熊野新聞記事アーカイブ
熊野新聞社 The Kumano Shimbun
〒647-0045 和歌山県新宮市井の沢3-6
営業部 TEL 0735-22-8080 FAX 0735-23-2246
記者室 TEL 0735-22-8325 FAX 0735-28-1125

感謝状の伝達を受けた山口俊夫さん(左)=29日、新宮市佐野の三港産業株式会社
水難救助に長く尽力
新宮市の山口俊夫さん
海保長官感謝状

 和歌山県水難救済会理事を2005年から務めてきた新宮市の山口俊夫さん(76)が、海上保安庁長官表彰(海上保安関係事業功労)の感謝状を受け、伝達式が29日、山口さんが勤務する新宮市佐野の三港産業株式会社であった。水難救済会の活動、育成に長く尽力してきた功績がたたえられた。

 海で遭難した人の救助を行うボランティアによる民間救助組織「公益社団法人日本水難救済会」は、全国に1324カ所の救難所、支所を設けており、山口さんは和歌山県水難救済会の理事に加え、同会熊野灘救難所新宮支所長を務めている。

 表彰は「海の日」に合わせて毎年行われており、今年は16日に神戸市内で開催された「『海の日』国土交通省海事功労者等表彰式」で91人と8団体が表彰された。

 この日は田辺海上保安部串本海上保安署の登山愼一郎署長らが訪れ、山口さんに感謝状を伝達した。山口さんは1965年に救済会に入り、59年の長きにわたり、台風など荒天時に行方不明になった人や、サーフィン中に流された人を捜し、助け出す活動を続けてきた。2011年の紀伊半島水害でも行方不明者の捜索に力を尽くした。山口さんは「職場の理解があり、続けてこられた。感謝状はとても光栄だと思っている。これからも続けられる限りは協力したい」と話した。

 登山署長は「救済会の力がなければ、海保だけでは助けられない命がある。皆さんの献身的な命を懸けての活動に感謝している」と伝えた。

(2024年7月31日付紙面より)


別窓で見る
記事一覧

ラジオ体操をする小学生や地域住民=28日、那智勝浦町のいざかた通り
地域 子どもたちとラジオ体操
いざかた通り商店街で
那智勝浦町
【この記事のキーワード】
夏祭
 那智勝浦町のJR紀伊勝浦駅前のいざかた通り商店街で、毎朝ラジオ体操が行われている。夏休み中の小学生から地域の高齢者まで20~40人が参加し、汗を流している。

 夏休み中の子どもたちに規則正しい生活リズムを保ってもらい、地域住民の健康増進や交流にもつなげようと、築地区役員らが中心となって初めて企画した。

 眠たい目をこすりながら参加した子どもたちも、体を動かす中で元気に。28日に3きょうだいで参加した清水友那さん(7)は「早起きは得意じゃないけれど、今日は1番早く起きたよ」。姉の小春さん(9)は「昨日の夜は市場の夏祭りに行っていたけど、早起きは得意」、兄の春樹君(11)は「今日も家族で遊びに行く」とそれぞれ夏休みを満喫している様子だった。

 清水良光副区長は「適度な汗をかいてもらえれば。好評であれば、また来年も実施したい」と話していた。ラジオ体操は、いざかた通り商店街の時計・メガネの広沢前に午前6時50分集合。期間は8月8日(木)までで、誰でも自由に参加できる。

(2024年7月31日付紙面より)

もっと見る
折たたむ
別窓で見る

小学生以下対象の宝探し。砂浜の熱気にひるまず挑戦=28日、串本町くじ野川の橋杭ビーチ
地域 挑戦や観戦で盛り上がる
橋杭ビーチサマーフェス
串本町
 串本町くじ野川にある橋杭ビーチで28日、イベント「橋杭ビーチサマーフェスタ2024」があり、居合わせた海水浴客らがさまざまな挑戦をしその観戦も含めて盛り上がった。

 このイベントは南紀串本観光協会主催、串本町商工会青年部共催。各種マリンアクティビティーの提供に加えて海水浴場も開設されるなどハイシーズンを迎えている橋杭ビーチの利用に一層の弾みをつけることを狙いとし、今回は第17回串本まつりの冒頭を飾るイベントという位置付けで実施した。

 当日は「ビーチサイド運動会」と題して▽ロケットサイダー早飲み選手権▽宝探し▽水上ゴザ走り▽ギョサン(=魚の形をしたサンダル)飛ばし―といった挑戦を当日受け付けて呼びかけ。小学生以下対象の宝探しは、熱気を帯びた砂にひるまず隠されたペットボトルを掘り出し中に入った番号札に応じて景品を提供した。終盤は、掘り出し切れなかったペットボトルを大人も加えた全員で探し出す挑戦を急きょ加え、極力景品を余らせない実施に努めた。

 フィナーレは同部主導の豪華景品抽選会。家庭用テレビゲーム機2種類を含む景品20点の抽選権争奪じゃんけん勝負をし、権利獲得者で順番にくじ引きをして提供した。

 イベント実施中は株式会社串本海中公園センターが1歳のアカウミガメとアオウミガメを会場へ持ち込んで出張タッチング体験を実施。月例で定着しているなんき朝市も連動してあり、約1500人(主催者発表)の来場を集めたという。

  □     □

串本まつり後半は8月3、4日

 第17回串本まつりの実施期間は8月4日(日)までで、後半の3日(土)は午後6時15分からローソン串本町串本店裏~串本漁港北詰め間で13団体出場による串本節総おどり(道中おどり)、7時45分から9時まで串本漁港桟橋一帯で約4000発規模の花火大会、4日は午後1時30分から町立体育館でビンゴゲーム大会、1時~5時に文化センターで8組出演によるサマーBANDライブが実施予定となっている。

(2024年7月31日付紙面より)



もっと見る
折たたむ
別窓で見る
主な記事 *記事詳細は熊野新聞紙面をご覧下さい*
  • 地域 カツオノエボシ発見相次ぐ 遊泳禁止の海水浴場も (新宮・那智勝浦)
  • 地域 4車線の事業化要望したい 東紀州に高速道路をつくる会 (本年度総会)
  • 地域 保護者アンケートを計画 保育所のあり方検討委員会 (紀宝町)
  • 【この記事のキーワード】
    鵜殿保育所
  • 地域 さまざまな生き物を制作 くろしお児童館でわくわく工作 (新宮市)
  • 地域 運転の心得を再確認 ファミサポが交通安全教室 (新宮市)
  • 地域 少しでも快適にプールを みくまの支援学校に日よけ寄贈 (川合組)
  • 地域 科学思考の機会を届ける ロケット・ロボット教室 (県宇宙教育研究会)
  • 祭礼 のぼりとポスターで周知 佐野柱松に向けて (新宮市)
  • 【この記事のキーワード】
    火祭
  • 祭礼 披露に夜店、花火で納涼 行事「古座河内祭の夕べ」 (串本町)
  • 【この記事のキーワード】
    河内祭
    祭礼
    本祭
ご購読・試読のお申し込み