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2017年08月18日
1 雨の中、炎の軌跡
 伝統の「佐野柱松」勇壮に  (新宮市 )

 五穀豊穣(ほうじょう)などを願う伝統行事「佐野柱松」が16日夜、新宮市佐野の新宮港緑地公園であった。スギで作られた御柱(おんばしら)上部に取り付けた籠目掛けて火のついた松明(たいまつ)を投げる勇壮な儀式には、雨の中多くの注目が集まった。

 柱松は戦時中に一時中断。1948年に佐野青年会が再開したものの、資金や人手の不足から59年に再び途絶えていた。93年に現在の佐野柱松実行委員会(瀬古尊夫会長)が祭りを復活させて今回で25周年を迎える。

 一部プログラムを変更し、サニーサイド・ジャズ・オーケストラの演奏、くろしお児童館の子どもたちの創作踊りなどがステージを盛り上げた。新宮市三輪崎出身の小阪芳史さんの氷の彫刻の実演では、名古智美さんのバルーンアートと共演し、火の鳥をイメージした作品を完成させた。25周年記念花火をはじめ約600発の花火が空に大輪の花を咲かせた。

 御柱の籠への松明投げ入れに成功した那智勝浦町宇久井の浦山昌嗣さん(50)には米が贈られた。浦山さんは「何回か参加しています。めっちゃうれしいですね。楽しいですよ。このような祭りは長く続いてほしいです」と喜んでいた。子ども松明投げは三輪崎小5年の植田里希丸君が投げ入れ、「初めて参加しました。うれしいです」と笑顔を見せた。

 瀬古会長は「柱松も今年で25回目を迎えます。柱松が永遠に続いていけますよう、会員一同一生懸命頑張ってまいりますので、ご協力をお願いいたします」とあいさつし、区民や企業、雨の中訪れた人たちに感謝した。

 来賓の田岡実千年市長は地元の活性化につながっており、実行委員会に敬意と感謝を表した。前田道春佐野区長は「催しが1年でも長く続いていくように、皆さま方にお願いしながら協力していきたい。柱松実行委員会員の皆さまに、区民を代表して感謝とお礼を申し上げる」と述べた。

(2017年8月18日付紙面より)

御柱の籠目掛けて松明が投げられた=16日夜、新宮市佐野
2017年08月18日
2 宇井大和選手が市長表敬
 日本代表としての活躍誓う  (新宮市 )

 トルクメニスタンで開かれる第5回アジアインドア&マーシャルアーツゲームズ(9月17~27日)へ日本代表として出場する新宮市出身で早稲田大学2年の宇井大和選手(新宮高校卒)が15日、新宮市役所を訪れ、田岡実千年市長に大会での健闘を誓った。

 宇井選手はレスリング男子グレコローマンスタイル66㌔級で出場。市役所へは同大レスリング部監督の太田拓弥さん、新宮高校レスリング部監督の籔中(やぶ・あたる)教諭とともに訪問した。

 宇井選手は1年時に全日本大学グレコローマン選手権、2年生になった今年4月のJOCジュニアオリンピックカップで優勝したことなどが選考委員会で評価され代表入りを決めた。

 田岡市長は「4月のJOC杯での優勝おめでとうございます。9月のアジア大会、優勝目指して頑張ってほしいと思います。健闘を祈っています」と激励。

 宇井さんは「シニアの大会に日本代表として出場するので恥ずかしい試合はできないと思う。大会に向けて一生懸命練習して、いい結果を残せるようにがんばりたい」と応え、「まだ全日本で優勝できるような選手ではないので、まずは学生の大会で圧倒的に勝てるようになってから、全日本でも勝って五輪に出られるように頑張りたい」と五輪への思いも話した。

 太田監督は宇井選手について「シニアとしては初めての大会。今までよりレベルが上がり、相当厳しい戦いになる。アジアも、韓国、イラン、ソビエト系の国などレベルの高い国が多いので簡単には勝てないが、まず1試合勝って、3位決定戦ぐらいまで進み、試合数を1試合でも多くやって経験を積んでもらいたい」とアジア大会に向けて話した。

(2017年8月18日付紙面より)

田岡実千年市長(左)にアジア大会出場を報告する宇井大和選手。宇井選手の右から太田拓弥早大監督、籔中新宮高校監督=15日、新宮市役所
2017年08月18日
3 カメルーンでの活動を報告
 海外協力隊の小林千華さん  (串本町 )

 青年海外協力隊平成27年度1次隊の隊員として2年間、カメルーン共和国に派遣された同町古座の小林千華さん(27)が17日、田嶋勝正町長に報告した。

 小林さんは70日間の候補生養成を経て平成27年7月に同国へ。ニョン・ソー県初等教育事務所に配属され、2年間の支援をして29年6月末に帰国した。派遣中の目標は、情操教育を理解し自主的に実践する教員を増やすこと。主役は教員で自分はその支援者という考えで一歩下がった姿勢を貫き、1年目は6校、2年目は5校を巡回する形で支援を注いだという。

 この日はJICA国際協力推進員の足立朋美さんや和歌山青年海外協力協会の談儀善弘会長も立ち会う中、小林さんはプレゼンテーション資料を交えて2年間の活動状況を報告した。1年目は「とにかく慣れる。何でも挑戦する」を意識して現場理解に奔走し、2年目は「広めるより深める」を意識。配属先のサポートを得て意欲的な教員を対象にした情操教育リーダー養成講習会を開き研究授業、討議会といった日本の仕組みを伝えたことや、運動会運営ワークショップを通して巡回先の1校、ンガラン小学校が関心を示しカメルーン人自身の自主的実践で実現したことは嬉しい成果だとした。情操教育に役立つ教材冊子をフランス語で自主制作して託したことも、実物を交えて報告した。

 2年間の支援を通して小林さんは▽諦めない▽信じる▽楽しむ―ことの大切さを実感したと振り返り、今後は教職復帰かさらなる国際貢献のいずれかで進みたいと総括。田嶋町長は「報告を受けて充実した2年間を送ったと感じ、カメルーンの皆さんだけでなく小林さん自身も成長したように思う。その貴重な経験を生かすことを期待して、今後も頑張ってほしい」と小林さんの活動をねぎらった。

(2017年8月18日付紙面より)

2年間の活動を報告する小林千華さん(前列左)=17日、串本町役場
2017年08月18日
4 頑張れ、ボウズハゼ
 高田川で岩壁登り  

 「川のアルピニスト」と呼ばれているボウズハゼが新宮市の高田川で群れになって垂直の岩壁を登っている=写真。何度も流されながら上流を目指している。

 関東地方以西の太平洋側から琉球列島に分布するスズキ目ハゼ科の魚。体長は5~10㌢。初夏に産卵し、川で生まれた稚魚は海に下り、次の春に川に帰ってくる。餌を求めて群れで川の流れに逆らって泳いでいく習性がある。

 吸盤状の口と腹びれを巧みに使って、垂直の岩壁でも登ることができる。餌は海ではプランクトン、川ではコケなど。寿命は4~6年で、川の上流などの岸に穴を掘り冬眠する。頭が丸いことからこの名が付いた。

(2017年8月18日付紙面より)


2017年08月18日
5 全国出場報告し健闘誓う
 少林寺拳法南紀熊野スポーツ少年団  
2017年08月18日
6 それぞれの決意を胸に
 全国中学生空手道選手権大会に出場  
2017年08月18日
7 矢渕中吹奏楽部が金賞  県コンクールB編成の部で  (紀宝町 )
2017年08月18日
8 サンタクルーズ市訪問の中学生が出発 7泊の研修で交流深める (新宮市)
2017年08月18日
9 協力して会場をきれいに  柱松実行委員らが片付け  (新宮市 )
2017年08月18日
10 故人しのび手合わす  勝浦・天満地区などで盆行事  
2017年08月18日
11 滝越えに挑むボウズハゼ 古座川町小川の渓流瀑「滝の拝」で 
2017年08月18日
12 イワダレソウ  宇久井の海岸で  
2017年08月18日
13 お悔やみ情報
  
2017年08月17日
14 若者の地元就職を促進
 ふるさとUターンフェア  (新宮市 )

 「ふるさとUターンフェア企業説明会2017」が15日、新宮市福祉センターであった。来春卒業予定の大学生、短大生を中心にUターン就職を考えている人が来場し、地元企業の人事担当者らから説明を受けた。

 進学などで遠方へ出て行く人にとって地元での就職先の求人情報を得る機会が少ないことから、地元での就職先の情報を提供し、若者の地元雇用・就職を促進しようと帰省中の時期を狙って毎年盆に開いている。

 新宮市、新宮商工会議所、那智勝浦町、南紀くろしお商工会、新宮地区職業安定協会からなる「ふるさとUターンフェア実行委員会」主催。25回目の今年は26社(募集枠135)と二つの相談コーナーが参加した。昨年は28社(募集枠151)が参加。38人が訪れ、5人が内定を決めている。

 会場内に企業ごとのブースを設け、前半と後半で入れ替わった。それぞれ担当者が個別相談を受け付けた。リクルートスーツなどに身を包んだ参加者たちはパンフレットなどに目を通し、興味のある企業のスペースで話を聞いていた。

 新宮市出身の湯川貴生さん(21)は「市消防本部に入りたいと思っており、説明会があると聞いて参加しました。知らないことがあったので、詳しく説明してくれて理解できました」。井戸正樹さん(21)は「いろいろと、職場の中のことを聞けて良かったです。説明を聞き、より一層消防本部に入り、市のために働きたいと思いました」と話していた。

(2017年8月17日付紙面より)

地元の26社が相談コーナーを設けた=15日、新宮市福祉センター
各コーナーで話を聞く来場者ら=同
2017年08月17日
15 電話を受けるときは慎重に 日好荘で特殊詐欺防止講話 (那智勝浦町)

 那智勝浦町湯川の日好荘デイサービスセンターで9日、施設利用者を対象に特殊詐欺防止の講話が開かれ、約10人が参加した。

 講師は県警察特殊詐欺防止アドバイザーの大山擴さんと更谷正人さん。最初に特殊詐欺の手口が分かる啓発ビデオを見た。

 被害者の70%以上が65歳以上の女性。手口で多いのは「オレオレ詐欺」「架空請求詐欺」「還付金詐欺」の順で、新宮署でも還付金詐欺などが発生している。県内では7月末で57件、1億3400万円の被害が出ているが、実際には詐欺に遭っても届け出がされていないものもあるという。

 特殊詐欺防止アドバイザーは啓発用のビラを配布したり、水際対策として銀行窓口での声掛けの徹底などを指導している。昨年県内では14件、4500万円の被害を防ぐことができた。アドバイザーの大山さんは「特殊詐欺の手口を覚えておいてください」と呼び掛け▽怪しいと思ったらすぐ警察に電話▽一人のとき、お金のことで不安になる電話があったら誰かに相談を▽届いたはがきの裏に裁判にかけるなどの記事が書かれている場合はほとんどがうそ▽怪しい電話は携帯へもかかる―などの注意事項を挙げた。

 大山さんは「私たちは特殊詐欺被害ゼロを目指しています。皆さんも十分気を付けて今日の話をどこか頭の隅に入れておいてください」と講演を締めくくった。

(2017年8月17日付紙面より)

特殊詐欺防止の啓発ビデオを見る参加者=9日、那智勝浦町湯川
特殊詐欺防止について参加者に語り掛ける大山擴さん(左)と更谷正人さん(右)
2017年08月17日
16 区内の初精霊を迎え送る
 各地で盆踊り行事にぎわう  (串本町・古座川町 )

 盆の時期を迎え、串本町や古座川町の各地で初精霊を迎え送る盆踊り行事がにぎわいを見せた。

 古座川町の池野山区(垣秀志区長)は道の駅虫喰岩駐車場にやぐらを組み、14、15の2日間にわたって夜半の盆踊り行事を営んだ。今年の区内の初精霊は17人。やぐら周りに初精霊の灯籠を掲げ、14日は適時休憩をはさみながら約一時間、区役員らの生歌や太鼓に合わせて地踊りなど盆踊りの輪を描いた。

 会場の一角には子供向けに金魚すくいやくじ引きといった夜店コーナーもあり、景品がなくなるまで絶えず挑戦を集めた。この日の終盤では追善供養があり、翌15日の終盤は遺族らが灯籠焼きをして初精霊を送り出した。

 串本町の中湊区(生熊和道区長)は14日夜、古座小運動場で盆踊り行事を営んだ。今年の区内の初精霊は3人と例年になく少なめで、生熊区長は故人への黙とうを求めつつ開会あいさつ。初精霊の灯籠が掲げられたやぐらを囲み、日の丸扇2本をかざして舞う地踊りを最初と最後の演目として約一時間、老若男女問わず踊り続けた。

 会場の一角では青年会「英進社」が金魚・メダカ・ウナギすくいやヨーヨーつり、綿あめや焼きそば、フランクフルトなどの夜店を出し、浴衣や夏の軽装で訪れた子どもやその家族を歓迎した。行事終盤では福引抽選会も行い、一喜一憂のにぎわいを分かち合った。

(2017年8月17日付紙面より)

区役員らの生歌で地踊りを舞う区民ら=14日、古座川町池野山
扇2本をかざし故人をしのびながら地踊り=14日、串本町中湊
2017年08月17日
17 河川環境に優しく
 精霊送り「水辺の灯火」  (新宮市 )

 環境保護に配慮した精霊送り「水辺の灯火(ともしび)」(同実行委員会主催)が15日夜、新宮市の熊野大橋下流の熊野川河川敷で開催され、300体の灯籠とちょうちんが並んだ。

 盆は先祖の霊を敬い、感謝をささげる大切な行事で「精霊送り」は古くからの風習だが、供え物のトレーやラップなどの使用や有毒ガスを発生させる野焼きが環境汚染の原因になりつつある。同実行委員会では河川環境を守るため、供え物の量を少なくして持ち帰ることなどを市民に呼び掛ける目的で水辺の灯火を始めた。

 午後7時30分から市内の遍照院の谷敏朗住職、清閑院の後藤大道住職、瑞泉寺の麻谷正彦住職による読経、焼香と位牌(いはい)のたき上げが行われた。参列者らは次々に焼香し手を合わせていた。

 実行委員会の品田顕二郎さんは「皆さんの協力もあり、定着してきてうれしい。今後は高校生ら若い人たちにボランティアでの参加も呼び掛けていきたい。自然環境と伝統行事について考えてもらうきっかけになると思う」と話していた。

(2017年8月17日付紙面より)

熊野川の河川敷にともされた手作り灯籠=15日、新宮市
2017年08月17日
18 地域の若者ら力合わせ 那智勝浦町、井関・八反田合同盆踊り大会 
2017年08月17日
19 み霊乗せ船で送る 熊野本宮大社、大斎原河原で精霊萬燈祭 
2017年08月17日
20 平和のともしび絶やさぬよう 新宮市、忠魂碑前で戦没者慰霊祭 
2017年08月17日
21 「ほうき踊り」奉納 紀宝町、井田観音で納涼盆踊り 
2017年08月17日
22 世界遺産の熊野川彩る  新宮花火大会にぎわう  
2017年08月17日
23 働く人に触れ気付き得る  潮岬中2年生の職場体験  (串本町 )
2017年08月17日
24 ハマナデシコ  三輪崎の鈴島で  
2017年08月17日
25 お悔やみ情報
  
2017年08月01日
26 新宮の歴史を知ろう ぶらさんぽで名所巡り (夏休み自由研究)

 熊野新宮遺跡群の保存と活用を願う会(西村忠之会長)と新宮市観光協会(丹羽生会長)は7月30日、「歴史発見!新宮ぶらさんぽで夏休み自由研究を作っちゃおう!!」を開催した。小学3年生から高校1年生までの8人が観光ガイドらの案内で市内の名所を巡り、新宮の歴史を学んだ。

 世界遺産に追加登録された阿須賀神社に集合した参加者たちは、新宮市観光ガイドの会の西浦康代さんや新宮市教育委員会文化振興課の小林高太主任らの説明を受けながら、宮井戸遺跡、新宮城下町遺跡、熊野速玉大社、神倉神社と歩いて巡った。

 新宮城跡で西浦さんは、太平洋が見渡せることから「沖見城」とも呼ばれていたことや、石段は敵に攻められにくいように工夫されていることなどを説明。与謝野鉄幹の歌碑やケーブルカー跡も紹介した。児童らはメモを取りながら、石垣などをカメラで撮影していた。

 参加した櫻井龍之介君(11)=神倉小学校6年=は「最初の天皇が来たと伝わる場所が新宮にあることに驚きました」と話していた。

 同イベントは5日(土)にも開催される。時間は午前9時~午後2時。参加対象は小中学生で、小学3年生以下は保護者同伴。おにぎり、水筒、帽子、タオル、鉛筆、カメラかスマートフォン持参。参加費500円。申し込みは事務局(電話090・5671・6500)まで。雨天決行。

(2017年8月1日付紙面より)

新宮城跡を巡る参加者たち=7月30日、新宮市
2017年08月01日
27 タチウオではない?
 珍しい深海魚、ヒレナガユメタチ  

 新宮市徐福の辻本大二魚店に、7月29日、珍種であるヒレナガユメタチが入荷した=写真

 ヒレナガユメタチは全長約130㌢。鵜殿から勝浦辺りの沖合、水深150~200㍍の深さで捕獲されたという。ヒレナガユメタチはスズキ目タチウオ科。伊豆諸島以南やパラオ海嶺、インド洋の底層を遊泳する深海魚。タチウオに似ているが、尾びれがあり、頭にある長い背びれが特徴。大きなものは200㌢を超えるという。まれに釣獲、漁獲されることはあるが、詳しい生態は不明。同店では「私も見るのは初めて。漁師さんから詳しい話は聞けていないが、珍しいことだと思う。食べてみようと思うけど、食べたことある人が周りにいないのでどう調理していいのかも分からない」と話していた。

(2017年8月1日付紙面より)


2017年08月01日
28 ロボット作りに挑戦
 新翔高校で予選会に向け講習  

 新宮市佐野の県立新翔高校で7月29日、「きのくにロボットフェスティバル2017 全日本小中学生ロボット選手権」の予選会に向けた講習会が行われた。当地方の小学生8人、中学生4人が、それぞれ大会で使用するロボットを作った。

 ロボットフェスティバルは小学生~高校生対象のロボットコンテストと「高専ロボコン」招待チームのロボットや企業の最先端ロボットのデモンストレーションを総合的に実施することで青少年の物作りへの理解を深め、日本の物作りと科学技術の進展に資することを目的に開いている。今年は12月17日(日)御坊市立体育館での開催を予定している。

 講習会では同校職員の指導を受けながらロボット作りに取り組んだ。小学生は保護者に手伝ってもらうなどしながら熱心に作業を進め、できたものを試走させるなどして物作りへの関心を深めていた。できたロボットは規定の範囲内で改造するなどして大会で使用する。

 毎年参加している魚立祥大君(11)=新宮市佐野=は「(ロボットなどを作るのが)好きです。簡単でした。楽しいです。去年は車輪を付けましたが、今年は規定でできないのでつらいです。毎年3位、2位と上がってきているので今年は1位を取りたい」と話していた。

 予選会は11月3日(金・祝)に新翔高校で開催される。小学生は6足歩行ロボットで、コート内の長さが異なるロープをゴールへ運ぶ「ストリング・ストリング」、中学生はコート内のポールに輪を入れる「輪投げ大作戦!」で競う。

(2017年8月1日付紙面より)

指導を受けながら取り組む保護者と参加者ら=7月29日、新宮市佐野の県立新翔高校
2017年08月01日
29 橋杭海水浴場で新イベント
 第13回串本まつり始まる  (串本町 )

 串本町の夏の風物詩イベント「第13回串本まつり」が7月29日から始まった。初日の「橋杭ビーチサマーフェスタ2017」は旧海水浴まつりに代わる新イベント。メイン企画のビーチサイド運動会など盛りだくさんの内容が、海水浴客らの挑戦や注目を集めた。

 同フェスタは、本年度から本格化している橋杭海水浴場アウトドアレジャー拠点化の推進を意識した、串本町観光協会(島野利之会長)主管の新イベント。前年度まで実施していた海水浴まつりのメイン企画だった潮干狩りや宝探しに代わり取り入れたのがビーチサイド運動会で、ビーチハウスラパンが提供するマリンアクティビティーや遊泳区域のフロートなど同浴場の特色を生かした全9種目を午前と午後の2部構成で実施した。

 各種目とも参加賞付で当日受け付け。2基ある洋上滑り台をつなぐフロートを一直線につないだ全長約12㍍のコースを駆け抜ける種目・水上ランニングは主に小学生が出場し、全力の挑戦が注目を集めた。

 2部の間では当日配布した番号札300枚を使った抽選会があり、各種景品に加え約100㌔のアサリも景品として小分けして提供した。

 イベント冒頭、島野会長と田嶋勝正町長が開会のあいさつを述べ「ハラウフラ・オ・カウイオナラニ」がフラダンスを披露。メイン企画実施中は串本海中公園のウミガメタッチングやトルコのパンの移動販売「気まぐれアイシェのシミット号」、スーパーボールすくいや大道芸人ジロー今村さんによるパフォーマンスもあった。島野会長は「串本の夏のイベントはどんどん続く。串本町にまた来て楽しんでほしい」と呼び掛けてイベントを締めくくり、「今後もより多くの皆さんに楽しんでいただける内容を考え、同フェスタを続けていきたい」と総括した。

 30日は同町文化センターでサマーBANDライブがあり、8ユニットが迫力のあるステージ演奏を繰り広げてファンらの熱狂を誘った。

  □     □

 本年度の串本まつりは7月の29日と30日、8月の5日(土)と6日(日)の計4日間にわたって行われる予定で、日程詳細は本紙7月29日付特集を参照。町内外から多くの来場を集める本州最南端の花火大会は5日午後8時から串本港で実施(予備日は6日、以降未定)となっている。問い合わせは同町観光協会(電話0735・62・3171)か役場産業課(電話0735・62・0557)まで。

(2017年8月1日付紙面より)

串本まつり初日の活気を誘った橋杭ビーチサマーフェスタ2017=7月29日、串本町
2017年08月01日
30 宇久井中が近畿総体出場
 県総体サッカー競技の部で準優勝  
2017年08月01日
31 上野さんが近畿総体へ
 県総体陸上100㍍ハードルで3位入賞  
2017年08月01日
32 有木・藤井組、木村・鈴木組が近畿へ
 県中総体バドミントン  
2017年08月01日
33 神倉が3年ぶりの優勝
 イオン新宮店専門店会少年野球大会  
2017年08月01日
34 夏の楽しいひととき過ごす 新宮市、黒潮園が納涼大会 
2017年08月01日
35 経験を町政に生かす 太地町議選、初当選の森岡茂夫さん抱負 
2017年08月01日
36 積極的な取り組みを  世耕弘成大臣が国政報告  (新宮市 )
2017年08月01日
37 みんなで集い体動かす 新宮市熊野川町、神丸クラブがラジオ体操 
2017年08月01日
38 「虫の観察会」にぎわう 那智勝浦町、宇久井ビジターセンター 
2017年08月01日
39 パフォーマンスに夢中 新宮市、浮島児童館で大道芸ショー 
2017年08月01日
40 夏季有料期間始まる 串本町、望楼の芝キャンプ場 
2017年08月01日
41 小中学生27人絆を培う 串本町でユネスコ子どもキャンプ開村 
2017年08月01日
42 山下雅久さん2期連続トップ 太地町議選、10人の新議員が誕生 
2017年08月01日
43 お悔やみ情報