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数々の花火が夜空を彩った=13日夜、新宮市
夜の熊野川彩る
新宮花火大会に5万人

 熊野徐福万燈祭(第56回新宮花火大会)が13日夜、新宮市の熊野速玉大社下の熊野川河川敷であった。打ち上げ花火約6500発、仕掛け花火約20基が夜の熊野川を彩り、約5万人(主催者発表)の観客を魅了した。

 新宮仏教会による初精霊供養、流し灯籠などの後、田岡実千年市長が「こよいひととき、夜空に咲く大輪の花を心ゆくまで楽しんでいただければ」。里中陽互・市観光協会長は「盛大な花火大会をお楽しみください」とあいさつした。

 田岡市長と観客らのカウントダウンによって花火が一斉に夜空に打ち上がった。熊野川河川敷には約150㍍にわたって夜店が並び、家族連れや子どもらでにぎわった。

(2018年8月15日付紙面より)



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坂口武弘所長(左)から地形について説明を受ける観光客=12日、和歌山県土砂災害啓発センター
地域 「なっちー」が見学呼び掛け
土砂災害啓発セでアニメ上映など
那智勝浦町
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熊野那智大社
土砂災害
災害
 那智勝浦町市野々の和歌山県土砂災害啓発センター(坂口武弘所長)で15日まで、家族連れを対象にした夏休み企画としてアニメーション『こまった土石流』を上映している。大門坂駐車場では12日、那智勝浦町のイメージキャラクター「なっちー」が登場し、駐車場利用客らに施設見学を呼び掛けた。

 熊野那智大社を参拝した後、同センターを訪れた京田辺市からの菅野太郎さん(43)一家は、坂口所長から那智の原生林や滝をイメージしたなっちーのデザイン、周辺の地形について説明を受け、記念撮影も楽しんだ。菅野さんは「車から(なっちーが)見えたので立ち寄りました。インパクトがありますね。那智の滝を見た後なので会えてうれしいです」と話した。

 上映中のアニメは、東京都千代田区の砂防・土砂災害専門の資料を保管する「砂防図書館」が貸し出している各都道府県のビデオの中から、坂口所長らが選んだもの。山口県の啓発教材で、キャラクター化された土石の視点で太古から現代社会までの山や川と人間の関わりが描かれている。なっちーの呼び掛けに応じてアニメを観賞した子どもたちは、土石流の仕組みや歌詞に込められた早期避難の大切さ、砂防堰堤(えんてい)の効果などを学んだ。

(2018年8月15日付紙面より)

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寄せ木の継ぎ目をサンダーで整える=12日、古座川町平井
地域 親子でハンドスピナー制作
北大和歌山研究林公開講座
古座川町
 古座川町平井にある北海道大学和歌山研究林(中村誠宏林長)で12日、公開講座「親子木工教室2018」があり、12組30人が作品制作に取り組んだ。

 この講座は、夏休み期間に合わせて森の恵みを生かした造形である木工に親しむ機会を提供するなどの趣旨で2015(平成27)年から始まった。4年目となる今回のテーマは「ハンドスピナー」。寄せ木の技術で3種類の木を組み合わせ、長さ約9㌢、幅約3㌢、厚さ7㍉、一文字型の作品を仕上げる内容で、材料として同林産のイチイガシやケヤキと北海道産のキハダを準備した。

 小川晃史技術職員から材料の木の特徴や工程の説明を受けた親子は、仕上がりをイメージしながら使いたい材料を選び、必要な寸法で切り出し。ボンドで貼り合わせた後はサンダーで継ぎ目を滑らかにし、やすりで好きな形に整え、中央に開けた穴にベアリング、両端に真鍮(しんちゅう)の重りを打ち込んで仕上げた。

 町内から参加した大屋孝太君(5年)は、学校経由でこの講座があることを知り、面白そうだと感じて申し込んだそうで、「三つの木の色の組み合わせにこだわった。切ったり形を整えたりするのが難しかったけど、よく回る作品ができてよかった」とコメント。中村林長(44)は「森のものを使ってものづくりができることを知ってもらい、森に興味を持つきっかけにしてもらえれば」と話した。

 同研究林は7月に同町と包括連携協定を締結し、今月8日の記念講演会に続いて同講座も同町が共催した。21日(火)に開く企画「森の探検隊2018」も同町の共催を得ていて、中村林長はこの連携を力にし今後の森林体験の機会増強に意欲を見せている。

(2018年8月15日付紙面より)

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記念写真を撮る新成人たち=13日、田辺市本宮町
地域 故郷の誇りを胸に
新成人を祝う会に25人
田辺市本宮町
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連絡協議会
本宮中
 田辺市本宮町の本宮行政局で13日、一足早く「新成人を祝う会」があり、本年度成人を迎える同町出身者25(男12、女13)人が出席した。新成人代表の中岸大成さん(19)は、故郷への誇りを胸に人生を歩んでいくと誓った。

 旧本宮町時代の1988(昭和63)年から、新成人たちが帰省で集まりやすい盆の時季に開催している。合併後は田辺市の成人式とは別に、本宮町自治会連絡協議会(松本榮夫会長)、田辺市青少年育成市民会議本宮地区協議会(仲常武会長)が主催して行っている。今年の対象者は平成10年4月2日から平成11年4月1日までに生まれた28人だった。

 行政局大会議室に集まった新成人たちを前に松本会長は「健康に留意しながら家庭を大切にし、社会に貢献しながら人生を歩いていってください」とあいさつ。安井健太本宮行政局長は「皆さんの成長を支え、温かく見守ってくれたご家族や地域の方々、ともに歩んでこられた友人への感謝の気持ち、皆さんの故郷である本宮町のことを決して忘れず、自らの夢や目標に向かってしっかりと歩んでいってください」と真砂充敏市長の祝辞を代読した。

 濱中真哉・元本宮中学校長の「若さでいろいろなことにチャレンジして」とのメッセージが収められたビデオレターが上映された後、中岸さんが「大人としての自覚を持ち、責任ある社会人として生まれ育ったこの地に誇りを持ち人生を歩んでいきたいと思います」とお礼の言葉を述べた。

 自衛隊員として勤務している西岡玲二さん(20)は「和歌山県民としての誇りを持ち、立派な大人になっていきたい」と話していた。

(2018年8月15日付紙面より)

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