ニュースアーカイブ|ARCHIVES
アーカイブ検索で表示されるグレーのリンクのない記事については、熊野新聞紙面をご覧ください。
ご購読のお申し込み
過去2年分の熊野新聞は、
SHIMBUN ONLiNE
でご購読頂けます。
新聞オンライン(電子新聞)
カレンダー検索:71件の記事がありました
【検索ステータス】 
2021年03月26日
1 クジラ料理の普及のために
 レシピ本作り町民に配布  (太地町特産品開発研究会 )

 太地町特産品開発研究会(小出勝彦会長)はこのたび、クジラ料理の普及や啓発を目的にレシピ本「あなたが作る太地くじらレシピ」を作成した。本は11日に納品、15日に各区から町民に無料で配布された。

 研究会は同町や町婦人会、町民有志、南紀くろしお商工会などのメンバーで構成。これまで町の活性化のために地域資源の調査や特産品の開発活動に尽力してきた。

 商業捕鯨の再開を受け、世間では鯨肉の健康効果などが注目されている。しかし、クジラ料理を知る人々の減少でレシピが失われることに危機感を抱いた研究会がクジラ食文化の発展のためにもレシピの作成や保存に動き出した。

 過去のレシピ収集を進めるとともに道の駅たいじで昨年12月にあった朝市においてクジラ料理の試食を行い、アンケート調査を実施した。

 刺し身やハリハリ鍋など昔ながらの食べ方に加え、クジラが苦手な人や食べたことがない人でもおいしく味わえるものや時代に合わせたレシピ作りに奮闘。種類を増やすことや手軽に調理できる家庭向け料理を心掛け、試作と試食を繰り返して40レシピが完成した。

 本にはクジラの基礎知識などが掲載されているほか▽ローストホエール▽くじら赤肉のたたき▽くじらの皮の中華風酢漬け▽くじらハンバーグサンドイッチ―などさまざまなレシピが盛りだくさん。

 作成に当たっての財源は研究会の持ち出し分と和歌山県の「令和2年度地域・ひと・まちづくり補助事業補助金」を活用。町民にいつまでも手に取ってもらえるようにと、永久保存版となるハードカバーの豪華なレシピ本に仕上がった。

 小出会長は「クジラは元々料理の数が少ない。クジラらしさを生かし、臭みをなくすことは大変だった。婦人会の皆さんや有志のメンバーの協力がなければ作ることができなかった。感謝しています」。

 レシピ本については「町民の皆さまにはクジラを身近に感じてほしい。簡単でおいしく食べられるレシピなので活用を」と語った。

 同町によると、レシピは今後、町ホームページでも掲載する予定だという。

(2021年3月26日付紙面より)

完成したレシピ本を持つ小出勝彦会長=22日、太地町の抱壷庵
クジラ料理が充実
2021年03月26日
2 一年間の学習終える
 公立小中学校で修了式  (新宮・東牟婁 )

 新宮市・東牟婁郡の公立小中学校、県立高校で24日、一斉に修了式が開かれた。新型コロナウイルス感染拡大による長期の臨時休校を乗り越え、一年間の学習を終えた児童・生徒が修了証を手に、約2週間の春休みに入った。新年度の始業式は4月8日(木)を予定している。

 新宮市立三輪崎小学校(嶋田雅昭校長)では、放送集会の形で式を実施した。嶋田校長は、一人も感染者を出すことなく一年を終えた努力をねぎらい「できる限りの感染対策をこれまで通り続け、安全で楽しい、すてきな春休みを」と呼び掛けた。生徒指導部からは春休み中、消防車、救急車、パトカー、不審車両の四つに世話にならないよう諸注意があった。

 5年1組の教室では算数ドリルやプリントなどを配った後、担任教諭が一人一人に成績表と修了証を手渡した。児童たちは「せーの」の合図で一斉に開き、じっくりと自分の成績やコメントに目を通した。

 泉愛惟さん(11)は「友達とけんかをすることもあったけれど、一緒に遊んで、おしゃべりができて楽しかった。一番の思い出は、みんなで潮岬青少年の家にキャンプに行ったこと。来年は休校もなく、毎日友達と遊びたい」と話していた。

(2021年3月26日付紙面より)

笑顔で成績表を受け取る児童=24日、新宮市立三輪崎小学校
2021年03月26日
3 串本警察署管内を分割統合
 警察署等再編案が明らかに  (県警察本部 )

 県警察本部が来年4月実施予定の警察署等再編案を明らかにした。本紙関係では串本警察署管内を分割し白浜署と新宮署へ統合する内容が示されていて、管内3町はすでに議会や管内防犯協議会などを通して情報共有を広め存続に向け動き出している状況にある。

 この再編案は、県警察機能強化推進計画に基づく取り組みの一端で示された。▽マンパワーの集中運用▽大規模災害時の警察機能喪失の防止▽人口負担率等の平準化―を目的として組織再編をし、事件や事故、災害への対処能力強化を目指すとしている。

 再編の動向には大きく警察署管内の統合と本部機能強化の2系統があり、統合の対象は有田署管内(湯浅署管内へ統合)と串本署管内(白浜署管内と新宮署管内へ分割統合)となっている。

 串本署管内はすさみ町域と串本町・古座川町域に分割し、前者を白浜署、後者を新宮署へ統合する。伴って白浜署と新宮署を増員し、串本署庁舎を新宮警察署串本分庁舎として生活安全関係や交通関係は基本的に現状通りとし、他に遺失物や拾得物の取り扱いや警察安全相談などの行政サービスを継続する。

 串本署管内にある交番や駐在所は存続するが、津波被害が想定されるところは安全を確保しつつ機動的かつ実行ある活動ができるよう運用する。分庁舎用にパトカー1台を増強配備し、発災時の初動対応に当たる災害対策要員2人を同分庁舎に隣接する代替指揮所へ配置するといった再編内容となっている。

 事前の説明を受けた管内3町は、統合により署長など幹部級職員の常駐がなくなることによる町域内の警察官数減を強く不安視。将来的な発生が予測されている南海トラフを震源域とする大地震発生時や小型ロケットの打ち上げや近畿自動車道紀勢線の延伸に伴う流動人口増時の警察対応力の低下、町域における警察の疎遠化などを懸念し、地域を挙げて受け止めるべき課題として同案を先んじて町域内で情報共有し将来を見据えた存続を求める機運を強めている。

 追って県警本部がこの再編案を明らかにしたことで、警察と地域は表立って話し合う状況が整った。白浜署はすさみ町に加え田辺署管内の上富田町域の統合も受けて西牟婁郡3町が管内となる内容。県警本部の機能強化は▽人身安全対策課〈仮称〉▽警備企画課〈仮称〉―の新設。再編の事実上の決断者は県知事となる。

(2021年3月26日付紙面より)

再編案で分庁舎となることが示されている串本警察署=24日、串本町串本
2021年03月26日
4 シダレザクラが八分咲き
 熊野那智大社の内庭で  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町那智山の熊野那智大社(男成洋三宮司)の内庭で現在、県天然記念物のシダレザクラ(枝垂桜)が八分咲きを迎えている=写真(24日撮影)。高さ約8㍍の大木から垂れた枝に無数の花が開き、朱塗りの社殿を背景に優美な姿を見せている。

 同大社によれば、サクラは平安時代末期に後白河法皇が手植えしたものと伝えられ、室町時代の絵図「那智山宮曼荼羅(まんだら)」にも描かれている。小さく上品な花の姿は「上臈(じょうろう=女官)」の雰囲気を醸し出すとたたえられている。

 神職の花薗龍人さんは「サクラらしく、ぱっと咲いてすぐに散ってしまう。毎年遠くから見に来られる参拝者の方もおられます」と話す。

 内庭は普段一般公開しておらず、特別拝観でおはらいを受け、白玉石を奉納すると神職の案内で入ることができる。拝観を希望する人は、同大社の社務所へ申し出る。

(2021年3月26日付紙面より)


2021年03月26日
5 コロナワクチン詐欺事象発生  新宮市  
2021年03月26日
6 自ら考え候補者に投票  新宮高校で主権者教育  
2021年03月26日
7 一体となって施策推進  104人の内示、新宮市の人事異動①  
2021年03月26日
8 政治倫理条例策定委を設置  新年度当初予算案など可決し閉会  (新宮市議会3月定例会 )
2021年03月26日
9 家族で催し楽しむ  東花園2周年記念大感謝祭  (那智勝浦町 )
2021年03月26日
10 楽しい人形劇に夢中  「にこちゃん」がお話会  (木の川認定こども園 )
2021年03月26日
11 科学の仕組みを学ぼう  三輪崎保5歳児が科学遊び  (新宮市 )
2021年03月26日
12 大好きな園にさよなら  天満保育園でお別れ会  (那智勝浦町 )
2021年03月26日
13 歌や踊りで思い出づくり  わかば保でお別れ会  (那智勝浦町 )
2021年03月26日
14 御浜町は11月28日に  令和3年の成人式  
2021年03月26日
15 副町長に萬浪紳語氏  新元明生・危機管理監は退任  (紀宝町 )
2021年03月26日
16 調整監に平野氏と向井氏  紀宝町の人事異動  
2021年03月26日
17 11日間の春休みに  小中学校で修了式  (熊野市・南郡 )
2021年03月26日
18 英会話でお店屋さんごっこ  ALT2人が発音も紹介  (紀宝町 )
2021年03月26日
19 会員12人で128点を出品  串本町立体育館で会員展  (串本写真倶楽部 )
2021年03月26日
20 令和3年第1回定例会一般質問①  串本町議会  
2021年03月26日
21 小学校生活に向けて一歩  保育園・こども園で卒園式  (新宮市 )
2021年03月26日
22 お悔やみ情報
  
2021年03月18日
23 「乳ガンと闘うおかあちゃん」
 「よむよむ」がん早期検診啓発  (那智勝浦町 )

 「自分のために少し時間をつくってみてください。そして検診を受けてください。自分は大丈夫と、私みたいにならないでください」―。那智勝浦町絵本の会「よむよむ」では現在、「『負けないで! 乳ガンと闘うおかあちゃん』~今、伝えたくて~」を題目に、がんの早期検診を呼び掛ける取り組みを展開中。那智勝浦町立図書館において、会員の丸亀聡美さん(51)の闘病体験を基にしたリーフレットをがん関係書籍のリストと共に、手作りのエコバッグに入れて配布している。

 同会は本年度、読み聞かせの他に▽SDGs(エスディージーズ=持続可能な開発目標)を絵本からとらえて紹介▽地域の産業を伝える―などの事業を展開。おはなし会と併せたエコバッグ工作などを通してSDGsの考えを広く周知するための活動も行った。

 このたびの企画は、コロナ禍において「できるかぎり」可能な形で「今、何ができるか」を模索し、同図書館と話し合いを重ねて計画。「令和2年度花王ハートポケット倶楽部地域助成事業」の支援を得ている。

 丸亀さんは現在、夫、長女、次男との4人で同町市野々に在住している。初めて乳がん検診を受けたのが40歳の時。多忙な日々を送る中で生来の病院嫌いも手伝って、それ以降検診を受けることはなかった。

 胸にしこりを感じたのが48歳の頃。長女の後押しもあり、病院でマンモグラフィー検査を受けた。結果、ステージ3の乳がんが発覚。摘出手術、抗がん剤治療を経て現在は検診のために2カ月に1度病院を訪れ、ホルモン治療を行っているという。

 「頭が真っ白になって泣きたくないのに涙があふれた」。がんが判明した時の心境をそう振り返りながらも「がん=死というイメージ。家族も泣いていた。でも奮い立たせました。『私は絶対に死なない』と」。

 抗がん剤治療では、受けた人しか分からない苦しみを味わった。「髪の毛が抜けたことはあまり気にならなかった。手間が掛からず、似合っていましたから」と笑顔を見せる。

 2カ月に1度、新宮市立医療センターで開催されている、がん患者と経験者、がん患者の家族を対象にした集い「ひまわりの会」に参加し、思いや心境を共有できたことも貴重な体験だと話す。同会を立ち上げたのは丸亀さんの同級生。長い闘病の末亡くなったという。現在は丸亀さんが遺志を引き継ぎ、代表を務めている。

 小学生に対する読み聞かせの他、2018年12月にはミニサロンを開催。丸亀さんは「初めて読んだ時衝撃を受けた。思いがよみがえり、涙が出た」という絵本「はなちゃんのみそ汁」(作者:安武信吾・千恵・はな)の読み聞かせを行った。「がんが見つかったのは長女のおかげ。読み聞かせや啓発を通して、子どもたちから『お母さん、検診に行こうね』と言ってあげてほしい。早めの検診が命を助け、家族を守ることにつながる。誰にも同じ思いはしてほしくない。リーフレットを通して何かを感じていただけたら」。19歳の長女は現在、医療従事者を目指し看護学校で学びを深めているという。

 リーフレットやエコバッグは「会員みんなのあふれる思いが多くの人に届けば」との気持ちを込め、会員らが30セットを手作りした。同図書館で配布されるほか、5セットが町福祉課健康対策係に託されている。「はなちゃんのみそ汁」を含めた、がん関係書籍の展示は今月31日(水)まで。「サンキュー(ありがとう)」の思いを託し、39冊を展示している。

(2021年3月18日付紙面より)

那智勝浦町立図書館でがん関係書籍を展示中。中央が丸亀聡美さん=14日、那智勝浦町
手作りのエコバッグとリーフレット
2021年03月18日
24 対策講じ2年ぶり実施 吹奏楽部が第10回定演 (串本古座高校)

 県立串本古座高校の吹奏楽部(仁木愛里部長、部員5人)が14日、第一体育館で第10回定期演奏会を実施した。コロナ禍の情勢を踏まえて今回は一般公開を控え、生徒や教職員、保護者など同部が感染症予防対策を講じて許容した40人が見守る中で活動の集大成を披露した。

 前年度は新型コロナウイルス感染症拡大に伴う臨時休校で実施できなかった定演。本年度も実施の有無で悩んだが、対策をしてでも活動したいという思いに至り実施を決めた。

 部員は12月下旬の県アンサンブルコンテスト紀南地区大会を経て、1月から定演に向けた練習に集中。引退した3年生部員も時間が許す範囲で練習をし、賛助出演のOBOGらは月1、2回の交流と自主練習で同部と息を合わせたという。

 第10回のテーマは「高山流水~Good Bye COVID―19~」で、3部構成でアンコール曲を含め18曲を披露。各部とも冒頭を合同演奏とし、以降第1部は本年度一緒に活動した1~3年生7人と漁崎祐顧問の計8人で流行歌5曲、第2部は現役部員5人で県アンサンブルコンテストでの発表曲・打楽器五重奏「Lost Crystal」を含む4曲を奏でた。第3部は全7曲とも合同演奏で、体を揺さぶりながらの演奏やソロ演奏などの演出を織り交ぜて場を盛り上げた。

 本年度は夏の大会や紀南吹奏楽の集いなどが中止となり、唯一大規模に取り組めたのは紀の国わかやま総合文化祭2021プレ大会の7校合同演奏のみ。この日の定演は17人の賛助出演により、漁崎顧問を指揮者とする24人組で演奏する機会を得た。

 仁木部長(2年)は「練習の方が上手にできたなと思ったところもあったけど、この人数で互いに補い合って自分の中では最高の演奏ができたと思う。これから部員が増えるのか減るのか分からないけれど、新しいメンバーになっても力を合わせて頑張っていきたい」とコメント。「1年前はコロナで定期演奏会を断念せざるを得なかったけど、今年は皆さんのおかげで開催できて良かったです」と周囲の支えに感謝した。

(2021年3月18日付紙面より)

2年ぶりの実施となった吹奏楽部の定期演奏会=14日、県立串本古座高校
本年度一緒に活動した1~3年生7人と漁崎祐顧問の計8人で楽曲を演奏
2021年03月18日
25 土砂災害への取り組み学ぶ
 宇久井中1年が校外学習  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町立宇久井中学校(坊信次校長、生徒62人)の1年生27人は16日、校外学習で同町市野々にある和歌山県土砂災害啓発センター(坂口隆紀所長)を訪れ、土砂災害から命を守る取り組みについて学んだ。

 土砂災害について知り、防災意識の向上や非常時の行動について考えてもらうことが目的。昨年12月に同校で行われた防災学習プログラムで同センターが講話したことがきっかけとなり、さらに詳しく学習してもらおうと実施した。

 同センターの筒井和男さんは、県内で行われているソフト・ハード両面の土砂災害対策について解説。地滑りを防止するために地下水を排出する横ボーリング工や地面にくいを打ち込むアンカー工などの方法が取られていると話した。模型を使った実験では、流木や巨石を含む大量の土砂を2段構えの砂防堰堤が受け止める様子を見せた。

 高さ14・5㍍、長さ125㍍の鳴子谷川1号堰堤の見学もあり、紀伊半島大水害発生当時の那智川周辺の写真を見ながら土石流の恐ろしさを体感した。

 亀井星空(きらら)さんは「みなさんが教えてくださったことを参考に、災害から避難できるように事前に情報を集め、行動することが大切だと分かった」と述べ、センター職員に感謝を伝えた。

(2021年3月18日付紙面より)

模型で土石流を再現=16日、那智勝浦町の土砂災害啓発センター
「鳴子谷川1号堰堤」を見学
2021年03月18日
26 ワクチン接種詐欺に注意
 高齢者見守り隊が啓発活動  (紀宝町 )

 紀宝町の高齢者地域見守り隊(小田原徳子代表)は、同町鵜殿の主婦の店で15日、紀宝警察署と合同の啓発活動を実施。参加者15人が来店者に新型コロナウイルスワクチンに便乗した詐欺の手口や対策などを掲載したチラシやウエットティッシュを配布した。

 特殊詐欺から高齢者を守ろうと毎月1回、啓発活動を展開。奇数月は紀宝警察署と合同で取り組んでいる。同署によると、昨年は三重県内で122件(前年度比30件増)の特殊詐欺が発生し、被害総額が4億2820万円(同2億8590万円増)で架空請求が68%を占めている。今年2月末現在では17件発生し、被害総額が2540万円(同2110万円減)。還付金、架空請求、キャッシュカードの各種詐欺の傾向が見られるという。

 見守り隊が配布したチラシは「新型コロナワクチンが接種できる。後日全額返金されるので10万円を振り込むように」との不審な電話がかかってきた、といった事例を記し「接種を受ける際の費用は全額公費です」などと紹介した。

 小田原代表は「最近は全国でさまざまな特殊詐欺が発生しているので注意していただきたい。一人で悩まずに周りの方々に相談してほしい」と語った。

 新型コロナワクチン詐欺に関する相談は、独立行政法人国民生活センターの消費者ホットライン(電話0120・797・188)で受け付けている。

(2021年3月18日付紙面より)

合同啓発に取り組む高齢者地域見守り隊=15日、紀宝町鵜殿の主婦の店
2021年03月18日
27 鈴木・湊組らが優勝
 第35回勝浦バドミントン大会  
2021年03月18日
28 優勝は人見義昭さん
 グラウンドゴルフ「春季大会」  (ニュータウン友愛クラブ )
2021年03月18日
29 砂浜に張ったネット撤去  橋杭園地で観光関係者ら  (串本町 )
2021年03月18日
30 令和3年第1回定例会一般質問①  古座川町議会  
2021年03月18日
31 和歌山県警春の人事異動(警部級)   
2021年03月18日
32 長年の功績たたえ  和歌山県消防功労者を発表  
2021年03月18日
33 一人でかけっこできるかな  ちびっこくらぶが運動会  (新宮市 )
2021年03月18日
34 球技通じて親睦深める  新宮高校でクラスマッチ  
2021年03月18日
35 紀和路のクマノザクラ満開に  美しさで見物客魅了  (熊野市 )
2021年03月18日
36 4月下旬にワクチン到着予定  紀宝町議会一般質問①  
2021年03月18日
37 「紀の宝プレミアム商品券」第2弾  5月中旬から発行する予定  (紀宝町 )
2021年03月18日
38 トサノミツバツツジの花  新宮市の千穂ヶ峰に  
2021年03月18日
39 お悔やみ情報
  
2021年03月14日
40 コロナワクチン、医療センターへ
 来週から、医療従事者に接種開始  (新宮市 )

 都道府県が実施する、新型コロナウイルスワクチンの医療従事者への接種が全国で始まっている。新宮・東牟婁地方では12日午前、195バイアル(1箱、975人分)が新宮市立医療センターに到着。ワクチンは今後、那智勝浦町立温泉病院、くしもと町立病院に配分される。

 ファイザー製ワクチンは、先月12日に輸入第1便として、最大38万6100回(19万3050人)分が到着。21日の第2便では最大45万2790回(22万6395人)分、今月1日の第3便で最大52万6500回(26万3250人)分が国内に届いた。

 和歌山県では今月6日、3900回分が県内11病院に到着し、8日に接種が始まった。市立医療センターでは17日(水)から19日(金)にかけて、医師・看護師・技術スタッフなど同センター職員に接種を行っていく予定だ。

 12日、河野太郎行政改革担当相は会見で、6月までに計約1億回分(約5千万人分)のワクチンを調達できるとの見通しを表明した。欧州連合(EU)の承認が得られれば、5月に毎週9188箱、最大約1千万回分が日本に到着し、全ての高齢者約3600万人分を6月末までに市区町村に届けるなどの方針を示した。

 今後のスケジュールによると、15日(月)に360箱が日本に到着。医療従事者分のワクチンについて、5月10日の週に対象者全てが2回接種できる量の配送が完了するという。

  □     □

■ワクチン相談窓口設置



 4月中旬から高齢者への接種が始まる新型コロナワクチン。和歌山県では、16日(火)に相談窓口を開設し、ワクチンの効果や副反応に係る相談などに対応していく。相談は電話(073・441・2593)もしくはFAX(073・431・1800)で応じる。受付時間は土・日・祝日含む午前9時~午後6時。接種券、接種場所、接種時期などについては各市町村に問い合わせる。

(2021年3月14日付紙面より)

新宮市立医療センターにワクチンが到着=12日午前(新宮市提供)
(新宮市提供)
2021年03月14日
41 新型車両お目見え
 ICOCAもエリア拡大  (JR西日本 )

 春のダイヤ改正に伴い13日、JRきのくに線・紀伊田辺―新宮駅間に新型車両227系が導入された=写真。同車両には車載型IC改札機が搭載。これにより、県内全域でICOCA(イコカ)が使用できるようになった。

 同車両は、アーバンネットワーク共通のインテリアデザインを採用。客室には間接光を組み合わせたLED照明を用いるなど落ち着いた車内空間となっている。2019年春のダイヤ改正により近畿圏に初投入。和歌山線・桜井線、きのくに線の一部に導入された。和歌山県と奈良県では、文化・歴史・自然の奥深さを表現した緑色が配されている。

 同日午前6時53分、第1便が新宮駅を出発。駅のホームには新型車両を写真に収めようとスマートフォンや一眼レフを手にした鉄道ファンの姿が見られた。

 ICOCAが新たに使えるようになるのは同区間で21駅。ICOCA、ICOCA定期券が利用できる。また、ICOCA以外の全国相互利用対象ICカード乗車券も使うことができる。

(2021年3月14日付紙面より)


車載型IC改札機を搭載
2021年03月14日
42 色鮮やかなティンガティンガ
 フラット7紀宝バイパス店で2人展  (紀宝町 )

 アフリカを代表する現代アートでタンザニア発祥の「ティンガティンガ」。現地でその芸術を学んだ2人のアーティストによる作品展が14日まで、紀宝町神内の紀宝バイパス沿いにある「フラット7紀宝バイパス店」で開かれている。入場無料で、時間は午前10時30分から午後5時まで。14日午後1時30分からはピアノに作品を描くという。

 出品したアーティストは、SHOGEN(上田祥玄)さん(34)と御浜町立阿田和小学校6年のHARUKA(細川悠花)さん(12)。赤、青、黄、緑、白、黒の6色の外壁用油性ペンキを用いて描いた35点を展示した。

 ティンガティンガは、1960年代末に生まれた絵画スタイル。サバンナの動物や豊かな自然、人々の暮らしを6色のペンキを使って、色鮮やかに描き出す。

 SHOGENさんは京都の雑貨店で出会ったティンガティンガに魅了され、その日のうちにタンザニア行きのチケットを購入。2014年7月から約1年間、現地で生活しながら修行を積んだ。現地で、タンザニア政府にパトカーを寄贈したHARUKAさんの父と知り合い、帰国した翌年、小学1年のHARUKAさんと出会った。

 「ティンガティンガは人の背中を押してくれるアート。コロナ禍だからこそ見てほしい。タンザニアの人たちと同じ生活をしたHARUKAさんにも会いに来てほしい」。

 HARUKAさんもティンガティンガに心を引かれ、小学4年の夏休みに2週間ほどタンザニアで学んだ。帰国後、初めて描いた「草原の中の夢」や、未来を意味するスワヒリ語の「baadaye」と題してヒマワリを描いた作品など27点を出品。「ヒマワリは太陽に向いて咲くので、前を向くイメージで描いた。ティンガティンガは自分が思ったときに好きな動物などを描けるので好き」と話していた。

(2021年3月14日付紙面より)

作品展を開いたティンガティンガアーティストのSHOGENさん(左)とHARUKAさん=紀宝町神内
2021年03月14日
43 中学校制服の現状を問う  新宮市議会一般質問(終)  
2021年03月14日
44 観光機構予算などを質疑  那智勝浦町議会3月定例会3日目  
2021年03月14日
45 「生きる姿は美しい」  新宮市出身の尾中さん、関西二科賞受賞  
2021年03月14日
46 おめでとうの気持ち込め  丹鶴幼稚園でお別れ会  (新宮市 )
2021年03月14日
47 熊野市消防が竿頭綬  功労章に紀宝町消防団の3人ら  (消防庁長官表彰 )
2021年03月14日
48 女性10人、みそ作りに挑戦  毎月恒例の「寺子屋広場」  (紀宝町 )
2021年03月14日
49 飛雪の滝で水陸用車いす試す  体験メニューの勉強会  (紀宝町 )
2021年03月14日
50 成人式、中止の判断  市議会「せめて記念品」訴え  (新宮市 )
2021年03月14日
51 お悔やみ情報
  
2021年03月05日
52 地域に見守られ30年
 コロナに負けず記念誌発行  (県立みくまの支援学校 )

 昨年、創立30年を迎えた和歌山県立みくまの支援学校(榎本貴英校長、新宮市蜂伏)。同校ではこのほど、30年間の思いを乗せた「創立30周年記念誌」を発行した。穏やかな春の一日となった3日、完成したばかりの記念誌を前に、30年の歩みと教職員の思いを取材した。

 同校は1981(昭和56)年、新宮市立蓬莱小学校(当時)に県立はまゆう養護学校東牟婁分教室として開設。中学部の設置や校名の変更などを経て90(平成2)年、同市、東牟婁郡(旧本宮町含む)を校区とし、肢体不自由と知的障害併置の学校として、現在地にて創立・開校した。

 創立から30年の節目となった昨年、11月27日に記念式典の開催を予定していたが、新型コロナの影響で中止に。「せめて記念誌だけでも」との思いに後押しされ「地域と共に歩んだ30年の歴史を振り返り、未来の教育実践につなげる」ことを目的に完成させた。

 記念誌には、仁坂吉伸和歌山県知事や橋上慶一・学校運営協議会長、同校OBらの祝辞や寄稿文などのほか、同校生徒会が中心となり、全児童・生徒らが自らの手形で「30」の数字を描き上げた模造紙16枚分の大作も掲載されている。

 「創立後しばらくは校舎がそろっておらず、校舎や施設が次々と完成していく様子に驚いた」。角川知子教諭はそう振り返り、望月信吾教諭は2005(平成17)年の皇太子(当時)の同校訪問を回顧し「緊張したことがよみがえりました」と笑顔。

 福山喜一郎教諭は学校創立までの経緯を説明し「地域に協力してもらいながら30年間やってこれた。見守られて歩んできたと思っています」と感謝を口にする。

 いまだ終息の見通しが立たない新型コロナウイルス。教諭らは口をそろえて「コロナで何もできないのがつらい」。榎本校長は「今年度は交流学習など大きなことができなかった。生徒の進路保証やキャリア教育も含め、地域の中で生きていく上で大事なことだと感じている」と現状を話す。

 昨年7月下旬から着手していた小学部棟の大規模改修工事が完了し、2月10日に引き渡しとなった。真新しい校舎を前に、榎本校長は「地域の人にもっと学校のことを知ってもらえるような取り組みも必要」と述べ「いま一度、地域の人たちに認知され、支えてもらえるような学校に」と10年後、20年後を見据えた展望を語った。

 記念誌は職員や執筆者、教育関係者に配布されるという。最後に、記念誌に掲載されている卒業生の作品から一部抜粋し紹介させていただきたい。

  □     □

 「ぼくらがぼくらで考える やりたいことをはなしあう~〈略〉~みんななかよくくらすんだ こんなぼくらのゆめのがっこう」

(2021年3月5日付紙面より)

改修工事が完了した校舎の前で記念誌を手にする教職員ら=3日、新宮市蜂伏の県立みくまの支援学校
2021年03月05日
53 認知症を正しく理解
 いきいきサロン三四朗  (那智勝浦町 )

 「いきいきサロン三四朗」(松本一良代表)は2月26日、那智勝浦町勝浦のコミュニティ消防センターで第3回サロンを開いた。20人が参加し、認知症の症状や接し方などについて理解を深めた。

 町が数年前から地域づくりの一環として勉強会を開いており、参加した勝浦四区住民で同サロンのメンバーが自らの区にもサロンの必要性を実感。三区も加わって仲間や健康づくりのために発足させた。

 同サロンでは開催区にかかわらず、会場に歩いて来られる住民であれば誰でも参加が可能としている。当面は新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から講話が中心となるが、状況が落ち着いた場合には全員での会食なども検討している。参加者は▽マスク着用▽手指の消毒▽検温―などの対策を施した。

 サロンでは、町地域包括支援センターの職員3人が「正しく知って地域で支えよう」をテーマに講話した。認知症は、さまざまな原因で脳の細胞が死んでしまうことや故障により、生活に支障が出てくる脳の病気であると説明。脳が損傷することにより起こる記憶障害や見当識障害、実行機能障害などの中核症状、それがもとで本人の性格や周囲の環境、人間関係などが影響し出現する心理症状を紹介し「認知症を正しく理解することで進行を抑制し、改善させることができます」と述べた。

 接し方については昼食を取った記憶がないといった事例を挙げ「今から用意するから少し待っていてね」など、寸劇を交えて話し「誰よりも苦しく、悲しいのは本人。不安を和らげるような行動を心掛けることが大切」と呼び掛けた。

 講座前には四区役員で同サロンスタッフの北祐美さんが防災について講話。防災マップの説明や、内閣府が策定した「避難所における良好な生活環境の確保に向けた取り組み指針」のガイドラインを紹介し「自治体が広報する情報を確認し、家族と避難所について話し合っておくことが大事」と伝えた。

 講座を聞いた阿部克子さんは「以前、家族で認知症と向き合う経験があったので、振り返るきっかけとなった。改めて勉強になる時間でした」。松本代表は「身近に起こりうることのため、貴重な講座をしていただきありがたい。コロナ禍で制限されることは多いですが、収束した際にはレクリエーションなども開いて地域の交流も深めていければ」と話していた。

 次回のサロンは24日(水)午後1時30分からを予定している。

(2021年3月5日付紙面より)

講座に耳を傾ける参加者=2月26日、那智勝浦町勝浦のコミュニティ消防センター
2021年03月05日
54 お茶とお菓子をどうぞ
 本年度最後のお茶教室  (太地こども園 )

 太地町立太地こども園(森尾扶佐子園長、園児68人)は3日、同町の東明寺本堂で本年度最後のお茶教室を開いた。5歳児17人が茶道裏千家淡交会南紀学校茶道連絡協議会の関一重さんから教わり、保護者や祖父母に稽古を重ねてきた成果を披露した。

 同園主催の取り組みで、あいさつや礼儀作法を身に付けるとともに、自然への感謝や友達への思いやりの心を育てることが目的。本年度は新型コロナウイルス感染拡大の影響があったものの、7月から全10回の稽古を実施した。

 2班に分かれた園児たちは、桃の節句にちなんだモモの花の和菓子と茶せんでたてた抹茶を出し合い、互いに「お茶をどうぞ」「頂戴します」とあいさつ。その後、園児から保護者にも和菓子と抹茶の振る舞いがあり、保護者たちは緊張した様子のわが子に顔をほころばせながら味わった。

 稽古を修了した証しとして茶道裏千家家元発行の「おしるし」が関さんから手渡され、園児は「お菓子がおいしかった」「小学生になったら算数を頑張る」「テストで100点を取る」とそれぞれの感想や抱負を発表した。

 関さんは「新型コロナの影響で卒園式や入学式には行けないが、今日みなさんの言葉を聞けてうれしい。これからも自然を大切に、優しい心を持ち続けてほしい。興味があれば、小学生になっても、お茶のお稽古に来てください」と語り掛けた。

 富田遥馬君(6)は「自分のたてたお茶を飲んでもらってうれしかった」。父親の史明さんは「普段家で見ることができない緊張した姿を見ることができて良かった。いつの間にかできることが増えており、日々子どもの成長を感じる」と話していた。

(2021年3月5日付紙面より)

保護者に和菓子と抹茶を振る舞う=3日、太地町の東明寺
背筋を伸ばして抹茶をたてる
2021年03月05日
55 客役協力得てリハーサル
 高池小6年がガイド練習  (古座川町 )

 古座川町立高池小学校(大畑眞校長)の6年生11人が1日、同町池野山にあるクマノザクラのタイプ標本木前で小学生ガイドの練習に取り組んだ。

 同町観光協会(須川陽介会長)が展開する振興事業を活用した、総合的な学習の時間(ふるさと学習)の一環。本年度の6年生は卒業記念制作として過去2年続いた看板づくりをしないが小学生ガイドには挑戦するとし、昨年12月に樹木医の矢倉寛之さんからクマノザクラなどに関係する一通りの情報を教わって取り組み始めた。

 前年度の6年生は挑戦したものの、花が咲く直前で新型コロナウイルス感染症拡大に伴う臨時休校が始まり実現できなかった。本年度の11人はその時のガイド文も情報として受け継ぎつつ解説する内容を組み上げ、今は来る本番に向け解説の練習に励むさなかにある。

 この日は矢倉さんを迎えて現地リハーサルをする計画だったが、同じ時間帯に下宏副知事ら県の幹部職員が同標本木を視察。11人の挑戦にも関心を示して客役の協力をする流れとなり、11人は本番さながらの状況でリハーサルに臨む絶好のチャンスを得た。2~3人組で客役に声を掛け、5分程度の時間でクマノザクラやその保全のための高池小の取り組みや思いについて解説。ラミネートパネルも使って練習の成果を発揮し、励ましをもらうなどした。

  □     □

本番は10、11日の午後2~3時を予定



 この日の同標本木はすでに開花が始まりちらほら咲きの状態。小学生ガイドは同協会の帯企画「古座川桜フェア」の一環で当初16日(火)と18日(木)に本番を行うとしたが、この日の開花状況を受け10日(水)と11日(木)の2日間〈雨天などで実施できなかった場合は12日(金)に延期実施〉に日程を変更。11人は午後2時~3時に同標本木前で鑑賞に訪れた人に声を掛け、了解が得られれば解説をするという。

 本年度の同フェアの概要は同協会公式ホームページを参照。問い合わせは同協会(電話0735・70・1275)まで。

(2021年3月5日付紙面より)

下宏副知事(中央)ら客役を得て現地リハーサルに臨む高池小6年生=1日、古座川町池野山
2021年03月05日
56 骨格編成ながら微増の規模
 令和3年度当初予算案発表  (串本町 )

 串本町が3日、令和3年度各会計当初予算案を報道発表した。一般会計は4月執行予定の町長選挙・町議会議員一般選挙を考慮した骨格編成で、総額は104億7500万円。15ある特別会計を合わせた予算規模は193億8801万3千円となっている。

 一般会計の歳入に占める財源の構成比は自主が27・6%、依存が72・4%で、町税収入は約14億0440万円を見込む。

 総額は対前年度比で19億600万円減(15・4%減)だが、前年度が新庁舎建設や宝嶋クリーンセンター改修分担など大規模予算の計上が重なり例年にない規模になったことからの減。合併算定替措置終了の初年で交付額減が憂慮される中、新庁舎建設事業や動鳴気漁港災害復旧事業などの予算計上を含んでいて骨格編成ながら例年ベースより微増の規模になっているという。歳入歳出の区分ごとの割合は別図に示した通り。

 歳出に盛り込む主な事業は▽新庁舎建設事業(約4億3871万円)▽ロケット推進事業(約2054万円)▽新型コロナウイルスワクチン接種事業(約3585万円)▽動鳴気漁港災害復旧事業(5億7500万円)▽有田残土処分場整備事業(約1億3893万円)▽町単独道路新設改良工事(2000万円)▽サンゴ台中央線新設事業〈歩道舗装〉(約2844万円)▽サンゴ台7号線改良事業〈舗装整備〉(約3029万円)▽長寿命化修繕事業〈橋の修繕〉(1億5000万円)▽高速道路推進事業(約1868万円)▽救急資機材整備事業〈高規格救急自動車1台と付帯資機材の一括取得〉(約3920万円)▽ふるさとのまちづくり応援基金活用事業(基金繰入約1億265万円)。

 新庁舎建設事業は備品購入や機能移転、竣工(しゅんこう)式や現本庁舎解体を包括。ロケット推進事業はスペースポート紀伊周辺地域協議会分担金やロケット推進室経費を包括。町単独道路新設改良事業は町道串本潮岬線の5カ年舗装改良整備事業の初年度分。高速道路推進事業は串本IC周辺地域活性化施設基本計画業務委託料や紀南高速事務所分担金などを包括している。

 ふるさとのまちづくり応援基金活用事業は▽備蓄食料品等〈防災対策事業〉▽民間ロケット発射場周辺地域活性化協議会負担金▽串本IC周辺地域活性化施設基本計画業務委託料―など20項目に予算を割り振るという。

 これら予算案は3月8日(月)から始まる第1回定例会に上程。同日の本会議で施政方針演説をし、9日(火)から12日(金)までの本会議で本年度分の諸議案に続いて審議予定となっている。

(2021年3月5日付紙面より)


2021年03月05日
57 早春の源助滝  熊野市紀和町  
2021年03月05日
58 歓送迎会・花見は自粛ムード  新型コロナアンケート  (東京商工リサーチ )
2021年03月05日
59 令和3年度予算大綱②  新宮市・田岡実千年市長  
2021年03月05日
60 高齢者のお手伝いしたい  色川小で疑似体験  (那智勝浦町 )
2021年03月05日
61 雨でも楽しく遊ぼう!  マリア保が卒園散歩  (新宮市 )
2021年03月05日
62 挑戦の結果を団長らに報告  第20回出場の串本町チーム  (ジュニア駅伝 )
2021年03月05日
63 タイプ標本木ほぼ満開に  クマノザクラ花の盛りに  (古座川町 )
2021年03月05日
64 持続可能な地域の実現を  第6次町総合計画の最終案  (御浜町 )
2021年03月05日
65 岩手と三重をつなぐ  「もんいまぁじゅ」が焼き菓子新製品を発表  (熊野市 )
2021年03月05日
66 ビブリオバトルを体験  教諭ら3人がバトラーに  (井田小学校 )
2021年03月05日
67 「ひな祭りのつどい」楽しむ  歌やゲーム、クイズなどで  (相野谷保 )
2021年03月05日
68 「大切な人を守る力に」  自衛隊入隊の芝下直希君を激励  (紀宝町 )
2021年03月05日
69 クマノザクラ咲き誇る  ピンクの花びら美しく  (紀宝町 )
2021年03月05日
70 南紀勝浦温泉が3位  温泉総選挙2020  
2021年03月05日
71 お悔やみ情報