ニュースアーカイブ|ARCHIVES
アーカイブ検索で表示されるグレーのリンクのない記事については、熊野新聞紙面をご覧ください。
ご購読のお申し込み
過去2年分の熊野新聞は、
SHIMBUN ONLiNE
でご購読頂けます。
新聞オンライン(電子新聞)
カレンダー検索:98件の記事がありました
【検索ステータス】 
2019年07月31日
1 神体周囲をみやびやかに彩る
 古座川の祭礼「河内祭」  

 古座川河口域の祭礼「河内祭(こうちまつり)」が28日に宵宮、29日に本祭を迎えた。台風6号の影響により1日遅れで実施。祭船による奉仕の一部が営めなかったが大前の儀(奉幣神事)は好天の下で営むことができ、その前後では花形の御船や獅子舞などがみやびやかな光景で祭りを盛り上げるなどした。

 古座川河口から約3㌔上流にある川中の島を神体「河内様(こおったま)」として祭る河内神社の祭礼。現在は串本町の古座区と古田区、古座川町の下部区と宇津木区と月野瀬区の5カ区が7月第4土・日曜日を期日にして奉仕し、奉幣神事を営んで大願成就を寄せている。

 大前の儀は本祭日の午前10時に「河内様」前であり、5カ区の区長や各奉仕団体代表と来賓が参列。御船が御舟謡(みふねうた)を奏して「河内様」を回る中、神職が5カ区の御幣を神前にかざして神気を授かり一同で玉串をささげて礼を尽くした。

 その後は古座、古田、下部の3カ区がそれぞれに受け継ぐ獅子舞が順次奉納に臨み、その後は各区が河原などに設けた直会座で全頭披露に臨むなどした。櫂伝馬競漕(かいでんまきょうそう)は川の流れが強く中止となったが、御船は正午すぎに改めて花周りをして祭礼を締めくくった。

(2019年7月31日付紙面より)

大前の儀。御船が神体「河内様」を回り、河原の祭壇で奉幣神事を営んだ=29日、串本町古田
2019年07月31日
2 特殊詐欺の被害防止を
 防犯ボランティア交流会  (東牟婁地区 )

 県内の自主防犯活動活性化と関係機関のさらなる連携強化を図るため、県は29日、新宮市緑ヶ丘の東牟婁振興局で「防犯ボランティア交流会」を実施した。

 県では防犯ボランティア団体や警察、各市町が連携し、安全で安心して暮らせるまちづくりに取り組んでおり、交流会は県内を4ブロック5地区に区分して毎年開いている。

 東牟婁地区の交流会には三佐木地区パトロール隊、熊野パトロール隊、市地域安全推進員会、王子ヶ浜小学校子ども見守り隊、勝浦ニュータウン見守り隊、新宮署少年補導員連絡会、みさきっこ安全パトロールと新宮、串本両警察署、県、関係市町から約30人が参加した。

 県警察本部生活安全犯罪抑止総合対策室の岡畑好紀室長が県内の犯罪情勢を報告した。6月末現在、県内の刑法犯は2160件で前年同期より366件減少した。新宮警察署管内では70件(前年比7件減)で高齢者の万引が激増した。串本警察署管内は27件(同6件減)で車上狙い、万引、器物損壊が上位を占めた。

 特殊詐欺は県内でオレオレ詐欺、架空請求詐欺が合わせて15件発生し、約2357万円の被害があった。高齢者の被害が多く、岡畑室長は「卑劣な犯罪で許せない」と断じた。

 警察官や銀行員をかたってキャッシュカードを取りに来る手口が多く発生していることや、訴訟最終告知のはがき、メールによる未納料金の請求などの手口を挙げ、被害に遭わないよう呼び掛けた。

 県警OBで防犯アドバイザーの稲本金利さんは子ども見守り活動の現状を紹介した。「防犯パトロールは犯罪・事故・災害の被害を未然に防止することや、地域の犯罪抑止機能を高めることなどが目的。目立つ姿で存在感を示すことが大切です」と述べた。

 通学路や公園に異常はないか、見慣れない人や車はないかなど「いつもと違う」ことに気付くことがパトロールのポイントと示した。また、子どもの被害を防ぐために▽一人で遊ばせない▽不審者情報はすぐに通報する▽実情に即した見守り活動―などが重要とした。

 出席者からは「自転車盗の被害を警察に届けないケースが多く、駅前に放置自転車も増えている」「電子マネーを使った架空請求詐欺が多いが、警察からコンビニ店員に注意喚起はできないか」「暑くなる時期の見守り活動は高齢者にとって厳しい。見守りへの参加を呼び掛けているが若い人の応募がない」などの声があり、活発な意見交換を繰り広げた。

(2019年7月31日付紙面より)

防犯ボランティア交流会で犯罪情勢などを報告=29日、新宮市緑ヶ丘の東牟婁振興局
2019年07月31日
3 県コンクで金賞受賞
 矢渕中吹奏楽部が東海大会へ  

 紀宝町立矢渕中学校の吹奏楽部が、27日に津市の三重県文化会館大ホールで開催された「三重県吹奏楽コンクール 中学校B編成の部」に出場し、金賞を受賞した。

 B編成は30人以下の小編成の部で県内から40校が出場した。矢渕中は1~3年生の14人が『テレプシコーレ舞曲集』よりブランル・ゲイ、パッサメッツォ、クーラント、バレエ、ガイヤルド(M・プレトリウス作曲)を演奏した。

 吹奏楽部は2005(平成17)年に創部し、本年度は1年生7人を迎え、2年生6人、3年生8人で活動。コンクールに向けて練習を積み重ねてきた曲は、21日に同町大里のふるさと資料館で開催した「ファーストコンサート」でも披露した。

 昨年に続き金賞を獲得した矢渕中は8月25日(日)に愛知県の豊田市民文化会館で開催される東海大会に三重県代表として出場する。

(2019年7月31日付紙面より)

県コンクールで金賞を受賞した矢渕中吹奏楽部(提供写真)
2019年07月31日
4 ラジオ体操で健康増進を
 新宮市が優良団体として表彰  

 新宮市はこのほど、ラジオ体操の普及奨励に寄与したとして、(株)かんぽ生命保険、日本放送協会、NPO法人全国ラジオ体操連盟から2019年度ラジオ体操優良団体表彰(府県等表彰)を受けた。29日に市役所を訪れたかんぽ生命の石川恵三・和歌山支店長らから表彰状と記念品を受け取った田岡実千年市長は「より多くの人にラジオ体操に参加していただけるよう取り組んでいる当市にとっては励みになること」と喜びを語った。

 ラジオ体操は国民の体力向上と健康の保持・増進を目的に1928(昭和3)年に制定された。同表彰は、かつての郵政省簡易保険局が、簡易保険創業40年、郵便年金創業30周年の記念事業の一環として、56(昭和31)年から府県別表彰を実施したのが始まり。62(昭和37)年に全国、地方表彰が加わり現在に至っている。

 表彰の基準は▽当該年度4月1日現在で、ラジオ体操を始めてから満2年以上継続しており、ラジオ体操の普及向上に寄与した功績が著しい▽おおむね10人以上参加者がある▽年間ラジオ体操の実施日数が50日以上―の団体。同市では2014(平成26)年5月から市生涯学習課が中心となりラジオ体操の普及活動に取り組んでいる。現在は毎朝、県道あけぼの線の見晴台や新宮駅前など、市内11カ所でラジオ体操を実施しており、平均約250人が参加している。

 石川支店長は「ラジオ体操は正しく行うと健康増進につながり、いつでも誰でもできるところがいいところ。全国表彰を目指して引き続き頑張ってください」。

 田岡市長は、自身もラジオ体操に参加するようになってから体調が良くなったと伝え「健康長寿の取り組みを進める中でラジオ体操はとても有効。健康増進だけではなく、地域のコミュニティーの形成にも大きく寄与している。もっと多くの人に参加してもらえるように普及していきたい」と話していた。

(2019年7月31日付紙面より)

表彰状を受け取った田岡実千年市長(左)とかんぽ生命保険の石川恵三・和歌山支店長=29日、新宮市役所
市内のラジオ体操には毎日平均250人が参加している(提供写真)
2019年07月31日
5 木下医院Aが優勝 第145回職場対抗ボウリング大会 
2019年07月31日
6 35人が昇級 剣道級位審査会 
2019年07月31日
7 6人が近畿B予選へ
 全小バドミントン選手権県予選会  (新宮バドミントンスポーツ少年団 )
2019年07月31日
8 協力する心を持って  わかば保で「お楽しみ会」  (那智勝浦町 )
2019年07月31日
9 退任後も「大使」として  ALTのマシューさん  (那智勝浦町 )
2019年07月31日
10 一体となってステージを  市民音楽祭に向け実行委員会  (新宮市 )
2019年07月31日
11 座禅で精神統一  「くまっこ」夏休み特別企画で体験  (新宮市熊野川町 )
2019年07月31日
12 豊富な催しに来場者多数  南紀園で恒例の夏祭り  (太地町 )
2019年07月31日
13 技術学んで串本の海を観察  子どもスノーケリング体験  (県立潮岬青少年の家 )
2019年07月31日
14 「地震」テーマにし学ぶ  職員対象夏期セミナーで  (串本町消防本部 )
2019年07月31日
15 古座川河口域で納涼にぎわう  熊野水軍古座河内祭の夕べ  (串本町 )
2019年07月31日
16 ホテル建設予定地を視察  鈴木英敬知事との「1対1対談」  (御浜町 )
2019年07月31日
17 マンドリンで名曲演奏  トレモロが「かわりない会」で  (紀宝町 )
2019年07月31日
18 お悔やみ情報
  
2019年07月24日
19 管内の5人に感謝状
 新宮市の玉置利春さんら  (東牟婁振興局 )

 和歌山県は退任した自治会長に知事感謝状を贈呈した。新宮市熊野川町赤木の玉置利春さん(84)ら東牟婁振興局管内の対象者5人には23日、地域振興部の林俊和副部長が賞状と記念品を届けた。

 受け取った玉置さんは「それほど貢献はしていないと思う」と謙遜し「先日の新宮市からの特別功労表彰もそうだが、活動を評価していただけるのはありがたい」と話した。

 玉置さんは、市と熊野川町の合併後の平成18年3月から30年7月までの12年4カ月、熊野川町区長連絡協議会町を務めた。

 「23年の紀伊半島大水害の時が一番印象に残っている。当時は、小口自然の家と熊野川温泉さつきの支配人を兼務していて、各地から来てくれていたボランティアの皆さんへのお風呂の手配、三重県回りでの食料の買い出しなど、いろいろと大変だった」と振り返り、現在の協議会に対し「人口も減り、機能しなくなった区もいくつかある。この地域に定住してくれる人を多く探すなど、これから大変だと思うが、そうした方面で活躍してほしい」と今後に期待を寄せた。

 林副部長は「大変な時期もいろいろとあった中で12年間も活動していただき、ありがとうございました」と感謝し、「今後とも何とぞ協力の程よろしくお願いし、ご健康をお祈りいたします」と声を掛けた。

  □     □

 管内で感謝状の贈呈を受けたのは、次の皆さん。

▽玉置利春(熊野川町区長連絡協議会長)

▽木山誠彌(串本町潮岬地区潮岬代表区長)

▽上 卓生(新宮市明和会長)

▽南 堉太(新宮市取出町内会長)

▽新宅伸一(那智勝浦町口色川区長)

(2019年7月24日付紙面より)

感謝状を受け取った玉置利春さん(左)と林俊和副部長=23日、新宮市熊野川町赤木
2019年07月24日
20 合唱や演奏で患者癒やす
 町立温泉病院で納涼祭  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町立温泉病院(山本康久院長)で20日、毎年恒例の納涼祭が開かれた。同院レクリエーション委員会(南伸吾委員長)が主催。4階のデイルームを使用し、息の合った合奏や美しいコーラスで入院患者や家族らを楽しませ、元気づけた。

 これまで同院の看護部を中心に患者参加型の行事を開いてきたが、新病院への移転を機に活動の充実や入院患者の豊かな療養生活を目的にレクリエーション委員会を設置。各部署から10人の委員を選出し、患者参加型の行事のほか、職員同士の親交を育む取り組み、地域交流や地域の病院としての姿勢をアピールしていくという。

 納涼祭では町内有志のグループ「楽団ごっこ」と「勝浦グリーンコーラス」(大林幸子代表)が出演。楽団ごっこはピアノやギター、カホン、ケーナなどさまざまな楽器を用いて『庭の千草』『蘇州夜曲』『ライアンのポルカ』を演奏した。同団の井藤朋子さんは「昨年、参加させていただきました。演奏を聞いていただき、ありがとうございます」と話した。

 勝浦グリーンコーラスはピアニストで同サークルの指導者を務める大久保賢一さんのピアノ演奏のもと、北山村を歌ったふるさと賛歌『青い村』や『赤とんぼ』『オー・シャンゼリゼ』などを歌い、美しいコーラスが会場に響いた。アンコールでは『ふるさと』を入院患者らと共に歌った。大林代表は「皆さんに歌っていただけてとてもうれしかった。来年も一緒に歌いましょう。それまでお元気でいてください」と激励した。

 会場では輪投げやくじ引き、かき氷などのコーナーもあり、患者らでにぎわった。

 南委員長は「患者さんの中には入院生活が長い方や外出ができない方もいらっしゃる。皆さまにリラックスしてほしい。今日を良い気分転換にしてくれたらうれしい」と語った。

(2019年7月24日付紙面より)

楽団ごっこが息の合った演奏を披露=20日、那智勝浦町立温泉病院
勝浦グリーンコーラスが懐かしい曲などを熱唱
2019年07月24日
21 代表参拝や獅子舞で活気
 西向稲荷神社本祭迎える  (串本町 )

 串本町西向にある稲荷神社の祭典が21日に宵宮、22日に本祭を迎えた。今年は雨天のため、代表参拝で本殿大前の儀を営み直会(なおらい)は西向多目的集会所で実施。直会座も同集会所内に移し、西向青年公道会(松村隆正会長)の会員らが獅子を舞わし納めるなどした。

 この神社は、西向小そばの山腹にあり氏子区域の原町区と上ゲ地区が護持。上ゲ地区、原町区上分区(上部)、同下分区(下部)で世話役を持ち回りながら期日に沿って毎年の祭典を営んでいる。今年の世話役は同上分区の巡りで、木下俊郎さんを当屋に立てて準備を進めてきた。

 本殿大前の儀は両区要職に加え町長ら区外要職も招いて営むのが慣例になっているが、今年は長引く梅雨の延長で雨天となったため宮総代長でもある松村隆生上ゲ地区長、船井鉄司原町区長、当屋の木下さんと世話役の濵地弘貴さんの4人が代表参拝。有田神社の深美芳治宮司ら神職に続いて玉串をささげるなど礼を尽くした。

 招待者は同集会所の一室に集合して直会に臨み、地区回りをする西向青年公道会も午前11時30分すぎに到着。▽神宮舞▽乱獅子▽寝獅子(うかれ獅子)▽天狗賛(ササラ)▽剣の舞―を順に舞わして座をにぎやかした。ササラてんぐを担う船井羽来さん(9)は会員に笑顔を促されながら獅子との駆け引きを繰り広げて多くの投げ銭を集めるなどした。

 同会は宵宮と本祭の朝一番に宮上りをして地区回りをし、本祭午後8時の総神楽は途中で雨が降る状況を避けるため、みくまの農業協同組合西向支所前から西向小体育館へ座を移して実施。玉てんぐを担う谷端悠君(8)も集大成となる披露に臨み、会員や区民ら見物人約150人の注目を浴びた。

 長引く梅雨の影響で異例の雨天決行となった今年の祭典。関係者がそれぞれにできる形を考えながら今年も欠くことなく主祭神への礼を尽くし、原町区の船井区長(69)は「無病息災と五穀豊穣(ほうじょう)。その上で区民が繁栄することを、向こう一年に願いたい」と思うところを語った。

(2019年7月24日付紙面より)

雨天のため代表参拝で本殿大前の儀を執り行う=22日、串本町西向
式典後、西向多目的集会所に移した座で獅子舞を披露
雨を心配し総神楽は西向小体育館で実施
2019年07月24日
22 みんなで交流深める
 新宮市内3保育所が合同デイキャンプ  

 新宮市の高田、蓬莱、佐野保育所の5歳児45人は20日、同市高田でデイキャンプをした。同年齢の集団でのキャンプを通じて横のつながりを広げ、普段ではできないいろいろな体験をしてほしいと毎年実施している。

 新高田会館に到着した園児は自己紹介をした後、近畿大学水産研究所新宮実験場を訪れ、チョウザメを見学。同実験場の稻野(いねの)俊直場長から説明を受けた。園児は「なぜ、チョウザメに番号が付いているのですか?」「どうやって育てていますか?」などと質問し、稻野場長が丁寧に回答した。

 午後にはゲーム遊びがあり、会場には「わなげ」「的当て」「くじ引き」などのさまざまなゲームコーナーを設けた。園児たちは「楽しい」「もっとやりたい」と声を上げながら盛り上がった。昼食ではおにぎり作りに挑戦。握り方を教わりながら「おかか」や「こんぶ」の具材をのせて、職員が作った焼きそばと一緒にテーブルを囲み味わった。

 佐野保育所の西浦ゆかり所長は「チョウザメなどを初めて見た子どもも多く、興味津々でした。これからも交流を深め、コミュニケーションを取りやすくなってもらえれば」と話していた。

(2019年7月24日付紙面より)

チョウザメを見学する園児=20日、新宮市高田
2019年07月24日
23 東牟婁地方中学校総合体育大会(終) バスケットボール、剣道、柔道 
2019年07月24日
24 外国人との会話力高める  商工会女性部が実店舗で  (那智勝浦町 )
2019年07月24日
25 遊びの可能性など学ぶ  みんなで子育て!ネットワーク講座  (太地町 )
2019年07月24日
26 会則改正など5議案承認  熊野川流域ダム湖下流団体協議会  (新宮市 )
2019年07月24日
27 地区に活気あふれる  谷王子夏祭り盆踊り大会  (新宮市 )
2019年07月24日
28 物語の世界に夢中  天満保で人形劇鑑賞とお話し会  (那智勝浦町 )
2019年07月24日
29 6月定例会一般質問(終)  串本町議会  
2019年07月24日
30 27日正午いよいよオープン  南紀熊野ジオパークセンター  (串本町 )
2019年07月24日
31 楽しい夏の一夜 和深保育所で夕涼み会 (串本町)
2019年07月24日
32 有料期間前に連日整備  望楼の芝で夏の芝刈り  (串本町 )
2019年07月24日
33 水利を使った自給考える  平井で小規模水力発電WS  (農村資源研究所 )
2019年07月24日
34 合計特殊出生率が全国上回る  紀宝町議会、地方創生特別委で報告  
2019年07月24日
35 「夏休みを楽しもう」始まる  神内会館で工作教室  
2019年07月24日
36 楽しみながら災害に備える  津本自主防が防災キャンプ  (紀宝町 )
2019年07月24日
37 県コンク演奏曲も披露  吹奏楽部がファーストコンサート  (矢渕中 )
2019年07月17日
38 令和初の那智の扇祭り
 御火行事に多くの参拝者  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町の世界遺産、熊野那智大社(男成洋三宮司)で14日、令和初の例大祭「那智の扇祭り(火祭)」(国重要無形民俗文化財)が営まれた。祭り序盤は雨が降り、霧に包まれる場面も。神事の斎行を心配する声も聞かれたが天候は持ち直し、無事に全ての日程を終えることができた。祭りでは重さ約30~50㌔にもなる大たいまつ12体が勢いよく燃えさかり、昨年より1000人多い1万1000人(主催者発表)の参拝者を魅了した。

 熊野の神々が年に1度、那智の滝を表す12体の扇神輿(おうぎみこし=高さ約6㍍、幅約1㍍)にうつされ、本宮の那智の滝に里帰りする神事。12体の大たいまつの炎で扇神輿を清める場面が見どころであることから「火祭」とも呼ばれている。

 大たいまつに火が付けられると、白装束と烏帽子(えぼし)をまとった氏子が「ハリャ、ハリャ」と威勢の良い掛け声とともに参道を往復した。

 長野県飯田市在住の松島賢治さん(62)は今年10月に地元の熊野神社で営まれる秋季例大祭(扇祭り・火祭り)の実行委員長となったことから、祭りを学ぼうと同大社を訪れたという。「祭りの実物を本場で見たかった。古くからの文化が霊的であり、伝統的なものとして受け継がれているのが感じ取れた。本当に参考になりました」と語った。

 男成宮司は「雨は覚悟していたが多くの方々の心が天に通じ、渡御祭の奉仕を行うことができた。令和初めての例大祭で雨が降らなかったことがこれからの令和の御代を象徴している気がする。これからの御代の発展と日本が栄えていくことを願っております」と話した。

(2019年7月17日付紙面より)

燃えさかる清めの炎が参拝者を魅了=14日、那智勝浦町那智山
2019年07月17日
39 鉄道ファンや家族連れでにぎわう 紀勢本線全通60周年記念イベント (JR新宮駅)

 新宮市徐福のJR新宮駅で14日、紀勢本線全通60周年を祝い記念イベントが催された。JR西日本主催、JR東海、市観光協会など協力。60周年号到着時のお出迎えや「サロンカーなにわ」などの車両展示、ライブペインティング、地元店舗などによる「しんぐう駅マルシェ」などがあり、多くの家族連れや鉄道ファンでにぎわった。

 JR(旧国鉄)紀勢本線は長い海岸線を持つ紀伊半島の交通の大動脈として1959(昭和34)年に全通した。中でも新宮駅は半島の豊富な木材資源と熊野速玉大社参拝客輸送の主要駅として、駅を起点として市も発展してきた歴史がある。

 市観光協会は、24(大正13)年の民間鉄道敷設以来、鉄道を中心に経済的・文化的繁栄を享受し、特に紀勢本線全通は戦後の当地方の発展に大きく寄与したことを顕彰し、後世に伝える目的で記念企画「ライブペインティング」や「しんぐう駅マルシェ」などを主催。

 アフリカンペイントアーティストのSHOGENさんと小学生ペンキ画家のHARUKAさんによるペイントアート制作を通し、子どもたちが「地元に帰ってきたくなる」町づくりを企画した。ペイントアートには地元の子どもら延べ60人以上が参加。駅舎の壁や待合室をカラフルに彩った。

 60周年を記念し、同駅には83(昭和58)年に14系客車の改造により登場した欧風客車「サロンカーなにわ」が「サロンカーなにわで行く!紀勢本線全通60周年号の旅」ツアー客を乗せて到着。お召し列車として使用されたこともある列車の登場に、多くの鉄道ファンがカメラを手に歓迎した。

 同イベントの企画を担った同駅職員の安間美幸さん(23)は「準備段階で不安でしたが、地域の皆さんのご協力のもと、全員一体となって60周年を盛り上げられて良かった。鉄道ファンの方やお子さんだけでなく、地域の人全員に楽しんでもらえたのでは。JR東海さんと交流を図ることもでき、素晴らしいイベントになったと思います」。

 市観光協会の里中陽互会長は「にぎわっていてうれしく思います。ライブペインティングは取り組みとして斬新だったのでは。JRさんの理解なしではかなわなかったことで大変有意義だったと思います」と話していた。

(2019年7月17日付紙面より)

60周年号や「サロンカーなにわ」の到着を鉄道ファンらが歓迎=14日、JR新宮駅
子どもたちが駅舎の壁や待合室を彩った
2019年07月17日
40 倉庫から祭船を引き出す
 古座区の関係25人一丸で  (河内祭を前に )

 串本町古座にある祭船倉庫で13日、祭礼「河内祭(こうちまつり)」で用いる御船、小伝馬、当船を引き出す作業があった。

 今年の祭礼は27日(土)に宵宮、28日(日)に本祭を迎える計画で奉仕する古座区、古田区、下部区、宇津木区、月野瀬区がそれぞれ準備を進めている。これら祭船は古座区が用いる船で、御船は先んじて宵宮午後、小伝馬と当船は本祭早朝に古座川河口から約3㌔上流にある河内神社の神体「河内様(こおったま)」を目指す。

 御船は海に命を懸けた旧古座浦~古座区の諸霊を「河内様」へ誘う意味合いも持ったスギの木造船。全長約11㍍、幅約2㍍あり、鯨船に屋形を載せ軍船風の装飾を施した外観を特色とする。小伝馬は水上交通が活発だった時代の木造通船で、櫂伝馬(かいでんま)より一回り小さい全長約7・4㍍、幅約1・5㍍。現在は古座中男子生徒が乗組員として奉仕している。

 当船は古座神社の生き神「ショウロウ」と神職、区長が乗る屋形船で全長約9㍍、幅約1・8㍍。本祭早朝の船団の先頭を行く。御船、小伝馬とも古座区の分区(上、中、下)が建造した3隻が伝わるが、奉仕者減により今年も各2隻で奉仕するという。

 作業には御船を操船する勇進会(坂井信夫会長)や河内祭保存会(杉本喜秋会長)の関係者25人が参加。60~70代が中心のため、フォークリフトの力も借りながら小伝馬3隻(うち1隻は他船を引き出すため仮出し)、御船2隻、当船を順に倉庫から引き出し、以降は台車に載せ人力で動鳴気漁港のスロープまで運んだ。

 坂井会長は参加者の高齢に細心を払いつつ作業。無事に6隻の引き出しを終え、「奉仕する人間の数が減ってもなくせないのがこれらの祭船だが、この作業自体があと何年続けられるかという厳しい状況で早く何とかしないといけないと思っている。勇進会もなかなか若い者を集められず申し訳ないが、今年も先輩方のおかげで無事引き出せた。祭りを続けたいというみんなの思いを受け継ぎ、後は祭りに向けできる限り奉仕を尽くすのみ」と話した。

 祭礼ではこれら祭船に加え、古座青年会と芳流館互盟社の各獅子伝馬も出船する。陸上交通未発達で水上交通が主流だった時代は当船に多くの船が連なって「河内様」を目指したそう。その当時の華々しさから、この祭礼は「御船祭」と呼ばれることもある。

(2019年7月17日付紙面より)

祭船倉庫から御船を引き出す古座区の関係者ら=13日、串本町古座
2019年07月17日
41 華やかに扇立祭
 ミス扇に柏木未有さん  (熊野速玉大社 )

 新宮市の熊野速玉大社(上野顯宮司)で14日、「扇立祭(おうぎたてまつり)」があった。拝殿で神事を営み、檜扇(ひおうぎ)を開帳。特設舞台では扇立祭奉賛会による「ミス扇コンテスト」などの行事も華やかに繰り広げられ、大勢の人でにぎわった。

 神事では、神職が各殿で檜扇を開帳。参列した奉賛会役員らが無病息災、家内安全などを願って神前に玉串をささげた。

 今年で41回目の「ミス扇コンテスト」には18人が出場。審査の結果、大賞のミス扇に柏木未有さん(17)、ミス速玉に平野裕り花さん(23)、ミス梛(なぎ)の木賞に日浦琳香さん(18)、顧問特別賞に南らなさん(16)が選ばれた。ミスに選ばれた3人は1年間、市のPR活動などに参加する。

 柏木さんは「信じられないくらい驚いています。名前を呼ばれたときは手が震えていました。新宮市を盛り上げるために、しっかりPRしていきたい。祖父母に早く伝えたいです」。平野さんは「自信がなかったので選ばれたときは固まりましたが、うれしいです。1年間、積極的に活動していきたい」。日浦さんは「応援に来てくれたたくさんの人のおかげ。最初は申し訳ないくらい自信がありませんでしたが、うれしさでいっぱいです」と喜びを語った。

(2019年7月17日付紙面より)

開帳される本殿の檜扇=14日、新宮市の熊野速玉大社
(左から)平野裕り花さん、柏木未有さん、日浦琳香さん
2019年07月17日
42 大久保直美さんが優勝
 第43回和歌山県なぎなた夏季大会  
2019年07月17日
43 創部3年目初の全国へ
 新宮黒潮BBCが無失点で大会制す  (全少軟式クラブ選抜予選 )
2019年07月17日
44 串本古座が初戦で敗れる  安打数で桐蔭と並ぶも好機生かせず  (全国高校野球選手権和歌山大会 )
2019年07月17日
45 有権者に投票呼び掛ける  21日の投票日に向け県選管が  (参院選 )
2019年07月17日
46 県南部初の略式代執行  宇久井地区の特定空き家で解体工事  (那智勝浦町 )
2019年07月17日
47 今シーズンの無事故祈る  新宮市内で安全祈願祭  
2019年07月17日
48 住民と観光客の接点化期す  道の駅虫喰岩に事務所開設  (古座川町観光協会 )
2019年07月17日
49 木本は27点奪い快勝  全国高校野球選手権三重大会  
2019年07月17日
50 県大会出場校決まる  中学校総合体育大会  (熊野市・南郡 )
2019年07月17日
51 多くの人でにぎわう  「御浜ビアガーデン」20周年  (御浜町 )
2019年07月17日
52 行楽シーズンは交通量増加  啓発活動で安全運転呼び掛ける  
2019年07月17日
53 お悔やみ情報
  
2019年07月10日
54 大しめ縄を張り替え
 「那智の扇祭り」を前に  (熊野那智大社 )

 那智勝浦町の熊野那智大社(男成洋三宮司)は9日、世界遺産・那智の滝の上に架かる大しめ縄を張り替えた。14日(日)に催行される国指定重要無形民俗文化財「那智の扇祭り(火祭)」を前にした恒例行事。雨で水量が増したことから、この日は例年より上流に張り、天候の回復を待って後日、元の場所に張り直す。

 この日は午前9時から本社拝殿で奉告祭が営まれた後、白装束に烏帽子(えぼし)姿の神職らが真新しいしめ縄を担いで入山した。しめ縄は長さ約26㍍、重さ4㌔。神職らは神域である滝の落ち口から約50㍍ほど上流で、命綱を着け、水につかりながら張り替えた。

 現場は高さ133㍍の滝の上。ここ数日、毎日のように降っている雨の影響もあり水量が増している中、足元を確認しながら慎重に作業した。張り替えは、毎年同日と迎春準備として12月27日の年2回行われている。

(2019年7月10日付紙面より)

雨の影響で水かさが増している中、張り替え作業が行われた=9日、那智勝浦町那智山
2019年07月10日
55 地域ゆかりの合気道学ぶ
 城南中2年生が保健体育で  (新宮市 )

 新宮市立城南中学校(中田善夫校長)で8日、合気道の保健体育の授業があった。2年生64人は同市元鍛冶町の合気道熊野塾道場師範の田坂光男さんと、チェコ出身で同塾の門下生オンドレイ・トラーヴニーチェックさんに教わりながら正座やあいさつの仕方、簡単な技など、合気道の基礎を学んだ。

 同市の中学校では昨年まで保健体育の武道の授業で剣道が行われていた。当地方にゆかりのある合気道を生徒に知ってもらおうと、教員を務めていた田坂さんの関係からモデル授業として同校で初めて実施。計5回を行い、取り組みの中で課題などを挙げて来年度以降に他の市内中学校にもつなげていく予定にしている。

 田坂さんは合気道の創始者である植芝盛平(もりへい)翁(1883~1969年)の紹介や新宮での合気道の歴史、稽古方法などを説明。今後取り組んでいく技の手本を見せ、「力の伝わり方、姿勢が大事」と述べた。二人組になった生徒は合気道の基礎となる技「肩手取り」「相どり」に挑戦。「どっち?」「これで合ってる?」などと確認しながら熱心に取り組んだ。

 仮谷心さん(14)は「力の入れ方が難しかったです。初めて合気道をして手順が多くて奥深いことに驚いた。今後の授業でいろんなことを知りたい」。和平蓮君(13)は「基礎的な技だったけど、力加減が分からず難しい。授業が進むにつれて、自然と身に付けていきたい」。

 田坂さんは「生徒が合気道を知ろうという姿勢を感じました。今後の授業ではさらに難しいことも増え、集中力や姿勢、精神力が必要になる。授業を通じ、普段の生活の中で成長するきっかけになれば」と話していた。

(2019年7月10日付紙面より)

田坂光男さんから学ぶ生徒=8日、新宮市立城南中学校
生徒を前に手本を見せた
2019年07月10日
56 町民互助の地域像見通す
 生活支援体制整備学習会  (古座川町 )

 古座川町中央公民館で6日、第1回生活支援体制整備事業学習会があり、町民約110人が同事業で目指す地域像を見通す機会を持った。

 この事業は、介護保険制度の平成27年度改正に伴い市区町村に移行した介護予防・日常生活支援総合事業の一環。同町は町民の互助による生活支援体制の創出と定着を目指していて、前年度は手法の模索を進めつつ同町社会福祉協議会職員の宮本泰輔さんが生活支援コーディネーターとして着任した。本年度は対の関係で事業展開の核となる最上位協議体の立ち上げを目標にし、人材育成を図りながら担い手を得るためにこの学習会を複数回開くとしている。

 この日はその1回目。西前啓市町長のあいさつを経て、基調講演と地域活動発表の2部構成で同事業が求められる時代背景と生活支援コーディネーターや協議体の概念、協議体の振興対象となる既存の地域活動の現状を一同で共通認識した。

 基調講演は、コミュニティーネットハピネス=静岡県=の土屋幸己代表理事が「安心して暮らし続けるために今必要なこと」と題して登壇。地域包括ケアシステムの趣旨と取り巻く状況、今後顕在化する課題を踏まえて生活支援コーディネーターと協議体の必要性を導き、南アルプス市の事例を交えてイメージを培った。

 専門職がこなしている支援の中で外出や家事の手助けなど互助でもできる内容を新たに地域の支え合いへ委ねることで、生活支援の量と質を向上する仕組みを形作るのが協議体の役割で、その後押しをするのが生活支援コーディネーター。これら仕組みにより誰かがではなく住民同士が主体的に互いを理解し支え合う状態を目指す状況として意識づけた。

 発表では、▽明神の手芸▽高池上部の卓球と囲碁▽洞尾の寄り合い▽平井の休耕田再生―といったグループ活動が協議体を通して創出する地域活動に結び付く事例として紹介され、さわやか福祉財団=東京都=の高林稔インストラクターが各地域の活動を講評し、土屋さんが総評を述べて本年度の目標達成を促した。

 土屋さんは、この生活支援体制整備事業を進める上で住民の居場所となる拠点確保の大切さや、高齢化率約52%の町域にあっては元気な高齢者が支援を必要とする高齢者を支える形が生きがいの創出や社会参加による健康寿命の増進にもつながるといった側面などにも触れながら、1回目の学習会を締めくくった。

 次回は8月上旬に実施予定。宮本コーディネーターは回を重ねて関心が高い人材の育成を進めて最上位協議体を立ち上げるのが本年度の到達目標で、来年度以降に地域に根差して町民に密接する生活課題を見つけ、支援を形にする下位協議体の数を増やして地域内互助による生活支援の輪を広げたいと思い描いている。

(2019年7月10日付紙面より)

地域活動発表で町民の互助による生活支援のイメージを培う=6日、古座川町中央公民館
2019年07月10日
57 2日間で50人受け取る
 デジタル防災行政無線戸別受信機  (紀宝町 )

 紀宝町は6、7日の2日間、役場防災拠点施設でデジタル防災行政無線の戸別受信機を配布した。回覧と防災行政無線で呼び掛けたところ、週末の2日間で50人が受け取った。

 町が使用する防災行政無線のアナログ簡易無線が2022年で終了するため、2月からデジタル方式の受信機を町内全戸と各事業所などに無料配布してきた。

 配布開始から5カ月が経ち、全戸配布が完了した地区があるものの、配布率が低い地区もあり、町では広報などを通じて周知を図ってきた。

 平日に同施設内の防災対策室で受信機を配布しており、今回は働く世代の休日を狙って土曜日と日曜日に特別配布した。

 職員2人が対応し、訪れた住民に受信機の使い方などを説明した。町内放送を聞いて訪れた女性は「平日は仕事が忙しくて来ることができなかった。休日に受け取ることができてよかった」と話していた。

 町では今後も受信機の配布を続ける計画で、担当職員は「防災対策室で早めに受け取ってください」と呼び掛けている。

 問い合わせは、同室(電話0735・33・0335)まで。

(2019年7月10日付紙面より)

戸別受信機の説明を受ける住民=6日、紀宝町役場防災対策室
2019年07月10日
58 3県から32チーム出場
 13日開幕、第12回学童軟式野球大会  
2019年07月10日
59 JAPAN I(混成の部)、クローバーA(女子の部)が優勝
 JA杯ソフトバレーボール大会  
2019年07月10日
60 事業計画など話し合う 料飲業組合、調理師会が総会 (新宮市)
2019年07月10日
61 組合員に利益還元  75歳以上の歩金免除に  (太地町漁業協同組合 )
2019年07月10日
62 新議長に荒尾典男議員  左近誠議員が副議長に  (那智勝浦町議会 )
2019年07月10日
63 来館1000人を達成  供用開始から3カ月弱  (新宮市旧チャップマン邸 )
2019年07月10日
64 勤続25年の職員に  県町村会自治功労者表彰  (那智勝浦町 )
2019年07月10日
65 雨に負けず楽しいひととき  保育園、保育所で夕涼み会  (新宮市 )
2019年07月10日
66 選手権大会での健闘願い  新翔高校で硬式野球部壮行会  (新宮市 )
2019年07月10日
67 気持ち込めてお土産づくり  白馬北小児童との交流会に向け  (太地小学校 )
2019年07月10日
68 身近な税から関心を培う 串本中3年租税教室受講 (串本町)
2019年07月10日
69 泥引き問題は解消と評価  環境保護団体が改善確認  (串本町 )
2019年07月10日
70 トルコへの関心を高める  商工会館で総会や講演会  (南紀国際交流協会 )
2019年07月10日
71 6月定例会一般質問③  串本町議会  
2019年07月10日
72 柔道、テニスで矢渕が男女V  中学校総合体育大会  (熊野市・南郡 )
2019年07月10日
73 救急医療充実を  9月に松村香織さんトークショー  (紀南救急医療対策協 )
2019年07月10日
74 音の世界に興味津々  わくわく科学教室に親子23組  (紀宝町 )
2019年07月10日
75 各市町で期日前投票  紀宝町は鵜殿地域交流セで  (参院選 )
2019年07月10日
76 設計者を全国公募  鯨研設計にプロポーザル方式を採用  (太地町 )
2019年07月03日
77 雨天の中、草取り体験
 棚田を守ろう会  (那智勝浦町 )

 棚田を守ろう会(松木繁明代表)は6月30日、那智勝浦町小阪にある棚田で草取り体験を実施した。町内外から参加した10人は雨天の中、40㌃の田んぼで和気あいあいと作業を楽しんだ。

 守ろう会は平成17年に米作り体験実行委員会が立ち上げられ、その翌年に現在の名称となり、田植えや収穫体験などの活動を続けてきた。品種はコシヒカリで平均の収穫量は600~700㌔だが、1㌧に上る豊作の年もあった。今年の5月末に田植えを行い、9月22日(日)に稲刈りを予定している。

 年4回の作業や催しにはNPO法人樹恩(じゅおん)ネットワーク(東京都杉並区)が参加している。過疎化問題に取り組む同法人はボランティアを集い、人手不足の町村に営農や森づくりなどの支援活動に尽力している。これまで秋田県から長崎県まで全国20カ所で実施。今回も2泊3日の体験イベントを企画し、東京などから8人が来町して作業に汗を流した。

 事務局を務める遠藤紗穂里さんは同町の印象について、「主観もあるが、町や色川地区は他市町村から来る人々の受け入れが制度も含め、進んでいる。こちらへのリピーターが多いのも地区ならではの景色や棚田、住民の皆さんの温かさや人格に引かれているのだと思う」と話した。

 守ろう会の吉田創さんは「活動を始めて10年以上だが、町内や新宮市などからもここへ来たことがない人も多い。一度足を運んでもらい、米作りの体験をしていただけたらうれしい」と語った。

 作業後、参加者や関係者で流しそうめんを行うなど親睦を深めた。なお、同棚田は全国棚田(千枚田)連絡協議会が主催する「棚田サミット」の候補地にも選ばれているという。

(2019年7月3日付紙面より)

雨の中、草取り体験を行う=6月30日、那智勝浦町小阪の棚田
2019年07月03日
78 地域で子どもの安全を
 補導協力委員を委嘱  (新宮市 )

 新宮市立少年相談センター補導協力委員会(橋本政成会長)の委員委嘱式と総会が1日夜、市福祉センターであった。市内7地区の代表者に委嘱状が手渡された。総会では本年度の事業計画や予算などが承認された。

 委嘱状を手渡した速水盛康教育長は日頃の活動や行政への理解に感謝し「子どもを取り巻く問題は低年齢化、多様化している。皆さんのお力をお借りしながらできるだけ早期発見、早期通告により未然防止に努めていけたら」。

 来賓の田岡実千年市長は「子どもたちを見守るのは大人の責務。行政機関はもとより、家庭、学校、地域でしっかりと子どもを見守り指導していくことが大事」とあいさつした。

 髙砂(たかす)浩之・新宮警察署長は県内で検挙した犯罪少年は60人(5月末現在)であったとし、前年同時期に比べ31人減少したと述べた。管内においては2人(同)で前年同時期に比べ2人減少しているが、一方で補導した総数は79人(同)で前年同時期より25人増えていると報告。「積極的な声掛けによってその先にある犯罪などを未然に防ぐことができるのでは」と協力を求めた。

 総会では橋本会長が「市内の子どもたちが安心して過ごすことができるように、皆さまの協力を得て青少年健全育成のために活動ができれば」とあいさつ。定例夜間街頭補導や「夏の子どもをまもる運動」の取り組み、各祭りやイベントにおける特別補導の実施などの事業計画を承認した。

(2019年7月3日付紙面より)

速水盛康教育長(右)から委嘱状を受け取る補導協力委員=1日、新宮市福祉センター
2019年07月03日
79 奉納に向け練習に励む 大和舞と「那智の田楽」 (熊野那智大社)

 那智勝浦町那智山の熊野那智大社(男成洋三宮司)で、大和舞と「那智の田楽」の練習が始まっている。14日の例大祭「那智の扇祭り(火祭)」に向け、奉仕者らが連日練習に励んでいる。

 大和舞(稚児舞)には、町立市野々小学校の3~6年生13人が参加する。「斎主(さいしゅ)舞」「巫女(みこ)舞」「沙庭(さにわ)舞」の3曲があり、笛と古典的な神楽歌「那瀑(なばく)の歌」などに合わせて舞う。

 1日には大社斎館で衣装合わせがあり、子どもたちは本番同様の衣装を着けて練習した。上地飛源君(3年)は「宵宮でしっかり踊れるよう練習を頑張る」と話していた。男成宮司は「令和の時代が良い時代になるよう祈りを込めて舞ってください。しっかりと所作を覚えるだけでなく、心を込めて舞うと、熊野の神様もうれしい気持ちになると思います」と呼び掛けた。

 那智の田楽は五穀豊穣(ほうじょう)を祈り、笛と太鼓に合わせて踊る伝統芸能。室町時代に流行した田楽踊りを伝える貴重な文化遺産として、「那智の田楽保存会」(会員30人)が古来の姿を伝えている。1976年に国の重要無形民俗文化財、2012年にユネスコの無形文化遺産に登録されている。

 演者は、編木(ササラ)4人、太鼓4人、鼓役(シテテン)2人で、熟練会員の原敦夫さん、二見正信さん、松尾常生さんが指導に当たっている。上地輝幸さん(35)は「田楽を奉納するのは今年が初めて。動きと音を合わせるのが難しいが、先輩たちの指導に応え、しっかり頑張りたい」と意気込みを語った。

 大和舞と那智の田楽の奉納は、13日の宵宮と当日の2回行われる。

(2019年7月3日付紙面より)

衣装を着て舞う市野々小児童=1日、那智勝浦町の熊野那智大社斎館
編木と太鼓を打ち鳴らし舞う
2019年07月03日
80 繁忙と安全願い海開き式典
 橋杭、田原の両海水浴場で  (串本町 )

 南紀串本観光協会(島野利之会長)が6月30日、橋杭海水浴場(以下橋杭)と田原海水浴場(以下田原)の海開き式典を営んだ。遊泳期間の開始を告げる行事で、遊泳時間は午前9時~午後5時、期間は諸事情で8月31日(土)までと変更。問い合わせは同協会(電話0735・62・3171)まで。

 橋杭は串本町くじ野川、田原は同町田原にそれぞれあり、いずれも同協会が運営。とりわけ橋杭は白良浜海水浴場、那智海水浴場とともに環境省の快水浴場百選に選ばれ、開放的なロケーションときめ細やかな砂浜、加えて県の本年度水質調査で最高ランクのAAを獲得した良好な水質を特色としている。

 海開き式典は、同協会の前身の名残により時間差でそれぞれ実施。橋杭には関係者43人が参列し、有田神社の深美芳治宮司が神事を営み島野会長、同町の田嶋勝正町長と潮﨑伸彦教育長、町議会の結城力議長、県議会の佐藤武治議員、串本海上保安署の亀田進署長、串本警察署の中弥泰典署長、東牟婁振興局串本建設部の竹中健二部長、県水上安全協会の太田進也事務局長、くじ野川区の中本良太郎区長らが関係者を代表して玉串をささげ、繁忙と安全を祈った。

 田原の式典は雨天のため国民宿舎あらふねリゾート内であり、41人が参列。木葉神社の井谷正守宮司が神事を営み、同協会の室宣行副会長と島野会長、田嶋町長と潮﨑教育長、結城議長、佐藤議員、亀田署長、中弥署長、竹中部長、太田事務局長と田原区の和田充旦区長ら要職が玉串をささげて祈願した。

 参列者を代表して田嶋町長と佐藤議員(橋杭のみ)が期間中の繁忙と安全を願ってあいさつ。同協会の島野会長は、今後のロケット発射場やホテルの開業などでいっそうの観光客増が期待できる中、両浴場も大勢に利用してもらえるようアピールに努めると意気込みを掲げ、「皆さまにしっかり遊び、食べ、ゆっくりと泊まっていただき、そして何度も来ていただけるような策を諸団体と協力してどんどんやっていきたい。お越しいただいた皆さまがトラブルなく笑顔で帰っていただくことを心から祈念したい」と述べて関係者が集うこの機にいっそうの指導鞭撻(べんたつ)を求めるなどした。

 橋杭では海開き記念イベントも開く予定だったが、雨天のためテープカットやフラダンス披露と共に中止となった。

(2019年7月3日付紙面より)

橋杭海水浴場で実施した式典=6月30日、串本町くじ野川
田原海水浴場の繁忙と安全を願う関係者=6月30日、串本町田原
2019年07月03日
81 3年男子100㍍白木啓太君が優勝
 県小学生陸上競技選手権  
2019年07月03日
82   
2019年07月03日
83 三輪崎剣志会が全国へ
 和歌山県道場連盟少年剣道大会  
2019年07月03日
84 新宮市新宮は1.5%下落  2019年分の路線価公表  
2019年07月03日
85 地域活性化への一助に  男女参加「熊野地域交流会」  
2019年07月03日
86 安心安全なまちづくり目指し  警察法施行記念で感謝状  (新宮警察署 )
2019年07月03日
87 熊野の風景画や静物画など  きよもんでAB絵画倶楽部展  (那智勝浦町 )
2019年07月03日
88 野久保恵美さんが優勝  県美容技術選手権大会  
2019年07月03日
89 「誇りに思えるような施設に」  5周年を祝い食事会  (クレール高森 )
2019年07月03日
90 新たに仲裕正会長着任  2019~20年度役員  (串本LC )
2019年07月03日
91 新たに谷賢司会長着任  2019~20年度役員  (串本RC )
2019年07月03日
92 管内9人の協力たたえる  警察法施行記念し感謝状  (串本警察署 )
2019年07月03日
93 6月定例会一般質問  古座川町議会  
2019年07月03日
94 規範意識の高揚図る  うどの幼稚園で非行防止教室  
2019年07月03日
95 萩野映児さんに委嘱状  退任した前地幸久さんに感謝状  (人権擁護委員 )
2019年07月03日
96 委員5人に委嘱状伝達  第1回紀宝警察署協議会  
2019年07月03日
97 児童生徒15人を表彰  「明るい町づくり」特選標語  (新宮市 )
2019年07月03日
98 お悔やみ情報