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2017年12月29日
1 「つなぐ」がキーワード
 市場展望スペースリニューアル  (那智勝浦町 )

 南紀くろしお商工会中部支部(山縣弘明支部長)は那智勝浦町築地の勝浦地方卸売市場2階の展望スペースを地域活性化に役立てようと、このほど展示をリニューアルした。新たな展示も増えたことから27日、記念式典を開いた。スペースの名称は公募により「マグロ資料館展望スペースTUNAGOOD(つなぐ)」に決まった。

 同町と県、地元のボランティアグループ「よみがえれ脇仲倶楽部」が共同で踊り場だった空間を、平成25年に展示スペースとして利用を始めた。今回のリニューアルは、同商工会が「平成29年度地域・ひと・まちづくり補助事業」へ要望書を提出。「自然・歴史・文化等の地域固有の資源を活用した地域資源活用事業」として補助を受けた。

 勝浦市場には、自然資源にやさしい「はえ縄漁」による生マグロが年間を通して水揚げされる。市場を埋めつくすマグロと競りの様子は観光客に人気が高い。展望スペースの窓からは、同第2売り場の様子が一望できるようになっている。

 展示スペースには、従来あったはえ縄船の模型、勝浦港の歴史などを説明する写真に加え、3月に水揚げされた過去最大446㌔のクロマグロの「実物大の横断幕」や「勝浦市場のあゆみ」、「巻き網漁にはないはえ縄漁の魅力」、「南紀熊野ジオパークとマグロのつながり」などのパネルが追加された。

 脇仲倶楽部の会長も務める山縣支部長は「今後も地域資源をつなぐ拠点づくりとして、私たち地元住民や商工会・観光協会・漁協ほかさまざまな関係団体と県・町との『つながり』のもと、継続的に利活用されることを願う」と話した。

(2017年12月29日付紙面より)

過去最大446㌔のクロマグロ実寸大の横断幕が掲げられている=27日、那智勝浦町築地
年末で活気づく勝浦市場(上写真)が展望スペースから眺められる(下写真)
2017年12月29日
2 「下里展」を1冊に
 貴重な資料、有志らまとめる  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町湯川の喫茶きよもんで昨年9月に開かれた「下里展~文化と自然の息づく町~」で紹介された資料が展示会を開いた有志らにより1冊の本にまとめられた。

 下里地区は太田川河口を港にした貿易で古くから栄えた町で、佐藤春夫ゆかりの懸泉堂や国指定文化財の下里古墳などがある。地元の有志らが町の魅力を伝えようと展示会を企画。景勝地や史跡を撮影し、資料を集めて展示した。同時に会場で「がらくた市」を開き、傷みが進んでいた懸泉堂の雨漏りの修繕費に収益の全てを寄付した。

 この時の展示が来場者に好評で、地域の文化財を残していくためにも資料として残せないかという声が上がり、本にまとめた。有志の一人で女性グループ「虹の会」で下里の魅力について講演した中村起士央さん(69)は「日々の生活の中で身近にあった地域の古き良き物が失われていくような思いがする。この本で下里の良さを再発見してほしい」と話した。製作に携わった有志の一人は「本に収録の『下里音頭』に『ほんまにえーのし、やのこいえーのし』という歌詞があるが、下里は本当にいいところです」と話した。下里展の本は同町湯川の喫茶きよもんに置いている。

(2017年12月29日付紙面より)

下里展を本にまとめた有志の皆さん=27日、那智勝浦町湯川

2017年12月29日
3 イルミの世界輝く 光の祭典「キラフェス」 (紀宝町)

 イルミネーションが闇を彩るイベント「キラフェス」が23日、紀宝町の田代公園・ふるさと資料館前であり、大勢の来場者が師走の夜に光に彩られたメルヘンの世界を楽しんだ。実行委員会(古屋敷良実行委員長)が主催した。

 点灯は午後5時。赤や黄、白などさまざまな色が闇の迫った田代公園を彩った。ステージでは、バンド、フルート、ジャズオーケストラの演奏が繰り広げられ、会場の全員がクリスマスソングを歌う企画もあって盛り上がった。小学生以下の子どもにはサンタからのプレゼントもあり、締めくくりのくじ引きやお菓子まきも人気を集め、最後までにぎわった。鵜殿青年会、協力団体のトナ会、同町商工会青年部の出店も並び、うどんや豚汁、温かい飲み物などで来場者の冷えた体を癒した。ステージトップに登場したロックバンド「774←」でベース担当の山下義光さん(51)=那智勝浦町天満=は「楽しく、気持ちよかった」と演奏を振り返った。15年ほど前にもこのステージに立ったそうで「当時の方がにぎやかだったかな」の感想も述べた。

 町内の小学生対象に募集したイルミネーションデザインコンテストの表彰式もあった。今年は135作品の応募があり、金賞には小学生低学年部門が大植心晴さん(成川小3年)の「かめサンタ」、同高学年部門では奥のぞみさん(相野谷小4年)の「ゆけっ!!しらす号」が選ばれた。大植さんは「テーマはすぐに決まった。うれしい」、昨年に続いて金賞の奥さんも「うれしい。しらす号を見てほしい」と喜んだ。特別賞には松本遥真君(相野谷小2年)、榎本柊也君(鵜殿小3年)、石垣里奈さん(鵜殿小3年)、仮屋翔馬君(相野谷小4年)、松下姫衣美さん(鵜殿小5年)、莊司大喜君(鵜殿小6年)の作品が選ばれ、古屋敷委員長から全員に表彰状と賞品が贈られた。

 イルミは来年1月5日(金)までの午後6時から10時まで点灯する。31日(日)と元旦(月・祝)はオールナイト。古屋敷実行委員長は「地元の有志が集まってもう20年。われわれも高齢化が進んだ」と述べ、運営に若いボランティアの参加を募り、西田健町長は多くの支援に感謝した。

(2017年12月29日付紙面より)

光の国を楽しむ来場者たち=23日、紀宝町のふるさと資料館前
デザインコンテスト受賞者の皆さん
ステージを楽しむ来場者
2017年12月29日
4 正月に向け鏡餅
 蓬莱の畑地製菓舗で  (新宮市 )

 新宮市蓬莱の畑地製菓舗(畑地泰明店主)は正月用の鏡餅作りを始めた。店員、アルバイトを増員して15人ほどが朝からつきたての餅を丸めて店頭に並べている。

 作業は31日(日)の午前中まで行い、130㌘~1・5㌔の8種類の鏡餅を計約2㌧分作る。鏡餅の他、ヨモギ、キビなどの棒餅やトチの実を使った餅など多様な種類を用意している。

 畑地さんは「鏡餅は固めにしないと形が崩れてしまう。きねでつくのと同じように作ることで、粘り、コシが強く、つやもいい餅ができます。今年は寒くてありがたい」と話していた。

 鏡餅は丸く平たい形をした正月用のお供え餅。元来、年神様へのお供えとした餅のことで、その形は「三種の神器」の鏡、玉、剣を表しているといわれる。地方によって異なるが一般的に1月11日が鏡開き。刃物を使わず木づちなどでたたいて割って食べる。

 正月に餅を食べる習慣は平安時代、宮中で健康と長寿を祈願して行われた行事「歯固めの儀」に由来する。

(2017年12月29日付紙面より)

手作業で餅を丸めていく=28日、新宮市蓬莱の畑地製菓舗
2017年12月29日
5 水墨画で熊野地方描く  植地宣之さん「きよもん」で個展  (那智勝浦町 )
2017年12月29日
6 1年間の感謝を込めて 新宮市、中央児童館で大そうじ 
2017年12月29日
7 迎春準備を整える 紀宝町青少年育成町民会議がミニ門松作り 
2017年12月29日
8 センターを飾るのは?  紀宝町でウミガメ総選挙  
2017年12月29日
9 ドキドキしながら読み聞かせ 太地町、小学生に向け中学生ら 
2017年12月29日
10 地元の魅力をアピール  にぎわう熊野ええもん祭り  (熊野エリア商工青年部協議会 )
2017年12月29日
11 和気あいあいと学び終える 串本町トルコ文化協会、第3回トルコ語講座が閉講 
2017年12月29日
12 火の手警戒し防火意識促す 串本町消防団年末特別警戒始まる 
2017年12月29日
13 お悔やみ情報
  
2017年12月08日
14 来年の釣果に期待
 アユ産卵場でふ化数増  (高田川 )

 熊野川漁業協同組合(屋敷善一組合長、会員約1300人)が新宮市相賀の高田川に設置していたアユ産卵場で1日、ふ化が確認された。西哲司副組合長(66)は「昨年より数は多い。どれだけ帰ってくるか楽しみです」と期待している。

 高田川へのアユの遡上(そじょう)は年々減っていたが、6年前の紀伊半島大水害で川底が激変し、追い打ちをかけた。アユは生まれた川へ帰ってくる習性があることから、組合は昨年初めて同地に産卵場を設置した。

 今年は11月5日、重機で川に幅約20㍍、長さ約250㍍の穴を掘り産卵場を設置。組合員たちが周囲に鉄の杭(くい)を打ち込み、アユを狙うカワウ対策として網で囲った。11月10日に卵を持ったメスとオスの成魚合わせて約5000匹を放流していた。

 今年は大水害以来、中止している高田川との合流点付近の熊野川本流への産卵場設置も予定していたが、濁水のため断念。西副組合長によると、川の石に泥がついているとアユが産卵しても流されてしまうという。

 同組合は新宮市、田辺市本宮町、北山村の住民らで組織。毎年、高田川、赤木川、篠尾川、大塔川、四村川など熊野川支流に稚アユを放流している。今年は合計約4・1㌧放流した。猪飼三雄理事(75)は「とにかく稚魚を狙うカワウの被害が大きい。来年はたくさん遡上して、釣り人たちに喜んでもらいたい」と話していた。

(2017年12月8日付紙面より)

ふ化したアユを確認する組合員ら=1日、新宮市相賀
2017年12月08日
15 那智勝浦の美しい風景
 観光協会がカレンダー販売  

 那智勝浦町観光協会(花井啓州会長)は2018年オリジナル観光カレンダーを作成した。表紙を含め7枚つづり。一般公募した写真で作った。表紙は那智山の夜空を撮影した写真で、那智山青岸渡寺西国三十三所草創1300年の文字を入れている。

 公募した写真でのカレンダー製作は昨年に続いて2回目。今回は全国から84点の応募があった。那智湾の日の出、熊野古道大門坂、勝浦漁港に水揚げされたマグロなどの美しい写真が採用された。観光協会では「那智勝浦を代表する魅力ある作品ばかりです。ぜひご利用を」と呼び掛けている。

 1000部を発行し、一般販売の他、会員や取引のある旅行業者に配布する予定。1部税込み500円。希望者には郵送でも受け付ける。郵送の場合の送料は2部までは300円、それ以上は着払いとなる。問い合わせ、購入は那智勝浦町築地6の1の1、町観光協会(電話0735・52・5311)まで。

(2017年12月8日付紙面より)

表紙は「那智山の夜」(右)、1・2月は那智湾の日の出の作品を使ったカレンダー=6日、那智勝浦町観光協会
2017年12月08日
16 学業成果を家族らに公開
 明神小中合同学習発表会  (古座川町 )

 古座川町立明神小学校(速水直樹校長、児童18人)と同町立明神中学校(中島良範校長、生徒14人)は2日、明神中体育館で合同学習発表会を開き、学業成果を家族らに公開した。

 3年前まで小中それぞれに学習発表の機会を計画していたが、昨今の少子化に伴う児童生徒数減少を受け一昨年から合同で計画するようになった。3年目となる今回も児童は低・中・高学年別に舞台芸術(演劇)を練習し、生徒は学年ごとに体験学習の成果を取りまとめ。加えて児童生徒それぞれに音楽発表も準備して本番を迎えた。

 明神小6年の岩本優史君がはじめのあいさつを述べ、明神小は▽1・2年生音読劇「お手紙」▽3・4年生劇「三年とうげ」▽5・6年生影絵劇「やまなし」、明神中は▽1年生「海について」▽2年生「職場体験を通して」▽3年生「修学旅行・福祉体験」―といったテーマで発表。続く入賞作品発表では、明神中2年の大西ひなたさんが英語スピーチ「My Dream」を披露した。

 終盤は児童と生徒がそれぞれ一丸で合唱や合奏を発表。生徒はさらに「TOMO JAZZ DANCE STUDIO」の指導を受けて磨きをかけた創作ダンスを披露し、明神中2年の栗林享志君がおわりのあいさつを述べた。

 会場の後方には美術や図画工作、家庭や技術などの学業作品も展示。両校を代表して中島校長は、各発表を振り返って良かったところや頑張りをたたえ「小学生、中学生ともよく頑張ったし、発表を通じて一段と大きく成長したと思う。年少は年長の姿を目標にし、年長は年少だった頃を振り返って今の自分を知る。そのような発表会をこれからも目指したい」と述べて締めくくった。

(2017年12月8日付紙面より)

14人一体の歌声を響かせた明神中生徒=2日、古座川町一雨
明神小児童18人一丸で合奏を披露
2017年12月08日
17 不審者に備え訓練
 パンダハウスで職員ら  

 新宮市三輪崎の子育てクラブ「パンダハウス」(髙由香代表)で6日、不審者対応訓練があった。刃物を持った男が侵入してきたとの想定で職員たちが刺股で取り押さえた。

 今年3月31日、大分県の認定こども園に刃物を持った男が侵入し、児童や職員が負傷した事件を受け、初めて実施。子どもたちが見学する中、新宮警察署生活安全刑事課の大井敬悟警部補ら署員3人が職員たちに刺股を有効に使うコツなどを指導した。

 平成13年に開設され今年16年目の放課後児童クラブ。職員は4人で、小学生46人が登録している。髙代表は「これまで不審者が入ってきたことはありませんが、地域では不審者の目撃情報はあるので、万が一に備えて訓練していきたい」と話していた。

(2017年12月8日付紙面より)

刺股を使う訓練をする職員たち=6日、新宮市三輪崎
2017年12月08日
18 安全な年末年始を 紀宝警察署、特別警戒と交通安全出動式 
2017年12月08日
19 子どもとの絆育む 新宮市保健センターで「赤ちゃんがきた!」 
2017年12月08日
20 地域の自然に親しむ  たづはら保5歳児が仙人風呂へ  (新宮市 )
2017年12月08日
21 拍子木鳴らし「火の用心」 新宮市、王子青年会が恒例の夜回り 
2017年12月08日
22 歌や踊りでにぎやかに 那智勝浦町、くろしお会がルピナス慰問 
2017年12月08日
23 母の悲しみを舞う 日本舞踊西川流「菊水会」舞台に友千恵さん、友弘さん 
2017年12月08日
24 1年間の成長を披露  きたやま保で発表会  (北山村 )
2017年12月08日
25 体動かし交流深める 新宮・東牟婁地方、手をつなぐ育成会が親子運動会 
2017年12月08日
26 37人が作品約50点を披露 古座川町、ろうけつ染グループ展 
2017年12月08日
27 駐車場内で街頭啓発を実施 串本警察署管内、わかやま冬の交安運動始まる 
2017年12月08日
28 町長部局を4課体制へ変更  古座川町議会12月定例会始まる  
2017年12月08日
29 幼年~中学生剣士が対戦 串本警察署管内、第41回防犯少年剣道大会 
2017年12月08日
30 400人でゴミ拾い  緑丘校区クリーン作戦