和傘のライトアップと映像で新宮城跡を彩る「あえかなる城」が24日から始まった。28日(日)までで時間は午後6時~9時(最終日は同5時~8時)。
「灯り」をテーマにした地域活性化事業で、新宮商工会議所青年部による初の試み。2003年に国指定史跡に、17年に「続日本100名城」に選定された新宮城跡の歴史や文化を発信するとともに、“インスタ映え”や“SNS映えスポット”として周知することで交流人口を増やし、市の新たな夜の風物詩になることを目指している。
新宮城跡(丹鶴城公園)の公園入り口階段の両脇に並べた和傘40本をライトアップした。14日の「新宮秋まつり」で子どもたちが作った「風船ランプシェード」も27日から飾られる予定。
階段横に設置した幅4㍍、高さ3㍍のスクリーンには城跡の満開の桜や市内をドローンで撮影した約4分間の映像を流している。
初日はライトアップ開始後から多くの人が訪れ、スマホで和傘などを撮影してインスタグラムやフェイスブックなどにアップしていた。
ドローン撮影した青年部副会長の福本友樹さんは「年々、規模を大きくして風物詩にしたい」。SNSで「#あえかなる城」を付けて拡散してもらえればと呼び掛けている。
(2018年10月26日付紙面より)