サッカーワールドカップ(W杯)ロシア大会に出場している日本代表の初戦コロンビア戦を前に田辺市本宮町の
熊野本宮大社(九鬼家隆宮司)で19日、必勝
祈願祭が営まれた。氏子、観光・商工関係者ら約30人が参列し、グループリーグ突破などを祈った。
日本サッカー協会のシンボルマークは熊野の神鳥「ヤタガラス(八咫烏)」。日本サッカーの始祖といわれる中村覚之助の古里が那智勝浦町にあることなども縁で、同協会は2002年W杯日韓大会から
熊野三山一寺で必勝を祈願している。今大会前には田嶋幸三会長が参拝した。
グループリーグでの日本の対戦相手は、コロンビア、セネガル(25日午前0時~)、ポーランド(28日午後11時~)。九鬼宮司(61)は「技術があっても魂がこもっていないと勝ち進むことはできません。今大会では思わぬ国が勝ったり負けたりしています。皆さまにはぜひとも熊野からロシアに思いを発信していただきたい」と話していた。
■メッセージボード設置
同社は19日から社務所前に日本代表を応援するメッセージボード(縦1㍍、横1・8㍍)を設置した。
参拝者たちが「決勝トーナメントへ頑張れ」「日本の力をみせよう」などと書き込んでいる。日本代表が敗退するまで設置している。
(2018年6月21日付紙面より)