新宮市と紀宝町を結ぶ一般国道42号新宮紀宝道路(延長2・4㌔)が12月7日(土)午後3時に開通する。国土交通省近畿地方整備局紀南河川国道事務所が発表した。新宮市あけぼのと紀宝町神内間の自動車専用道路。開通により、地域の悲願でもある紀伊半島一周高速道路の実現に一歩近づく。
午前10時から、地元関係者を招いて紀宝町生涯学習センター「まなびの郷」で開通式典を開く。この日に同時開通する同町鵜殿の紀宝鵜殿インターチェンジ付近でテープカット、くす玉開披、通り初め式を行う。
災害時のネットワーク確保や医療機関へのアクセス向上、観光地へのアクセス強化が期待される新宮紀宝道路。2013年度に事業化され、17年度から工事に着手してきた。
道路の一部でもある熊野川河口大橋は延長821㍍。9月29日には開通記念イベントが開かれ、木材並べや、二県交流綱引き大会などで盛り上がった。
新宮紀宝道路開通記念イベント実行委員会では、開通式直前の昼夜に「ウオーキングイベント&提灯(ちょうちん)行列」、熊野川河口での記念花火を計画している。
提灯行列は事前申し込みが必要。詳細は今後、ホームページで発表する。「新宮紀宝道路開通記念イベント特設ページ」で検索を。
(2024年11月9日付紙面より)