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新宮警察署協議会定例会議の様子=12日、新宮警察署
より良い運営のために
委員ら7人が意見や提言
新宮警察署協議会

【この記事のキーワード】
災害警備訓練
大規模災害
救助活動
災害
 新宮警察署協議会は本年度2回目となる定例会議を12日、同署で開いた。橋本昭彦会長をはじめとする7人の委員が出席し、人材確保や速度取り締まり指針など3項目について各課長から説明を聞き意見を交換した。

 同協議会は管轄区域内の地域安全や警察署の業務運営について、住民の声を代表する委員から意見や要望を聞き、より良い運営を検討する。2001年の警察法改正、県警察署協議会協議会条例の制定を受け、県内14署に設置されている。

 橋本会長は「委員の意見や要望を生かし引き続き管内住人の安心安全の確保を」とあいさつ。6月に富山県で起こった、元自衛官による拳銃強奪、警察官刺殺事件に触れ「そういった事件はいつどこで発生するか分からない」と管理体制に関する説明を求めた。

 大髙圭司・新宮警察署長は管内の情勢について、刑法犯認知件数は109件で前年比29件減少、人身交通事故は58件で前年比5件減少していると説明。「今年も残り3カ月となったが、署員一丸となって目に見える刑法犯認知件数、交通事故件数をさらに減少させ、住民の安心安全が体感できるように努めていく」とあいさつした。

 大規模災害を想定した災害警備訓練の視察もあった。署員らは号令に従って救護所を立ち上げ、チェーンソーやのこぎりを使って木材や鉄管を切断。車両やブロック、岩を排除し倒壊家屋に侵入した。「大丈夫ですか」「意識をしっかり持って」などと声を掛けながら救助活動を行った。

 並行して炊き出し訓練も行われ、委員らはビニール袋を使って炊いたカレーライスやアルファ米のドライカレーなどを試食した。

(2018年10月14日付紙面より)


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美しい歌声を披露する太地メイコールの皆さん=12日、太地町太地
地域 懐かしい歌一緒に
太地メイコールが初慰問
南紀園
 太地町の有志を中心につくるコーラスグループ「太地メイコール」(森岡祐策団長)は12日、同町の平見地区にある特別養護老人ホーム南紀園(海野好詔園長)を初めて慰問した。

 グループの指導者、関口和子さんのピアノの伴奏で『リンゴの唄』、『青い山脈』、『花の街』など昭和の懐かしい歌を美しい歌声で次々に披露した。『ぶんぶんぶん』『ちょうちょう』などの唱歌も楽しく歌い、お年寄りを喜ばせた。

 後半では、オリジナル曲『太地の風~明日を想って~』を歌った。太地の町並みを情感あふれる詩で表現した歌に利用者らはうっとりと聞き入っていた。

 グループのメンバーの1人、三原勝利さん(81)は「結成以来、65年歌い続けている人もいます。今日は皆さんと一緒に楽しみ、皆さんから元気をもらいたいと思います」とあいさつ。

 海野園長は「手をたたいたり、一緒に口ずさんだりと、とても喜ばれていました。慰問はありがたいです」と喜んでいた。

(2018年10月14日付紙面より)

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各地区の関係者らによって一本ずつ取り付けられていった=13日、新宮市駅前本通り商店街
祭礼 祭りの準備着々と
市内各地にのぼり立てる
新宮の速玉祭
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熊野速玉大社
御船祭
例大祭
神事
大祭
 国の重要無形民俗文化財(重文)の指定を受ける熊野速玉大社(上野顯宮司)の大祭「新宮の速玉祭(はやたまさい)」(15、16日)を前に、神事の一つで神迎えの喜びを表す「御船祭(みふねまつり)・早船競漕(きょうそう)」(16日)に出船する各地区の関係者らが参加して13日、のぼり立てが行われた。

 出船各地区が約300本ののぼりを手分けをして、神馬渡御式(15日)、神輿(みこし)渡御式(16日)のコースや国道42号沿いの街頭や電柱などに、一本一本取り付けていった。

 14日は、串本町大島区からの「萱穂(かやほ)・掛魚(かけうお)奉献式」、「神馬潮浴び豆献じの儀」が行われる他、御船島清掃や上・下の札場(ふだば)の設営などが行われる。

(2018年10月14日付紙面より)

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世界的大手の旅行サイトから二つの認証を受けた橋杭岩
観光 橋杭岩に5年連続の認証
世界的大手旅行サイトで
串本町
 串本町くじ野川にある国指定天然記念物の橋杭岩がこのほど、世界的大手の旅行サイト「トリップアドバイザー」のエクセレンス認証(以下年次認証)およびその5年連続認証を受けた。認証者から一報を受けた南紀串本観光協会は、この認証制度上のオーナーとして登録し評価を今後の振興に役立てる方向で対応を進めている。

 この年次認証は、同サイトに1年以上掲載され一定数以上の口コミがあり評価が高い(5段階の4以上)施設を対象にして2011年から行われ、その5年連続認証は安定した評価を得ている証しとして認定されている。

 認証者のトリップアドバイザー株式会社のプレスリリースによると、今年の年次認証は5月に発表し、同サイトに登録されている全施設の約1割にあたる52万7111施設が認証を受けた。日本国内では6108施設、うち観光分野は2563施設。5年連続認証は国内で1112施設が認定されている。

 同社から橋杭岩が両認証を受けたことの一報が届いたのは10月初旬で、その宛先となったのが同協会。橋杭岩は過去に4回の年次認証を受けているが同協会に一報が届いたのは今回が初めてで、未登録の施設オーナーに登録して両認証の活用を求める内容は今後の振興に有益という判断に基づいて応えようとしている状況だ。

 両認証を受けての具体的な取り組みは今月12日現在で未定。両認証を受けた施設はオーナー登録後に認定証の交付や掲示用シールを申請でき、同協会の宇井晋介事務局長はまずそれらを取得し今後の振興の一助にするとしている。

(2018年10月14日付紙面より)

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