古座川町民体育館で16日、連合音楽会があり町立5小中学校の児童生徒130人(古座中は2年生のみ)が歌や合唱を発表し合い交流した。
同町教育会(濵地久夫会長)と同町教育委員会(和田充旦教育長)が主催する、鑑賞と発表を隔年で行う恒例の合同文化行事。前年度は玉川大学ハンドベルクワイアの演奏を鑑賞し本年度は発表の巡りとなるため、とりわけ児童は日頃の低、中、高学年の各交流会の成果も生かしながら準備に打ち込んできた。
当日は児童生徒や教職員のほか、保護者ら一般約150人も鑑賞のため来場。和田教育長は、第84回NHK全国学校音楽コンクール課題曲「いまだよ」の作詞を担当した作家・宮下奈都さんのメッセージ「若く真っすぐな歌を聞いていて気付いた。歌は聞いてくれる人のためにと思っていたが違うかもしれない。自分のためじゃないか」を児童生徒に紹介し、「今日はどんな合唱や合奏を聴かせてもらえるのか楽しみだ」と述べて開会を飾った。
音楽会は休憩をはさむ前後半二部構成で、前半は3小学校合同で低、中、高学年別に合唱やリコーダー奏、古座中2年生が合唱を披露。後半は小学校単位(児童数の多い高池小は1~3年生と4~6年生の2組)で合唱や合奏が続き、明神中が大トリの発表を務めた。最後は教職員や来場者も含めた全員で「もみじ」を大合唱し、濵地会長が講評を交えて会を締めくくった。
今回の音楽会実施について濵地会長は「この音楽会は5校が最大規模で集まる伝統行事。出演する児童生徒の皆さんには、みんなで交流できる音楽の良さを知るとともに、お互いの発表を通して自分を振り返りさらに上へと成長するきっかけにしてくれれば」と期待を交えて語った。
(2017年11月18日付紙面より)
もっと見る
折たたむ
別窓で見る