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2022年06月28日
1 迫力ある演奏600人魅了
 海上自衛隊呉音楽隊「ふれあいコンサート」  (新宮市 )

 新宮市下本町の市文化複合施設「丹鶴ホール」で26日、海上自衛隊呉音楽隊(指揮者=真道友樹・音楽隊長1等海尉)による「ふれあいコンサート」があった。約600人の来場者を迫力ある演奏で魅了した。

 市と市教育委員会が主催した同施設オープニングイヤー事業(後期)の一環。新宮防衛協会共催、同音楽隊と自衛隊和歌山地方協力本部が協力した。開催に向けて鑑賞希望者を募ったところ、1048通(2972人)の応募が寄せられ倍率は約5倍に。和歌山地方協力本部新宮地域事務所が抽選を行い、応募者の中から601人が鑑賞の機会に恵まれた。

 同音楽隊は1956年に発足。76年5月に呉地方総監直轄部隊として正式に編制が認められた。▽士気高揚のため▽儀式▽広報のため―の音楽演奏を主な任務としており、自衛隊と国民の架け橋となり、愛される音楽隊を目指して日々演奏活動を行っている。

 広島県内をはじめ、近畿や中国、四国地方などの広い範囲を担当するほか、海上自衛隊が初任幹部の教育ならびに国際親善を図るため実施している遠洋練習航海にも毎年隊員を派出。世界各国の寄港地で言語を超えた交流を展開している。

 開演に先立ち、田岡実千年市長が「多くの市民、周辺市町村の方々から応募があった。呉音楽隊は世界各国の寄港地を訪問されている、自衛隊でも最高峰の音楽隊。私も皆さんと一緒に、普段聞くことのできない素晴らしい演奏を楽しみたい」とあいさつ。開催に当たって関係者らの尽力に感謝を伝えた。

 コンサートは、旭日旗(自衛艦旗)を掲げて航行する護衛艦の勇姿と、艦上で迎える朝の美しさを表現した「艦上の旭日」で華々しく幕開け。「熊蜂の飛行」や「吹奏楽のための第1組曲」、「カントリーロード」「鉄腕アトム」など、クラシックの名曲や吹奏楽曲、ドラマ主題歌、アニメ挿入歌、アンコール合わせて13曲を披露。観客が手拍子で音楽隊と共演する一幕もあり、大盛況のうちに幕を下ろした。

 「丹鶴ホール」入り口付近では、和歌山地方協力本部による串本分屯基地の紹介などがパネルで紹介されたほか、軽装甲機動車などの展示もあった。

(2022年6月28日付紙面より)

多彩なジャンルの曲を演奏した=26日、新宮市の「丹鶴ホール」
約600人の観客を魅了
2022年06月28日
2 初のフリマが大盛況
 NPO法人「七彩会」  (太地町 )

 NPO法人「七彩(なないろ)会」は26日、那智勝浦町市屋の太地町地域福祉センター梛(なぎ)で初となるフリーマーケットを開催した。三重県や新宮・東牟婁地域から集まった出店者の各ブース20店舗には多くの来場客が訪れ、終始にぎわいをみせた。

 フリーマーケットはコロナ禍で催しが少ない中、多くの人々が楽しく、気軽に集まれる機会の創出を目的に開催。1年前から計画されていたが、新型コロナウイルスの影響で開催が延期となっていたという。

 この日、職員らはしっかりと感染症対策に取り組み、来場客にも協力を呼びかけた。オープン前から約50人の来場客が待つほど盛況で、雑貨やアクセサリー、花食器、子ども服、服、菓子などの出店に加え、メダカすくいや己書などの体験ブースも人気だった。

 フリーマーケットの責任者である同法人の漁野祐子さんは「募集時は出店者さまが集まるのか、開催はできるのかと不安だった。しかし、多くの出店やたくさんのお客さまでにぎわい、本当にありがたい。今回の課題を見つけ、参考にしながら次回の開催につなげていきたい」と語った。

 新宮市から訪れ、買い物を楽しんでいた50代女性は「活気があってうれしい。ほしい物が手に入った。そろそろ、こういった催しが、次々と各地域で実施されても良いのではと思います」と話していた。

(2022年6月28日付紙面より)

多くの来場者でにぎわった初開催のフリーマーケット=26日、那智勝浦町にある太地町地域福祉センター梛
2022年06月28日
3 一足早く雰囲気を楽しむ
 中央公民館で児童館七夕会  (古座川町 )

 古座川町高池にある中央公民館で25日に児童館七夕会があり、子ども42人や送迎の保護者が参加して一足早く雰囲気を楽しんだ。

 町内の小学生以下を対象にした風物詩行事で平年は当日受け付けの集会として開いているが、前年度に続いて本年度も感染症予防を考慮し事前申し込み制で各企画を順番に巡ってもらう形を計画。前年度にはなかった宝釣りゲームやフォトスポットといった新規企画を加えて内容を充実しつつ、参加を呼びかけた。

 子どもらはあらかじめ家庭で作った飾りや願い事を書いた短冊を持って午前10時~11時に時間差で参加し、高さ約4㍍で切り出したササに結び付け新規要素を楽しみつつひこ星役や織り姫役から七夕セットや菓子が詰まったプレゼントをもらった。

 短冊には勉強や今頑張っていることの上達、憧れている人との出会い、家族の幸せなどさまざまな願いが書かれていて、飾り付けた後のササは7月7日の笹流しまで館内展示するという。

 会場飾りの手作りなど準備に尽力した子育て支援センターの加藤雅美保育士(児童館事業兼務)は「今もコロナ禍で外出する機会が以前より少ないと思う。家族や友達との楽しい思い出になれば」と願い、会場での短冊作りやササへの飾り付けを後押しした。

(2022年6月28日付紙面より)

飾りや願い事を書いた短冊をササに飾り付け=25日、古座川町中央公民館
織り姫役やひこ星役からプレゼントをもらう子どもら
2022年06月28日
4 感謝の気持ちを込めて
 セレモニーホールなちで人形供養  (那智勝浦町 )

 みくまの農業協同組合(JAみくまの、漆畑繁生代表理事組合長)は26日、3年ぶりとなる「人形・ぬいぐるみ供養祭」を那智勝浦町川関のセレモニーホールなちで営んだ。新型コロナウイルスの影響で2年間中止となっており、今年で11回目。ひな人形や市松人形、こけしやぬいぐるみなどが持ち寄られ、参列者たちは心を込めて人形を供養した。

 同組合は「農」と「食」と「地域」を守るという理念の下、さまざまな活動に取り組んでおり、供養祭もその一環。思い出の詰まった人形を捨てるのが忍びないという人に向け、ホールを開設後、コロナ禍までは毎年開催してきた。

 この日は300人以上が約5000体の人形を持ち寄った。供養式では新宮市佐野の南珠寺の伊藤秀幸(しゅうこう)住職が「人形に対して、これまでの感謝の気持ちを持って、ご焼香お願いします」とあいさつ。読経が行われる中、参列した約70人が順に焼香して手を合わせた。

 同町在住の50代男性は「妻のひな人形を持ってきました。こちらで供養祭をやっていただけるのは本当に助かります」。

 新宮市在住の80代女性は「コロナで久しぶりだからか、多くのお人形さんが持ち寄られたのだと思う。大切にしていたので情や気持ちも入るので、自分では処分できない。ありがたいです」と語った。

 ホールの塚文和センター長は「3年ぶりのため、お待ちいただいた方や問い合わせされる方も多かった。供養祭にご参加いただきありがたい。コロナ禍や何か事情がない限りは今後も継続していきたいと思います」と語った。

(2022年6月28日付紙面より)

3年ぶりに供養祭が営まれた=26日、那智勝浦町のセレモニーホールなち
これまでの感謝を込め、焼香した
2022年06月28日
5 37チームの組み合わせ決定
 全国高校野球選手権和歌山大会  
2022年06月28日
6 8チーム競い光洋優勝
 第73回紀南中学校大会  (県バレーボール協会東牟婁支部 )
2022年06月28日
7 血液不足、訴える  勝浦LCが献血奉仕活動  (那智勝浦町 )
2022年06月28日
8 沖縄出身の武内さん語る  いきいきサロン三四朗  (那智勝浦町 )
2022年06月28日
9 一緒に音楽を楽しもう! 正明保育園でお出かけ音楽会 (新宮市)
2022年06月28日
10 中辺路の山野草を学ぶ  熊野本宮語り部の会が研修  (田辺市本宮町 )
2022年06月28日
11 自分たちの街を深く知ろう  地域ゼミがフィールドワーク  (近大新宮 )
2022年06月28日
12 バランスボールで仕事  行政局で椅子代わりに  (田辺市本宮町 )
2022年06月28日
13 「老いる」ことを解説  野田隣保館でミニ講座  (新宮市 )
2022年06月28日
14 進路決定の一助に  新宮警察署で採用試験説明会  
2022年06月28日
15 心肺蘇生法など学ぶ  乳幼児向け救急法講習  (紀宝町 )
2022年06月28日
16 木本のチーム力向上を  決勝は御所実業が東海大仰星に勝利  (熊野市ラグビーフェス )
2022年06月28日
17 驚きの科学実験に仰天  米村でんじろう「おもしろサイエンスショー」  (熊野市 )
2022年06月28日
18 避難時のけが人搬送想定し  防災用品「かけモック」を配備  (成川小 )
2022年06月28日
19 奉納2曲主にし稽古再開  維持見据えて古座青年会  (串本町 )
2022年06月28日
20 お悔やみ情報
  
2022年06月25日
21 地域に翔び立て、新翔生!
 プロジェクトチームが発足  

 新宮市佐野の県立新翔高校(藤田勝範校長)では、本年度から「新翔プロジェクトチーム」が発足。学校の垣根を越えた地域交流やボランティア活動に向けて、新たな一歩を踏み出した。

 昨年度末から構想を練り、新翔特別教育プログラムとして本年度から始動した。▽高校生と地域の大人が連携・協働してまちの課題や魅力アップを考える▽多世代交流を通して、地域課題解決型学習を実現▽学校で学んだことを地域(学校外)で生かす―を目的に校内で参加を募ったところ、14人が希望した。

 発足してまだ日が浅いため、数回程度しか打ち合わせができていないというが、現在活動に向けて「新翔生お貸しします!」などと書かれたポスターを制作中。新宮警察署より委嘱を受けた「自転車マナーアップ推進リーダー」の活動をはじめとした、各種ボランティア活動や地域貢献活動に向け「活動部屋」で意見交換に熱を込める。

  □     □

 これまで、イベントやボランティアの開催ごとに参加有志を募っていた同校。窓口の一本化を図る目的でプロジェクトチームを新設した。「地域はマナーやルールを実践する場で、コミュニケーション能力、ボランティア精神を伸ばしていく場。地域の大人と関わる中で、生徒たちの成長を感じた」と藤田校長。「これまで受け身だったが、地域で何ができるかを考えたり、自主的に地域に関わったりしていけたら。地域を盛り上げるための発想が生徒から生まれてきたら最高ですね」と思いを語る。

 「新しいことに挑戦したい」と参加を決めたのは、プロジェクトチームリーダーの中村美優さん(3年)。「初めてのプロジェクトだし、高校生活最後の年なのでいい機会だと思った。子どもが好きなので読み聞かせにも挑戦したい」。

 鈴木希羅厘さん(同)と松本海優さん(同)は「中村さんに引っ張られて参加した」としながらも「海岸清掃したい」「自分たちで何か作ってフリーマーケットを開いて地域交流したい」と構想を聞かせてくれた。

 地域防災活動や新翔ブランドのお菓子の考案などの商品開発も視野に入れている。顧問の宮井貴浩教頭は「まだ始まったばかり。新たな取り組みを活発にやっていきたい。生徒から新しい提案をしていけたら」と期待を寄せる。

 中村さんは「これから入ってくる後輩のために、新翔の歴史に残るようなチームにしていきたい。このチームがあるから新翔に入りたい、そんな活動ができたら」と前を向いた。

 プロジェクトチームでは「力仕事や幼稚園児・保育園児・小学生などへの読み聞かせなどに、私たち新翔プロジェクトチームが駆け付けます! 手伝えることがありましたらよろしくお願いします」と呼びかけている。

 問い合わせは同校(電話0735・31・7087)の宮井教頭まで。

(2022年6月25日付紙面より)

地域貢献・交流活動に向けて意気込みを見せる(左から)松本海優さん、中村美優さん、鈴木希羅厘さん=17日、県立新翔高校
2022年06月25日
22 熱中症に注意して
 消防本部が啓発活動  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町消防本部(湯川辰也消防長)は22日、那智勝浦町天満のAコープなち店で熱中症予防を呼びかける啓発活動を実施した。職員4人が、買い物客らに熱中症予防啓発冊子などを配布して注意喚起を行った。

 気象条件が変わりやすく、気温の変化が大きいなどの理由から、近年増加傾向にある熱中症。消防庁の発表によると、先月1日から今月19日までの間で、すでに全国で5479人が熱中症により救急搬送されており、昨年同時期より683人増となっている。

 屋外だけではなく室内における発生も増えており、全国の救急搬送のうち436人(32・6%)が住居で熱中症になったという。

 同町では2019年が12人、20年が10人、昨年が6人、今年4月現在で2人が熱中症の疑いで搬送されている。

 関谷善文消防署長は「熱中症は暑い環境の中で体温調節ができずに目まいや頭痛、意識障害などさまざまな症状を起こす疾患。運動だけでなく、室内でも起きるため注意してほしい」。

 体調に異変を感じた際については「我慢せずに救急車を呼んでください。普段から小まめな水分、塩分を含んだミネラルなどの補給を心がけていただけたら」と話した。

 この日の啓発では職員が買い物客に丁寧に声かけを行い、啓発物資を手渡して注意を呼びかけていた。

(2022年6月25日付紙面より)

熱中症への注意を呼びかけた=22日、那智勝浦町のAコープなち店
2022年06月25日
23 申告納税推進の功績に感謝
 和歌山東漁業協同組合に  (新宮税務署 )

 新宮税務署の山端克明(やまばな・よしあき)署長が23日、適正な申告納税の推進に努める和歌山東漁業協同組合(𠮷田俊久代表理事組合長)に感謝状を贈り取り組みを奨励した。

 同組合は5月31日、同署管内でも先駆けて適正申告・キャッシュレス納付推進を宣言。その旨を伝える懸垂幕を串本本所地内から地域に向けて掲げつつ、宣言に基づく実動を始めている。

 同署によると県内最大規模となる組合員数約1700人を誇る同組合の実動が他の組合や周辺地域にもたらす波及効果も大いに期待されるところで、この功績は前述した署長感謝対象事項において顕著だとして感謝状を贈るに至った。

 この日は山端署長が串本町串本にある同組合串本本所を訪ねて𠮷田組合長へ感謝状を贈り、懇談を織り交ぜて互いの思いを確かめ合ったという。

 この感謝状は▽適正な申告納税の推進▽納税道義の高揚▽税務行政の円滑な運営―など税務行政への多大な貢献が認められる取り組みを対象に贈呈。同町内では2017年度に校長会へ働きかけて町立小中学校全校が租税教室に参加する状況をつくり出した町教育委員会が翌18年に納税道義高揚の貢献で贈呈を受けた経緯があり、その時点から数えて今回は約3年7カ月ぶりの誉れとなっている。

(2022年6月25日付紙面より)

感謝状を手にする𠮷田俊久代表理事組合長(左)と山端克明署長(新宮税務署提供)
宣言の象徴として串本本所地内で掲げている懸垂幕=23日、串本町串本
2022年06月25日
24 山本情輔君の活躍を願い
 U15アジアレスリング選手権大会  (新宮市 )

 新宮市、市教育委員会、市体育協会は24日、市庁舎にマナマ(バーレーン)で開催される「2022年U15アジアレスリング選手権大会」の男子フリースタイル48㌔級に日本代表として出場する山本情輔(じょうすけ)君(緑丘中3年)の活躍を願い、応援懸垂幕を掲げた。

 山本君は3歳から競技を始め、新宮ジュニアレスリングクラブに所属。昨年11月に駒沢オリンピック公園総合運動場屋内競技場(東京都)で行われた「令和3年度東京都知事杯第12回全国中学選抜レスリング選手権大会」の同階級で4位入賞を果たし、選考基準を満たして日本代表に選ばれた。

 20日には新宮市役所を表敬訪問し、田岡実千年市長から「世界大会出場は私たちにとっても楽しみ。支えてくれた大勢の人たちに感謝し、試合に臨んでほしい」と激励を受けていた。

(2022年6月25日付紙面より)

懸垂幕を掲示し山本情輔君の活躍を願った=24日、新宮市庁舎
2022年06月25日
25 変わったカサブランカ  花は大量、茎は平ら  (那智勝浦町 )
2022年06月25日
26 医療センターの現状など問う  新宮市議会一般質問(終)  
2022年06月25日
27 園児たちの七夕飾り登場  仲之町商店街で飾り付け  (新宮市 )
2022年06月25日
28 西亜紀人君が林野庁長官賞  全国児童・生徒木工工作コンクール  (光洋中 )
2022年06月25日
29 熱中症対策で日よけ設置  町建設組合が奉仕活動  (那智勝浦町 )
2022年06月25日
30 第2回定例会一般質問②  串本町議会  
2022年06月25日
31 ミカンシーズン到来  ハウスで早生温州の収穫  (紀宝町 )
2022年06月25日
32 児童の学び合いを目指し  本年度最初の公開授業研究会  (鵜殿小 )
2022年06月25日
33 期日前投票始まる  三重県内各市町に投票所設置  (参院選 )
2022年06月25日
34 優勝目指して頑張るぞ!  合同チーム「オール紀宝」  (少年野球 )
2022年06月25日
35 お悔やみ情報
  
2022年06月18日
36 東近畿地区指導会に向け訓練 引揚救助の部で出場権獲得 (新宮市消防本部)

 「第50回和歌山県消防救助技術会」が1日、和歌山市で開催され、「引揚救助」の部で新宮市消防本部から出場した5人が見事上位入賞を果たし、7月に開催される東近畿地区指導会への出場権を手にした。

 県内の消防本部と競い合い、学び合うことで救助技術の向上と、他の模範となる消防救助隊員を育成することが目的で、毎年開催されている。同署は「引揚救助」の部で8チーム中、上位2チームに与えられる出場権を手にしたほか、「はしご登はん」の部で2人が35人中、4位と5位に入賞した。

 「引揚救助」は1チーム5人で、災害や火災を想定し、7、8㌔の重さのボンベを背負って7㍍下の要救助者を協力して救出する。同署では出場希望者が4月上旬から自主訓練を開始。署内選考会を経て選出された5人が、5月から訓練を開始した。

 全体の指揮を務めた東紘助さんは「今まで訓練でやってきたことが成果として出た。結果はこれまでやってきた先輩方の積み重ねがつながっていると思う」。

 指導会の出場に向け「新宮・県代表として全国大会への切符を手にしたい。市民の方々の安心・安全につなげられるよう日々精進していきたい」と意気込んだ。

 堀切学消防署長は「今回、東近畿地区指導会に出場することになったが、このような機会を通して救助隊には災害現場でしっかりと活動できるよう、さらに技術を高めてもらいたい。そして、消防として市民の皆さまに安心と安全を感じていただけるよう日々取り組んでいきたい」と話していた。

 第50回消防救助技術東近畿地区指導会は7月29日(金)、京都市総合活動センターで開催される。

(2022年6月18日付紙面より)

県消防救助技術会で上位入賞を果たした皆さん(新宮市消防本部提供)
東近畿地区指導会に向け訓練に挑む「引揚救助」の部出場チーム=17日、新宮消防署
2022年06月18日
37 取り組み方針など意見交わす
 警察署協議会定例会議  (新宮署 )

 令和4年度新宮警察署協議会の第1回定例会議が16日、新宮市の同署で開かれた。新宮署と串本署が統合して以来初の会議開催に先立ち役員の改選が行われ、会長に安達実さん(新宮市)を、副会長に仲裕正さん(古座川町)を再任。委員らは昨年中の業務取り組み結果と本年度の取り組み方針を聞き意見を交わした。

 同協議会は管轄区域内の地域安全や警察署の業務運営について、住民の声を代表する委員から意見や要望を聴き、より良い運営を検討する機関として2001年の警察法改正、県警察署協議会条例の制定を受け、県内の警察署に設置されている。

 安達会長は「新型コロナウイルス収束のめどは立たないが、感染予防対策を十分に取っていただいて串本署と新宮署が統合して初の開催の運びとなった。委員の皆さまには警察の取り組みにご意見を頂き、有意義な会議に。署員の方々には委員の意見などを生かしていただき、引き続き住民の安心と安全のために活動を」と呼びかけた。

 田原正士署長は「統合によりいろいろな課題も生じていると考えられる。さまざまなご意見を賜りたい」とあいさつ。

 昨年中の県内の治安情勢について「刑法犯認知件数は3310件で前年に比べて589件の大幅減少、人身交通事故の発生件数は1419件で前年から166件減少し、刑法犯認知件数、交通事故発生件数ともに2002年以降、20年連続減少という県警察の大きな目標を達成することができた」と報告。

 「同署でも各部門において管内の実情に応じた取り組みを進め、刑法犯認知件数や物件交通事などを減少させるなど、20年連続減少に貢献できたものと考えている」と述べ、引き続き警察活動に対する協力を呼びかけた。

(2022年6月18日付紙面より)

新宮警察署協議会定例会議の様子=16日、新宮警察署
2022年06月18日
38 古道を守る会が紙芝居
 大勝浦いきいきサロン  (那智勝浦町 )

 大勝浦いきいきサロン(寺岡快枝代表)は15日、那智勝浦町勝浦の大勝浦漁民集会所で毎月恒例のサロンを開催した。この日は「なちかつ古道を守る会」(地庵晋司会長)のメンバー5人が訪れ、熊野古道の解説や紙芝居を披露し、集まった会員らは楽しいひとときを過ごした。

 毎月1回、大勝浦地区の会員が20人ほど集まり、ラジオ体操やカラオケを行って交流を深めている大勝浦いきいきサロン。今年で3年目を迎えたという。

 はじめに太田耕二さんが同会発足の経緯などを説明し、自身らが取り組んでいる熊野古道の整備やゆかし潟クリーン作戦、新春ウオークなどの活動を紹介した。

 続いて、熊野古道を解説。太田さんは「熊野古道は昔の人々が、熊野三山へお参りするために通った道。今も多くの王子社や石仏、石畳、石の道標、茶屋跡がある。2004年に世界遺産登録された。比較的歩きやすい峠もあるため、機会があれば歩いてください」と話した。

 続いて、地庵会長や片山仁美さん、稲垣葉子さんが紙芝居を担当。同会が人や動物が安心し共存できる森を目指す方法として、皮むき干ばつに取り組んだと内容を紙芝居にした「理想の森を目指して」や、会員宅で飼われている柴犬のいちをモデルとした「柴犬いち~花といっしょ~」、海上保安庁が作った環境問題の紙芝居を大きなサイズに作り替えた「うみがめマリンの大冒険」を披露した。

 どの作品も愛らしいキャラクターがカラフルに描かれており、メンバーたちが登場人物に成りきって、読み上げた。会員からは大きな拍手が送られた。

 地庵会長は「プラスチックごみを、餌と間違えて魚が食べて人間もその魚を食べる。人間も病気になってしまう。また、人間も動物の一つ。動物はかわいがってあげてほしい。干ばつの作業を行う人が今はほとんどいないのが現状。この紙芝居は現実に起こっている問題で、環境の整備が大切です。ご清聴ありがとうございました」とあいさつした。

 寺岡代表は「紙芝居を楽しみにしていた。皆さんも喜んでくれたので本当に良かった。機会があればぜひ、次回も披露していただきたいです」と語った。

(2022年6月18日付紙面より)

なちかつ古道を守る会が紙芝居を披露した=15日、那智勝浦町の大勝浦漁民集会所
紙芝居を楽しむ会員ら
2022年06月18日
39 医療従事者などへの接種開始 新型コロナワクチン4回目 (串本町)

 串本町が16日、くしもと町立病院(竹村司・病院事業管理者、阪本繁院長)で医療従事者など対象の新型コロナワクチン接種〈4回目〉を始めた。

 この接種は昨年12月~今年1月に3回目を接種した医療従事者などのうち希望者を対象にして実施。同病院と町内各医院合わせて91人が希望しているという。

 副反応に伴う支障を抑えるため、接種はこの日と17日、23日(木)、7月中の1日の計4回に分けて進める計画。使用するワクチンは6月分がファイザー、7月分がモデルナかファイザーのいずれかとしている。

 初日は同病院の医師や看護師ら24人が対象で、接種後の経過を先んじて見るためまず竹村管理者、以降順次接種を進めた。4回目の接種について竹村管理者は、先進のイスラエルで中和抗体の上昇幅は3回目より小さいが9週間後の重症化予防の効果は3回目より圧倒的に高く保たれるデータがあるとし、後者の目的でこれから接種する60歳以上や基礎疾患を有する人は打つべきと推奨。副反応については3回目と同等、との見方を示した。

(2022年6月18日付紙面より)

先んじて新型コロナワクチン接種〈4回目〉を受ける竹村司管理者=16日、くしもと町立病院
2022年06月18日
40 優勝は坂内邦人さん
 那智勝浦ゴルフ倶楽部理事長杯  
2022年06月18日
41 競技を楽しみ興味持って
 バスケットボール体験会  (SMILE.E.T )
2022年06月18日
42 新クリセンや4号橋撤去可決  6月定例会が閉会  (那智勝浦町議会 )
2022年06月18日
43 一足遅れてササユリ見頃  色川花木園芸組合が鑑賞会  (那智勝浦町 )
2022年06月18日
44 田沼武能コーナーを設置 佐藤春夫記念館で追悼 (新宮市)
2022年06月18日
45 交通費、宿泊費を助成  町単独の不妊治療支援事業  (紀宝町 )
2022年06月18日
46 主体的に学ぶ姿を見学  教職員ら招き公開授業研究会  (矢渕中 )
2022年06月18日
47 コロナワクチン、4回目  集団接種は7月からを計画  (紀宝町 )
2022年06月18日
48 茶わん作りにチャレンジ  陶芸教室がスタート  (元気キッズ )
2022年06月18日
49 池本さん、舛屋君が全国へ  卓球三重県予選会を勝ち抜き  (紀南高校 )
2022年06月18日
50 子育て支援の拠点を見学  紀宝町内で臨地実習  (なぎ看護学校 )
2022年06月18日
51 半球状の繊細な彩り揺れる  ネムノキの花咲き始める  (串本町 )
2022年06月18日
52 使用者の公募へ向け動く  古座サテライトオフィス  (串本町 )
2022年06月18日
53 児童と教職員一丸で掃除  潮岬小プール開きに向け  (串本町 )
2022年06月18日
54 アユの群れから釣果狙う  滝の拝の段引漁が本格化  (古座川町 )
2022年06月18日
55 ママも子どもも笑顔になる「疲れない食育」
 【第50回】梅雨のお弁当作り  

 梅雨入りして、ジメジメと暑い日が多くなりました。この時季は、食材も痛みやすく、世の親御さんが、特に頭を悩ませるのはお弁当作りではないでしょうか? 私も娘のお弁当を作るときは、傷まないかなと心配になります。今回は痛みにくいお弁当を作るポイントをお伝えしようと思います。

 まず、第一に気を付けるのは、手洗いと容器の消毒です。どれだけ中に詰める具材に気を付けても、手やお弁当箱に雑菌があると意味がありません。容器はパッキンまで丁寧に洗い、しっかりと水気を拭き取っておくこと。そして、手を洗うだけでなく、この時季、素手で詰めるのは避けて手袋やラップを活用するのをお勧めします。おにぎりはラップで。おかずを詰めるときはポリ手袋をしましょう。

 次に気を付けるのは「汁気を避けること」です。例えば、煮物やおひたしなど汁気の多いおかずは極力避けてください。ゆで野菜を入れるときは、いつも以上に水気を絞ったり、入れる前にキッチンペーパーなどで水気を取り除きましょう。生野菜は水分が多いので入れないのがお勧めです。プチトマトなどは、ヘタに雑菌が多いので、ヘタを取ってよく洗ってから、水分切って入れてください。ご飯も同じです。ご飯には水分が付着すると雑菌が繁殖しやすくなります。そぼろご飯や混ぜご飯など、水分が多くなってしまうものは避けましょう。おかずに付ける調味料などは、別の容器に入れて食べる直前にかけるようにしてください。

 最後に気を付けるのは「しっかり加熱して冷ますこと」です。ちくわやさつま揚げ、ハムなどもそのまま入れず、あらかじめ加熱してから入れてください。卵や肉類もしっかり加熱することで、食中毒のリスクはグンと低くなります。

 照り焼きなどの味付けをするときは、調味料を入れた後も、しっかり加熱して汁気をできるだけとばしてください。加熱した後は、粗熱を取ってからお弁当箱へ。菌が繁殖するのは、37度近くといわれています。加熱したものは、しっかり冷まして、夏場は保冷剤を付けるのがお勧めです。

 私がお弁当のときによく使うのが、「梅混ぜご飯」です。梅干しをたたいてご飯に混ぜ込みます。日の丸弁当よりも、抗菌効果が高く、どこを食べても梅の味がするので子どもも喜んでいます。梅はとても優秀です。この「梅の殺菌効果」についても、ぜひお子さんに伝えてあげてください。また、梅と同じように殺菌に一役買ってくれるのが酢です。すし飯にすると、梅ご飯と同じように、殺菌効果が高まります。お肉を調理するときの味付けにも、梅やお酢を使うと、さっぱりした味になりますし、傷みにくくなります。

 日々のお弁当作りは本当に大変ですよね。今は自然解凍できる冷凍食品なども豊富にありますし、小さなゼリーを凍らせて保冷剤代わりに、入れておくというのも手です。この機会にお子さんと食中毒の話もして、よく手を洗うこと、変な臭いがしたら食べないことなども教えてあげてください。

(2022年6月18日付紙面より)

2022年06月18日
56 お悔やみ情報
  
2022年06月17日
57 春夫の遺徳、後世に 新宮LCが石碑寄贈 (新宮市)

 新宮ライオンズクラブ(新宮LC、金嶋正人会長)はこのたび、新宮市下本町の市文化複合施設「丹鶴ホール」敷地内の佐藤春夫筆塚に「佐藤春夫筆塚石碑」を寄贈した。16日には同所で除幕式があり、同LC会員や田岡実千年市長、速水盛康教育長、辻本雄一・佐藤春夫記念館長、(公財)佐藤春夫記念会の舩上光次代表理事ら約50人が出席。佐藤春夫(1892~1964年)の遺徳を再確認し、顕彰への思いを高める機会とした。

 「筆塚」は春夫没2年後の1966年、新宮LCが認証5周年を記念して旧市民会館前に建立。揮毫(きごう)は春夫の親友だった詩人の堀口大學が行い、佐藤千代夫人と堀口夫妻らが除幕した。塚の中には春夫愛用の毛筆と万年筆が納められている。

 「丹鶴ホール」の建設中に一時撤去していたが、施設完成に伴い同所に設置される運びとなった。

 このたびの寄贈は、同LCの認証60周年記念事業の一環。びょうぶ型の石に春夫が作詞した「新宮市歌」が刻まれている。

 金嶋会長は「市歌にある『人朗らかに情けあり』。この一節のような人でありたい。60周年を一つの契機に今後へのステップとして、地域の社会奉仕を大きな柱としてまい進していきたい」とあいさつ。

 目録を受け取った田岡市長は「市歌を刻んだ大変立派な石碑。昨年11月の筆供養の際に筆塚の後ろが殺風景という声もあった。今後はさらに雰囲気良く供養ができると思う」。

 辻本館長は春夫と堀口大學との生涯を通じた友情に触れ「市民として、2人の友情をさらに伝えていけたら」と述べた。

 同LCの前田良造・認証60周年大会委員長は、春夫の「望郷五月歌」に触れ「ふるさとを思い、愛する心はわれわれも同じ。これからもふるさとのために活動を行っていきたい」と誓いを新たにした。

(2022年6月17日付紙面より)

新宮LCが佐藤春夫筆塚石碑を寄贈した=16日、新宮市下本町
石碑には新宮市歌が刻まれた
2022年06月17日
58 一般会計補正予算など可決
 6月定例会で16議案審議  (太地町議会 )

 太地町議会(水谷育生議長、10人)の6月定例会が15日、同町役場議場で開会した。令和4年度町一般会計補正予算や条例の一部改正など16議案を承認・可決し一般質問に入った。

 開会に当たり、三軒一高町長が提案理由を説明。議案審議では専決処分として承認を求めた追加後の総額が44億4943万2000円となる令和3年度町一般会計補正予算などを承認した。

 町税条例の一部改正や、学童保育の保育料を無料とすると改めた町学童保育所設置条例の一部改正を可決。町学童保育所設置条例は7月1日から施行、平成30年6月1日から適用する。

 令和4年度町一般会計補正予算は既定の歳入歳出予算の総額にそれぞれ1億2248万4000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ35億7542万7000円とするもの。

 ▽町有林及び町有地伐採下刈等委託料▽産婦人科医師緊急確保対策事業分担金、妊産婦交通費・宿泊費用助成金(母子対策費)▽町が文化庁から特色ある食文化の継承・振興に取り組むモデル地域として指定されたことを受け、食文化ストーリー創出・発信事業(文化財保護費)―などが盛り込まれている。

 町によると、妊産婦交通費・宿泊費用助成金は、新宮市立医療センターの分娩(ぶんべん)休止期間に遠方の医療機関を受診した該当者に助成されるもの。

 漁野尚登議員は、食文化ストーリー創出・発信事業に対し「どのくらいの頻度でクジラを食べるのか。町民にアンケートをとってみては」。また、物価上昇を踏まえた施策など町の意向などを質問した。

 森岡茂夫議員は町有林、町有地伐採について「4年前の集中豪雨の時、木が揺れることによって一部の石垣が崩壊している。木の切り方には慎重になってほしい」などと求めた。

 現在、7月第3月曜日に制定されている国民の祝日「海の日」の7月20日への固定化を求める意見書の提出もあった。

(2022年6月17日付紙面より)

開会に当たり、三軒一高町長が提案理由を説明した=15日、太地町役場
2022年06月17日
59 空海の誕生を祝う
 阿弥陀寺で青葉まつり  (那智勝浦町 )

 弘法大師・空海の誕生を祝う「青葉まつり」が15日、那智勝浦町南平野の妙法山阿弥陀寺(谷宏之住職)で営まれた。護摩祈とうや先祖供養が行われたほか、参拝者が「お砂踏み」で、四国や西国の巡礼と同じ功徳を積んだ。コロナ禍の影響で、参拝者を招いての実施は3年ぶりとなる。

 大師堂で護摩祈とうと四国八十八カ所のお砂踏み、本堂で先祖供養と西国三十三所のお砂踏みがあった。お砂踏みは、巡礼の札所となる寺院の砂が布袋に入れられており、これを踏んでいくことで、巡礼したのと同じ功徳が得られるとされている。同寺の青葉まつりはおととしと去年、コロナ禍の影響で参拝者を招かずに行っていた。

 大師堂では、弘法大師・空海が42歳の頃の姿と伝えられる、等身大の大師尊像を開帳して行われた。谷住職が護摩をたき読経、参拝者や関係者がその周囲を巡り、お砂踏みを行った。当日は強い雨が降る荒天で、それにもかかわらず訪れた参拝者らは、手を合わせて一心に祈りながら、一つずつゆっくりと各札所の砂を踏んでいた。

 新宮市から訪れた40代女性は「青葉まつりに参加するのは初めて。もともと先祖供養で、こちらでお世話になっており、それがきっかけで参加した。お砂踏みは、一歩ずつ清められていくような感じだった。来られて良かったと思った」と話した。

 谷住職(65)は「少しずつ世の中で新型コロナが落ち着き、日常が戻ってきているので良かった。大師尊像も皆さんのおかげで解体修理ができ、開帳させていただいてありがたい。徐々にコロナ禍の前のように戻っていくことを願う」と語った。

 阿弥陀寺は平安初期の815年、弘法大師・空海が妙法山で修行し、西にある極楽浄土への入り口として開いたとされる。阿弥陀如来を本尊としたため、阿弥陀寺と名付けられたと伝わる。大師堂は和歌山県の指定文化財で、1509年に建てられている。大師尊像は1451年の作で、2020年に解体修理を終え、当初の彩色を取り戻したという。

(2022年6月17日付紙面より)

護摩をたき読経する谷宏之住職=15日、那智勝浦町南平野の妙法山阿弥陀寺
2022年06月17日
60 資質向上と習熟目的に
 5年目までの消防団員が基礎訓練  (県消防協会紀南支会 )

 三重県消防協会紀南支会基礎訓練が熊野市有馬町の市防災公園屋根付練習場であった。入団5年目までの消防団員が対象で、経験の浅い団員の資質向上と消防機械器具取り扱いの習熟が目的。通常は3年未満を対象とするが、新型コロナウイルス感染症の影響で過去2年の訓練が中止に。このため、対象範囲を拡大して3年ぶりの開催となった。

 参加団員は同市、御浜町、紀宝町各分団の60人。市消防本部職員12人が指導教官を務め、各団員はそれぞれが指示に従って訓練に励んだ。内容は基礎訓練が「集まれ」と「わかれ」の要領や、「停止」と「行進」での間隔の取り方。一方、器具取り扱い訓練では消防ホースを伸ばす展張(てんちょう)と収納および筒先の結合。筒先を持って放水姿勢を取り、消防ポンプの取り扱い説明も受けた。最初は戸惑う団員もあったが、繰り返すうちに動きもスムーズに。住民の生命と財産を守る自覚を深めていった。

 訓練はコロナ感染症拡大予防のため、内容を簡素化してマスク着用で実施。紀南支会の橋本智英支会長は「各分団でも独自に訓練をしているが、一堂に集まってやれば効果が全然違うし、団員同士の連帯感や絆も深まる」と述べ、訓練の成果を期待した。

(2022年6月17日付紙面より)

筒先を持って放水姿勢を取る=熊野市の防災公園屋根付練習場
2022年06月17日
61 水口旭君が全日本に挑む
 少年剣道優勝大会県選考会  (三輪崎剣道クラブ )
2022年06月17日
62 3人が全国や近畿大会へ
 和歌山県空手道選手権大会  (拳武館新宮 )
2022年06月17日
63 丸山・中平ペアらが全国、近畿へ
 小学生ソフトテニス選手権大会県予選会  
2022年06月17日
64 野球を好きになって
 神倉少年野球クラブが体験会  (新宮市 )
2022年06月17日
65   
2022年06月17日
66 岡本太郎が見た「河内祭」  Gきのくにで常設展示中  (串本町 )
2022年06月17日
67 商品券発行など11事業を実施  地方創生臨時交付金活用事業  (古座川町 )
2022年06月17日
68 道路かさ上げが進行  浸水被害軽減目指す  (新宮市熊野川町 )
2022年06月17日
69 ご当地ナンバーや公共交通質す  那智勝浦町議会一般質問㊦  
2022年06月17日
70 楽しく作った初の作品展  喫茶きよもん、29日まで  (公民館陶芸サークル「あおぞら」 )
2022年06月17日
71 柴田さん宅のアジサイなど見頃  オープンガーデン栃の木  (那智勝浦町 )
2022年06月17日
72 土長さん新日春展で入選  19日まで堺市で展示  
2022年06月17日
73 大たいまつ作り進む  「那智の扇祭り」控え  (熊野那智大社 )
2022年06月17日
74 道路歩行や自転車利用  児童が交通安全を学ぶ  (成川小 )
2022年06月17日
75 矢渕中裏山で防災対策  紀宝町議会一般質問(終)  
2022年06月17日
76 不審な電話・訪問に注意を  見守り隊と紀宝署が啓発  
2022年06月17日
77 お悔やみ情報