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2018年04月14日
1 子の健やかな成長祈る 二千五十年大祭「湯登神事」 (本宮大社)

 田辺市本宮町の熊野本宮大社(九鬼家隆宮司)は13日、御創建二千五十年奉祝式年大祭「湯登神事」(県無形民俗文化財)を営んだ。神を宿すとされる1歳から4歳までの稚児12人を父親や祖父が肩車して練り歩き、温泉で身を清め、子どもの健やかな成長を祈った。祭りは15日(日)の渡御祭(とぎょざい)、斎庭(さいてい)神事まで各種行事を予定している。

 地元はもちろん遠くは北海道、大阪府から参加した稚児たちは、大社本殿前で拝礼を受けた後、九鬼宮司らと参道を下り国道沿いを歩いた。湯の峯温泉で温泉につかり身を清めた後、温泉粥(かゆ)などを食べ、狩衣(かりぎぬ)や烏帽子(えぼし)に正装。稚児の額に神の証しとして朱色の口紅で大の字を書き入れた。

 温泉地が一望できる湯峯王子では稚児の体を左、右、左と3回ずつ回す八撥(やさばき)神事を営み、坂が続く3・4㌔の熊野古道大日越を歩いた。

 幸聖君(2)と参加した冨田晃規さん(35)=田辺市=は「2050年の節目の年に息子が稚児に選ばれて光栄で、うれしく思います。この神事をきっかけに子どもとの絆がより深まれば」と話していた。

(2018年4月14日付紙面より)

稚児を肩車して歩く父親ら=13日、田辺市本宮町
2018年04月14日
2 感謝を一打に込めて
 熊野水軍太鼓保存会が成果を披露  (紀宝町 )

 熊野水軍太鼓保存会(廣里稔暢代表)=紀宝町=は8日、紀宝町の生涯学習センター「まなびの郷」で練習や活動の成果を発表する「熊野水軍祭」を催した。

 同保存会は1996年、三重祭り博覧会開催に合わせて設立された和太鼓集団で、今年で22年目を迎える。水軍祭は第8回を迎え、保存会が指導する熊野水軍子供太鼓も出演。激しく強いばちさばきが大勢の聴衆を魅了した。福祉施設のグリーンプラザ、アプローチも共催し、ロビーで福祉バザーを同時開催した。

 演奏は保存会が編曲した「波動」でスタートし、全8曲を披露。廣里代表は「子供太鼓を卒業して、大人の仲間入りするメンバーもあるなど節目の祭り。楽しんでもらえるよう一生懸命頑張る」とあいさつ。西田健町長は盛会を祝い、来場者には「保存会の演奏は、この地方では一、二の技術と思う。末永くかわいがってもらえれば」と呼び掛けた。

(2018年4月14日付紙面より)

力強く演奏する熊野水軍太鼓保存会=8日、紀宝町の「まなびの郷」
2018年04月14日
3 アオリイカ産卵床を設置
 袋港沖の4カ所に  (串本ダイビング事業組合 )

 串本ダイビング事業組合(小松誠司会長、会員22店舗)は12日、串本町の袋港周辺のダイビングポイント4カ所にアオリイカ向けの産卵床を設置した。

 ダイビングシーズンが活発化する時期に合わせた話題作りの一環。アオリイカの産卵シーンはダイビング客にも喜ばれるシーンの一つだが、近年の袋港沖は産卵場所となる藻場自体が少なくなったため、確実に観察できる仕組みとしてダイビングポイントへの同床設置に取り組むようになった。最近5年は資源増強にもつながるとして、日本釣り振興会も支援するようになり設置数が増えている。

 過去の産卵状況に基づき、今年は▽備前▽グラスワールド▽中黒礁(なかぐるみ)▽イスズミ礁―を設置場所とし、産卵床の材料にする広葉樹の枝を3~4㍍の長さで準備。極力藻場に近い環境を再現し、万が一海が荒れて崩れても周辺環境への影響が少ない点で、手間はかかるが毎年天然木を束ねて同床を仕立てている。

 この日はダイバー18人が設置作業に参加。3隻に分乗して上記4カ所を移動し、水深10~18㍍の海底に同床を固定した。

 設置期間は産み付けられた卵のふ化が終わるまで。その頃には同床も半ば腐食し崩れているが8~9月ごろには残った部分を回収して設置場所の保全も図る。今年は黒潮大蛇行の影響で海水温が低く、エギング愛好者の間でも釣果の厳しさが声として上がっている。海中の状況をよく知る同組合の一会員も似た印象を語り、同床が一日も早く呼び水になることを期待していた。

(2018年4月14日付紙面より)

天然木で仕立てたアオリイカ産卵床をダイビングポイントに固定=12日、串本町の袋港沖(串本ダイビング事業組合提供)
2018年04月14日
4 望楼の芝の整備作業始まる
 キャンプ場有料期間に向け  (串本町 )

 潮岬望楼の芝管理運営委員会(田仲康慧会長)は12日、串本町の同芝キャンプ場有料期間に向けた芝生の整備を始めた。本年度最初の同期間は28日(土)~5月5日(土・祝)の8日間。開始までにおおむね東半分の芝を段階的に刈り、テント設営に適した環境を整える。

 同委員会は既設の無料キャンプ場施設で収容しきれない数の利用を管理し、同時に膨大なキャンプごみに対処して本来の環境を守るために活動。環境省の特別許可を得て望楼の芝の東半分をテント設営場所とし、1人1泊600円の清掃協力金を預かって設営場所を提供している。その収益で利用の管理やキャンプごみの引き受けなどを行い、整然とした望楼の芝の環境保持に取り組んでいる。

 昨年の5月3日は過去最多795人が利用し、急きょ設営場所を広げるなど対応をした。利用者は年々増加傾向にあり3連休で管理が望ましいケースも出始めたため、本年度は▽4月28日(土)~5月5日(土・祝)▽7月28日(土)~8月18日(土)▽9月15日(土)~16日(日)▽9月22日(土)~23日(日・祝)▽10月6日(土)~7日(日)▽11月23日(金・祝)~24日(土)―を有料期間とし、今月9日付で公表している。

 期間中は既設キャンプ場を共同給水場(テント設営不可)とし、併せて現地窓口を設けてテント設置場所の提供希望を受け付ける(自己申告制)。キャンプ場駐車場内での車内泊や日帰り利用も対象とし、テント泊の利用者同様にキャンプごみの引き受けを行う仕組みになっている。その他詳細の問い合わせは同委員会事務局(電話0735・62・0557、平日午前8時30分~午後5時15分)まで。

 芝生の整備は同委員会の会員が1日4時間を上限にして実働するが、東半分とはいえ広範なため、日数を重ねて段階的に全体を仕上げる。

 初日のこの日は会員6人が既設キャンプ場内から設営場所とする芝地の芝刈りを実施。田仲会長は「1月最終土曜日に芝焼きがあり、前はある程度芝を残さないとならないし、後はすすけてしばらくは提供が難しい。そのあたりも考えつつ(本年度の)有料期間を決めた。皆さんには望楼の芝の事情をご理解いただきながら、伸び伸びとキャンプを楽しんでほしい」と話した。

(2018年4月14日付紙面より)

本年度の有料期間に向け、芝刈りに取り掛かった会員ら=12日、串本町潮岬
2018年04月14日
5 国公立大へ33人合格  平成29年度県立新宮高校進路状況  
2018年04月14日
6 通学路を覚えよう  三輪崎小新1年生らが集団下校  (新宮市 )
2018年04月14日
7 甫子浦で呼び掛け 那智勝浦町、春の交通安全夜間街頭啓発 
2018年04月14日
8 1位に西美晴さん  写連新宮支部4月例会  
2018年04月14日
9 交通事故をなくそう 紀宝町、ウミガメ公園やうどの幼稚園で啓発と指導 
2018年04月14日
10 世界平和祈願音禅法要 本宮大社、御創建二千五十年奉納行事 
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11 地元ガイドら意見交換 串本町、ガイド部会設置前提に 
2018年04月14日
12 トベラの花  三輪崎の孔島で  
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13 ふるさとの町アピール 那智勝浦町市野々出身の鳴子富男さん寄付 
2018年04月14日
14 お悔やみ情報