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号外
大畑覚氏が無投票で3選
御浜町長選

 任期満了に伴う御浜町長選挙が27日告示され、現職の大畑覚氏(71)=無所属=以外に立候補の届け出がなく、大畑氏が無投票で3回目の当選を果たした。


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各種計測器で反射神経などを確認=26日、那智勝浦町宇久井
地域 目指せ、安全運転!
自動車教習所でドライブコンテスト
新宮警察署
 新宮警察署(田原正士署長)は26日、那智勝浦町宇久井の那智勝浦自動車教習所で「シニアドライバーセーフティドライブコンテスト」を開催した。65歳以上の高齢ドライバー24人が参加。実車や学科試験などに挑み、安全運転の大切さを再認識する機会とした。

 「秋の全国交通安全運動」(21~30日)の取り組みの一環として同署が企画して今年で2回目の実施。一般的に年齢を重ねることにより身体機能が変化するといわれる中、高齢者世代のドライバーに自身の運転特性を理解し、把握してもらうことを目的としている。

 なお、県内では8月末現在で人身交通事故は896件発生しており、うち高齢者ドライバーが関係する事故は303件(約34%)で、新宮署管内では44件中16件と、約36%を占めている。

 また、今年に入って管内では3件の死亡事故が発生しているが、うち2件が80代の高齢者ドライバーによる単独事故となっている。

 開催に当たり、嶝口知宏交通課長が管内の交通情勢や開催趣旨について説明。新型コロナウイルス感染症と熱中症予防に対する協力を呼びかけ「楽な気持ちで安全第一で臨んでいただければ」とあいさつした。

 参加者らは3班に分かれ、実際の仮免許学科試験や実車試験、反応速度や俊敏性、動体視力などを計測した。試験・測定後には人形を使用した衝突実験を見学。交通課交通係の山元洋輔警部補は事故を減らすために「かもしれない運転」「見えるなら見る、見えないなら速度を落とす」などを心がけるよう呼びかけた。

 また、日産プリンス和歌山販売㈱新宮店と㈱スズキ自販和歌山新宮営業所による安全運転サポート車の展示や紹介もあった。

 試験と計測結果は点数化され、上位3人に表彰状が贈られた。閉会に当たり、田原署長は「免許証の返納も必要だが、車がないと不便といった地域の実情もある。今日のコンテストを通して気付きを得、安全に運転していただければ」と講評した。

 コンテストで見事1位となった那智勝浦町の山下伯親(のりちか)さんは「コンテストなので普段より安全運転に努めたが、これを励みに今後、一層の安全運転を心がけたい」と話していた。

(2022年9月28日付紙面より)




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新宮高校周辺で清掃に汗を流す西道楽天会の皆さん=27日、新宮市神倉
地域 地域全体で町をきれいに
老ク連250人が奉仕活動
新宮市
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新宮高
連合会
 新宮市老人クラブ連合会(上廣正幸会長)は「老人の日・老人週間」の全国一斉奉仕活動に合わせて27日朝、浮島の森駐車場や鴻田会館周辺、緑ヶ丘会館前など市内17カ所で清掃活動を行い、同会に所属する約250人が参加した。

 清掃奉仕は「花のある町、ゴミのない町」をテーマに実施。美しい環境で公共施設を利用してもらおうと毎年、草引きやごみ拾いの活動に取り組んでいる。

 同市神倉の県立新宮高校旧校門前では、西道楽天会(河上政方会長)のメンバー19人が手分けして周辺の草を引き、協力しながら紙くずや落ち葉、空き缶を拾うなどして汗を流した。

 河上会長は「天候の心配もありましたが、無事に清掃を終えることができ安心しました。落ち葉や雑草はどうしても多くなるが、以前に比べると年々、紙くずや空き缶などは格段に少なくなった。日頃から住民の皆さんの美化意識やマナーの良さの表れ。これからも地域全体で『自分たちの町をきれいにする』という気持ちを忘れず、通りがかった人たちが爽快な思いになってもらえるような景観を保っていきたい」と話していた。

(2022年9月28日付紙面より)

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盛大ににぎわった勝浦ナイトマーケット2022=24日夜、那智勝浦町の駅前本通り商店街
地域 多くの来場者でにぎわう
勝浦ナイトマーケット2022
 那智勝浦町の駅前本通り商店街と南紀くろしお商工会青年部(由谷恭兵部長)は24日夜、駅前本通りやいざかた通り、勝浦地方卸売市場で「勝浦ナイトマーケット2022」を開催した。7月末に開催予定だったが、新型コロナウイルスの感染状況を鑑み、延期となっていた催しには多くの来場者が訪れ、にぎわった。

 夏の思い出づくりの場や商店街の周知、活性化を目的に実施され、今年で2回目。来場者はコロナ対策として、会場入り口で検温とアルコール消毒終了後、蛍光性のブレスレットを着用。そのほか、マスク着用やごみの持ち帰りなどの協力を呼びかけた。

 催しは「食べる」「見る」「遊ぶ」のブースに分け、豊富な飲食販売やジャンピングホエール、ヨーヨー釣りなどに加えて、地域で活動する各グループによるダンス披露やめはり音頭などが盛大に行われた。

 また、会場内には大漁旗が掲げられたほか、町内や太地町の園児、児童、生徒が「夏の思い出」をテーマに絵を描いたちょうちんがいざかた通り商店街にライトアップされた。

 駅前本通り商店会の中西毅会長は「若い方々の企画・立案・実行の力がすごい。これだけ多くの人たちが勝浦の通りに集まるのはうれしい。めはり音頭を盛大にやっていただけるのも昔に回帰するよう」と話した。

 催しを中心的に計画・実行してきたのは「Cafeアマアイ」の鳥羽山恭平さんと「kitchen nicori」の奥田裕也さんの2人。

 鳥羽山さんは「1度延期となり、急きょ開催する形となったため、出店者さんも本来より減ってしまった。しかし、コロナも減って晴天の下、開催できた。多くの人でにぎわうことができて結果的に良かったと思う」。

 奥田さんは「延期もあって、当初は1000人規模の来場者を想定していたが、それ以上の来場があって手応えを感じた。コロナの関係で現在はテイクアウトの形式だが、その場で飲食できるようにするなど、その年の状況に合わせてイベントの形を変えていきたい」と語った。

 串本町から家族と訪れた30代男性は「友達から聞いて家族で来た。楽しいイベントです。コロナに注意しながら、今後は各地でもどんどんイベントをやっていってほしい」と話していた。

(2022年9月28日付紙面より)

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絵本「たこやきのたこさぶろう」を朗読=25日、新宮市下本町の市文化複合施設「丹鶴ホール」
地域 だから読書はおもしろい
読書推進フォーラム開催
新宮市
 新宮市下本町の市文化複合施設「丹鶴ホール」で25日、令和4年度読書推進フォーラム「だから読書はおもしろい!~読書を通して育む『ことば』の力~」が開催された。167人が来場し、絵本ライブやシンポジウムに熱心に耳を傾けた。

 開会に当たり和歌山県教育庁紀南教育事務所の大堀和美所長は「秋と言えば読書。読書は言葉を学ぶだけでなく、感性を磨き、表現力を高め、想像力を豊かにする、私たち人間がより深く生きていく上では欠かせないこと。大人から子どもまで、読書の面白さについて考える機会となれば」とあいさつ。

 絵本作家・長谷川義史さんによる絵本ライブでは、最初に「たこやきのたこさぶろう」を朗読し、即興で「和歌山うまいもんのうた」を制作。絵を描きながら落語「うなぎにきいて」を披露した。

 沖縄県出身の安里有生さんの詩を基にした「へいわってすてきだね」を朗読し「私たち大人が、子どもたちに生きていく状況をバトンタッチするのだから、最低限戦争にならないようにしなければ。その大切さを小学1年生の男の子の詩が教えてくれた。絵本を読んでもらうのは、大人にとってもいい経験。そういう機会が増えればうれしい」と結んだ。

 一般社団法人熊野新宮ミュージアムはアトラクションとして朗読劇「鳩ぽっぽ誕生秘話~東くめと基吉 夫唱婦随の大仕事~」を上演。佐藤春夫記念館の辻本雄一館長をコーディネーターに迎えたシンポジウム「ことばの力で想像力を~読書のむこうでみんなとつながる~」もあった。

 親子4人で参加した田古良真有香さんは「子どもが寝る前には、毎晩絵本の読み聞かせをしている。3歳の娘に『赤ちゃんってなんで生まれてくるの?』と聞かれた時に『おへそのあな』を読んだことがある。温かい絵で、改めて長谷川先生の声で読んでいただき、とても楽しめた」と話していた。

(2022年9月28日付紙面より)



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