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炊き出しをする3年生=26日、那智勝浦町立宇久井中学校
率先避難する行動力を
宇久井中で防災プログラム
那智勝浦町

 那智勝浦町立宇久井中学校(坊信次校長)で26日、防災学習プログラムがあり、全校生徒64人が被災時に役立つロープワークや屋外での炊き出しを体験した。

 津波災害、洪水・土砂災害発生に地域の中核避難場所となる同校で、生徒たちに「災害が起こったらどう行動するか、何ができるか」を考え、役立つ知識や行動力を身に付けてもらうことを目的に毎年実施している。町教委、県土砂災害啓発センター、町消防本部が協力した。

 最初に土砂災害啓発センターの坂口隆紀所長が講話。「現在も毎年土砂災害が起こり、人が亡くなっている。その原因を探ると『自分は大丈夫』と逃げなかったり、避難のタイミングを逃したりしていることがある。皆さんにはそれを突破し、自分で判断して行動することを学んでほしい」と訴え、率先避難と分散避難の重要性を強調した。

 その後、各学年に分かれて防災訓練を実施。3年生は避難所での食事提供を想定し、まきで湯を沸かしてレトルトパックの食事90人分を用意。2年生は、消防士から応急担架での傷病者の搬送法や止血法、もやい結びを教わった。1年生は災害対応カードゲーム「クロスロード」を体験。「ちりが舞う被災現場におり、今日中に作業を終わらせなければならない。マスクを持っていないが、作業をする?」などの困難な状況の中でどのような判断をするのか、意見を出し合った。

 坊校長は「南海トラフを震源とする巨地震が数十年ごとに起こっているのは歴史的に明らか。地球温暖化の影響か、毎年雨量も多くなっていると感じる。自分の命を守るため、生徒たちには真剣に学んでほしい」と話していた。

(2021年11月27日付紙面より)


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和歌山県たばこ商業組合紀南支部の皆さん=25日、新宮市役所周辺
地域 地域全体で町をきれいに
新宮市で今年最後の清掃活動
たばこ組合紀南支部
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たばこ商業組合
 和歌山県たばこ商業組合紀南支部(塩崎伸一支部長)は25日、新宮市役所周辺で今年最後となる清掃活動を実施した。会員16人が参加し、新型コロナウイルス感染対策を施しながらごみ拾いに取り組んだ。

 同組合女性部(大谷敏子部長)を中心に、たばこのポイ捨て禁止や未成年者の喫煙防止などの呼び掛けを目的に活動しており、清掃は1997年度から開始。今年で24年目を迎え、年間25回ほどのペースで行われている。

 到着した会員はそろいのチョッキを身に着け、市役所から駅へとのぼりを掲げながら紙くずや吸い殻などのごみを拾い、汗を流した。

 大谷部長は「以前に比べるとたばこのポイ捨てやごみも少なく、地域の皆さんのマナーが良いことを実感しました。しかし、ゼロにすることは非常に難しい。来年も引き続き地道な活動を続けて周知し、地域全体で町をきれいにする意識を深めてもらえれば」と話していた。

 次回は来年1月20日(木)に、道の駅なち周辺で清掃活動を予定している。

(2021年11月27日付紙面より)

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自身の歩みを交えて性の多様性を伝える悠以さん=24日、串本町文化センター
地域 悠以さんを迎えて考える
文化セで本年度人権講演
串本町
 串本町の本年度人権講演会「LGBTトーク&コンサート」が24日夜に文化センターであり、233人(主催者発表)がシンガー・ソングライターの悠以さんと共に人権意識を高める機会を持った。

 町人権委員会(西野政和会長)が人権を考える強調月間(11月11日~12月10日)などに合わせて趣旨の裾野を広げる場として例年計画している同講演会。新型コロナウイルスの影響で前年度は中止したため、今回は2年ぶりの実施となった。

 始めるに当たり西野会長は、国連が採択したSDGs(エスディージーズ=持続可能な開発目標)の概要と日本の取り組みの現状や今年の日本のジェンダーギャップ指数が156カ国中120位という状況などをこの機に課題提起。今回の講演から学びを得ることを求めて聴講を促し、講師の悠以さんを迎えた。

 悠以さんは「自分らしく生きる」という演題の下で登壇。社会の中にLGBTがいることと大半の人が生まれついた性別で生きていることの2点に目を向けて性の多様性を考えてほしいと希望し、性同一性障害と向き合う自身の自分らしさ実現の歩みや母など周囲の支えを語りつづった。

 終盤では歌唱も披露して来場者に自身の存在を印象付け。同委員会の山本ちづき副会長が音楽を交えて考える機会を来場者へ託してくれたことへの感謝を悠以さんに伝え、会を締めくくった。

(2021年11月27日付紙面より)

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真剣な表情で心肺蘇生法講習=24日、新宮市の県立新宮高校
防災 地域防災のリーダー育成
新宮高校で防災スクール
 新宮市の県立新宮高校(東啓史校長)で24日、県教育委員会主催の「高校生防災スクール」が開かれた。1年生192人が講義や訓練を通じ、地震発生時の電車からの脱出方法や被災時に役立つ知識を学んだ。

 和歌山県教育委員会主催の「県高校生防災スクール」の一環。高校生の防災意識を高め、地域防災のリーダーとして災害時に活動できるような生徒の育成を目的に、毎年1年生を対象に実施している。この日は新宮消防本部、自衛隊和歌山地方協力本部新宮地域事務所、JR西日本が協力した。

 開校に当たり、新宮駅の坂本純一駅長は「電車の中で地震が起こったとき、『揺れが収まったから大丈夫』ではなく、次に何をしたらいいのかイメージを持ち、行動に移せるようになってほしい」とあいさつした。

 JR西日本による講義では、津波避難三原則(想定にとらわれない、最善を尽くす、率先避難者たれ)を確認し、電車内から緊急脱出するための非常用ドアコックの操作法や各ドア付近に設置されているはしごの使い方を解説。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、本年度は車両からの脱出訓練は行わなかった。

 防災体験では、クラスごとに心肺蘇生法や傷病者の搬送法の講習、土のう積み、ロープワーク、起震車体験などを通じ、さまざまな災害時に役立つ知識を学んだ。

 自衛隊員によるライフハック講習を受けた宮上伯都(はくと)君は「災害発生後に数少ない物で明かりを作ったり、食器を何回も使えるようにしたりする方法を教わった。どれも簡単にできることで、とっさのときにも行動できそう」と話していた。

(2021年11月27日付紙面より)

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