署(大髙圭司署長)と県警航空隊は16日、新宮市新宮の同署南側空き地で災害警備訓練を実施した。同署の第二機動隊員ら15人が大規模災害発生時を見据え、県警ヘリコプターBK117B―2型「きのくに」による被災者救助訓練を行った。

 署員の防災意識高揚と迅速な体制の確立、対処能力、救助能力の向上などが目的。阪神・淡路大震災(1995年)が発生した1月17日に合わせて毎年実施している。

 この日の訓練では、南海トラフ地震や水害などの大規模災害の際に道路が途絶したり、中州に人が取り残された状況を想定した。急病人やけが人に救助用具を装着させ、ヘリに搭載されているホイストクレーンでつり上げて搬送する一連の動きを確認し合った。

 県警航空隊は「きのくに」に関して「時速は200㌔。3000㍍まで上昇する。天候などにもよるが、和歌山市から新宮市まで早ければ30分で到着できる」などと説明。災害時には搭載さ

れた「ヘリコプターテレビシステム」で地上の状況を中継し、被害状況を把握する。遭難者などに呼び掛けを行うためのスピーカーも搭載している。

 訓練後、同署の木村光太郎警備課長は「災害時にはヘリが一番力を発揮するのでは。今日のようなホイスト訓練を重ねることで、署員の救助能力の向上に努めたい」と話していた。

(2019年1月18日付紙面より)

ホイストクレーンを使った救出訓練の様子=16日、新宮市
救助用具の取り付け方法を確認した
2019年01月18日
36 ジャンボたいまつが登場
 「御燈祭り」を前に仲之町で  (新宮市 )

 新宮市の神倉神社で2月6日(水)に営まれる「御燈祭(おとうまつ)り」を前に、同市の仲之町アーケードに長さ1・8㍍のジャンボたいまつが登場した=写真

 仲之町商店街振興組合(福田一郎理事長)の組合員たちが祭りを盛り上げようと20年以上前から毎年この時期にリフトを使って長さ約370㍍のアーケードに取り付けている。組合員たちが傷みを補修しながらつるしており、たいまつの側面には「世界平和」「商売繁盛」「天下泰平」などの文字を入れている。今後はのぼりも設置する予定。

 熊野地方に春の訪れを告げる「御燈祭り」は1400年前から続くといわれる全国でも珍しい女人禁制の火祭り。白装束に荒縄を胴に巻き、わらじを履いた「上がり子」と呼ばれる祈願者たちが、御神火がついたたいまつを手に538段の石段を下る。

(2019年1月18日付紙面より)


2019年01月18日
37 前回に比べて1割強の伸び
 年末年始の観光動態まとまる  (串本町 )

 串本町の年末年始(昨年12月30日~今年1月3日)の観光動態が15日にまとまった。宿泊、日帰り合わせて推計延べ4万483人が来町。前回の年末年始と比較して11・5%の伸びになったという。

 同町の昨年の大きな環境変化として宿泊施設「大江戸温泉物語南紀串本」の開業があり、他方では同施設や市販車のロケなどCM効果、国指定天然記念物・橋杭岩で相次いだ観光面での高評価、日本ロマンチスト協会による恋する灯台のまち認定など町外における話題性も例年に増して充実していた。

 そのような状況の中で迎えた年末年始の繁忙。推計の内訳は宿泊が8162人(前回より71・1%増)、日帰りが3万2321人(同2・4%増)で、濵地弘貴産業課長は、宿泊の大幅増は大江戸温泉物語南紀串本だけでなくホテル&リゾーツ和歌山串本の伸びも含まれるとし、対して日帰りが微増にとどまった要因の一つに宿泊環境の充実に伴う日帰りから宿泊への移行も見据えている。

  □     □

許容量超える見物客集まる 初日の出対応



 繁忙の中でも特に際立ったのが、元日の初日の出観望。昨今の繁忙傾向を踏まえて昨年末、臨時駐車場として▽橋杭漁港内約40台分▽橋杭園地内約112台分▽潮岬望楼の芝内約400台分―を指定し看板設置や警備員配置などによる誘導を行うとともに、国や県にも協力を得ながら初日の出の位置が紀伊大島に隠れる橋杭岩から観望できる望楼の芝への誘導にも力を入れた。

 橋杭岩周辺は元日未明にキャンピングカーなどで道の駅くしもと橋杭岩と同漁港内の各駐車場が満車になり、日の出時刻直前には橋杭海水浴場駐車場や準備した臨時駐車場など全て満車になった。望楼の芝は午前5時ごろに満車に達したとみられ、役場産業課職員が元日返上で駐車場をでき得る限り拡張して誘導するなど現場対応に当たったが結果的に誘導しきれない勢いで見物客が集まり、直前の駆け込みに伴う事故防止のため満車の看板を掲げて駐車を断る対応を取った。警備に当たった事業者から550台以上の駐車があったと報告を受けているという。

 今回の状況を踏まえて同課は、有効だった手立てと今後取り組むべき手立てを取りまとめて次回に引き継ぐとしている。

(2019年1月18日付紙面より)

初日の出直前、臨時駐車場に集まる見物客の車両の列=1日、串本町潮岬(読者提供)
2019年01月18日
38 春祭りにぎわう
 井関青彦神社で例大祭  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町にある井関青彦神社で13日、春の例大祭が営まれた。午前の神事では五穀豊穣(ほうじょう)と厄払いを祈願し、宮総代や獅子舞を奉納する神楽会、子どもみこし会などが参列した。

 お弓行事では最初に神主役の中村悠寿君(13)が弓を引き的を射抜いた。続いて兄弓、中弓、弟弓の6人の弓子が矢を放った。的に当たるとどよめきが起こり、拍手喝采。中村君は「真ん中の的近くに当たってよかった。安心した」と話していた。

 的を射た弓子の親族が胴上げされ、集まった区民や関係者に大きな笑い声と笑顔があふれた。同時間帯には子どもたちのみこしがにぎやかに区内を練り歩いた。

 午後は井関宝寿寺近くの弁財天に神楽を奉納し、同寺境内では「幣の舞」「乱の舞」「神明の舞」「剣の舞」の獅子神楽が奉納された。その後の餅まきは多くの住民で大変なにぎわいだった。

(2019年1月18日付紙面より)

中弓の桑木野徳太郎さん(左)と中村寿夫さん=13日、那智勝浦町井関
2019年01月18日
39 市野・杉本組が優勝
 県ソフトテニスインドア選手権大会  
2019年01月18日
40 全国・近畿への出場懸け熱戦展開
 県高校剣道新人大会  
2019年01月18日
41 新宮SSSブルーが2位
 優勝は敦賀FC、3位は斑鳩FC  (新宮SSS招待兼ヤタガラスカップ )
2019年01月18日
42 タバコや薬物の危険学ぶ  町更生保護女性会主催で講話  (太地小学校 )
2019年01月18日
43 海翁禅寺で穏やかな一年祈る  火盗守護秋葉大権現祈祷  (那智勝浦町 )
2019年01月18日
44 ヤブシンと立木早絵さんが出演  いさなの宿白鯨でライブ  (太地町 )
2019年01月18日
45 消防署の仕事学ぼう  王子幼、たづはら保が消防署見学  (新宮市 )
2019年01月18日
46 思いやりの心を育む  王子幼稚園、バリアフリー教室  (新宮市 )
2019年01月18日
47 串本沖に帆船などが停泊  練習船「海王丸」「青雲丸」  (串本町 )
2019年01月18日
48 使える英語を楽しく学ぶ  文化セで英会話講座開講  (南紀国際交流協会 )
2019年01月18日
49 紀宝町、熊野市で閉鎖措置  インフルエンザが流行  
2019年01月18日
50 振り込め詐欺防止を啓発  高齢者地域見守り隊  (紀宝町 )
2019年01月18日
51 全校児童が運動場に避難  相野谷小学校で避難訓練  (紀宝町 )
2019年01月18日
52 竹田真子さんが全国へ  高校卓球三重予選で優勝  (紀南高校 )
2019年01月18日
53 町議選に向け準備進む  事前審査に現職、新人ら13人  (紀宝町 )
2019年01月18日
54 お悔やみ情報
  
2019年01月09日
55 熊野の魅力の再構築を
 新春年賀会で決意新た  (新宮商工会議所 )

 新宮市井の沢の新宮ユーアイホテルで7日、新宮商工会議所(関康之会頭)の新春年賀会が開催された。地域の経済人ら約90人が出席し、鏡開きなどで新年の門出を祝った。関会頭は、西村伊作の三男・八知(はっち)氏が1997年に私財を投じて設立した軽井沢のルヴァン美術館を昨年訪れたことに触れ、「夏から秋にかけて旧チャップマン邸と西村記念館がリニューアルオープンする。熊野の魅力の再構築に文化の面も盛り込んでいきたい」と決意を述べた。

 関会頭は冒頭のあいさつで「10月の消費税率引き上げに際しては、円滑な価格転嫁が中小企業にとって最大の課題。特に新たに導入される軽減税率制度については、説明会や相談会を重ねて実施することでより一層の周知を図り、混乱のないようその対応を支援していく」。

 地域活性化には交流人口を増やすことが重要であるとし「熊野の魅力の再構築とその情報発信、インバウンドへのさらなる質の高い対応、また受け入れ側の商店街の充実は言うまでもなく、既存の実施方法に頼ることなく常に再検証しつつ積極的な提案と実行をしてまいりたい」と協力を求めた。

 来賓として出席した田岡実千年市長は、水野家入部400年や世界遺産登録15周年、文化複合施設建設、バイオマス発電所建設などの事業を挙げ「今年は多くのビッグプロジェクトが始まる。新しい元号が町にとって輝かしい時代になると予感している。この機会を逃さずに行政、民間ともに得意分野を生かし、一緒になって盛り上げていきたい」とあいさつした。

(2019年1月9日付紙面より)

鏡開きをする(左から)屋敷満雄市議会議長、田岡実千年市長、関康之会頭、濱口太史県議=7日、新宮ユーアイホテル
屋敷議長の音頭で乾杯
2019年01月09日
56 一年に一度の「白玉宝印」 厳かに八咫烏神事 (熊野本宮大社)

 田辺市本宮町の熊野本宮大社(九鬼家隆宮司)で7日、和歌山県指定民俗文化財の「八咫烏(やたがらす)神事」が営まれた。一年でこの日だけ押される厄よけの「白玉宝印」を入手しようと全国各地から約200人が詰め掛けた。

 正月三が日の間、神門前に飾られた門松で熊野牛王宝印(くまのごおうほういん)を調製し、たいまつの火と水ではらい清め、祭神の魂を吹き込む宝印押し初めの神事。拝殿の照明を落とした暗闇の中、神職が「えーい」という掛け声とともに拝殿の柱に宝印を押し、奉納した。神事後は、参拝者らが配られた白紙を手に神職から宝印を授かった。

 九鬼宮司は「昨年は御創建2050年を迎え、多くの方々に奉納や協力していただき無事に滞りなく納めることができました」と感謝を述べ、「新元号の元年となる本年は日本の大きな船出。皆さんそれぞれの立場で歩み方をしっかり刻んで命を大切にしてほしい。紆余(うよ)曲折があるかもしれないが、災害もなく平和であることを心から願っています」とあいさつした。

 大阪府柏原市から初めて訪れた井内文彦さん(53)は「神事が営まれることを地元の方に教えてもらい来ました。家族の健康を願って、自宅で大事にとっておきたいと思います」と話していた。

(2019年1月9日付紙面より)

神職から宝印を受ける参拝者ら=7日、田辺市本宮町の熊野本宮大社
2019年01月09日
57 町内の愛好者に教わる
 子ども囲碁教室始まる  (串本町 )

 串本町子ども囲碁教室が5日、潮岬公民館で始まった。囲碁愛好者グループ「南紀串本七夕会」(岩本芳明会長)による町内の子どもを対象にした取り組みで、同日現在で小学生11人が受講登録。今後も随時受講希望を受け付け、参加の裾野拡大を目指すという。

 この教室は、潮岬地区老人クラブ連合会(田仲康慧会長)が同グループに地区内で開かれていた囲碁大会の再興を要請したことがきっかけで始まった。大会が途絶えた要因の一つに愛好者人口の減少があり、盛り上げていくためには次の世代への囲碁文化の継承も不可避と考えた同グループは大会再興と対の取り組みとしてこの教室を計画したという。

 昨年末に小中学校経由で同教室の開講を告知し小学生や中学生に受講を呼び掛けたところ、11人が希望した。初回のこの日は冬休み期間中とあって全員が出席し、同グループの岩本会長、松島拓さん、松原敏幸さんから囲碁の打ち方を教わり、終盤では通常より小さい碁盤(七路盤)上で対局にも挑戦して楽しさを体験した。

 囲碁を打つのは初めてという坂元愛花さん(5年)は「相手に囲まれそうなときに陣地を取られないよう逃げるところが楽しい」。弟の愛菫君(3年)は「相手の石を囲んで取るところが楽しい」と興味津々。岩本会長は「家族も一緒に挑戦してくれれば、子どもは家でも囲碁に挑戦できる。必要な道具は貸し出すこともできるので、ぜひ子どもと一緒に挑戦してみてほしい」と呼び掛けてこの日の教室を締めくくった。

 同教室は当面、毎週土曜日午前9時~11時30分に開く。受講希望は今後も随時受け付けるそうで、小中学校経由で告知をしたが小中学生以外の子どもの受講も歓迎する。潮岬小校区と並んで子どもの数が多い串本小校区でも、ある程度の数の受講希望が見込めるようであれば老人憩いの家「わかしお」を拠点にして同教室を開くことを考えるとしている。

 この教室について岩本会長は「囲碁は強くなるほど面白くなるが、そのためにはじっくりと学ぶことも必要。当面は町内の子どもさんを対象にし、私たちの体力が続く限りこの教室を続けていきたい」。田仲会長は「老人クラブというと高齢者スポーツが注目されがちだが、活動はそれだけではない。文化振興も会員が取り組める活動であり、その一つとしてこの教室を応援している」と込めた思いを語った。

 同教室の受講希望や問い合わせは潮岬公民館(電話0735・62・3731)まで。

(2019年1月9日付紙面より)

潮岬公民館内で始まった串本町子ども囲碁教室=5日、串本町潮岬
2019年01月09日
58 伝統の唄で無病息災
 恒例の七草がゆ味わう  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町市野々の熊野古道大門坂にある農村民泊和笑庵(わしょうあん)で7日、「七草の会」が行われた。町内外から集まった参加者約30人は伝統ある唄を口ずさみ、無病息災を祈って七草がゆを味わった。

 催しは地域に古くから伝わる作法を次世代に伝えるために実施され、今回で3回目を迎える。

 川関地区に住む田嶋加津子さん(84)がうたう「七草の唄」に合わせて、参加者らは交代でセリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロの七草が並べられたまな板をすりこ木と包丁で刻むようにトントンと音を出して邪気や疫病をはらった。この日は子どもも参加しにぎわった。

 田嶋さんは「戦前まで川関では皆さんが同じようにやっていたと思う。最近ではさまざまな行事がなくなってしまのが残念。こういった文化を次の世代に伝えていきたい」と述べ、参加者に対しては「健康で幸せに1年間過ごしてもらえたら」と話した。

 2回目の参加となる市野々地区に住む稲垣葉子さんは「かゆは七草の香りがしておいしかった。この会は多くの方と知り合うことができていい。今年は健康第一で過ごしたい」と笑顔で語った。

(2019年1月9日付紙面より)

子どもたちも参加した=7日、那智勝浦町市野々
伝統を伝える田嶋加津子さん
2019年01月09日
59 「めはり番」が公開質問状  医療センター工事入札で  (新宮市 )
2019年01月09日
60 「厄も持って行って」 本厄迎え有志が餅まき (阿須賀神社)
2019年01月09日
61 打盤打ち鳴らし邪気払う  別宮飛瀧神社で牛王神璽祭  (熊野那智大社 )
2019年01月09日
62 子どもらに伝統文化を託す  鮎のたなみやで七草粥の会  (古座川町 )
2019年01月09日
63 意見交わし振興に弾み  串本ふるさと大使会議  
2019年01月09日
64 特産品で商品開発  紀宝町と青森県藤崎町が連携  
2019年01月09日
65 温暖の地で飛躍目指す  台湾からも参加して交流深める  (熊野ソフトボールキャンプ )
2019年01月09日
66 自主学習の場として定着  ウインタースクール  (紀宝町 )
2019年01月09日
67 高齢者に誕生日カード  はっぴぃすまいる  (紀宝町 )
2019年01月09日
68 しっかりと目標や計画を 鵜殿小で3学期始業式 (紀宝町)
2019年01月09日
69 258人が新たな門出  感謝の思い胸に成人式  (新宮市 )
2019年01月09日
70 お悔やみ情報