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2017年02月22日
1 体験動画10本制作 外国人観光客を商店街へ (新宮市)

 第5回訪新外国人いらっしゃい商店街づくり推進協議会(会長・丹羽生新宮市観光協会長)が20日、新宮市井の沢のセンタービルであった。このほど制作した外国人観光客らを市内へ呼び込むことを目的にした体験動画10本を試写し、意見を述べた。1年事業だった協議会は今回で終了。丹羽会長は、後は各店舗の努力次第と奮起を促した。

 動画の放映時間は各90秒。この日の会員たちの意見を参考に映像や音楽など一部修正して3月下旬から新宮市観光協会のホームページから見ることができる。タイトルは▽世界遺産3社を語り部ガイドとめぐる熊野速玉大社・神倉神社・阿須賀神社▽語り部ガイドと熊野川舟下り▽レンタサイクリング体験まちなかサイクル三社詣で一般サイクル▽レンタサイクリング体験熊野川桑ノ木の滝サイクリングクロスバイク▽レンタサイクリング体験鈴島・孔島太平洋眺望サイクリングクロスバイク▽語り部と歩く熊野古道「高野坂ウオーク」▽熊野古道大雲取越円座石ウオーク▽浴衣でまちなかゆったり散歩▽かき氷クールな体験▽瀞峡ジェット船遊覧。

 同事業を委託されたクラブツーリズム株式会社は試写後、外国人に人気が高い川舟下りのPR不足や街に近い熊野古道「高野坂」へ案内する看板不足などを指摘。自転車道路と駐輪場の整備などを提案した。

■外国人アンケ結果



 同社は市内を訪れた外国人旅行者を対象に実施したアンケート結果を報告した。計5日間実施し、220人から回答を得た。初めて来日した旅行者が61%と多く、55%が30歳代以下、48%が夫婦またはカップル。欧州からが54%と圧倒的に多く、次いでオセアニアとアジアの各17%だった。

 大半の旅行者は大阪または東京を起・終点として広範囲に日本を旅行しており、その途中に新宮に寄っていた。日本での宿泊数は平均14・6泊、最長は57泊。以前のような有名観光地だけでなく、地方にも足を運んでいる。深く日本を知りたいと思っていて、観光地の意味や由来に興味を持っている人が多かった。

 市内では、熊野速玉大社に立ち寄る人が圧倒的に多く78%、熊野古道37%、神倉神社32%、徐福公園25%。市内で買い物しなかった人は47・2%で、買い物をした人のほとんどがスーパー、コンビニ、土産物店。一般商店は0・8%だった。

 同社は、ほとんどの外国人観光客が「新宮」を知らずに来ているが、満足して帰っている人が多いと説明。定食メニューを提供できる店を増やすことや、商店街を通らせる仕掛けづくりなどを提案した。

(2017年2月22日付紙面より)

第5回訪新外国人いらっしゃい商店街づくり推進協議会=20日、新宮市井の沢のセンタービル
2017年02月22日
2 オリジナルの食器作り
 ポーセリンアートに24人  (新宮市 )

 新宮市教育委員会生涯学習課は16日、同市人権教育センター(春日隣保館)でポーセリンアート教室を開いた。24人が同市と東京都で教室を開くポーセラーツインストラクターの池田むつみさんに教わり、オリジナルの食器を作った。

 教室は市教育集会所の教養講座の一環。住民同士が交流を深めながら人権を学び、教養を高める場にと実施されている。

 参加者らはあらかじめマグカップや小皿など、デザインしたい器を選んだ。植物や動物など数多くのモチーフの転写紙から好きなものを選び、思い思いに組み合わせていった。

 池田さんは「デザインを楽しんでマイ食器を作って」と呼び掛けた。参加者らは「かわいい」「すてきやよ」と褒め合いながら和気あいあいと作業を進めた。できた作品は池田さんが預かり、窯で780度の温度で模様を焼き付けて完成させ、参加者らに渡した。ポーセリンは初めての女性は「シールを選んだときと貼ったときのイメージがぜんぜん違う」と楽しそうに挑戦していた。

 会の初めには人権に関するビデオを鑑賞。身近な差別や人権問題を学んだ。

(2017年2月22日付紙面より)

池田むつみさん(右)の説明を受ける参加者ら=16日、新宮市春日の人権教育センター
好きな絵柄の転写紙を選ぶ
2017年02月22日
3 体力の向上目指し 新翔高校マラソン大会 (新宮市)

 新宮市佐野の県立新翔高校(永石和校長)は20日、毎年恒例のマラソン大会を実施した。1、2年生256人が黒潮公園や新宮港周辺を走り、汗を流した。

 個人の健康増進と体力向上、仲間と競い合ったり、自分自身に負けないように走ることで身体面と精神面を鍛える目的。当初は17日を予定していたが雨で延期となっていた。

 男子は7・1㌔、女子は5・1㌔を力走した。男女とも上位8位までにはメダル、1位~3位までには加えて賞状と副賞が贈られる。

 永石校長は「このような長い距離を走る機会は高校時代くらい。大変だが頑張って走り抜いてほしい」と話していた。

(2017年2月22日付紙面より)

女子が一斉にスタート=20日、新宮市佐野
2017年02月22日
4 海流発電取り巻く現状探る
 串本で海洋エネセミナー  (和歌山県 )

 串本町串本にある県水産試験場で17日、報告会「和歌山県海洋再生可能エネルギーミニセミナー」が開かれた。県が目指す海流発電の事業化を取り巻く現状を確かめる内容で、地元や近隣の官庁職員や観光、商工、漁業関係者ら約60人が参加した。

 このセミナーは、国の海洋再生可能エネルギー実証フィールド公募に応募している県の取り組みの現状に触れて共通理解や機運醸成を図る狙いで、県商工観光労働部企業政策局産業技術政策課が計画した。

 平成26年10月に串本ロイヤルホテルで開いたシンポジウムに続く周知の試みで、今回は和歌山県、国、先進地、企業がそれぞれの立場から語り、海流発電を取り巻く現状と今後の展望を探った。

 開会にあたり稲本英介局長は「このセミナーで認識が深まりその共有が進むと確信している」と自負しつつあいさつ。以降は四者報告へ移り、まずは県を代表して同課の大川伸也副課長が県のエネルギー生産状況(電力移出県としての側面)に触れ、海流発電の事業化を目指す経緯と現状を発表した。

 国の公募を受けて県は洋上風力や波力など複数の海洋再生可能エネルギー産出手法の検討を進め、潮岬沖を通る黒潮のエネルギーを頂く海流発電が最有望という結論を得てその構想を国の実証フィールド公募に応募。現状は要件不足で追加選定を目指す状況にあるとした。

 国を代表して内閣官房総合海洋政策本部の橋本道雄参事官は公募状況や選定要件などを説明し、要件は①エネルギーポテンシャル②地域の理解③利用者の存在―などを見ていて、和歌山県は③を満たせず選定されない状況にあると報告。海流発電は技術的難しさとコストの高さが現状での課題だとも伝え、大規模発電を目指すとともに他の産業と結び付けて地域振興の起爆剤にしてはどうかと助言も寄せた。

 先進県を代表して長崎県海洋・環境産業創造課の城谷巧課長補佐は、実証フィールド選定後の洋上風力発電の取り組みを紹介し、現状で実証から実用段階へ踏み出しているが目指すところは商用段階だと筋道を示唆。

 企業を代表して三菱重工業株式会社総合研究所流体第一研究室の谷垣信吉室長は、海中浮体式海流発電装置の研究開発はえい航試験機を用いて発電特性を確かめるところまで進んでいるとし、現状で得られている成果を伝えた。

(2017年2月22日付紙面より)

参加者の認識共有に期待してあいさつを述べる稲本英介局長=17日、串本町串本
2017年02月22日
5 三輪崎剣道クラブ、優勝、準優勝と健闘 第38回貴志川剣道優勝大会で 
2017年02月22日
6 地域200人超が拳交える
 第37回スポ少空手道交流大会  
2017年02月22日
7 新宮・新翔が近畿大会へ 県高校ラグビー新人大会 
2017年02月22日
8 笑顔いっぱいのイベント  「南の国の雪まつり」にぎわう  (那智勝浦町 )
2017年02月22日
9 対話で社会認識を深める 紀南高校、学校運営協議会らから講師派遣 
2017年02月22日
10 半島のあゆみ紹介  宇久井ビジターセンターで特別企画展  (那智勝浦町 )
2017年02月22日
11 「小学校でもよろしく」 下里保育所園児と児童が交流深める 
2017年02月22日
12 シダレウメ見頃に  那智勝浦町上長井  
2017年02月22日
13 楽しみにしていた影絵劇  天満保育園にブックマーマ  (那智勝浦町 )
2017年02月22日
14 潮岬で風速27・4㍍を観測  きのくに線など各地で影響  (串本町 )
2017年02月22日
15 紀伊大島探検ガイドが完成 大辺路刈り開き隊、5000部作成し配布開始 
2017年02月22日
16 初めての影絵に夢中 古座川町、親子交流会で鑑賞会 
2017年02月22日
17 レンゲソウ  熊野古道「高野坂」  
2017年02月22日
18 火災は8件増の15件 新宮市消防、平成28年消防統計まとめる 
2017年02月22日
19 お悔やみ情報
  
2017年02月19日
20 文化複合施設の意味
 職員研修で有識者ら講演  (新宮市 )

 新宮市の職員研修が16、17の両日、同市井の沢の新宮商工会議所であった。市文化複合施設管理運営検討委員会委員長の堀内秀雄・和歌山大学名誉教授と建設計画策定を支援している株式会社シアターワークショップの伊東正示・代表取締役が講演し、文化複合施設を「新宮市発展の拠点と考えてほしい」と奮起を促した。

 複合施設は市民会館と旧丹鶴小学校跡地に建設する計画。建設予定地から貴重な遺跡が出土したことから、別の土地に建設すべき、予定通り建設すべきなど、さまざまな意見が市民から出ている。田岡実千年市長はできる限り遺跡を残して予定地に建設する方針を示している。

 建設スケジュールは平成29~30年度で基本設計と実施設計の策定と遺跡発掘調査。31~32年度で建設工事。33年3月完成で、引っ越しなどを経て33年6月ごろのオープンを予定。運営主体は30年に決める。

 講演後の質疑応答で会場の職員から、遺跡と施設建設の優先順位について意見を求められた伊東さんは「市民一人一人の意見が一つになるわけがない。いろんな要素の中で一つを選択しなければならない。住んでいる人が一番幸せになる方法は何かを考えていかねばならない」。堀内さんは、全国から人が集まるほど価値のある遺跡かどうかを鑑定してもらう必要があると述べ、遺跡を保存するなら有利な交付金をもらわない覚悟が必要と述べた。

 将来の市財政を考えると運営は指定管理者制度を活用した方がよいのではないかと質問があり、伊東さんは「指定管理の方が安くなると思われているが、そうではない。誰がやろうが、金額はそんなに下がるものではない」と答えた。

■新しい文化をつくる



 伊東さんは「今はまだまだ準備段階。プロセスが大事で、市民、職員としての立場での皆さんの参加が不可欠。われわれはホールを造るプロですが、新宮市のアマチュア。両方のノウハウを一緒にすれば、新しい文化、新しい施設につながっていくと思う」。

 堀内さんは「図書館は地域の情報文化の顔。文化ホールができれば、まちが活性化するというものでもないが、駅前や商店街、地域の活性化につながるホールでなければ造る意味がない」と建設に全庁あげて取り組むよう訴えた。

(2017年2月19日付紙面より)

職員らの質問に答える堀内秀雄さん(右)と伊東正示さん=17日、新宮市の新宮商工会議所
2017年02月19日
21 リーグ優勝目指してキャンプ
 大阪学院大野球部が来町  (那智勝浦町 )

 大阪学院大学硬式野球部(西山正志監督、町田卓大主将)が17日、春季キャンプで那智勝浦町に訪れた。ホテル浦島に宿泊し、旧グリーンピア南紀野球場を練習拠点に27日(月)まで滞在する。

 同部は大阪府吹田市の千里山グラウンドをホームに、関西六大学リーグに加盟している。本年度は春の新人戦で優勝、秋の新人戦では準優勝まで勝ち上がった。

 数年前から暖かな気候の同町を春季キャンプの場にしており、今年は精鋭53人と練習に励む。22日(水)、23日(木)には、新宮市のくろしおスタジアムで白鴎大学野球部と交流試合を行う予定。

 町入りのこの日、役場と観光協会、旅館組合の関係者らが観光バスターミナルで横断幕を掲げて選手たちを出迎えた。

 寺本眞一町長は「この時期になると、皆さんが来ることをわれわれと町民も心待ちにしている。今年こそ皆さんの運動量と技術で関西六大学を制覇していただければ。われわれも精いっぱい応援したい」と期待を寄せた。

 ホテル浦島の成田安弘社長は「暖かな勝浦で、春のリーグ戦に向けて頑張ってください」とエールを送った。

 平安衣装をまとった女性から花束の贈呈もあり、受け取った町田主将は「昨年は悔しい思いをした。今年のリーグ戦では優勝できるように、しっかり練習します」と意気込みを語った。

(2017年2月19日付紙面より)

寺本眞一町長と大阪学院大学野球部の皆さん=17日、那智勝浦町観光バスターミナル
2017年02月19日
22 昔の生活と道具学ぶ
 歴史民俗資料館で神倉小  

 新宮市立神倉小学校(山本眞也校長)の3年生100人が17日、同市阿須賀の市立歴史民俗資料館を訪れ、昔の生活と道具を学んだ。中谷利夫館長が展示している洗濯板、人力車、ランプなどを紹介し、昔の人の苦労について話した。

 洗濯たらいと洗濯板について館長は、鎌倉時代から使われていたと紹介。「現在は水道の栓をひねれば、すぐに水が出ますが、昔は井戸からくみ上げた水を使ったり、井戸のない家は近くの谷や川からバケツや木の桶(おけ)に水を入れて運んできていたので、仕事が大変でした」と話した。

 今月は神倉小学校のほか、市内では王子ヶ浜小学校、市外では那智勝浦町立下里小学校と串本町立田原小学校が来館。本年度中に熊野市立新鹿小学校と同市立井戸小学校の児童たちも見学に訪れる予定。

(2017年2月19日付紙面より)

昔の道具を見学する児童たち=17日、新宮市立歴史民俗資料館
2017年02月19日
23 那智勝浦町にどか雪!
 19日「雪まつり」前に到着  

 那智勝浦町役場前に18日、翌19日に開かれる「第22回商工祭・南の国の雪まつり」で使われる約100㌧の雪が長野県白馬村から大型トラックで運ばれた。メイン会場の役場駐車場には雪山が築かれ、午後から開放。早速、子どもたちが雪遊びに歓声を上げた。

 19日は午前8時30分から「熊野朝市」、同9時から屋台村がオープン。同9時30分から太地町の「いさな太鼓」の演奏でステージアトラクションが始まる。大道芸のパフォーマンスや団体バザーなどもあり、午後3時の「お菓子な餅まき」までさまざまなイベントが展開される。

 当日は、周辺に駐車場が無いため、主催者は公共交通機関の利用を呼び掛けている。臨時駐車場は那智漁港、JR紀伊天満駅近くの駐車場、ホテル浦島駐車場に設置。ここから15分おきに出る無料シャトルバスが利用できる。シャトルバスに乗ると消防グッズ、自衛隊グッズ、千葉県勝浦市や徳島県勝浦町の物産などが当たるスタンプラリーに参加できる。会場のトイレは同町商工会館の利用が便利。

(2017年2月19日付紙面より)

大型トラックから降ろされる長野県白馬村の雪=18日、那智勝浦町築地
2017年02月19日
24 一本のたすきに思い込め 市町村対抗ジュニア駅伝に向け出発 
2017年02月19日
25 伝統のお弓行事  熊野三所大神社例大祭  (那智勝浦町 )
2017年02月19日
26 優雅な獅子舞が見物魅了  川関飛烏神社例大祭  (那智勝浦町 )
2017年02月19日
27 年祝いや厄払い神事 新宮市、王子神社で例大祭 
2017年02月19日
28 決意新たに節目迎える  那智中学校で立志式  (那智勝浦町 )
2017年02月19日
29 DVについて学ぶ  新宮市社協が職員人権研修  
2017年02月19日
30 募金を地域に還元 新宮市、本年度の助成申請を受け付け 
2017年02月19日
31 狐島にぎわう 宇久井稲荷神社例大祭 (繁栄と大漁を祈念)
2017年02月19日
32 お悔やみ情報