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2017年02月14日
1 楽しみ分かち合う
 しんぐう元気フェスタ  (新宮市 )

 新宮市ボランティア・市民活動センター(西田晴胤会長)は12日、市福祉センターで「第12回しんぐう元気フェスタ'17」を開催した。踊りや歌などステージのほか、各種体験教室、食べ物販売があり、大勢の人でにぎわった。

 企業とボランティアなどが協働で取り組んでいる毎年恒例のイベント。会場では、南紀手話サークル「虹」の手話教室、新宮市観光ガイドの会の絵解きなど各コーナーに親子連れが詰め掛けた。「おまぜ」などの販売には行列ができていた。

 ステージでは「Team雅龍」「THE透来夢」「ハラウ フラ オ カウイオナラニ」が踊りを披露したほか、「ハリケーン」のバンド演奏、みくまの農協のスコップ三味線、マジックサークル「青い鳥」の手品などがあった。

 開会式で西田会長は「元気なまちというのはそこに住んでいる人たちが毎日の生活を楽しんでいるまち。楽しく日常を過ごすことが積み重なりまちの元気につながる」と語り「今日はボランティアや市民がこんな風に楽しんでいるとみんなで分かち合い、いい一日にしたい」とあいさつ。田岡実千年市長は「人と人との支え合い、助け合いが、誰もが心豊かに過ごせるまちにつながる。今後も皆さんとそのようなまちをつくっていきたい」と呼び掛けた。

(2017年2月14日付紙面より)

さまざまな出し物があり大勢が訪れた=12日、新宮市福祉センター
2017年02月14日
2 市田川排水機場の働き学ぶ
 30周年記念の施設見学会  (新宮市 )

 国土交通省近畿地方整備局紀南河川国道事務所(水野浩次事務所長)は12日、新宮市あけぼのにある市田川排水機場の見学会を開いた。市田川に面した4町内会と県立新翔高校の生徒、市消防本部職員、市職員ら26人が参加し、排水機場の仕組みとその働きを学んだ。

 国土交通省では、完成から一定期間を経過した治水施設について、地域の人に施設の生い立ちや役割、水害リスクを再認識してもらう「アニバーサリープロジェクト」を推進している。市田川では、昭和57年の洪水被害を契機に水門と排水機場の整備が始まり、61年に完成した。今年度で完成から30年を迎えるため、見学会を開催した。

 あいさつで水野事務所長は「近年ゲリラ豪雨という言葉を聞く通り、雨の降り方も変わってきている。河川の災害は毎年全国各地でみられており、こうした施設はこれから重要になる。紀伊半島大水害の経験を生かして、皆さまと協力して減災に努めたい」と話した。

 講演では、調査第一課の大橋幸一郎さんが市田川の治水施設の役割と効果について話した。市田川は水量の多い熊野川の洪水位よりも低い位置を流れているため逆流が起こりやすく、これを防ぐために、横13㍍縦8・2㍍の水門2門と合計で毎秒17・1立方㍍排水できる3基のポンプで水の出入りを管理していると説明。平成13年に起きた12時間雨量265㍉の豪雨で浸水被害を0にするなど効果の大きさを語った。地震津波対策も備えており、震度5弱以上または大津波警報を受信すると緊急自動閉鎖システムが作動すると話した。

 操作室とポンプ室、災害対策用機械を見学した後、熊野川河道浚渫(しゅんせつ)工事について説明。浚渫船などを使って川底を掘ることで、川の流下能力を高めていると話した。

(2017年2月14日付紙面より)

ポンプ室内を見学する参加者=12日、新宮市市田川排水機場
2017年02月14日
3 数々の奉仕奉賛活気づく
 水門神社例祭「水門祭」  (串本町 )

 串本町大島、水門(みなと)神社の例祭「水門祭」=県指定無形民俗文化財=が11日に本祭を迎えた。寒さ厳しくも晴天に恵まれる中で数々の奉仕奉賛が活気づき、区内外から多くの拝観者も集めてにぎわった。

 通夜島で一夜を明かし大島港に迎えられた主祭神「誉田別命(ほんだわけのみこと、応仁天皇)」の故事にちなんだ渡御(とぎょ)祭を軸とする祭礼。神社名の由来にもなっている恵まれた水利を生かし海路「江戸―大坂航路」の中継港として栄えていた時代の息吹も随所に宿し、東牟婁地方屈指の多彩さを誇る数々の奉仕奉賛で形作られている。

 10日夜の宵宮祭を経て、11日の本祭は未明の太鼓打ちから始まった。同神社では御前の儀、お的の儀、大座の儀が順次営まれ、境内では大島区の青年団体「大同会」が獅子舞を奉納した。

 正午過ぎには主祭神を島へお連れする渡御が営まれ、同神社を出御した主祭神は祭典諸役と共に当船で苗我島の御旅所へ向かった。大島港出港までの警護を務めた大同会の櫂伝馬「鳳」「鶽」は、当船帰港までの間に洋上から餅をまき、大島―串本間往復3・8㌔の海路で競漕(きょうそう)も繰り広げた。沖合の風にまかれて時折進路を外しながらもしぶきを上げてこぎ進み、「鳳」組が先着して歓喜する結果となった。

 年の節目を迎えた人々による餅まきを経て、大島港では陸で待つ区長や神職、氏子総代らと祭典諸役が「お山」(神鏡を納めた木組みの仮宮)の周りを3周。みやびやかな和装の稚児が家族や拝観者の注目を集めた。一行の最後尾では商人役が口上を述べ、競りを繰り広げる演技で場をにぎやかした。

 扇を振って帰港する当船を迎える「ツルの儀」を営んだ後、「お山」が倒され今年一年の豊漁を願う若衆が荒々しく中の神鏡を探り合い。最初につかんだ若衆が全速力で持ち逃げした。「お山」跡では大同会が獅子舞を奉納して場のにぎわいを治めた。数々の奉仕は還御祭や納鏡の儀、夜の大座の儀を経て終了。大同会は翌12日まで獅子舞の道中舞わしを続けた。

 今年の例祭の当番区は北組が務め、奉仕奉賛の全体を水門神社祭典保存会が祭典委員長の仲立ちを得ながら取りまとめた。一連の奉仕奉賛を終え、吉田隆保存会長(57)は「今年も少ない人数ながらよく頑張ったと思う。大島に生まれ育った者はこの祭りをしなければならない、という気持ちは老いも若きも一緒。毎年ながら大変だったけれど、まあ無事に終わって何よりだしお互いにご苦労さんと言いたいところ。そのようなみなのまとまりが今後も続いてほしい」と願っていた。

(2017年2月14日付紙面より)

苗我島へ向け出港する当船と警護する櫂伝馬「鳳」「鶽」=11日、串本町大島
帰港する当船を「お山」前で迎える同神社の重役や祭典諸役
2017年02月14日
4 中学生射手が的狙う 下里神社で「お弓祭り」 (那智勝浦町)

 那智勝浦町下里の下里神社(山本貞夫宮司)で11日、お弓祭りが営まれた。的の裏の鬼の字を矢で射抜くことで邪気を払い、五穀豊穣(ほうじょう)や大漁などを祈願する。剣道形奉納、お弓行事があり、多くの拝観を集めた。

 境内に設けられた弓場で午前10時30分、山本宮司の祝詞奏上、玉串をささげる神事に続き、下里剣友会(尾鷲俊和会長)の剣士が剣道基本技を奉納。掛け声とともに木刀を振るった。お弓行事では、下里中学校の沖平源喜君(3年)、江﨑亮介君、小川裕斗君、清原楓雅君、藤本茂宏君、横嶋雄大君(2年)が射手、草下悠陽君、横嶋翔君(1年)の2人が矢拾い役となり奉仕。狩衣(かりぎぬ)姿の射手6人が2人1組で、2巡。1本を的中させた。時折強い風が吹く中、矢が的を射抜くと集まった人たちが拍手を送った。

 行事の後の的とシイの木は、門先の魔よけとして拝観者らが持ち帰った。

 尾鷲会長は、「毎年祭りに向けて、子どもたちは一生懸命練習している。今日は寒い中よく頑張ってくれた」と話していた。

(2017年2月14日付紙面より)

りりしい狩衣(かりぎぬ)姿の射手=11日、那智勝浦町の下里神社
下里剣友会の少年剣士たち
2017年02月14日
5 PK戦制し和北が優勝
 県高校サッカー新人大会  
2017年02月14日
6 自分たちのベストを 新宮市、本番直前、練習ラストスパート 
2017年02月14日
7 親子でフットサル
 ファミリーフェスに100人  (和歌山県サッカー協会 )
2017年02月14日
8 世耕弘一氏の足跡たどる 近大新宮中、総合学習で建学の精神学ぶ 
2017年02月14日
9 百年前の写真に驚き  王子ヶ浜小3年生が「昔の暮らし授業」  
2017年02月14日
10 日浦寛人さんが1位  写連紀南支部が2月例会  
2017年02月14日
11 花炭焼きでスタート 那智勝浦町、海と森の自然塾体験教室 
2017年02月14日
12 伝統のお弓と獅子舞  那智勝浦町で春祭り  
2017年02月14日
13   
2017年02月14日
14 お悔やみ情報
  
2017年02月11日
15 消費税の完納など誓う 新宮小売酒販組合が宣言式 

 新宮小売酒販組合(辻良治理事長)と新宮納税貯蓄組合連合会(島野勝会長)主催の「消費税完納推進」ならびに「e―Taxおよびダイレクト納付普及定着」宣言式が9日、新宮市の新宮商工会議所であった。関係者約60人が出席する中、辻理事長が「負担したお客さまの信頼に応えるためにも、私たちが期限内に完納することは当然の責務」などと誓った。

 e―Tax(イータックス)は インターネットで税の手続きができるサービスで、ダイレクト納付は事前に税務署に届け出をしておけば、e―Taxで預貯金口座から納付が可能になるシステム。同連合会は1999年から消費税完納推進、2007年からe―Tax普及定着の宣言式を地域の各種団体とともに実施している。

 式典で島野会長は、酒販組合の運動推進への賛同に感謝し、今後も消費税完納の推進などを広く啓発していくとあいさつ。来賓の横山泰三・大阪国税局徴収部長が「この宣言を契機に広く地域社会に広がることが期待できる」、土江稔生・新宮税務署長が「消費税の完納推進がこれまで以上に重要。税務行政へのより一層のお力添えをお願いします」、堀達也・紀南県税事務所長が「消費税は貴重な財源になっている」などと祝辞を述べた。

 亀井寿一郎副市長は「消費税の一部は地方自治体に交付され、重要な財源として活用させていただいている。さらなる普及定着をより一層推進してまいる所存」と田岡実千年市長のメッセージを代読した。

(2017年2月11日付紙面より)

消費税完納推進などを宣言する新宮小売酒販組合の辻良治理事長=9日、新宮市井の沢の新宮商工会議所
2017年02月11日
16 英語で地域のスポット紹介
 高校生作の観光地図が新宮駅に  (新宮高校 )

 新宮市神倉の県立新宮高校(畑伸憲校長)の2年生が制作した英語の観光地図が9日からJR新宮駅構内に掲示されている=写真。新宮市、那智勝浦町、太地町、串本町の飲食店や観光名所などを英語で紹介している。

 地図は2年1組、2組合同42人と、3組40人の計82人が実用英語の授業で担当の垣本真央さんとイオアニス・フォスティロプロスさんの指導の下、昨年11月ごろから取り組んできた。2枚完成させ、1枚は国際交流基金主催のかけはしプロジェクトをきっかけに交流しているアメリカワシントン州のリバティー高校に送る。

 生徒の大川梨乃さん(17)は「文字ばかりだと見る気が起きないので、イラストや写真を使ったことが多かったです。あとはカラフルな色使いなどを工夫しました。ちょっと恥ずかしいけれど、地図を見て、書いてあるお店を訪れてくれれば」。

 木田愛海さん(17)は「最初は難しいと思いましたがやってみるとすごく楽しくて、外国の人に使ってもらえればうれしい。カラフルで目立つので、改札を通ったときに目に入ると思います。いろんな人に活用してほしい」。

 垣本さんは「自分たちで実際にお店に行って写真を撮ったりした子もいます。インターネットで調べて英文を作ったり、ネットの情報だけでなくお薦めの文章を書くことに苦労していましたが、しっかり調べられていました。よく頑張ったと思います」。

 市観光協会の職員は「地元の学生の目線からの地域の案内はありがたいです。外国人が増えているので活用していただければ」と話していた。

(2017年2月11日付紙面より)


2017年02月11日
17 「川関の獅子舞は富士より高い」
 14日、飛烏神社例大祭  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町川関の川関共心会(田原清光会長)は10日宵宮、11日(土)本宮の飛烏(あすか)神社の例大祭を前に伝統の獅子舞の練習を仕上げた。熊野地方ではここでしか見られない「継獅子(つぎじし)」を演じる樫尾光俊さん(50)は「見学に来られる人を魅了できるよう頑張りたい」と意気込んでいる。

 川関共心会は華やかな伊勢獅子を継承し、舞は「八車舞」「剣の舞」「矢車」「玉獅子」「矢車の2頭立」「乱獅子」「天狗(てんぐ)」「花の舞」の8種類。昨年は「花の舞」を除く7種が披露された。田原会長は「会員の関係で今年も7種の披露になると思うが、伝統の舞をしっかり伝えたい」と話す。天狗は昨年に続いて速水良太さんと息子の陸君が息の合った舞を見せる。

 継獅子は土台役の肩の上に立ち、「川関の獅子舞は富士より高い」などの口上を述べながらユーモラスに舞う独特の獅子舞。土台役は阪口英和さん(33)、下平武史さん(41)が務める。2人とも初挑戦。「伝統の祭りのお手伝いができれば」と2人は口をそろえる。

 練習を見守ったベテランの速水久生さん(71)は「チームワークよく頑張ってくれている。伝統文化の獅子舞を長く伝えてほしい」と話していた。

 11日の本宮は午前11時から式典。獅子舞は午後2時ごろから奉納される。終了後に餅まきがある。

(2017年2月11日付紙面より)

川関共心会の皆さん。前列右から2人目が田原清光会長=8日、那智勝浦町川関の川関児童会館
会員が見守る中、「継獅子」の練習
2017年02月11日
18 連夜磨きをかけた舞を示す
 大同会稽古納め「衣装つけ」  (「水門祭」に向け )

 串本町大島にある紀伊大島開発総合センターで9日、獅子舞の「衣装つけ」が営まれた。水門(みなと)神社の例祭「水門祭」に向けた稽古を納める座で、大同会(入沢啓司会長)の会員が磨きをかけた舞の数々を披露して来る例祭に向けた一同の士気を高めた。

 先月15日に稽古始めの座となる「獅子出し」を営み、以降は同センターを宿にして連夜の稽古を積み重ねた。大同会は櫂伝馬と獅子舞の2系統で例祭に奉仕奉賛していて、獅子舞を舞わす会員は笛役を含めて15人ほど。子どもらも笛役として協力するため稽古を重ね、一丸で励んできた。

 「衣装つけ」は稽古の成果を一同に示すための事前の座で、大同会は稲田賢大島区長や吉田隆・水門神社祭典保存会長、滝本幸雄祭典委員長ら重役を招いて▽神楽(通称・十銭舞わし)▽神明賛▽乱獅子▽うっかり▽てんぐ舞▽扇の舞―といった舞を披露して奉仕奉賛への弾みをつけた。

 今年のてんぐ役は滝本虎次郎君(9)と小山雄生君(11)で、いずれも奉仕2年目。てんぐ役見習いとして吉田陽輝君(7)が付き添う中で練習に励んできた。今年は滝本君が同神社での奉納に臨むそうで「幣で獅子舞をおちょくるところで間違えることがあったので、稽古ではそこを直すよう頑張った。練習通りに一生懸命やるので見てほしい」。道中などで滝本君と共に励む小山君は「ササラと刀の力の入れ方や、高くジャンプするところを工夫した。仕上がりはまずまず。前の間違いを直してきっちりと舞わすので(本番では)全部見てほしい」と意気込んでいる。

 例祭「水門祭」は10日(金)に宵宮、11日(土・祝)に本祭を迎える。獅子舞は同神社境内で午前11時ごろ、午後3時すぎに大島港で見られるほか、本祭前後で道中に臨む。数々の舞のうち、扇の舞は夜間のみ花掛かり、漁協のみ大笠に置き換わるという。櫂伝馬、獅子舞とも稽古を修め、入沢会長は「櫂伝馬についてはとにかく精いっぱい頑張っていいレースにしたい。獅子舞もうまく終わることを期待したい」と気持ちを高めていた。

(2017年2月11日付紙面より)

衣装を着て稽古の成果を示す大同会の会員ら=9日、串本町大島
2017年02月11日
19 南紀熊野ジオパーク探訪  古座川町高池の虫喰岩  
2017年02月11日
20 南方熊楠生誕150年記念  オリジナルフレーム切手発行  
2017年02月11日
21 近畿から1000人参加  スポーツ推進委員研究協議会  (那智勝浦町 )
2017年02月11日
22 勝浦小・岩本咲文さん優秀賞  国際平和ポスター・コンテスト近畿地区  (ライオンズクラブ )
2017年02月11日
23 伝統芸能や基調講演でPR  「鯨とともに生きる」登録記念シンポ  (和歌山県 )
2017年02月11日
24 予備設計上の用地など示す すさみ串本道路、串本で第3回地元説明会 
2017年02月11日
25 俳句作品で奨励賞  高池小3年の橋本充生君  (古座川町 )
2017年02月11日
26 スミレの花  新宮市立図書館横で  
2017年02月11日
27 お悔やみ情報