那智勝浦町民の健康増進や環境保全などの取り組みを図ることを目的に、町と日本生命保険相互会社は3日、包括連携協定を結んだ。今後、地域の課題解決のため各種プログラムに手を取り合って対応していく。
同社は全国47都道府県、約300の自治体と協定を結んでおり、県内では同町が12例目。
連携内容は①健康増進・疾病予防②高齢者の介護・生きがい増進③児童・青少年の健全育成④文化・スポーツの振興⑤環境・森林の保全⑥その他。今後、具体的に何に連携して取り組んでいくのかを検討、協議していく。同じく協定を締結している紀の川市では、ドローンで農作物を運搬する試みや、災害時に倉庫から食料品を運ぶなどの実用化にチャレンジしているという。
同社和歌山支社の吉谷祐介支社長が「より良い関係を築いていければ」とあいさつすると、堀順一郎町長は、町全体の高齢化率が44・3%で、地区によっては50%を超えている現状を示し「いつまでも元気に生活してもらえる取り組みを行うべく、アドバイスいただければ」と述べた。また日本一の名瀑(めいばく)・那智の滝の源流資源の活用にも言及。滝上流の源流域で土地所有者とも協議し、ドングリの植栽などを推進しようという考えを明かし「子どもを招いて親しんでもらったり、観光のメニューにも加えたりできないかと思っている」と話した。
(2026年4月5日付紙面より)