新宮市立城南中学校(吉田元紀校長)で5日、「ふるさと講座」があった。1年生51人が写真や落語、エクササイズなどさまざまな分野の専門家5人から指導を受けた。
同校運営協議会(森本祐司会長)の主催で、昨年から実施。開催に当たり森本会長が「新宮が多くの文化人を輩出しているのは風土と自然、さまざまな人同士の関わりがあるから。今日は専門家の方と関わることで普段とは違う経験を楽しんでください」とあいさつした。
視聴覚室ではロープとリングの手品講座、音楽室では体を動かすボイストレーニング、会議室では落語、体育館ではゲーム形式のエクササイズ、1年1組の教室では写真教室が開かれた。
体を動かしたり、大きな声を出したり、友達の写真を撮ったりと、それぞれの講座を生徒らは笑顔で楽しんでいた。
エクササイズを受講した伊藤厚さんは「体を動かすのは好きなので楽しかった。教わった準備運動は部活のバスケットボールに役立てられそう」、落語を体験した岡本樹さんは「普段経験できないので面白かった。登場人物の位置が舞台のルールに従っていたり、うどんや焼き芋を食べるしぐさの表現は勉強になった」と話していた。
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講座名と講師は次の通り。敬称略。
▽「スポーツボイス」(森まりか)
▽「落語しようぜ!!」(熊野家三九郎)
▽「今日から君たちはマジシャン」(益子敏充)
▽「友達を撮ろう!友達に撮られてみよう!」(丸山由起)
▽「脳と体を活性化させるエクササイズを体験しよう」(杉浦資史)
(2025年2月8日付紙面より)
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