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2022年06月23日
1 新宮高校で学校説明会
 大学の和歌山看護学部  

 東京医療保健大学和歌山看護学部の説明会が21日、県立新宮高校(東啓史校長)であった。看護系の進路に興味を持つ、1~3年生の15人が参加、担当者による学校紹介を聞いた。

 上田優人特任教授が説明を担当した。上田特任教授は、最近の医療の傾向として「病院に長く入院するのが難しくなってきた。自宅療養などで、どういう看護の手を差し伸べるかを考える必要がある」と指摘した。

 新たな看護の在り方として、産業看護を紹介。「企業が看護師や保健師を雇い、職員の健康管理を行うところが増えてきている。今年の卒業生でも、産業看護を目指すという人がすでにいる」と明かした。

 和歌山看護学部はできたばかりであり、今年初めて100人の卒業生を出したことに言及。「うち55人が、日本赤十字和歌山医療センターに就職している。新高の先輩2人も日赤に。全員が就職しており、92人が県内で、8人が大阪で勤めている」と述べた。

 看護師の働く場所として▽病院▽訪問看護▽高齢者施設▽行政▽企業―など、さまざまあることを説明。「看護師の就職は安定している。将来性があり、AI(人工知能)やロボットが代わって看護を行えるとは思えない」と話した。

 学校の魅力として、同学部が日赤和歌山医療センターと連携していることを提示。「県内最高水準の医療施設であり、そこで8割方の研修ができる」と語った。▽看護師▽保健師▽養護教諭▽助産師―などの多くの資格や、学位も取得可能であることを伝えた。

 最近の看護師には▽高い看護技術▽情報収集力▽判断力―が必要と強調。「このため4年間、じっくり勉強することが大事になってくる。教養分野と専門分野を教え、教養分野にも力を入れる」などと話した。

 この他、学校が日赤和歌山医療センターから徒歩15分の距離にあることや、推薦や一般などの入試の種類についても解説した。

 東京医療保健大学は、東京都に本部がある医療系の私立大学。和歌山看護学部は和歌山市にキャンパスがある。

(2022年6月23日付紙面より)

上田優人特任教授から説明を受ける生徒ら=21日、新宮市神倉の県立新宮高校
2022年06月23日
2 2年4カ月ぶりに稽古始める
 古座の御舟謡保存会「河内会」  (串本町 )

 串本町古座の御舟謡(みふねうた)保存会「河内(こうち)会」(片山潔会長)がこのほど、古座漁村センターを宿にして2年4カ月ぶりに稽古を始めた。目的となる今年の河内神社例祭「河内祭」は規模縮小で御舟を出さないため奉仕の機会はないが、「練習の成果を9月の古座神社例祭や2月の古座・愛宕(あたご)神社例祭の奉納につなげたい」と意気込んで練習に励んでいる。

 古座の御舟謡は「河内祭」の祭船・御舟を運行する時に船内で奏する近世由来の歌唱。「河内会」は全11曲のうち符号が分かっている8曲を継承し、宵宮から本祭にわたる歌唱に耐える喉をつくるため6月中旬からほぼ連夜1カ月にわたる稽古を平年の定例としている。

 新型コロナウイルスの情勢でおととし、昨年と「河内祭」が神事のみとなり、古座神社や古座・愛宕神社の例祭も同様の判断をして奉納の機会が得られなかったため、準備の稽古も休止。今年は古座の獅子舞を継承する古座青年会の技術継承を目的とした練習再開の意欲に刺激を受け、さらにおととし2月の第14回和歌山県民俗芸能祭出演に向けた臨時稽古から会員として加わった谷口海心君と森口海晴君(ともに古座小6年)からの期待もあり稽古再開に踏み切ったという。

 稽古始めは13日。感染症予防のため宿を勇進会館より広い同センターとし、連夜ではなく週1回、毎週月曜日の午後3時30分から1時間程度行うかたちで7月18日(月・祝)まで活動する計画で臨んでいる。今月20日は谷口君と森口君も参加し、計6人で曲「出し」「入舟のはうた」を練習。7月からはさらに曲「こうてい」を加えた3曲を練習し、このかたちが古座神社や古座・愛宕神社における奉納と合致することや谷口君と森口君に何とか奉納の経験を託したいという思いが前述した意気込みに結びついている。

 稽古の再開について片山会長は技術継承と会員の絆保持の2点を目的として見据え、「今後に御舟謡を伝えていくための足掛かりをつけたい」と練習に込める思いを語った。

(2022年6月23日付紙面より)

古座漁村センターで御舟歌の練習に励む「河内会」の会員=20日、串本町古座
2022年06月23日
3 「マグロカツサンド」好評
 生徒考案、学食で販売  (新翔高校 )

 新宮市佐野の県立新翔高校(藤田勝範校長)の食堂で21日、生徒が考案した「マグロカツサンド」の販売があった。初日は18食限定(1個150円)で販売。ランチタイム開始とともに多くの生徒らが食堂に押しかけ、販売開始から数分で売り切れるほど好評を博した。

 3年生の選択科目「観光一般」の授業の一環として12人の生徒らが考案した。同授業では、北山村のじゃばらの収穫作業の手伝いや熊野古道の道普請などを通した地域学習を展開。本年度からは地域を自分たちで積極的にPRしていくことを目指し、より実践的な授業を展開している。

 「マグロカツサンド」は、地域の良いところを広めていくために「地域には何があるか」「資源をどう活用するか」などについて意見を出し合って考案。2回の試作を経て反省点を話し合い、このたびの販売にこぎ着けた。生徒らは各種SNS(交流サイト)を駆使して商品をPR。販売開始に向けて機運上昇に努めた。

 食堂での調理・販売は生徒らのレシピを基に食堂事業者が実施。カツサンドに使用するマグロは、那智勝浦町の木下水産物㈱が安価で提供した。

 レシピ考案に携わった丸亀亜久里君は「初めての取り組みなので材料の量や何を入れたらいいかなど難しかった。試作品を試食したらソースとマグロのバランスが悪くてソースの量を調節するなど完成形に近づけていった」と苦労を口にしながらも「食堂の人にも協力してもらい楽しく考えることができた。今後、地域や他県の人にも味わってもらう機会が持てれば。新翔観光一般=(イコール)マグロカツサンドのイメージができればいいなと思います」。

 商品の出来に関して「100点満点です」と笑顔で話した。

 同授業において、地域に根差した学校づくりの実践を目指す奥田健太教諭は「最初は手探りだったが生徒たちが積極的に意見を出してくれた。取り組みを継続し、校外の人にも販売したり販売の交渉を行えるようになれば。最終的には県外にもPRしたい」と話していた。

 購入した生徒らは「おいしい」「マグロの風味を感じる」などと舌鼓。マグロカツサンドは23日まで生徒に向けて食堂で販売。アンケート調査などを重ねて改良を重ねていくという。

(2022年6月23日付紙面より)

「マグロカツサンド」を買い求める生徒ら=21日、県立新翔高校
生徒らが考案した「マグロカツサンド」
2022年06月23日
4 手話のあいさつなど学ぶ
 民児協が6月定例会  (紀宝町 )

 紀宝町民生委員児童委員協議会(濵口啓会長)の6月定例会が21日、町福祉センターであった。委員約30人が参加し、熊野市の民生委員、井奥つな子さんから手話を学んだ。

 手指の運動をした後、日本語の五十音を指の形で表現する「指文字」を練習。井奥さんは「それぞれの指文字には特徴があり、名前を紹介する際に使います」と話し、「あ」はアルファベットの「a」、「き」は影絵の「きつね」の形、「こ」はカタカナの「コ」の形など、指文字の多くはアルファベットのローマ字読みやカタカナなどに似た形を手と指の形で表現すると説明した。

 手話は、両手で食べる仕草をする「スイカ」、人差し指と中指を立て胸の前で1回まわす「トマト」をはじめ、ネコ、ユリの花、パンダ、イカ、タコなどを紹介した。

 民生委員が自宅訪問した際を想定して、参加者は手話でのあいさつや会話を学び、「紀宝町」「民生委員」の表現も練習した。井奥さんは「後ろから声をかけるのではなく、目の前でかけてほしい。訪問時には名札を見せてから自己紹介してください」と呼びかけた。

 最後は、全員で童謡「ふるさと」の歌詞を手話で表現した。

(2022年6月23日付紙面より)

手話での訪問を学ぶ委員=21日、紀宝町福祉センター
手話を教える井奥つな子さん
2022年06月23日
5 楽しみながら魅力を学ぶ
 ガールズ&キッズフェスティバル  (和歌山県サッカー協会 )
2022年06月23日
6 6チームが参加し開幕
 県学童女子選手権大会  
2022年06月23日
7 しなる枝先に白花揺らす  ホタルブクロが咲き進む  (串本町 )
2022年06月23日
8 初日に4人が登壇  新宮市議会一般質問①  
2022年06月23日
9 集中力養い楽しく交流  カルチャーサロン「ちぎり絵教室」  (新宮市 )
2022年06月23日
10 自衛隊が災害対処訓練  大水害被災地を行進確認  (那智勝浦町 )
2022年06月23日
11 木本、紀南は10日に初戦  全国高校野球選手権三重大会組み合わせ抽選  
2022年06月23日
12 情報通信基盤を活用し  三重大との共同研究、始動  (御浜町 )
2022年06月23日
13 鮮やかな青紫色、まちを彩る  保健センターでアガパンサス  (新宮市 )
2022年06月23日
14 激しい舌戦が幕開け  候補者が各地で第一声  (参院選 )
2022年06月23日
15 お悔やみ情報
  
2022年06月18日
16 東近畿地区指導会に向け訓練 引揚救助の部で出場権獲得 (新宮市消防本部)

 「第50回和歌山県消防救助技術会」が1日、和歌山市で開催され、「引揚救助」の部で新宮市消防本部から出場した5人が見事上位入賞を果たし、7月に開催される東近畿地区指導会への出場権を手にした。

 県内の消防本部と競い合い、学び合うことで救助技術の向上と、他の模範となる消防救助隊員を育成することが目的で、毎年開催されている。同署は「引揚救助」の部で8チーム中、上位2チームに与えられる出場権を手にしたほか、「はしご登はん」の部で2人が35人中、4位と5位に入賞した。

 「引揚救助」は1チーム5人で、災害や火災を想定し、7、8㌔の重さのボンベを背負って7㍍下の要救助者を協力して救出する。同署では出場希望者が4月上旬から自主訓練を開始。署内選考会を経て選出された5人が、5月から訓練を開始した。

 全体の指揮を務めた東紘助さんは「今まで訓練でやってきたことが成果として出た。結果はこれまでやってきた先輩方の積み重ねがつながっていると思う」。

 指導会の出場に向け「新宮・県代表として全国大会への切符を手にしたい。市民の方々の安心・安全につなげられるよう日々精進していきたい」と意気込んだ。

 堀切学消防署長は「今回、東近畿地区指導会に出場することになったが、このような機会を通して救助隊には災害現場でしっかりと活動できるよう、さらに技術を高めてもらいたい。そして、消防として市民の皆さまに安心と安全を感じていただけるよう日々取り組んでいきたい」と話していた。

 第50回消防救助技術東近畿地区指導会は7月29日(金)、京都市総合活動センターで開催される。

(2022年6月18日付紙面より)

県消防救助技術会で上位入賞を果たした皆さん(新宮市消防本部提供)
東近畿地区指導会に向け訓練に挑む「引揚救助」の部出場チーム=17日、新宮消防署
2022年06月18日
17 取り組み方針など意見交わす
 警察署協議会定例会議  (新宮署 )

 令和4年度新宮警察署協議会の第1回定例会議が16日、新宮市の同署で開かれた。新宮署と串本署が統合して以来初の会議開催に先立ち役員の改選が行われ、会長に安達実さん(新宮市)を、副会長に仲裕正さん(古座川町)を再任。委員らは昨年中の業務取り組み結果と本年度の取り組み方針を聞き意見を交わした。

 同協議会は管轄区域内の地域安全や警察署の業務運営について、住民の声を代表する委員から意見や要望を聴き、より良い運営を検討する機関として2001年の警察法改正、県警察署協議会条例の制定を受け、県内の警察署に設置されている。

 安達会長は「新型コロナウイルス収束のめどは立たないが、感染予防対策を十分に取っていただいて串本署と新宮署が統合して初の開催の運びとなった。委員の皆さまには警察の取り組みにご意見を頂き、有意義な会議に。署員の方々には委員の意見などを生かしていただき、引き続き住民の安心と安全のために活動を」と呼びかけた。

 田原正士署長は「統合によりいろいろな課題も生じていると考えられる。さまざまなご意見を賜りたい」とあいさつ。

 昨年中の県内の治安情勢について「刑法犯認知件数は3310件で前年に比べて589件の大幅減少、人身交通事故の発生件数は1419件で前年から166件減少し、刑法犯認知件数、交通事故発生件数ともに2002年以降、20年連続減少という県警察の大きな目標を達成することができた」と報告。

 「同署でも各部門において管内の実情に応じた取り組みを進め、刑法犯認知件数や物件交通事などを減少させるなど、20年連続減少に貢献できたものと考えている」と述べ、引き続き警察活動に対する協力を呼びかけた。

(2022年6月18日付紙面より)

新宮警察署協議会定例会議の様子=16日、新宮警察署
2022年06月18日
18 古道を守る会が紙芝居
 大勝浦いきいきサロン  (那智勝浦町 )

 大勝浦いきいきサロン(寺岡快枝代表)は15日、那智勝浦町勝浦の大勝浦漁民集会所で毎月恒例のサロンを開催した。この日は「なちかつ古道を守る会」(地庵晋司会長)のメンバー5人が訪れ、熊野古道の解説や紙芝居を披露し、集まった会員らは楽しいひとときを過ごした。

 毎月1回、大勝浦地区の会員が20人ほど集まり、ラジオ体操やカラオケを行って交流を深めている大勝浦いきいきサロン。今年で3年目を迎えたという。

 はじめに太田耕二さんが同会発足の経緯などを説明し、自身らが取り組んでいる熊野古道の整備やゆかし潟クリーン作戦、新春ウオークなどの活動を紹介した。

 続いて、熊野古道を解説。太田さんは「熊野古道は昔の人々が、熊野三山へお参りするために通った道。今も多くの王子社や石仏、石畳、石の道標、茶屋跡がある。2004年に世界遺産登録された。比較的歩きやすい峠もあるため、機会があれば歩いてください」と話した。

 続いて、地庵会長や片山仁美さん、稲垣葉子さんが紙芝居を担当。同会が人や動物が安心し共存できる森を目指す方法として、皮むき干ばつに取り組んだと内容を紙芝居にした「理想の森を目指して」や、会員宅で飼われている柴犬のいちをモデルとした「柴犬いち~花といっしょ~」、海上保安庁が作った環境問題の紙芝居を大きなサイズに作り替えた「うみがめマリンの大冒険」を披露した。

 どの作品も愛らしいキャラクターがカラフルに描かれており、メンバーたちが登場人物に成りきって、読み上げた。会員からは大きな拍手が送られた。

 地庵会長は「プラスチックごみを、餌と間違えて魚が食べて人間もその魚を食べる。人間も病気になってしまう。また、人間も動物の一つ。動物はかわいがってあげてほしい。干ばつの作業を行う人が今はほとんどいないのが現状。この紙芝居は現実に起こっている問題で、環境の整備が大切です。ご清聴ありがとうございました」とあいさつした。

 寺岡代表は「紙芝居を楽しみにしていた。皆さんも喜んでくれたので本当に良かった。機会があればぜひ、次回も披露していただきたいです」と語った。

(2022年6月18日付紙面より)

なちかつ古道を守る会が紙芝居を披露した=15日、那智勝浦町の大勝浦漁民集会所
紙芝居を楽しむ会員ら
2022年06月18日
19 医療従事者などへの接種開始 新型コロナワクチン4回目 (串本町)

 串本町が16日、くしもと町立病院(竹村司・病院事業管理者、阪本繁院長)で医療従事者など対象の新型コロナワクチン接種〈4回目〉を始めた。

 この接種は昨年12月~今年1月に3回目を接種した医療従事者などのうち希望者を対象にして実施。同病院と町内各医院合わせて91人が希望しているという。

 副反応に伴う支障を抑えるため、接種はこの日と17日、23日(木)、7月中の1日の計4回に分けて進める計画。使用するワクチンは6月分がファイザー、7月分がモデルナかファイザーのいずれかとしている。

 初日は同病院の医師や看護師ら24人が対象で、接種後の経過を先んじて見るためまず竹村管理者、以降順次接種を進めた。4回目の接種について竹村管理者は、先進のイスラエルで中和抗体の上昇幅は3回目より小さいが9週間後の重症化予防の効果は3回目より圧倒的に高く保たれるデータがあるとし、後者の目的でこれから接種する60歳以上や基礎疾患を有する人は打つべきと推奨。副反応については3回目と同等、との見方を示した。

(2022年6月18日付紙面より)

先んじて新型コロナワクチン接種〈4回目〉を受ける竹村司管理者=16日、くしもと町立病院
2022年06月18日
20 優勝は坂内邦人さん
 那智勝浦ゴルフ倶楽部理事長杯  
2022年06月18日
21 競技を楽しみ興味持って
 バスケットボール体験会  (SMILE.E.T )
2022年06月18日
22 新クリセンや4号橋撤去可決  6月定例会が閉会  (那智勝浦町議会 )
2022年06月18日
23 一足遅れてササユリ見頃  色川花木園芸組合が鑑賞会  (那智勝浦町 )
2022年06月18日
24 田沼武能コーナーを設置 佐藤春夫記念館で追悼 (新宮市)
2022年06月18日
25 交通費、宿泊費を助成  町単独の不妊治療支援事業  (紀宝町 )
2022年06月18日
26 主体的に学ぶ姿を見学  教職員ら招き公開授業研究会  (矢渕中 )
2022年06月18日
27 コロナワクチン、4回目  集団接種は7月からを計画  (紀宝町 )
2022年06月18日
28 茶わん作りにチャレンジ  陶芸教室がスタート  (元気キッズ )
2022年06月18日
29 池本さん、舛屋君が全国へ  卓球三重県予選会を勝ち抜き  (紀南高校 )
2022年06月18日
30 子育て支援の拠点を見学  紀宝町内で臨地実習  (なぎ看護学校 )
2022年06月18日
31 半球状の繊細な彩り揺れる  ネムノキの花咲き始める  (串本町 )
2022年06月18日
32 使用者の公募へ向け動く  古座サテライトオフィス  (串本町 )
2022年06月18日
33 児童と教職員一丸で掃除  潮岬小プール開きに向け  (串本町 )
2022年06月18日
34 アユの群れから釣果狙う  滝の拝の段引漁が本格化  (古座川町 )
2022年06月18日
35 ママも子どもも笑顔になる「疲れない食育」
 【第50回】梅雨のお弁当作り  

 梅雨入りして、ジメジメと暑い日が多くなりました。この時季は、食材も痛みやすく、世の親御さんが、特に頭を悩ませるのはお弁当作りではないでしょうか? 私も娘のお弁当を作るときは、傷まないかなと心配になります。今回は痛みにくいお弁当を作るポイントをお伝えしようと思います。

 まず、第一に気を付けるのは、手洗いと容器の消毒です。どれだけ中に詰める具材に気を付けても、手やお弁当箱に雑菌があると意味がありません。容器はパッキンまで丁寧に洗い、しっかりと水気を拭き取っておくこと。そして、手を洗うだけでなく、この時季、素手で詰めるのは避けて手袋やラップを活用するのをお勧めします。おにぎりはラップで。おかずを詰めるときはポリ手袋をしましょう。

 次に気を付けるのは「汁気を避けること」です。例えば、煮物やおひたしなど汁気の多いおかずは極力避けてください。ゆで野菜を入れるときは、いつも以上に水気を絞ったり、入れる前にキッチンペーパーなどで水気を取り除きましょう。生野菜は水分が多いので入れないのがお勧めです。プチトマトなどは、ヘタに雑菌が多いので、ヘタを取ってよく洗ってから、水分切って入れてください。ご飯も同じです。ご飯には水分が付着すると雑菌が繁殖しやすくなります。そぼろご飯や混ぜご飯など、水分が多くなってしまうものは避けましょう。おかずに付ける調味料などは、別の容器に入れて食べる直前にかけるようにしてください。

 最後に気を付けるのは「しっかり加熱して冷ますこと」です。ちくわやさつま揚げ、ハムなどもそのまま入れず、あらかじめ加熱してから入れてください。卵や肉類もしっかり加熱することで、食中毒のリスクはグンと低くなります。

 照り焼きなどの味付けをするときは、調味料を入れた後も、しっかり加熱して汁気をできるだけとばしてください。加熱した後は、粗熱を取ってからお弁当箱へ。菌が繁殖するのは、37度近くといわれています。加熱したものは、しっかり冷まして、夏場は保冷剤を付けるのがお勧めです。

 私がお弁当のときによく使うのが、「梅混ぜご飯」です。梅干しをたたいてご飯に混ぜ込みます。日の丸弁当よりも、抗菌効果が高く、どこを食べても梅の味がするので子どもも喜んでいます。梅はとても優秀です。この「梅の殺菌効果」についても、ぜひお子さんに伝えてあげてください。また、梅と同じように殺菌に一役買ってくれるのが酢です。すし飯にすると、梅ご飯と同じように、殺菌効果が高まります。お肉を調理するときの味付けにも、梅やお酢を使うと、さっぱりした味になりますし、傷みにくくなります。

 日々のお弁当作りは本当に大変ですよね。今は自然解凍できる冷凍食品なども豊富にありますし、小さなゼリーを凍らせて保冷剤代わりに、入れておくというのも手です。この機会にお子さんと食中毒の話もして、よく手を洗うこと、変な臭いがしたら食べないことなども教えてあげてください。

(2022年6月18日付紙面より)

2022年06月18日
36 お悔やみ情報
  
2022年06月09日
37 和気あいあいと共同作業
 生きがい菜園で市老連会員ら  (新宮市 )

 新宮市老人クラブ連合会(上廣正幸会長)の会員らは8日早朝、市内の「生きがい菜園」(生きがい緑ヶ丘農園、晴耕園)で共同清掃作業を実施した。緑ヶ丘農園では約30人が参加。和気あいあいと世間話などに花を咲かせながら、草抜きや溝の泥かきなどに汗を流した。

 「生きがい菜園」は、市老連主催の「生きがいと創造の事業」の一環として、会員らに同所を含む市内2カ所の農園の区画を貸与している。同所では現在31区画中29区画、同市新宮の晴耕園では47区画中34区画で会員らがキュウリやトマト、ナス、トウモロコシなどさまざまな作物を育てている。区画の契約期間は3年。

 共同作業は、普段会う機会がない人同士の顔合わせや会員間交流、見守りを目的に実施している年に1度の恒例行事で、本格的な暑さを迎える夏に向けて毎年梅雨前に行っている。

 この日は、区画の貸与を受ける会員らが協力し、軍手をはめてごみ袋やシャベルなどを手に、花壇の手入れや溝に詰まった泥や石を取り除くなどの作業を行った。

 同所でナスビやミニトマト、ブロッコリーなどを育てている80代女性は「夫婦で交代で毎日来ています。育てるよりおしゃべりが楽しみ。励みになっています」と笑顔。

 同農園世話役代表の大石實さんは「高齢化が進み、1人暮らしだとよりどころがない。ここでは皆、教え合いながらコミュニケーションを取って仲良く野菜作りに励んでいます」と話していた。

 「生きがい菜園」に関する問い合わせは、市社会福祉協議会(電話0735・21・2760)まで。

(2022年6月9日付紙面より)

農園の清掃作業に汗を流した=8日、新宮市緑ヶ丘
共用部分の草刈りも実施
2022年06月09日
38 桐蔭科学部の合宿を視察
 串本町潮岬の望楼の芝で  (県宇宙教育研究会 )

 和歌山県宇宙教育研究会(会長=笹井晋吾・県立桐蔭中学校・高等学校長)が4日、串本町潮岬にある望楼の芝などで同校科学部(藤木郁久顧問)の合宿の様子を視察した。

 国内初の民間小型ロケット射場「スペースポート紀伊」を有する県域におけるロケットを教材とした科学教育の在り方を見いだす目的でおととし9月、教員有志(指導主事を含む)が会員となり結成した同研究会。この日は潮岬にある県立潮岬青少年の家で総会を開き、社会教育領域でモデルロケットや空気ロケットの製作・打ち上げ体験(12月3日に串本町で実施など県内各地)、東京大学大学院の中須賀真一教授を招いての缶サット体験講座(7月23日に串本町で実施)、新規でロボット教室in串本(8月16日に串本町で実施)や県南部を舞台にした全国対象の宇宙教室(全4回)の開始、前年度に試行した学校教育領域でのロケット教室継続(10~11月に串本町内の中学校2校で実施予定)、その他各種企画への共催など本年度の方向性を決めた。

 モデルロケットの制作・打ち上げ体験は射点がある同町域でも重ねて実施していて、旧来は同研究会の事務局長で指導資格を持つ藤木顧問が一手に管理していたが現在は串本中に勤務する太田昇教諭も同じ資格を取得済み。同研究会として紀北と紀南を2人体制でカバーできるようになった進展を生かして体験の裾野をさらに広げるため、本年度の総会の日時と会場を同校科学部の合宿と合わせて設定し、視察の機会を持ったという。

 同校科学部の今回の合宿は新入部員にモデルロケット(通称・アルファー3)の制作と打ち上げの経験をさせ、世界大会出場の実績がある缶サットへの挑戦の足掛かりをつけることが主目的。そのための場を藤木顧問監督の下で先輩部員が主体になって運営し、併せてドローンの操縦練習や電子機器を駆使して活動記録を取得するなど参加した部員はそれぞれに課題を持って取り組んだ。

 これら一連の内容が総会に出席した会員の視察の対象で、太田教諭は藤木顧問が培う形や指導術を洞察しつつ流れを妨げない範囲で部員と関わり活動の一端を共にした。

 藤木顧問は太田教諭の指導資格取得を「頼もしい」と喜び、この状況が串本町域にロケット教室などの体験を定着させる上での大きな力になると期待してノウハウの共有に努めていた。

(2022年6月9日付紙面より)

視察対象とした県立桐蔭中学校・高校科学部の合宿の様子=4日、串本町潮岬

モデルロケットの課題を部員と共に考える太田昇・串本中教諭(右)
2022年06月09日
39 本年度計画など承認 熊野三山協議会が総会 

 熊野三山協議会は6日、新宮市役所別館で総会を開き、本年度事業計画など5議案を承認。役員改選では田岡実千年新宮市長を会長に再任、副会長に熊野本宮大社の九鬼家隆宮司を選任した。

 同協議会は1984年発足。熊野速玉大社、熊野本宮大社、熊野那智大社、那智山青岸渡寺と関係自治体、民間団体などで組織する。一体となって熊野地方の文化財の保護、保全、調査研究などを進めている。

 熊野は日本サッカー協会のシンボルマークである「ヤタガラス(八咫烏)」と日本近代サッカーの始祖といわれる中村覚之助の古里。その縁で協会は2002年ワールドカップ日韓大会から熊野三山一寺で必勝を祈願している。

 田岡市長は「新型コロナウイルスの影響で令和2、3年度は事業の見送りが続いている。本年度においてもコロナの状況を見極めながらの事業展開を余儀なくされると思うが、ご指導・ご協力いただきながら熊野信仰の高まりと地域振興に向けた取り組みを推進していきたい」とあいさつ。

 オブザーバーとして出席した酒井清崇・東牟婁振興局長は「新型コロナの影響で外国の方や団体観光客の回復にはまだ遠い状況だが、以前にも勝る来訪者の回復を視野に入れる時期。さまざまな施策を打ち、来訪者増加に取り組んでいきたい」と協力を求めた。

 本年度は▽歴史講座の開催▽熊野神社に関する調査研究の推進▽熊野文化調査交流の実施▽熊野に関する研究への支援―などの学術研究、そして▽「八咫烏をテーマとした調査研究や地域振興の魅力ある素材の活用▽中村覚之助のサッカー殿堂入りに向けたPR▽「ヤタガラスカップ」サッカー大会への協賛▽沖縄本土復帰50周年記念事業への協力―など顕彰事業の取り組みを計画している。

 また、「紀伊山地の霊場と参詣道」の世界遺産登録20周年に向け、世界遺産の保全と活用とPR、推進する諸団体との連携を図っていく予定。

 監事の堀順一郎那智勝浦町長は、2010年に発行した「熊野の中村覚之助~日本サッカーのパイオニア~」(発行者=同協議会、日本サッカー史研究会など)について、昨年覚之助を名誉町民として推挙したことなどを挙げ、同資料の増刷や再編集を要望。

 理事の上野顯・熊野速玉大社宮司は、沖縄復帰50周年に当たり、同県を訪問したことに触れ、平和の象徴として植樹した梛(なぎ)の生育状況や復帰に対する県民の思いを紹介。「復帰は大変な動きがある中でやっと勝ち取ったもの。日本の文化、伝統を守り、子どもたちに伝えていく願いの結集。平和の灯を絶やさずに再度、梛を植えていければ」と思いを語った。

(2022年6月9日付紙面より)

熊野三山協議会総会の様子=6日、新宮市役所別館
2022年06月09日
40 6月末から集団で
 コロナワクチン4回目  (太地町 )

 太地町は2日、新型コロナワクチンの4回目接種の予定について発表した。60歳以上に向けた接種の案内を10日までに発送し、6月末から集団での接種を開始する予定という。

 今回の接種は、3回目から5カ月以上が経過した▽60歳以上▽18歳以上で基礎疾患がある人▽重症化リスクが高いと医師が判断した人―に限定されている。太地町多目的センターでの集団接種を予定している。

 18歳以上60歳未満で、基礎疾患のある人や重症化リスクが高いと医師が判断した人については、町も把握できていない。このため、接種を希望する場合は、自己申告を求めている。連絡先は、太地町住民福祉課(電話0735・59・2335)。

 なお、60歳以上に関しては、町も把握できているため、連絡は不要となっている。

(2022年6月9日付紙面より)

集団接種会場となる多目的センター=6日、太地町太地
2022年06月09日
41 愛好者194人が30Hで競う グラウンドゴルフ競技会「第2回記録会」 (串本町)
2022年06月09日
42 60周年を祝し記念例会  那智勝浦ロータリークラブ  (那智勝浦町 )
2022年06月09日
43 ハナショウブ見頃  新宮市の松巌院  
2022年06月09日
44 手や足を優しくもみもみ  ベビーマッサージに5組  (那智勝浦町 )
2022年06月09日
45 ウクライナ支援のために  那智大社が義援金届ける  (那智勝浦町 )
2022年06月09日
46 困ったときは大人に相談を  近大新宮でネットモラル教室  
2022年06月09日
47 教えて、歯科衛生士さん!  子どもの歯の健康Q&A  (歯と口の健康週間㊦ )
2022年06月09日
48 高学年がクラブ活動楽しむ  4~6年生が取り組み  (神内小 )
2022年06月09日
49 災害時物資供給に協力  生協コープみえと支援協力協定を締結  (熊野市 )
2022年06月09日
50 未来に希望持つ読み聞かせを  文部科学大臣表彰を報告  (元気キッズ )
2022年06月09日
51 3年ぶり通常通り開催へ  8月15日に紀宝町花火大会