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2018年12月29日
1 緊急時に備え操船訓練
 年末年始安全総点検  (熊野交通 )

 年末年始の安全総点検の一環で熊野交通(外濵道明社長)は27日から、新宮市熊野川町日足の志古船舶営業所などでウオータージェット船のエンジンストップなど緊急時に備え、寒中操船訓練を実施している。3班に分かれ、1月10日(木)までに約10回行う予定。

 初日の訓練には椿原紀余二指導船長(48)、高村正胤船長(41)、楠堂一樹機関士(31)の3人が参加。運航中にエンジンがストップしたと想定し、船内に設置しているヒノキ製の長さ約4㍍のさおで川底を押しながら接岸したり、櫂で方向転換するなどの訓練をした。エンジンからの出火を想定した消火訓練もあった。

 ウオータージェット船は、時速約40㌔で熊野の秘境「瀞峡」までの往復約50㌔を、約1時間55分で巡っている。運航は1日6便。年間乗客数は最盛期の1992年には約28万人を記録したが、おととしは6万846人、昨年は4万7941人、今年は11月末現在5万3810人となっている。

 堀芳生所長(49)は「今だけの時季に限らず、日頃から訓練をやっていく。来年も事故のないように安全運航に努めていくので、大勢の人に足を運んでいただければ」と話していた。

(2018年12月29日付紙面より)

さおを使った訓練の様子=27日、熊野川
2018年12月29日
2 正月に向け鏡餅
 蓬莱の畑地製菓舗で  (新宮市 )

 新宮市蓬莱の畑地製菓舗(畑地泰明店主)は27日から、正月用の鏡餅作りを始めた。店員、アルバイトを増員し、朝からつきたての餅を丸めて店頭に並べている。

 作業は31日(月)の午前中まで行い、7~16㌢の8種類の鏡餅を作る。鏡餅の他、ヨモギ、芋などの棒餅やトチの実を使った餅など多様な種類を用意している。

 畑地さんは「鏡餅は硬めにしないと形が崩れてしまう。きねでつくのと同じように作ることで、粘り、コシが強く、つやもいい餅ができます」と話していた。

 鏡餅は丸く平たい形をした正月用のお供え餅。元来、年神様へのお供えとした餅のことで、その形は「三種の神器」の鏡、玉、剣を表しているといわれる。地方によって異なるが一般的に1月11日が鏡開き。刃物を使わず木づちなどでたたいて割って食べる。

 正月に餅を食べる習慣は平安時代、宮中で健康と長寿を祈願して行われた行事「歯固めの儀」に由来する。

(2018年12月29日付紙面より)

手作業で餅を丸めていく=27日、新宮市蓬莱の畑地製菓舗
2018年12月29日
3 出火なき年の瀬を願って
 激励受け年末警戒始める  (串本町消防団 )

 串本町消防団(稲田賢団長)の年末警戒が27日から始まった。今年も30日(日)までの4日間、夜半~深夜に管内の見回りを行う計画で、初日は田嶋勝正町長や串本警察署の中弥泰典署長の代理で橋本諭次長らが各分団の詰め所を訪ねて激励を注ぐなどした。

 この警戒は、町内の誰もが出火なく新年を迎えることを願う年末恒例の取り組み。同団は期間中、11ある分団がそれぞれ定時に管内を巡回しいち早く出火を察知し対応、またそのような警戒行動により地域への火の取り扱いへの注意喚起を行う。

 初日の激励には田嶋町長や橋本次長と共に寺島正彦消防長ら同町消防本部幹部、稲田団長ら同団幹部、同署の廣田典生地域課長らも同行。串本分団(泉博二分団長)詰め所で田嶋町長は今年一年を振り返り全国各地で地震や豪雨、同町も台風24号で経験したことがないような被害があったことを振り返っていつ起こるか分からない災害への緊張感を高めつつ、「町民の皆さま方が安心し素晴らしい年を迎えられるよう、年末警戒をお願いしたい」とあいさつ。橋本次長は「年末警戒は地域の安全安心を支える力強い活動であり、この活動により住民の皆さまが平穏に新年を迎えられることを心強く思う」とあいさつし、それぞれに激励の品を贈り団員の奮起を促した。

  □     □

■古座川町消防団は29、30日に実施

 古座川町消防団(前田稔団長は29日(土)と30日(日)の2日間、午後10時~翌日午前2時に町内に七つある詰め所を拠点にして年末警戒を実施する。初日は西前啓市町長ら10人が各詰め所を回り激励するという。

(2018年12月29日付紙面より)

田嶋勝正町長から激励を受ける串本分団の団員=27日、串本町串本
2018年12月29日
4 入港船増え活気づく
 年末のマグロ水揚げ  (那智勝浦町 )

 国内有数の生鮮マグロの水揚げを誇る那智勝浦町築地の勝浦地方卸売市場で27日、入港船の隻数がピークとなり、需要が高まる正月に向け市場が活気づいた。市場は29日(土)まで。年始は1月4日(金)が初市となる。

 和歌山県漁業協同組合連合会によると、26、27日の入港船の隻数はそれぞれ11隻で、12月中の最多。両日合わせて144㌧の水揚げがあった。同市場の今年4月1日から12月27日までの水揚げは前年に比べると526㌧少なく、取引額は1億300万円の増。12月の前年比(27日現在)は、水揚げ量、金額ともに379㌧、3600万円の減。カジキを含むマグロ類の1㌔当たりの平均単価は例年よりも60円ほど高かった。

 県漁連・勝浦市場の太田直久参事役は「黒潮蛇行の影響もあってか12月はトンボ(ビンチョウマグロ)が少なかった。漁価は、オリンピックや大阪万博に向け上がっていくのでは」と話した。

(2018年12月29日付紙面より)

仕事納め前日の市場=28日、那智勝浦町の勝浦地方卸売市場
2018年12月29日
5 大舞台での活躍に期待
 那智勝浦町出身の清水君、米川君  (和歌山北高サッカー部 )
2018年12月29日
6 11部門で熱戦を展開
 新宮ロータリー杯ジュニアバド大会  
2018年12月29日
7 今後強い選手が育てば
 レスリング「NTS近畿ブロック合宿」  
2018年12月29日
8 ノロウイルス注意報  和歌山県  
2018年12月29日
9 うっかり火災に注意を 市内婦人防火クラブが啓発 (新宮市)
2018年12月29日
10 記述式の問題に課題  学習到達度調査結果  (和歌山県 )
2018年12月29日
11 文複事業費の是非を問う  住民投票条例制定へ署名活動  (新宮市 )
2018年12月29日
12 「早期完成を願う会」設立に同意  文複建設求める陳情書案可決  (新宮市文協 )
2018年12月29日
13 華麗なピアノの音色響く  花游でクリスマスディナーショー  (太地町 )
2018年12月29日
14 正月の花を生ける  寿楽荘で萱野賛曈さんが指導  (新宮市 )
2018年12月29日
15 地域交流や見守りの場に  「庭先サロン」など幅広く  (新宮市 )
2018年12月29日
16 熊野七薬師テーマに  1月30日まで、植地宣之さん個展  (喫茶きよもん )
2018年12月29日
17 紅白の生き物で華やかに  正月水槽の展示始まる  (串本海中公園 )
2018年12月29日
18 地区の新旧写真58枚展示  佐田の七川ふる協事務所で  (古座川町 )
2018年12月29日
19 身近なサンゴを知ろう  海中公園でパートナーシップイベント  (近畿地方環境事務所 )
2018年12月29日
20 お悔やみ情報
  
2018年12月19日
21 転倒災害防止など呼び掛け
 労働基準監督署が啓発とパトロール  (新宮市 )

 新宮労働基準監督署と新宮保健所は18日、新宮市佐野の新宮広域圏公設地方卸売市場で労働災害防止および食品衛生の啓発とパトロールを実施した。同署管内の休業4日以上の労働災害は10月末現在で77件(速報値)と、前年同期比で10件増加している。

 卸・小売業の労働災害の約30%が転倒災害で、うち4分の3以上の休業見込みは1カ月以上。被災者の7割は50歳以上となっている。増加傾向が顕著な卸・小売業に対する取り組みとして、繁忙期を迎える12月に業者が多数集まる同市場で実施を決めた。

 パトロール実施者は新宮労働基準監督署、新宮保健所、東牟婁振興局農林水産振興部、新宮広域圏公設地方卸売市場、同市場協力会。この日はパトロールと啓発の2班に分かれて、場内点検、重点事項の転倒災害防止と食品衛生管理について呼び掛けを行うなどした。

 同署の森美大(よしひろ)署長は「整理・整頓・清掃・清潔の『4S』を心掛け、危険箇所の確認や『ながら歩き』がないかなど基本動作をしっかりとしてほしい。転倒災害は一人一人の意識で防げる。今回の呼び掛けを、事業者の方が各自持ち帰って点検や指導をしてほしい」と語った。パトロールを終え「台車の置き方やフォークリフトの操作、階段に物を置かないなどいくつかの危険箇所を指摘しました。改善していただければ」。

 新宮保健所衛生環境課の大家秀仁主任は「今回はノロウイルスなど感染症について周知したい。ひとごとではなく感染源にならないようにしてほしい」。

 新宮広域圏公設地方卸売市場の中本勝久市場長は「点検していただき、危険箇所を発見、指摘していただいた。自分たちでは見つけられない部分もある。これから設備を整え、今後も注意していきたい」と話していた。

 和歌山県内の労働災害発生状況は11月末現在で910件となっている。

(2018年12月19日付紙面より)

危険箇所を点検した=18日、新宮市佐野の新宮広域圏公設地方卸売市場
2018年12月19日
22 ねんりんピック開催に向け
 マラソン交流大会リハーサル  (太地町 )

 太地町で開催される「ねんりんピック紀の国わかやま2019 マラソン交流大会」のリハーサルを兼ねて同実行委員会は16日、町内で「くじらの町マラソン大会」を開催した。近隣市町村や全国各地からエントリーした313人が完走し、大勢の観客から温かい拍手が送られた。

 くじら浜公園をスタート・ゴール地点に、ファミリー1㌔コースには29組68人、3㌔110人、5㌔46人、10㌔89人が参加。元日本生命マラソンランナーの西貝朋美さんがスターター、表彰式のプレゼンター、ファミリーコースの伴走などを務め、マラソンを通して1歳から81歳までの幅広い世代が交流した。

 朝市やバザー、飲食販売などの出店でにぎわう会場には和歌山県のマスコットキャラクター「きいちゃん」、太地町の「ゴン太」が登場し、ねんりんピックのPR活動を行う「ねんりんピックキャラバン隊」、「ねんりんサポーター」の峰武久さん、妻の美佐子さんも法被姿で会場を盛り上げた。

 3㌔のコースを走り終えた應地峯旭人君(那智中3年)は「いい感じで走ることができた。和歌山市のジュニア駅伝に向けて頑張る」、湊谷恭央君(宇久井中1年)は「景色が良くて気持ちよく走ることができた」、片谷豹立君(那智中1年)は「結果は思うようにいかなかったが楽しいコースだった」と話していた。

(2018年12月19日付紙面より)

捕鯨船「第一京丸」を背にスタートを切る出場者ら=16日、太地町太地のくじら浜公園
伴走する西貝朋美さん(中央)
2018年12月19日
23 商店街に多くの来場者 なちかつクリスマスパーティー (那智勝浦町)

 南紀くろしお商工会青年部(廣澤篤部長)は16日、なちかつクリスマスパーティー2018を那智勝浦町いざかた通り商店街で開催した。会場各所でさまざまな催しが実施され、家族連れなどの来場者でにぎわった。

 イベントは地域間の交流や振興、商店街の活性化を目的に実施され、今回で2回目となる。

 射的やミニ四駆サーキット、コイン落としやエア遊具などの催しに多くの子どもたちが集まり、楽しんでいた。また、菓子やクラムチャウダーなどの飲食ブースも盛況だった。

 会員扮(ふん)するサンタクロースとトナカイが会場に登場。じゃんけんをして、サンタクロースに勝てば風船がもらえるゲームでは、挑戦を心待ちにする子どもたちの行列ができた。

 友人と会場に訪れていた辻大輝君(勝浦小3年)は「射的で2個もお菓子が取れた。ミニ四駆もすごくおもしろかった。また来たいです」と笑顔で話した。

 廣澤部長は前回開催時にアミューズメントブースを一部に固め過ぎてしまったことや、チケット制のため来場者が集中し混雑してしまったことを今回改善したと説明。「初めてこの商店街に来られた方々にさまざまなお店が数多くあることを知ってもらいたい。そして、今後も足を運んでいただけたら」と語った。

(2018年12月19日付紙面より)

盛り上がった催し=16日、那智勝浦町のいざかた通り商店街
多くの来場者でにぎわった
2018年12月19日
24 寒風の中、幻想的な海霧
 串本町田原  

 串本町田原の荒船海岸では冬の風物詩、海霧(気嵐=けあらし)が発生している=写真

 15日の朝、6時55分の日の出とともに朝日に照らされた黄金色の海霧が浮かび上がった。沖行く船は寒波で生じた水温と気温差で浮島現象になり、霧の中を行き交う漁船の姿が幻想的な風景を醸し出していた。

 土曜日とあって県内外から多くのカメラマンが訪れ、夢中でシャッターを切っていた。シーズンは1月末ごろまで続く。

(2018年12月19日付紙面より)


2018年12月19日
25 那智が優勝、串本が準優勝
 第39回熊野三山小学生バレーボールフェスタ  
2018年12月19日
26 遊戯を通し成長を披露  勝浦認定こども園とわかば保育園で発表会  
2018年12月19日
27 補正予算案など15議案  紀宝町議会定例会が開会  
2018年12月19日
28 冬の野鳥に親しむ  バードウオッチングin千尋の浜  (那智勝浦町 )
2018年12月19日
29 選挙は未来の選択  新翔高校で出前授業  (新宮市 )
2018年12月19日
30 衛生管理に長年貢献  管内で5施設を表彰  (新宮保健所 )
2018年12月19日
31 和歌山県が日本で唯一選出  Airbnb「2019年に訪れるべき観光地」  
2018年12月19日
32 華やかに舞い踊る  西川流友華会がおさらい会  
2018年12月19日
33 117クーペなど注目集める  第2回古座川ナイスラリー  
2018年12月19日
34 ほがらかクラブに感謝  高池保育所がダンス披露  (古座川町 )
2018年12月19日
35 いろいろな切り口で啓発  第三銀行古座支店で防災展  (串本町 )
2018年12月19日
36 12月定例会一般質問②  串本町議会  
2018年12月19日
37 文化セで県警察音楽隊公演  串本LCが55周年記念で招致  (串本町 )
2018年12月19日
38 特選3人にカレンダー贈る  ふるさと自慢写真コンクール  (那智勝浦町ロータリークラブ )
2018年12月19日
39 お悔やみ情報
  
2018年12月05日
40 命を守る練習をしよう
 丹鶴公民分館が防災訓練  (新宮市 )

 新宮市の丹鶴公民分館(髙山孝史分館長)は2日、平成30年度丹鶴地区防災訓練「命を守る練習をしよう!」を開催した。丹鶴体育館では消火器の扱い方や車いす体験、救急救命講座、備蓄品の展示啓発などがあり、大勢の地域住民が防災意識を高めた。

 今年で7回目となる取り組みで、地域住民の防災意識を高める目的。市、市消防本部、消防団丹鶴分団、市社会福祉協議会、日赤奉仕団、丹鶴婦人防火クラブ、乳幼児の命を守る会、丹鶴地区連合会が協賛している。

 会場では新宮市役所防災対策課による出前講座「地震に対する心構えと準備」があった。参加者らは講演を聞き、人形を使った心肺蘇生法と自動体外式除細動器(AED)の体験、搬送法、車いす体験などに挑戦した。炊き出し練習では豚汁と五目ご飯の試食があり訪れた人たちが味わった。アルミポンチョや非常食など災害時に役立つお土産も配布された。

 浦手世志子さん(90)は「災害が起きたらどうするか、年に1度では忘れてしまうこともあるので訓練に感謝します」。

 髙山分館長は「町内や地域の人に防災の意義や命を守るための意識を深めてほしいと感じています。経験を積み対処ができるようになれば。町内会長などに来てもらい、それを各町内に持ち帰って指導してもらえればありがたい。毎年結構な人数が来てくれている。さまざまな年齢の人に来てもらいたく、いざというときに自分にできることを頭に入れて行動してほしい」と話していた。

(2018年12月5日付紙面より)

備蓄品の展示などを見学する来場者ら=2日、新宮市の丹鶴体育館
2018年12月05日
41 獣害対策への知識深める
 高田交流センターで教養講座  (新宮市 )

 新宮市の高田公民分館(竹内伸生分館長)は2日、高田交流センターで教養講座を開いた。地域住民ら30人以上が参加し、NPO法人地域再生ネットワーク鳥獣害対策部の原裕さんが「一から学ぶ獣害対策」を演題に講演した。

 原さんは一部の動物のふんや足跡をクイズ形式で紹介した後、シカ、イノシシ、サルの性格や特徴など生態を解説した。里や村に下り、庭に入り込んでくる状況が全国各地で起こっていると説明した。

 シカ、イノシシの一般的な対策として「ネットや電気柵、ワイヤーメッシュで畑を守る『防護』、木々を無くし見通しをよくする『環境整備』、増えすぎた動物を捕る『捕獲』をバランスよく行うことが基本」と述べた。サルの対策では▽習性を知る▽居心地を悪くする▽追い払う▽箱わなで捕獲―などを挙げ、長期戦であることを語った。

 原さんの地元である那智勝浦町色川では、住民有志らによる色川鳥獣害対策協議会が被害の集中する7~9月に「サル追い払い隊」を立ち上げ活動していると話し「日替わりでサルの動向調査を行い、発見時は花火で追い払って近隣住民の注意喚起とメール配信を実施している」と紹介した。

 屋外では実際に設置してある柵やわなを前にしての解説があり、参加者らは原さんに質問するなど知識を深めた。

 講演前には市農林水産課の小林徹央さんが市で実施している柵の設置などに対する補助制度についての説明もあった。

 参加した中村八十八さんは「皆さん知識はあると思いますが、細かなところが参考になりました」。金子史法さんは「多くの人が集まってくれ、感謝と同時に関心の高さを実感しました。講習を通じて今後の対策への知識を深め、生きがいや楽しみを分かち合えれば」と話していた。

(2018年12月5日付紙面より)

原裕さんの講座に耳を傾ける参加者ら=2日、新宮市の高田交流センター
屋外で解説する原さん(右)
2018年12月05日
42 運動趣旨伝え実践求める
 冬の交通安全運動街頭啓発  (串本町 )

 わかやま冬の交通安全運動街頭啓発が3日、串本町くじ野川にある橋杭海水浴場駐車場であり、啓発員36人が国道42号を利用するドライバーに運動の趣旨を伝えて理解と実践を求めるなどした。

 この運動は、全国規模で展開される春秋の交安運動に加え県警管内で独自に取り入れている。夏と冬の2期があり、今期は12月1日~10日(月)を期間として諸行事が計画されている。

 この日の啓発は、交通事故をなくする県民運動推進協議会串本地区連合会(会長・池上敏之東牟婁振興局串本建設部長)が主催。同部と串本警察署、同町役場と同町消防本部、同町交通指導員協議会と県交通安全協会串本支部、交通安全母の会、航空自衛隊第5警戒隊、国土交通省串本国道維持出張所の各職員が啓発員として参加した。

 実施に当たり池上会長は、今期の重点項目として▽飲酒運転の根絶▽子どもと高齢者の安全な通行の確保と高齢運転者の交通事故防止▽夕暮れ時と夜間の歩行中・自転車乗用中の交通事故防止▽全ての座席のシートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底―の4点を挙げ「運動趣旨を十分に伝達し交通安全に大きな成果が得られることを期待したい」とあいさつ。清野武志副町長と串本警察署の中弥泰典署長もあいさつし、中弥署長は信号機がない横断歩道における歩行者優先の徹底をしたい(理念の広報啓発と横断歩行者等妨害等違反の取り締まりを行う)考えを掲げつつ実りのある活動を期した。

 同署署員が田辺市方向へ走行する車両を同駐車場に誘導し、停車を求めた上でドライバーにチラシなどの啓発物資を手渡しながら安全運転に努めるよう促した。啓発後は県警交通機動隊の白バイや同署車両の同運動関係活動に向けた出発式も行われた。

(2018年12月5日付紙面より)

ドライバーに運動趣旨への理解と実践を求める啓発員=3日、串本町くじ野川
2018年12月05日
43 ハンデを強みと捉える
 PTA連合会で生馬選手が講演  (太地町 )

 新宮・東牟婁PTA連合会は1日、太地町公民館で講師にパラ陸上競技で活躍する生馬知季(いこま・ともき)選手(26)を招き教育講演会を開いた。2020年の東京パラリンピック出場を目指す生馬さんが、車いすスポーツから得た「ハンデを強みと捉える強い心」、夢や目標を持つことの大切さを説き、約100人が聴講した。

 生馬さんは和歌山県有田市出身。岡山県の株式会社グロップサンセリテ・ワールドアスリートクラブに所属し、日々の練習に取り組んでいる。同クラブは車いす陸上競技選手を雇用・育成し、障害者スポーツを通して、地域社会への貢献を目的としている。

 両下肢に先天性の障害があり、腕だけを使って幼少期を過ごしたという生馬さんは、障害を感じることなく楽しく過ごした小学校時代から、一転して引きこもりになってしまった中学校時代に焦点を当てた。きっかけは下校途中に掛けられた「かわいそうに。頑張るんだよ」という一言。「その人の意図が理解できなかった。それまで『かわいそうな自分』を意識したことが無かったのです。他者と自分を比較する考えが生まれ、劣等感が育ちました」と振り返った。

 その後、両親の勧めで車いすバスケに出会い「せまい考えから抜け出し、夢中になれた。練習中に『陸上競技向きの体形』と言われ、自分の体を前向きに表現してもらったことが、何よりうれしかった」。この言葉を励みに、陸上競技に転向した生馬さんは、才能が一気に開花。17年世界パラ陸上競技選手権大会ロンドンでは日本代表に選ばれ、日本人として唯一100㍍決勝進出を果たした。

(2018年12月5日付紙面より)

レース用車いすの実演を見つめる来場者ら=1日、太地町公民館
生馬知季さん
2018年12月05日
44 23クラスで熱き戦い
 第14回太地町勇魚空手道大会  
2018年12月05日
45 串本オーシャンズ初優勝
 東牟婁支部学童軟式野球新人大会  
2018年12月05日
46 患者の人権をテーマに  紀南地域ミニ人権大学講座  (紀宝町 )
2018年12月05日
47 園児が高齢者に反射材贈呈  交安運動、特別警戒の合同出発式  (紀宝署 )
2018年12月05日
48 受賞者の児童らを表彰 人権・同和啓発作品 (那智勝浦町)
2018年12月05日
49 補正予算など17議案  新宮市議会12月定例会が開会  
2018年12月05日
50 「命の道」早期整備を  国交省や県などに要望活動  (熊野尾鷲道期成同盟会 )
2018年12月05日
51 7人が特賞を受賞 農産物品評会表彰式 (那智勝浦町)
2018年12月05日
52 更生保護サポセンター開設  串本町地域保健福祉セ内に  (牟婁保護司会 )
2018年12月05日
53 町長報告経て審議に入る  串本町議会12月定例会始まる  
2018年12月05日
54 生徒と地域で舞台発表  閉校記念行事『文化祭』  (大島中 )
2018年12月05日
55 お悔やみ情報