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2019年05月24日
1 港整備に国の補助金
 新宮港など17港を決定  (国土交通省 )

 国土交通省は、新宮市佐野の新宮港など全国17港を2019年度国際クルーズ旅客受入機能高度化事業の実施港に決定した。二階俊博事務所から本紙に連絡が入った。

 「訪日クルーズ旅客数500万人」の実現に向け、クルーズ旅客の利便性や安全性の向上、物流機能の効率化を図るための取り組み。4月に実施した公募を経て補助金の配分などが確定した。国費は計7億1200万円。

 港湾におけるクルーズ旅客の利便性や安全性を確保し、円滑な受け入れを促進するため、地方公共団体、民間事業者が実施する屋根付き通路や移動式ボーディングブリッジの設置などに要する経費の補助を行う。

 新宮港は近年クルーズ船の寄港が増加しており、クルーズ船の大型化と相まって、今後旅客数がさらに増加する見込みの一方、寄港を希望する11万総トン級の大型客船は客船に備え付けられているボーディングブリッジで昇降できない構造となっており、旅客受け入れ機能の高度化が課題となっている。

 和歌山県はクルーズ旅客の安全で円滑な昇降を可能にし、旅客受け入れ機能の高度化を図るため、ボーディングブリッジの整備を本年度内に実施する計画。事業費は1020万円で、国費で340万円が補助される。

 田岡実千年市長は「これから大型客船ダイヤモンド・プリンセスなど11万㌧級の客船の誘致を進めていく上で、とても弾みがつく。ありがたいこと」とコメントを寄せている。

(2019年5月24日付紙面より)

昨年には「クルーズ・オブ・ザ・イヤー2018」特別賞を受賞した新宮港
2019年05月24日
2 土に触れ交流深める
 3保育所5歳児がジャガイモ掘り  (新宮市 )

 新宮市の蓬莱、佐野、高田保育所は22日、同市三輪崎の畑でジャガイモ掘りを実施した。5歳児47人が「男爵」「メークイン」「北あかり」の3種類のジャガイモや玉ネギを収穫し、交流を深めた。

 5歳児交流の一環で、年間を通じてジャガイモ掘りやサツマイモの苗植え、運動会ごっこ、消防署見学などをしている。

 この日はAコープランティス裏手にある、みくまの農業協同組合(JAみくまの)の組合員の畑で芋掘りをした。園児らは軍手をはめ、JA職員が2月に植え育てた芋を収穫。「おっきい」「いっぱい採れた」「重たい」などと口々に話し、笑顔で土に親しんだ。ジャガイモや玉ネギは各家庭に持ち帰る他、各園の給食やクッキングで使う。

 佐野保育所の園児は「ミミズがおった。母ちゃんにいろいろと作ってもらいたい。みそ汁で食べたい」「カレーで食べたい」と楽しみな様子。JAみくまの職員の森尾浩史さんは「なかなか土に触れる機会もないので、一生懸命収穫してもらえれば」と話していた。

 芋掘り後は佐野保育所で、園児らとJA職員らが一緒にカレーを味わった。

(2019年5月24日付紙面より)

たくさん採れたよ=22日、新宮市三輪崎
2019年05月24日
3 全議案可決で定例会が閉会
 那智勝浦町議会  

 那智勝浦町議会(中岩和子議長、12人)の令和元年第2回定例会が22日、常任委員会の各委員長報告をもって閉会した。今議会では追加議案はなく、上程された令和元年度一般会計補正予算など36議案全てが可決された。

 新クリーンセンター建設調査委員会と議員倫理特別委員会が中間報告を行い、中岩議長があいさつした。

 各常任委員会からの報告後、堀順一郎町長は先日の日本遺産認定に触れ、これを機に那智勝浦町のPRを関係機関とともに努めたいと述べた。閉会については「頂いた意見や提言を鋭意検討し、町政に反映させてまいります」と締めくくった。

 総務常任委員会、厚生常任委員会、経済常任委員会、建設常任委員会の各委員長の報告は次の通り。▽平成30年度の火災件数は7件、救急件数は1019件、搬送人員は952人、ドクターヘリ要請4件、防災ヘリは要請0件▽平成31年度子どもの読書活動優秀実践校の文部科学大臣表彰を町立市野々小学校が受賞▽町立勝浦小学校のプール改修工事は7月中旬終了予定▽ロケット誘致に伴う町有地の無償貸与についての議案を上程予定▽町立温泉病院の内科医3人が4月から着任▽ゴールデンウイーク中の10日間で220人が来院▽子育て世帯包括支援センターの設置▽空き店舗活用事業で新年度分の募集開始▽10連休(4月27~5月6日)の観光客入込数は日帰り客が5万1265人増(134・9%増)▽宿泊者数は町内のホテルが耐震リニューアル工事のため、3年前までと比較し、2182人と半数以下だった▽鳥獣害捕獲実績では3月末時点で、サルが121頭(3倍増)。シカは708頭(15%減)▽水産業は前年度と比較し、鮮魚マグロ入港船が159隻増。水揚げは410㌧減だが平均単価が70円増のため、金額では4億3700万円増▽にぎわい市場のクレジット決済の必要性について▽上水道では天満、朝日、湯川、市野々の排水管の工事を予定▽新設の消防防災センター造成設計業務委託の入札が22日に行われた▽国・県・町合同の那智谷関係の工事説明会が市野々地区で6月16日(日)、井関地区は6月30日(日)に開催▽町内の特定空き家4件の持ち主に指導文書を送付―など。

(2019年5月24日付紙面より)

閉会のあいさつを述べる堀順一郎町長=22日、那智勝浦町役場議場
2019年05月24日
4 主要事業伝え意見聞く
 町内各地で行政報告会  (古座川町 )

 古座川町が町内各地で行政報告会を開いている。22日は添野川、佐田、下部の3区で実施。西前啓市町長自ら本年度の主要な事業などを伝え、幹部職員らも同席して町民の質問や意見をじかに聞くなどした。

 町当局の取り組みに対する町民の理解と協力を促すとともに、町当局への要望などを町民から吸い上げる機会の一環。同町はここ3年、町民対象地区懇談会や区役員対象意見交換会、町民対象地区懇談会〈会場を地区から各区またはその合同に変更〉と変遷しつつ、おおむね年1回の頻度でこの機会をつくっている。

 今回は町民対象の行政報告会と題して計画。町内各区に事前調整の協力を求め、会場と日時が定まった区から順次、西前町長ら幹部職員が出向く形で開くさなかにある。

 添野川区(山崎勝好区長)は添野川集会所での実施を希望し、当日は山崎区長ら区民12人が参加。西前町長は「希望や意見を忌憚(きたん)なく聞きたい」とあいさつして本年度の主要事業を報告し、質問や意見を求めた。

 報告内容は、本年度からの新規分が▽津波避難施設整備事業▽高規格救急自動車整備事業〈七川分駐所分を更新整備〉▽町道改良事業〈立合峯線〉▽各種計画策定事業▽公共施設・学校施設空調設備整備事業〈三尾川(みとがわ)小と七川総合センター〉▽池野山集会所基本構想設計業務▽アメリカカンザイシロアリ被害本調査事業。

 前年度からの継続分が▽子育て支援事業▽入院時室料市町村間差額補助事業▽ブロック塀等耐震対策事業▽町道改良事業〈池田線、大柳線、平井川一号線〉▽子ども医療費助成事業▽移住定住者新築住宅等助成事業―で、区長連合会時と同じ資料を配って詳細を説明した。

 町民からは区域における被災対応やブロック塀等耐震対策事業の適用範囲の詳細、空き家登録の進捗(しんちょく)や県道38号改良の見通しなどで質問があり、ICT環境を軸にした七川地区人口増への働き掛けの必要性で意見を交わし、七川ふるさとづくり協議会のチッパー導入が既存のソメイヨシノの乱伐につながらないよう注視を求める声が上がる場面もあった。

 その他、下村賢一総務課長からふるさとバスの増便を考えているという報告があり、その時点での考えに対して意見を求めた。

 この日は添野川区のほか、佐田区と下部区でも同報告会があった。同日現在、15日の下露区を皮切りに町内26会場で実施済み、または開く予定。問い合わせは各区か役場総務課(電話0735・72・0180)まで。

(2019年5月24日付紙面より)

行政報告会を開くに当たりあいさつする西前啓市町長=22日、古座川町添野川
2019年05月24日
5 みんなで楽しいひととき  蓬莱保が親子遠足  (新宮市 )
2019年05月24日
6 ゲームで交流深める  中央児童館で「おたのしみひろば」  (新宮市 )
2019年05月24日
7 文化向上の貢献を表彰 小野俊二さんに感謝状も (新宮市文化協会)
2019年05月24日
8 消えた地名の歴史探る  健人大学に125人  (新宮市 )
2019年05月24日
9 選手に激励送る  県総体壮行会を実施  (串本古座高校 )
2019年05月24日
10 新たに結城力議長を選出  副議長は沼谷美次議員に  (串本町議会 )
2019年05月24日
11 7月27日にオープン  串本町潮岬に拠点施設  (南紀熊野ジオパーク )
2019年05月24日
12 和菓子作りで交流  わかば園と千穂第1地区民児協  (新宮市 )
2019年05月24日
13 園児と一緒に楽しく遊ぶ  鵜殿保の園庭開放に参加  (子育て支援セ )
2019年05月24日
14 有城正剛さんに表彰状伝達  5月定例会で防災用品紹介  (紀宝町民児協 )
2019年05月24日
15 ほたる灯ろう展に向け  作品の貼り付け作業  (紀宝町 )
2019年05月24日
16 新作寸劇の披露に向けて  高齢者地域見守り隊が稽古  (紀宝町 )
2019年05月24日
17 新議長に前田賢一議員  東原伸也議員が副議長に  (新宮市議会 )
2019年05月17日
18 子どもの人権SOS
 全国の学校でミニレター常設始まる  

 法務省は、学校におけるいじめや体罰、家庭内での虐待など、子どもたちが抱える問題に応える活動として、全国の小、中学校に「子どもの人権SOSミニレター」の常設に向けた取り組みを進めている。新宮・東牟婁郡では小学校は6月中旬ごろから、中学校では7月以降に法務省職員が各学校を訪問し、学校側の許可を得た上でミニレターを設置する予定になっている。

 ミニレターは法務省と地方法務局、人権擁護委員で組織する全国人権擁護委員連合会が、子どもの悩みや困りごとの相談に応える活動として2006年から実施している。これまでは10~11月と、12月の人権週間などに配布されていたが、1月に千葉県で起きた女児虐待事件をきっかけに全国的に常設する運びとなった。

 便せんと封筒が一体になっており、相談内容を書き切手を貼らずにポストに投函(とうかん)すると最寄りの法務局などに届く仕組み。送られてきたミニレターは法務局職員や人権擁護委員が読み、手紙か電話の希望する方法で返事をする。事案によっては子どもと面談を行ったり、学校など関係機関と連携を図ったりしながら問題解決に向けて取り組んでいる。

 昨年度、県内で寄せられたミニレターを介しての相談件数は▽和歌山市30▽橋本市3▽田辺市14▽御坊市6▽新宮市4―の計57件だった。和歌山地方法務局新宮支局によれば、ミニレターの相談を通して重大な事件が発覚したケースは現在のところないが、全国的にはいじめや虐待、学校の教員による不適切指導など、調査を必要とする事案も相談されている。ミニレターの常設によって、子どもの人権問題の発掘と解消に向けた効果が期待される。

(2019年5月17日付紙面より)

子どもの人権SOSミニレター(写真は小学生用)
2019年05月17日
19 補正予算など36議案上程
 那智勝浦町議会が開会  

 那智勝浦町議会(中岩和子議長、12人)定例会が15日、開会した。専決処分などの報告11、補正予算2、条例の制定と一部改正5、賠償額の決定1、人事16、発議1の計36件が上程された。会期は22日(水)までの8日間。一般質問は20日(月)、21日(火)を予定している。

 任期満了を迎える同町議会議員選挙が6月18日(火)告示、同月23日(日)に投開票されるため、5月の開会となった。

 諸報告で堀順一郎町長はゴールデンウイーク中の入込状況が好調だったとし、職員が1人態勢のため、混雑が懸念されていたJR紀伊勝浦駅も駅員の増員対策により、混乱混雑はなかったと話した。3月議会で予算が承認された消防・防災センター建設では基本設計と実施設計の事業者が決定したことを報告。「過去から得た知見を教訓とし、災害に強いまちづくりを進め、令和の時代の那智勝浦町を築くべく、決意を新たに取り組んでまいる所存であります」と語った。

 提出された議案は▽那智勝浦町税条例等の一部を改正する条例▽平成30年度一般会計補正予算▽令和元年度一般会計補正予算▽損害賠償の額決定について▽農業委員会委員の任命―など。

 当局は平成30年度一般会計補正予算について、事業費の確定などから減額補正となり、歳入歳出それぞれ5億835万7000円減の91億9440万5000円と説明。令和元年度の一般会計補正予算では、10月に新路線(宇久井線、勝浦線)の運行開始が予定される町営バス関連予算やプレミアム付き商品券給付事業などを盛り込み、歳入歳出それぞれ1億5793万3000円を追加し、予算総額81億8973万3000円とした。

 議員発議の那智勝浦町議会委員会条例の一部を改正する条例では「総務常任」、「厚生常任」、「経済常任」「建設常任」の四つの委員会を「総務経済常任委員会」と「教育厚生常任委員会」に合併、縮小し、町議員選挙後の7月から開始とするもの。この日、全ての議案は承認、可決された。

(2019年5月17日付紙面より)

那智勝浦町議会定例会が開会した=15日、那智勝浦町役場議場
2019年05月17日
20 新園舎の完成祝う
 天満保育園で竣工式  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町天満の日本基督教団紀南教会の天満保育園(小宮一文園長)の新園舎で16日、竣工(しゅんこう)式が営まれた。堀順一郎町長や県、町の関係者、工事業者、保護者や紀南教会員ら約30人が新しい園舎の完成を祝った。

 同園は1935年、当時の町長の要請を受け、教会伝道所に開設。現在で83年となる。

 新園舎は、鉄骨造り一部2階建てと、災害時に園児や近隣住民が避難できるシリンダーシェルターの2棟。シリンダーシェルターは海抜13㍍で、屋上までは園児や高齢者に配慮したスロープが設置されている。今年の3月に完成した。

 竣工式は教会の式に従い、祈祷や賛美歌の斉唱などの礼拝も営まれた。小宮園長は「多くの方々の祈りと努力が実を結んだ。安全な建物の完成に全てが動員されたこと、皆さまの働きに心から感謝いたします」とあいさつ。堀町長が祝辞を述べ、松隈智子副園長は完成までの経緯に感謝し、「戦争、台風や津波、紀伊半島大水害での被害を乗り越えたが安全な園舎を切望していました。未来に向けより一層の保育内容の充実に励みます」と力を込めた。

 出席した越水良子さん(81)は「主人はここの2期生で、子ども3人に孫が2人、今は4歳のひ孫がお世話になっています。立派な園舎ができて本当に安心しています」と喜んでいた。

(2019年5月17日付紙面より)

竣工式で小宮一文園長(右)と賛美歌を歌う出席者ら=16日、那智勝浦町天満
災害時に避難できるシリンダーシェルター
2019年05月17日
21 総会で3団体に感謝状 新加入「かわりない会」を紹介 (きぼらんせ)

 紀宝町ボランティア・市民活動センター「きぼらんせ」(神園敏昭運営委員長)は14日、町福祉センターで本年度総会を開催。所属する3団体を表彰し、事業計画などを決めた。

 同センターは2007(平成19)年5月に設立。当初は54団体1360人が所属したが、本年度は89団体と個人合わせて3854人に増加した。

 総会には登録団体の代表や来賓ら110人が出席。神園委員長が「今後もきぼらんせの活動を盛んにしたい」とあいさつした。

 10年以上同センターに登録し、地域福祉の進展に貢献した町災害ボランティアコーディネーター連絡会(久原章作代表)、傾聴ボランティア「クローバーの会」(森新一代表)、神内生き活き協議会(矢熊敏男代表)に感謝状を贈呈した。

 来賓の西田健町長が祝辞を述べた後、昨年度の事業を報告、本年度の事業計画案などを承認し、役員を選任した。

 本年度は▽個人ボランティア登録の啓発と運営▽若い世代、シニア世代、男性がボランティア活動に参加できる環境づくり―を重点項目に定め、交流会や研修会などを実施する。

 総会終了後は、新規登録団体の「かわりない会」(牧戸光彦代表)を紹介し、井上高志さんがギターの弾き語りを披露した。同会は毎週月曜日、鵜殿老人憩いの家「讃寿荘(さんじゅそう)」で住民が中心となった通所サービスに取り組んでいる。

(2019年5月17日付紙面より)

地域福祉の進展に貢献した3団体に感謝状を贈呈=14日、紀宝町福祉センター
神園敏昭運営委員長
2019年05月17日
22 フォトブックなどを作成  新宮市魅力発信女子部  
2019年05月17日
23 一人一人が積極的に  近大新宮がボランティア活動  (新宮市 )
2019年05月17日
24 ゆかし潟で「お話し会」 西俊行宮司が講話 (那智勝浦町)
2019年05月17日
25 「大きなイチゴ見つけた」  わかば保で園外保育  (那智勝浦町 )
2019年05月17日
26 ドは「読書のド」  那智勝浦町立図書館でお話会  
2019年05月17日
27 「アクシデントも面白い」  第3回男性料理教室  (新宮市 )
2019年05月17日
28 谷口暁理君が銅メダルに  ジュニア転向初の国際大会で活躍  (アジアジュニアカデット&U―21空手道選手権 )
2019年05月17日
29 親子でリトミック  あったカフェ「はぴはぴday」  (串本町 )
2019年05月17日
30 串本―大島間海域で仮泊  航海練習船「青雲丸」  (串本町 )
2019年05月17日
31 望楼の芝で楽しむ  串本小と出雲小が遠足  (串本町 )
2019年05月17日
32 自動車税は納期内に  オークワ串本店で啓発活動  (串本町 )
2019年05月17日
33 総合運動公園で公式戦  和歌山FB対06ブルズ  (関西独立リーグ )
2019年05月17日
34 シートベルト着用の徹底を  北越コーポ紀州工場を指定  
2019年05月17日
35 ドッジボールで白熱  1年生を迎える会  (神内小 )
2019年05月17日
36 がん検診受診呼び掛ける  健康づくり地域推進員が啓発  (新宮市 )
2019年05月02日
37 新たな時代「令和」寿ぐ 熊野三山で改元祭など 

 新天皇陛下が即位され、新たな時代「令和」が始まった1日、熊野速玉大社、熊野本宮大社、熊野那智大社では即位と改元を寿(ことほ)ぎ、奉告祭や揮毫(きごう)などが営まれた。

平和な時代へ願いささげる 熊野速玉大社



 新宮市新宮の熊野速玉大社で営まれた「践祚(せんそ)改元奉告祭」では、上野顯宮司が祝詞を読み上げ、みこたちが世界平和を願う「神なぎの舞」を優雅に奉納。上野宮司に続き、参列者たちが玉串を供えた。

 神事後、上野宮司は「新緑薫る時に新しい時代を麗しく迎えることができました」とあいさつ。11月に執り行われる、天皇の即位の礼の後初めて行われる新嘗祭(にいなめさい)である大嘗祭(だいじょうさい)に触れ「御代替(みよが)わりのたびに行われてきた。日本人が大切にする節目というものは、確認し魂を引き継ぐこと」と説明。

 「清らかに真心を込めて見守る皇室をいただいていることはわが国にとって幸せなこと」と述べ、令和の名の下に、平成に引き続き平和な時代であるよう願いを込めた。

  □     □

希望込めて「令和」揮毫 熊野本宮大社



 田辺市本宮町の熊野本宮大社本殿前では、九鬼家隆宮司が新元号「令和」を揮毫した。多くの参拝者が見守る中、新時代への希望を込めて力強く筆を走らせた。

 昨年12月21日には、御創建二千五十年奉祝式年大祭の締めくくりとなる終了奉告祭で、新年への願いを込め「刻」の一文字を書いた。

 白装束に身を包んだ九鬼宮司は両手で大筆を持ち、縦2・9㍍、横2・1㍍の白い布に「令和」と一気に書き上げた。迫力のある筆運びを見つめた参拝者からは大きな拍手が湧き起こった。

 最後に朱印を押して書を仕上げた九鬼宮司は、「平成の30年間はさまざまな災害があり、今なお復興に向かって歩んでいる。令和の時代は穏やかで平和で素晴らしい時代であってほしい。和歌山の和でもあり、大きな力押しの元号になってほしい」と話した。

 揮毫した「令和」の文字は瑞鳳殿正面に掲げる。

  □     □

践祚改元奉告祭営む 熊野那智大社



 那智勝浦町の熊野那智大社(男成洋三宮司)では践祚(即位)改元奉告祭が営まれた。大社責任役員や那智の扇祭り保存会、町観光協会の関係者らが参列。小雨の降る中、大型連休の中日ともあって境内は大勢の参拝客でにぎわった。

 祭典で男成宮司が祝詞を奏上し、2人のみこが浦安の舞を奉納した。神事の後、宇久井青年会(柴原寛会長)が「天狗之舞」「扇之舞」「終之舞」を披露。紀宝町の熊野水軍太鼓保存会(廣里稔暢代表)は太鼓の演奏を奉納した。

 霧の立ち込める幽玄な雰囲気の境内では、即位奉祝の記帳や新元号が記される御朱印を求めて、参拝客が列をなした。お神酒、紅白の餅、梅ジュースの振る舞いもあった。

 この日の午後からは、本殿内庭の一般参入も許可された。参拝者らは順におはらいを受けた後、間近に見る本殿に恭しく手を合わせた。日没から午後9時までは、那智の滝をライトアップする。

(2019年5月2日付紙面より)

平和な時代への願いを込めて玉串をささげる上野顯宮司=1日、新宮市の熊野速玉大社
新元号「令和」を書き上げる九鬼家隆宮司=1日、田辺市の熊野本宮大社
改元の日に大勢の参拝客でにぎわう境内=1日、那智勝浦町の熊野那智大社
2019年05月02日
38 旧校舎を流木で再現
 下里の清水啓自さん  (那智勝浦町 )

 明治43年の建築当時は県内で最も大きい校舎といわれた下里小学校旧校舎。惜しまれつつ昭和63年に取り壊された建物の50分の1スケールの模型が完成した。那智勝浦町下里在住の大工・清水啓自さん(75)が、スギなどの流木を材料に制作した。

 模型を作り始めたのは今年の正月明けごろで、3月20日に完成した。古い写真を集めて作られた旧校舎のスライド映像を見て制作意欲が湧いたという。校門や校庭なども当時のままに作ろうと、校庭にはシーソーなどの遊具や藤棚を配置。教室の数などは、写真や映像で確認した。コの字型の校舎の一角には、佐藤春夫が作詩した校歌も飾られている。

 大工歴60年の清水さんが新宮の「おいさま」(=棟りょう)に弟子入りしたのは昭和34年。新宮城跡では二の丸旅館を建築中で「ちょうど内装工事が始まっていました。伊勢湾台風の時は、現場で雨戸を押さえて建物を守りました」と懐かしそうに話し、「自分の腕というより、道具がきっちりあるからできるんです」と謙遜する。

 清水さんの自宅は、サーフィンのポイントとして有名な下里天満海岸の近くにある。同海岸の太田川河口付近には、大木が流れ着くことが多いため、こうした流木を材料に木工品の制作を思いついたという。最初は初盆で使う灯籠をヒントに花立てを作り、希望があれば地区住民に提供していた。

 「海岸で見つけた流木を60㌢くらいにカットして運ぶのですが、とにかく重い。学校は皆さん懐かしがってくれるのでうれしいですね。(工程を)見に来てくれた人たちと、当時を思い出しながら作りました」と話していた。

(2019年5月2日付紙面より)

制作過程を話す清水啓自さん=那智勝浦町
校舎の屋根以外は、流木を使い作られた
2019年05月02日
39 雨はやんだが太陽見えず
 令和元年の初日の出観望  (串本町 )

 串本町潮岬にある望楼の芝で1日早朝、ツアー客ら約400人が令和元年の初日の出観望を試みた。前日来の雨はやんだものの、曇天で観望はかなわず。日の出時刻の午前5時9分を過ぎても太陽が姿を見せる気配のない空模様を残念がりながらの散会となった。

 試みたのは阪急交通社のツアー企画「潮岬から見る新時代の初日の出と熊野三山詣夜行日帰り」の参加者ら約300人、現在有料期間中の望楼の芝キャンプ場の利用者数十人など。

 ツアーの来訪に合わせ、潮岬観光タワー(タワー・売店・無料休憩所「エルトゥールル館」)も午前4時すぎから早朝営業を開始。集まった人々は同タワー上や望楼の芝の丘、クレ崎を見下ろす展望所などで日の出の瞬間を待った。

 4時30分には雨がやんだが東の空は折り重なるように雲が満ち、「せめて切れ目から日が差さないか」という期待の声もあったが同時刻を過ぎてもその状況は訪れない結果となった。

 大阪府と福岡県からツアーを利用して訪れた男女(共に26)は「初日の出が見られなかったのは残念だが、たまたまこうなっただけだと軽く受け止めておきたい。令和の日本は今まで以上に(国際化して)いろいろな国と接することになると思う。その先で平和な時代になればと思う」と話し、次の目的地・熊野速玉大社へと移動した。

 同町産業課によると、この日は道の駅くしもと橋杭岩でも観望を試みる人波があったが、臨時駐車場所へ誘導するほどには至らなかったという。

(2019年5月2日付紙面より)

望楼の芝から令和元年の初日の出観望を試みる人々=1日、串本町潮岬
2019年05月02日
40 「令和の桜」の記念碑 サクラの名所大里親水公園に (紀宝町)

 大里桜愛好会(松場貞治会長)は平成最後の「昭和の日」となった4月29日、紀宝町大里の大里親水公園に「令和の桜」の記念碑を建てた。

 3月30日に実施した「平成最後そして新しい時代を迎える 桜の植樹会」でサクラを植えた場所に設置した。

 親水公園には、昭和50年と平成30年にそれぞれ「昭和の桜」、「平成の桜」が植樹され、サクラの名所として知られている。

 松場会長は「新たな時代の幕開けとなるこの時にサクラの植樹ができ、非常に感慨深い気持ちです。平和で豊かな平成の時代に感謝し、新しい時代への希望を胸に植樹することができて良かった」と話していた。

(2019年5月2日付紙面より)

「令和の桜」の記念碑を建てる=4月29日、紀宝町大里の大里親水公園
2019年05月02日
41 下西君、弓友会Cが優勝
 新宮弓友会主催の月例射会  
2019年05月02日
42 山田・市野組が優勝
 天長西日本ソフトテニス大会  (黒潮クラブ )
2019年05月02日
43 神倉が逆転勝利で優勝
 県学童選手権大会東牟婁支部大会  
2019年05月02日
44 地域での支え合いを  更生保護女性会が総会  (那智勝浦町 )
2019年05月02日
45 ボタニカルボトルづくり  東花園が体験型イベント  (那智勝浦町 )
2019年05月02日
46 「まぐろのぼり」泳ぐ  体育文化会館や商工会館  (那智勝浦町 )
2019年05月02日
47 健康と成長祈る  王子幼稚園で「こどもの日のつどい」  (新宮市 )
2019年05月02日
48 紀南支部の講師生徒出品  ホテル&リゾーツ串本で合同作品展  (紀の国押し花会 )
2019年05月02日
49 写真展で改元の節目を飾る  潮岬青少年の家所長・山口和紀さん  (串本町 )
2019年05月02日
50 「接待の手土産」で特選に  ㈱岩谷の「紀州梅真鯛梅」  (串本町 )
2019年05月02日
51 1㌶の水田に「香り米」  三尾川地内で田植え体験  (古座川町 )
2019年05月02日
52 春の遠足で楽しい思い出  グリーンピア南紀へ  (成川小 )
2019年05月02日
53 もうみんなお友達  井田保育所で歓迎会  (紀宝町 )
2019年05月02日
54 貴祢谷神社で春の例大祭 矢渕中グラウンドで餅まき (紀宝町鵜殿)
2019年05月02日
55 お悔やみ情報