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啓発グッズを配布した=22日、新宮市橋本のイオン新宮店
身近なところから意識改革を
男女共同参画実現に向け街頭啓発
新宮市

 「男女共同参画週間」(23~29日)に合わせ、和歌山県職員、人権擁護委員、法務局職員らが22日、新宮市のイオン新宮店、串本町のAコープ紀南VASEOの2カ所で街頭啓発を実施した。チラシやメモ帳、ウエットティッシュなどの啓発グッズ計600組を買い物客たちに配布した。

 男女共同参画社会基本法は平成11年6月23日に施行された。基本理念は▽男女の人権の尊重▽社会における制度・慣行についての配慮▽政策等の立案および決定への共同参画▽家庭生活における活動と他の活動の両立▽国際的協調―の五つ。

 同週間は基本理念に対する国民の理解を深め、男女共同参画社会の実現に向けたさまざまな取り組みが行われる機運を醸成しようと平成13年から内閣府など主唱、地方公共団体など協力のもと実施されている。平成30年度のキャッチコピーは「走り出せ、性別のハードルを超えて、今」。

 新宮市橋本のイオン新宮店では、県職員、市職員、人権擁護委員、法務局職員、ウイメンスタディズ熊野の村上惠美子代表ら約10人が啓発活動に参加。男女共同参画を呼び掛けるタスキを身に着け、買い物客らに物資を配布した。

 東牟婁振興局地域振興部総務県民課の貝岐昌逸さんは「職場や家庭など、できることから始めていただけたら」と話していた。和歌山県男女共同参画センター“りぃぶる”では相談受付専用ダイヤル(電話073・435・5246)を開設しており、「お気軽にご相談ください」と呼び掛けている。受け付けは火~土曜日の午前9時から午後8時、日曜日は午前9時から午後4時30分まで。

(2018年6月23日付紙面より)


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連盟歌を合唱する会員の皆さん=21日、那智勝浦町体育文化会館
地域 積極的な活動を
東牟婁身障者連盟が定期総会
那智勝浦町
【この記事のキーワード】
災害
地震
 東牟婁郡身体障害者連盟(鈴木怜子会長)の定期総会が21日、那智勝浦町体育文化会館であった。昨年度事業、収支決算報告、本年度事業計画案などを承認した。

 来賓の堀順一郎町長は「自ら進んで社会に参加する皆さんの活動は、社会福祉にとって重要で意義深い。これからも尽力を」と呼び掛け、東牟婁振興局の久保田清之・健康福祉部長は、第5次和歌山県障害者計画を策定中であることなどを報告した。

 本年度の事業計画は、和歌山県身体障害者福祉大会や東牟婁郡身体障害者スポーツ大会への参加、県身体障害者連盟幹部研修会などを予定している。

 鈴木会長は、一昨年施行された障害者差別解消法を取り上げ、「周りの人にいつも守られていることに感謝しつつ日々を生き抜いていきましょう」とあいさつした。

 午後からは、東牟婁振興局地域振興部主事の石坂新太郎さんが「南海トラフ地震」について、個人の心構えや災害に備えた県の取り組みを紹介。新宮保健所の刑部裕昭医師は「災害時の健康管理について」を演題に避難所での生活や心得、暑さ寒さ対策などを話した。

(2018年6月23日付紙面より)

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児童と明生学級の受講生が一丸でミニゲームに挑戦=19日、串本町立西向小学校
地域 ミニゲームで親交深める
西向小と西向地区明生学級
串本町
【この記事のキーワード】
西向小
 串本町立西向小学校(山本誠士校長)と西向地区明生学級(福島隆樹主管長)のふれあい会が19日に同校体育館であり、児童と受講生がミニゲームなどを通して互いの親交を深め合った。

 普段は同校そばにある西向多目的集会所で生涯学習活動に励んでいる同学級。ふれあい会は児童と受講生の学習拠点が隣り合っている事を生かした交流行事で、本年度で13年目になるという。

 同学級は本年度第3講に位置づけて受講生にふれあい会への参加を呼び掛け、今回は2、3年生17人と同学級の受講生25人が交流する形となった。受講生は児童から歌や演奏による歓迎を受け、互いの交流が進むよう歓迎後は児童受講生混合の8チームを結成。自己紹介でチームワークを形作り、同校が準備した▽フィルムケース積み▽ビー玉つかみ▽はちまきリレー▽ジャンケン▽記憶力ゲーム▽○×クイズ―といったミニゲーム6種類に一丸で挑戦した。

 ふれあい会の進行役は山本校長が担当。挑戦後は各チームの成績発表もあり、一丸の成果を分かち合いながら交流を締めくくった。福島主管長は歴代校長の積極的な協力のおかげで交流が続けられていると感謝し、その気持ちに応える受講生のさらなる参加(今回は約6割)を課題として見据えながら交流を後押ししていた。

(2018年6月23日付紙面より)

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セミナーに耳を傾ける参加者ら=20日、新宮市の浮島隣保館
地域 水分補給と朝食の大切さ学ぶ
浮島隣保館で「熱中症対策セミナー」
新宮市
【この記事のキーワード】
体育協会
 新宮市スポーツ少年団本部と同体育協会は20日、同市の浮島隣保館で熱中症対策セミナーを開いた。大塚製薬大阪支店和歌山出張所の久冨健太さんが講師を務め「熱中症の予防と対策」をテーマに話した。市内で活動するスポーツ少年団や学校部活動指導者、保護者ら30人が熱中症予防と対策などに耳を傾けた。

 久冨さんは「熱中症」とは汗をかき、体内の水分や塩分が無くなって熱がこもる状態であると説明。環境、体、行動の3点に分けて引き起こす条件を挙げた。平成27年度の都道府県別人口10万人あたりの熱中症傷病者搬送人数で、和歌山県が全国一位であることを紹介した。

 対策として▽熱への順化▽水分と塩分の摂取▽日常の健康管理―とし、対処法を3段階の重症度に分けて説明した。水分補給の条件は▽のどが渇く前から飲む▽数回に分ける▽少し冷たい(5~15度ほど)もの▽ナトリウム濃度(100㍉㍑中40~80㍉㌘)▽糖質濃度4~8%(ぶどう糖+加糖か砂糖使用のもの)―を挙げた。

 久冨さんは朝食の役割として知的作業能力の向上や、体を目覚めさせ疲労感を解消させるなどを取り上げ「理想的な朝食とは、栄養バランスのとれた食事。熱中症対策にも繋がり、水分補給と合わせて日頃から意識することが大事です」と呼び掛けた。

(2018年6月23日付紙面より)

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