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表敬訪問に訪れた高校生の皆さん=24日、新宮市役所
高校生が体験を報告
サ市でのホームステイ
新宮市
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姉妹都市親善協会
 新宮市姉妹都市親善協会(岩澤卓会長)が8月に実施した米サンタクルーズ市への高校生ホームステイ事業の帰国報告の表敬訪問が24日、新宮市役所であった。市内の学校に通う高校生9人が、同協会の名誉会長でもある田岡実千年市長と面談し、体験を伝えた。

 新宮市とサ市は、1974年に姉妹都市提携を締結。同協会は78年に設立し、さまざまな交流事業を行ってきた。今回は8月2日から8月18日の日程で事業を実施した。9人は約2週間、ホストファミリー宅で過ごし帰国した。

 9人は各自、感想を報告。「モントレーの水族館が絶滅危惧種の保護活動をしていて刺激になった」「ベジタリアンの家庭で、食事は全部おいしくて、いい経験になった」「最後に聞き取りが上達したと言われ、自分で実感もした」「好きな曲や趣味の話をしながら一緒に料理をした」などと話した。

 田岡市長は、新宮市とサ市が姉妹都市提携50周年を迎え、その記念セレモニーのために10月2日からサ市を訪問することを紹介した。「外国語がしゃべれると仕事の選択肢も広がるかと。経験を生かし人生をプラスにもっていってもらえれば」と語った。

(2024年9月26日付紙面より)



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ゴーグルを装着して飲酒状態を疑似体験=24日、紀宝町福祉センター
地域 飲酒運転の怖さ、疑似体験
高齢者対象の交通安全研修
紀宝町
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交通安全協会
安全協会
連合会
 「秋の全国交通安全運動」期間中の24日、紀宝町福祉センターで高齢者を対象とした交通安全研修があった。町老人クラブ連合会の会員らが参加、反射材の重要性などを学び、体験コーナーを通して交通安全を心がけた。

 毎年、県内で高齢者の交通事故が多いことから、安全意識の向上と反射材の重要性を再認識してもらおうと、紀宝警察署が実施。同署地域交通課の阪本太輝交通係長、県交通安全協会の交通安全アドバイザー大井久瑠美さんらが講話した。

 今年に入り、県内で交通事故で32人が亡くなり、約半数が高齢者だったため、阪本係長は「高齢者が交通事故に巻き込まれてしまう可能性が高い。考え事、脇見などで事故を起こすことがある。速度を少し落とすことを意識し、夜間はハイビームの活用を」と伝えた。

 大井さんは「夜は暗い色の服が見えなくなる。反射材を活用することで、自分の存在に気付いてもらうことができ、交通事故防止につながる」と話し「反射材は足首、手首、腕など動きのある箇所に付けてください。LEDライトも併せて活用してほしい」と呼びかけた。

 飲酒ゴーグル、にぎるくん、星座パネル、干支パネルの各体験コーナーで自身の運動能力や星座、干支からみる性格を参考にした。ゴーグルを装着して飲酒状態を疑似体験した男性は「これではまったく運転できない」と話していた。

 危険予知トレーニング(動画KYT)の体験もあった。動画KYTは運転者を対象とした交通安全機器。ドライバー目線の動画を見て危ないと感じた場面でボタンを押し、運転に必要な危険予知能力を確かめた。

(2024年9月26日付紙面より)

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記念植樹を行う参加者=23日、田辺市本宮町の世界遺産熊野本宮館
観光 両巡礼道の繁栄祈る
観光交流協定10周年
田辺市本宮町
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熊野本宮大社
熊野三山
 世界に2例しかない「道」の世界遺産を有する田辺市とスペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラ市の「観光交流協定10周年記念イベント」が23日、田辺市本宮町の世界遺産熊野本宮館であった。田辺市の真砂充敏市長や熊野本宮大社の九鬼家隆宮司、在日スペイン大使館員などが出席。共に祝いさらなる交流の意思を確認した。

 熊野三山へと続く「熊野古道」と、サンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂へと続く「サンティアゴ巡礼の道」は、ともに国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産に登録されている。両市は2014年5月に協定を締結し、観光交流を続けてきた。

 真砂市長はあいさつで、観光交流協定に至る経緯を説明。「こうした取り組みを末永く、意義深く続けることで、世界平和や巡礼文化の発信に少しでも役立ちたい。今日の10周年や、紀伊山地の霊場と参詣道の20周年を機に、取り組みへのさらなる力添えをお願いします」と呼びかけた。

 同大使館のフェルナンド・クルシオ文化参事官は「熊野古道とサンティアゴ巡礼道がともに、ますます繁栄することを願う」と語った。サンティアゴ・デ・コンポステーラ市のゴレッティ・サンマルティン・レイ市長もビデオメッセージで「サンティアゴ・デ・コンポステーラは、皆さんの友人の街であり続けます」と述べた。

 共通巡礼達成者や両方の巡礼道に関わりのある個人や団体を「共通巡礼アンバサダー」とする就任式もあった。真砂市長や九鬼宮司などがパネリストを務めるトークセッションも行った。記念植樹で幕を閉じた。

(2024年9月26日付紙面より)



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