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2023年度に使用されたプレミアム付き商品券の見本=21日、新宮市役所
プレミアム付き商品券
物価高対策で事業実施へ
新宮市

 当初予算の成立により、新宮市のプレミアム付き商品券発行事業の実施が決まった。プレミアム率は40%。7000円分の商品券を5000円で販売、1人2セットまで購入できる。

 昨今の物価高騰の影響を受けた市民の生活支援および市内事業者の消費喚起を促し、市内経済の活性化を図ることを目的とした市独自の施策となる。商品券の内容は500円券の14枚で、内訳は地元店舗限定券が7枚で3500円分、市内全店舗共通券が7枚で3500円分となる。

 基準日までに市に出生届を出した人が対象となる。対象全員の名前が記載された引き換えはがきを、世帯主に宛てて6月中旬に発送する予定でいる。市内郵便局での販売は7月中旬ごろを目指している。上限は1人2セットだが、1セットでも購入できる。

 市はプレミアム付き商品券発行事業をこれまで複数回にわたり実施。購入率は2021年度が67・1%、22年度が67・9%、23年度が67・1%だった。23年度は年度途中の補正予算で実施だったため販売期間が1・5カ月ほど短かったが、購入率はほぼ変わらなかった。

 担当する市商工観光課は「お米や野菜などが以前に比べ、だいぶ高くなっている。物価高騰対策としてぜひ、プレミアム付き商品券を使って購入いただければ。市内で購入することで経済活性にもなれば」と話している。

  □     □

■病児病後児保育も

 病児病後児保育の関連予算も成立した。旧蓬莱共同調理場を改修して実施するもので、今秋の開設を目指している。個室を6部屋設けて定員6人で運用、対象は生後6カ月から小学6年生までを考えている。

(2025年3月23日付紙面より)


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出演、撮影ともに地元多数の作品を楽しんだ=20日、新宮市の三輪崎会館
地域 無料巡回上映始まる
「熊野伝説Ⅲ―夕凪―」
 「熊野映画を創る会」の短編時代映画「熊野伝説Ⅲ―夕凪(ゆうなぎ)―」の2会場目となる無料巡回上映が20日、新宮市の三輪崎会館であった。地域住民など多数が参加、出演、撮影ともに地元多数の物語を楽しんだ。

 同会は、熊野地方をはじめとする全国の有志で組織。作品は「熊野伝説―加寿姫―」(2010年)、「熊野伝説Ⅱ―熊野比丘尼(びくに)おりん物語―」(12年)に続く3作目となる。

 三輪崎に伝わる「おちづと与一」の民話が基になっている。舞台は鯨漁が盛んだった江戸時代の三輪ヶ崎。撮影は三輪崎海岸や鈴島・孔島(くしま)、那智勝浦町狗子ノ川などで行われた。

 上映に当たり、制作の平野恵子さんがあいさつ。「無事にこの日を迎えられ、たくさんお越しいただいてありがとうございます。ゆっくり楽しんで」と呼びかけた。

 濱口太史県議会議員と、出演者でもある田岡実千年市長が来賓として祝辞。「今日は皆さんと一緒に楽しみたい」「(作品は)市の観光にも寄与いただけてありがたい」などと述べた。

 この後、上映を開始。来場者は静かに熱心に眺めていた。なお上映に先立ち、新宮警察署の署員による特殊詐欺、交流サイト(SNS)型投資・ロマンス詐欺の防止に向けた注意喚起もあった。

 同作品の無料巡回上映は、当地方の各所で今後も続く。会場や日時はQRコードを参照のこと。問い合わせは、熊野映画を創る会(電話0735・52・3071)まで。

(2025年3月23日付紙面より)

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卒園児が別れの歌を歌う=22日、天満保育園
教育 卒園、次のステージへ
那智勝浦町の2保育園
 那智勝浦町天満の天満保育園(多屋千晶園長)とわかば保育園(遠山典子園長)で22日、卒園式があった。通い慣れた園舎を後にし、次のステージへと歩み始めた。

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■天満保育園

 天満保育園の卒園児11人は、多屋園長より卒園証書を受け取った。保護者代表の宮本太一さんがあいさつ。「今日まで、たくさんの思い出ができたね。思い出を胸に小学校でも頑張って」とお祝いの言葉を贈った。

 卒園児はお別れの言葉を披露。「(園では)たくさんの思い出ができた。4月からは小学生。友達が増えるのが楽しみ。勉強も頑張る。ありがとう。お元気で。さようなら」と声をそろえた。

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■わかば保育園

 わかば保育園は16人が証書を受けた。遠山園長はあいさつで「初めての学校でどきどきすると思うけど、みんななら大丈夫。自信を持って学校に通って。新しいお友達もたくさんつくってください」と応援した。

 卒園児が「思い出のアルバム」を斉唱。一人ずつ、春夏秋冬の思い出を発表した。ハンドベルによる同曲の演奏も行った。

(2025年3月23日付紙面より)

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