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2022年06月24日
1 例大祭に向け練習始まる
 那智田楽保存会  (熊野那智大社 )

 那智勝浦町那智山の熊野那智大社(男成洋三宮司)で20日から、「那智の田楽」の練習が始まった。田楽は7月14日(木)に斎行される例大祭「那智の扇祭り(火祭)」の前日13日(水)の宵宮祭において、町立市野々小学校の児童による3年ぶりの「大和舞(稚児舞)」とともに奉納される。

 那智の田楽は五穀豊穣(ほうじょう)を祈り、笛と太鼓に合わせて踊る伝統芸能。室町時代の田楽踊りを伝える貴重な文化遺産として、「那智田楽保存会」(男成洋三会長、会員32人)が古来の姿を伝えている。

 1976年に国の重要無形民俗文化財、2012年にユネスコの無形文化遺産に登録された。また、昨年は一度途絶えた田楽が復興してから100周年を迎えた。

 新型コロナウイルスの感染防止対策のために宵宮祭のみの奉納となったが、新規会員の2人増や今年11月には日本青年館の財団設立100周年記念事業での祝賀上演が決まるなど、保存会は活気を見せている。

 演者は編木(ササラ)4人、太鼓4人、鼓役(シテテン)2人。熟練会員の原敦夫さん、二見正信さん、松尾常生さんが指導し、計11回の練習を重ねる予定だ。

 20日夜、小川一義副会長が「宵宮に向けて、恒例の練習をやっていきたい」とあいさつ。熟練会員や男成宮司が見守る中、会員は真剣な表情でそれぞれの動作に磨きをかけた。

 編木を指導する原さんは「毎年6月20日は田楽の始まり、気持ちが高まる。コロナの影響で今年も宵宮のみの奉納だが、皆がけがなどなく、無事に本番を迎えられることを願っています」。

 太鼓を教える二見さんは「伝統を継承していくメンバーが今年増えた。年に1度のお祭り、気を引き締めて練習に励みたい」と抱負を述べた。

 男成宮司は「今年のお祭りは渡御を行うことになった。田楽は今年も宵宮のみだが、神様にご奉納できるのはありがたい」と語った。

(2022年6月24日付紙面より)

本番に向け動作に磨きをかける会員=20日、那智勝浦町の熊野那智大社
2022年06月24日
2 日本の財政に問題意識を
 山端克明・新宮税務署長が講話  (近大新宮 )

 新宮市の近畿大学附属新宮高校(池上博基校長)で22日、新宮税務署の山端克明(やまばな・よしあき)署長による講話「税の重要性等について」が開かれた。1年生108人が第26回参議院議員通常選挙などに関連し、現在の日本の財政状況やその課題について学んだ。

 今年4月に選挙権年齢が18歳に引き下げられ、主権者教育の重要性が高まる中、小学校~高校段階での租税教育拡大に取り組んでいる。

 山端署長は日本の財政について「バブル経済崩壊後、日本の財政は借金である国債に依存してきた。本年度末には国債は1026兆円に達し、国民の人数で割ると、1人当たり900万円以上の借金を背負っていることになる」と説明。熊野地方の自治体の財政状況にも触れつつ「今回の参議院選挙では、社会保障の充実が主張されているが、その先には借金である赤字国債が積み増していくという状況がある。人ごとと思わず、問題意識を持ってほしい」と求めた。

 「2年後、皆さんには選挙権が与えられる。現在の借金を背負う子どもたちのことを考えれば、この権利を行使するのは皆さんの『義務』だと思います。どんな小さなことでも問題意識を持ち、現状を知らなければならない」と語りかけ、生徒たちに成人年齢を迎える覚悟を促した。

 林優大君は「大人になったら、絶対に税金を払わなければいけないこと、現在の日本が抱える借金のことを詳しく知れて良かった」と話していた。

(2022年6月24日付紙面より)

真剣に耳を傾ける生徒=22日、新宮市の近畿大学附属新宮高校
山端克明署長
2022年06月24日
3 「あなたらしい」を築く社会へ
 男女共同参画週間に啓発活動  (新宮市 )

 男女共同参画週間(6月23~29日)に合わせ、和歌山県各地で啓発活動が行われている。23日には、新宮市のイオン新宮店前で、東牟婁振興局職員や新宮人権擁護委員協議会、ウィメンスタディズ熊野、新宮市職員ら10人が啓発物資を買い物客に配り、男女共同参画社会への理解を呼びかけた。

 1999年に公布・施行された男女共同参画社会基本法は▽男女の人権の尊重▽社会の制度・慣行への配慮▽政策などの立案・決定への共同参画▽家庭生活における活動と他の活動の両立▽国際的協調―の五つを基本理念としている。

 男女共同参画週間には、男女が職場や学校、地域、家庭生活など多様な場で個性と能力を発揮し、ともに豊かな人生を送ることができる「男女共同参画社会」の実現に向け、さまざまな活動が展開される。

 本年度のキャッチフレーズは、2522点の公募の中から「『あなたらしい』を築く『あたらしい』社会へ」が最優秀作品に選ばれている。

 和歌山県でも「男性は仕事、女性は家事・育児」という固定的性別役割分担の解消やワークライフバランスの充実を呼びかけており、この機会に男女共同参画について考える機会としてはいかがだろうか。

(2022年6月24日付紙面より)

啓発物資を買い物客へ手渡す=23日、新宮市のイオン新宮店
2022年06月24日
4 地域貢献団体を表彰
 野球と剣道、助成金も  (新宮信用金庫 )

 新宮信用金庫(浦木睦雄理事長)が地域に貢献する団体などを助成するために設けている「しんぐう信金ひまわり基金」の、推薦選出団体への表彰式と目録贈呈式が22日、同金庫の大橋通本店などであった。蓬莱フレンズ(加藤恒生監督)、三輪崎剣道クラブ(新谷佑輔代表)、くまのベースボールフェスタ実行委員会(山門弘毅実行委員長)に対し、表彰状と目録を手渡した。

 同基金は、地域活動や環境保全などのボランティア活動を助成して支援するため、同金庫が1999年4月に設立。毎年、貢献を認めた団体を表彰し、助成金を贈っている。令和3年度地域貢献賞には、徐福支店の推薦で蓬莱が、佐野支店の推薦で三輪崎が、熊野支店の推薦でくまのが選出された。

 蓬莱は小学生男女を対象にした野球チーム。三輪崎は幼稚園児から中学生までが所属し、2年に1度は大規模大会も主催している。くまのは野球大会を通じて地域活性化を図るほか、合宿誘致にも取り組んでいる。

 蓬莱と三輪崎への表彰は大橋通本店で、くまのへの表彰は熊野支店で行われた。表彰状は推薦した各支店長が伝達。蓬莱は加藤監督へ峯良・徐福支店長が、三輪崎は新谷代表へ中楠貴之・佐野支店長が、くまのは山門実行委員長へ中西政貴・熊野支店長が手渡した。

 加藤監督は「基金は助かるし、ありがたい。人数が減ってきているが、月謝は上げたくないし、保険代もあるので、すごく助かる。チームの運営に使いたい」。新谷代表は「7月下旬に東京都である全国大会に出場するので、その補助になり、ありがたい。今後も頑張り、地域貢献につなげたい」。

 山門実行委員長は「20年やってきて、状況や環境は変わってきているが、野球で地域貢献できるように今後も続けたい。注目と協力をお願いします」などと語った。

(2022年6月24日付紙面より)

表彰状を持つ加藤恒生監督(左から2人目)と新谷佑輔代表(右から2人目)=22日、新宮市大橋通の新宮信用金庫本店
表彰状と目録を受け取る山門弘毅実行委員長(右)=同日、熊野市井戸町の新宮信用金庫熊野支店
2022年06月24日
5 もみじ会6月ゴルフコンペ
  
2022年06月24日
6 近畿大会で上位目指す 県高校総体卓球競技で躍動 (新宮高校)
2022年06月24日
7 松下穂乃果さんが全国へ 男女個人、女子団体は近畿大会に (新宮高校弓道部)
2022年06月24日
8 「水はどこから?」  王子ヶ浜小4年が浄水場見学  (新宮市 )
2022年06月24日
9 楽しく花を生ける  新木保で「花つぼみ」  (新宮市 )
2022年06月24日
10 楽しい学びの一助に  下山組が電子黒板など寄贈  (北山小・中学校 )
2022年06月24日
11 各種施策、市の見解問う  新宮市議会一般質問②  
2022年06月24日
12 いい香りのヒノキ箸  第6回木育教室に12人  (新宮市 )
2022年06月24日
13 にぎやかな声響く  神倉小でプール開き  (新宮市 )
2022年06月24日
14 幸せを願い活動続ける 結成30周年を記念し式典 (太地町赤十字奉仕団)
2022年06月24日
15 第2回定例会一般質問①  串本町議会  
2022年06月24日
16 本年度海開きは7月2日  橋杭、田原の両海水浴場  (串本町 )
2022年06月24日
17 バランス良い朝ご飯を  栄養教諭による食育授業  (井田小 )
2022年06月24日
18 ジム利用券などの賞品を用意  「みらい健康マイレージ」始まる  (紀宝町 )
2022年06月24日
19 お悔やみ情報
  
2022年06月16日
20 無病息災など祈る
 アジサイをささげ祭典  (熊野那智大社 )

 那智勝浦町那智山の熊野那智大社(男成洋三宮司)で14日、「紫陽花(あじさい)祭」が営まれた。アジサイを神前にささげて自然の恵みへの感謝をささげるとともに、梅雨時の無病息災を願った。

 境内の紫陽花園でも花盛りを迎えるころであるこの日に、毎年実施されている。今年は風雨ともに強い悪天候の中で行われた。祭典が行われた拝殿では、神職がおはらいの後、神前にアジサイを供え、男成宮司が祝詞を奏上。アジサイの小枝を手にした巫女(みこ)が、神楽「豊栄(とよさか)の舞」を奉納した。

 同様の神事は、別宮の飛瀧(ひろう)神社でも営まれた。また同大社のちょうず鉢には、たくさんのアジサイが浮かべられ、竹筒にも生けられていた。コロナ禍以前は茶席も設けられ、参拝者にお茶と菓子が振る舞われていたが、それは今回もなかった。

 男成宮司(68)は、新型コロナウイルスの感染状況は落ち着きつつあるが収束には至っていないこと、ロシアのウクライナ侵攻など世情は厳しいことなどに言及。「アジサイを供え、皆さんが健やかでますます栄えるよう、祈らせていただいた」と話した。

 1カ月後に控えた例大祭「那智の扇祭り(火祭)」についても「今年は通常通り、扇神輿(みこし)や大たいまつも出る。感染対策を行いつつだが、別宮(那智の滝前)は外なので、拝観者も入ってもらえる。拝観者と共に、五穀豊穣(ほうじょう)や新型コロナ収束を祈りたい」と述べた。

(2022年6月16日付紙面より)

アジサイを手に舞う巫女=14日、那智勝浦町那智山の熊野那智大社
2022年06月16日
21 助け合いの地域に
 ケアマネが集い研修  (新宮市 )

 新宮市地域包括支援センターの主催による、第2回新宮市ケアマネジャー支援会議が14日、新宮市役所別館であった。ケアマネジャー(ケアマネ・介護支援専門員)の約30人が参加、講演などを通して知識を深めた。

 新宮市民で介護保険の要支援者を担当している、新宮市から熊野市までの事業所に所属するケアマネが参加対象となった。新宮市の生活支援コーディネーターの福島圭さんが「新宮市での生活支援コーディネーター活動について」と題して説明を行ったほか、公益財団法人さわやか福祉財団さわやかインストラクターの高林稔さんが「生活支援コーディネーターの役割を知ろう! ~今 助け合いの地域づくりが求められています~」を演題に講話した。

 高林さんは長寿社会における「人生100歳時代」について「二幕目の人生は、健康、運動、社会参加が大事」と説明。少子高齢化についても、人口推計のグラフを基に、働ける世代が減っていること、少人数で高齢者を支える「肩車型」の社会へと進んでいることを示した。「高齢者も支えられるだけでなく、できる範囲でできることを。高齢者でも働ける人は働き、支え手を増やす努力が必要に」と述べた。

 地域包括ケアシステムについて「住み慣れた地域で、医療、介護、助け合いの切れ目のない支援を行う取り組み」と紹介。「目指すのは、住み慣れた地域で、自分らしく安心して暮らし続けること」と伝えた。

 助け合いの重要性や、つながりや信頼関係の構築の方法にも言及。生活支援コーディネーターと連携し、地域ケア会議も活用して、利用者の自立した生活を目指すべきと力を込めた。

(2022年6月16日付紙面より)

ケアマネジャーがやるべきことを考えた=14日、新宮市役所別館
講話する高林稔さん
2022年06月16日
22 聴覚障害者や接し方を知る
 串本中2年対象に手話講座  (串本町 )

 串本町立串本中学校(濱﨑和司校長)の2年生39人を対象にした手話講座が13日にあり、生徒らが聴覚障害者の実像や求められる接し方を知る機会を持った。

 町は2019年12月に手話言語条例を制定。その趣旨に基づき前年度から町立小中学校を対象としたこの講座を出張実施するようになり、本年度は同日現在で串本中と潮岬中の各2年生が別日に講師派遣を受けて受講する計画となっている。

 串本中は先んじての開講で、東牟婁新宮聴覚障害者協会会員の須川陽一さんと美熊野福祉会の手話通訳者・大代聖子さんが講師として来校。須川さんは生まれつき聞こえない自身の生い立ちや生活の様子を伝えて生徒の聴覚障害者への理解を促し、「耳が聞こえないだけで、ほかはみんなと一緒」としてみんなと同じ生活をしていくために生活上の支障をなくする工夫を積み上げていることなどを紹介した。

 聞こえないことで受ける差別をなくしたい、という思いも掲げ、今までにどのようなことに困ったか、その時にどのような支援がほしかったかも説明。聞こえないことが周囲に気付いてもらいにくいことも課題だと考えて作ったコミュニケーションツール「防災バンダナ」を紹介するなどして障害者差別解消法が社会に求める合理的配慮の義務がどのような発想に基づくかを示し、目指す社会への筋道をつけた。

 後半は聴覚障害者とのコミュニケーション手段として手話以外に空書、筆談、口話、身ぶりがあり、さらに相手の表情から言葉が帯びる感情を見て取ることなどにも触れて「伝える気持ちを大切にして接してほしい」という思いを生徒に託すなどした。

 受講した生徒の一人、荒木陽芽花(ひめか)さんは「手話だけでなく他の手段でも会話ができるという話が勉強になった。手話は覚えたいし、覚えきれなくてもしっかりと相手の反応を見て接していきたいという気持ちになった」と感想を話した。

 潮岬中は27日(月)に受講予定となっている。

(2022年6月16日付紙面より)

須川陽一さん(右)らから聴覚障害者との接し方を教わる2年生=13日、串本町立串本中学校
2022年06月16日
23 ご当地ナンバーって?
 国交省が導入地域の募集開始  

 国土交通省は4月、地方版図柄入りナンバープレートの導入地域と、新たな地域名表示(ご当地ナンバー)の導入を伴う図柄の募集を開始した。既存の地域表示名または都道府県の全域を単位とする図柄については2023年10月ごろ、新たな地域名表示を単位とする図柄については25年5月ごろに交付を開始する予定だ。

 「ご当地ナンバー」は、国土交通省が自動車のナンバープレートに表示する地名について、対象市町村の区域を限って、新規の自動車検査登録事務所の設置によらずに独自の地名を定められるよう、2006年に開始した制度。

 「富士山ナンバー」など、22年5月現在で46地域が導入している。三重県では鈴鹿市、亀山市で「鈴鹿ナンバー」、四日市市で「四日市ナンバー」、伊勢市や鳥羽市、志摩市などで「伊勢志摩ナンバー」が導入されている。

 当地域では過去に導入に向けた活動が、導入条件のハードルの高さから頓挫した経緯があるが、今回の募集では「登録車が5万台以上または登録車と軽自動車との合計が8・5万台以上」(複数市区町村の場合)など、軽自動車の保有台数の高まりを考慮して軽自動車との合計を条件とするなど、導入条件が緩和されている。

 しかし、導入に当たっては要綱を満たす地域の市町村が住民の意向を踏まえた上で、都道府県を通じて地方運輸局に要望する必要がある。

 なお、21年3月31日現在の新宮市・東牟婁郡の登録自動車・軽自動車数は4万9415台、田辺市・西牟婁郡では9万2880台、三重県熊野市・南牟婁郡は2万9875台、尾鷲市・北牟婁郡で2万6643台となっている。

 さて、そんな「ご当地ナンバー」導入のメリットといえば、地域のPR、ブランド化が挙げられる。いわば「走る広告塔」だ。愛郷心もますます高まることだろう。一方で、居住地の特定につながりやすいといった問題を指摘する声もある。

 14日に開会した新宮市議会6月定例会では、「ご当地ナンバー導入の実現を求める請願書」が提出された。前述した当地域の登録自動車・軽自動車数からみて「ご当地ナンバー」導入に向けては、広域で議論を交わしていかなければならないことは明らか。各自治体の今後の動きに注目が集まる。

(2022年6月16日付紙面より)

2022年06月16日
24 レッツゴーテニスが優勝
 第37回紀南テニス協会団体戦  
2022年06月16日
25 優勝は小川羊子さん
 なちかつGGCクラブ大会  
2022年06月16日
26 那智勝浦少年野球クラブがV
 学童軟式野球大会(B級)東牟婁大会  
2022年06月16日
27 久司航輝君(新宮高2年)が近畿大会へ
 全国高校総合体育大会県予選会  
2022年06月16日
28 5カ月ぶりに笑顔広がる  紀宝町のかわりない会  
2022年06月16日
29 災害対策で井戸の活用も  紀宝町議会一般質問②  
2022年06月16日
30 現職の大畑覚氏が出馬表明  コロナ対策が最重要課題  (御浜町長選 )
2022年06月16日
31 一般会計補正予算など審議  「ご当地ナンバー導入の実現を求める請願書」も  (新宮市議会 )
2022年06月16日
32 浸水被害の解消目指す  市田川ポンプ増強工事  
2022年06月16日
33 花火大会や河川管理問う  那智勝浦町議会一般質問㊤  
2022年06月16日
34 赤いアメリカデイゴ  浦神の虫喰岩と共演  
2022年06月16日
35 体を動かす楽しさ味わう  マリア保で「うんどうあそび」  (新宮市 )
2022年06月16日
36 串本沿岸海域の魅力発信  センターで特別パネル展  (南紀熊野ジオパーク )
2022年06月16日
37 3年ぶり大和舞奉納に向け  那智の扇祭りの事前学習  (市野々小 )
2022年06月16日
38 お悔やみ情報
  
2022年06月15日
39 今期初産卵を確認
 王子ヶ浜にアカウミガメ上陸  (新宮市 )

 新宮市の王子ヶ浜で14日早朝、アカウミガメの今期初産卵が確認された。午前5時前、ウミガメの保護活動を展開する「紀伊半島の海亀を守る会」の榎本晴光会長が卵を発見した。

 同浜は絶滅危惧種・アカウミガメが訪れる世界でも数少ない海岸の一つ。同会は、波浪流失や小動物の捕食被害からアカウミガメの卵を守るための保護活動を行っている。

 アカウミガメの上陸・産卵シーズンは5月中旬から8月半ばごろまで。1回の産卵で平均110~120個の卵を産み、60~80日でふ化する。卵は海岸に隣接するふ化場に移し、ふ化した子ガメは秋ごろに同会や関係者らの手によって海に戻される。

 なお、昨年は例年より早めとなった5月20日に初上陸および初産卵を確認。以降、再度上陸が確認されたが産卵はなかった。初産卵で98個の卵を発見。うち、ふ化した14匹を放流した。

 5月から同浜での早朝ウミガメパトロールを開始した榎本会長。この日は同浜の南端、御手洗海岸寄りの波打ち際から約60㍍付近での産卵を確認。60㌢ほどの深さの穴から、ピンポン球大の卵127個が見つかった。

 風雨が吹き付ける中、一つ一つ丁寧に卵を採取した榎本会長は「今シーズンの初産卵にほっとした。シーズンはまだ続くので今後の上陸と産卵に期待したい」と話していた。

(2022年6月15日付紙面より)

卵を丁寧に採取する榎本晴光会長=14日、新宮市の王子ヶ浜
127個の卵を確認
2022年06月15日
40 有事に日頃から備えを
 串本・新宮駅で災害パネル展  (新宮警察署 )

 新宮警察署は、JR串本駅と新宮駅で災害パネル展を実施している。

 出水期(梅雨)を迎えるに当たり、住民の防災意識の向上を図るとともに、災害現場などでの活動に理解を深めてもらおうと実施。2011年3月に発生した東日本大震災、同年9月の紀伊半島大水害などの被災状況や、警察による災害現場での活動状況などを記録した写真、両駅合わせて約20点を展示している。

 11年前の水害発生当時、勝浦幹部交番で勤務していた同署の谷英人警備課長。変わり果てた自身の生まれ故郷を目の当たりにし、その凄惨(せいさん)な状況が目に焼き付いているという。

 「ここ数年でゲリラ豪雨による水害や土砂崩れ、洪水などの災害が増えており、いつどこで起こるか分からない。普段から避難場所や避難情報を確認し、有事に備えてほしい」とパネル展に託した思いを話した。

 展示は両駅とも19日(日)まで。

(2022年6月15日付紙面より)

JR串本駅
JR新宮駅
2022年06月15日
41 未供用区間、7月1日に開通
 町道サンゴ台中央線が全通へ  (串本町 )

 串本町の田嶋勝正町長が14日、町道サンゴ台中央線の未供用区間が7月1日(金)付で開通することを明らかにした。

 この区間は西の岡からサンゴ台団地南端を結ぶ延長約1242㍍の新道で、将来の町道化を見据えたすさみ串本道路の工事用道路として整備された。車道は幅3㍍強の対向2車線。沿線にくしもとこども園新園舎(建設中)や統合小新校舎(建設前、現行で串本小と橋杭小の統合校としている)の用地があり、その通学・通園路となる幅3・5㍍の自転車歩行者道(通称・自歩道)が伴う。

 田嶋町長は今月14日に始まった町議会6月定例会における諸報告の中でこの区間の開通を明らかにした。2011年11月のくしもと町立病院開院以降、消防防災センターや東牟婁振興局串本建設部、串本海上保安署や現・新宮警察署官舎ならびに代替指揮所や福祉総合センター(社会福祉協議会串本事業所)、さらに喫緊で昨年7月に役場がサンゴ台地内へ移転。他方、同地内への車両出入り口は橋杭小そばとJR串本駅そば踏切の2カ所のままで、とりわけ踏切そばで深刻化している通勤時間帯の混雑の分散化を主たる理由として国土交通省とも調整しながら開通を急いできた。

 町建設課によると、7月1日午前10時から未供用区間のサンゴ台側で式典と通り初めをし、以降バリケードを撤去し町道として供用を始める。以降当面は工事用車両も多く往来する点を踏まえて利用してほしいとしている。

 この町道は国道42号沿いにあるコミュニティバス上浦停留所そばから橋杭小前を連絡する計画延長2815㍍の路線。新道の上浦側の一部(国道から西の岡まで)は学校給食センター運用のためすでに部分供用されていて、今後の開通により全線で供用開始となる。

(2022年6月15日付紙面より)

7月1日に開通する町道サンゴ台中央線の未供用区間=13日、串本町サンゴ台
2022年06月15日
42 これからの防災考えよう
 5年生が地震・津波学習  (勝浦小 )

 那智勝浦町立勝浦小学校(山下真司校長)で13日、5年生44人を対象とした地震・津波に関する防災学習が開かれた。「阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センター」主任研究員の河田慈人さんが来校し、近年の災害から得た知見を基に、「これからの那智勝浦の防災・減災」を演題に講話した。

 兵庫県にある同センターは、阪神・淡路大震災(1995年)の教訓を後世に伝え、災害被害の軽減に貢献するために設立された防災ミュージアム。河田さんは防災教育や早期避難、地域防災を専門に研究し、和歌山県教育委員会防災教育推進委員も務める。

 勝浦小学校の5年生は昨年度、土砂災害について総合的に学習し、防災冊子を作成。本年度はその学習を発展させ、30年以内に70~80%の確率で発生するといわれる南海トラフ巨大地震や津波への備えについて学ぶ。

 河田さんは東日本大震災(2011年)や熊本地震(16年)、大阪府北部地震(18年)などによる被害を紹介。ハザードマップを過信することの危険性やいざというときに避難をすることの難しさを伝え、「おそらく皆さんが生きているうちに、南海トラフ巨大地震が起こる。子どものうちは自分の命を自分で守ることが第一だが、20年後には大人になって、大切な人を守る立場になる。避難所運営や防災の知識は、大人になっても絶対に役に立つ」と学習の大切さを訴えた。

 講演後には、今後の総合学習について担任教職員らと協議。同校は、児童の興味関心も尊重しつつ、保護者や地域全体に学習の成果を発信できるよう取り組んでいくとしている。

(2022年6月15日付紙面より)

真剣に講話を聞く5年生=13日、那智勝浦町立勝浦小学校
河田慈人さん
2022年06月15日
43 新宮が優勝、串本が準優勝
 全日本小学生大会など東牟婁予選  (少女バレー )
2022年06月15日
44 畑中君、仲岡君が全国へ
 県高校総体空手道競技で活躍  (近大新宮 )
2022年06月15日
45 性の多様性に理解深める  人権学習会&レザークラフト講座  (新宮市 )
2022年06月15日
46 6月定例会が開会  一般会計補正など13議案  (新宮市議会 )
2022年06月15日
47 「熊野の運河」へ。  谷口智行氏が主宰に就任  (運河俳句会 )
2022年06月15日
48 ハンカイソウが群生  新宮市熊野川町で  
2022年06月15日
49 「たか田んぼ」に田植え  中学生は「米探」活動も  (新宮市 )
2022年06月15日
50 「液体窒素で実験しよう」  少年少女発明クラブ6月講座  (新宮市 )
2022年06月15日
51 商品券発行など諸施策審議  町議会第2回定例会始まる  (古座川町 )
2022年06月15日
52 今年ももーちゃんが先駆  ウミガメ類の産卵始まる  (串本海中公園センター水族館 )
2022年06月15日
53 アオウミガメを放流  「世界ウミガメの日」を前に  (井田海岸 )
2022年06月15日
54 新宮と熊野の対戦も  3年ぶりに「熊野ラグビースクールカップ」  (熊野市 )
2022年06月15日
55 手作りカレーに舌鼓  ふれあい子ども食堂  (紀宝町 )
2022年06月15日
56 医療センターで分娩予約再開  紀宝町議会一般質問①  
2022年06月15日
57 1年間の汚れきれいに  6年生がプール掃除  (鵜殿小 )