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2022年06月22日
1 本番に向け準備進める
 「七夕願いよ 届け」  (那智勝浦町 )

 昨年6月末から7月7日に那智勝浦町の勝浦八幡神社(髙橋正樹宮司)で初開催し、多くの人でにぎわった「七夕願いよ 届け」。第2回に向け、勝浦八幡神社七夕実行委員会では現在、準備を進めている。12日夜には地元の高校生らも協力し、今年初めて点灯させる竹灯籠や牛乳パック灯籠の並べ方などを考えた。

 催しはコロナ禍の中、同委員会の上松資弘さんが「悩みや願いを集め、心のよりどころとなる場をつくりたい」との思いから髙橋宮司に相談し、開催に至った。

 手作りの木製短冊に髙橋宮司が、「七夕祈願」と筆を入れ神社の印を押したものを準備。参加者は短冊台2基に願いを書いた短冊をつるした。

 今年も30日(木)から7月7日(木)の七夕当日まで短冊に願いを書き、つるすことができる。午前8時から午後8時まで。無料。雨天時は社務所に短冊を準備している。今回は七夕の笹の受け取りも神社で行う。

 新たな取り組みとして、竹灯籠や牛乳パック灯籠、竹あかりを合わせて320個ほど境内に置き、「よみがえれ脇仲倶楽部」から借りたビン玉を七夕台に設置し、どちらも点灯させる。上松さんらは竹の調達や加工、ろうそくやLEDキャンドルなどの準備も進めてきた。

 昨年も催しに協力した川畑悠里子さんの娘の花愛(はな)さん(新宮高2年)は「交流サイト(SNS)に投稿する写真が見栄えするように並べ方を工夫した。喜んでもらえたらうれしいです」。

 瀧本梨乃さん(同)は「町を元気づけたいと思い参加した。夏の思い出を増やしていただけたら」とコメント。

 髙橋宮司は「若い方が参加してくれてありがたい。輪が広がることを期待したい。都会に出られても、この催しを思い出し、戻ってきてくれたら」と話した。

 上松さんは「皆さんの協力がありがたい。さださんからは『良い企画なので続けたほうがいい』とお声をもらった」。

 当日について「悩みや願いのある方はもちろんですが、多くの方に神社に集まってほしい。短冊をつるし、灯籠を見て、楽しい時間を過ごしていただけたら」と語った。

 なお、今年も、上松さんと親交のある歌手で小説家のさだまさしさんから直筆の短冊が届いた。

  □     □

■ワークショップや当日

 同委員会は7月3日(日)午後1時から神社社務所で、牛乳パック灯籠を作成するためのワークショップを開催する。

 無料。申し込み不要で定員なし。子どもから大人まで、参加可能。同日午後7時ごろから、試験点灯も行う。

 7日当日は午後6時30分から、七夕祭の神事が髙橋宮司によって営まれる。灯籠などの点灯は午後7時ごろを予定。無料。

(2022年6月22日付紙面より)

本番に向けて竹灯籠の並べ方などを考えた=12日夜、那智勝浦町の勝浦八幡神社
多くの短冊がつるされた昨年の様子(勝浦八幡神社七夕実行委員会提供)
今年もさだまさしさんから短冊が届いた
2022年06月22日
2 水しぶき上げ、初泳ぎ楽しむ
 今年もプール授業始まる  (紀宝町 )

 紀宝町立成川小学校(大藤伸之校長、児童53人)で20日、プールの授業が始まり、児童たちが初泳ぎを楽しんだ。おととしは新型コロナウイルス対策のため水泳授業が行われなかったが、昨年から町内各小学校で再開した。

 成川小では4~6年生の体育授業で水泳があり、水着に着替えた19人が頭、胸、顔の順に水をかけプールの中へ。頭までつかり、うつ伏せ、あお向けで浮く練習やバタ足などで水に慣れていった。

 気温、水温ともに25度を超え、プール内は一足早い夏本番のような歓声に包まれた。児童たちは水しぶきを上げながら「楽しい」「気持ち良い」と笑顔を見せていた。

 大藤校長は「昨年、プール授業を再開して児童たちも喜んでいた。短い期間だが今年も自分の命を守るための水泳指導を行っていく」と話していた。

(2022年6月22日付紙面より)

初めてのプール授業を楽しむ児童たち=20日、紀宝町立成川小学校
2022年06月22日
3 山本情輔君が表敬訪問
 U―15アジアレスリング日本代表  (新宮市 )

 7月2日(土)~4日(月)にバーレーンのマナマで開催される「2022年U―15アジアレスリング選手権大会」に日本代表として男子フリースタイル48㌔級に出場する新宮ジュニアレスリングクラブ(中川真一代表)所属の山本情輔君(緑丘中3年)が20日、新宮市役所を訪れ田岡実千年市長を表敬訪問した。

 山本君は昨年11月に駒沢オリンピック公園総合運動場屋内競技場(東京都)で行われた「令和3年度東京都知事杯第12回全国中学選抜レスリング選手権大会」の同階級に出場。初戦を快勝すると、その後も順調に勝ち進み準決勝で敗れたものの、見事4位に入賞し選考基準を満たして日本代表に選ばれた。

 レスリングを始めたのは3歳の時。以降、同クラブなどで練習を重ね、数々の大会で活躍している。この日は速水盛康教育長も同席した。

 訪問を受け、田岡市長は「中学生での世界大会出場は私たちにとっても楽しみ。支えてくれた多くの人たちへの感謝を忘れず、試合に臨んでください」。速水教育長は「身近な選手が日本代表に選ばれることは、非常に影響があり素晴らしい。挑戦する気持ちがないと目標には届かないため、全力を出し切ってもらいたい」とエールを送った。

 母・希余子さんは一緒に切磋琢磨(せっさたくま)している仲間やその保護者の皆さんがいたおかげで、ここまでやって来られたと感謝し「個人競技ではありますが、みんなで応援し合ってわが事のように喜び合うなど支え合っています。本人にとっても今後の人生の糧になると思う。いろんな経験をし、視野を広げてもらえれば」。

 山本君は、初めてのことで、まだ実感がないとしながらも「急な選考の話を聞いて驚いているが、出場するからには『1位』という大きな目標を持って挑みたい。自分の力を全て出し切れるように頑張ります」と意気込みを語っていた。

(2022年6月22日付紙面より)

田岡実千年市長(右)を表敬訪問した山本情輔君=20日、新宮市役所
世界大会での活躍を誓った
2022年06月22日
4 消防技術の基礎を託す
 新入団員ら対象に訓練  (串本町消防団 )

 串本町消防団(稲田賢団長)が19、20日の2日間、新入団員らを対象にした普通教育訓練を実施し消防技術の基礎を託すなどした。

 この訓練は、団活動に欠かせない技術を一から学ぶ機会として新入団員や同訓練未経験者を対象にし、年1回実施。消防団員が本業と兼ねての献身となる実情を踏まえ、近年は休日と平日の2日間を実施日としいずれか参加しやすい方を選んでもらう形で着実な指導伝達に努めている。

 本年度は19日に8人(女性団員1人含む)、20日に1人が参加。開始に当たり稲田団長は「消防団員として最初に取り組む訓練。長時間となるが、気を引き締めて頑張ってほしい」と激励し、以降は同町消防本部(寺島正彦消防長)の職員を講師に迎えて▽消防礼式▽ロープ結索▽消防操法(=ホースや筒先の取り扱い方)―の各技術を教わった。

 ロープ結索は消防水利確保時の取水ホースの安定を図るなどで欠かせない技術。消防操法は機材(=消防ポンプ)を除く

資材の取り扱いを身に付けるのが目標。同本部はそれら技術を骨格にし属する分団で円滑に肉付けがしていける状況を見据えて指導に当たり、稲田団長ら団本部や寺島消防長ら消防本部幹部職員も始終立ち会い適時アドバイスをして理解を後押しした。

 同団事務局によると、本業との兼ね合いで両日とも参加できなかった団員については、次年度以降も参加を誘いかけ全団員がこの訓練を経験している状況を目指すという。

(2022年6月22日付紙面より)

消防礼式の指導を受ける新入団員ら=19日、串本町総合運動公園雨天練習場
2022年06月22日
5 畠君、橋爪さんが入賞  柔整師杯県下少年柔道選手権  (紀宝柔道会 )
2022年06月22日
6 「税は社会支える会費」  井田小で租税教室  
2022年06月22日
7 高速道路延伸でリピーター増  アウトドアブームで人気  (飛雪の滝キャンプ場 )
2022年06月22日
8 コロナ前の7割程度に回復  GWの観光客入り込み数  (和歌山県 )
2022年06月22日
9 作品展で集めた募金手渡す  公民館陶芸教室  (那智勝浦町 )
2022年06月22日
10 歩いて健康、名産品も獲得  「旅するつもりでウォーキング」  (那智勝浦町 )
2022年06月22日
11 地元漁師から漁業学ぶ  宇久井中で特別授業  (那智勝浦町 )
2022年06月22日
12 大和舞の練習スタート  小学生12人が例大祭に向け  (那智勝浦町 )
2022年06月22日
13 詐欺被害の防止意識強める  池野山ほがらかクラブ会員  (古座川町 )
2022年06月22日
14 丸山一帯のごみを引き上げ  熊野古道大辺路刈り開き隊  (串本町 )
2022年06月22日
15 文豪が愛したノウゼンカズラ  佐藤春夫記念館  
2022年06月22日
16 お悔やみ情報
  
2022年06月16日
17 無病息災など祈る
 アジサイをささげ祭典  (熊野那智大社 )

 那智勝浦町那智山の熊野那智大社(男成洋三宮司)で14日、「紫陽花(あじさい)祭」が営まれた。アジサイを神前にささげて自然の恵みへの感謝をささげるとともに、梅雨時の無病息災を願った。

 境内の紫陽花園でも花盛りを迎えるころであるこの日に、毎年実施されている。今年は風雨ともに強い悪天候の中で行われた。祭典が行われた拝殿では、神職がおはらいの後、神前にアジサイを供え、男成宮司が祝詞を奏上。アジサイの小枝を手にした巫女(みこ)が、神楽「豊栄(とよさか)の舞」を奉納した。

 同様の神事は、別宮の飛瀧(ひろう)神社でも営まれた。また同大社のちょうず鉢には、たくさんのアジサイが浮かべられ、竹筒にも生けられていた。コロナ禍以前は茶席も設けられ、参拝者にお茶と菓子が振る舞われていたが、それは今回もなかった。

 男成宮司(68)は、新型コロナウイルスの感染状況は落ち着きつつあるが収束には至っていないこと、ロシアのウクライナ侵攻など世情は厳しいことなどに言及。「アジサイを供え、皆さんが健やかでますます栄えるよう、祈らせていただいた」と話した。

 1カ月後に控えた例大祭「那智の扇祭り(火祭)」についても「今年は通常通り、扇神輿(みこし)や大たいまつも出る。感染対策を行いつつだが、別宮(那智の滝前)は外なので、拝観者も入ってもらえる。拝観者と共に、五穀豊穣(ほうじょう)や新型コロナ収束を祈りたい」と述べた。

(2022年6月16日付紙面より)

アジサイを手に舞う巫女=14日、那智勝浦町那智山の熊野那智大社
2022年06月16日
18 助け合いの地域に
 ケアマネが集い研修  (新宮市 )

 新宮市地域包括支援センターの主催による、第2回新宮市ケアマネジャー支援会議が14日、新宮市役所別館であった。ケアマネジャー(ケアマネ・介護支援専門員)の約30人が参加、講演などを通して知識を深めた。

 新宮市民で介護保険の要支援者を担当している、新宮市から熊野市までの事業所に所属するケアマネが参加対象となった。新宮市の生活支援コーディネーターの福島圭さんが「新宮市での生活支援コーディネーター活動について」と題して説明を行ったほか、公益財団法人さわやか福祉財団さわやかインストラクターの高林稔さんが「生活支援コーディネーターの役割を知ろう! ~今 助け合いの地域づくりが求められています~」を演題に講話した。

 高林さんは長寿社会における「人生100歳時代」について「二幕目の人生は、健康、運動、社会参加が大事」と説明。少子高齢化についても、人口推計のグラフを基に、働ける世代が減っていること、少人数で高齢者を支える「肩車型」の社会へと進んでいることを示した。「高齢者も支えられるだけでなく、できる範囲でできることを。高齢者でも働ける人は働き、支え手を増やす努力が必要に」と述べた。

 地域包括ケアシステムについて「住み慣れた地域で、医療、介護、助け合いの切れ目のない支援を行う取り組み」と紹介。「目指すのは、住み慣れた地域で、自分らしく安心して暮らし続けること」と伝えた。

 助け合いの重要性や、つながりや信頼関係の構築の方法にも言及。生活支援コーディネーターと連携し、地域ケア会議も活用して、利用者の自立した生活を目指すべきと力を込めた。

(2022年6月16日付紙面より)

ケアマネジャーがやるべきことを考えた=14日、新宮市役所別館
講話する高林稔さん
2022年06月16日
19 聴覚障害者や接し方を知る
 串本中2年対象に手話講座  (串本町 )

 串本町立串本中学校(濱﨑和司校長)の2年生39人を対象にした手話講座が13日にあり、生徒らが聴覚障害者の実像や求められる接し方を知る機会を持った。

 町は2019年12月に手話言語条例を制定。その趣旨に基づき前年度から町立小中学校を対象としたこの講座を出張実施するようになり、本年度は同日現在で串本中と潮岬中の各2年生が別日に講師派遣を受けて受講する計画となっている。

 串本中は先んじての開講で、東牟婁新宮聴覚障害者協会会員の須川陽一さんと美熊野福祉会の手話通訳者・大代聖子さんが講師として来校。須川さんは生まれつき聞こえない自身の生い立ちや生活の様子を伝えて生徒の聴覚障害者への理解を促し、「耳が聞こえないだけで、ほかはみんなと一緒」としてみんなと同じ生活をしていくために生活上の支障をなくする工夫を積み上げていることなどを紹介した。

 聞こえないことで受ける差別をなくしたい、という思いも掲げ、今までにどのようなことに困ったか、その時にどのような支援がほしかったかも説明。聞こえないことが周囲に気付いてもらいにくいことも課題だと考えて作ったコミュニケーションツール「防災バンダナ」を紹介するなどして障害者差別解消法が社会に求める合理的配慮の義務がどのような発想に基づくかを示し、目指す社会への筋道をつけた。

 後半は聴覚障害者とのコミュニケーション手段として手話以外に空書、筆談、口話、身ぶりがあり、さらに相手の表情から言葉が帯びる感情を見て取ることなどにも触れて「伝える気持ちを大切にして接してほしい」という思いを生徒に託すなどした。

 受講した生徒の一人、荒木陽芽花(ひめか)さんは「手話だけでなく他の手段でも会話ができるという話が勉強になった。手話は覚えたいし、覚えきれなくてもしっかりと相手の反応を見て接していきたいという気持ちになった」と感想を話した。

 潮岬中は27日(月)に受講予定となっている。

(2022年6月16日付紙面より)

須川陽一さん(右)らから聴覚障害者との接し方を教わる2年生=13日、串本町立串本中学校
2022年06月16日
20 ご当地ナンバーって?
 国交省が導入地域の募集開始  

 国土交通省は4月、地方版図柄入りナンバープレートの導入地域と、新たな地域名表示(ご当地ナンバー)の導入を伴う図柄の募集を開始した。既存の地域表示名または都道府県の全域を単位とする図柄については2023年10月ごろ、新たな地域名表示を単位とする図柄については25年5月ごろに交付を開始する予定だ。

 「ご当地ナンバー」は、国土交通省が自動車のナンバープレートに表示する地名について、対象市町村の区域を限って、新規の自動車検査登録事務所の設置によらずに独自の地名を定められるよう、2006年に開始した制度。

 「富士山ナンバー」など、22年5月現在で46地域が導入している。三重県では鈴鹿市、亀山市で「鈴鹿ナンバー」、四日市市で「四日市ナンバー」、伊勢市や鳥羽市、志摩市などで「伊勢志摩ナンバー」が導入されている。

 当地域では過去に導入に向けた活動が、導入条件のハードルの高さから頓挫した経緯があるが、今回の募集では「登録車が5万台以上または登録車と軽自動車との合計が8・5万台以上」(複数市区町村の場合)など、軽自動車の保有台数の高まりを考慮して軽自動車との合計を条件とするなど、導入条件が緩和されている。

 しかし、導入に当たっては要綱を満たす地域の市町村が住民の意向を踏まえた上で、都道府県を通じて地方運輸局に要望する必要がある。

 なお、21年3月31日現在の新宮市・東牟婁郡の登録自動車・軽自動車数は4万9415台、田辺市・西牟婁郡では9万2880台、三重県熊野市・南牟婁郡は2万9875台、尾鷲市・北牟婁郡で2万6643台となっている。

 さて、そんな「ご当地ナンバー」導入のメリットといえば、地域のPR、ブランド化が挙げられる。いわば「走る広告塔」だ。愛郷心もますます高まることだろう。一方で、居住地の特定につながりやすいといった問題を指摘する声もある。

 14日に開会した新宮市議会6月定例会では、「ご当地ナンバー導入の実現を求める請願書」が提出された。前述した当地域の登録自動車・軽自動車数からみて「ご当地ナンバー」導入に向けては、広域で議論を交わしていかなければならないことは明らか。各自治体の今後の動きに注目が集まる。

(2022年6月16日付紙面より)

2022年06月16日
21 レッツゴーテニスが優勝
 第37回紀南テニス協会団体戦  
2022年06月16日
22 優勝は小川羊子さん
 なちかつGGCクラブ大会  
2022年06月16日
23 那智勝浦少年野球クラブがV
 学童軟式野球大会(B級)東牟婁大会  
2022年06月16日
24 久司航輝君(新宮高2年)が近畿大会へ
 全国高校総合体育大会県予選会  
2022年06月16日
25 5カ月ぶりに笑顔広がる  紀宝町のかわりない会  
2022年06月16日
26 災害対策で井戸の活用も  紀宝町議会一般質問②  
2022年06月16日
27 現職の大畑覚氏が出馬表明  コロナ対策が最重要課題  (御浜町長選 )
2022年06月16日
28 一般会計補正予算など審議  「ご当地ナンバー導入の実現を求める請願書」も  (新宮市議会 )
2022年06月16日
29 浸水被害の解消目指す  市田川ポンプ増強工事  
2022年06月16日
30 花火大会や河川管理問う  那智勝浦町議会一般質問㊤  
2022年06月16日
31 赤いアメリカデイゴ  浦神の虫喰岩と共演  
2022年06月16日
32 体を動かす楽しさ味わう  マリア保で「うんどうあそび」  (新宮市 )
2022年06月16日
33 串本沿岸海域の魅力発信  センターで特別パネル展  (南紀熊野ジオパーク )
2022年06月16日
34 3年ぶり大和舞奉納に向け  那智の扇祭りの事前学習  (市野々小 )
2022年06月16日
35 お悔やみ情報
  
2022年06月11日
36 職員の健康管理に貢献 米良孝志院長に感謝状 (新宮税務署)

 新宮市伊佐田町の新宮税務署(山端克明署長)で9日、感謝状授与式があり、同署職員の日頃の健康管理に貢献したとして医療法人米良医院(同市池田)の米良孝志院長に感謝状と記念品が贈られた。

 署長感謝状は、適正な申告納税の推進、納税道義の高揚、職員の健康管理などについて多大な貢献があるなど、功績が顕著であった者に対して感謝の意を表するもの。

 米良院長は、2014年から毎月1回血圧測定や健康相談を受けるなど同署の嘱託医として職員の健康管理に協力。新型コロナウイルス対策の助言やワクチンの早期接種に対応するなど、納税者対応を行う職員の心身に寄り添ってきた。

 また、今年1月には県内の医師会を代表して県医師会長と県病院協会長が、電子申告・電子納税推進を宣言。県民に対して確定申告会場の密を避ける呼びかけを行ったが、米良院長は新宮市医師会長として旗振り役を担うなど、感染拡大防止に向けた取り組みに力を尽くしている。

 感謝状を手渡した山端署長は「職員の健康管理はもとより、安心安全な税務行政が求められる中、ワクチンの早期接種に協力いただいた。管内外と出入りする職員も多い中、おかげさまで1人も罹患(りかん)することなく市民や納税者の方に対応することができた」と感謝を伝えた。

 米良院長は「新型コロナが出始めた2年半ほど前、医師として新型コロナを担当していたこともあり、大阪などと行き来することがある職員も多いということから周りの目から見た対応や助言をさせていただいた」。

 「最近、ようやく感染状況も収まりかけ、重症化も減っている。新たな変異株も出ていない。今後、収まっていくのか、それとも厳しくなっていくのかを判断していく必要がある。引き続き、気を抜かずにマスク着用や手指消毒など基本的な感染対策を心がけて」と話していた。

(2022年6月11日付紙面より)

山端克明署長(左)が米良孝志院長に感謝状を手渡した=9日、新宮市伊佐田町の新宮税務署
2022年06月11日
37 宇久井半島の自然に親しむ
 熊自連がふれあい観察会  (那智勝浦町 )

 熊野自然保護連絡協議会(瀧野秀二会長)は4日、那智勝浦町の環境省宇久井ビジターセンターで「宇久井半島ふれあい観察会」を開いた。参加や同会の専門家ら10人が宇久井半島の遊歩道や海岸部を巡り、さまざまな生物を観察した。

 熊自連は、植物や昆虫・野鳥・地質などの専門家が、熊野の自然環境保全を趣旨に一つにまとまり、1985年に結成された団体。新型コロナウイルス感染症の影響を受け、観察会を開くのは3年ぶり。感染症対策のため、参加人数を絞って開催した。

 瀧野会長は開会に当たり「今日はさまざまな分野の専門家が参加しているので、気になることがあれば何でも質問してください」とあいさつ。

 参加者たちはササユリや菌従属栄養植物のハルザキヤツシロランの果実、シダのコヒロハハナヤスリなどを観察しながら遊歩道を歩き、紀伊半島東岸を見渡す駒ヶ崎灯台へ。南方系のチョウであるイシガケチョウなどの昆虫や野鳥の解説もあった。地玉(じごく)の浜では海浜植物のハマカンゾウがオレンジ色の花を咲かせており、参加者たちの目を楽しませていた。

(2022年6月11日付紙面より)

コヒロハハナヤスリを観察=4日、那智勝浦町の宇久井ビジターセンター
ハマカンゾウが咲く地玉の浜
2022年06月11日
38 文化財でワーケーションを
 新宮市旧チャップマン邸  

 新宮市丹鶴の旧チャップマン邸で、ワーケーションが利用できるようになった。利用は無料(貸館料金別途必要)で利用可能時間は午前9時~午後9時。

 旧チャップマン邸は、アメリカの宣教師・チャップマンの住宅として、「文化学院」創始者で市名誉市民の西村伊作(1884~1963年)が設計し、1926年に建築。伊作が手掛けた住宅は県内に2軒しか残っておらず、大変希少価値の高い建物として2020年8月に国の登録有形文化財に登録された。

 ワーケーションは「ワーク」(労働)と「バケーション」(休暇)を組み合わせた造語。観光地やリゾート地でテレワーク(リモートワーク)を活用し、働きながら休暇を取る過ごし方で、働き方改革やコロナ禍において「新しい働き方」として全国的に注目されている。

 同邸で利用できるのは、2階学習室と主寝室の2部屋。椅子、机の他、ワーケーション専用Wi―Fi(ワイファイ)が完備されている。事務所内にはドリンクの自動販売機も設置されているので、仕事や観光の合間に一息を。

 利用には予約が必要。休館日は毎週月曜日(祝日の場合は翌平日)と年末年始。貸館料は1部屋当たり〈午前9時~午後1時、午後1時~5時〉各1010円、〈午後5時~9時〉1520円。観覧は無料。

 貸館予約、問い合わせは同邸事務所(電話0735・23・2311)まで。

(2022年6月11日付紙面より)

2階学習室
2階主寝室
2022年06月11日
39 4回目は7月中旬から
 新型コロナワクチン  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町はこのほど、4回目の新型コロナウイルス感染症のワクチン接種を7月中旬から開始することを発表した。60歳以上および18~59歳で基礎疾患を有する人が対象で、接種時期は9月末までを予定している。

 同町はワクチン接種状況について、5日現在で3回目の接種を終えた町民は9779人(接種率72%)と報告した。5~11歳の子どもの1、2回目接種は3月20日から集団接種を開始して5月末に終了。12歳以上の3回目接種は今月8日に終了した。今後も接種を希望する町民に対しては、接種を継続していく方針だ。

 4回目接種では6600人の対象者を見込んでおり、同町の体育文化会館で集団接種を行う。

 3回目から5カ月が経過した60歳以上には、6月中旬から接種券が送付される。18~59歳で基礎疾患のある人は申込制となっている。各戸配布された接種を知らせる用紙のQRコードをスマートフォンで読み取るか、町ホームページからも申し込みが可能。また、新型コロナウイルスワクチン接種相談窓口でも申し込める。

 同町では「ワクチン接種が終了しても、感染、発症する場合もある。ご自身や大切な方を守るため、改めて人と触れ合う際のマスク着用や3密の回避など、基本的な感染予防対策の徹底をお願いします」と話している。

 ワクチン接種に関する問い合わせは新型コロナウイルスワクチン接種相談窓口(電話0735・29・6137)まで。

(2022年6月11日付紙面より)

3回目接種が行われた際の様子=那智勝浦町体育文化会館
2022年06月11日
40 深瀬美知代さんが優勝
 新宮グラウンドゴルフ同好会「あじさい大会」  
2022年06月11日
41 串本古座が連合で出場へ
 有田中央、貴志川と共に  (高校野球和歌山大会 )
2022年06月11日
42 串本JFCが優勝果たす イオンSSカップサッカー大会 
2022年06月11日
43 初夏を彩る花々の競演  神内のビオトープで  (紀宝町 )
2022年06月11日
44 デッキブラシでゴシゴシ  5歳児がプール掃除  (成川保 )
2022年06月11日
45 ダンスと笑顔の輪広がる  レクダンスサークルこでまり  (趣味日和 ~生活に、彩りを。~ )
2022年06月11日
46 改築工事契約を承認  紀南学園の事務組合議会  
2022年06月11日
47 旧王子幼稚園を放課後児童クラブに  6月定例会提出の議案説明  (新宮市 )
2022年06月11日
48 ノアサガオなど見頃  新宮市・孔島  
2022年06月11日
49 尾之善さんの切り絵展にぎわう  太田の郷で文化祭開催中  (那智勝浦町 )
2022年06月11日
50 各所で花序が咲きそろう  梅雨時季の花・アジサイ  (串本町 )
2022年06月11日
51 真夏を待たずに花の盛り  西向の畑沿いのヒマワリ  (串本町 )
2022年06月11日
52 町内外の6チーム競う 川口で町長杯ゲートボール大会 (古座川町)
2022年06月11日
53 3年ぶり実施、49人が競う 第27回潮岬オフショアトーナメント (串本町)
2022年06月11日
54 生活支援商品券など計上  一般会計補正予算案を発表  (串本町 )
2022年06月11日
55 お悔やみ情報
  
2022年06月02日
56 ブラシで歯をゴシゴシ
 健康週間、磨いて啓発  (くじらの博物館 )

 国と日本歯科医師会が定めた「歯と口の健康週間」を間近に控えた1日、太地町立くじらの博物館(稲森大樹館長)は「クジラの歯磨き」の一般公開を始めた。10日(金)まで。クジラショー後に歯磨きを行って見せることで、歯と口の衛生の普及啓発を目指す。

 歯磨きを行うのは、コビレゴンドウ、オキゴンドウ、ハナゴンドウの3種類。磨く様子を観客に見せながら、種類ごとの食性の違いや、歯の数、大きさが異なることを説明する。同週間に合わせて行う、同館の恒例行事となっている。

 初日の1回目の一般公開では、太地町立太地こども園(森尾扶佐子園長)の5歳児16人が招待されていた。コロナ禍の影響でおととしのみ招待を中止していたが、例年は同様に招待している。

 園児らは、クジラのショーに興じた後、歯磨きを見学した。クジラに関するスタッフの説明を聞きながら、口の中をのぞき込み、歯を磨く様子を観察した。代表園児が歯ブラシを持ち、クジラの歯を磨く一幕もあった。最後に同館から園児に、歯ブラシがプレゼントされた。

 岡田李琉(りる)ちゃん(6)は「楽しかった。私も歯磨きは朝や晩にする。クジラの歯磨きを見て、私も歯磨きを頑張ろうと思った」と話した。

 「クジラの歯磨き」は、午前10時30分、午後0時30分、午後2時30分からのクジラショー後に、10分程度を予定している。問い合わせは同館(電話0735・59・2400)まで。

(2022年6月2日付紙面より)

クジラの歯磨きを観察する園児ら=1日、太地町立くじらの博物館
2022年06月02日
57 花束と色紙を届ける
 天満保育園で「花の日」  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町天満の日本基督教団紀南教会の天満保育園(小宮一文園長)で5月31日、「花の日」の行事があり、園児たちが町役場や病院、日頃お世話になっている商店などへ花束と色紙を届けた。

 花の日は1866年にアメリカの教会で始まった行事。子どもたちが季節の花を持ち寄り、地域の人々や福祉施設に届けたり、病気の人を見舞って励ましたりする。

 礼拝を終えた園児たちは花を持って町内へ出発。町役場へは5歳児7人が訪れ、花束と「いつもありがとう」のメッセージが書かれた色紙を手渡した。園の給食に魚などを届ける北郡商店へは4歳児10人が訪れ、賛美歌「この花のように」も歌った。

 花と色紙を受け取った役場職員は「町長室と福祉課窓口へ飾ります。コロナ禍で思いっきり遊べない日々が続いていると思いますが、元気な姿を見せてくれ、とてもうれしいです」と語る。

 小宮園長は「『この花が生まれたように、あなたは決して神様から忘れられてなどいない』というメッセージを込めた行事です。人生には苦しい時期もありますが、誰かに慰めを届けたという経験は、苦しいとき、自分にもきっとどこからか慰めが来るという希望につながるのではないでしょうか」と話していた。

(2022年6月2日付紙面より)

花を届け「いつもありがとう」=5月31日、那智勝浦町役場
地域の商店も訪問=同日、同町の北郡商店
2022年06月02日
58 キャッシュレス納付を推進
 大阪国税局ら迎えて宣言式  (和歌山東漁協 )

 県内最大規模の組合員数を誇る和歌山東漁業協同組合(𠮷田俊久代表理事組合長)が5月31日、同組合串本本所で適正申告・キャッシュレス納付推進を宣言した。その象徴として津波避難デッキの階段に懸垂幕を掲出。𠮷田組合長は時代相応の納税利便として利用の裾野拡大に意気込んでいる。

 キャッシュレス納付は▽ダイレクト納付▽振替納税▽インターネットバンキング等▽クレジットカード納付―といった税務署や金融機関に赴かず納税ができる仕組みの総称で、国税庁が時代に即した適正申告の先鋭手法として目下推進を目指すさなかにある。

 同組合は2009年に消費税完納推進と併せてダイレクト納付の受け皿となっている仕組み「e―Tax」の普及定着を宣言。その進展としてキャッシュレス納付を捉え、いち早く推進を宣言することを決めたという。同組合の組合員数は現在約1700人。宣言がもたらす影響力の大きさは、各方面から注目されるところともなっている。

 この日は同本所研修室を会場にして、新宮納税貯蓄組合連合会(森川起安会長)と両輪で宣言式を挙行。森川会長は「当連合会の運動趣旨に賛同して宣言をしていただけることは膨大な喜び。当連合会としては本日の貴重な宣言を背に、管内の納税者に対し適正申告・キャッシュレス納付推進を広く啓発していきたい」とあいさつし、𠮷田組合長は「地場産業を担う漁業者の代表である組合が率先して適正申告・キャッシュレス納付を実践し利用推進に取り組むことは、活力ある地域社会の実現に貢献すると考えている」など宣言し組合内で集めた73通の振替納税の依頼書とともに宣言文を新宮税務署の山端克明(やまばな・よしあき)署長へ託した。

 来賓を代表して大阪国税局の馬場則行徴収部長、山端署長、紀南県税事務所の清水真己所長、串本町の田嶋勝正町長が祝辞を述べ、同町商工会の須賀節夫会長、近畿税理士会の瀧岡俊太・新宮支部長、同町税務課の島野和昭副課長も列席して今後を期待。以降主催2人、来賓代表4人と後見した新宮納税協会の横手章郎会長、新優会の小森正剛会長の計8人で懸垂幕を除幕し、宣言の象徴として掲げた。

(2022年6月2日付紙面より)

適正申告・キャッシュレス納付推進宣言の象徴となる懸垂幕を除幕=5月31日、串本町串本
宣言式に出席した皆さん
2022年06月02日
59 待望のアユ漁解禁
 高田川などで太公望  

 熊野地方の熊野川流域で1日、アユ漁が解禁された。この日を待ちわびていた太公望が夜明けとともに釣り糸を垂らした。

 熊野川漁業協同組合は4月に四村川350㌔、赤木川上流250㌔、同川下流200㌔、大塔川350㌔、三越川100㌔、本宮と敷屋で各50㌔の稚アユを放流した。組合は「今年の天然遡上(そじょう)は例年に比べていいようです」と話している。

 新宮市の高田川を訪れた40代男性=同市三輪崎=は「ようやく、この日を迎えられて喜んでいます。1年が始まったような気持ち。午前5時半ごろから2時間半で15~16㌢のアユが約20匹釣れた。近年の新型コロナウイルスの影響で行動を制限せざるを得ない状況ですが、しっかり感染対策をして釣りを満喫できれば」と笑顔を見せていた。

(2022年6月2日付紙面より)

待望のアユ釣りを満喫する太公望たち=1日、新宮市高田
釣り上げられたアユ
2022年06月02日
60 第22回ツール・ド・熊野
  
2022年06月02日
61 原木市場の仕事って?  木製の「かぶと」工作も  (新宮市 )
2022年06月02日
62 裏東さんの受章たたえ  町長室で叙勲伝達式  (那智勝浦町 )
2022年06月02日
63 「誰か」のことじゃない  「人権擁護委員の日」で啓発  (新宮市 )
2022年06月02日
64 永年在籍会員13人を表彰  山本理事長を再任  (新宮市シルバー人材センター )
2022年06月02日
65 新たに鈴木貴裕会長着任  観光協会本年度総会開く  (古座川町 )
2022年06月02日
66 管内にアマゴの稚魚を放流  組合員手分けして清流域へ  (古座川漁協 )
2022年06月02日
67 10年会員の5人を表彰  町シルバー人材セが総会  (紀宝町 )
2022年06月02日
68 ホタルが飛び交うまちに  守る会が神内小で授業  (紀宝町 )
2022年06月02日
69 お悔やみ情報