串本町西向にある旧役場古座分庁舎で11日、▽星空ライブラリー(古座図書室)▽株式会社三十三銀行古座支店▽更生保護サポートセンター牟婁―がそれぞれ開所した。
同ライブラリーは、同分庁舎のリニューアルに伴う開所。旧古座図書室の蔵書へ宇宙関係の390冊を上積みし、4674冊(10月末時点)を書架へ並べている。串本町図書館が蔵書管理をしているが、同ライブラリーの貸し出し業務は隣接する町企画課ロケット推進室が担当。町在住・在学・在勤者を対象にして平日午前9時~午後5時にその業務を行う(12月29日~1月3日を除く)ほか、対象外も蔵書閲覧ができる。
対象の利用登録など詳細は同推進室窓口設置の「ご利用案内」を参照。貸し出し業務は来春オープン予定の宇宙ふれあいホールSora-Miruへ引き継ぐ予定で、そのときに業務内容が変わる場合(窓口の開設日時など)がある点を含み置いて利用してもらえればという。
株式会社三十三銀行古座支店は中湊にあった旧店舗からの全業務移転による開所。同推進室の通路向かいにあり、平日午前9時~11時30分と午後0時30分~3時に窓口業務を行う。時間外対応として同分庁舎玄関内(風除室)に同支店ソラミル出張所(=現金自動預払機)を設けていて、こちらは全日午前7時~午後9時に利用できるようになっている。この開所に伴い、中湊にある旧店舗は閉所したという。
これら2施設は午前9時前に合同オープニングセレモニーを営み、代表してあいさつした坂本善光教育長と共に同銀行の熱田渉・常務執行役員、招待を受けた社会福祉法人杉の子会上野山こども園の5歳児を代表して寺本凪希さんと瀧本幸加さんの計4人でテープカットをし、同図書館の池田三明館長、同支店の篠原正樹支店長ら関係者も見届けて共に開所を祝った。
開所後、園児は同ライブラリーでぶっくらぶ串本の奥ひなこさんによる絵本の読み聞かせを鑑賞し、思い思いに蔵書を手にするなどして同ライブラリーに親しんだ。
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準備が整い常駐を開始 更生保護サポセン牟婁
更生保護サポートセンター牟婁は牟婁保護司会(生熊和道会長)が運営する拠点で、同図書館がある施設の一室から移転する流れでの開所。準備が整ったことを受け、今後は月・水・金曜日の午前9時30分~午後3時30分に会員が常駐し保護司の業務や会務で利用するという。石井康夫副会長(69)は「保護司の活動は個人で行うのが基本なので、こうして新人とベテランが集まり相談できる場があるのはありがたい」と引き続き一室を貸与してくれる同町の配慮に感謝した。
同センターの電話(0735・67・7822)とFAX(0735・67・7866)は変わらず、住所が西向359に変わった点を関係諸機関の皆さんにいち早く知っていただければと話している。
(2024年11月13日付紙面より)