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2021年10月31日
1 地域盛り上げる一助に 本宮郵便局が風景印一新 (熊野本宮大社)

 田辺市本宮町の熊野本宮大社(九鬼家隆宮司)で29日、本宮郵便局(同町本宮)で押印される風景印第一号の奉納奉告祭があった。九鬼宮司や同郵便局の西清隆局長らが参列。新風景印の使用開始を祝った。

 風景印(風景入通信日付印)は郵便局に配備されている消印の一種。1937年に制度が創設され、同年7月に現在の富士山頂郵便局と富士山北郵便局で使用が開始された。

 局名と押印年月日欄と共に、地域の名所旧跡や観光地などにちなむ図柄が描かれている。通常の消印とは異なり、郵便窓口などで利用者から申し出があった場合に押印する。

 本宮郵便局でも、1995年ごろの開局と同時に風景印の使用を開始。28日をもって同大社旧社地・大斎原が描かれた旧風景印を廃止し、29日から同大社の社殿・大斎原の大鳥居・八咫烏を題材にしたデザインに一新した。

 この日、奉納されたのは初日1番印の特別祈念押印と印のデザイン画など。同郵便局によると、すでに全国から1000通を超える押印依頼があるという。

 同大社境内に八咫ポストが設置されたのが2009年の10月29日。設置からちょうど12年後の新風景印使用開始を受け、九鬼宮司は「多くの人が風景印を押して熊野の地に思いをはせていただける。コロナ収束後には参詣や観光で熊野に訪れてくれる人が増えるのでは」と感謝。

 西局長に対し「多くの方々の思いがこもった郵便を、それぞれの場所に思いを込めて届けてほしい」と伝えた。

 西局長は「コロナ禍の中、どうにかして活性化に協力できないか思案し、一生懸命デザインを考えた。今後も大社や地域と一体となって本宮町を盛り上げていきたい」と話した。

 同大社の八咫ポストに投函したはがきについては田辺郵便局にて処理されるため風景印は押印されない。風景印押印を希望する人は本宮郵便局窓口で申し出るか、押印の指示内容や連絡先を明記し、返信用封筒(返送先を明記し必要な切手を貼付したもの)などを送付する。問い合わせは本宮郵便局(電話0735・42・0050)まで。

(2021年10月31日付紙面より)

風景印デザイン画を手に(右から)九鬼家隆宮司、西清隆局長=29日、田辺市本宮町
新風景印の初日1番印
2021年10月31日
2 関係機関が協働し清掃
 ごみ散乱防止強化月間  (新宮市 )

 2020年に施行された「和歌山県ごみの散乱防止に関する条例」に伴い、東牟婁振興局は29日、新宮市高田地内の国道168号で管内関係機関と協働して清掃作業を実施した。環境省吉野熊野国立公園管理事務所や市生活環境課、同振興局の新宮建設部や地域振興部、県庁廃棄物指導室、新宮保健所衛生環境課から15人ほどが参加し、国道ののり面付近に散乱するごみを回収した。

 条例の施行を受けて、今年から毎年10月が「和歌山県ごみの散乱防止強化月間」に指定されている。県によると、同所のごみは車から捨てられている可能性が高く、ペットボトルや缶、瓶、弁当などの食べ物から出るプラスチックごみなどが多いという。

 今回のメンバーでの清掃は2度目。職員らは急な斜面を下り、のり面に廃棄されたごみを燃えるごみと燃えないごみに仕分けながら、作業に汗を流した。

 新宮保健所衛生環境課の堀内達司課長は「県では不法投棄への対策として、これまで168号沿いにごみ箱の設置などを行ってきた。ごみが捨てづらい環境をつくるために以前から撤去作業も実施している。今後も継続していきたい」と話していた。

 この日回収したごみの量は約400㌔(軽トラック5台分)にも上った。

(2021年10月31日付紙面より)

国道168号ののり面付近でごみを回収する職員ら=29日、新宮市高田
2021年10月31日
3 花いっぱいに飾り付け
 7校が協力「丹鶴ホール」  (新宮市 )

 新宮市下本町の市文化複合施設「丹鶴ホール」建物沿いに、市内7校が育てた花プランターが設置され、施設に彩りを与えている=写真

 「令和3年度花いっぱい運動」の一環。和歌山県誕生150年や、30日開幕の「紀の国わかやま文化祭2021」への機運を盛り上げ、観光客らを温かく迎えるため、各学校が協力した。

 協力者は▽市立神倉小学校▽市立城南中学校▽市立緑丘中学校▽市立高田中学校▽県立新宮高校▽県立新翔高校▽県立みくまの支援学校―の児童・生徒の皆さん。プランターは同文化祭期間中、11月21日(日)まで設置される。

(2021年10月31日付紙面より)


2021年10月31日
4 和歌山県ナース章  本紙エリアから2人受章  
2021年10月31日
5 地元3校は変わらず  22年度県立高校募集定員  (和歌山県 )
2021年10月31日
6 お化けや魔法使いに変身  各保育所でハロウィーン行事  (那智勝浦町 )
2021年10月31日
7 ちびっ子お化けが大集合  太地こども園と南紀園  
2021年10月31日
8 熊野緑会が手作りお菓子贈呈  はまゆう、木の川両こども園に  (新宮市 )
2021年10月31日
9 仮装施しゲームを楽しむ  新木保育園でハロウィーンパーティー  (新宮市 )
2021年10月31日
10 サツマイモの収穫を楽しむ  ブライトライフが紀南学園生招き  (御浜町 )
2021年10月31日
11 英語で「お店屋さんごっこ」  うどの幼稚園で保護者参観  (紀宝町 )
2021年10月31日
12 紀の宝お食事券の販売開始  町民限定で1人1セット  (紀宝町 )
2021年10月31日
13 国民の審判はいかに  31日、舌戦終え投開票  (衆院選 )
2021年10月31日
14 お悔やみ情報
  
2021年10月24日
15 市長選、田岡実千年さんが4選
 市議補選は大石元則さんが当選  (新宮市 )

新宮市長選挙 10月24日22時01分確定



当落得票数候補者名年齢党派現元新
6,984田岡実千年60
5,944松畑  玄49
3,596上田 勝之56


当日有権者数 23,582人

投票者数 16,789人

無効投票数 264票

投票率 71.19%

  □     □

新宮市議会議員補欠選挙 10月24日22時25分確定【定数1】



当落得票数候補者名年齢党派現元新
7,234大石 元則67
5,340中山 忠吏51
3,005月輪 匡克54


当日有権者数 23,582人

投票者数 16,785人

無効投票数 1,205票

投票率 71.18%


2021年10月24日
16 自慢のしめ縄を作ろう
 緑丘中育友会がもの作り講座  (新宮市 )

 新宮市立緑丘中学校(宮本雅史校長)育友会(小田島佳会長)、文化部(堅田裕見子部長)は21日夜、同校図書館でもの作り講座「しめ縄作り」を開催した。同校生徒の保護者や教職員ら10人が参加。堅田部長からわらの扱い方などを学び、それぞれ趣向を凝らしたしめ縄作りに取り組んだ。

 昨年、新型コロナウイルス感染症の影響で文化祭の開催を中止とした同校。代わりに文化芸術鑑賞会(文化芸術による子供育成総合事業)の実施をもって終えた。今年は11月2日(火)の開催を予定しており、同会文化部が作ったしめ縄は文化祭に併せ校舎内に展示するという。

 同市元鍛治町で自営業を営む傍ら「御燈祭(おとうまつ)り」で上(あ)がり子たちが履く草鞋(わらじ)の制作を担う堅田部長。この日は堅田部長が事前に用意したわらを編む工程からスタート。参加者らはまずタオルを使って編み方を学び、試行錯誤しながら縄状にしていった。

 その後、参加者らは円形に整えた縄に、それぞれ好みの折り紙で作った扇や紙垂(しで)、水引、百円均一で購入した造花などで飾り付け。正月らしいものやクリスマスシーズンでも飾れるようなリース風のものなど、個性あふれるオリジナルのしめ縄を完成させた。

 小田島会長は「新型コロナの影響で保護者同士、交流を図ることも困難だったが、このたびやっと機会を設けることができた。わらに触れることは少なく貴重な体験。子どもたちに教えられる機会があればと思う。(展示が終わったしめ縄は)もちろん家に飾って自慢します」と笑顔で話した。

(2021年10月24日付紙面より)

自慢の作品を手に「はい、ポーズ」=21日夜、新宮市立緑丘中学校
堅田裕見子部長(左端)からしめ縄作りを学ぶ参加者ら
2021年10月24日
17 介護保険で笑顔支える
 いきいきサロン三四朗  (那智勝浦町 )

 勝浦三区と四区が中心となって立ち上げた「いきいきサロン三四朗」(松本一良代表)は18日、那智勝浦町勝浦のコミュニティ消防センターで10回目となるサロンを開いた。同町在住の元ケアマネジャーの湯峰アヤコさんが「みんなの笑顔をささえる介護保険」と題し講話を行い、参加した20人は介護保険の詳細や各サービスの種類などを学んだ。

 はじめに同サロン役員で防災士の藤社和美さんが災害から身を守るため、プロのノウハウとして「家具の転倒や物の落下による負傷を回避するため、自宅や職場では胸より高い位置に物を置かない」「断水になった際の生活用水として使用するため、自宅の浴槽の水を空にしない」「地震が発生したら、落下物から身を守り、揺れが収まってから出口へ向かう」「消火器を日頃からそばに置き、料理中の場合、火の始末は激しい揺れが収まってから」などを紹介した。

 藤社さんは「何回も同じことをお話ししますが全て重要なこと。パニックにならずに、冷静に行動ができるようになってほしい」と話した。

 湯峰さんは▽介護保険制度を運営する市町村(保険者)と40歳以上の対象者(被保険者)、県などの指定を受けたサービス事業者、介護予防や地域の高齢者の総合的な相談の拠点である地域包括支援センターとの関係▽介護保険のしくみ▽介護保険料▽利用者の負担▽在宅サービスの費用▽利用の手順▽在宅サービスや施設サービス―などを解説した。

 湯峰さんは「今後も那智勝浦町で安心して年を重ねていくためにも介護保険を知って、利用していただければ。分からないことや不安なことがあれば、町地域包括支援センターに相談してください」と締めくくった。

(2021年10月24日付紙面より)

介護保険について学ぶ参加者=18日、那智勝浦町のコミュニティ消防センター
湯峰アヤコさん
2021年10月24日
18 5カ月間の集団接種が終了
 対象者の約57%が利用  (紀宝町 )

 紀宝町生涯学習センターまなびの郷で、5月15日から5カ月間にわたって実施してきた新型コロナウイルスワクチンの集団接種が今月17日に終了した。町内12歳以上の接種対象者9800人に対し、約57%に当たる1回目5607人、2回目5578人が集団接種を利用した。

 接種は80歳以上の高齢者から開始し、毎週土、日曜日に実施。密にならないよう1日12回ほどに分けて、最大360人を受け入れた。

 紀南病院や町内医療機関、在宅の看護師と医師の協力を得て、役場職員を加えた30人態勢で運営。感染症対策を徹底した集団接種会場では、サーモグラフィーで検温した対象者をスタッフが会場に案内し、予診票に記入漏れがないか確認。予診室で医師が問診し、看護師が接種を担当してきた。

 今月18日には役場職員4人がいすや机などを消毒し、会場の撤収作業を行った。

 町担当課では「集団接種は終了しましたが、町内医療機関で個別接種を行っており、予約は紀宝町ワクチン接種専用ダイヤルで一括して受けています」と話している。町ワクチン接種専用ダイヤル(電話0735・33・0363)では平日午前9時から午後5時まで接種予約を受け付けている。

(2021年10月24日付紙面より)

撤収作業に取り組む職員=18日、紀宝町の生涯学習センターまなびの郷
2021年10月24日
19 新翔が快勝、2回戦へ
 新宮、串本古座は敗れる  (高校サッカー和歌山大会 )
2021年10月24日
20 ウィズ・コロナの経営手法  三科公孝さんがDXについて講話  (新宮市 )
2021年10月24日
21 思い思いに楽しく作製  中央児で「ハロウィンカードをつくろう」  (新宮市 )
2021年10月24日
22 元気いっぱいの姿見せる  天満保で第69回運動会  (那智勝浦町 )
2021年10月24日
23 ハロウィーンをテーマに  華道部がフラワーアレンジ  (新宮高校 )
2021年10月24日
24 思いやりと助け合い大切に  新宮警察署防犯学童軟式野球大会  (新宮市 )
2021年10月24日
25 かじ取り役は誰に?  24日、有権者の審判  (新宮市長選・市議補選 )
2021年10月17日
26 河上敢二さん、無投票で5選
 熊野市長選  

 任期満了に伴う熊野市長選挙が17日告示され、現職の河上敢二さん(65)=無所属=以外に立候補の届け出がなく、河上さんが無投票で5回目の当選を果たした。


2021年10月17日
27 神馬渡御式、厳粛に 熊野速玉大社例大祭「新宮の速玉祭」 

 国の重要無形民俗文化財(重文)の指定を受ける熊野速玉大社(上野顯宮司)の例大祭「新宮の速玉祭(はやたまさい)」の神馬(しんめ)渡御式が、15日午後から営まれた。主神の熊野速玉大神(くまのはやたまのおおかみ)の御神霊を上野宮司が懐に抱き、弓、剣などの神宝を手にした神職が神社関係者らと共に阿須賀神社へと向かった。

 例年なら多くの参拝者が列を成し、まちなかを練り歩く神馬渡御式。今年は新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から昨年同様、参列者を例年の5分の1程度とし順路を短縮して斎行した。

 阿須賀神社での神事後、御神霊を神馬に奉安して熊野速玉大社へと還御。本殿に奉安して神事を行った後、再び御神霊を神馬へと遷(うつ)し、熊野川河原の乙基(おとも)の御旅所(おたびしょ)へと渡御した。御旅所では、「杉ノ仮宮」に御神霊が遷されると、神子が「鈴剣の舞」を舞って御神霊を鎮めた。

 その後、熊野権現が新宮鎮座に向かう途中に大島地区の権現島で休憩を取ったという伝承に基づき、串本町大島地区の代表と水門(みなと)神社総代により献上された権現島周辺で捕れたタイとススキの穂、「オミタマ」という特別な神饌(しんせん)などが供えられ、赤々と燃え盛るたいまつの明かりを受けて、上野宮司が神恩感謝、皇室、国家の安泰と新型コロナウイルスの収束、世界平和への祈りをささげた。

 今年の神子は昨年に引き続き、石原凜さん(神倉小5)と前川真由さん(同)の2人が務めた。

(2021年10月17日付紙面より)

御神霊を乗せ御旅所へと向かう神馬=15日、新宮市の熊野速玉大社
御旅所で祝詞を奏上する上野顯宮司
2021年10月17日
28 新駅舎で初の避難訓練
 南海トラフ想定し森浦地区で  (太地町 )

 太地町は15日、同町の本浦を除く森浦地区を対象に今年5月末に竣工(しゅんこう)した駅舎防災複合施を初めて使用した津波避難訓練を実施した。発生が懸念される南海トラフ巨大地震を想定し、地区住民らが真剣に訓練に取り組んだ。

 今回の訓練は午前9時に震度7の地震が発生し、大津波警報が発令されたことを想定。対象人数は173人98世帯で、防災行政無線の放送を受け、33人が地区内にある津波浸水域外の一時避難所6カ所に避難した。

 警報解除後、駅舎防災複合施設に近い住民は徒歩で、遠い住民はバスで施設に駆け付けた。2階の防災施設兼集会所に集合し、施設の案内や炊き出し訓練が行われた。

 施設2階は12㍍あり、想定津波高より4㍍高い。一時避難人数は200人を想定し、多機能トイレや自家発電機、避難階段を完備。集会所内には避難時に必要な水や備品が保管できる住民専用の棚も設置されている。

 新型コロナウイルス感染症対策を講じた上で、町職員が非常食などについて説明。住民28人はアルファ米の炊き出しに取り組み、試食も行った。

 同町担当者によると、集会所は平常時、施錠されていて、鍵の管理の問題もあるため、震度感知式の鍵ボックスを設けるという。鍵ボックスは震度5弱以上の揺れを感知すると、ボックスの扉が開き、鍵が取り出せるもの。12月末に設置予定。

 町総務課で防災係の山下真一企画員は「災害は夜間や悪天候にも発生するため注意が必要。今日、皆さまが避難に要した時間は良い結果でした。南海トラフによる津波は最大13㍍、3分ほどで到達するともいわれている。安全な高台に素早く避難し、自身の命を守ることが重要。普段から防災意識を高めておいてください」と講評した。

 由谷唯吉区長は「施設は広く、雨風もしのげて、食料の備蓄もしてくれており感謝している。自分の命は自分で守る必要がある。落ち着くまで山などの高台に逃げた後に、施設へ向かう。その後は地域福祉センター梛(なぎ)に移動することも視野に入れている」と話した。

 なお、町内一斉の避難訓練は新型コロナウイルス感染症の現状を鑑みながら、計画を進めており、実施は来年初めを予定しているという。

(2021年10月17日付紙面より)

非常食の炊き出し準備を行う住民ら=15日、太地町の駅舎防災複合施設
施設に避難する住民ら
2021年10月17日
29 地域ぐるみで詐欺被害撲滅へ
 見守り隊と紀南高生が街頭啓発  (紀宝、御浜町 )

 「特殊詐欺撲滅の日」の15日、紀宝町と御浜町で街頭啓発活動があった。両町のスーパーで啓発チラシを配布し、来店者に声掛けするなどして地域ぐるみで詐欺被害撲滅を呼び掛けた。

 紀宝町高齢者地域見守り隊(小田原徳子代表)は、同町鵜殿の主婦の店で啓発活動を行い、買い物客に詐欺被害に遭わないよう呼び掛けた。

 高齢者を被害から守る取り組みで、毎月実施している。年金は偶数月の15日に振り込まれるため、特に注意を促す狙いがある。

 この日は、はがきやメールによる架空請求、火災・地震保険を勧誘する業者とのトラブルについて書かれたチラシと、啓発物品のウェットティシュを配り、買い物客に声を掛けていった。

 チラシによると、「火災保険が使える」などを誘い文句に故意に屋根を壊し、「保険金の請求は任せて」と勧誘するトラブルが増えているという。不審なことがあれば、加入している保険会社へ連絡するよう呼び掛けている。

 御浜町では、紀南高校生徒会(大西輝人(きらと)会長)の役員4人、同町防犯委員、紀宝署の署員が参加し、パーク七里御浜ピネで実施した。

 生徒らは「特殊詐欺に気を付けてください」などと来店者に呼び掛け、全国地域安全運動、還付金詐欺の手口などを記したチラシ2枚と啓発物品を配布した。

 還付金詐欺のチラシは「STOP!ATMでの携帯電話の使用」と題し、「公的機関が電話で還付のために、ATMの操作を求めることはありません」「家族構成や口座番号など、個人情報を尋ねることはありません」などと記している。

(2021年10月17日付紙面より)

買い物客にチラシを手渡した=15日、紀宝町鵜殿
啓発活動に取り組んだ紀南高校生徒会役員ら=同日、御浜町
2021年10月17日
30 緊急時に備え知識深める  千穂第一地区民児協が救命学習会  (新宮市 )
2021年10月17日
31 「明るく豊かなまちへ」  市長選立候補予定者3人招き公開討論会  (新宮JC )
2021年10月17日
32 宇久井半島の歴史を学ぶ  宇久井中1年が校外学習  (那智勝浦町 )
2021年10月17日
33 17日告示、無投票の公算大  現職のみが立候補を表明  (熊野市長選 )
2021年10月17日
34 さぁ、明日(17日)告示  三つどもえの戦いか  (新宮市長選・市議補選 )
2021年10月17日
35 お悔やみ情報
  
2021年10月10日
36 海の役割や船員の仕事学ぶ
 宇久井小6年が「海の教室」  (勝浦海事事務所 )

 青少年に海への関心を高めてもらうことを目的とした「海の教室」が8日、那智勝浦町と太地町を舞台に開かれた。那智勝浦町立宇久井小学校(芝﨑勝善校長)の6年生16人が和歌山県漁業協同組合連合会勝浦市場や太地町立くじらの博物館の見学、遊覧船による紀の松島めぐりを通じ、海が人々の生活に果たす役割や船員の仕事について学んだ。

 国土交通省近畿運輸局勝浦海事事務所、紀南海運協会、公益社団法人近畿海事広報協会が主催。「海の月間」(7月1~31日)の協賛行事として毎年実施している。

 勝浦市場の展望スペースに到着した児童は、ずらりと並んだ生マグロの入札が行われている様子を見学。県漁連の仲立己さんがマグロの種類や鮮度の見分け方、漁師・仲買人の仕事について解説した。

 勝浦海事事務所の大藪晃介さんによる「海の仕事講座」では、海外との貿易の99・7%、国内貨物輸送の44・3%を船による海運が担っていることを紹介。「石油や石炭などの資源は全て船で運んでいて、船はみんなの暮らしや日本の産業を支えている」と話した。

 その後は遊覧船「くじら号」に乗って紀の松島めぐりに出発。くじらの博物館では迫力のクジラショーを楽しみ、生態を間近で観察した。

 教室を終えた平根優大君は「漁をしたり、物を運んだり、海にはいろいろな仕事があることが分かった。イルカやクジラがどんなものを食べているのかも知ることができた」。澤花恋さんは「普段船に乗らないので、紀の松島めぐりでは船が揺れてちょっと怖かったけれど、楽しかったです」と話していた。

(2021年10月10日付紙面より)

巨大クロマグロのパネルの前で記念撮影=8日、那智勝浦町築地
紀の松島めぐりに出発
2021年10月10日
37 児童のために一体で
 三輪崎小で土入れ・整地作業  (新宮市 )

 新宮市立三輪崎小学校(嶋田雅昭校長)は8日、同校グラウンドの土入れと整地作業を行った。教職員や同校育友会(左東留美会長)、学校運営協議会(仮屋宏会長)、市教育委員会から約30人が参加し、土をならすなどして子どもたちのために汗を流した。

 30日(土)に開催する運動会を前に、児童が安全、快適に運動や競技に取り組むことができるようにとの思いから実施。新型コロナウイルス感染防止のためマスクの着用や手指消毒、検温などの対策を施して行われた。

 この日は数回に分けて運ばれた10~12㌧の土をショベルカーでグラウンドに下ろすと、参加者は地ならしトンボなどを使用して丁寧にならし、石を取り除きながら協力して作業に取り組んだ。

 左東会長は「これまで凸凹や砂が多いなどで、走りにくかったという児童の声があったので、実施できてよかったです。子どもたちには新しい土の上で存分に力を出し切れる運動会にしてほしい」。

 仮屋会長は「コロナ禍で活動も少なかったため、久しぶりに地域、学校、保護者が一体となることができた。子どもたちにとっては祭りも中止となり、寂しい思いをしていたと思うので、運動会では発散してもらいたいですね」と話した。

 嶋田校長は「『児童のために』という気持ちで保護者の方々が協力してくださり、非常にありがたく思います。日頃の活動にもお世話になっており、今後も学校と保護者の皆さんとの連携を深めていければ」と感謝していた。

(2021年10月10日付紙面より)

協力して整地作業を行う参加者=8日、新宮市立三輪崎小学校
2021年10月10日
38 味と香り、抜群に
 香酸かんきつ「新姫」の収穫始まる  (熊野市 )

 熊野市ふるさと振興公社(理事長・河上敢二市長)=同市紀和町板屋=は7日、同町内の「長野ほ場」26㌃で市特産の香酸かんきつ「新姫(にいひめ)」の収穫作業を始めた。作業は11月下旬ごろまで続く。

 新姫は熊野市で発見され、同市のみで栽培される。直径500円硬貨ほどの大きさで2007年から栽培を始め、09年から収穫と販売が始まった。果実には高血圧抑制作用があるとされる「ノビレチン」や、がん予防や血糖値上昇抑制に効果があるという「ヘスピリジン」などが含まれる。市内に約7㌶の栽培面積があり、昨年の収穫量は21㌧。今年も同量の収穫を見込み、作業は11月下旬までの予定。長雨の影響か、今年は果実がやや小粒というが、公社の今西孝典さん(48)は「味と香りは抜群。9日から生果実の販売を始めるので、多くの人に求めていただきたい」と希望。今年は大きさで分別して販売することも検討しているそうだ。

 新姫は絞って料理にかけるほか、サイダー、ポン酢、ドリンク、キャンディー、ドレッシングなどさまざまに加工されて同公社のほか鬼ヶ城センター、熊野市駅前特産品館、市内や近隣の道の駅など7店舗で販売する。今西さんは「鍋物や焼き魚にぴったり。焼酎にもぜひ」と勧めた。

 問い合わせは市ふるさと振興公社(電話0597・97・0640)まで。

(2021年10月10日付紙面より)

始まった「新姫」の収穫作業=7日、熊野市紀和町の長野ほ場
2021年10月10日
39 シルバー事業の周知図る
 人材セ会員らが奉仕活動  (新宮市 )

 公益社団法人新宮市シルバー人材センター(山本啓造理事長)は9日、市内で清掃奉仕を実施した。約50人の会員らが参加。市役所や市立医療センター、浮島の森、徐福公園周辺で剪定(せんてい)や草刈り、ごみ拾いなどの活動を展開した。

 全国シルバー人材センター事業協会では、毎年10月を「シルバー人材センター事業普及啓発促進月間」、第3土曜日を「シルバーの日」として一層の事業発展、拡充を図るため、全国一斉に啓発活動を強化している。

 1995年に事業を開始した市シルバー人材センターでは、翌96年から市内の清掃奉仕活動を展開。ボランティア活動を通して社会に貢献する機会としている。

 市役所第1駐車場では奉仕活動に先立ち、山本理事長が「今日は天候にも恵まれた。よろしくお願いします」とあいさつし、会員らの参加に感謝。

 激励に訪れた田岡実千年市長は、全国的に少子高齢化が進み、同市でも高齢化率が37%を超えるなど、将来的な労働力の不足が懸念されていると現状に触れ「高齢者の就業機会の確保・提供を行うシルバー人材センターの果たす役割は重要。健康で生きがいのある生活の実現と地域福祉の向上のため、引き続きご協力を」と呼び掛けた。

 この日、会員らは清掃奉仕のほか、同市橋本のイオン新宮店と同市丹鶴のオークワ新宮仲之町店で啓発活動を実施。チラシや啓発物資の配布を通してシルバー事業の周知を図った。

(2021年10月10日付紙面より)

剪定や草刈りなどの清掃奉仕を実施した=9日、新宮市役所
2021年10月10日
40 助け合って人とつながる  神倉小で「赤い羽根共同募金」の授業  (新宮市 )
2021年10月10日
41 うめの花賞に入賞  川口統士君(神倉小1年)、浦畑真菜さん(北山小5年)  (わかやまの山村絵画コンクール )
2021年10月10日
42 ヤマジノホトトギス  新宮市・高野坂で咲く  
2021年10月10日
43 登校中に地震が発生したら  勝浦小校区で避難訓練  (那智勝浦町 )
2021年10月10日
44 体験通して川舟の現状学ぶ  生涯現役スキルアップセミナー  (新宮市 )
2021年10月10日
45 高齢者が手掛けた作品並ぶ  わたしの作品展・写真展  (御浜町 )
2021年10月10日
46 自分らしく過ごせる社会に  小栗須釉椛さん(矢渕)が優秀賞  (中学生のメッセージ )
2021年10月10日
47 書部門の入選決まる  和歌山県美術展覧会  
2021年10月10日
48 お悔やみ情報
  
2021年10月03日
49 特選3作品が決定
 ふるさと自慢写真コンクール  (南紀くろしお商工会 )

 南紀くろしお商工会(森川起安会長)の商業振興部会(須川晴夫部会長)が那智勝浦町と太地町の小・中学生から募集していた「ふるさと自慢写真コンクール」の表彰式が2日、那智勝浦町のJR紀伊勝浦駅であった。

 コンクールは地域の子どもたちにふるさとの良さを写真によって再認識してもらおうと始まった。今年で17回目。118作品が集まった。特選には下原咲和(さわ)さん(勝浦小5)の「海を行くゴジラ」、角拓利(たくと)君(勝浦小6)の「貴久の滝」、小賀実樹君(市野々小5)の「六地蔵と那智の滝」が選ばれた。

 表彰式には下原さんと小賀君が出席。森川会長とJR新宮駅の小林豊係長が、2人に賞状と記念品を手渡した。

 森川会長は保護者やJR西日本に対し感謝を述べ、「コロナ禍の中でも多数の応募があった。子どもたちのエネルギーが頼もしい。皆さまの写真を通して、地域の良いところをたくさん知ってもらうことで地域が良くなります」。

 商業振興部会の木下勝之副部会長が「素晴らしい写真、喜んでいます。これからもコンクールに期待されるものが大きくなっていくと思う」など祝いの言葉を贈った。

 自分用のカメラで普段から景色の撮影などを行う下原さんは「去年も参加しましたが、入選に入ることもできなかった。特選を取ることができてうれしい」と笑顔で話した。

 これまでも同コンクールに参加したことがあるという小賀君は「三重の塔を撮影する人も多いが、今回はお地蔵さまと滝を撮るほうが良いと思った。写真を撮影するのは好き。次回もやってみたい」と話していた。

 特選には同商工会の商品券のほか、JR新宮駅、和歌山県漁連勝浦市場、一般社団法人那智勝浦観光機構(NACKT)、南紀勝浦温泉旅館組合、那智黒総本舗から副賞が贈られた。

 入賞作品23点はJR紀伊勝浦駅舎2階に展示中。那智勝浦ロータリークラブのカレンダーにも掲載される予定。

(2021年10月3日付紙面より)

式典に出席した小賀実樹君(前列左)と下原咲和さん=2日、那智勝浦町のJR紀伊勝浦駅
2021年10月03日
50 地域社会の形成などを支援
 串本町と包括連携協定締結  (第一生命保険株式会社 )

 第一生命保険株式会社和歌山支社新宮営業オフィス(林田祥道オフィス長)が1日、串本町と地域社会形成などに係る包括連携協定を締結した。林田オフィス長はまず健康増進分野で支援するとし、この連携を足掛かりにし同町の全国発信など協働の幅を広げていきたいと意気込んでいる。

 同社は事業の舞台となる地域の諸課題解決の力になりたいという思いで自治体や公共機関との協定締結を重ねている。同オフィスの協定締結は昨年10月に新宮市と締結した高齢者見守りに関する協定に続いて2例目。包括連携協定としては県南部初で、同支社エリア内では橋本市、紀美野町、かつらぎ町、高野町、九度山町に続いて6例目になるという。

 この日は同町役場で締結式があり、林田オフィス長と田嶋勝正町長が同協定書に署名。同支社の古矢直人副支社長ら社員4人も立ち会い見届けた。田嶋町長は町として取り組まなければならない事柄を網羅する形での協定締結に感謝し、ウィズ・コロナ下の行政には大変な面もあろうが協定の力も借りて向上に傾注したいとして協力を求めた。

 連携事項は▽健康増進▽ワーク・ライフ・バランスの推進▽子育て支援・保育対策▽青少年育成・教育▽ライフプランサポート▽高齢者支援▽スポーツ振興▽産業振興・中小企業支援▽環境保全▽町政情報の発信▽その他地域社会の活性化および町民サービスの向上―の11項目で、いずれも保険業法上許容される範囲での協力としている。締結を見届けた古矢副支社長は「町民の皆さまの期待に応える決意を新たにした」と述べ、健康増進の支援をスタートとして同協定に掲げるさまざまな分野へと連携を広げるための協議を今後も続けることを両者に期待した。

 同オフィスは現在、新宮市との協定内容の拡充や那智勝浦町との協定新規締結も調整中。串本町との連携の足掛かりとする健康増進分野の支援は健診事業の概要や実施日程などを案内し受診を後押しする内容で、独自制作したチラシを配る形で近々始めるという。同支社はこの日、締結の縁で感染症予防資材(マスク、ペーパータオル、消毒液)の寄贈を別途申し出た。

(2021年10月3日付紙面より)

包括連携協定を締結した田嶋勝正町長(右から2人目)や林田祥道オフィス長(同3人目)など=1日、串本町役場
2021年10月03日
51 支え合う気持ち養う
 高田小で「赤い羽根共同募金」の授業  (新宮市 )

 新宮市立高田小学校(大家淳志校長、児童6人)で1日、赤い羽根共同募金についての授業があった。市社会福祉協議会生活支援コーディネーターの福島圭さん、地域福祉部の植地美貴さんと戸村早希さんが来校し、募金を行う意味や取り組みなどについて講話した。

 子どもたちに募金の大切さや、人として支え合いや優しい気持ちを養ってもらおうと初めて実施。今後は市内の小学校で授業を計画している。

 植地さんと戸村さんは、共同募金には緑や青、黄、白、黒など全7種類があることを紹介。「募金は色によってそれぞれに意味があり、全て人に関わるもの。その中で、赤い羽根は福祉や災害支援のために活用されています」と説明した。

 その後、2人は同募金の成り立ちを表現した手作りの紙芝居「赤い羽根共同募金ってなぁに?」を読み聞かせ。募金は町づくりや人とのつながりに重要な役割を担っていると語り「私たちが暮らす町には赤い羽根共同募金でできている支え合いがいっぱいあります。そのことを忘れないでくださいね」と呼び掛けた。後半には子ども食堂や食事を作るのが困難な高齢者への弁当の配布、サロン活動など、さまざまな状況で役立てられていることを伝えた。

 授業を終え、児童は「いろんな種類の募金があることが勉強になった」「改めて助け合いが大切だと分かった」「私も少しでも役に立ちたいと思った」などの感想を伝えた。

 戸村さんは「子どもたちが熱心に聞いてくれている姿を見て、うれしかったです。共同募金の仕組みに興味を持ってもらい、いろんな人に伝えていってもらえれば」と話していた。

(2021年10月3日付紙面より)

紙芝居で赤い羽根共同募金について説明する植地美貴さん(左)と戸村早希さん=1日、新宮市立高田小学校
講話に耳を傾ける児童ら
2021年10月03日
52 県内全団体が早期健全化基準未満  令和2年度決算に係る健全化判断比率など公表  (和歌山県 )
2021年10月03日
53 避難するために筋力を  いきいきサロン三四朗  (那智勝浦町 )
2021年10月03日
54 全員で喜び、笑顔で楽しむ  北山小・中ときたやま保が運動会  
2021年10月03日
55 元気いっぱい汗流そう  勝浦認定こども園で運動会  
2021年10月03日
56 交流の場に笑顔広がる  町内の各施設が再開  (紀宝町 )
2021年10月03日
57 「距離は遠く、心は密に」  新高祭2021盛り上がる  
2021年10月03日
58 お悔やみ情報