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2023年01月24日
1 湯煙の中、熱戦を展開
 3年ぶり、仙人風呂でかるた大会  (田辺市本宮町 )

 田辺市本宮町の川湯温泉にある「仙人風呂」で22日、第20回「新春!仙人風呂かるた大会」が開催された。15チーム60人が参加し、温泉に浮かべた杉板製のかるたの争奪戦を繰り広げた。

 仙人風呂実行委員会(芝伸一会長)と熊野本宮観光協会(名渕敬会長)が主催する2001年から始まった人気のイベント。河原を掘ると至る所から温泉が湧く大塔川の一部をせき止め、73度の温泉と川の水を引き入れた野趣あふれる「仙人風呂」で、風呂に浮かべたかるたを奪い合う。新型コロナウイルス感染症の影響で3年ぶりの開催となった今回は、感染拡大対策として1試合2チームによる勝ち抜き戦とした。

 開催に当たり、名渕会長は「3年ぶりの開催となったが多くの人にお集まりいただきありがたい。この川湯温泉の仙人風呂、よろしければSNS(交流サイト)などで『いい所だったよ』とたくさん発信してください」と呼びかけ、参加者の健闘を願った。

 芝会長扮する仙人がくじ引きで対戦カードを決定。平安衣装をまとった詠み手が、地元有志「くまのじかるたプロジェクト」が作製した「くまのじかるた」を詠み上げると、今年のえと・ウサギや戦闘もの、全身タイツなどカラフルな衣装に身を包んだ参加者らが、風呂に浮かぶ約250枚のかるたを目がけて突進。熱い戦いを展開した。

 今回は田辺市の地元勢はもちろん、遠方からは愛知県や大阪府、京都府、兵庫県からも参加があった。

 新宮市から初めて参加した「佐野おやじの会」の中村優さんは「敗者復活戦で復活したが上位入賞は無理だった。来年は『佐野おかんの会』を立ち上げて、共に再チャレンジしたい」。

 見事優勝を勝ち取った「バカサバイバー」は「名古屋から来たかいがあった。防衛のために来年も参加したい」と喜びを語った。

 冬の風物詩・仙人風呂の開設期間は2月28日(火)まで(予定)。時間は午前6時30分~午後10時で入浴は無料。問い合わせは同観光協会事務局(電話0735・42・0735)まで。

(2023年1月24日付紙面より)

湯煙の中、かるたを奪い合う=22日、田辺市本宮町の仙人風呂
優勝した「バカサバイバー」の皆さん
2023年01月24日
2 火災や事故防止に努める
 消防団丹鶴分団が神倉神社清掃  (新宮市 )

 新宮市消防団丹鶴分団(杉下和夫分団長)は22日、御燈祭(おとうまつ)り(2月6日)に向けて神倉神社の清掃活動に取り組んだ。

 山内での火災や事故を防止しようと毎年この時期に実施している。この日は団員19人が参加。竹ぼうきなどを手に枯れ葉を掃き、枝打ちをして松明(たいまつ)の火が燃え移らないよう、整備に汗を流した。

 なお、今年の御燈祭りは、昨今の新型コロナウイルス感染拡大状況を鑑み、3年連続の上(あ)がり子参加中止が決定している。

 かつては上がり子として毎年祭りに参加していた杉下分団長。自身の息子や孫も3歳の頃から一緒に上がっていたという。数年前からは消防団として祭りに協力。当日の警戒や防火活動に当たっている。

 この日の活動に当たって「今年も神事のみとなったが、来年こそは従来通りに斎行されることを願っています。消防団として、火災や事故防止のために力を尽くしていきたい」。

 初めて清掃活動に参加した田端昭寛さんは「丹鶴地区に住んでいるが、お互いを気にかけ合うような昔ながらの近所付き合いが残っており、人々の温かさを日々感じています。昨年9月に入団したが、可能な限り地域に貢献したいと思っている。今日は団の皆さんと一緒に活動することができてすがすがしい気持ちでいっぱい」と話していた。

(2023年1月24日付紙面より)

清掃活動に参加した皆さん(一時的にマスクを外して撮影)=22日、新宮市の神倉神社
協力して掃除を行う分団員ら
2023年01月24日
3 3年ぶりの光景、2500人見物 潮岬で「本州最南端の火祭り」 (串本町)

 串本町潮岬にある望楼の芝で21日、イベント「本州最南端の火祭り」があり夕暮深まる中での芝焼きの光景が約2500人(主催者発表)の見物を集めるなどした。

 このイベントは南紀串本観光協会(島野利之会長)が主催。芝焼きは枯れ芝に火を放って芝地に混入した雑草を焼きつつ地中にある芝本体の芽吹きを熱で促す管理手法として知られ、望楼の芝では日没後に営むことで観光資源化しこのイベントに結び付けて誘客を図っている。

 おととしと昨年は新型コロナウイルスの情勢により中止の判断をしたため、今年は3年ぶりの実施。芝焼き前には物産販売や舞踊披露、潮岬に根付く味覚・しょらさん鍋(トビウオのつみれ汁、地元の漁師飯の一つ)の振る舞いや同・芋餅の販売といった趣向があり、今年は特に別系統でモデルロケット打ち上げ体験会や潮岬灯台特別一般公開といった見どころもあり一足早い参集を誘った。

 日没に合わせて芝焼きが始まり、主催者を代表して島野会長が「3年ぶりの火祭りへ大勢の皆さまにお集まりいただき、関係者一同大変喜んでいます。これから人もどんどん動き、ロケットも打ち上がって串本町はガンガン盛り上がると思う。観光協会も頑張るので、ご協力のほどよろしくお願いします」とあいさつして見物を歓迎。この日町内で交流会議に臨んだ本州四端の首長(串本町、山口県下関市、岩手県宮古市、青森県大間町の市長や町長)が視察で立ち寄り、潮岬在住の佐藤武治・県議会議員と共に祝辞を寄せ鈴木幸夫・町議会議長も列席して祝った。

 県立串本古座高校弓道部(堀切暖木〈あこ〉部長)の部員7人が火矢を放って点火をし、演出花火を合図にして事前に延焼を食い止める緩衝帯を設けた芝地東側への火入れを開始。見物で集まった人々は炎がじわじわと広い芝地に燃え広がっていく様子を見学場所や潮岬観光タワー上などから見守った。

(2023年1月24日付紙面より)

3年ぶりに実施された「本州最南端の火祭り」の芝焼きの様子=21日、串本町潮岬
火矢を放つ県立串本古座高校弓道部の皆さん
あいさつする島野利之会長(右)と控える来賓(左から鈴木幸夫・町議会議長、佐藤武治・県議会議員、山本正德・宮古市長、前田晋太郎・下関市長、田嶋勝正・串本町長、野﨑尚文・大間町長)
2023年01月24日
4 資源になる廃品を回収
 太田小学校の保護者ら  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町立太田小学校の育友会(宮井一也会長)は22日の朝、地域の廃品回収を実施した。保護者や児童、各区の区長、教職員らが協力し、再生可能な資源となる廃品の回収・分別に汗を流した。

 同校育友会が長年実施している取り組みで、夏と冬の年2回実施。収益は水泳で使う救命胴衣や電子黒板など、子どもたちの学習環境改善のために活用される。

 朝8時から作業を開始し、大人たちが軽トラックで各区のアルミ缶、段ボール、新聞紙を回収。小学校の駐車場では子どもたちも協力し、ビニールひもを切ったり、混入物がないかの確認をしたりした。

 きちんと仕分けされた資源を前に、太田真理愛さん(1年)は「すごくやる気で朝起きた。アルミ缶をコンテナに入れるために投げるのを頑張った」。下地ひまりさん(2年)は「段ボールが重たくて、運ぶのが疲れた」とそれぞれ達成感を味わっていた。

 宮井会長は「太田地域に根付いている活動で、この日のために資源を取っておいてくださる方も多い。大変ありがたい」と話していた。

(2023年1月24日付紙面より)

子どもたちも廃品回収に協力=22日、那智勝浦町立太田小学校
2023年01月24日
5 会員35人がごみ拾い  シルバー人材セが一善運動  (紀宝町 )
2023年01月24日
6 8年ぶりの選挙戦か  元職出馬で、定数11に12人  (紀宝町議選 )
2023年01月24日
7 家族で水害時の行動考える  クロスロードゲーム大会  (紀南P連 )
2023年01月24日
8 一人でも多くの協力呼びかける  勝浦LCが献血奉仕活動  
2023年01月24日
9 熊野川の恵み、活かすため  第1回フォーラムで意見交換  (熊野川天然資源再生連絡会 )
2023年01月24日
10 1位に杉本光朗さん  写連新宮支部1月例会  
2023年01月24日
11 新たな気持ちで活動継続  新宮市役所周辺をごみ拾い  (たばこ組合紀南支部 )
2023年01月24日
12 育てた米でポン菓子  児童生徒が作り味わう  (高田小中学校 )
2023年01月24日
13 本州四端連携の現況確認  役場本庁で首長交流会議  (串本町 )
2023年01月24日
14 お悔やみ情報
  
2023年01月13日
15 地域の発展と豊作願う
 熊野那智大社にまりひめ奉納  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町苺(いちご)生産組合(桒野稔近〈くわの・としちか〉組合長)とJAみくまの農業協同組合が12日、熊野那智大社(男成洋三宮司)に和歌山県のオリジナル品種のイチゴ「まりひめ」約5㌔(20パック)を奉納した。

 那智勝浦町産のイチゴの振興と豊作を願い、この時季に毎年奉納している。今年も新型コロナウイルス感染拡大防止のため、おととし、昨年に引き続き生産農家や町立市野々小学校児童、同生産組合のマスコットキャラクター「まりりん」、同町イメージキャラクター「なっちー」らの参列をやめ、平安衣装によるイチゴの振る舞いも中止とした。

 神事には桒野組合長と組合員、JAみくまの農業協同組合職員ら合わせて10人が参列。巫女(みこ)が「那智の瀧舞」を奉納し、代表して桒野組合長が玉串をささげた。

 同組合は1971(昭和46)年に結成され、最盛期には、栽培面積4・5㌶で45人のイチゴ農家が生産に従事してきた。しかし生産者の高齢化などが原因で栽培が減少傾向となっていた。

 現在は若者を中心に再建され、10軒20人の農家が約70㌃の農地でイチゴを栽培している。

 まりひめは紀州の伝統工芸品「紀州手まり」にちなみ、命名された東牟婁地方を代表する特産品。同町太田地区が主要産地で、果実は大きめで甘味が強く酸味もほどよいのが特徴だ。

 神事を終え、桒野組合長は「昨年と比較して、年末から早い寒波が来たため、出荷量は昨年と比較して出だしが遅い。しかし、味は向上していて、甘くておいしいものになっている。昨年と同じ収量を目指したい」。

 今後については「那智勝浦町は観光産業がメインの町。コロナの早期終息と、地域の発展、組合員の健康を祈願しました」と話した。

 「まりひめ」は現在、出荷のピークを迎えている。

(2023年1月13日付紙面より)

まりひめ約5㌔を奉納した=12日、那智勝浦町の熊野那智大社
金幣(きんぺい)の儀が行われた
奉納されたイチゴ「まりひめ」
2023年01月13日
16 受けたい医療やケア考える
 かわりない会で人生会議を紹介  (紀宝町 )

 毎週月曜日に高齢者が集まる通所サービス「かわりない会」(牧戸光彦会長)は9日、紀宝町鵜殿の老人憩の家讃寿(さんじゅ)荘で今年最初の活動があり、演劇を通して「人生会議」の必要性を学んだ。

 人生会議は、もしものときのために、自分が望む医療やケアを前もって考え、家族や医療・ケアチームと繰り返し話し合い、共有する取り組み。

 演劇は「紀宝リベンジャーズ」と題し、くまのなる在宅診療所(同町井田)の濱口政也医師、医療・介護従事者が出演した。濱口医師演じる高齢男性が脳出血で倒れた後、過去に戻り、人生会議に取り組み、自身が望むケアを改めて計画する物語。

 「命の危機が迫った状態になると、約70%の方が医療やケアなどを自分で決めたり、望みを人に伝えたりすることができなくなるといわれている」などと話し、町地域包括支援センターが作成した「簡易版エンディングノート」や、医師が定期的に自宅を訪問する訪問診療も紹介した。

 最後は「医療や介護が必要になったとき、どこで過ごすのか、どこで最後を迎えるのか、それが自宅であれ、施設であれ、病院であれ、そこに優劣はありません。本人の意向が尊重されることです。『もしも』のときに備え、受けたい医療やケアについて、大切な人と話し合ってみてはどうでしょうか」と伝えた。

 濱口医師は「家族で話し合っておくことが大事」とし、訪問診療の手順なども話した。演劇後は、出演者も一緒にぜんざいに舌鼓を打った。

(2023年1月13日付紙面より)

演劇を通して人生会議を学ぶ=9日、紀宝町鵜殿
2023年01月13日
17 枝打ち鳴らし、平癒願う
 大泰寺で初薬師  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町下和田の定光山大泰寺(西山十海住職)で8日、初薬師法要が営まれた。薬師堂で西山住職らが般若心経などを唱え、参拝者らがヤナギの枝を打ち鳴らして家内安全や無病息災などを祈った。

 同寺は開創1200年、比叡山の開祖・最澄により開かれたという古刹(こさつ)。この日は、秘仏で本尊の薬師如来像も開帳された。薬師如来像は1968年に国の重要文化財に指定されている。

 午前・午後の2回に分けて営まれた法要には、関係者含む約40人が参列。参拝者らは錫杖を手にした西山住職が唱える薬師如来の真言「オン コロコロ センダリ マトウギ ソワカ」に続いてヤナギの枝を打ち鳴らし、厄を払い清めるとともに病の平癒などを願った。焼香後には厄よけのお札が授与された。

 西山住職は「新型コロナウイルス感染症の一日も早い収束をお祈りしたい。薬師如来は病気を治す仏様。ご利益があるように、一生懸命法要を勤めさせていただきたい」と話していた。

 13日(金)午前10時30分からは、大般若祈祷会が営まれる。餅まきは正午から。当日の祈とう申し込みは薬師堂内で受け付ける。

(2023年1月13日付紙面より)

西山十海住職らが法要を営んだ=8日、那智勝浦町の定光山大泰寺
平癒などを願い、参拝者らが枝を打ち鳴らした(福田萌夏さん撮影)
2023年01月13日
18 一連の手順確かめつつ奉射
 有田神社総代会が「お的祭」  (串本町 )

 串本町有田上にある有田神社(山本貞夫宮司)の総代会(中橋雅総代長)が6日、「お的祭」を営み準備から当日奉仕までの一連の手順を確かめるなどした。

 同神社の新春行事の一つとして伝わっている「お的祭」。1月6日を期日とし氏子区域(有田、有田上、吐生)から弓頭を人選して営む形が長らく定着しているが、最近になって新型コロナウイルスの情勢などで中止が続いている。このような状況でも総代会だけは手順を適切に把握して文化の継承に努めなければと発起し、今年は本来の形とはならないが総代のみで「お的祭」を営むこととした。

 花形の弓頭には副総代長の多田公次さん(69)と総代の多田和男さん(67)を人選。2人は古式の修祓(しゅばつ)「湯立ての儀」で身を清めて神前奉告をし、同神社最寄りの耕作地に設けた的場へ参進した。

 的場には2㍍四方の的があり、2人は約25㍍離れた場所からそれぞれ1、2巡目は各6本、3巡目は3本を的に向けて奉射した。その後同神社へ戻り、白装束から黒装束へと着替えて世話役から魚(ハゲの切り身)の振る舞いを受け、再度的場へ参進。2本を的、最後の1本を渾身(こんしん)の力で的の上に奉射し、同神社で再度魚の振る舞いを受けるなどして締めくくった。

 氏子の向上心と勇ましさをささげて氏神に安堵(あんど)してもらう意味合いがあるとされる同神社の「お的祭」。多田公次さんは「コロナが終息しみんなが良い年を送れるようにと願って臨んだ。今年は総代で奉仕したが、来年はぜひとも(本来通り)住民中心でやれる形になればいいかなと思うし、そのように伝統を引き継いでいければ」、和男さんは「何もしないでいると準備から当日までの流れを知っている人がいなくなってしまうので、こうして総代だけで形だけでもやれたのは大きな成果だと思う。(奉仕を通して)願うのは、コロナの終息と世界平和。世界ができるだけ早く安定し、紛争のない世の中になってほしいと思う」と弓頭の奉仕に込める思いを語った。

(2023年1月13日付紙面より)

「お的祭」の奉射に臨む総代ら=6日、串本町有田上
2023年01月13日
19 フルジェンテ桜井が優勝
 新宮SSS招待兼ヤタガラスカップサッカー大会  
2023年01月13日
20 努力を忘れず成長感じて
 ミニサッカー大会with加藤恒平選手  (新宮サッカースポ少 )
2023年01月13日
21 上富田、王子が制す
 サッカー「トルベリーノカップ」  
2023年01月13日
22 26人が大烏帽子山まで歩く  山歩き部会で初登山楽しむ  (紀宝町 )
2023年01月13日
23 里親パネル展&相談会  那智勝浦町教育センターで  
2023年01月13日
24 一丸となってまい進  優良消防団員を表彰  (太地町 )
2023年01月13日
25 色鮮やかなスイセン  新宮市三輪崎で群生  
2023年01月13日
26 1年の無事やコロナ収束など祈願  天御中主神社で例大祭など  (新宮市 )
2023年01月13日
27 新設内覧会を開催  「ひだまり いのさわ」  (新宮市 )
2023年01月13日
28 県内の移民史など紹介  中央公民館でパネル展  (古座川町 )
2023年01月13日
29 生活支援商品券交付開始  引き換え期間は31日まで  (串本町 )
2023年01月13日
30 ヤツデの花が盛り  新宮城跡で  
2023年01月13日
31 お悔やみ情報