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2021年07月11日
1 初の大編成部門に挑戦
 コンクールに向け練習に熱  (新翔高校吹奏楽部 )

 新宮市の県立新翔高校吹奏楽部(西浦久博顧問、木下綾子部長)の部員らは現在、8月9日(月・振休)に和歌山市の県民文化会館で開催される「第57回和歌山県吹奏楽コンクール」高校A部門の出場に向けて日々練習を重ねている。2007年に校名が変更になって以降、同部が大編成のA部門に挑戦するのは今年が初となる。

 同部は2015年に吹奏楽同好会として発足。18年に「吹奏楽部」に昇格した。しかし、少子化に伴う生徒数減少が全国的な問題となる中、同部においても部員数は1桁~十数人で推移。コンクールではこれまで30人以下の小編成B部門への出場に終始していた。

 「3年生部員で積極的に誰にでも話し掛けていく子がいた。一人が入部してくれたらその友達も一緒に、といった感じで部員が増えていきました」と木下部長。新入部員勧誘に向けた地道な努力は実り、1年生22人が新たな仲間となった。結果、2年生4人、3年生14人合わせて計40人の大所帯に。

 西浦顧問は「正直驚いている。まさかA部門に出られる日が来るとは思っていなかった。音の厚みも違う」。

 しかし、新入生22人中20人がこれまで管楽器に触れたこともない、いわば「初心者」。西浦顧問は「音合わせでは間違った音がたくさん聞こえてきます」と苦笑い。「でも間違った音でも聞こえるということは吹いているという証拠。たくましく、頼もしくも感じますね」と期待を寄せる。

 中学校から継続して楽器に携わる生徒も多く、強豪校がそろう高校A部門に対し、部員の約半数が初心者といった状況で初の大舞台に挑む同部。「コロナの影響で昨年は練習も活動もままならなかった。そんな状況から一転してA部門への出場。高校生活最後の年に挑戦できることはうれしい」と木下部長。

 「A部門では課題曲と自由曲の2曲を演奏する必要がある。体力、気力的に少し不安。でも一番大切なことは楽しむことだと思います」。

  □     □

 部員数獲得の影には、前述したように上級生部員たちの地道な努力が根底にある。西浦顧問は「週6日の練習日を5日に減らし、短い時間で集中してやるようになったことも部員が増えた理由の一つでは」と分析。

 音合わせでは新入部員に対して上級生が指や音の間違いを指摘するなど、和気あいあいとした雰囲気が漂う。西浦顧問は「伸び伸びしすぎるくらい伸び伸びしている」と笑うが、いざ楽器を構えると全員の顔が引き締まる。

 夏のコンクールに先立ち、同部は7月17日(土)午後5時(4時30分開場)から、同校中庭で定期演奏会を開催。新入部員にとっては初の舞台だ。西浦顧問は「こんなクラブもあるんだと思って見に来てくれたら」。

 フルートを担当するブイトレ・アルビン・ハンス・カワヤン君(1年)は「かっこいいと思ってフルートを選んだ。早い所が難しい。でもみんなの音がハーモニーになる瞬間が楽しい」と笑顔を見せ、誇らしげに楽器を掲げた。

(2021年7月11日付紙面より)

暑さに負けず、練習に熱を込める=5日、新翔高校
2021年07月11日
2 分別で可燃ごみが減少
 各地区サロンで説明会  (紀宝町 )

 紀宝町環境衛生課は、3日に鵜殿の牡丹(ぼたん)サロン、5日に神内の子安サロンでごみの分別を説明した。町では燃料ごみをRDF施設で固形燃料化していたが、施設の稼働終了に伴い、4月から燃料ごみを可燃ごみに変更。町内各地域で説明会を開いており「変更点などはごみ収集カレンダーで確認を」と呼び掛けている。

 牡丹サロンには20人が参加。環境衛生課の職員が、小さなプラスチック類、ドレッシングなどの容器やキャップ類、歯ブラシ、CD、DVD、ケース、保冷剤、貝殻などが可燃ごみで捨てられるようになったことを説明。

 RDF施設終了に伴い、ごみのさらなる減量化を目指すため、プラスチック製容器包装の分別収集を開始した。「プラ」マークが目印で、はさみで切れる程度の硬さのものが対象。「汚れたものはリサイクルできないので可燃ごみで出してください」と求めた。

 資源ごみは▽段ボール、菓子箱などの厚紙▽新聞、折り込みチラシ▽雑誌類、包装紙▽白色紙パック▽ペットボトル▽布類▽白色トレー・発泡スチロール▽プラスチック製容器包装―など種類ごとにまとめて出してほしいとした。

 約30人が参加した子安サロンでは「可燃ごみにプラスチック類を入れてもいいの?」「配水管を汚してまでプラスチック類を洗わないといけないの?」などの質問があり、職員は「汚れが落ちないプラスチック類は可燃ごみに出してもらっても結構です」と伝えた。

 プラスチック類の収集日を増やしてほしいとの要望があり、町では現在、収集日を検討しており、プラスチック製容器包装の分別収集を開始した4月以降、3カ月で可燃ごみが30㌧減少したという。

(2021年7月11日付紙面より)

分別の説明を聞く牡丹サロンの参加者=3日、紀宝町鵜殿
子安サロンで説明会を開く=5日、紀宝町神内
2021年07月11日
3 まちの繁栄などを祈願
 金刀比羅神社で例大祭  (太地町 )

 太地町の金刀比羅(ことひら)神社=通称こんぴらさん=(髙橋正樹宮司)で10日、夏の例大祭が営まれた。昨年に引き続いて今年も新型コロナウイルスの感染拡大予防のため、例年多くの大人や子どもでにぎわう餅まきなどは中止。神事ではまちの繁栄を祈願した。

 同神社は1798(寛政10)年、太地角右衛門頼徳が讃岐国(香川県)の金刀比羅神社から勧請(かんじょう)した。昭和30年代は熊野地方で唯一の金刀比羅神社として広域から大勢の人々が参拝に訪れたという。境内には出店も並び、奉納相撲も行われるほどにぎわったとされるが、近年は祭典のみとなっていた。

 これまでは町内の各種団体などで立ち上げた過疎地域神社活性化推進委員会で景品付きの餅まきなどを行い祭りを盛り上げるなどの取り組みも行ってきた。

 式典には太地町漁業協同組合の脊古輝人組合長、塩崎伸一責任役員代表ら16人が参列。髙橋宮司が祝詞を奏上し、参列者は玉串をささげた。

 神事を終え、塩崎責任役員代表は「皆さまのご協力で無事斎行できた。祭りを絶やすことのないように若い方にも祭りに参加いただけたら」。

 髙橋宮司は「まちの繁栄や地域の安寧を祈願しました。併せてコロナの終息もお祈りした」と語った。

(2021年7月11日付紙面より)

まちの繁栄やコロナ終息を祈願した=10日、太地町の金刀比羅神社
2021年07月11日
4 冷房時でも定期的な換気を  県民へのお願いを一部変更  (和歌山県 )
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5 39校が出場し開幕  高校野球和歌山大会  
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7   
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8 5選目指して意欲  現職の河上敢二氏が出馬表明  (熊野市長選 )
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9 予約倍率は12・8倍  「WEST EXPRESS 銀河」16日から運行開始  (JR西日本 )