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2019年03月17日
1 第七勝丸の操業安全祈る
 商業捕鯨切り替えに向け  (太地町 )

 4月上旬から開始される調査捕鯨に向け、出港準備が整った太地町漁協所有の捕鯨船「第七勝丸」(32㌧、乗組員6人)の安全祈願が16日、同町の飛鳥神社(髙橋正樹宮司)で営まれた。乗組員、同漁協の役員や職員13人が参列し、操業の安全を祈った。

 神社では、神前で髙橋宮司が祝詞を読み上げ、参列者が順に玉串をささげた。その後、漁港に停泊中の第七勝丸に髙橋宮司が乗船し、切麻散米(きりぬささんまい)で船をはらい清めた。

 今回の操業は、調査捕鯨から商業捕鯨への切り替え初年度となる。商業捕鯨は、日本の国際捕鯨委員会(IWC)脱退の効力が発生する7月1日以降に開始する。

 竹内隆士船長(40)は「クジラへの感謝と乗組員の安全を祈った。より一層、気を引き締め漁に臨みたい。漁獲枠の頭数を余さず、きっちり捕っていく。商業捕鯨を守り続け、鮮度の良い鯨肉を国内で広めたいと思っています」と話した。

(2019年3月17日付紙面より)

太地町漁協の職員が神事に参列した=16日、太地漁港
2019年03月17日
2 うっすらと雪化粧
 那智山方面で確認  

 那智勝浦町の那智山付近で16日、雪化粧をした山が確認された。

 和歌山地方気象台によると、15日から県内上空にマイナス30度近い冷たい寒気が入り込み、大気の状態が不安定なことから、県内各地でみぞれやあられが確認されている。同町での雪も同じ要因だという。

 那智勝浦インターチェンジ入り口付近にある同町浜ノ宮のコンビニ店駐車場からはっきりと山頂の雪が確認でき、スマートフォンでその様子を撮影するコンビニ店の利用者もいた。

 同山の熊野那智大社(男成洋三宮司)によると、午前8時~9時の1時間、みぞれが降ったが、雪は見ていないという。

(2019年3月17日付紙面より)

雪化粧が確認できた=16日午前9時ごろ、那智勝浦町
2019年03月17日
3 善意に感謝し協力求める
 書きそんじハガキキャンペーン  (新宮ユネスコ協会 )

 世界遺産の保全や活用を目的に活動する新宮ユネスコ協会(中谷剛会長)は「書きそんじハガキキャンペーン」に取り組んでいる。書き間違えたハガキなどを世界の教育の機会に恵まれない子どもたちの支援に充てるもので、ハガキを回収するためのポストを新宮市福祉センターに常設して引き続き協力を求める。

 同キャンペーンは日本ユネスコ協会連盟が取り組んでいる「世界寺子屋運動」の一環で、書き損じハガキや古い未使用のハガキなどを現金化して活用する。新宮ユネスコ協会では3年目の取り組みで、今月9日に市内で開催したイベント「春よこい」ではハガキとお菓子を交換するキャンペーンを実施。計1137枚と、コレクションされた切手帳5冊の寄付があった。ハガキ11枚で1人の子どもが1カ月学校に通えるという。集まったハガキは今月中に日本ユネスコ協会へ送る。

 中谷会長は「ユネスコ協会として、書きそんじハガキキャンペーンは他の国の子どもの教育に生かす普遍的に行っている取り組み。当協会では昨年から本格的に取り組み始め、たくさんの善意が集められたことをうれしく思います」と感謝した。

 「今後もポストを所定の場所に置き、活動を続けていくので、協力をよろしくお願いします」と呼び掛けている。

 ハガキ回収用のポストは今回市福祉センターに常設する他にも設置場所を募集している。問い合わせは同協会事務局の市教育委員会生涯学習課(電話0735・23・3333)まで。

 同協会は14日夜に市福祉センターで理事会定例会議を開き、活動報告や今後の活動を話し合うなどした。今月末には神倉山で清掃活動を行う予定となっている。

(2019年3月17日付紙面より)

集まったハガキ、切手帳、ポストと新宮ユネスコ協会の皆さん=14日、新宮市福祉センター
2019年03月17日
4 ライブや見学など楽しむ  蓬莱公民分館「歩こう会」  (新宮市 )
2019年03月17日
5 過去2番目を記録  18年の観光客数動態調査  (和歌山県 )
2019年03月17日
6 市の財政問題など  一般質問最終日は1議員  (新宮市議会 )
2019年03月17日
7 3期目に向け意気込み  濱口太史県議が県政報告会  (新宮市 )
2019年03月17日
8 多彩な作品ずらり  第二なぎの木園が作品展  (新宮市 )
2019年03月17日
9 ブリ2300本水揚げ  豊漁が続く太地漁港  
2019年03月17日
10 新翔生4人を表彰  世界遺産についての作文  (新宮ユネスコ協会 )
2019年03月17日
11 濃いピンクの花が庭を彩る  荘司さんが毎年育て  (紀宝町神内 )
2019年03月17日
12 50枚の札取り真剣勝負  1年生「百人一首大会」  (矢渕中 )
2019年03月17日
13 お悔やみ情報
  
2019年03月05日
14 応急手当ての重要性を認識
 火災予防運動で消防団  (新宮市 )

 春の全国火災予防運動・山火事予防運動(1~7日)期間中の3日、新宮市消防団(竹内由定団長)は、市役所別館で総合訓練を実施した。8分団113人が参加し、心肺蘇生法や自動体外式除細動器(AED)の取り扱いなどの訓練を行い、有事に備えた。

 団員の技術向上と知識習得を目的に、毎年この時期に実施している。消防職員16人も参加し、団員たちに応急手当てにおける基本動作を指導した。

 訓練開始に当たり、竹内団長は「地域防災の中核を担う活動ができるように訓練を」。田岡実千年市長は日頃の火災予防活動に感謝を述べ、「訓練を通して技術を学び、連携強化につなげてもらえれば」と呼び掛けた。

 訓練終了後、市消防本部の川嶋基正消防長は、かつては市において年間20~30件の火災があり、現場活動を通して経験を重ねていったと述べ、「現代は火災件数は減少傾向にあり、現場活動を経験する機会が少ない。場数を踏めないのであれば、補うのは訓練でしかない」などと話していた。

 同日に熊野川ドームで行われた熊野川地区の訓練では、団員32人、消防職員11人が参加。ホース延長や資機材の取り扱い方法などを学んだ。

  □     □

■女性消防団員らが街頭啓発



 熊野川第5分団(森美代子分団長)の女性団員らは3日、市内で火災予防と消防団入団促進を呼び掛ける街頭啓発を実施した。団員6人、消防職員4人がパンフレットや広報PR用グッズを配布した。

 市民らに火災予防を呼び掛けるとともに、女性消防団員の活躍する姿を周知し、消防団活動に対する理解と信頼を深める目的もある。森分団長は「火災という身近に起こりうることもあり、興味を示してくれる方が多かった。呼び掛けることで、より多くの人が防災意識を高めてくれれば」と話していた。

 消防団員はそれぞれに仕事を持ちながらも、郷土愛護の精神に基づき、地域防災活動のリーダーとして幅広い活動をしている。地震や風水害などの大規模災害においても、地域防災の中核としての活動を期待されている。市消防本部では女性の入団を歓迎している。

(2019年3月5日付紙面より)

人命救助の基本を学んだ=3日、新宮市役所別館
女性団員らが火災予防などを呼び掛けた=3日、新宮市橋本のイオン新宮店
2019年03月05日
15 川湊跡の構造をしのぶ
 丹鶴小跡で発掘調査現地公開  (新宮市 )

 新宮市教育委員会と和歌山県文化財センターは2日、同市下本町の丹鶴体育館入口前広場で新宮城下町遺跡発掘調査現場を公開した。併せて出土品を公開し、市教育委員会職員が見学者らの質問に答えた。

 市教育委員会では、県文化センターに委託して新宮城下町遺跡の調査を実施している。第2次調査箇所は旧丹鶴小学校敷地西側の約3500平方㍍。すでに4分の3の範囲の調査を完了しており、現在は北側(体育館側)の調査を実施している。来場者らは体育館玄関前から遺構や調査の様子をフェンス越しに見学し、担当者に質問したり、説明を求めるなどした。

 旧丹鶴小敷地内では、平安時代末期から室町時代にかけてのものと考えられる地下式倉庫が見つかっている。担当者は「調査が完了している旧グラウンドから出土したものと合わせて、20棟ほどが密集して見つかっている。中世の港の構造がうかがうことができる」などと説明。敷地内からは他にも、常滑や渥美、瀬戸など東海地方の土器や陶磁器から、瀬戸内地方、中国や朝鮮の白磁などが出土していることから「さまざまな時代のバラエティーに富んだものが狭い範囲内で出土しているのは珍しい」などと話した。

 同所では他にも通路、石垣などが見つかっている。室町時代のものと思われる武具(短刀)や和鏡、中国・宋(960~1279年)後期の銭なども出土しており、来場者らは珍しげに遺構と遺物を見学していた。

(2019年3月5日付紙面より)

和鏡や短刀なども公開された=2日、新宮市下本町の旧丹鶴小学校敷地内
説明を受けながらフェンス越しに遺構を見学した
2019年03月05日
16 最後の卒業生28人送り出す 古座校舎卒業式・閉校舎式 (串本古座高校)

 県立串本古座高校古座校舎(愛須貴志校長、生徒28人)の卒業証書授与式・閉校舎式が1日、同校体育館で営まれた。最後の卒業生28人を送り出し、学校長、教育長、県知事、卒業生の4者で閉校舎への思いを交わして101年目の学校史に節目をつけた。

 同校舎は1918(大正7)年6月16日に開校した旧古座町・高池町・西向村学校組合立古座実業学校を学校史の起点とし、後に古座商業学校、熊野実科高等女学校、古座高等女学校、古座高校、串本古座高校古座校舎と変遷して本年度は100周年の節目を迎えた。少子化に伴う生徒数減は厳しく、存続を求めて重ねてきた活動も及ばず前年度から生徒募集が停止。本年度で最後の卒業生を送り出し31日付で閉校舎することとなった。

 教職員や保護者、来賓や卒業生と同じ時間を過ごした直近のOB・OGを含む招待者ら約200人が見守る中、卒業生2クラスを代表して髙野勇斗君と森涼君が卒業証書を受け取り、愛須校長は「串本古座高校という学舎で培った仲間や先生方との絆は(皆さんの)財産の一つ。これから羽ばたく世界での出会いも、きっと皆さんの成長に大きな役割を果たす。良き出会いを大切にしてほしい」など式辞を述べて前途を期待した。

 来賓を代表して県生涯学習局の木皮享局長(県教育委員会メッセージ代読)、東牟婁振興局の東川智昭局長(仁坂吉伸知事メッセージ代読)、育友会古座校舎会の聖谷昌也会長が祝辞。

 皆勤賞3人の表彰、同校舎会から卒業生・宮本綾乃さんへの卒業記念品贈呈を経て卒業生・池田宗志君は、つらく困惑した生徒募集の停止とそのような中でも最後まで満ちあふれていた28人の活気、教職員の支えを振り返り「全員がこの学校で友達というかけがえのない宝物を手に入れた。高校生活で得たたくさんの経験を糧にして、これからもさまざまなことに挑戦し、困難を乗り越えて立派な人間になりたい」と述べてこれまでの支えに感謝した。

  □     □

帰るべき母校は心の中に



 引き続き閉校舎式があり、愛須校長、木皮局長(宮下和己教育長メッセージ代読)、東川局長(仁坂知事メッセージ代読)が順次登壇。続いて卒業生・宮下歌奏(うてな)さんが3年間の学校生活を振り返っての胸中を語り「『古座高校は君たちがいる限り健在である』。かつて校舎が焼け落ちた時に当時の校長が生徒へ向けた言葉通りなら、閉校舎の先も古座校舎は不滅。私たちが帰るべき母校は、いつも心の中にあるのだから。この学び舎に関わった全ての人に、全卒業生を代表して感謝申し上げたい」とあいさつした。

 卒業生・出口琴子さんの伴奏で校歌と別れの歌「蛍の光」を斉唱し、卒業生28人を拍手で送り出して両式は閉会した。

 101年にわたり輩出した卒業生は1万5380人。会場には祝電と共に本年度全卒業生を対象に集めたメッセージカードや大きく引き伸ばした写真パネルも展示し、その歴史がしのばれた。同校舎は来年度以降の同校の母体となる串本校舎へ歴史と魂を引き継ぎ、本年度末を持って閉校舎となる。

(2019年3月5日付紙面より)

クラスを代表して卒業証書を受け取る卒業生・森涼君(左)=1日、県立串本古座高校古座校舎
壇上で閉校舎への思いを述べる卒業生・宮下歌奏さん
2019年03月05日
17 「大峰奥駈け」春峰入り
 熊野修験が山々で修行  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町那智山から奈良県吉野までの険しい山道を歩く「熊野修験大峰奥駈(おくが)け」が2日、始まった。熊野の山々の霊気を感じられるコースで、修験者だけでなく一般の参加者も年々増え、今年も全国から約80人が集まった。修験者を先頭に列をなして山道を歩き、山中にほら貝の音と「懺悔(ざんげ)、懺悔、六根清浄(ろっこんしょうじょう)」の声が響いた。

 熊野修験は明治初めに政府の廃止令で中断した。1988年に那智山青岸渡寺の副住職で熊野修験の大導師、髙木亮英さんらが再興した。今年で32回目を迎える。

 大峰奥駈けは那智山から奈良県吉野までの約200㌔の山道を4回に分けて歩く。この日は「春峰(はるみね)入り」と呼ばれ、青岸渡寺から熊野本宮大社までの約30㌔を丸1日かけて踏破した。次回は4月ごろに本宮大社から玉置神社まで歩く。髙木大導師は「気を引き締めて修行に励み、世界の安寧と人々の幸せを願いたい」と話していた。

(2019年3月5日付紙面より)

出発前に本堂で読経する熊野修験の皆さん=2日、那智山青岸渡寺
色川辻での勤行
2019年03月05日
18 第21回大会の概要発表
 5月30日から4日間で開催  (ツール・ド・熊野2019 )
2019年03月05日
19 汚れ落として美しく  上野展望台で清掃活動  (宇久井ビジター )
2019年03月05日
20 観光客獲得に向け戦略を  新宮市観光振興委員会  
2019年03月05日
21 宿泊客の安全・安心の目印に  小阪屋に金の適マーク交付  (那智勝浦町 )
2019年03月05日
22 素晴らしい祭りを守る  柱松実行委員会が総会  (新宮市 )
2019年03月05日
23 30人が思い思いに作る  中央児童館で「ひなまつりのつどい」  (新宮市 )
2019年03月05日
24 ふれあいが長寿の秘訣  新宮市熊野川町でお楽しみ会  
2019年03月05日
25 楽しみ笑うことが大事  熟年クラブが健康講座  (那智勝浦町 )
2019年03月05日
26 見学し入学への意思を高める  宇久井中で説明会  (那智勝浦町 )
2019年03月05日
27 観光客の利便性向上へ  キャッシュレスセミナー  (新宮市 )
2019年03月05日
28 韓国の徐福伝承を解く  赤崎敏男さんが講演  (新宮市 )
2019年03月05日
29 カーブミラーを清掃  御船支部の8人が作業  (紀宝地区安協 )
2019年03月05日
30 趣向凝らした演劇を披露  相野谷小で学習発表会  
2019年03月05日
31 開花を楽しみに  紀南高でクマノザクラを植樹  (御浜町 )
2019年03月05日
32 まちの活性化を期待  「みはまロコ」パーク七里御浜でオープン  
2019年03月05日
33 新体操やコーラスなど披露  芸能発表会に25団体出演  (紀宝町 )
2019年03月05日
34 「ひな祭り」楽しむ  にこにこひろばに20人  (串本町 )
2019年03月05日
35 地域ぐるみで意識高める  橋杭小地震・津波避難訓練  (串本町 )
2019年03月05日
36 お悔やみ情報
  
2019年03月01日
37 一般会計は178億円 新年度の当初予算案発表 (新宮市)

 新宮市は2月27日、総額364億8579万9000円(前年度比5・3%増)の2019年度当初予算案を発表した。一般会計は178億3457万2000円と前年度に比べて11・3%増で、05年の合併以降3番目に高い数字となった。増率は10から11年度にかけての13・8%に次ぐ2番目。文化複合施設整備事業を中心に、将来を見据えた「暮らしやすいまち」を目指す予算編成となった。5日(火)開会の市議会3月定例会に提出する。

  □     □

■歳入

 市民税は人口減などの影響により0・2%の減、固定資産税は償却資産が3・6%減を見込む一方で、新築件数の見込み増により、家屋で7・3%増、総額で0・3%の増を見込んでいる。

 地方特例交付金は、住宅ローン減税分は前年度同額、10月からの幼児教育無償化は国からの全額補塡(ほてん)のため213・4%増とした。

 地方交付税は、普通交付税が前年度実績などから増額が予想されるが、特別交付税は大きな増減が見込まれないことから前年度同額としており、0・8%増を見込む。

 基金繰入金は新宮城跡・新宮城下町遺跡発掘調査事業に対する熊野川関連施設整備基金繰入金などの減により24・6%減となった。

 市債は文化複合施設整備、紀南環境広域施設組合負担金、道路橋りょう、クリーンセンター設備などの更新・整備による過疎対策事業債、文化複合施設整備による合併特例事業債の増などにより総額で15・8%の増。

 歳入の構成比率は、自主財源23・2%、依存財源は76・8%となっている。

  □     □

■歳出

 投資的経費は、旧仮庁舎再利用整備事業や、やたがらすサッカー場人工芝張替事業などが完了したが、文化複合施設整備事業や私立認定こども園整備事業補助金の計上により、総額で97・5%増。

 義務的経費では、児童扶養手当の支払い回数増加などの影響で扶助費が増加したが、新陳代謝により人件費が5・3%減。児童扶養手当や訓練等給付事業扶助費の増により扶助費は0・5%増。公債費は保健センター整備にかかる地域総合整備事業債や臨時財政対策債などの償還額が減となるなど、総額で1・6%の減となった。

  □     □

■主な事業

▽子育て世帯等プレミアム付商品券発行事業(1億9587万円)消費税率引き上げの影響を緩和し、地域の消費を喚起・下支えするため、低所得者や子育て世帯主を対象に商品券を発券する。

▽「ねんりんピック紀の国わかやま2019」開催事業(1101万円)同市においてはサッカーとボウリング競技が行われる。

▽野菜花(か)き産地総合支援事業補助金(1241万4000円)野菜花き産地の拡大と活性化を目的に、イチゴなどの生産に用いるビニールハウスの新設などに対し補助する。

▽新宮港40周年記念事業補助金(1200万円)「地球深部探査船ちきゅう号」を招き、各種イベントを実施する。

(2019年3月1日付紙面より)

2019年03月01日
38 シャトルバスの利用促進
 雪まつりスタンプラリー抽選会  (那智勝浦町 )

 商工祭「南の国の雪まつり」実行委員会(森川起安実行委員長)は2月27日、那智勝浦町商工会館でシャトルバス利用者のプレゼント企画であるスタンプラリーの抽選会を開いた。今年の雪まつりは約3万人(主催者発表)が来場した。

 雪まつりの会場周辺には駐車場が少ないことから、那智漁港やホテル浦島駐車場などに臨時駐車場を設け、そこから無料シャトルバスを運行した。

 スタンプラリーはシャトルバスの利用促進とバスに乗車することを催しの一つとして楽しめるようにと平成25年から開始。乗車時に配布された台紙に会場内にあるスタンプを集めると賞品の抽選に参加できる。

 今年の運行状況は午前8時~11時、午後1時~3時にピストン運行を行い、スムーズな運営を実施した。利用人数は延べ1442人(対前年比1128人減)と公共交通機関の利用も目立った。スタンプラリーには237人(同23人減)が参加した。

 賞品は千葉県勝浦市、徳島県勝浦町、長野県白馬村と上松町の物産やグッズ、自衛隊Tシャツ、自衛隊バッジ、非常時セット、オリンピックマスコットぬいぐるみ、消防救急隊トートバックなど。森川実行委員長と名誉実行委員長の堀順一郎町長が抽選した。

 スタンプラリーのメッセージには▽シャトルバスが次々と来て便利でした▽バスの時間がピストン運行でよかった▽毎年、グルメを買うのが楽しみ▽スタンプラリーが大好きです▽きいちゃんのグッズを販売してほしい▽芸能人が来てよかった▽娘と雪遊び楽しんでます▽子どもたちが初めての雪に大喜びだった―など多くの感想が寄せられていた。

 堀町長は「たくさんの方々が町を訪れてくれた。また、応募も多くしていただき感謝しています」と述べ、森川実行委員長は「今年も無事に終了した。抽選は終わってからの新たな喜びだと思う。今後も期待していただけたら」と語った。

(2019年3月1日付紙面より)

スタンプラリーの抽選が行われた=2月27日、那智勝浦町商工会館
2019年03月01日
39 津波避難施設整備事業など
 来年度の当初予算案発表  (古座川町 )

 古座川町が2月27日、来年度の一般会計など当初予算案の概要を発表した。一般会計当初予算案の規模は30億9840万円(対前年度比14・85%増)で、主な歳出事項として高池下部区内で来年度末完成予定の津波避難施設整備事業(3億円)などを含む。特別会計を含めた同案が提出される同町議会3月定例会は今月5日(火)午前9時、役場本庁議場で開会する。

 一般会計当初予算案の歳入、歳出の内訳は別図の通り。歳入における自主財源は4億7351万8千円(構成比15・3%)で、対前年度比7795万6千円増。主な要因は繰入金8047万8千円増で、町税収入は1億8851万5千円を見込んでいる。

 当局は同予算案に盛り込んだ来年度の新規事業として▽津波避難施設整備事業(3億円)▽高規格救急自動車整備事業(3278万5千円)▽町道改良事業〈立合峯線〉(500万円)▽各計画策定事業(公営住宅長寿命化計画407万円、子ども・子育て支援事業計画297万円、公立学校施設長寿命化計画369万6千円)▽公共施設・学校施設空調設備整備事業(三尾川小学校64万4千円、七川総合センター230万円)▽池野山集会所基本構想設計業務委託料(50万円)▽アメリカカンザイシロアリ被害本調査事業(100万円)―など。

 継続事業として▽子育て支援事業〈保育料・給食費完全無料化と子育て支援出産祝い金〉▽入院時室料市町村間差額補助事業▽ブロック塀等耐震対策事業▽町道改良事業〈池田線、大柳高瀬線、平井川1号線〉▽子ども医療費助成事業〈18歳までの医療費助成〉▽移住定住者新築住宅等助成事業―を挙げている。

 うち津波避難施設整備事業は本年度に詳細設計まで完了する見込みで、3億円は工事費とその監理費。国補助金1億3090万円、起債7810万円、防災基金からの繰り入れ9100万円で賄う計上内容としている。同施設は鉄筋コンクリート造2階建てで、フロア高4・6㍍の2階と同8・4㍍の屋上を避難場所とし260人規模の収容を想定。来年度中の完成予定だが、西前啓市町長は同施設の特性上、一日も早い完成を目指すと意気込んでいる。

 高規格救急自動車整備事業は、平成18年度配備車両の更新整備。アメリカカンザイシロアリ被害本調査事業は、本年度の補正予算で緊急実施した調査の延長で取り組むという。

 特別会計の当初予算案の規模は7会計(国民健康保険、同保険七川診療所、同保険明神診療所、へき地診療所、簡易水道事業、介護保険、後期高齢者医療)の合計で12億7448万9千円(対前年度比10・37%減)。当初予算案の総額は43億7288万9千円で、対前年度比6・14%増となっている。審議は6日(水)以降の本会議で行う見込み。

(2019年3月1日付紙面より)


2019年03月01日
40 心豊かに暮らせるまちを
 田岡市長が記者会見で説明  (新宮市 )

 新宮市の田岡実千年市長は2月27日、市役所で定例記者会見を開き、新年度当初予算案について「市民の誰もが元気で心豊かに暮らせるまちを目指して予算編成をした」などと説明した。

 市は記者会見で、5日(火)に開会する市議会3月定例会に提出する条例7、予算18、その他1の計26議案を発表した。会期は28日(木)までの24日間。一般質問は12日(火)から15日(金)までの4日間を予定している。住民投票条例制定請求代表者の意見陳述、質疑、討論、採決については8日(金)の本会議で行われる予定。

 田岡市長は新年度予算について、西村伊作設計の旧チャップマン邸をまちなか観光交流拠点として供用開始するために必要な事項を定める「旧チャップマン邸条例」、手話教室や手話奉仕員要請講座の内容の充実などを図る「手話言語条例」、50㌗未満の発電事業の実施に係る届け出を市において義務化、適正な事業管理を行う「太陽光発電設備と地域環境との調和に関する条例」の3件の新しい条例について説明。「水野家入部400年や新宮港開港40周年など節目の年になる。イベントなどを通して多くの人に来ていただき節目を祝うとともに、市内外にPRしていきたい」と決意を述べた。

 文化複合施設整備事業については「大きな事業。これから2年間で完成させるために粛々と頑張っていきたい」とした。

 本年度一般会計補正予算案は、6億1596万6000円を追加し、総額183億4349万1000円とするもの。▽退職手当基金積立金3000万円▽路線バス運行維持費補助金4967万3000円▽やましろ号運行維持費補助金1004万9000円▽企業誘致等促進補助金61万4000円▽県営事業の急傾斜地崩壊対策事業等に伴う地元負担金447万円▽小中学校のブロック塀改修および空調設備整備に係る費用3180万円―などを盛り込んでいる。

(2019年3月1日付紙面より)

記者会見で説明する田岡実千年市長=2月27日、新宮市役所
2019年03月01日
41 中学校へ3人が合格  近大新宮中高の後期入試結果  
2019年03月01日
42 50人で「しし垣」を清掃  「くまの里山」が呼び掛け  (那智勝浦町 )
2019年03月01日
43 白鷗大を新宮市長が激励  同大からは市に感謝の寄付  
2019年03月01日
44 水野家入部や文複整備など  新年度の主な事業  (新宮市 )
2019年03月01日
45 和歌山への移住を検討  現地体験ツアーで色川へ  (那智勝浦町 )
2019年03月01日
46 植地貞夫さんに感謝状贈呈  各施設に3点の絵を寄贈  (那智勝浦町 )
2019年03月01日
47 自信を持って披露  城南中学校でダンス発表会  (新宮市 )
2019年03月01日
48 串本町の入隊予定者を激励  町長らを交えて期待を注ぐ  (新宮防衛協会 )
2019年03月01日
49 「ひな祭り」を楽しむ  井田公民館で子育て支援行事  (紀宝町 )
2019年03月01日
50 木本普通科倍率1・08倍  三重県立高校入試後期志願状況  
2019年03月01日
51 信頼される自衛官に  自衛隊入隊予定者激励会  (紀宝町 )
2019年03月01日
52 新年度当初予算85億7063万円  西田町長が大綱説明  (紀宝町議会開会 )
2019年03月01日
53 卒業前の思い出に 神倉小6年生がボウリング大会 (新宮市)
2019年03月01日
54 お悔やみ情報