新宮市蜂伏の県立みくまの支援学校(稲田進彦校長)で13日、和歌山県警察音楽隊を招いた音楽鑑賞会があった。全校児童生徒80人が生の演奏に触れ、楽しい時間を過ごした。
音楽隊は「県民に愛され親しまれる音楽隊」をモットーに県民と警察を結ぶ「音のかけ橋」として活動している。同校では初の演奏会で『デイ・ドリーム・ビリーバー』に始まり、人気アニメ映画やテレビCMでなじみのある曲などを奏でた。
カラーガード隊のフラッグパフォーマンスなど、迫力のドリル演奏が披露され、子どもたちは時折一緒に口ずさんだり体を揺らしたりしながら音楽に親しんだ。合間には新宮警察署の警察官から交通事故への注意やお巡りさんの装備品についての話があり、児童生徒らは興味深げに耳を傾けていた。
稲田校長は「本物に触れる機会が少なく、音の大きさに驚いたり楽器を見たりすることが貴重な体験。子どもたちもだんだんと聴き方が分かってきたようで、そういう部分での勉強にもなったと思います」。
音楽隊の森敏三楽長は「音楽を聴き、反応してくれる子どもさんたちの素直な気持ちが伝わってくる演奏会になりました。音楽は世界共通の言葉ですね」と話していた。
(2018年2月15日付紙面より)