北山村立北山小学校(松本広明校長、児童15人)6年生の栗林祐朗君と下平絃生君が作成した『北山村観光パンフレット』が、和歌山県教育委員会が主催する「ふるさとわかやま学習大賞」の平成29年度リーフレット部門で大賞を受賞した。北山小で14日に表彰式が行われ、東牟婁教育支援事務所長の水上茂秀さんが表彰状を授与した。
「ふるさとわかやま学習大賞」は児童生徒がふるさとへの興味・関心を深めるとともに和歌山を愛する心を育む目的で県内の小学校、中学校、高等学校、特別支援学校を対象に実施されている。リーフレット部門への応募総数は623点で大賞を受賞したのは北山小と高野町富貴中学校の2校。他にビデオ部門と模造紙部門がある。
水上さんは賞状の授与にあたって「二人のふるさとへの思いと北山村を知りたい観光客の思いをつなぐものになっていた」と児童らの学習成果を評価した。
栗林君と下平君によると、パンフレットは国語学習の一環として約1カ月で作成。苦労した点は、観光センターなどでのインタビューと文章をまとめる作業。二人は「宿泊施設の内部やじゃばら商品などパンフレットを作成して初めて知った点とあらためて良いと思った点があった。受賞するとは思わなかったけど、人の役に立てたらうれしい」と話していた。
松本校長は「ふるさと学習は児童らが大人と直接関わり学ぶ機会にもなった。二人は学んだことを観光パンフレットという形で地域にお返しした。その取り組みが評価された受賞は、児童らの励みになったと思う」と話していた。
『北山村観光パンフレット』は北山村観光センターで入手可能。
(2018年2月18日付紙面より)
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