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2023年01月24日
1 湯煙の中、熱戦を展開
 3年ぶり、仙人風呂でかるた大会  (田辺市本宮町 )

 田辺市本宮町の川湯温泉にある「仙人風呂」で22日、第20回「新春!仙人風呂かるた大会」が開催された。15チーム60人が参加し、温泉に浮かべた杉板製のかるたの争奪戦を繰り広げた。

 仙人風呂実行委員会(芝伸一会長)と熊野本宮観光協会(名渕敬会長)が主催する2001年から始まった人気のイベント。河原を掘ると至る所から温泉が湧く大塔川の一部をせき止め、73度の温泉と川の水を引き入れた野趣あふれる「仙人風呂」で、風呂に浮かべたかるたを奪い合う。新型コロナウイルス感染症の影響で3年ぶりの開催となった今回は、感染拡大対策として1試合2チームによる勝ち抜き戦とした。

 開催に当たり、名渕会長は「3年ぶりの開催となったが多くの人にお集まりいただきありがたい。この川湯温泉の仙人風呂、よろしければSNS(交流サイト)などで『いい所だったよ』とたくさん発信してください」と呼びかけ、参加者の健闘を願った。

 芝会長扮する仙人がくじ引きで対戦カードを決定。平安衣装をまとった詠み手が、地元有志「くまのじかるたプロジェクト」が作製した「くまのじかるた」を詠み上げると、今年のえと・ウサギや戦闘もの、全身タイツなどカラフルな衣装に身を包んだ参加者らが、風呂に浮かぶ約250枚のかるたを目がけて突進。熱い戦いを展開した。

 今回は田辺市の地元勢はもちろん、遠方からは愛知県や大阪府、京都府、兵庫県からも参加があった。

 新宮市から初めて参加した「佐野おやじの会」の中村優さんは「敗者復活戦で復活したが上位入賞は無理だった。来年は『佐野おかんの会』を立ち上げて、共に再チャレンジしたい」。

 見事優勝を勝ち取った「バカサバイバー」は「名古屋から来たかいがあった。防衛のために来年も参加したい」と喜びを語った。

 冬の風物詩・仙人風呂の開設期間は2月28日(火)まで(予定)。時間は午前6時30分~午後10時で入浴は無料。問い合わせは同観光協会事務局(電話0735・42・0735)まで。

(2023年1月24日付紙面より)

湯煙の中、かるたを奪い合う=22日、田辺市本宮町の仙人風呂
優勝した「バカサバイバー」の皆さん
2023年01月24日
2 火災や事故防止に努める
 消防団丹鶴分団が神倉神社清掃  (新宮市 )

 新宮市消防団丹鶴分団(杉下和夫分団長)は22日、御燈祭(おとうまつ)り(2月6日)に向けて神倉神社の清掃活動に取り組んだ。

 山内での火災や事故を防止しようと毎年この時期に実施している。この日は団員19人が参加。竹ぼうきなどを手に枯れ葉を掃き、枝打ちをして松明(たいまつ)の火が燃え移らないよう、整備に汗を流した。

 なお、今年の御燈祭りは、昨今の新型コロナウイルス感染拡大状況を鑑み、3年連続の上(あ)がり子参加中止が決定している。

 かつては上がり子として毎年祭りに参加していた杉下分団長。自身の息子や孫も3歳の頃から一緒に上がっていたという。数年前からは消防団として祭りに協力。当日の警戒や防火活動に当たっている。

 この日の活動に当たって「今年も神事のみとなったが、来年こそは従来通りに斎行されることを願っています。消防団として、火災や事故防止のために力を尽くしていきたい」。

 初めて清掃活動に参加した田端昭寛さんは「丹鶴地区に住んでいるが、お互いを気にかけ合うような昔ながらの近所付き合いが残っており、人々の温かさを日々感じています。昨年9月に入団したが、可能な限り地域に貢献したいと思っている。今日は団の皆さんと一緒に活動することができてすがすがしい気持ちでいっぱい」と話していた。

(2023年1月24日付紙面より)

清掃活動に参加した皆さん(一時的にマスクを外して撮影)=22日、新宮市の神倉神社
協力して掃除を行う分団員ら
2023年01月24日
3 3年ぶりの光景、2500人見物 潮岬で「本州最南端の火祭り」 (串本町)

 串本町潮岬にある望楼の芝で21日、イベント「本州最南端の火祭り」があり夕暮深まる中での芝焼きの光景が約2500人(主催者発表)の見物を集めるなどした。

 このイベントは南紀串本観光協会(島野利之会長)が主催。芝焼きは枯れ芝に火を放って芝地に混入した雑草を焼きつつ地中にある芝本体の芽吹きを熱で促す管理手法として知られ、望楼の芝では日没後に営むことで観光資源化しこのイベントに結び付けて誘客を図っている。

 おととしと昨年は新型コロナウイルスの情勢により中止の判断をしたため、今年は3年ぶりの実施。芝焼き前には物産販売や舞踊披露、潮岬に根付く味覚・しょらさん鍋(トビウオのつみれ汁、地元の漁師飯の一つ)の振る舞いや同・芋餅の販売といった趣向があり、今年は特に別系統でモデルロケット打ち上げ体験会や潮岬灯台特別一般公開といった見どころもあり一足早い参集を誘った。

 日没に合わせて芝焼きが始まり、主催者を代表して島野会長が「3年ぶりの火祭りへ大勢の皆さまにお集まりいただき、関係者一同大変喜んでいます。これから人もどんどん動き、ロケットも打ち上がって串本町はガンガン盛り上がると思う。観光協会も頑張るので、ご協力のほどよろしくお願いします」とあいさつして見物を歓迎。この日町内で交流会議に臨んだ本州四端の首長(串本町、山口県下関市、岩手県宮古市、青森県大間町の市長や町長)が視察で立ち寄り、潮岬在住の佐藤武治・県議会議員と共に祝辞を寄せ鈴木幸夫・町議会議長も列席して祝った。

 県立串本古座高校弓道部(堀切暖木〈あこ〉部長)の部員7人が火矢を放って点火をし、演出花火を合図にして事前に延焼を食い止める緩衝帯を設けた芝地東側への火入れを開始。見物で集まった人々は炎がじわじわと広い芝地に燃え広がっていく様子を見学場所や潮岬観光タワー上などから見守った。

(2023年1月24日付紙面より)

3年ぶりに実施された「本州最南端の火祭り」の芝焼きの様子=21日、串本町潮岬
火矢を放つ県立串本古座高校弓道部の皆さん
あいさつする島野利之会長(右)と控える来賓(左から鈴木幸夫・町議会議長、佐藤武治・県議会議員、山本正德・宮古市長、前田晋太郎・下関市長、田嶋勝正・串本町長、野﨑尚文・大間町長)
2023年01月24日
4 資源になる廃品を回収
 太田小学校の保護者ら  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町立太田小学校の育友会(宮井一也会長)は22日の朝、地域の廃品回収を実施した。保護者や児童、各区の区長、教職員らが協力し、再生可能な資源となる廃品の回収・分別に汗を流した。

 同校育友会が長年実施している取り組みで、夏と冬の年2回実施。収益は水泳で使う救命胴衣や電子黒板など、子どもたちの学習環境改善のために活用される。

 朝8時から作業を開始し、大人たちが軽トラックで各区のアルミ缶、段ボール、新聞紙を回収。小学校の駐車場では子どもたちも協力し、ビニールひもを切ったり、混入物がないかの確認をしたりした。

 きちんと仕分けされた資源を前に、太田真理愛さん(1年)は「すごくやる気で朝起きた。アルミ缶をコンテナに入れるために投げるのを頑張った」。下地ひまりさん(2年)は「段ボールが重たくて、運ぶのが疲れた」とそれぞれ達成感を味わっていた。

 宮井会長は「太田地域に根付いている活動で、この日のために資源を取っておいてくださる方も多い。大変ありがたい」と話していた。

(2023年1月24日付紙面より)

子どもたちも廃品回収に協力=22日、那智勝浦町立太田小学校
2023年01月24日
5 会員35人がごみ拾い  シルバー人材セが一善運動  (紀宝町 )
2023年01月24日
6 8年ぶりの選挙戦か  元職出馬で、定数11に12人  (紀宝町議選 )
2023年01月24日
7 家族で水害時の行動考える  クロスロードゲーム大会  (紀南P連 )
2023年01月24日
8 一人でも多くの協力呼びかける  勝浦LCが献血奉仕活動  
2023年01月24日
9 熊野川の恵み、活かすため  第1回フォーラムで意見交換  (熊野川天然資源再生連絡会 )
2023年01月24日
10 1位に杉本光朗さん  写連新宮支部1月例会  
2023年01月24日
11 新たな気持ちで活動継続  新宮市役所周辺をごみ拾い  (たばこ組合紀南支部 )
2023年01月24日
12 育てた米でポン菓子  児童生徒が作り味わう  (高田小中学校 )
2023年01月24日
13 本州四端連携の現況確認  役場本庁で首長交流会議  (串本町 )
2023年01月24日
14 お悔やみ情報
  
2023年01月15日
15 終息や商売繁盛など祈願
 大泰寺で大般若祈祷会  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町下和田の古刹(こさつ)、定光山大泰寺(西山十海住職)で13日、西山住職ほか、同町や太地町の8人の住職が出仕して「大般若祈祷会」を営んだ。新型コロナウイルス感染症対策を施した上で恒例の餅まきも実施。境内や本堂は多くの参拝者でにぎわった。

 法要ではマスク着用やアルコール消毒、換気など新型コロナウイルス対策を徹底した。住職らは全600巻の大般若経典を左右に波打たせながら一気に読む転読を行い、厄払いや家内安全、商売繁盛などを祈願した。

 餅まきは3密防止のため、本堂と薬師堂、境内に設置した舞台の3カ所で実施。住職や関係者らによって、250㌔の餅とパン200個がまかれた。

 同寺大総代の尾屋公一さんは「コロナ禍にかかわらず、たくさんの方が集まっていただきありがたい。今日はコロナの終息と地域が明るくなることを願いました」。

 西山住職は「コロナの感染が各地で広がっていて、亡くなる方も増えている。しかし、少しずつだが、日常を取り戻してほしいという思いもあり、昨年に引き続き斎行させていただいた。今年こそはコロナが終息し、皆さまが平穏無事に幸せに生活できることを願い、祈とうさせていただきました」と語った。

 町内から訪れた70代男性は「年に1回の行事。多くの人が来られて、活気づいたので良かった。来年はコロナも収まって、もっと多くの人でにぎわってくれたらうれしい」と話していた。

 同寺は伝教大師により1200年前の平安初期に創建された桓武天皇勅願道場と伝わる。薬師堂は関南薬師の第一霊場として昔から近隣の人々の信仰を集めてきた。

 この日も開帳された本尊の薬師如来像(国重要文化財)は1156(保元元)年の作。その優美な姿に引かれ、例年の開帳の際は大阪や東京などからも参拝者が訪れている。

(2023年1月15日付紙面より)

大般若経典を転読し厄払いや商売繁盛などを祈願した=13日、那智勝浦町の定光山大泰寺
恒例の餅まきもにぎわった
2023年01月15日
16 架空請求詐欺が急増
 不審なSNSやはがきに注意を  (見守り隊が啓発 )

 三重県警によると、昨年(11月末現在)、県内で118件の特殊詐欺が発生した。被害額は約3億4180万円に上った。前年同期比で15件、約1億7500万円の増となった。

 このうち、50件が架空料金請求詐欺で、2億3370万円の被害と急増した。新型コロナウイルスの拡大が懸念されたことにより、自宅にいる機会が増えたことや、交流サイト(SNS)の利用時間が増加していることなども原因と考えられ、県内に限らず全国的に被害が増加している。

 架空料金請求詐欺は「未払いの料金がある」などと架空の事実を口実として、現金や電子マネーなどをだまし取る手口。紀宝警察署管内では、昨年5月と10月に電子マネーをだまし取られる被害があった。「はがきやSNSなどで未払い料金を請求されても心当たりがなければ相手に連絡しないように」と呼びかけている。

 紀宝町では、高齢者の特殊詐欺被害撲滅を目指し、毎月1回、高齢者地域見守り隊(伊藤俊介代表)が町内各所で啓発活動を展開。13日には鵜殿の主婦の店で今年最初の活動を行い、隊員6人が町民らにチラシを配布し、詐欺に遭わないよう求めた。

 チラシには特殊詐欺発生状況や具体的な手口、対策、相談窓口などを掲載した。不審電話などの相談は紀宝署(電話0735・33・0110)へ相談を。

(2023年1月15日付紙面より)

特殊詐欺被害撲滅を目指して啓発活動を展開=13日、紀宝町鵜殿
2023年01月15日
17 伊作の見た風景とは
 旧チャップマン邸、旧西村家住宅で企画展  (新宮市 )

 新宮市丹鶴の旧チャップマン邸と旧西村家住宅(西村伊作記念館)で、西村伊作生誕139(イサク)年記念企画展が始まった。入館無料。

 「生活を芸術として」という生涯を送った、新宮市名誉市民の西村伊作(1884~1963年)。今年は生誕139年の節目の年で、旧チャップマン邸では22日(日)まで「伊作のみた熊野新宮」(西村記念館・旧チャップマン邸の会主催)を、旧西村家住宅では29日(日)まで「西村伊作が描いた新宮」(市教育委員会主催)を開催している。

 旧チャップマン邸では「新日本の文化創出をリードした伊作は、彼を生み育てた熊野・新宮のどんな風景を見て育ったのか」をテーマに、明治や大正時代の豊富な資料・史料から解き明かす。

 展示資料の多くは熊野学研究委員会委員長の中瀬古友夫さんが提供。写真や地図を伊作による絵画とひも付けしながら、当時の熊野・新宮やゆかりの場所などを紹介している。

 伊作邸の2階にかけられていた地形図は、1911(明治44)年初版の5万分の1地形図の「新宮」や「那智」など11枚を正確に張り合わせ、掛け軸のように表装。県名が丁寧な明朝体で書き加えられ、海岸線と県境や市町村が縁取りされている。また、13(大正2)年に開通した新宮鉄道の予定線も開通した状態に書き直されており、中瀬古さんは「伊作が設計図の手法で記入したものと考えられる。鉄道開通後のふるさとに思いを巡らせていたのでは」と話している。

 旧西村家住宅では、伊作が描いた新宮の風景画11点を展示。多くが普段は見ることのできない作品となっており、伊作の目線を通して当時の新宮の風景を回顧できる内容となっている。

 開館時間は旧チャップマン邸は午前10時~午後4時。旧西村家住宅は午前9時~午後5時で、両館とも月曜日休館。

(2023年1月15日付紙面より)

当時の地図や写真などから、西村伊作の見た熊野・新宮を読み解く=旧チャップマン邸
伊作が残した、新宮の風景を捉えた作品を展示=旧西村家住宅
2023年01月15日
18 僧侶になるための儀式  光明宝院で得度入門式  (那智勝浦町 )
2023年01月15日
19 緊張した面持ちで臨む  前期入試に児童30人  (近大新宮中 )
2023年01月15日
20 お正月遊び楽しむ  「くろしおであそぼう!」  (新宮市 )
2023年01月15日
21 子どもたちの思い託す  赤い羽根共同募金に協力  (神倉小 )
2023年01月15日
22 Art in 和歌山  29日まで、石垣記念館  (太地町 )
2023年01月15日
23 3市町の各チームに寄贈  美し国三重市町対抗駅伝  (JA伊勢 )
2023年01月15日
24 児童生徒の読書活動を推進  「ものがたりライブ」、図書館が継続  (紀宝町 )
2023年01月15日
25 お悔やみ情報
  
2023年01月14日
26 寺地優太さんが内閣総理大臣賞
 市長訪問し受賞報告  (新宮市 )

 近畿大学附属新宮中学校(池上博基校長)の寺地優太さん(2年)がこのほど、中高生を対象にした科学コンクール「第66回日本学生科学賞」中学の部で、内閣総理大臣賞を受賞した。12日、寺地さんは市役所を訪れ田岡実千年市長に受賞報告。「これからも研究を進めていきたい」と展望を語った。

 1957(昭和32)年にスタートした同科学賞は、中学生、高校生を対象とした歴史と伝統ある日本最高峰の科学コンクール。

 毎年9~10月に身の回りの小さな疑問や不思議の解明、教科書に書かれている学説に対する疑問の解決などについて、個人や生徒が共同で取り組んだ実験・研究・調査作品を募集し、専門家により書類審査とプレゼンテーション審査を行い、優秀な作品を表彰するもの。

 今回、寺地さんは「ウミホタルは血の匂いを感じて餌をみつける」をテーマに研究し、最高賞である同賞を受賞。昨年12月24日に東京都江東区の日本科学未来館で表彰式が行われ、式典後には臨席された秋篠宮さまから興味を持ったきっかけや今後の展望などについて質問を受けたという。

 なお、寺地さんは昨年、「令和3年度わかやまネイチャー・アワード」個人部門において、「ウミホタルの嗅覚について」をテーマに研究し入選を果たしている。

 ウミホタルに興味を持ったのは、小学生の時に参加した新宮市少年少女発明クラブ(瀧野秀二会長)でウミホタルを採取したことがきっかけ。以降、刺激を受けると発光物質を分泌する神秘的な生態に魅せられ、小学5年の時から研究を続けている。研究には妹の絢星さん(神倉小5)も協力。飼育を担当するなど、実験を後押しした。

 また、研究や実験に当たっては、三重大学の「ジュニアドクター育成塾」や瀧野会長らの支援も受けている。

 学校では、スーパーサイエンス部に所属する寺地さん。池上校長は「他のメンバーにとっていい刺激になっていると思います」。田岡市長は「中学生のレベルではなく、専門家並みの研究をされている。将来、研究者として活躍してくれることを期待しています」と激励した。

 寺地さんは「ウミホタルは2、3㍉の大きさだけど、餌を食べているところを見ると一生懸命生きていていとおしく思う。ウミホタルの生態についてはまだ分からないところがあるので研究を続けたい。甲殻類の養殖に役立てることができれば」。

 「室内・屋外での実験を組み合わせられたのは、新宮というまちの環境だからこそだと思います」と話していた。

(2023年1月14日付紙面より)

ウミホタルの研究で内閣総理大臣賞を受賞した寺地優太さん(右から3人目)=12日、新宮市役所
2023年01月14日
27 「丹鶴ホール」が最優秀賞受賞
 きのくに建築賞で高評価  (新宮市 )

 新宮市下本町の市文化複合施設「丹鶴ホール」がこのほど、「第6回きのくに建築賞~ワカヤマの魅力ある建築~」において最優秀賞と和歌山県知事賞を受賞した。12日、設計者の山下設計・金嶋設計共同企業体の金嶋正人さん、施工者の村本・三和特定建設工事共同企業体の大前智裕さんが市役所を訪れ、建築主の田岡実千年市長と喜びを分かち合った。

 「丹鶴ホール」は、地上鉄筋コンクリート造(4階図書館は鉄骨造)。敷地面積約9248平方㍍、建築面積約2959平方㍍、延べ床面積は約6444平方㍍。

 文化ホール(1~3階)・熊野学コーナー(2階)・図書館(4階)で構成され▽一人一人がまちづくりの担い手▽人が中心となる施設▽生き生きとしたまちへ 人輝き文化奏でる都市―を基本理念に、市民を中心とした文化創造活動を通した熊野地方の価値の創出を目指して2021年10月にオープンした。デッキからは熊野速玉大社や神倉神社、新宮城跡、熊野川などを眺望することができる。

 なお、敷地内では施設建設に当たって2015年に縄文~江戸時代にいたる遺構や遺物が発見。昨年11月に「新宮市下本町遺跡」として国史跡に指定されている。

 きのくに建築賞は、県建築士協会、県建築士事務所協会、日本建設家協会近畿支部和歌山地域会の3団体によるまちづくり協議会が主催し、郷土の美しい景観に寄与する優れた建築者を地域資産と捉え、それを見いだす場として創設したもの。

 和歌山の建築文化の向上と、活気ある魅力的で美しいまちづくりに寄与することを目的としている。

 今回は12年以降に完成した建築物が対象。昨年11月20日に県立近代美術館で開催された最終審査では、書類選考を通過した紀三井寺ケーブル山麓駅や有田市民水泳場「えみくるARIDA」、和歌山城ホールなどを抑え、歴史的背景や景観との調和、眺望などが審査員から高評価を受け最高賞を受賞するに至った。

 このたびの受賞を受け、金嶋さんは「プロポーザルから完成まで足かけ7年。ずっと携わらせていただき、いろいろな問題もあったが最終的にこういう賞を頂きうれしく思っている。基本設計の段階から歴史から形を発想するという考え方はあったが、大変勉強になりました」。

 大前さんは「これから50年、60年残る建物の施工に携われたことは光栄なこと。三和建設としても大きなチャレンジだった。実際に施設を使用されている方々を拝見すると施工させていただけて本当に良かったと感じます」と笑顔。

 田岡市長は「建設に当たってはいろいろなことがあったが、結果的に大変貴重な遺跡の発見にもつながった。遺跡も国史跡に指定され、二重の喜び」と思いを語った。

 なお、同施設は(公社)日本サインデザイン協会が主催する日本サインデザイン賞においても入選を果たしている。

(2023年1月14日付紙面より)

最優秀賞を喜ぶ(左から)金嶋正人さん、速水盛康教育長、田岡実千年市長、大前智裕さん=12日、新宮市役所
新宮市下本町の「丹鶴ホール」
2023年01月14日
28 望楼の芝で「火祭り」準備 観光協会と消防が両輪で (串本町)

 南紀串本観光協会(島野利之会長)と串本町消防本部(寺島正彦消防長)が12日、潮岬にある望楼の芝でイベント「本州最南端の火祭り」の準備に取り組んだ。

 この準備は、21日(土)午後1時~6時30分ごろ実施予定のイベントで行う芝焼きの延焼を止める緩衝帯を東側の芝地外周に設ける内容。同協会職員15人が手分けして幅約3㍍を意識しながら外周に火を入れて枯れ芝を焼き、必要以上に延焼しないよう同本部職員15人が散水で火勢を調整する形で進めた。

 引き続いて芝地西側一面にも火を入れたが、昨年終盤の刈り込みで枯れ草が少ないため焼けるところだけ焼いた段階で作業を終了した。

 このイベントは同芝の管理手法として取り入れている芝焼きを日没直後から営み、夕闇深まる中で広がる炎の幻想的な光景で観光誘客を図る内容。実施前には物産販売、しょらさん鍋(トビウオのつみれ汁)振る舞い、芋餅販売、舞踊披露、式典、県立串本古座高校弓道部による火矢射式(点火式)、演出花火といった趣向もある。新型コロナウイルスの情勢でおととしと昨年は中止したため、本年度は3年ぶりの実施予定。感染症予防の一環で餅まきと串本節がないが、本州四端の市町長が視察する予定で同協会によるモデルロケット打ち上げ体験会(事前申込者対象、午後3時ごろ打ち上げ予定)や田辺海上保安部と紀の国灯台利活用推進委員会による潮岬灯台特別一般公開(午後2時~4時30分、当日受け付け)が連動する予定で、例年に増して見どころは多い。

 これら状況を踏まえて島野会長は「もちろん新型コロナウイルスの状況も直前まで注視するが、気持ちとしてはやりきりたいという思い。実施にこぎ着けたときには、各自の感染症予防を呼びかけて大勢の皆さんに楽しんでいただきたい」とコメントした。

 当日のイベント実施の有無などの問い合わせは同協会(電話0735・62・3171)まで。

(2023年1月14日付紙面より)

芝地の東側外周を一定幅で焼く協会関係者や消防本部職員=12日、串本町潮岬の望楼の芝
2023年01月14日
29 御燈祭りに備え安全確認
 神倉神社の石段検分  (新宮市 )

 新宮市の熊野速玉大社(上野顯宮司)の摂社、神倉神社で13日、石段検分が行われた。2月6日(月)の「御燈祭(おとうまつ)り」に向け、関係者が石段の安全を点検。ひび割れなどが73カ所見つかり、祭り当日までに修繕していく。

 「御燈祭り」は1400年以上前から続いているとされており、熊野速玉大社例大祭「新宮の速玉祭(はやたまさい)」と合わせて国の重要無形民俗文化財(重文)に指定されている。白装束に荒縄を巻いた「上(あ)がり子」と称する参拝者が神倉山で松明(たいまつ)に御神火を受け、山門の開閉とともに急峻(きゅうしゅん)な石段を一気に駆け下る勇壮な祭りとして例年、全国から大勢の人が訪れている。

 今年は前向きな検討が行われていたものの、新型コロナウイルス感染症第8波の襲来を案じ、約2000人の上がり子が山門内に集結することによって長時間の3密が避けられない状況にあることを考慮。クラスター(感染者集団)が発生する危険が高くなると予想されることから、3年連続となる上がり子の参加中止の判断に至った。

 当日は正午から神倉山への入山を制限し、報道関係者や一般撮影者の入山も禁止。最少人数の神職と介釈(かいしゃく)のみで営まれ、翌7日(火)の御燈祭り奉祝祭、餅まきも中止する。

 点検には同大社や神倉神社奉賛会(猪飼三雄会長)、神倉青年団(中山忠吏団長)などから13人が参加。鎌倉幕府初代将軍・源頼朝(1147~99年)が寄進したと伝わる自然石を積み上げた538段の石段を一段ずつチェックし、石が動くなどの問題箇所にチョークで印を付けていった。猪飼会長は「3年連続の規模縮小は残念だが、現状を考えると仕方ない。『来年こそ』の思いを諦めず、本来の祭りができることを信じています」と話していた。

(2023年1月14日付紙面より)

石段を点検する祭り関係者=13日、新宮市の神倉神社
2023年01月14日
30 子どもの交通安全に役立てて  3市町教委へ横断旗贈る  (こくみん共済 )
2023年01月14日
31 アンプセットを寄贈  紀宝町建設業組合が地域貢献で  (鵜殿保育所 )
2023年01月14日
32 返礼品開発などで寄付額倍増  ふるさと納税、見込み額上方修正  (紀宝町 )
2023年01月14日
33 獅子舞の練習に熱  青彦神社例大祭に向け  (井関神楽会 )
2023年01月14日
34 大学入学共通テストへ出発  新宮高、近大新宮高生ら  
2023年01月14日
35 愛好者173人が試合に臨む グラウンドゴルフ「新年初打ち大会」 (串本町)
2023年01月14日
36 県大会の結果を町長に報告  ビブリオバトル町代表2人  (串本町 )
2023年01月14日
37 一斉放水や分列行進など  新宮市・那智勝浦町で出初め式  
2023年01月14日
38 オガタマノキが開花  宇久井ビジターセンター  
2023年01月14日
39 日本とベトナムの文化交流  藤紀流家元が現地で日舞披露  (新宮市 )
2023年01月14日
40 お悔やみ情報
  
2023年01月12日
41 集中力向上と健康に一石二鳥?
 バランスボールを試験導入  (新宮市 )

 健康増進などを目的に、新宮市役所で11日からバランスボールの試験導入が始まった。約2カ月間の効果検証を経て、全庁的な導入について検討していくという。

 バランスボールは、椅子として使用することで骨盤周りを刺激したり、体幹部を鍛えたりするもの。腰痛予防や姿勢改善などにも効果があるとされており、全国各地の自治体ではバランスボールを椅子代わりに使用する試みが広がっている。

 県内では、田辺市が昨年2月に本格導入。腰痛に苦しむ職員が多く、また価格も数千円からと安いことから、自費購入すれば使用可能とした。

 新宮市では、健康意識の高い若手職員からの提案を受け、健康増進の一環として試験導入を決定。使用を希望する職員ら約10人が自費でバランスボールを購入し、椅子代わりにバランスボールに座りながら職務に励んでいる。

 試験導入に先立ち、昨年11月からバランスボールに座って公務に当たっている田岡実千年市長は「たまに腰痛があって周りに勧められた。(腰痛が)良くなった気がする。使い続けることでさらに楽になることを期待しています」。

 総務課行政改革係の玉井祐貴係長は「おなかに力が入って腹筋に良さそう。自身は腰痛はないが、ダイエット効果が期待できそう。姿勢が良くなることで集中力も高まるので職務にも集中できて一石二鳥だと思います。本格的な導入に向け、検証を行っていきたい」と話していた。

 全庁的な導入が決定すれば新年度からの開始で職員が自費で購入することになる。

 なお、バランスボールを導入する企業や自治体は増えており、スポーツ庁が従業員の健康増進のためにスポーツ活動の促進に取り組む企業を認定する「スポーツエールカンパニー2022」でも、バランスボールを取り入れた企業が含まれている。

(2023年1月12日付紙面より)

バランスボールに座って職務に当たる職員ら=11日、新宮市役所
2023年01月12日
42 「来年こそ」の思いで
 塩竈神社で「脊美祭り」神事斎行  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町浦神の塩竈(しおがま)神社(井谷正守宮司)で8日、伝統の「脊美(せみ)祭り」が営まれた。祭り関係者8人が参列し、商売繁盛や船の安全などを祈願した。

 脊美まつり保存会(会長=並川廣・浦神西区長)が祭りや歴史を継承し、古来捕鯨の歴史を持つ同区でセミクジラを模したわら製の「脊美」を縁起物として用いる祭り。過去には成人の儀式として行われていたとされている。長年、捕鯨文化を継承していることから2016年に日本遺産「鯨とともに生きる」に認定された。

 例年は、井谷宮司が「鬼」と書かれた的を矢で射抜くと同時に、3人の脊美子が取り付けられた脊美を一斉につかみ取り西区区民会館まで全力で駆け抜ける儀式や東区の勇義社(畑下圭喜社長)による勇壮な獅子舞奉納、脊美音頭などを披露しているが、近年は新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から規模を縮小し、神事のみ斎行している。

 厳かな雰囲気の中、井谷宮司が神事を執り行い祝詞を奏上。参列者が玉串をささげ、コロナの収束を願った。

 並川区長は「無事に滞りなく神事を終え安心した反面、3年連続の規模縮小は残念でなりません。脊美子を区民の皆さんが料理でおもてなしをすることが大きな祭典の一つ。『来年こそ』という思いを諦めず、通常の祭りができるよう願い継承していければ」と話していた。

(2023年1月12日付紙面より)

さまざまな思いを祈願し神事を執り行う井谷正守宮司(右)=8日、那智勝浦町浦神の塩竈神社
祭り関係者が玉串をささげた
2023年01月12日
43 皇后盃女子駅伝選手に選抜
 潮岬中3年・久保凛さん  (串本町 )

 皇后盃第41回全国都道府県対抗女子駅伝競走大会の出場チーム情報が10日に発表され、串本町立潮岬中学校3年・久保凛さん(14)が前回に引き続き和歌山チームの一人として選抜されたことが公となった。同大会は15日(日)午後0時30分に京都市内で実施予定。久保さんは選考会の結果から3区を走ることになると見据え、本番に向けた調整に打ち込んでいる。

 この大会は、日本陸上競技連盟が女子陸上競技中・長距離選手の普及と強化育成を目的として年1回主催。西京極総合運動公園たけびしスタジアム京都(=陸上競技場)をスタート・ゴール地点とする42・195㌔コースを中学2年生~社会人選手9人でつなぐ内容で、3区と8区が中学生限定区間となっている。

 和歌山陸上競技協会は昨年11月26日に紀三井寺公園補助競技場で同大会選手選考会〈中学〉を実施。女子3000㍍種目には県全域から久保さんを含む16人が挑み、久保さんは記録9分44秒31で1位となった。

 2位に約32秒差をつけ、前回の選抜のきっかけとなった記録をさらに7秒68縮める好成績。久保さんは「ラストでもう少し上げられたかなと思う。自分としては十分納得できる結果です」と自負している。

 同協会は選考会上位3人を中学生選手として選抜していて、誰がどの区間を走るかは直前で決まるという。久保さんによると同大会中学生限定区間は3区がエース区間だそうで「前回は3区を走って区間10位だった。今回も選考会で1位だったので3区を走ることになると思いますが、区間3位以上になることを目指してチームに貢献できる走りをしたい。できれば区間賞を獲得したい」と意気込んでいる。

 同大会の様子はスタート15分前からNHKの総合テレビやラジオ第1で生中継、NHKプラスで同時配信される予定。

(2023年1月12日付紙面より)

皇后盃女子駅伝和歌山チーム選手として選抜された久保凛さん=10日、串本町潮岬
2023年01月12日
44 海への感謝を込めて
 恵美須祭りで浜を清掃  (新宮漁協 )

 漁業や商業の神の祭り「十日えびす」の日である10日、新宮漁業協同組合(中村誠二郎組合長)は、新宮市王子町の熊野恵美須(えびす)神社への参拝と海岸清掃を行った。組合員の約20人が参加、海上安全や大漁を祈願した後、王子ヶ浜に落ちたごみを拾い集めた。

 例年は「恵美須祭り」として、神職を招いての式典や、地域住民が参加する餅まきを行っていたが、コロナ禍の影響で昨年とおととしは中止。今年は、新型コロナウイルスの新規感染者が増加していることから、神職の出仕もなく組合員だけで参拝した後、王子ヶ浜を清掃、餅まきは中止とした。

 参加者は全員で参拝の後、ごみ袋を持ち王子ヶ浜へ。砂浜を歩き、ごみを拾い集めた。広範囲を歩き、重機に流木を積み込むなどして、黙々と作業していた。

 中村組合長は「新型コロナウイルスの感染状況を鑑み、恵美須祭りにおける餅まきなどは中止することになったが、漁協の組合員から『海へ感謝の意味を込めて、組合員のみで王子ヶ浜の清掃活動を行ってはどうか』との提案があった。少人数での屋外での清掃活動であれば感染の心配も少ないと判断し、清掃活動を行うことになった」と経緯を説明。

 餅まきの中止にも言及し「コロナ禍が終わり、もう大丈夫となったら、餅まきを盛大にやりたい」と語った。

(2023年1月12日付紙面より)

参拝祈願する中村誠二郎組合長=10日、新宮市王子町の熊野恵美須神社
2023年01月12日
45 「紀宝町の花」咲き誇る  矢渕中近くにスイセン  
2023年01月12日
46 今年一年の平穏を祈願  初薬師、3年ぶりに餅ほりも  (紀宝町 )
2023年01月12日
47 前年度より110人増  年末年始の来館者数  (くじらの博物館 )
2023年01月12日
48 さまざまな人の立場になる  社協が那智中で福祉体験学習  (那智勝浦町 )
2023年01月12日
49 120点の力作展示  赤い羽根絵はがきコンクール  (新宮市 )
2023年01月12日
50 ヤブツバキが咲き始める  宇久井ビジターセンターで  
2023年01月12日
51 正月遊びを満喫  中央児童館でかるた大会  (新宮市 )
2023年01月12日
52 新園舎に元気な歓声響く  1号園児も加わり本格化  (くしもとこども園 )
2023年01月12日
53 お悔やみ情報
  
2023年01月11日
54 防災力の向上目指す
 新宮市・那智勝浦町で出初め式  

 新宮市と那智勝浦町で8日、消防出初め式が開催された。消防関係者らが出席し、防災力向上への誓いを新たにした。式典後には、新宮市では2019年以来4年ぶり、那智勝浦町では20年以来3年ぶりに一斉放水などが行われた。

  □     □

市民の安心安全守るため 新宮市



 新宮市では、同市下本町の市文化複合施設「丹鶴ホール」で3年ぶりに従来に近い規模で式典が開催された。消防関係者や来賓ら約350人が出席する中、中谷健兒・消防団長が開会宣言。功労者たちに賞状と記念品が贈呈された。式典後には4年ぶり(2020年は荒天のため中止)に同施設敷地内で分列行進と、熊野川河川敷で一斉放水が行われた。

 田岡実千年市長は、社会環境の変化により、複雑多様化、大規模化の傾向を強めている自然災害と新型コロナウイルス感染状況に言及。「本市においても、社会環境の変化に即した消防力の充実強化、大規模災害や特殊災害に対応した消防体制の確立を図り、災害に強い、安心で快適な活力あるまちづくりを進めていきたい」と式辞。さらなる協力を呼びかけた。

 榎本鉄也市議会議長は「今後も盤石なる消防体制を堅持し、職務遂行にご尽力を。市議会としても市民の安全・安心を願い、災害に強いまちづくりに向けより一層、消防・防災体制の充実を推進していく所存」と述べた。

 表彰状・感謝状の授与、伝達に続き、岸本周平知事(杉本善和・東牟婁振興局健康福祉部長代読)、自民党の世耕弘成参院幹事長、田原正士・新宮警察署長が来賓のあいさつ。消防関係者の日頃の尽力に感謝を伝えた。

 閉会に当たり、垣内一男消防長は「3年間のコロナ禍を経験し、改めて消防の任務が市民生活に直結し、役割の大きさや消防に対する期待を職員全員が再認識する機会になった」。

 「どんな環境下であっても市民の皆さまの安心と安全のためにしっかりと態勢を整え、あらゆる状況にも立ち向かうべく常に準備し、創意工夫する中で勇気と英知をもって柔軟に対応していくことの大切さを痛感した。今年も市民に安心と安全を感じていただくといった目標達成のために、職員が一丸となって職務にまい進していきたい」と決意を新たにした。

 昨年1年間の出動状況は火災12件、救急件数1702件、救助23件だった。

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3年ぶり通常規模開催 那智勝浦町



 那智勝浦町消防出初め式が8日、那智勝浦町天満の体育文化会館などであった。通常規模の開催は3年ぶりで、式典のほか分列行進、一斉放水も実施。職員28人と団員131人が参加、町民の安全安心な暮らしの確立に向け、意識を新たにした。

 コロナ禍に伴いおととしは中止、昨年は規模を縮小していた。分列行進と一斉放水は、同町築地の勝浦港「渡の島」の突堤に移動して実施。地域住民も多数、観覧に訪れた。

 式典では、優良消防職団員の表彰などに続き、堀順一郎町長が式辞。表彰受賞者を祝福し、功績への感謝を伝えたほか、全国で増加傾向にある自然災害に言及。「被害を最小限に抑え、安心安全を守るためには、町民の防災意識の向上が必要。団員はそれぞれの地域で、町民の防災意識向上のための啓発に、引き続き取り組んでもらえるようお願いします」と呼びかけた。

 湯川辰也消防長もあいさつ。「消防・防災センターを中核とし、本部と団が十二分に活用して、消防力を強化する必要がある」と強調した。来賓として、自民党の世耕弘成参院幹事長、荒尾典男・同町議会議長、酒井清崇・県東牟婁振興局長、谷洋一・県議会議員、田原正士・新宮警察署長(代読)が祝辞を述べた。

 最後に、下地将仁団長が訓示。「自分たちの地域は自分たちで守るを理念に、町民の安全安心を目指し、誇りと自覚を持って、災害対応力の向上に努め、日夜訓練を重ねる所存。団員各位の努力精進に感謝を申し上げる」と力を込めた。

 式典後は、渡の島に移動。各分団が分列行進し、消防車両や消防艇がこれに続いた。一斉放水では、合図とともに団員らがホースを伸ばし、海に向けて開始。放水が弧を描き、海上では消防艇も放水しながら進んだ。

(2023年1月11日付紙面より)

4年ぶりに一斉放水が行われた=8日、新宮市の熊野川河川敷
多くの市民に見守られ分列行進
131人の団員が参加=8日、那智勝浦町天満の体育文化会館
一斉放水が弧を描く=同日、那智勝浦町築地の勝浦港「渡の島」
2023年01月11日
55 弓頭2人全て的中で歓喜
 潮﨑本之宮神社「お的祭り」  (串本町 )

 串本町串本にある潮﨑本之宮神社(山本貞夫宮司)で9日、お的祭りがあり弓頭2人は的に放った矢8本を全て的中させて年の初めに大きな弾みをつけた。

 同神社総代会(吉村健三総代長)による成人の日を期日にした新春行事。新型コロナウイルスの情勢でおととしと昨年は行えなかったため、今年は3年ぶりの実施となる。

 花形の弓頭は氏子の独身男性が務める慣習があり、今年は矢倉悠斗さん(17)と吉村大空(たく)さん(17)を人選。例年に無く期日の巡りが早いため、2人は高校クラブ活動との両立を図りつつ昨年12月21日から堀好之総代ら指導の下で稽古を積んできた。

 当日はほぼ快晴の好天に恵まれ、弓頭2人は早朝に上浦海岸で潮垢離(しおごり)をして身を清めた後に吉村総代長(80)や矢拾いの人選を受けた井上月紫さん、中村泉水さん(ともに小学校3年)らと共に神前奉告に臨み、境内に設けた弓場へ参進しお弓式に臨んだ。

 総代が直径約3・6㍍の的を弓場に据え、弓頭は吉村総代長の仕切りの下で約25㍍離れた場所から伝統の所作をこなして各4本を奉射。計8本全てが的中する幸先も良い結果となり、以降は総代や氏子が的を引きちぎり門先の魔よけとして分け合った。弓頭はさらに各2本を境内の外へ向けて放ち、吉村総代長からねぎらいを受けて式を締めくくった。

 式と並行して同神社は厄払い祈祷(きとう)を執り行い、今年は14人が参列した。式と祈祷が終わった後は弓頭2人と祈祷参列者の代表が本殿前に据えたやぐらに上がり、総代会が準備した5斗分の餅をまいた。

 弓頭2人が掲げた目標は的に放つ矢を全て的中させること。互いに無事達成できたことを喜び合い、そろってこの好調が氏子区域の平和、そして自身のこれからの進路選択にも良い結果をもたらしてくれることを今後に願った。吉村総代長は「無事にお的祭りを終えることができ、しかも百発百中で言うことのない結果」と喜び、この勢いが新型コロナウイルスを退け例年通りの秋祭りにも結び付くことを向こう1年に願った。

(2023年1月11日付紙面より)

お弓式に臨む弓頭(右から矢倉悠斗さん、吉村大空さん)ら=9日、串本町串本の潮﨑本之宮神社
本殿前境内での餅まき
2023年01月11日
56 年に1度の「白玉宝印」 暗闇の中、厳かに八咫烏神事 (熊野本宮大社)

 田辺市本宮町の熊野本宮大社(九鬼家隆宮司)で7日夜、和歌山県指定民俗文化財の「八咫烏(やたがらす)神事」が営まれた。厄よけの「白玉宝印(しらたまほういん)」を入手しようと、各地から多くの参列者が訪れた。

 正月三が日の間、神門前に飾られた門松で「熊野牛王(ごおう)宝印」を調製し、たいまつの火と水ではらい清め祭神の魂を吹き込む宝印押し初めの神事。

 今年は新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、拝殿での参拝を30人に限定。拝殿前に設置されたテント前にはモニターが設けられ、神事の様子が中継された。

 神事では照明を落とした暗闇の中、神職が「えーい」の掛け声とともに拝殿の柱へと宝印を押して奉納。九鬼宮司に続いて参拝者らが玉串をささげた。神事後には神職が白紙に押した宝印が参拝者らに授けられた。

 九鬼宮司は、ウクライナ情勢や低迷する経済、収束のめどの立たない新型コロナウイルス感染状況などに触れ「今日は、それぞれいろいろな思いで熊野にお出ましいただいた。うさぎ年の今年は飛躍の年であり再チャレンジの年。昨年の一文字揮毫(きごう)では『力』という文字を納めさせていただいたが、地域力、そして皆さんの本来持っている底力を思い出していただき、総合力をもって日本、そして地域の活性化につながることを祈念したい」とあいさつした。

(2023年1月11日付紙面より)

宝印を火と水ではらい清めた=7日夜、田辺市本宮町の熊野本宮大社
宝印を押していく神職
2023年01月11日
57 コロナ収束や商売繁盛など願い
 熊野速玉大社で恵比寿祭  (新宮市 )

 新宮市の熊野速玉大社(上野顯宮司)境内の熊野恵比寿(えびす)神社で10日、恵比寿祭(恵比寿神社例大祭)が執り行われた。熊手などを手にした参拝者らが見守る中、上野潤権宮司が祭司を務め新型コロナウイルス感染症の収束や商売繁盛などを祈願した。

 例年では商売繁盛や家内安全などを願い、前日夜の宵宮から縁起物の福笹(ふくざさ)や熊手を買い求める多くの人々でにぎわいを見せる同大社の「十日えびす」。

 新型コロナウイルス感染拡大の観点から、今年も昨年に引き続き規模を縮小し神事のみを斎行。えびす様の御利益にあやかろうと、地域住民や参拝者らが上野権宮司や上野宮司らに続いて玉串をささげた。

 神事を終え、「熊野ゑびす講」の星谷千学会長の代理として参列した三栗章史さんは「本来なら縁起物を出して商売繁盛を祈願したいところだが、新型コロナウイルの影響で規模を縮小させていただいた。来年、状況が好転したら盛大にお祭りができるように態勢を整えて頑張っていきたい」とあいさつ。

 上野宮司は、地元商店街の店主らが昭和30~40年代にえびす宮総本山の西宮神社から勧請した熊野恵比寿神社の歴史などについて説明し、参列者らの多幸や一年の開運を願った。

(2023年1月11日付紙面より)

地域の発展やコロナ収束を祈願し、上野潤権宮司らが玉串をささげた=10日、熊野速玉大社境内の熊野恵比寿神社
2023年01月11日
58 檀家ら迎え所願成就祈る  霊巌寺で法会「大般若会」  (古座川町 )
2023年01月11日
59 日頃の功績をたたえる  優良消防職団員を表彰  (那智勝浦町 )
2023年01月11日
60 防災への協力に感謝  出初め式で消防関係者表彰  (新宮市 )
2023年01月11日
61 思い出に残る3学期に  公立小中学校で始業式  (新宮・東牟婁 )
2023年01月11日
62 穏やかな年にの願い込め  飛瀧神社で牛王神璽祭  (熊野那智大社 )
2023年01月11日
63 行政手続きをオンライン化  デジタル社会の実現に向けて  (御浜町 )
2023年01月11日
64 エレコムに紺綬褒章伝達  丸山千枚田保全へ寄付  (熊野市 )
2023年01月11日
65 次の学年に向けた準備を  小中学校で3学期始業式  (熊野市・南郡 )
2023年01月11日
66 次回のキラフェス復活に期待  イルミネーションの撤収作業  (光の祭典in紀宝 )
2023年01月11日
67 お悔やみ情報
  
2023年01月07日
68 変化し時代を乗り越える
 賀詞交歓会に40人出席  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町の南紀くろしお商工会は、一般社団法人那智勝浦観光機構(NACKT)、町水産振興会、南紀勝浦温泉旅館組合の協力の下に5日、町体育文化会館で「新春の集い!~賀詞交歓会~」を開いた。恒例の催しに関係者ら約40人が出席し、交流を深めた。

 賀詞交歓会は商工業、観光、水産が一体となり町の活性化に寄与することが目的。この日の司会は同商工会女性部の大林幸子部長が務めた。

 南紀くろしお商工会の森川起安会長は作家・司馬遼太郎の「疫病は社会を変える」という言葉を挙げ「まさしく現在がそのような状況。われわれに必要なことは衛生管理の行き届いた安心安全な町づくりだと思う。それを念頭に置き、周辺経済の活性化を図らなくてはならない」。

 町の主力産業観光については、本物が求められる時代になったとし「この町にもチャンスが来る。つかみ取るには行政や議会、諸団体、住民が志を一つにすることが肝要。われわれもウサギのごとく素早い動きとジャンプ力で変化し、この難しい時代を乗り越え、新時代を迎えましょう」とあいさつした。

 堀順一郎町長は、これまで町が実施してきた経済対策やさまざまな支援について報告。「町としてはそれらに加えて、子ども・子育てを支援する。さらに住民の安心安全を守るとともに、観光の目玉ともなる避難タワーを築地地区に建設したいと考えている。町が飛躍するためにも、ウサギの耳のようにアンテナを高くして声なき声に耳を傾け、町政を進めていきたい」と語った。

 式典では感染症対策のため、国歌や「一月一日」は斉唱せず、傾聴となった。恒例の鏡開きは行われた。荒尾典男町議会議長の乾杯の後、出席者は近況や新年の抱負などを歓談し、交流した。

(2023年1月7日付紙面より)

町の発展を祈り鏡開きが行われた=5日、那智勝浦町体育文化会館
「新春の集い!~賀詞交歓会~」での乾杯の様子
2023年01月07日
69 「鯨供養」が意味するものは
 歴探スクールで櫻井敬人さん  (新宮市 )

 熊野学研究委員会歴史部会・新宮市教育委員会が主催する令和4年度熊野学講座「第37回歴史探訪スクール」が5日、同市下本町の市文化複合施設「丹鶴ホール」であった。太地町歴史資料室学芸員の櫻井敬人さんが「鯨供養」を題目に講話。約40人が聴講した。

 櫻井さんは「日本には人間以外の供養塔がたくさんある。鯨、ウナギ、フグ、牛、豚、鳥、マグロ、木。生き物だけではなくいろいろなものが供養の対象になる」。

 同町にある東明寺の「亡鯨聚霊塔」、熊野市二木島の「鯨供養塔」、那智勝浦町青岸渡寺の「魚霊供養碑」、瑞光寺(大阪市東淀川区)の「雪鯨橋」、岡山県瀬戸内市牛窓町の「大鯨供養塔」などを紹介し、龍昌院(佐賀県唐津市)の「鯨鯢(げいけい)供養塔」、海蔵院(高知県土佐清水市)の「為鯨供養」では地蔵が配置されていると説明。

 太地町・順心寺、東明寺の六地蔵との関連や「六道(地獄道、餓鬼道、畜生道、阿修羅〈あしゅら〉道、人道、天道)」・「輪廻(りんね)転生」の関係性に言及し「向岸寺(山口県長門市)の鯨墓には『業尽有情/雖放不生/故宿人天/同証仏果』と記されている。それは諏訪大社が狩猟・肉食の免罪符『鹿食免(かじきめん)』として発行してきた『諏訪の勘文』のもの。生き物を捕らえて食べる、そうすることで畜生道にさまよっていた動物はあの世にいくことができると解釈されてきた。狩猟を生業にする人にとってはありがたい言葉だったのでは」と解説した。

 東明寺の「亡鯨聚霊塔」には「懺摩一会(集まって罪を告白し赦〈ゆる〉しを乞う)妙典石経(妙法蓮華経を石に刻む)」とあるとし、新宮市三輪崎孔島(くしま)厳島(いつくしま)神社の法華塔、高野坂の金光稲荷神社にある石祠、串本町西向の「原町の小堂」にある法経塔などを紹介し「江戸時代の鯨捕りたちは法華経の力を頼りにしていたのかもしれない。亡鯨聚霊塔を建てた人々は、法華経と彼らの善行がもたらす仏の恵みが、人だけではなく今は亡き鯨にも振り向けられ、人と共に鯨も成仏することを願っていたのでは」と話していた。

(2023年1月7日付紙面より)

約40人が聴講した=5日、新宮市の「丹鶴ホール」
櫻井敬人さん
2023年01月07日
70 孫と祖父母のペアで挑戦 主催事業「グラウンドゴルフを楽しもう」 (潮岬青少年の家)

 串本町潮岬にある県立潮岬青少年の家(山口和紀所長)の主催事業「新春企画孫(子ども)とグラウンド・ゴルフ(GG)を楽しもう」が5日にあり、小学生以上の孫と祖父母のペア12組24人が試合に挑戦するなどした。

 日本GG協会認定3コースなどの競技環境を常設し、シニア層の練習や大会のみならず施設を利用する青少年層も活動の一環で挑戦するなど幅広い世代の競技愛好を得ている同家。これら利用を支える中で思いついたのがGGで家族の世代間交流を応援するこの主催事業で、敬老の日にちなんだ企画として昨年秋に初実施を目指したが台風接近に伴う荒天で実施できず、次は帰省で家族が集まりやすい正月に期日を設けて再度初実施を目指し実現へとこぎ着けた。

 当日は程よく雲が流れる晴天に恵まれ、前半は各組ごとに約1時間の練習をし昼食休憩。後半は3組ずつの4グループに分かれ、各組とも常に2人が交互に打つルールで2ラウンド計16ホールを回る試合に挑戦した。

 練習をしたことはあるが試合をするのは初めてという河田舞耶さん(12)は「坂になっているホールは難しかったけど、2打上がりもあって楽しかった」。同家を利用するGG愛好者の一人でもある祖父・一夫さん(83)は「孫と二人で挑戦できただけで十分楽しかった」と参加した印象をそれぞれコメント。

 試合終了後は成績上位ペアを発表して拍手でたたえ、山口所長は「グラウンド・ゴルフは高齢者だけではないというところを皆さんに分かっていただき、その輪をもっと広げて親子や家族でもプレーできる状態を今後つくっていきたい。次はゴールデンウイークにこの事業を仕掛けようと思っているので、また参加いただければ」と呼びかけて締めくくった。

(2023年1月7日付紙面より)

孫と祖父母のペアでGGの試合に挑戦=5日、串本町潮岬
初実施に参加したペアの皆さん
2023年01月07日
71 明確な目標持って過ごして
 オンラインで始業式  (新宮高校 )

 新宮市の県立新宮高校(東啓史校長、生徒561人)で6日、3学期の始業式が開かれた。2学期の終業式に続き、各教室をオンラインで中継する形で実施した。

 校歌静聴に続き、東校長があいさつ。携帯電話機市場でアップル社に敗北したノキア社最高経営責任者(CEO)の「何もミスはしていないのに、なぜか負けた」という言葉を引用し、「周りが成長しているときの現状維持は衰退と同じ。時代も含めて自分を取り巻く環境を把握し、明確な目標・意思とシンプルな方法の継続が重要。3学期は1年間のまとめとなる重要な時期。客観的な視点を持って自分の状況を分析し、明確な目標を持って過ごして」と呼びかけた。

 冬休み中に生徒が巻き込まれる事件・事故はなかったが、新型コロナウイルス感染症第8波の感染者数増加が続いていることから、気を抜かずに対策を継続するよう呼びかけがあった。午前中には早速課題テストなどが行われていた。

 県立新翔高校および新宮・東牟婁地方の公立小中学校は10日(火)に始業式が開かれる。

(2023年1月7日付紙面より)

オンラインで中継をつないで式を実施=6日、新宮市の県立新宮高校
2023年01月07日
72 熊野の良さを守っていきたい  熊野市二十歳を祝う会  
2023年01月07日
73 3年ぶりに一斉放水  御浜町消防出初め式  
2023年01月07日
74 元気良く野球を楽しんで  元巨人・鬼屋敷正人さんが激励  (紀宝町 )
2023年01月07日
75 前年を超える場所も 熊野三山の初詣客数 
2023年01月07日
76 「ありがとう」の思いで  勝浦ヤンキースが清掃活動  
2023年01月07日
77 心身鍛え技術向上を図る  OBも参加し伝統の寒稽古  (新宮剣友会 )
2023年01月07日
78 5周年記念曲「折鶴よありがとう」  15日に発売、那智勝浦町の加藤裕也さん  
2023年01月07日
79 宮大工が仕事始め  安全や向上願い手釿始式  (熊野那智大社 )
2023年01月07日
80 花の盛り迎え芳香漂わせる  樫野埼灯台一帯のスイセン  (串本町 )
2023年01月07日
81 制度概要踏まえ対応考える  インボイス制度のセミナー  (串本町商工会 )
2023年01月07日
82 212人が新たな門出  誇りと感謝胸に「二十歳の集い」  (新宮市 )
2023年01月07日
83 熊野・南郡で計21人
 県内で1883人感染  (三重県内の新型コロナ感染者状況 )