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アンコールで盛り上がった定期演奏会=20日、新宮市の丹鶴ホール
春の音色を観客に届け
吹奏楽部定期演奏会「ハルオト」
近大新宮

 近畿大学附属新宮高等学校・中学校吹奏楽部による第14回定期演奏会が20日、新宮市の丹鶴ホールであった。春の音を届けようと「ハルオト」と題し、午前はダンスステージ、午後はシンフォニックスステージの2部門を初めて開催、多くの観客を楽しませた。

 吹奏楽部は中学1年~高校2年の27人が所属。本年度は学校式典、野球部の応援、地域イベントへの出演などで40回以上演奏した。1年間の集大成でもある定期演奏会はこれまで御浜町で行ってきたが、丹鶴ホールで初開催し、地元ダンスチームも招待。屋外にはキッチンカーも多数出店した。

 ダンスステージでは、近大新宮ダンスサークルをはじめ、ゲストの地元チーム「HAL CREW」「Lucky Clover」「PHAT DANCE STUDIO」が会場を盛り上げた。「チームさわやか」の紹介もあった。

 シンフォニックステージは、御浜町ジュニアバンドの演奏で開幕。ゲストの木本、有馬、矢渕の各中学校吹奏楽部も演奏した。

 近大新宮は卒業生、OB・OGを含め51人が出演。「繋(つな)ぐ想(おも)い」をテーマに掲げ、幅広いジャンルの曲を披露、感謝の気持ちを乗せた一人一人の音色が見事にハーモニーを織り成した。恒例の「中高対決」もあった。

 卒業セレモニーでは「僕らまた」の演奏に合わせて卒業生にメッセージを贈った。アンコールに応え、那波柚衣部長(2年)が「先輩、先生、保護者、地域の皆さまに私たちのつくり上げた春の音が届いたと思います」とあいさつ。全出演者でおなじみの「Sing Sing Sing」と「情熱の薔薇(ばら)」を届け、観客が惜しみない拍手を送った。

(2025年3月22日付紙面より)


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思い出の詰まった教室で記念撮影=21日、太地町立太地小学校
学校 将来の夢や目標掲げ
太地小学校で卒業式
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太地小
 太地町立太地小学校(海野文宏校長)で21日、卒業式が挙行された。スーツやはかまで盛装した卒業生18人が、それぞれの将来の夢や目標を掲げ、学びやを巣立っていった。

 卒業生たちは6年間の歩みの証しとして証書を受け取り、一人一人が「看護師になり、病気の人を助けたい」「服飾デザイナーになって、自分がデザインした服を着てほしい」「メッシのようなプロサッカー選手になりたい」「外国の文化に興味を持ったので、英語を頑張り、現地の人とも話せるようになりたい」「水族館の飼育員になりたい。これから理科の勉強を頑張る」と語った。

 海野校長は「創立150周年の記念すべき年の卒業生。今日は未来に希望を抱いて出発する日。これから多くの人に出会い、経験をすると思いますが、どんな時でも今が大切。自分や、人との関わり、いい未来を考えることが大切」と伝えた。

 卒業生たちも感謝の言葉と歌「正解」で気持ちを届けた。

(2025年3月22日付紙面より)

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家族の記念撮影に応える高池小6年生=21日、古座川町中央公民館
学校 なりたい自分目指し進む
小学校一斉に卒業式挙行
串本町・古座川町
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三尾川小
高池小
明神小
 串本町や古座川町の小学校が21日、一斉に卒業式を挙行し6年生を次のステージへと送り出した。

 古座川町立高池小学校(中井清校長)は中央公民館で卒業式を挙行し、卒業生16人に証書を授与。中井校長は6年生のクラスでの様子を振り返って良さを伝え「4月からの新しい出会いの中でも相手の良いところに気付ける視点を大切に。仲間からもらったたくさんの言葉を信じてそれぞれの目標に向け自分らしくひたむきに生きることを期待する」と式辞、大畑眞教育長が教育委員会の告辞を述べ、大屋一成町長ら来賓、卒業生の家族や在校生と教職員も列席して祝った。

 在校生は全員で卒業生との思い出を振り返ってこれからの頑張りを期待。卒業生は6年間の学校生活を振り返り、在校生へのメッセージや教職員と家族への感謝、それぞれに将来の夢を掲げ「これからも高池小学校で学んだことを生かしてなりたい自分になれるよう進み続ける」と別れの言葉を述べて卒業の節目をつけ、式場を後にした。

 同町内では明神小も卒業式を挙行し、卒業生1人を送り出した。三尾川小は卒業生がいないため未実施。串本町は九つある小学校合わせて77人を送り出したという。

(2025年3月22日付紙面より)

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連載


連載 ママも子どもも笑顔になる「疲れない食育」
【第81回】冷凍食品は使ってもいい?
 春休みに入って、お子さんの昼ご飯や学童弁当などに悩まされている人も多いのではないでしょうか? 学校がある日も慌ただしいですが、休みの日も、子どもの食事の悩みは尽きないですね。そんな時に私がお勧めしているのは、冷凍食品です。冷凍食品は、今すごい数の商品があり、お弁当やおかずの代替品としてだけではなく、1食をレンジアップで賄えるような商品も出てきています。これらを活用すると、子どもが留守番する時も、火を使わなくていいし、とても助かりますよね。さらに、冷凍のカット野菜の種類も多く、活用できたら調理の時短に役立ちますよね。ただ、冷凍食品と聞くと「保存料や添加物、栄養が心配」という方が多いので、今日は、そんな冷凍食品のお話をお伝えしようと思います。

 まず、最初にお伝えしたいのが、栄養面でのことです。冷凍すると、栄養素が壊れてしまうのではないかと思っている方がとても多いのですが、そんなことはありません。冷凍野菜は、収穫して選別後すぐに加熱処理して冷凍するので、栄養価が低下することはありません。しかも旬の時期に収穫され、急速冷凍されるので、市場に出回っている野菜より、栄養価が高いこともあります。

 家庭で生野菜を切って、残りを冷蔵庫で保管していると、カット面から栄養素はどんどん逃げていきます。調理しきれず冷蔵庫保管している生野菜よりも、冷凍野菜の方がむしろ栄養価が高いともいえます。また冷凍野菜でいうと、使う分だけ取り出して調理すれば、無駄になることもありません。食品ロスの防止や節約にも役立ちますよね。

 次に保存料についてお伝えします。冷凍食品には保存料は使われていません。使う必要がないんです。マイナス18度の低温で保存すると、腐敗や食中毒の原因となる細菌が活動できないんです。冷凍食品は保存料を使わなくても、腐敗せず、品質が長期間保たれるというわけです。

 最後に添加物のお話です。これは全ての加工食品と同じように、冷凍食品にも添加物は含まれています。しかし何度もこの連載でお伝えしているように、食品安全委員会の下、使用が認められた添加物を、摂取量なども含め厳重に管理されているのです。食べることで、健康が損なわれる心配はありません。

 冷凍食品は、とても便利で安心な食べ物です。「手作りでなければ健康な食事ではない」という固定観念にとらわれず、冷凍食品を上手に活用して、お弁当や日々の食卓を乗り切ってください。子どもたちにとって一番優先すべきことは、家族と笑顔で食事をすることです! 春休みに、ぜひ冷凍食品を使ってみてくださいね。

(2025年3月22日付紙面より)

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