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2022年07月28日
1 クジラの町へようこそ!
 3年ぶり白馬北小と交流  (太地小学校 )

 太地町に26~28日の3日間、姉妹都市・長野県白馬村の白馬北小学校(松下設吉校長)の5、6年生104人が滞在している。27日には太地町立太地小学校(海野文宏校長)の5、6年生19人が町立くじらの博物館など案内し、3年ぶりの交流で友情を育んだ。

 白馬村と太地町は1984年に姉妹都市提携を結び、翌85年から両校の交流がスタート。これまでは太地小児童が4年生の冬に白馬村を、白馬北小児童が5年生の夏に太地町を訪れていたが、新型コロナウイルス感染拡大によってこの2年は訪問がかなっていなかった。

 交流は本年度で3年ぶり36回目。太地町公民館で開かれたセレモニーでは、宇佐川彰男教育長が「長旅お疲れさまでした。白馬村にはない景色に触れ、クジラと一緒に楽しい思い出をつくってください」と歓迎。太地小の6年生5人が綾踊りを披露し、絵付けをしたシャチ型のオカリナ「おるかりな」を手渡した。

 くじらの博物館では、太地小児童がガイド役になり、飼育されているクジラやイルカの種類や生態を解説。白馬北小児童は、巨大なオキゴンドウやハナゴンドウが水しぶきを上げてジャンプする姿に「かっこいい」「でっか!」「すごい」と身を乗り出して歓声を上げた。

 白馬北小の丸山千聖さん(6年)は「思っていたよりもずっと暑くてびっくり。クジラについていろいろ話してくれ、すごく分かりやすかった」。三ツ橋しずさん(同)は「海がきれいで、白馬よりももっと自然を感じる。白馬からは、本のしおりと山の自然保護についてのカードをお土産にした。オカリナをもらってうれしい」と笑顔。案内した太地小の山門咲紀さん(5年)は「腹びれのあるイルカの『はるか』や捕鯨について伝えた。好きなクジラの種類についてなど、いっぱい話したいな」と語った。

 この日の午後は、周囲に海のない白馬北小の児童に楽しんでもらうため、磯遊びを予定している。

(2022年7月28日付紙面より)

友情を育む太地小と白馬北小の児童たち=27日、太地町立くじらの博物館
ダイナミックなクジラショーに見入る
2022年07月28日
2 より充実した支援目指し
 訪問型家庭教育支援の専門講座  (那智勝浦町 )

 和歌山県教育委員会は26日、那智勝浦町の体育文化会館で「令和4年度訪問型家庭教育支援推進事業」の第2回専門講座を開催した。この日は同会館とオンラインでも実施され、家庭教育支援や学校、行政の関係者、学校運営協議会委員などが対象で約40人が参加。家庭教育支援に関する事例発表や講演が行われ、最後は参加者同士での協議もあった。

 同講座は、家庭教育支援に関する理解を深めるとともに、家庭教育支援が効果的に機能するチームの体制を確立し、関係機関が連携を図ることでより充実した支援へとつなげることが目的。

 開会に先立ち、県教育庁紀南教育事務所の大堀和美所長が「家庭環境が変化し、課題を抱えて地域から孤立するなど、支援が届きにくい家庭への対応が重要となっている。県内では保護者の学びの場や家庭教育に関する情報提供、相談の機会を設ける自治体も増えている。必要性を伝えていきたい」とあいさつ。

 同町青少年センターを中心に各関係機関で組織される同町家庭教育応援チーム「ほっとほーむ」の相談員である西田好孝さんらが「ほっとほーむ6年間の歩み」と題し、活動や事例を発表した。

 児童生徒や保護者、地域、関係機関とのつながりに重きを置く同チームは町内の▽不登校問題▽人とのつながりの変化▽家庭の孤立化―などの課題解決や家庭教育支援・児童生徒支援の効果的な連携の推進を目的に2016年10月に設立。

 家庭訪問(ベルト型中心)と教育支援センター「ほっこり」、相談活動、保護者同士のつながりをつくる「ほっとサロン」、部会活動の開始や開催回数を増やした「定例会」の五つを柱に活動しているとした。

 LINE(ライン)での相談受け付けを行い、保護者・子ども・関係機関とつながること、保護者同士のつながり、メンバー同士がつながれば良い支援につながると訴えた。

 西田さんは「相談件数増は成果とも取れるが、不安や悩みを抱えた保護者や子どもが増えていることも確か。関わることに重きを置き、安心して相談できる身近な存在となれるよう活動していきたい」と締めくくった。

 湯浅町家庭教育支援チーム「とらいあんぐる」代表の上田さとみさんが「今、なぜ家庭教育支援?!~つながることの大切さ~」を講演。

 上田さんは核家族化や単身家庭の増加、地域社会の希薄化、地方経済の衰退、家庭の孤立や児童虐待、DV、子どもの貧困などの問題や詳細を解説した。

 過去には子どもの問題行動は子ども自身の問題とされていたが、現在は環境が関係していることが多いと指摘。環境の変化が重要だと述べた。

 支援については「つながることも大切だが、つなげることが大切。さらにいつでも相談できる安心感が重要。支援自体は自立に向けて行うもの。親御さんや子どもさんも自立していただけるように進めていかなくてはならない」と話した。

 その後、参加者はグループに分かれ、「事例を通して問題を『見極める目と対応方法』を考える」と題し、協議を行った。

(2022年7月28日付紙面より)

参加者が訪問型家庭教育支援について学びを深めた=26日、那智勝浦町の体育文化会館
大堀和美所長
上田さとみさん
2022年07月28日
3 かつての風習、現在に
 瀞峡で神事「川伏せ」  

 和歌山、三重、奈良の3県にまたがる景勝地・瀞峡で17日、「川伏(かわふ)せ」神事が営まれた。北山川(瀞八丁)を主な活動拠点にしている事業者や観光客などが参加。神事を通して水難防止などを祈願した。

 筏(いかだ)流しやプロペラ船、三反帆(さんだんぼ)。川で漁をしたり、食糧や郵便物が船で運ばれたりと、瀞八丁周辺に住む人々にとって、北山川は暮らしの中心だった。

 日々の暮らしを豊かにしてくれる一方、川の周辺での暮らしは豪雨災害や洪水・水難事故による被害と隣り合わせ。そんな同地域では昭和の初めごろ、「スズキ追い」という雨乞い行事とともに水難防止を祈願する「川伏せ」という神事が行われていた。

 時代の変移とともに、いつしかなくなり、忘れ去られていた神事「川伏せ」。2011年の紀伊半島大水害などを機に、瀞峡地域活性化協議会メンバーらは、地域の活性化と改めて水による被害防止を祈願するために神事の復活を企画。

 新型コロナウイルス感染拡大状況を鑑み、ここ数年は自粛を余儀なくされていたが、このたび現代の解釈の下、1回目の神事を斎行するに至った。

 奈良県十津川村の「瀞ホテル」前では、玉置神社の舛谷武宮司が修祓(しゅばつ)の儀。前もって玉置神社で祈とうした白玉石を再度清め、川舟に乗った参列者らは上瀞から下瀞にかけて、それぞれが難所だと感じる場所に白玉石を投げ入れていった。

 発起人の一人、「川船観光かわせみ」の東福万(ふくかず)さんは「今日は天候にも恵まれた。連休の中日ということもあり、川船乗船客やカヌー、ラフティングなどで訪れた人にも参列いただいた。関係団体が一体となって川の産業を盛り上げていきたいという思いもある。これから毎年、やっていけたら」。

 「瀞ホテル」の東達也さんは「古い地方の風習などが書き記された文献があり、その中に『川伏せ』神事があり、年配の方からも川が荒れたときや水難事故があった年に神事をしていたと話を聞いた。文化を継承していくとともに、川開きのような意味合いも含めて復活させられたらと思った」と経緯を語り「他の事業者さんも好意的に受け取っていただいた。ジェット船がなくなり瀞峡を訪れる人も少なくなったけど、今日は多くの人に参列いただいた。今後も神事を継承するとともに、瀞峡を盛り上げていきたい」と話していた。

(2022年7月28日付紙面より)

水難防止を祈願し白玉石を川に投げ込んだ=17日、奈良県十津川村
神事に参加した皆さん
2022年07月28日
4 中学生約50人が資質培う 串本町で缶サット体験会 (県宇宙教育研究会)

 超小型模擬人工衛星(缶サット)体験会が23日に串本町立体育館や同町文化センターを会場にしてあり、県内にある4中学校の生徒約50人が問題解決の過程を経験して資質を培うなどした。

 この体験会は、県宇宙教育研究会が主催、県と県教育委員会、串本町と同町教育委員会が共催。人工衛星への理解を深めつつ宇宙の魅力を知る足掛かりの一つとして前年度から始まり、2回目となる本年度もほぼ同じ内容を準備し県教育委員会を窓口にして県内の中学生に参加を呼びかけた。

 当日は県立桐蔭中学校、同向陽中学校、同田辺中学校、串本町立串本西中学校から10チームが参加。講師はこの体験の監修者でもある東京大学大学院の中須賀真一教授が務め、難解な電子工作要素を差し引き▽約9㍍の高さから放出し3・5秒後に着地▽着地後に機体が自立▽機体に仕込んだ風船を着地の衝撃で割る―の各課題を達成する缶サットを作るよう指示を出した。

 主催者が準備した材料を用い約3時間をかけて機体を製作し、終盤は実際に落下させて各課題をどこまで達成できるかを各チーム2回ずつ実験した。その後は機体の設計と結果を発表しあい、良い方の実験結果で総合順位を決めて表彰を実施。向陽中Bチームが優勝、同Aチームが準優勝、田辺中Bチームが3位の好成績を上げた。

 優勝した向陽中Bチームの機体は時間差0・29秒で着地し、自立と風船を割る課題も達成した。リーダーの上野佑一朗君(3年)は「1回目でうまくいかなかった原因をみんなで考えてすぐに機体を工夫し、2回目に臨んだ。ここまでうまくいくとは思っていなかったので驚いた。リーダーとしてみんなの力をうまく引き出せたかなと思う」とコメント。中須賀教授は「問題解決のプロセスを実際に考えさせる」と指導の狙いを語り、同チームはその狙いに沿う流れを示す結果を収めた。

(2022年7月28日付紙面より)

中須賀真一教授(左から4人目)の指示にかなう缶サット製作に挑戦=23日、串本町串本
課題をどこまで達成できるかを落下実験で確認
2022年07月28日
5 アベンジャーズ、クローバーAが優勝
 夏季ソフトバレー大会  
2022年07月28日
6 新宮が近畿大会出場へ
 県スポ少大会バレーボール競技  
2022年07月28日
7 総勢150人で溝掃除  継続に向けて課題検討  (新宮市 )
2022年07月28日
8 多種多様なトンボ観察  自然探訪スクールに21人  (新宮市 )
2022年07月28日
9 月野瀬の河原で釣り体験  古座川ふるさと親子教室  (古座川町 )
2022年07月28日
10 前年度に続き3人組で挑戦  缶サット甲子園地方大会に  (串本古座高校 )
2022年07月28日
11 安全な取り扱い習得  追い払い用花火の講習会  (御浜町 )
2022年07月28日
12 伊藤選手、莊司選手が全日本へ  柔道体重別選手権で活躍  (紀宝柔道会 )
2022年07月28日
13 演奏や舞、歌声で支援  熊野の想い届けよらい  (御浜町 )
2022年07月28日
14 「重層的支援体制整備事業」学ぶ  民児協の7月定例会  (紀宝町 )
2022年07月28日
15 髙木亮英氏の住職就任祝し  「青岸渡寺第九世住職晋山法要」  (那智勝浦町 )
2022年07月28日
16 夏の楽しい思い出を  丹鶴幼で「夏まつりごっこ」  (新宮市 )
2022年07月28日
17 お悔やみ情報
  
2022年07月21日
18 実証実験に向け調整進める
 自動運転車両が試験走行  (太地町 )

 国が行う未来技術社会実装事業で昨年、選定を受けた太地町は11日から自動運転車両によるテスト走行を開始した。対象地区である暖海、水ノ浦、寄子路、新屋敷、小東、大東地区において、実際に町民を乗せて走行させる実証実験に向けた調整が行われた。

 同事業は自動運転、ドローンなどの未来技術を活用した地方創生を目指す事業。革新的で先導性などに優れた提案について、交付金などの支援に加え、社会実装に向けた現地支援体制(地域実装協議会)を構築し、関係省庁が支援を行う。

 町では予算として、国の「デジタル田園都市国家構想推進交付金」に応募し今年4月に交付が決定。この交付金は、地方公共団体かデジタル技術を活用し地域の課題解決や魅力向上に取り組む計画の事業実施に必要な費用を国が交付するもの。

 計画では、同車両や町営バスが停車する施設に、時刻表などの情報が表示されるデジタルサイネージ設置や町ホームページ、スマートフォンでも確認ができるデジタル化も進めるとした。

  □     □

■車両は5人乗り



 車両はヤマハ発動機株式会社のスローモビリティ「AR05」。公共バスとタクシーの中間的な役割を果たし、5人乗り。運転補助者1人が乗車し、安全を確認する。

 町営バスなどが通行できない狭い道でも走行でき役場や病院、スーパーまでの道のりをつなぐ。大阪や滋賀、沖縄などでも導入されている。

 6月から対象地区の3・2㌔区間に誘導線と、車両制御などに必要なタグを埋め込む工事を実施。11日から同社が数日間、ルートを走行し、セッティングなどを行った。

 同社の竜門芳弘さんは「車が走行できない場所で力を発揮する車両。移動が困難な方々の外出機会が増えることを期待している」と話していた。

  □     □

■今後の計画は



 今年8月から2カ月間、実証実験を行う。テスト走行時や実証実験は、車両1台を走行させる。アンケートの回収後、地域実装協議会で協議し、サービスの改善などに努める。2023年3月末までに、実際に車両を運行(実装)させる予定。2台の車両が走行する。

 同町総務課の和田正希さんは「自動運転車両の走行は太地町のまちづくりに合っている。対象地区は高齢化率が高く、バス停までの距離が大変な方も多い。2台の車両を何度も走行させることで、外出しやすい環境をつくる。それによって健康につながり、福祉対策にも波及していく」。

 今後については「将来的には住民の皆さまに乗車していただいたり、エリア拡大で国道を走らせ、町外施設までの移動も計画しています」と語った。

 大東地区の80代男性は「道が狭いところが多い。足が不自由な人もいる。ありがたい」と話していた。

(2022年7月21日付紙面より)

狭い路地をテスト走行する自動運転車両(道路の黒い部分が誘導線)=13日、太地町
5人が乗車可能
2022年07月21日
19 夏休みは早寝早起きを
 東牟婁郡内小中学校、県立高校で終業式  

 東牟婁郡内の小中学校および県立高校で20日、1学期の終業式が開かれた。児童・生徒が成績表や宿題を受け取り、夏休みに入った。

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■那智勝浦町立宇久井小学校



 那智勝浦町立宇久井小学校では、オンラインで各教室をつないで式を実施。芝﨑勝善校長は「熱中症や交通事故には十分気を付けて。勉強で自分が頑張らなければいけないところを見つけて、夏休みのうちに克服し、今後につなげてほしい」とあいさつした。

 生活指導の西起也教諭は「なつやすみ」の頭文字を取って▽夏は水の事故に気を付け、火遊びはしない▽(不審者に)ついていかない▽やるぞ!宿題、お手伝い▽するな!万引、悪いこと▽(横断歩道を渡るときは)右左右を確認―の五つを呼びかけた。児童を代表して田中真裕君(5年)が「早寝早起きして、始業式でみんなで会えるよう、楽しい夏休みにしましょう」と話した。

 始業式は9月1日(木)の予定。なお、新宮市は2019年の夏期休業日変更により、29日(金)に終業式を行う。

  □     □

■新宮高校



 新宮市の県立新宮高校でも、オンライン形式で式を実施。東啓史校長は2017年にノーベル平和賞を受賞した国際NGOの核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)を代表して受賞式で演説したサーロー節子さんに触れ、「日本は唯一の被爆国だが、記憶の風化が進んでいる。原爆が投下された日は、基礎教養として知っておくべき。平和への思いを新たにしてほしい」。

 チャレンジする精神が重要とし、「夏休みは目標を決めて、取り組んでほしい」と呼びかけた。

(2022年7月21日付紙面より)

オンラインで終業式を実施=20日、那智勝浦町立宇久井小学校
東啓史校長の言葉に耳を傾ける生徒ら=20日、新宮市の県立新宮高校
2022年07月21日
20 ゴーラの中を観察し試食も
 4年生が蜜切り作業を見学  (高池小 )

 古座川町立高池小学校(大畑眞校長)の4年生16人が19日、中央公民館でニホンミツバチの蜜切り作業を見学した。

 総合的な学習の時間〈ふるさと学習〉の一環。本年度の4年生は町内で盛んに行われているニホンミツバチの養蜂について調べていて、1学期の活動の集大成として30年余り養蜂をしている上部区の橋本尚視区長が実際に蜜を採る様子を見せてもらった。

 この日は天候不良だったが、児童も間もなく夏休みを迎えるため同館大集会室内で見学を決行。橋本さんはあらかじめ群れを払った巣箱・ゴーラを準備し、約3万匹の群れが作った巣であることやその下端には王座と呼ばれる女王蜂の巣穴があることを紹介しつつ、特注の道具で作業を進めた。

 板状の巣を一枚ずつ取り出し、熟成した蜜が詰まった古い部分(黒い部分)と幼虫や熟成中の蜜が入っている新しい部分(黄色い部分)を切り分け、新しい部分だけ巣箱へ戻すのが作業の内容。児童は普段見る機会のない巣箱の中を興味津々にのぞき込み、切り出したばかりの蜂蜜を試食させてもらうなどしながら観察した。

 養蜂家とじかに話せるこの機会に一つの巣箱から採れる蜂蜜の量や出荷先、値段など気になることを質問。なぜ養蜂家になろうと思ったのかという質問もあり、橋本さんはニホンミツバチがいろいろな花を回って蜜を集めながら受粉を促し古座川の自然の恵みを豊かにする大事な役割を持っていることを伝え、蜜を分けてもらいつつニホンミツバチが安全に巣を作り頑張ってくれる状況をつくっていると語った。

 おととし、昨年と新型コロナウイルスの情勢で作業の観察ができず、今回は3年ぶりの実施。今後は調べた事柄をまとめ、後の学習発表会で観察できなかった現5、6年生にも様子が伝えられるよう発表する予定という。

(2022年7月21日付紙面より)

ゴーラから巣を取り出す様子を間近に観察する高池小の4年生=19日、古座川町中央公民館
2022年07月21日
21 総合満足度「全国1位」に
 じゃらん宿泊旅行調査2022  (和歌山県 )

 和歌山県はこのほど、「じゃらん宿泊旅行調査2022【都道府県魅力度ランキング編】」において、総合満足度「全国1位」を獲得した。

 株式会社リクルート(東京都千代田区)の観光に関する調査・研究、地域振興機関「じゃらんリサーチセンター」(JRC)が、全国1万4123人の宿泊旅行者を対象に調査。前年度の8位から大幅にランクアップし、91・0%の満足度を獲得した。

 県は昨年度、新型コロナウイルス感染症の影響を受けて宿泊客数が減少する中、県民を対象とした「わかやまリフレッシュプラン2nd・3rd」を展開。また、「蘇(よみがえ)りの地、わかやま」宿泊得々キャンペーンをはじめ、県内を周遊するさまざまな企画を実施したことなどが今回の結果につながっているのではと推測。「これを契機として、今後も県内各地にある観光資源の魅力をより一層全国に発信し、さらなる誘客・周遊促進を図っていく」としている。

(2022年7月21日付紙面より)


2022年07月21日
22 東牟婁地方中学校総体① 剣道・バドミントン・卓球 
2022年07月21日
23 退任自治会長に感謝状  新宮・東牟婁からは5人  (和歌山県 )
2022年07月21日
24 進路決定の一助に  新宮警察署で業務説明会  
2022年07月21日
25 人権擁護思想の高揚を  管内2人に委嘱状伝達  (和歌山地方法務局 )
2022年07月21日
26 自然と一体になってヨガ  満月の三輪崎海岸で  (新宮市 )
2022年07月21日
27 利用者集まり芝生植える  木戸浦グラウンドの緑化  (那智勝浦町 )
2022年07月21日
28 楠本憲平さんがグランプリ  ツール・ド・熊野フォトコン審査会  
2022年07月21日
29 熊野の延命長寿伝承  歴探スクールで山本殖生さん  (新宮市 )
2022年07月21日
30 通知表受け取り締めくくる  町立小中学校一斉に終業式  (串本町・古座川町 )
2022年07月21日
31 交通ルールを守ろう  小学1年生にファイル寄贈  (紀宝地区安協 )
2022年07月21日
32 早朝から草刈りに汗流す  社会を明るくする運動で  (紀宝町 )
2022年07月21日
33 あいさつ運動標語の作品表彰  鵜殿小学校の終業式で  (紀宝町 )
2022年07月14日
34 白馬北小へのお土産作り
 3年ぶりの来町に向けて  (太地小 )

 太地町立太地小学校(海野文宏校長)の5、6年生19人は12日、3年ぶりに同町を訪れる姉妹都市・長野県白馬村の白馬北小学校の児童へ手渡すお土産として、オルカ(シャチ)型のオカリナ「おるかりな」の絵付けをした。

 白馬村と太地町は1984年に姉妹都市提携を結び、翌85年から両校の交流がスタート。太地小の4年生が冬に白馬村を、白馬北小の5年生が夏に太地町を訪れ、互いのふるさとで友情を育んできた。

 交流は本年度で3年ぶり36回目。新型コロナウイルス感染拡大によって交流がかなっていなかった白馬北小の5、6年生111人が26日(火)~28日(木)に来町し、太地小児童と一緒に町立くじらの博物館見学や磯遊びをする。

 この日は同町の民芸工房「抱壺庵(ほうこあん)」の小出勝彦さんが講師を務め「もらって喜ぶ姿を想像しながら丁寧に色を塗って」とあいさつ。児童は1人6個の「おるかりな」を爽やかな青や虹色に塗り、虎柄や水玉模様など個性的な作品に仕上げた。

 山下みつきさん(5年)は「お父さんも小学生の時、白馬村に行ったと聞いた。いっぱい話したいし、友達もつくりたいし、クジラに興味を持ってほしい」。稲森杏樹さん(同)は「パソコンで調べた白馬の風景は、どこも雪がいっぱい。交流の日が楽しみ」と目を輝かせた。

 小出さんは「私の息子も小学生の時に白馬村と交流し、その時にできた友達と今でも家族ぐるみの交流が続いている。今の子どもたちにも、そんな一生の友達ができたら」と話していた。

(2022年7月14日付紙面より)

心を込めて絵付けをする児童=12日、太地町立太地小学校
2022年07月14日
35 高速道、一日も早い全面開通を
 早期実現求め決議採択  (高速自動車道紀南延長促進協 )

 高速自動車道紀南延長促進協議会(会長・田岡実千年新宮市長)の通常総会が11日、新宮市役所別館であった。関係者約60人が出席し本年度事業計画など5議案を承認。紀伊半島を一周する近畿自動車道紀勢線の早期実現などを求める決議文を満場一致で採択した。

 同協議会は御坊市、田辺市、新宮市、日高郡、西牟婁郡、東牟婁郡の17市町村40団体で組織。各機関への要望などを展開している。

 2019年度、一般国道42号(近畿自動車道紀勢線)「新宮道路」と「紀宝熊野道路」の新規事業化が決まり、紀伊半島を一周する高速道路全ての未事業化区間が事業化。今年5月には「新宮道路」の用地幅杭設置式が行われ、自治体関係者らが一日も早い道路の完成に向け団結を図った。

 総会の開催に当たり、田岡市長は「高速道路の整備は地域の活性化や地域課題解決の礎として、国土強靱(きょうじん)化、地方創生、地域の安全・安心につながるものと確信しており、全ての区間がつながってこそ、その機能・効果が最大に発揮されるもの」とあいさつ。「今後も紀伊半島一周高速道路の早期完成や4車線化の推進のため、地元対策などといった役割をしっかり果たしていきたい」と協力を呼びかけた。

 顧問の濱口太史・県議会議員は「かつて夢のまた夢であった高速道路の完成の気配を感じている。いち早い完成に向けて予算をつけていただくこと、また完成したあかつきには地域活性化につながるようなまちづくりや仕掛けづくりが急務であり、それは私たちに課せられた使命」。

 参与の笠野匡材・県土整備部道路局道路政策課長は「着実に事業が進展しているのが関係各位のご尽力のたまもの。県としても、用地取得の推進など事業が円滑に進むよう、そして大阪・関西万博の効果が最大限に発揮できるよう、一層の事業推進を図りたい」とそれぞれあいさつした。

 本年度は▽近畿自動車道紀勢線などの整備促進▽整備促進の啓発―などの事業を計画している。

 決議は「地方創生、国土強靱化、地域の安全・安心を推進し、ストック効果を早期に発揮させるため『紀伊半島一周高速道路』と『印南~南紀田辺間の4車線化』について、大阪・関西万博の効果を最大限に発揮するための事業推進に配慮を」などとする内容で、新宮青年会議所理事長代理の片山晴基副理事長が朗読。酒井清崇・東牟婁振興局長に手渡された。

 議案審議後には、同道路整備状況の説明もあり、近畿地方整備局紀南河川国道事務所がすさみ串本道路や串本太地道路、新宮道路の進捗(しんちょく)状況などについて解説した。

(2022年7月14日付紙面より)

関係者約60人が出席した総会の様子=11日、新宮市役所別館
2022年07月14日
36 子育てしやすい職場環境を整備
 美熊野福祉会を「くるみん」認定  (和歌山労働局 )

 和歌山労働局(小島敬二局長)は、新宮市で障害者支援施設などを運営する社会福祉法人美熊野福祉会(溝口順理事長)を「子育てサポート企業(くるみん認定企業)」に認定した。11日、同市佐野の同法人本部で交付式が行われ、小島局長が溝口理事長に認定通知書を手渡した。

 次世代育成支援対策推進法に基づく認定制度。策定した行動計画に定めた目標を達成するなど、子育て支援に関する取り組みが一定の要件を満たした場合、申請により「子育てサポート企業」として厚生労働大臣の認定(くるみん認定)を受けることができる。

 なお認定企業は、認定マーク(愛称・くるみん)を商品や広告、求人などに付け、子育てサポート企業であることを広くPRすることが可能。企業イメージの向上や、優秀な人材の採用・定着につながる利点もある。11日現在、県内では同法人含めた21企業が「くるみん」に、3企業が「プラチナくるみん」の認定を受けている。なお、当地域では社会福祉法人黒潮園に続き2企業目。

 190人中、83人の女性を雇用する同法人。計画期間(2020年4月1日~22年3月31日)中に▽男性職員の育児休業取得者を1人以上、女性職員の育児休業取得率を80%以上とする▽ワークライフバランス実現のため、月に1回ノー残業デーを設定し、年次有給休暇の取得率を70%以上とする―を目標に定め、男性の育児休業取得者2人、女性の育児休業取得率100%を達成。

 また、20年4月から週に1回ノー残業デーを実施しており、21年度の有給取得率は82%となるなど子育てしやすい職場環境整備に取り組み、目標を達成した。

 通知書を交付した小島局長は、これまでの取り組みに敬意を示し「育児休業取得率や年次有給休暇取得率も素晴らしい実績を上げている。県内企業の模範として、今後も一層積極的に、子育てと仕事の両立支援、ワークライフバランスの推進に取り組んでいただけることを期待しています」と祝辞を述べた。

 溝口理事長は「認定は大変うれしく思う。今後もより一層、子育て支援、就労支援に努めていきたい。地域の子どもたちの支援にも少しずつ力を入れていければ」と気持ちを新たに。

 「男性職員が育児休暇を取得するのはためらいもあると思うが、取得しやすい職場づくりが大事。時代背景なども視野に入れ、地道に広報活動を行っています」。同法人の橋上慶一事務局長は「男性職員の育児休業取得、年次有給休暇の取得率も職員の協力が必要。そして法人全体で職員を支えていくことが大切だと思います」と話していた。

 なお、同法人は昨年度に、若者の採用・育成に積極的で若者の雇用管理状況などが優良な中小企業を認定する「ユースエール認定企業」の認定も受けている。

(2022年7月14日付紙面より)

小島敬二局長(左)が溝口順理事長(中央)に「くるみん」認定通知書を手渡した=11日、新宮市佐野の美熊野福祉会
くるみんマーク
2022年07月14日
37 絵の具を使いにぎやかに
 丹鶴幼でフィンガーペイント  (新宮市 )

 新宮市立丹鶴幼稚園(尾﨑卓子園長、園児39人)で12日、「フィンガーペイント」があった。園児たちは手に絵の具を付け、絵を描くなどして楽しいひとときを過ごした。

 子どもたちに開放的な遊びでにぎわってもらおうと実施。15日(金)に予定している「ボディーペイント」に向け、絵の具に慣れてもらう狙いもある。この日は、全園児が各教室に分かれて行った。

 「ほし組」の教室では、5歳児16人が教職員から説明を受けると、五つのテーブルに分かれて一斉にフィンガーペイントを開始。赤、黄、青のカラフルな水洗いのしやすい絵の具を使って、手で思い思いの絵や模様などを描き友達や教職員と「先生、見て!」「絵の具だらけ」「ヌルヌルする」などと会話をしながらにぎわった。終了後は手に着いた絵の具を水で洗い流し、みんなで協力して後片付けに取り組んだ。

 尾﨑園長は「子どもたちの楽しそうな姿が見られました。コロナ禍で行動の制限を余儀なくされる中でも、成長していく上で経験が重要。手や体を動かし発達を促すためにも、感染と熱中症対策を取りながらできる限りの催しを開いていければ」と話していた。

(2022年7月14日付紙面より)

フィンガーペイントを楽しむ園児=12日、新宮市立丹鶴幼稚園
2022年07月14日
38 妻への感謝込めバラを描く  潮岬の画家・植野禎さん  (串本町 )
2022年07月14日
39 生活支援商品券など交付開始  町内各郵便局で8月8日まで  (串本町 )
2022年07月14日
40 横断歩道は歩行者優先  街頭啓発で交通安全呼びかけ  (那智勝浦町 )
2022年07月14日
41 河川管理に協力を  地元3人モニター委嘱  (国土交通省 )
2022年07月14日
42 諦めないで「来年こそ」  3年連続「佐野柱松」中止で語る  (佐野柱松実行委員会 )
2022年07月14日
43 判断する力、断る勇気を持とう  薬物乱用防止教室  (矢渕中 )
2022年07月14日
44 地域の声を警察業務に反映  第1回紀宝警察署協議会  
2022年07月14日
45 空き地にオニユリ  斑点あるオレンジの花  
2022年07月14日
46 これで君も化石博士!  少年少女発明クラブ7月講座  (新宮市 )
2022年07月07日
47 旬のモモでデザート作り
 県産「白鳳」を小学校へ  (和歌山県 )

 和歌山県は5日、県内の小学校および特別支援学校に、旬の「モモ」の提供をスタートさせた。6日には、那智勝浦町立下里小学校(泉一代校長)で、1、2年生23人が「白鳳」の果肉を使ったひんやり冷たいモモのデザート作りに挑戦した。

 和歌山県が誇る農林水産物の利用拡大に向けた「学校給食での和歌山産品利用拡大戦略アクションプログラム」(2022~26年)の趣旨に沿い、県内の小学校、中学校、特別支援学校の給食や学習教材に果物や鯨肉、魚などを提供している。

 モモは古事記や桃太郎の物語、桃の節句などにも関わる果物で、邪気を払う力を持つといわれる。和歌山県は西日本最大の産地であり、1625(寛永2)年に紀州藩主・徳川頼宣の命を受け、苗木を植えたのが栽培の始まりとされている。

 果実には、糖尿病や動脈硬化、アルツハイマー病などの生活習慣病や老化予防に効果があるといわれるビタミンEが含まれ、腸内環境を改善する食物繊維も豊富だ。

 エプロンに着替えた児童たちは、ボウルでモモと牛乳風味のプルプルゼリーを作り、上に果肉をトッピング。冷蔵庫で冷やし、5時間目に味わう予定にしている。

 桃井梛柚愛(なゆら)さん(2年)は「混ぜるのも、道具を洗うのも全部楽しかった。和歌山県でモモが有名なのは知らなかったけれど、食べるのが楽しみ」。畑下杏さん(同)は「家でもデザートを作ったことがある。モモは酸っぱくてちょっと苦手だけれど、今日のは甘いかも」と話していた。

(2022年7月7日付紙面より)

初めての調理実習にチャレンジする1年生=6日、那智勝浦町立下里小学校
和歌山県産の「白鳳」
2022年07月07日
48 強い日差しの下ごみ拾い
 たばこ組合紀南支部  (新宮市 )

 和歌山県たばこ商業組合紀南支部(塩崎伸一支部長)は6月30日、新宮市三輪崎の黒潮公園で清掃活動を実施した。強い日差しが照りつける中、会員11人が熱中症や新型コロナウイルス感染対策を取りつつ、周辺のごみを拾った。

 同組合女性部(大谷敏子部長)が中心となり、日本たばこ産業株式会社(JT)の「ひろえば街が好きになる運動」の一環として、25年間継続している地域貢献活動。年間26回のペースで行い、マナー向上やたばこのポイ捨て禁止、未成年者の喫煙防止を呼びかける。

 オレンジ色のベストとサンバイザーを身に着けた会員たちは、紙くずや吸い殻、ペットボトルなどを集めて汗を流した。

 7月には、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部である那智勝浦町の大門坂でも清掃を予定している。

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■2021年度のたばこ税



 たばこの価格には、国たばこ税、地方たばこ税(県たばこ税・市町村たばこ税)、たばこ特別税、消費税の4種類の税金が含まれる。

 同支部によれば、本紙エリアの市町村に納められた2021年度のたばこ税は▽新宮市2億2457万円▽那智勝浦町1億2805万円▽太地町358万円▽古座川町444万円▽串本町1億1756万円▽北山村297万円▽田辺市5億6966万円―に上る。また、和歌山県には県たばこ税として10億7856万円を納めている。

 大谷部長は「皆さまの生活に、たばこ税も役立っていることを知っていただけたら」。塩崎支部長は「昔に比べ、たばこの吸い殻も減り、きれいになった。納めている税を活用して町に喫煙所を設けるなど、互いに過ごしやすい環境づくりに役立てていただきたい」と話していた。

(2022年7月7日付紙面より)

清掃活動に参加した皆さん=6月30日、新宮市の黒潮公園
細かなごみを拾い集める
2022年07月07日
49 障害は人でなく社会にある
 中学生が福祉学習  (太地町社会福祉協議会 )

 太地町社会福祉協議会(岡本研会長)が福祉教育推進校に指定している太地町立太地中学校(山田貴也校長)で4日、本年度1回目の福祉学習「聴覚障害の理解・コミュニケーション方法・実践・障害者への合理的配慮」があった。東牟婁新宮聴覚障害者協会の須川陽一さんを講師に迎え、社会福祉法人美熊野福祉会の大代聖子さんが手話通訳を務めた。全校生徒37人は耳が不自由なろう者の生活の工夫や困り事を理解するとともに、コミュニケーションの方法などを学んだ。

 福祉学習は児童や生徒がさまざまな人の立場や人生を体験し、課題を自身で考えて福祉への学びを深めることが目的。

 今回の学習では「聞こえない人とのコミュニケーション方法を知る」「聞こえない人の日常生活の工夫や困っていることを知る」「手話は言語であることを学ぶ」ことが狙い。

 新宮市生まれの須川さんは聴覚の障害から、市内の幼稚園では受け入れが難しいため、和歌山県立和歌山ろう学校幼稚部へ入学。家族との別れや発音の練習、苦しかった寮生活を振り返った。

 中学生時代、なぜ聞こえないのかと疑問が湧いたとし、「治らないことが分かり、たくさん泣いた。その後は手話を広め、聞こえない人の不便をなくすために活動してきた」と述べた。

 宅配便などの不在通知の対応、交通事故での警察などへの説明、コロナ禍によるマスク着用で口元が分からないなど、困まり事や解決できた事案についても話した。

 コミュニケーション方法では手話や筆談、口話、身ぶり、空書があることを説明。口の形が似ている言葉は身ぶりを付け足すことや筆談時は簡潔に書くほうが伝わりやすいとした。そのほか、手話を紹介し、顔や体の表情も伝えるためには効果的とした。

 大代さんは、障害のある人への差別をなくすことで障害の有無にかかわらず、共に生きる社会を目指す障害者差別解消法や障害者への合理的配慮、今年3月に同町議会で可決された太地町手話言語条例について説明。

 「昔は体が不自由であることなどが障害とされていた。今は本人でなく、社会に障害があるという形に変化している。皆さんにもできることがあります」と話した。

 須川さんは「僕も手話が恥ずかしい時があったが、大切な言語。聞こえない人が困っていたら身ぶりや口話で助けてあげてください」と語った。

 川端崇晴君(3年)は「耳が聞こえない方の苦労や生活の内容を知らなかった。これからは、聞こえない方が困っていたら自分から進んで助けてあげたい」と話していた。

(2022年7月7日付紙面より)

聴覚障害や障害者への合理的配慮について学んだ=4日、太地町立太地中学校
東牟婁新宮聴覚障害者協会の須川陽一さん
2022年07月07日
50 将来に生かせる実力託す  串本ベースボールクラブ  (串本町 )
2022年07月07日
51 22年間の貢献に首相感謝  元委員の小田豊彦さんに  (古座川町 )
2022年07月07日
52 2度目の清掃・美化に汗  ボランティア・サポート・プログラム  (那智勝浦町 )
2022年07月07日
53 美しい城・新宮城の魅力  75周年記念式典で水島さんが講演  (新宮市 )
2022年07月07日
54 ムクゲが参拝を出迎え  下和田諏訪神社の境内  (那智勝浦町 )
2022年07月07日
55 ウミガメの上陸地を守ろう  「海亀を守る会」らが清掃活動  (新宮市 )
2022年07月07日
56 ピアノの音色響き渡る  2教室による「響演」  (御浜町 )
2022年07月07日
57 「町の自然を紹介したい」  移住・定住支援員に福田由美子さん  (紀宝町 )
2022年07月07日
58 中岸厤理事長を表彰  地域福祉への貢献たたえ  (田辺市本宮町 )
2022年07月07日
59 お悔やみ情報