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関係者約20人が出席した=17日、新宮市緑ヶ丘の東牟婁振興局
連携深め災害防止を
建設工事関係者連絡会議
新宮・東牟婁地方

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災害発生
災害
 建設工事における災害の一層の減少を図ろうと厚生労働省和歌山労働局新宮労働基準監督署(森美大署長)は17日、新宮市緑ヶ丘の東牟婁振興局で建設工事関係者連絡会議を開催した。新宮・東牟婁地区の公共工事発注機関、建設関係団体、災害防止行政機関を構成員としており、約20人が出席した。今年は合同の安全衛生パトロールなどを行う。

 会議は三者のより緊密な連携を図ることで災害防止対策の取り組みを一層推進することを目的に、毎年開かれている。今年は労働災害による死亡者数が増加したことから厚生労働省では9月に「職場における死亡災害撲滅に向けた緊急要請」を実施し、業界団体に安全衛生活動の総点検などを要請している。

 森署長は開会で緊急要請のポイントに触れてあいさつ。「基本的な作業や教育が行われているかもう一度点検を」と述べ「趣旨を各工事の方に反映させてもらいたい」と呼び掛けた。12月、1月の「建設業における墜落・転落災害防止対策強化キャンペーン」、11月の「過労死等防止啓発月間」を挙げ協力を求めた。

 紀南河川国道事務所新宮川出張所、紀伊山地砂防事務所那智勝浦監督官詰所、東牟婁振興局新宮建設部が公共工事の現状、労働災害防止に係る取り組みを紹介。新宮労働基準監督署監督の肱岡孝之・安衛課長は公共工事での災害発生状況や発注機関への取り組み要請などを説明した。

(2017年11月18日付紙面より)


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ステージ上でダンスを披露する生徒たち=17日、新宮市佐野の県立新翔高校
学校 新翔高校で七海祭開幕
18日は食物バザーなど
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新翔高
七海祭
文化祭
 新宮市佐野の県立新翔高校(永石和校長、生徒441人)で17日、文化祭の「七海祭」が開幕し、ステージ発表などがあった。18日には食物バザーや新翔マーケット、生徒会企画ビンゴ大会などを予定している。

 今年のテーマは「未来へつなぐ伝統と歴史~100周年の七海祭~」。開会式で永石校長は「七海には世界で活躍してほしいという意味が込められている。思い出に残る文化祭にしてほしい」。生徒会長の岡部沙耶さん(3年)は「テーマに負けない文化祭にできるよう盛り上げていきましょう」と呼び掛けた。

 18日は午前9時から体育館で吹奏楽同好会の演奏会とクラブ展示、午前9時40分から各教室でクラス展示。ポップコーンやチーズ春巻きなどの食物バザーは午前10時30分から、新翔マーケットは午前10時から、いずれも午後2時まで駐輪場付近で行われる。ビンゴ大会(先着100人)は体育館で午前11時30分にスタートする。

(2017年11月18日付紙面より)

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合唱を発表する3小学校合同中学年グループ=16日、古座川町民体育館
学校 町立5校の児童生徒共演
町民体育館で連合音楽会
古座川町
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高池小
古座中
明神中
 古座川町民体育館で16日、連合音楽会があり町立5小中学校の児童生徒130人(古座中は2年生のみ)が歌や合唱を発表し合い交流した。

 同町教育会(濵地久夫会長)と同町教育委員会(和田充旦教育長)が主催する、鑑賞と発表を隔年で行う恒例の合同文化行事。前年度は玉川大学ハンドベルクワイアの演奏を鑑賞し本年度は発表の巡りとなるため、とりわけ児童は日頃の低、中、高学年の各交流会の成果も生かしながら準備に打ち込んできた。

 当日は児童生徒や教職員のほか、保護者ら一般約150人も鑑賞のため来場。和田教育長は、第84回NHK全国学校音楽コンクール課題曲「いまだよ」の作詞を担当した作家・宮下奈都さんのメッセージ「若く真っすぐな歌を聞いていて気付いた。歌は聞いてくれる人のためにと思っていたが違うかもしれない。自分のためじゃないか」を児童生徒に紹介し、「今日はどんな合唱や合奏を聴かせてもらえるのか楽しみだ」と述べて開会を飾った。

 音楽会は休憩をはさむ前後半二部構成で、前半は3小学校合同で低、中、高学年別に合唱やリコーダー奏、古座中2年生が合唱を披露。後半は小学校単位(児童数の多い高池小は1~3年生と4~6年生の2組)で合唱や合奏が続き、明神中が大トリの発表を務めた。最後は教職員や来場者も含めた全員で「もみじ」を大合唱し、濵地会長が講評を交えて会を締めくくった。

 今回の音楽会実施について濵地会長は「この音楽会は5校が最大規模で集まる伝統行事。出演する児童生徒の皆さんには、みんなで交流できる音楽の良さを知るとともに、お互いの発表を通して自分を振り返りさらに上へと成長するきっかけにしてくれれば」と期待を交えて語った。

(2017年11月18日付紙面より)

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講演で世界糖尿病デーについて話す鐡尾真美さん(奥右側)と山本康久院長(奥左側)=14日、那智勝浦町立温泉病院
医療 適切な治療と生活の改善を
温泉病院で世界糖尿病デーイベント
那智勝浦町
 世界糖尿病デーの14日、那智勝浦町立温泉病院(山本康久院長)で糖尿病治療の啓発イベントが開かれた。同病院と同町の糖尿病患者らでつくる「やたがらすの会」などが協力して開催している。今年で4回目。

 待合室などを会場とし、血圧や血糖値の測定体験や、保健師や薬剤師、理学療法士などによる各種相談コーナーを設置。糖尿病患者や健康管理に関心を持つ地域の住民などが多数訪れた。糖尿病についての講演も行われ、同病院内科の医師である鐡尾真美さんが「糖尿病の合併症」をテーマに、糖尿病や治療の基礎知識について話した。

 糖尿病の合併症には、日本における失明原因の第2位である糖尿病性網膜症や、糖尿病腎症、尿毒症などがある。治療は合併症の予防を目的として行われ、血糖値を下げるインスリンの注射や薬による治療以外にも、食事療法や適度な運動でも症状は改善できる。具体的なアドバイスとして、朝食前は避け、食後に運動すると効果的であることや、キノコや海藻類を1品メニューに加えることなどを挙げた。こうした生活習慣の改善は、糖尿病はもちろん、他の疾患の予防にもなり、健康維持に役立つと解説した。

 講演後鐡尾さんは「症状があっても治療を受けていない人が多いのが現状です。イベントが受診のきっかけになれば」と話した。

(2017年11月18日付紙面より)

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