那智勝浦町立下里中学校(久保敏晴校長)、同校区内にある下里小学校(岡史博校長)、太田小学校(尾﨑卓子校長)の教員で構成する下里教育研究会(岡史博会長)は11日、下里小で公開授業と分科会を開いた。
同会は下里中校区3校の児童・生徒の情報交流を目的に毎年実施している。昨年3月に文部科学省が公示した学習指導要領改訂に伴う移行期でもあるため、児童らがスムーズに中学校で学習できるよう各校の連携を強めた。
参加した教員らは授業の様子を見て回り、分科会で各校の様子や児童・生徒の情報を交換した。岡会長は「教育現場の情報交流は、10年以上前から実施しています。2020年からは英語の授業も小学3年生から始まります。地域ギャップなどの無いように進めていきたい」と話した。
学習指導要領とは、全国のどの地域で教育を受けても一定の水準の教育を受けられるようにするため、学校教育法などに基づき、各学校で教育課程を編成する際の文部科学省が定めた基準。小学校、中学校、高等学校等ごとに、それぞれの教科などの目標や大まかな教育内容を定めている。
(2018年10月13日付紙面より)
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