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2018年11月30日
1 大雨時の避難考える
 熊野川中学校で防災授業  (国交省 )

 国土交通省近畿地方整備局紀南河川国道事務所は28日、新宮市熊野川町日足の市立熊野川中学校(吉田元紀校長、生徒28人)で「大雨が降ったときに身を守る行動を考えよう!」をテーマに防災授業を実施した。生徒らは大型の台風が近づいているときの行動を考え、まとめて発表した。

 昨年に続き2回目の取り組みで、今回は保護者や地域住民らが見学に訪れた。同事務所調査課の吉田達也・地域防災調整官が平成30年7月豪雨の雨量や水位の急上昇が起こる理由、それに伴い発生した洪水や土砂災害、紀伊半島大水害時の台風の進路図や雨量などを説明。生徒たちは大型で非常に強い台風が接近しているとの想定で避難する場所、誰と避難するか、避難所に持っていくもの、日常から取り組めることなどを班ごとに考えて発表した。

 吉田調整官は「事前に家族や近所で話をしておくだけでも違う。イメージを働かせて考えておいてほしい。普段からできることは、避難場所を知り、歩いてみること。いざというときには自信を持って行動することが命を守るために大事」と締めくくった。

 授業を終え「近畿地方整備局管内でも地区、生徒の防災意識が高い。授業は2回目だが台風が来たときの行動が身に付いていて、より意識の浸透が図れていると感じた」と語った。

 垣本翼君(2年)は「できる限り高い所に逃げた方がいいと思った。他の班の意見を聞き気付くこともありいいと思った」。奥田将史君(同)は「今年は大きめの台風が来たが事前に備えていたので、家族の誰もけがをしなかった。授業を受けて、災害はどこで起こるか分からないと実感しました」と感想。

 授業を見学した西敷屋自主防災会の倉谷修二会長(70)は「防災についての考えがだいぶ浸透していると感じた。今回のことを地域に持ち帰り、参考にして話し合いたい。個人個人がどうすればいいかを考えてもらおうと思います」。

 吉田校長は「防災は地域の中ですごく大事なキーワード。日頃から自分のこととして考えるきっかけになれば。地域の方々が来てくれたことで、地域全体で防災を考える機会になれば」と話していた。

(2018年11月30日付紙面より)

地域住民らが見守る中、災害発生時の行動を考える生徒ら=28日、新宮市立熊野川中学校
2018年11月30日
2 平忠度を表現した絵画と能面
 画家・田村茂さんが寄贈  (新宮市 )

 田辺市出身で大阪府阪南市在住の画家、田村茂さん(71)が28日、新宮市にゆかりのある平忠度(たいらのただのり)を表現した絵画と能面を同市に寄贈した。

 田村さんの本業は建築デザイナー。忠度の勇壮さにほれ込み、足跡をたどったところ、新宮市熊野川町音川地区が生誕の地と知り、同市への寄贈を決めた。

 絵画は、能の演目「忠度」での、旅僧が桜の木陰で寝入っていると夢の中に忠度の亡霊が現れる一幕を描いたアクリル画(縦65㌢、横53㌢)。背景には三日月と桜の花びらを散りばめ、忠度への思いを込めた。

 能面はヒノキを用い1カ月かけて制作。見る角度を変えることで、忠度の喜怒哀楽の表情が浮かび上がるという。

 「忠度や平清盛の故郷を巡った。自分の思いが伝わり嬉しく思う。忠度生誕の地に飾ってほしかった」と話す田村さん。これまで手掛けた絵画は寺院などに全て寄贈してきた。2012年に熊野本宮大社へ「六歌仙」の絵を奉納、14年には台湾に15点の能画を寄贈した。

 市役所応接室で寄贈を受けた田岡実千年市長は、毎年熊野川町で「忠度まつり」が開かれていることを伝え、「就任して9年になるが初めて能面の寄贈を頂いた。多くの市民の方々に見てもらえる場所に飾りたい」と話していた。

 平忠度(1144~84年)は音川地区出身とされている、平清盛の末弟。武将としてだけでなく歌人としても優れていたと伝わっていて、「行(ゆ)き暮れて木(こ)の下かげを宿とせば花や今宵(こよい)のあるじならまし」の辞世の句を残している。

(2018年11月30日付紙面より)

平忠度を表現した絵画と能面を寄贈した田村茂さん(右)=28日、新宮市役所
2018年11月30日
3 備前の海底に風物詩を宿す
 水中クリスマスツリー設置  (串本ダイビング事業組合 )

 串本ダイビング事業組合(小松誠司会長、会員22店舗)が28日、ダイビングポイント・備前の海底に「水中クリスマスツリー」を設置した。

 平成23年紀伊半島大水害以降の自粛機運で低迷する同事業に再び弾みをつけるため、顧客と会員が共にダイビングに対し意欲的になれるきっかけとして始めた取り組みの一つ。8回目となる今年もより多くのダイバーに串本を知ってもらい、町全体を盛り上げることを目指して準備を進めてきた。

 この日は同組合関係のダイバー8人が、あらかじめ飾り付けた高さ約3㍍のクリスマスツリーを持って袋港を出港。備前の水深約18㍍の海底に同ツリーを固定し、アピール用の写真を得るためサンタクロースの衣装を着たスタッフらで同ツリーを囲みながら記念撮影をして作業を終えた。

 設置期間は12月25日(火)までを予定。

(2018年11月30日付紙面より)

備前に設置した水中クリスマスツリーをアピールするスタッフ=28日、串本沖(串本ダイビング事業組合提供)
2018年11月30日
4 新宮警察署員が入賞の快挙
 県警察現場鑑識競技会、県警察剣道大会  

 2日に和歌山市の鑑識科学センターで開催された「第22回和歌山県警察現場鑑識競技会」で新宮警察署の生活安全刑事課鑑識係の山本和貴巡査長(26)と同課ストーカー・配偶者暴力対策・生活安全捜査係の前田眞輝巡査長(26)のチームが3位の好成績を収めた。また、6日に県立体育館であった「平成30年度和歌山県警察柔道・剣道大会」では女子剣道個人試合で同署警備課の池宮慧さん(26)が2位入賞の快挙を遂げた。

  □     □

■2度目の挑戦で入賞を果たす



 県内14署の署員が参加して開かれた鑑識競技会では、窓が割られた車内からかばんが盗まれているという事件を想定。30分の制限時間内での作業の手順や効率、基本動作など総合的に評価された。

 今年、山本・前田チームは2年ぶり2回目の挑戦。前回は制限時間内に終了させることができなかったが、見事おととしの雪辱を果たし、新宮署としても4年ぶりの入賞を果たした。前田巡査長は「普段現場でやっていることを徹底してやっていこうと作戦会議をしました。それが功を奏したのでは」。山本巡査長は「今後の自分が業務に当たっていく中でも励みになると思います」と話していた。

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■指導する立場として喜びを語る



 県内14署と県警本部の署員らが参加した県警察柔道・剣道大会は毎年1回、技術の向上などを目的に実施している。池宮さんは今年4月に新宮署に赴任。父親が指導者だったことも影響し、小学校1年生から剣道を始めた。同大会では過去にも1位や2位の好成績を収めている。

 現在、警察官の稽古の一環で剣道に取り組み、女性署員の指導にも当たる池宮さん。今まで指導してくれた人や関係者に感謝の気持ちを述べ「女性警察官が増えてきた中で、日頃から剣道を通して少しでも強い精神力を養ってくれたらと思い稽古をしています。その結果が付いてきただけだと思います」と謙遜しながらも笑顔を見せた。

(2018年11月30日付紙面より)

鑑識競技会で3位に入賞した前田眞輝巡査長(左)と山本和貴巡査長チーム
県警察剣道大会で2位入賞を果たした池宮慧さん
2018年11月30日
5 大野治夫さんが優勝
 もみじ会11月月例杯  
2018年11月30日
6 地元勢初戦突破ならず
 JA共済旗学童軟式野球大会  
2018年11月30日
7 ラグビー少年ら熱戦展開
 はまゆうカップ開催  (新宮市 )
2018年11月30日
8 男子団体形が全国へ
 県新人大会で全部員が近畿出場権獲得  (新宮高校空手道部 )
2018年11月30日
9 詐欺被害の防止を  広報大使に「わんだーらんど」を委嘱  (和歌山県警 )
2018年11月30日
10 花火大会決算見込み承認  徐福万燈祭第2回運営委員会  (新宮市 )
2018年11月30日
11 12月議会の17議案発表  市議会議員が市を提訴  (新宮市 )
2018年11月30日
12 早くもクリスマス気分に  宇久井ビジターで「リース作り」  (那智勝浦町 )
2018年11月30日
13 秋晴れの下で競技を楽しむ  2年に1度の紀宝町民運動会  
2018年11月30日
14 園児が高齢者らと触れ合う  ダンスやオペレッタ披露  (那智勝浦町 )
2018年11月30日
15 ロウでツリー作りに挑戦  主催事業「キャンドルアート」  (潮岬青少年の家 )
2018年11月30日
16 警察の視点から危険知る  串本校舎情報モラル講座  (串本古座高校 )
2018年11月30日
17 特別警戒前に士気を正す  通常点検や幹部の訓話で  (串本警察署 )
2018年11月30日
18 租税教育推進の貢献たたえる  串本町教育委員会に感謝状  (新宮税務署 )
2018年11月30日
19 堂々とした演技見せる  市野々小「市小ふれあい祭り」  (那智勝浦町 )
2018年11月30日
20 「懸泉堂」を興味深く  下里小3年生が地域学習で見学  (那智勝浦町 )
2018年11月30日
21 お悔やみ情報