ニュースアーカイブ|ARCHIVES
アーカイブ検索で表示されるグレーのリンクのない記事については、熊野新聞紙面をご覧ください。
ご購読のお申し込み
過去2年分の熊野新聞は、
SHIMBUN ONLiNE
でご購読頂けます。
新聞オンライン(電子新聞)
カレンダー検索:30件の記事がありました
【検索ステータス】 
2020年11月15日
1 花山法皇の故事にちなみ
 古式ゆかしく紅葉祭  (熊野那智大社 )

 那智勝浦町の熊野那智大社(男成洋三宮司)で14日、平安時代に那智山で修行した花山法皇の故事にちなんだ「紅葉祭(もみじまつり)」が営まれた。

 花山法皇が986(寛和2)年に那智山の二の滝付近で千日行をした時、秋の陽光に映える紅葉をめでて歌を詠み、その短冊を小枝に結んで滝に流したと伝わる。

 大社拝殿と那智の滝前では神事を執り行った。男成宮司が祝詞を奏上し、冠に紅葉の飾りを付け正装に身を包んだ神職や巫女(みこ)が秋の自然の恵みに感謝をささげた。

 続いて、巫女2人が紅葉の小枝を手に「豊栄(とよさか)の舞」を舞った。那智の滝前には多くの参拝者が訪れ、古式ゆかしい神事を見守った。

 大阪府から友人と共に訪れた50代男性は「お滝前で厳かなお祭りを見ることができた。今日こちらへ来られて本当に良かった」と話していた。

 男成宮司は「今年は新型コロナウイルスの影響でいつもとは違う厳しい一年だったと思う。そんな中、自然は移ろい、紅葉の美しい季節となった。自然に感謝するとともに滝の神様に変わらずのご加護をお祈りいたしました」。

 観光客の入り込み数や先日、大社周辺で発見された幻のヘビ「シロマダラ」については「団体客も増え、昨年並みに近づいてきたように思う。シロマダラは初めて見たが、来年は良い年になるのでは」と語った。

 なお、同大社によると、新年の参拝方法についてはコロナ対策を踏まえながら現在、検討中だという。

(2020年11月15日付紙面より)

那智の滝前で「豊栄の舞」を奉納した=14日、那智勝浦町の飛瀧(ひろう)神社
2020年11月15日
2 納税は「頑張った証し」
 田邉さんと久司さんに新宮税務署長納税表彰  

 新宮税務署長納税表彰がこのほど発表され、田邉毅一(きいち)さん(78)と久司博嗣さん(80)が受賞した。13日には石橋裕・新宮税務署長が2人の元を訪れ、申告納税制度の普及発展への感謝と功績をたたえて表彰状を手渡した。

 国税庁は「税を考える週間」(毎年11月11~17日)に納税意識の向上を図る取り組みを展開。納税表彰(および租税教育推進校等表彰)は税への理解を深めてもらおうと、同週間に合わせて毎年実施している。今年は新型コロナウイルスの影響で「納税表彰並びに感謝状贈呈式」は行わず、各地方の国税局長や各管轄の税務署長が個別に表彰状を手渡した。

 田邉さんは「税を納めることは当然の義務。それを果たしてきたまでのことです。まさか、このような賞を頂けるとはと驚き、うれしくもある。今後とも、さらにしっかりとした納税に励んでいきます」。久司さんは「自分が賞を頂いて良いものかと感じていますが、受賞については光栄に思っています。税金を納めた後には喜びを感じ『頑張った証し』と思える。今後も感謝の気持ちを忘れず納税の大切さを伝えていきたい」と語った。

 石橋署長は「納税道義の高揚に長年努めていただき本当に感謝しています。引き続き模範となって継続してもらいたい。コロナ禍で対面での領収よりもダイレクト納付が可能なため、積極的に協力してくれる方が多くなっているので今後ともよろしくお願いします」と話していた。

(2020年11月15日付紙面より)

石橋裕・新宮税務署長(左)から表彰状を受け取る田邉毅一さん=13日、那智勝浦町湯川のホテルなぎさや
受賞した久司博嗣さん(左)=同日、同町天満の有限会社久司商店
2020年11月15日
3 町の暮らしや祭りなど紹介
 副読本「わたしたちの紀宝町」  

 紀宝町教育委員会は、小学校社会科3、4年生用の副読本「わたしたちの紀宝町」(全32㌻)を作成。本年度から町内全5小学校で授業に取り入れている。

 小学3、4年生の社会科は「地域学習」が多く、主な学習対象を身近な地域に求めていることから、町教委では現在使われている教科書の流れに沿って副読本を作成。教科書で習う全国的な事柄を町に置き換えた形で掲載した。

 「わたしたちの住んでいるところ」「わたしたちの安全なくらしを守るために」「自然災害から人びとを守る活動」など9章で構成。教科書と似たレイアウトにしたことで、児童が教科書と副読本の内容を比較しやすいよう工夫した。

 町章や町花、木、公式キャラクター、地域に伝わる祭り、世界遺産の熊野川、御船島、七里御浜も紹介し、学校周辺や町の様子は航空写真を用いた。また、町の移り変わりが分かるよう、各小学校の昔と現在の校舎の写真を載せた。

 13日には西田健町長、西章教育長、教育委員が成川小学校を訪れ、副読本を使用した授業を見学した。同校では、新型コロナウイルス感染防止による臨時休校期間に家庭学習資料として活用した経緯もあり、児童たちは副読本のデータを見ながら、安全な暮らしを守る工夫について考えた。

(2020年11月15日付紙面より)

紀宝町教育委員会が作成した副読本
副読本を活用した授業を見学=13日、紀宝町立成川小学校
2020年11月15日
4 災害から身を守る方法提案
 市野々小学校で授業参観  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町立市野々小学校(中西健校長、児童31人)で13日、授業参観があった。5、6年生9人が保護者に向けて防災学習で学んだ内容を発表し、災害から身を守る方法を提案した。

 2011年9月の紀伊半島大水害で甚大な被害を受け、児童1人が亡くなった同校では、毎年授業参観を兼ねた特別授業「市小(いちしょう)防災の日」を開催している。本年度は台風の影響で中止となったが、今回の授業参観で発表のみ実施した。

 児童は一人一人、那智勝浦町総務課防災対策室の寺本斉弘室長や和歌山県土砂災害啓発センターの坂口隆紀所長から学んだ内容をスライドにまとめて発表。6年生は過去に起きた地震災害の教訓を生かし「屋内で地震が起きたときは、玄関にいる方が安全。玄関周りは物を少なくしておくといい」「家族による防災会議を開き、避難場所や安全な経路、非常持ち出し袋の確認をしておく」など減災につなげる方法を提案した。

 参観に訪れた保護者は「本当によく調べていて驚いた」と感心。教職員は地震・津波時の避難場所や緊急連絡先を記入する「避難カード」付きの「和歌山県防災ガイド」の冊子を渡し、家庭での防災活動に役立てるよう呼び掛けていた。

(2020年11月15日付紙面より)

防災学習で学んだことを発表=13日、那智勝浦町立市野々小学校
2020年11月15日
5 弦楽器の音色楽しむ  十六夜弦楽三重奏団招き演奏会  (新宮RC )
2020年11月15日
6 紅葉進む布引の滝  熊野市紀和町  
2020年11月15日
7 適切な行動に感謝  初期消火で北村さん夫妻を表彰  (新宮市 )
2020年11月15日
8 機転利かせ詐欺被害防ぐ  コンビニ店員に感謝状  (新宮警察署 )
2020年11月15日
9 消防士の仕事を学ぶ  相野谷小3年生が見学  (紀宝町 )
2020年11月15日
10 イチョウの葉色づく  能城山本の泉蔵寺  (新宮市熊野川町 )
2020年11月15日
11 お悔やみ情報
  
2020年11月01日
12 オンラインでめはりずし作り 名取市参加者にレクチャー (新宮市)

 新宮市観光地魅力アップ協議会(会長=山本大輔・市観光協会事務局長)は10月31日、同市池田の「Shingu Guest House奏」で「めはり寿司作りモニター体験」を開催した。インターネット上で会議などが行える「Zoom(ズーム)」で同市の姉妹都市である宮城県名取市をつなぎ、オンラインでめはりずしの作り方をレクチャーした。

 催しは姉妹都市間の交流を深めるとともに、新宮市の食文化や魅力を名取市に広く知ってもらうことが目的。名取市では事前に広報などで募り、申し込んだ市民が参加した。

 新宮市熊野川町の「かあちゃんの店」代表の竹田愛子さんが講師を、司会は社会人落語家の熊野家三九郎さんが務めた。佐野保育所に通う岡本天翔(かける)君も参加した。

 名取市から新宮市商工観光課に派遣されている齊藤裕美さんが「4月からこちらへ来て半年が経過しました。こちらでは楽しく過ごさせていただいております」とあいさつした。

 竹田さんは▽葉を洗い、茎を切り分ける▽秘伝のたれを葉や刻んだ茎になじませる―などのポイントを伝え実演。参加した10組はモニター越しに郷土料理の歴史を学びながら、手順通りに作った。

 試食では名取市の参加者が「すごくおいしい」「塩加減もちょうどいい」などと笑顔で語り、自作のめはりずしに舌鼓を打った。

 その後は質疑応答や交流の時間が設けられた。齊藤さんは参加者に対し、めはりずしや新宮市の情報などを会員制交流サイト(SNS)で発信してほしいと呼び掛けた。

 市観光協会の里中陽互会長は「今後も互いの文化を発信し合えたらありがたい」。

 山本会長は「今日の皆さまの笑顔を見て、やって良かったと思う。第2回、3回をオンラインを通して実施したい」と締めくくった。

(2020年11月1日付紙面より)

めはりずし作りをオンラインでレクチャー=10月31日、新宮市の「Shingu Guest House奏」
名取市の参加者らとオンラインで交流した
2020年11月01日
13 のぼり掲示で醸成促す
 11月は「差別をなくする強調月間」  (新宮市 )

 和歌山県では、全ての人権が尊重される社会の実現を目指し、11月を「同和運動推進月間」、11月11日から12月10日を「人権を考える強調月間」と定めている。新宮市では、11月を「差別をなくする強調月間」とし、部落差別をはじめさまざまな人権問題の早期解決を図る取り組みを実施。強調月間を目前に控えた10月30日、市庁舎では「広げよう やさしい心と 思いやり」と書かれた懸垂幕が掲げられ、庁舎を囲むようにして月間を周知するのぼりが掲揚された。

 市では、国に先駆けて2015(平成27)年に「新宮市部落差別をはじめあらゆる差別の撤廃に関する条例」を制定。人権相談所の設置や市民向け人権講演会、全体職員向け研修会の実施などの取り組みを進めている。

 強調月間では毎年、市人権尊重委員会(会長・田岡実千年市長)が街頭啓発を実施し、人権意識の醸成を呼び掛ける機会としているが、今年は新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から街頭啓発は中止。毎年発行している市内の小中学校から児童生徒らの人権作文を集めた人権尊重文集「春を呼ぼう」は、本年度中の発行を予定している。

 強調月間に伴い、市では「人権問題の解決には一人一人が問題を正しく知ることが大切。市民一人一人の尊厳と人権が尊重された差別のないまちの実現に向け、家庭で、職場で、地域で、この機会に改めて考えてみてください」と呼び掛けている。

  □     □

■人権啓発DVDの貸し出しなども

 市人権政策課では、全ての人の人権が尊重される社会の実現に向け、人権DVDの貸し出しや人権学習会への講師の派遣を行っている。約80本におよぶDVDの一覧は市ホームページ(https://www.city.shingu.lg.jp)で見ることができる。DVDや講師派遣の問い合わせは同課(電話0735・23・3359)まで。

(2020年11月1日付紙面より)

「差別をなくする強調月間」に向け、のぼりを掲揚する市職員ら=10月30日、新宮市役所
2020年11月01日
14 ハロウィーンごっこで交流
 太地こども園と南紀園  (太地町 )

 太地町立太地こども園(森尾扶佐子園長)は10月30日、玄関前の駐車場でハロウィーンごっこをした。隣接する特別養護老人ホーム南紀園(金田健治園長)の入居者や職員ら60人もフェンス越しに観賞に訪れ、園児68人のダンスやファッションショーを楽しんだ。

 太地こども園と南紀園は毎月交流をしていたが、本年度は新型コロナウイルス感染症の影響で中止していた。今回は、「せっかく仮装をするのだから、南紀園の高齢者たちにも楽しんでほしい」と太地こども園が提案して実現した。

 園児たちは教職員が手作りしたサテンの衣装を身に着け、「おばけのバケちゃま」などのダンスを披露。入居者たちも手を振ったり拍手をしたりして応えた。ファッションショーの後は、南紀園からお菓子とジュースのプレゼントがあった。

 金田園長は「外出もままならず、ストレスがたまりがちだった入居者さんたちも、子どもたちの元気な姿を見て、いい気分転換になったのでは」と話していた。

(2020年11月1日付紙面より)

ダンスを披露する園児たち=10月30日、太地町立太地こども園
南紀園からお菓子のプレゼント
2020年11月01日
15 待望の収穫、親子で体験
 通園らっこの園児ら潮岬で  (串本町 )

 串本町上野山にある社会福祉法人いなほ福祉会の児童発達支援事業所「通園らっこ」(榎本郁美園長)の2~5歳児とその家族が10月27日、潮岬にある串本さつまいも会の体験農園でサツマイモ掘りに取り組んだ。

 この畑は、サイパンイモから得る特産品「なんたん蜜姫」のPRを目的として開かれている場所。近年は口コミで体験の裾野を広げていて、同園はJA紀南串本支所に勤める嶋本勝信さんの紹介で今年から体験提供を受けている。

 6月半ばに園児が先生や嶋本さん、串本さつまいも会の柴田明夫会長と一緒にサイパンイモの苗約90本を植え、以降は嶋本さんが草引きなどの中間管理。4カ月を経て待望の収穫時期を迎え、同園は火曜日午前定例の親子保育に合わせて芋掘りをする計画を立てて畑へ赴いた。

 この日は園児13人が芋掘りにちなんだ絵本などの読み聞かせで気分を高め、嶋本さんがイモのつるを刈り払った後にスコップや手でサツマイモを掘り出した。小ぶりだが形のいいサツマイモが次々に集まり、絵本に出てくるような鈴なりにイモがついた株を上手に掘り出して注目される園児も。収穫したサツマイモは園用と家庭用に分け、園用は給食や5歳児の料理体験の食材として味わうという。

 榎本園長は今年の提供に感謝し、来年以降もこの場所で体験させてもらえればと期待。嶋本さんは今回の親子保育での体験が串本の特産品「なんたん蜜姫」を知ってもらうきっかけにもなればと願い、園から希望があれば応えたいと歩み寄りながら今年の栽培を締めくくった。園児は芋掘りの後、畑の近隣で親子一緒に散歩も楽しんで園舎へと戻った。

(2020年11月1日付紙面より)

次々にサツマイモを掘り出す通園らっこの親子ら=10月27日、串本町潮岬
2020年11月01日
16 近大新宮が準々決勝進出
 高校サッカー和歌山大会  
2020年11月01日
17 野球通じて健全育成
 新宮警察署防犯学童軟式野球大会  (新宮市 )
2020年11月01日
18 宇久井の森で粘菌探し  学芸員の川上新一さんと  (那智勝浦町 )
2020年11月01日
19 串本古座が15人減  21年度県立高校募集定員  (和歌山県 )
2020年11月01日
20 ウェブ予約を開始  わかやまGo To Eat  
2020年11月01日
21 「里親制度を知って」  パネル展示など通して呼び掛け  (新宮市 )
2020年11月01日
22 高校再編について考える  城南中で意見懇談会  (新宮市PTA連絡協議会 )
2020年11月01日
23 トリック・オア・トリート!  丹鶴幼でハロウィーン集会  (新宮市 )
2020年11月01日
24 魔女や海賊に楽しく仮装  新木保でハロウィーンパーティー  (新宮市 )
2020年11月01日
25 仮装施し楽しく過ごす  わかば保でハロウィーンパーティー  (那智勝浦町 )
2020年11月01日
26 ハロウィーンの衣装作り  子育て支援センター「つぼみ」  (新宮市 )
2020年11月01日
27 ハロウィーン文化に親しむ  主催事業で小中学生6人  (潮岬青少年の家 )
2020年11月01日
28 6組対戦し和深Bが優勝  町長・老連・信金杯ゲートボール  (串本町 )
2020年11月01日
29 9人が手掛けた力作並ぶ  1日まで「翠泉会書作展」  (紀宝町 )
2020年11月01日
30 お悔やみ情報