ニュースアーカイブ|ARCHIVES
アーカイブ検索で表示されるグレーのリンクのない記事については、熊野新聞紙面をご覧ください。
ご購読のお申し込み
過去2年分の熊野新聞は、
SHIMBUN ONLiNE
でご購読頂けます。
新聞オンライン(電子新聞)
カレンダー検索:69件の記事がありました
【検索ステータス】 
2017年06月27日
1 イメージキャラに「なっちー」
 創建草創記念事業実行委員会  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町の熊野那智大社御創建1700年、那智山青岸渡寺西国三十三所草創1300年記念行事実行委員会(花井啓州委員長)は23日、同町役場大会議室で委員会を開いた。町のイメージキャラクターの最終選考も行われ、20人による投票の結果、北海道江別市の八谷早希子さん(42)作「なっちー」が選ばれた。

 イメージキャラクターは4月14日から5月15日まで募集し、県内から92点、県外から46点、町と連携協定を結ぶ京都橘大学から11点の応募があった。好感や愛着が持て、那智勝浦町らしさを表し、かつ着ぐるみの制作と町のPRができることを基準に5月18日の第1次選考で10点まで絞った。

 「なっちー」は日本三大名滝の一つである那智の滝をイメージしたキャラクター。那智山の原始林の間から落ちる滝をモチーフに、子どもからお年寄りまで幅広い年齢に親しみを持ってもらえるようデザインしている。

 花井委員長は「町にはキャラクターがいなかったので、これを契機に地域・観光振興と対外的な宣伝活動に用いていけたら。デザイン通りの着ぐるみに仕上げたい」と話した。

 委員会ではこのほか、7月14日(金)・15日(土)に催される記念メッセージ花火の打ち合わせや10月28日(土)・29日(日)に運行される「恋活縁結び列車」、11月5日(日)予定の世界遺産シンポジウム事業などの記念行事について話し合った。

(2017年6月27日付紙面より)

選考結果を発表する花井啓州委員長=23日、那智勝浦町役場
町のイメージキャラクター「なっちー」
2017年06月27日
2 最新の研究成果も紹介
 和大が災害テーマに開放授業  (新宮市 )

 和歌山大学南紀熊野サテライトは24日、新宮市大橋通の新宮信用金庫本店5階会議室を会場に第2回学部開放授業「熊野地域の地形地質からの災害史、今後の防災減災を考える」を開催した。同大学災害科学教育研究センターの副センター長でシステム工学部の江種伸之教授と同センターの客員教授、後誠介さんが登壇し、紀伊半島大水害の研究成果などを基に授業を展開し、高校生17人を含む49人が熱心に耳を傾けていた。

 南紀熊野サテライトは田辺市新庄町のBig・Uに平成17年に開講し、大学院、学部の開放科目などを開いている。本年度から東牟婁地域の自治体や住民の声を受けて新宮市で初めて開講した。新宮信用金庫が地域貢献事業の一環として無償で会場を提供している。

 最初に登壇した後さんは3部に分けて授業を進めた。紀伊半島大水害が発生した2011年9月4日未明に急変した那智川流域の様子を、時間を追って説明し、流木・土石による河川の閉塞(へいそく)が水位の急上昇を招いた状況を解説。2部では過去に紀伊半島で起きた大水害の発生場所とどれくらいの間隔で起きたのかなどを示した。2011年の台風12号は、1889年の十津川大水害の台風とコース、スピードとも似ていたことに研究者も気づかなかったと話し、災害の伝承が重要と訴えた。3部では地質体で違う崩壊の仕方を解説。調査の中で「付加体」の大規模崩壊は北向き斜面、「火成岩体」は南向き斜面で多発しているという興味深い調査結果なども示した。

 江種教授は紀伊半島大水害の研究成果をどう生かすかが重要と語り、日頃の気象情報では土中にどれくらい水がたまっているかを数値で示した「土壌雨量指数」への着目などを呼び掛けた。県のホームページの「土砂災害警戒避難判定図」も紹介した。

 紀伊半島大水害の最新研究成果として、降雨量と土砂災害の関係、崩壊地の分布などを、データを基に示した。火成岩体エリアの崩壊地では東部と西部に分けると西部は8倍も多くなっている分析結果なども解説した。土壌を表面付近から地下へ三つのタンクに分けてどれだけの水分量が含まれているかを見る「タンクモデル」という手法なども紹介した。

 南紀熊野サテライトでは後期の募集要項をホームページに掲載している。問い合わせは同サテライト(電話0739・23・3977)まで。

(2017年6月27日付紙面より)

高校生を含む49人が熱心に受講した=24日、新宮市大橋通の新宮信用金庫本店
後誠介客員教授
江種伸之教授
2017年06月27日
3 雨天下で芝の苗植え付け
 JFA支援で校庭芝生化  (潮岬中 )

 串本町立潮岬中学校(藤本弘子校長)で25日、校庭の芝生化に向けた苗の植え付け作業があった。日本サッカー協会(JFA、田嶋幸三会長)のグリーンプロジェクト「ポット苗方式・芝生化モデル事業」の支援を受けた取り組みで、生徒や教職員ら約170人が雨天下の作業に励んだ。

 同校の芝生化は昨夏、砂ぼこり対策を検討する中で話題に挙がり、同プロジェクトが活用できるかもしれないと考えて応募。今年3月に当選の連絡が入り、今月19日から苗を植える穴を掘るなど下準備を重ねてきた。

 この日は生徒や教職員のほか、育友会と潮岬小や潮岬幼の教職員、潮岬地区の各老人クラブ会員を含む住民有志、同町教育委員会職員らが参加し、JFA関係で岡島正明専務理事と根本敦志地域担当部部長代理、県サッカー協会の中村源和会長と田中克紀専務理事、苗の生産者グリーンスポーツ鳥取の中野淳一さんが来賓として列席。藤本校長が取り組みの趣旨を伝えて各者の協力に感謝し、根本さんが苗の特性や作業の手順を紹介して作業開始となった。

 同プロジェクトが採用するポット苗方式は、50㌢位間隔で苗を植えて芝生化を図る手法。今回は約4600平方㍍あるグラウンドを覆うため1万9320株の苗が同校に無償提供された。荒天を見越して事前に約3分の1は植え付け済み。この日は残り3分の2を手分けして植え、作業を完了させた。

 同校サッカー部主将の山本龍輝君(3年)は「まさかJFAから苗がもらえるとは思っていなかったのでうれしい。使える頃には引退しているけれど、ちょくちょく体を動かすのに利用したい。後輩には芝生のグラウンドでいっそう練習に頑張ってほしい」と話し、その瞬間が訪れるのを大いに期待した。

 提供されたのは、東京五輪に向け建設中の新国立競技場や現国立競技場も採用しているティフトン芝の苗。日常の芝刈りが欠かせないなど手間はかかるが相応に生育が旺盛で、わずか2カ月ほどで一面を芝生化できるという。藤本校長は「苗を提供いただいた日本サッカー協会や事前の準備に協力してくれた皆さん、そしてこのような天候の中でもご協力いただいた皆さんに改めて感謝申し上げたい。管理に要する肥料や機材を購入していただけることになり、まずは芝生化が無事完了できるよう苗の養生に精いっぱい努力したい」と語った。

 JFAは2008年度から500万平方㍍の芝生化を掲げる同事業を展開していて、2016年度までに全国369カ所で139万2300平方㍍相当分の提供実績を挙げている。県内の学校で苗が提供された前例はなく、本州最南端の潮岬中が同プロジェクトによる芝生化第一号になった。

(2017年6月27日付紙面より)

雨天下で植え込み作業を進める生徒ら=25日、串本町立潮岬中学校
2017年06月27日
4 音楽に合わせ触れ合う
 親子参加型講座に16組  (新宮市 )

 児童虐待防止を目的として組織している子育てあんしんネットしんぐうは23日、新宮市佐野のくろしお児童館で「親子で楽しもう『音楽療法♪』」を開いた。社会福祉法人美熊野福祉会の音楽療法士、橋上慶一さんらが講師を務め、親子16組が音楽に合わせて触れ合った。

 ピアノの演奏に合わせてあいさつをしたり子どもたちの名前を呼んだりすると、子どもたちも返事。音楽とともに会場内を歩き回った他、軽い素材でできた円形の布の遊具「パラバルーン」を取り入れるなど、さまざまな遊びに子どもたちは興味津々の様子だった。

 2歳の萌香(ほのか)ちゃんと参加した同市蜂伏の田村知穂さんは「楽しいです。なかなか人と触れ合ったりする機会はなく、成長を確認できる場になります。あまり人見知りをしないので、子どもも楽しんでいるよう。このような機会がたくさんあれば、積極的に参加したい」。

 子育てあんしんネットしんぐうの川嶋ひとみさんは「今回の音楽療法は初の試み。親子で楽しく交流を持ってもらえれば」と話していた。

(2017年6月27日付紙面より)

ピアノに合わせて体を動かした=23日、新宮市のくろしお児童館
2017年06月27日
5 神倉少年野球クラブが優勝
 東牟婁支部学童部C級大会  
2017年06月27日
6 初日から地元勢が登場
 全国高校野球和歌山大会  
2017年06月27日
7 片側交互通行が可能に  新宮市相賀の国道168号  
2017年06月27日
8 新会長に須川晴夫さん  勝浦ライオンズクラブ新役員  
2017年06月27日
9 生徒と育友会が懇談会 城南中学校、より良い学校へ意見交換 
2017年06月27日
10 市民に広く認知を 新宮市介護保険事業者連絡協が設立総会 
2017年06月27日
11 昨年超える3勝を目標に  新翔高校で硬式野球部壮行会  
2017年06月27日
12 地元の先輩に学ぶ  宇久井中学校で職業講話開く  (那智勝浦町 )
2017年06月27日
13 高木顕明師の娘の生涯 遠松忌、池田士郎教授の法話と演劇 
2017年06月27日
14 新たに委員6人を選出 串本町議会、議会広報特別委を設置 
2017年06月27日
15 新委員5人に委嘱状を伝達 串本警察署協議会、第1回会合開き意見交換も 
2017年06月27日
16 区内最長寿の誕生日祝う 串本町、若竹会3役が花束携えて 
2017年06月27日
17 好条件到来し釣り人集う 古座川町、滝の拝で「トントン釣り」 
2017年06月27日
18 ハマアザミ咲く  三輪崎の孔島で  
2017年06月20日
19 横綱・日馬富士関ら参拝 手形奉納し来場所の活躍誓う (本宮大社)

 横綱・日馬富士関ら伊勢ヶ濱部屋の力士が18日、来年創建2050年を迎える田辺市本宮町の熊野本宮大社に手形を奉納し、来場所からの活躍を誓った。横綱は「美しい自然の中にある神社を気持ち良く参拝させていただきました。名古屋場所に向けてパワーをもらいました」と話した。

 同社の崇敬者の紹介で、伊勢ヶ濱部屋の親方(元横綱・旭富士)、日馬富士関、大関・照ノ富士関、安美錦関が正式参拝した。3力士のほか、宝富士関、誉富士関、照強関と同部屋の10両以上の力士の手形を押した板(縦30㌢、横180㌢)を奉納した。

 部屋に対し、お札、勝守(かちまもり)、挑花などを贈呈した九鬼家隆宮司は「熊野は悩み、立ち止まった時に自分を見つめ直す場所といわれています。これからの部屋の発展、相撲業界の発展を祈ります」とあいさつ。親方は「みんなで夏場所に向けて一日一日いい相撲をとっていければ」と話した。

 同社には大勢の見物人が訪れ、力士らは気さくに記念撮影に応じていた。一行は参拝の後、白浜町の特別養護老人ホームを慰問した。

 一行と歓談した九鬼宮司によると、横綱は熊野について詳しく、「熊野古道を歩いてみたい」と話していたという。「いつも身に着けていたい」と個人的にも「勝守」を入手した。

 九鬼宮司は「現役の横綱に参拝していただき、来年のご創建2050年を迎えるにあたり力を頂いた。来場所はぜひ優勝していただきたい」と話した。

(2017年6月20日付紙面より)

奉納した手形を持って記念撮影=18日、田辺市本宮町
2017年06月20日
20 「花の咲く町になれば」
 休耕田にヒマワリの種まく  (熊野川フラワーツーリズム協 )

 熊野川地域フラワーツーリズム推進協議会(下阪殖保会長)は18日、新宮市熊野川町西敷屋の休耕田にヒマワリの種をまいた。町内4地区、約4㌶の土地に約25万~40万本分をまく予定。9月10日(日)には「ひまわりまつり」を予定しており、下阪会長は「花の咲く町になってくれれば」と話していた。

 同協議会は2011年9月の紀伊半島大水害で被災した町を花の名所にして元気づけようと、休耕田や耕作放棄地に種をまいている。この日は会員と地域住民らが参加。縄に付いた目印を頼りに手作業でまいたり、種まき機を使ったりしながら協力して取り組んだ。

 西敷屋在住で協議会会員の辛嶋彰さん(76)は「この地区は特に高齢化が進み、休耕田が増えています。維持していくには活性化につながる花作りなどをしなければ集まる機会も少ない。できる限り、続けていきたいです」。

 土地の所有者の向井地數廣さん(85)は「昨年はきれいでみんなが褒めてくれた。盆の時期に見られるようにと今年はまく時期をずらしました。きれいに咲いてくれれば」。種をまいた70代の地元の女性は「花が咲くときれいだった。植えるだけでなく初めから手伝うことができればいいんですけれど…。男性たちが大変だと思います」とほほ笑んだ。

 熊野川行政局の山本茂博・住民生活課長(56)は「大変でしたが地元の人も一生懸命で、事務局としても地元のことには協力したいです。花が咲くのが楽しみ。今後とも地域の人たちと一緒に頑張って熊野川町を元気にしたい」。

 下阪会長は「時々種があれば欲しいという人もいる。また、種を使ってと送ってくれる人もいます。県外からも問い合わせがあるよう。今年もひまわりまつりを大々的にやりたいです」と語った。

 7月9日(日)午前9時ごろからは平野地区での種まきボランティアを募集しており、協力を呼び掛けている。

(2017年6月20日付紙面より)

手作業で種をまいていく地域住民ら=18日、新宮市熊野川町敷屋
2017年06月20日
21 串本の海らしささらに高まる 紀伊有田駅で駅舎アート制作 (紀の国トレイナート)

 串本町有田にあるJR紀伊有田駅で5日から14日まで、「紀の国トレイナート2017」関係の作品制作があった。昨年に続き和歌山市在住のアーティスト・画家まつおさん(30)が作品を描き込み、一段とにぎやかさが増した。

 この制作は同トレイナートの一企画『駅舎アート』の一環。画家まつおさんは昨年初参加したアーティストで、『え、こんなところにこんな駅?』と題して同駅における作品制作を担当している。

 イベントは毎年秋に開かれているが、画家まつおさんはその時期が多忙なため今回は一足早く作品制作に取り組んだ。駅舎線路側の壁面をキャンバスにし、高さ約1・9㍍、幅約3・6㍍の新作を水性ペンキで描き込み。14日に完成させ「串本の海の中」と名付けた。

 画家まつおさんは3月から始まった串本海中公園水族館と紀の国トレイナート実行委員会による企画展「海をかりる展」(同館内で実施中)の序盤の展示を担当。その時に串本の海を自身の目でじかに確かめ、後に野村恵一館長からシュノーケリング観察によるサンゴの紹介も受けた。新作はその成果を投影し感謝する思いで描いたという。

 持ち味とする規則正しい曲線や円の表現とサンゴの描写で串本の海を形作り、アオリイカやトビウオ、ナマコやウミガメ、セミエビや各種熱帯魚など実際にいる生き物を描き加えた。

 新作とは別に、昨年作にもサンゴを重ね描いて串本の海らしさを強めた。制作中は自身の知り合いと下校中の串本西小児童が訪ねてくれたそうで、子どもが自分の絵を見て魚の名前を言い当ててくれるのがうれしかったという。制作後も作品を楽しんでもらえるよう、子どもに好評のオリジナルキャラクター『まるぞう』を随所に描き足し、「串本の海と子どもをもっと身近にする作品になった」と仕上がりを振り返る。

 今年の制作はひと段落したが、「トレイナートが続く限りこの作品を発展させたい」と画家まつおさん。「この作品はきれいだけで終わらせたくない。紀伊有田駅へ来たらこの辺りのことが一通り知れる。そんなエンターテイメント性を出していきたい」と語った。

 14日現在、同トレイナート2017の日程や詳細な内容は未発表。紀伊有田駅については一足早く今年の作品が完成し、画家まつおさんは「自分はいないけれど、多くの皆さんに鑑賞してもらい楽しんでもらえれば」と期待した。

(2017年6月20日付紙面より)

今年の新作「串本の海の中」の仕上げに取り掛かる画家まつおさん=14日、JR紀伊有田駅
2017年06月20日
22 水の感触に親しむ
 三輪崎小学校でプール開き  (新宮市 )

 新宮市立三輪崎小学校(芝﨑勝善校長)で19日、プール開きがあった。6年生62人が1年ぶりの水の感触を楽しんだ。

 プール掃除は9日に実施した。19日の同市の気温は午前9時の時点で27・5度、10時には29・6度を記録しており、太陽が輝く絶好のプール日和となった。

 水着に着替えた児童らは準備体操でしっかりと体をほぐした。足を水につけ、頭から徐々にならしていき、水につかると「冷たい」「きゃー」と歓声が上がった。水の中で歩いたり、泳力を確認したり、児童らはうれしそうに取り組んでいた。

 大野咲空君(11)は「水が冷たかった。時間が少なかったのと、プールが浅い」。川上颯心君(11)は「楽しかった。冷たさもちょうど良かったし、面白かった」と笑顔を見せていた。

(2017年6月20日付紙面より)

合図で一斉に泳ぎ出す児童ら=19日、新宮市立三輪崎小学校
2017年06月20日
23 JAPAN-M(混成)、クローバーA(女子)が優勝
 第23回JA杯ソフトバレー大会  
2017年06月20日
24 竹中さん、雜賀さんが優勝 新宮グラウンドゴルフ同好会6月「あじさい大会」 
2017年06月20日
25 濵中凛さんが3冠
 第36回紀南陸上競技選手権大会  
2017年06月20日
26 3議員が町政ただす 太地町議会、6月定例会一般質問 
2017年06月20日
27 何をどう備えるか 新宮市、次の大地震に備え「減災カフェ」 
2017年06月20日
28 会長に鈴木章夫さん  新宮ロータリークラブの新役員  
2017年06月20日
29 弘法大師の誕生祝う 那智勝浦町、妙法山阿弥陀寺で青葉祭 
2017年06月20日
30 どんな本が読みたいの? 新宮市、学校司書の小学校巡回訪問 
2017年06月20日
31 ごみ拾い故郷をきれいに  熊野川中学校でクリーン活動  (新宮市 )
2017年06月20日
32 重心施設に活発な意見 那智勝浦町障害児者父母の会が総会 
2017年06月20日
33 光洋が5年ぶりに優勝つかむ  第68回紀南中学校バレー大会  (古座川町 )
2017年06月20日
34 ハマカンゾウ  佐野の国道沿い  
2017年06月13日
35 清流の恵み次世代へ 熊野川100年会議発足 

 熊野川本来の清流の恵みと活力を次世代に残すことを目的とする「美しき熊野川100年会議」の設立総会が11日、新宮市熊野川町の熊野川総合開発センターであった。基本理念や本年度活動計画などを決め、会長には麻野吉男さんを選んだ。

 総会には田辺市、新宮市、紀宝町、太地町などから約20人が出席。基本理念を「世代と地域を越えて英知を集め、長期的な視点に立ってさまざまな課題解決に取り組んでいく息の長い活動を目指す」などとした。本年度の活動計画は▽葦船製作と乗船体験・熊野川下り▽大日山植樹▽川の清掃&芋煮会▽川の生き物観察会▽熊野川経済研究会。

 麻野会長は、熊野川上流にダム建設の話が出た昭和20年代、当時の知事は建設に大反対していたが、国の大きな流れに屈し、現在に至っていると説明。会長就任にあたっては「最後の奉公ができればと思っています」と述べ、さまざまな人や団体との同じところを探していく本当の文化運動をやりましょう、と協力を呼び掛けた。

 城和生・副会長は「熊野川が清流であることが熊野の神々のご意志ではないかと思っている」。安原克彦・事務局長・会計は「100年続く会議の基礎をつくるためには井の中のカワズにならないようにしなければならない」。高栖浩史・会計監査は「本当にダムがなくなれば、清流に戻るのかなど、勉強するきっかけになれば」とあいさつした。

(2017年6月13日付紙面より)

設立総会であいさつする役員たち=11日、新宮市熊野川町の熊野川総合開発センター
2017年06月13日
36 おいしい食事で健康維持
 男の人の料理教室  (太地町 )

 太地町住民福祉課と町地域包括支援センターは9日、町公民館で男の人の料理教室を開いた。8人が参加し、「海の幸」をテーマに4品を作った。

 5年ほど前から始められた恒例行事で、簡単料理で健康的な食生活ができる「技」を磨いてもらい、今後の食生活に役立ててもらおうと年4回催している。男性は地域イベントへの参加が少ないことから、男性限定にすることで気軽に参加してもらい、地域交流を深めてもらう狙いもある。

 メニューは作りやすさを重視しており、今回はアジのロール焼き、アカイカの煮つけ、豚バラ肉の野菜巻き、みそ汁を作った。アジはDHAが豊富に含まれ、ブタはビタミンを豊富に含む。海鮮食材は漁協スーパーで仕入れた。

 講師は栄養士の中山恵さんをはじめ同センターと住民福祉課の職員3人が務めた。参加者は、認知症予防の講座を受けた後3班に分かれ、協力して調理を進めた。試食は参加者全員で卓を囲み、出来たて料理に舌鼓を打った。

 2回目の参加だという寺西敏次さん(61)は「普段は奥さんに作ってもらっています。出来上がった料理もおいしかったので、また家でも作れたら」と話した。

(2017年6月13日付紙面より)

役割分担して調理を進める参加者=9日、太地町公民館
2017年06月13日
37 カヌー事業の充実を意識 共同体設立の協議も承認 (古座観光協会)

 古座観光協会(室宣行会長、会員75人)の定期総会が9日、串本町中湊にある神保館で開かれた。役員改選があり、理事の互選で室会長を選出した。その他事項で役場産業課から町域の観光振興を包括する共同体立ち上げの提案があり、協議を進めることを承認した。

 開会にあたり室会長は、カヌーレンタル事業が外国人のツアーメニューとして注目されるチャンスを迎えていて、自然を生かし流域の企画とも連携したイベントやカヌーによる語り部ツアーなどいっそうの振興策を模索していることを報告しつつあいさつ。来賓の田嶋勝正町長は、すさみ串本道路の工事が本年度末から着工の見込みにあることを報告し、「今から何を売り出すかを固めるべきだ」として同協会と共に方策を考えたいとし、総会実施を祝った。

 議事では前年度と本年度の事業関係諸議案を審議し承認。本年度事業計画関係では外国人観光客対応の強化策について質問があり、計画外の取り組み事項として意識し、例年並みの内容(新規に通年でクルーズ船誘致活動と古座道の駅推進活動を始める)で取り組むこととした。カヌーレンタル事業の28年度実績は3211人。対27年度比で1・5%の微増だった。

 共同体の立ち上げは同席した濵地弘貴産業課長の提案で、CM撮影や旅番組ロケ(番組名「遠くへいきたい」7月2日(日)午前7時放送)など昨今撮影が多い背景には、3カ年計画で能動する同課課員の積極的な売り込みがあるとし、動けば反応が得られる事例として例示。高速の延伸や世界遺産追加登録など串本には今いい風が吹いている時にバラバラで頑張るのは惜しいとし、今後の同協会や串本町観光協会のステップアップとして新たな枠組みの協議を申し出た。串本町観光協会は総会時に間に合わず以降の役員会で提案したそうで、協議の準備が進んでいるという。

(2017年6月13日付紙面より)

開会にあたりあいさつする室宣行会長=9日、串本町中湊
2017年06月13日
38 休耕田活用し苗植える
 熊野川町で「さつまいも体験農園」  (みつの地域活性化協議会 )

 新宮市熊野川町の営農団体、農産加工組合などから成る「みつの地域活性化協議会」(下阪殖保会長)は10日、同町神丸の休耕田で「さつまいも体験農園」を開催した。10組が参加し、サツマイモの苗の植え付けとおやつの試食をした。

 同会は地域資源を生かした魅力ある地域づくり活動に取り組んでいる。「体験農園」は休耕田を活用し、自然豊かな熊野川の魅力を感じながらサツマイモ栽培や加工を体験してもらおうと開いた。全4回で、苗の植え付けやシェフに習うサツマイモ料理、収穫祭、加工を予定している。

 参加者らは東牟婁振興局の村畑恵一さんから栽培の説明などを聞き、畑の表面をシートで覆い雑草を生えにくくする「マルチング」を協力して実施。その後、指導を受けながら1組当たり長さ6㍍の2畝に約40本の苗を植え付けていった。畑にはこの他、協議会メンバーらが植えた苗約1500本もある。

 作業後は「熊野川ふるさとキッチン」のメンバーらがサツマイモを使って作ったまんじゅうと蒸しパンの2種類のおやつを味わった。

 夫の卓也さん(40)、息子の蒼真君(3)と参加した今井結花さん(33)は「畑仕事をする機会もなく、体験してみたいと思いました。ちょっと暑かったですが、楽しかったです。たくさんなってくれれば」。

 下阪会長は「楽しみながらやってください」とあいさつ。「おいしさを一緒に味わえればと思います」と話していた。

(2017年6月13日付紙面より)

丁寧にサツマイモを植えていく親子=10日、新宮市熊野川町神丸
2017年06月13日
39 向井雅男さん(Aクラス)、峪芳郎さん(Bクラス)が優勝
 那智勝浦ゴルフ倶楽部5月度月例杯  
2017年06月13日
40 紀南高校、東海へ3年ぶり出場
 卓球部女子が県予選会学校対抗で3位入賞  
2017年06月13日
41 新宮高校女子団体で2位、男子複、女子単も3位に
 県高校総体バドミントン  
2017年06月13日
42 新宮剣友会・土岐真生さんが優勝 尾鷲市招魂祭剣道大会 
2017年06月13日
43 新宮高校・久司侑佳さん近畿大会へ
 県高校陸上競技対校選手権大会  
2017年06月13日
44 新会長に宮本昌幸さん  新宮ライオンズクラブ新役員  
2017年06月13日
45 少しでもまちを明るく 新宮商工会議所女性会が花の植え替え 
2017年06月13日
46 監視進み息苦しい社会に くまの平和ネットワーク、共謀罪の問題点を解説 
2017年06月13日
47 職務精励職員に感謝状  新宮地区警察官友の会が総会  
2017年06月13日
48 子どもの成長を喜ぶ  白梅保で保育参観  
2017年06月13日
49 食べながら学ぼう  新木保で給食試食会  
2017年06月13日
50 触れ合って仲良くなろう  王子幼とマリア保が交流会  
2017年06月13日
51 市販のものよりおいしい 新宮市中央児童館「お味噌をつくろう」 
2017年06月13日
52 潮岬で幼小中合同津波避難訓練  小中は避難所運営訓練も実施  (串本町 )
2017年06月13日
53 お悔やみ情報
  
2017年06月06日
54 キナンがチーム総合連覇
 個人総合ではマルコスが3位  (ツール・ド・熊野 )

 熊野地方を舞台に1日から4日間にわたり国内外のトップライダーが集い、熱戦が繰り広げられた「第19回ツール・ド・熊野」が4日に終了し、ホストチームとして参戦した「キナンサイクリングチーム」がチーム総合で連覇を果たした。

 キナンは2位のタブリーズシャハルダリチーム(イラン)に3分29秒差をつけて優勝。個人総合ではチームのマルコス・ガルシアが3位、山本元喜が7位、トマ・ルバが8位、山岳総合でトマ・ルバが2位に入った。

 ツール・ド・熊野参戦3年目のキナンは、初日のプロローグを総合15位で終え、第1ステージで順位を4位まで上げた。続く第2ステージでは、トマ・ルバのチーム初となるステージ優勝やマルコスの3位入賞、山本元喜も9位と活躍し、チーム総合首位に浮上した。第3ステージでは、レース前は42秒差だったタイム差を3分29秒にまで広げ、連覇を飾った。

 表彰式でキャプテンのジャイ・クロフォードは「角口会長の言うとおりに走ったら優勝することができました」とユーモアを交えて語り、会場を笑いの渦で包み、「皆さんのおかげで勝つことができました。本当にありがとうございました」と喜んだ。

 石田哲也監督は「(個人)総合優勝を狙って戦ったのですが、ホセ選手(マトリックスパワータグ)も強くて、そこには及ばなかったが、チーム総合優勝と昨日の第2ステージのステージ優勝ができたので結果としては良かったと思います。来年は(個人)総合優勝を狙って、トライしていきたい」と話した。

(2017年6月6日付紙面より)

チーム総合で連覇を飾りステージ上で歓声に応えるキナンサイクリングチーム=4日、太地町
2017年06月06日
55 記念ご朱印の那智山へ
 画家の諏訪敦さんが参拝  

 那智勝浦ロータリークラブ(那智勝浦RC・後誠介会長)が那智山青岸渡寺(高木亮享住職)に奉納したご朱印用紙の精密鉛筆画を描いた、画家の諏訪敦さん(49)が3日、後会長らと那智山を訪れ、同寺と熊野那智大社(男成洋三宮司)を参拝した。

 那智勝浦RCは、創建1700年を迎えた那智大社と西国三十三所草創1300年の記念事業を開催中の青岸渡寺へ今年4月に細密鉛筆画を配した記念ご朱印用紙を奉納した。那智大社には鉛筆細密画家の篠田教夫さんが那智の滝を描いた「那智御瀧」、青岸渡寺には画家の諏訪敦さんが青岸渡寺本堂を描いた「本堂」が贈られた。篠田さんは3月18日に那智山を訪問している。

 この日、青岸渡寺を訪れた諏訪さんを高木亮英副住職らが出迎えた。高木副住職は諏訪さんに感謝の言葉を述べ、寺の由来や修験道について話した。

 諏訪さんは北海道の室蘭生まれ。国宝『那智瀧図』を見たことがきっかけで、2003年に那智の滝を描いたという。同じ年、初めて熊野を訪れた。「一般の暮らしとは時間のスケールが違う中、那智の滝が変わらずにある。さまざまな階層が、この一カ所で感じられるのは素晴らしい」と話し、古い建造物などが残る歴史的なこの地域への創作意欲を語っていた。

 記念ご朱印は、那智大社と青岸渡寺いずれも2000円。那智大社では1700枚にナンバーを入れて頒布している。

(2017年6月6日付紙面より)

左から高木亮享住職、諏訪敦さん、高木亮英副住職、後誠介会長=3日、那智山青岸渡寺
2017年06月06日
56 販売前提で和大生と連携
 料理2種類商品化に向け  (串本マグロ料理推進協 )

 串本マグロ料理推進協議会(大橋究未会長)は本年度、和歌山大学観光学部の学生8人と連携して串本産養殖クロマグロの料理「マグトルジャー(=ジャーサラダ風ちらしずし)」「マグカラくん(唐揚げ)」の商品化を進める。販売を前提にしてその筋道を形作るのが目標で、連携するにあたり3、4の2日間、学生を招いて現地視察や試食の機会を提供し、互いの理解と親交を深めた。

 上記の料理は前年度、同協議会と県立串本古座高校家庭部と連携して開発し発表。同校文化祭や南紀熊野ジオパークフェスタの各会場で販売し、アピールに努めた。養殖クロマグロを手軽に味わえる料理だが食材コストが高すぎる点が課題になり、現状で目標とする常時販売には至っていない。そのため商品化をさらに推進する方策として、同大学の地域インターンシップ(LIP)の活用を考えた。

 LIPは学生が課題を調査し地域と一緒に解決方法を考える実践演習。自治体の協力を得て複数の実習テーマが設定されていて、同協議会は事務局の同町産業課を通して上記趣旨の実習テーマを新設し、1、2回生8人が選択し演習として動き始めた状況にある。

 現地視察では町域の主な観光地や主力産品など地域資源の特色やクロマグロ養殖の現場などを紹介。商品化を目指す料理2種類は学生みずから調理して味わいを確かめた。2日目午後は同協議会事務局(=同町産業課)と学生が懇談会に臨み、料理の印象発表や改善点の提案、今回の連携でできそうな宣伝手法などで意見を出し合った。

 学生からはコスト削減やボリューム感向上を求める意見が挙がり、ジャーサラダ風は失うが層を見せたいというこだわりを押しずしで表現し、バーガー用の紙容器に両方を詰めてセット販売すれば選ばれるのでは、というアイデアも提案された。宣伝手法面ではクーポン付き雑誌を活用すると注目されやすいなどの意見があった。

 今回の研修について8人のリーダー、中西凱さん(2回生)は「LIPに参加して初めて串本がマグロで栄えていることを知り、養殖が技術的に高い位置にあることも分かった。マグロは天然資源が枯渇し養殖が注目されている。いわば飛躍のチャンスであり、その機会に協働できることが嬉しいし、精いっぱい頑張りたい」とコメント。

 今後の取り組みの流れは同日現在で未定だが、同協議会事務局の博多敏希さんは学生の側の成果も重々配慮し、販売開始を絶対条件にせず協働で商品化に弾みをつける成果を目指して連携するとしている。

(2017年6月6日付紙面より)

料理「マグトルジャー」を調理して確かめる学生ら=4日、串本町役場古座分庁舎
料理の印象などで同協議会事務局と意見交換
2017年06月06日
57 柱松に向け協力求める
 実行委員ら寄付回りを開始  (新宮市佐野区 )

 新宮市佐野の夏の風物詩、「佐野柱松」。8月16日(水)の開催に向けて、実行委員会(瀬古尊夫会長)のメンバーが、区内の各戸を訪問して運営資金の寄付を募る活動を開始した。4日には、12人が佐野1丁目~2丁目を回った。

 佐野柱松は五穀豊穣(ほうじょう)などを願う同区の伝統行事。戦時中に一時中断、1948年に再開したが、資金、人手不足で1959年に再び中断。1993年に同実行委員会が復活させ、25年目となる。

 寄付を呼び掛ける活動は毎週日曜日に行う。6月いっぱいと7月初旬で佐野区民の他、企業を訪問する予定。寄付のお礼にオリジナルのタオルやうちわを手渡す。

 くろしお児童館の踊りや子どもたいまつ投げなどに加え、25周年の節目となる今年は花火を増やしていくことも考えている。同委員会の神林信久副会長は「昨年と同じようにスムーズに実行していきたい」と話していた。

(2017年6月6日付紙面より)

各家庭を訪問し寄付を募った=4日、新宮市佐野
2017年06月06日
58 地元勢姿消すも 新宮が2年連続で選手権シードに、県高校総体サッカー競技 
2017年06月06日
59 ラブフィフティーンAが優勝
 第34回紀南テニス団体戦  
2017年06月06日
60 個人総合はホセ(マトリックス)が優勝
 第19回ツール・ド・熊野  
2017年06月06日
61 厚労大臣から特別表彰  那智勝浦町赤十字奉仕団  
2017年06月06日
62 「過ごしやすい社会を」  「人権擁護委員の日」で啓発  (新宮市 )
2017年06月06日
63 日本代表での活躍祈る  サッカー加藤選手に熊野のお札  (三山協 )
2017年06月06日
64 中学生の思い発表 少年メッセージ、東牟婁地方代表に4人 
2017年06月06日
65 ダンスやかけっこに挑戦  丹鶴幼で運動会ごっこ  
2017年06月06日
66 18人が大橋通清掃 たばこ組合新宮支部、全国美化週間に合わせて 
2017年06月06日
67 プレミアムお買物券引き換え始まる 串本町商工会、今回も3000セット発行 
2017年06月06日
68 ハッチョウトンボを観察 古座川町、大谷湿田でKAK参加者 
2017年06月06日
69 お悔やみ情報