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2019年03月12日
1 捕鯨について考える
 米国人大学院生らが訪問  (太地町 )

 アメリカ・カナダ大学連合日本研究センター(横浜市)の留学生らが太地町や捕鯨について考えるツアーがあった。9日から10日にかけて、大学院生ら9人が町の要所を巡り、地元漁師や町民と交流した。

 太地町在住で同センターOBのジェイ・アラバスターさん(44)が主催し、漁協や役場が協力。専門分野のさまざまな大学院生や研究員が参加した。アラバスターさんは「多くの若い学生に太地町を紹介したい。冷静に美しい町を体験してほしい」と話した。一行は9日、追い込み漁が行われる畠尻湾、町立くじらの博物館を巡り、7月から31年ぶりに商業捕鯨を再開する捕鯨船「第七勝丸」に乗船した。

 同センターは日本を研究する専門分野などで対応ができる高度な日本語を習得する機関。1961年設立のスタンフォード・センターを前身として63年に設立された。ハーバード大学やプリンストン大学などの14校が加盟している。

 畠尻湾ではイルカ追い込み漁を批判的に描いた映画『ザ・コーヴ』について、町で起きた事実を聞いた。続いて、くじらの博物館で、同町学芸員の櫻井敬人さんから約400年前に始まった古式捕鯨の説明を受けた。水族館では、飼育員との質疑応答があった。午後からは「第七勝丸」の船内を見学し、漁協の貝良文参事らから調査捕鯨と商業捕鯨の違いや漁の方法、船での生活について学んだ。

 ウィスコンシン大学フルブライト博士研究員のベイリー・アルブレクトさん(29)は「捕鯨については米国では反対が多いですが、知識や情報が不足している」と話した。カナダ人のマシュー・ミックレランさん(35)は「(太地町は)とても静かできれいな町。貴重な機会だった」と感謝していた。

(2019年3月12日付紙面より)

捕鯨を考えるツアーで、イルカと触れ合う米国大学院生ら=9日、太地町立くじらの博物館
小型捕鯨船「第七勝丸」の船内を見学した
2019年03月12日
2 「さようなら、また来てね」
 にっぽん丸を見送り  (新宮市 )

 大型客船「にっぽん丸」(全長166・6㍍、2万2472㌧)が9日午後5時ごろ、「新宮港梛(なぎ)の木見送り隊」や地元太鼓グループ「紀宝楽」に見送られ、新宮市三輪崎の新宮港から神奈川県の横浜港に向け出港した。

 今回のクルーズ名は「にっぽん丸で航(い)く 熊野古道プレミアム」。客船は8日午後5時ごろ、新宮港に入港。乗客らはその日の夜、熊野速玉大社で「秋川雅史スペシャルコンサート」を観覧し、9日には熊野古道歩きや観光などを楽しんだ。

 出港に伴う見送りセレモニーでは、昨年12月に新宮港が「クルーズ・オブ・ザ・イヤー2018特別賞」を受賞したことを記念し、田岡実千年市長や濱口太史県議らがくす玉を割って祝った。田岡市長は乗船客の来熊に感謝を述べ、「多くの人が新宮港を利用してくれたことが賞を頂く大きな力となった。開港40周年を迎える節目の時にうれしい報告となりました」とあいさつ。濱口県議は梛の木見送り隊の取り組みや、熊野速玉大社の御神木である梛の意味などについて説明し「熊野は癒やしとよみがえりの地。日々の生活に疲れたとき、悩んだときは、ぜひこの地をまた訪れてください」と呼び掛けた。

 紀宝楽の勇壮な演奏が響く中、にっぽん丸は出港。見送り隊や市民らの「さようなら、また来てね」の声に、乗客らは「ありがとうございました」「また来るね」などと応えていた。次回は29日(金)にスターレジェンドの入港を予定している。

 新宮市では、新宮港を旅立つクルーズ客船を一緒に見送る「梛の木見送り隊」会員や外国語ボランティアを募集している。問い合わせは市企業立地推進課(電話0735・23・3333)まで。

(2019年3月12日付紙面より)

旗を手に出港を見送った=9日、新宮港
特別賞受賞を記念してくす玉を割った
2019年03月12日
3 ちょうちん200個を寄贈
 古座川町の桜まつり実行委に  (第三銀行 )

 第三銀行(岩間弘取締役頭取)=三重県松阪市=が8日、古座川町の桜まつり実行委員会(会長・西前啓市町長)にちょうちん200個を寄贈した。

 同まつりが開かれる佐田地内では例年、区民が約3000本あるとされるソメイヨシノの開花時期に合わせてちょうちんを飾り付け、夜半に点灯して情感を盛り上げている。近年は区民の高齢化に伴い、役場の若手職員も協力。今年は18日(月)に設置をし、23日(土)前後の開花状況を見て点灯を始める予定だという。

 設置範囲は、串本町消防本部七川分駐所そばからおおじゃの森までの国道371号沿い(今津橋~佐田桜の広場間を除く)と同森駐車場や佐田桜の広場。役場地域振興課によると経年劣化による配線など各資材の減少で現在飾っているちょうちんの数は未知だが、今回の寄贈によりかなりの割合で更新が進むと見込んでいる。

 この日は浅野章・取締役常務執行役員、小松正実・営業本部紀州地区営業部長兼地方創生推進地区統括、同本部ソリューション営業部地域振興課の清水久史課長、古座支店の山本繁支店長が来庁。西前町長と仲本耕士副町長、洞内宏文地域振興課長が応対し、ちょうちんの寄贈を受けた。

 浅野・取締役常務執行役員は「古座川町の歴史と伝統のある桜まつりにご利用いただき市民に喜んでいただけるとのことで、一つの地域貢献ができたのかなと思う。引き続き地域の皆さまのためにできることをしっかりとやっていきたい」とあいさつ。

 西前町長は「(早咲きの)ヤマザクラがクマノザクラに変わったというか、今は一つの転機かなと思っている。クマノザクラをメインにした取り組みを皆さまと共に広げ、サクラのまちづくりに頑張っていこうと思っているので、今後とも協力を賜ることを切に願いたい」と述べて感謝した。

 同銀行は過去にもちょうちんを寄贈していて、今回は10年ぶりとなる。同実行委員会は31日(日)午前10時~午後2時、佐田桜の広場を拠点にして桜まつりを開く予定。

(2019年3月12日付紙面より)

西前啓市町長(右)にちょうちんを託す浅野章・取締役常務執行役員(中)ら=8日、古座川町役場
2019年03月12日
4 人命救助の心得など学ぶ
 新宮市と北山村が連携訓練  

 新宮市消防本部(川嶋基正消防長)は10日、北山村大沼の村立北山中学校体育館で北山村消防団(中瀬古武雄団長、68人)と連携訓練を実施した。市から7人、村から37人が参加し、心肺蘇生法や自動体外式除細動器(AED)の取り扱いなどの訓練を行い、有事に備えた。

 村は2016年4月から消防団に関する事務、消火栓や防火水槽の維持管理などを除く消防事務を市に委託している。救急搬送や火災が発生した際は、市消防署熊野川消防出張所(同市熊野川町日足)から救急車や消防車が出動している。村役場(大沼)までの所要時間は約30分。村にはポンプ車など消防車両が4台ある。

 連携訓練は今回で3回目。団員らは佐藤春樹・救急救命士の指導で、心配蘇生法の重要性やAEDの使用法を学んだ。実践訓練を通して救命処置の必要性や重要性を習得し、救命率の向上を図った。

 訓練を終え、川嶋消防長は「反省や検証をして悪いところなどを話し合い、訓練を繰り返していくことが技術と知識の向上につながる」と講評。中瀬古団長は「人命救助は重要な任務の一つで、今日の訓練は意義深いものだった。貴重な体験を糧に、事故や災害などにおける適正な対応へとつなげていければ」と話していた。

(2019年3月12日付紙面より)

心肺蘇生法やAED使用法などを学んだ=10日、北山村立北山中学校
2019年03月12日
5 地元勢上位進出ならず
 県小学生サッカーBリーグ決勝大会  
2019年03月12日
6 83人が参加し2部門で熱戦展開
 春季紀南社会人卓球大会  
2019年03月12日
7 雨中の接戦制し北斗が優勝
 地元勢では新宮SSSが3位に  (第20回まぐろカップ )
2019年03月12日
8 県内公立高校で入試  合格発表は19日午前10時  
2019年03月12日
9 消防団と本部が連携  合同火災水難救助訓練  (那智勝浦町 )
2019年03月12日
10 当初予算など35議案を審議  那智勝浦町3月定例会開会  
2019年03月12日
11 感謝の気持ちを発表  王子ヶ浜小・神倉小で6年生を送る会  (新宮市 )
2019年03月12日
12 商店街に笑顔あふれる  活性化イベント「春よこい」  (新宮市 )
2019年03月12日
13 スタンプラリー抽選会  紀の宝みなと市で行う  
2019年03月12日
14 七里御浜の松林を守ろう  防風林GG作戦でクロマツを植樹  
2019年03月12日
15 屋台村で成長示す  盛り上がった「ポンポコ学園」卒園式  (熊野少年自然の家 )
2019年03月12日
16 天然稚アユの遡上始まる  関心ある住民注目寄せる  (古座川町 )
2019年03月12日
17 上部集会所で式典を営む  7区が集い国皇神社例祭  (古座川町 )
2019年03月12日
18 お悔やみ情報
  
2019年03月06日
19 80億円の一般会計予算
 新年度案3月議会に上程  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町は4日、堀順一郎町長はじめ、三役、幹部職員らが会見を開き、80億3180万円の2019年度一般会計予算案を発表した。前年度より8億50万円減となった。

 現・消防本部の老朽化などに伴い、町内の駿田山に建設を予定する消防・防災センターの整備に向けた設計業務委託事業や防災行政無線のデジタル化、新クリーンセンター整備事業を重点に取り組む。また、同町の主要産業である観光業の振興策としてDMOの推進や少子高齢化対策、子育て支援事業として来年4月からの中学校給食実施に向け給食センターの整備などにも力を入れる。予算案は11日(月)開会の町議会に上程する。

 堀町長は11月開催のねんりんピックや、今年は世界遺産15周年、南紀ジオパークの日本ジオーパーク認定5周年であることにも触れ、「新時代の那智勝浦町の一歩として、現在抱えている諸課題解決に主眼を置いた予算となっている。安心・安全なまちづくりを推進し、住民の皆さまに『住んでよかった。住み続けたい。住んでみたい』と言っていただける町の実現に向けて積極的に取り組む」と話した。予算減額や入湯税の減少については「温泉病院や漁港の大型冷凍冷蔵庫も建設を終え、これから返済が始まるので現在は谷間の状態」とし、「耐震のための旅館改築や火災による休業によって宿泊が減るため、入湯税も減少する」と述べた。

  □     □

■歳入



 町税収入は6542万円(4・5%)減の13億8886万円を計上。町民税や入湯税が減少し、軽自動車税の増加を見込んでいる。歳入の3分の1を占める地方交付税は前年度より6000万円(2・1%)増の28億6000万円。国県支出金は前年度より6億989万円(35・1%)減の11億2870万円。借り入れにあたる町債は前年度と比較し1億1220万円(9・5%)減の10億7104万円。歳入の不足を補う基金の取り崩しは財政調整基金、減債基金を合わせて5億6000万円。

  □     □

■歳出



 消防費は前年度に比べ2億6110万円の増、続いて教育費で2億3522万円の増。主な増加要因は消防・防災センター整備に係る設計委託費や用地購入費と中学校給食整備事業。減少したのは農林水産業費で10億8732万円の減、続いて諸支出金で1億2828万円の減となった。

(2019年3月6日付紙面より)


2019年03月06日
20 ブーメラン飛行機作る
 少年少女発明クラブ閉講式  (新宮市 )

 新宮市少年少女発明クラブ(瀧野秀二会長)の3月講座「ブーメラン飛行機を作ろう」と閉講式が2日、同市福祉センターで開かれた。児童15人が出席し、スチロール板を使った「飛行機」を作って飛ばし、仕組みなどを学んだ。

 少年少女発明クラブは科学的な興味、関心を追求する場を提供し、自由な環境の中で創造活動を行うことで、作品を完成させる喜びの体得や科学的発想に基づく生活態度の育成、創造性豊かな人間形成を図ろうと活動している。県内では10クラブが活動しており、新宮市では2015年、将来に向けたものづくり人材育成の観点から、市、和歌山県、県発明協会が連携して発足した。

 「ブーメラン飛行機」は投げるとブーメランのように自分の所に戻ってくるというもの。この日は瀧野会長が講師を務め、児童らは用意された主翼と機体、尾翼などのパーツを貼り合わせて飛行機を完成させた。出来上がったものは飛ばして上手に戻ってくるかを確かめた他、「不死鳥」という名前の紙飛行機を折って飛ばすなどした。

 講座の後は閉講式が行われ、一人一人が瀧野会長から証書を受け取った。森浦馨介君(10)は「友達にいろいろなことができると言われて参加しました。串本町でマグロの養殖を見学し、餌をあげたりしたことが印象に残っています。来年も参加したい」。

 瀧野会長は「活動を通じて、いろいろなものに幅広く興味を持ってもらうことができれば」と話していた。

(2019年3月6日付紙面より)

教わりながらものづくりを楽しむ=2日、新宮市福祉センター
2019年03月06日
21 開幕行事開いて初動に弾み
 帯企画「桜フェア」始まる  (古座川町観光協会 )

 古座川町観光協会(須川陽介会長)の帯企画「古座川桜フェア」が3日から始まった。この日は同町月野瀬にある南紀月の瀬温泉ぼたん荘でオープニングイベントを開き、須川会長は「県内でも特に若い役員構成の私たちにしかできないこととして、全ての世代をつなぐ懸け橋となり(若さならではの)フットワークを生かして頑張りたい」と来場者にアピールし、初動に弾みをつけた。

 この企画は昨年9月の設立以降初となる誘客事業。実施期間を3日から31日(日)までとし、主催または協力するイベント群を桜が咲く時期の一連の関心事としてPRし来訪を誘っている。

 3日は同荘館内で開会式を営み、須川会長は▽地域満足の輪を広げる▽地域内循環のきっかけの創出▽地域に根付いている資源の共有―の3点で考えを掲げて、今後の応援を求めた。

 その後は館内で物産市「SAKURAマルシェ」や各種クラフト体験、同荘レストランの春爛漫バイキング提供などがあり、利用を集めた。午後は長追在住の樹木医・矢倉寛之さん、南紀熊野サテライトの古久保綾子さん、串本古座高校アドバンスドコースに通う上田柊大郎君の3人をパネラーに迎えたディスカッションがあり、深海政也副会長がコーディネーターを務めて町の花にも指定されるなど話題になっているクマノザクラと観光の接点の在り方や、世界遺産登録に対する田辺ツーリズムビューローの取り組みの特色、町域の観光の現状を振り返り今後意識すべき事柄などでパネラーに意見を求めながら掘り下げた。総括として深海副会長は地域の光をつくり広げて人を呼び込む流れにポイントを置き、全体司会を務めた森武志副会長は地域の光を輝かせるのは人であり特産品は手段という発想を寄せて深海副会長のポイントを強調した。

 クマノザクラの苗木植樹もあり、西前啓市町長、大屋一成町議会議長、同荘を運営する古座川ふるさと振興公社の野﨑洋一理事長、祝いに駆け付けた芳流館互盟社の八舟誠社長が来賓として出席。矢倉さんから植樹の考え方について説明を受けた後、本館前の庭園に移動し来賓、子ども、成人一般の順で少しずつ土をかける流れで苗木1本を植えた。

 終盤では本館内で互盟社中が幣の舞、剣の舞、乱獅子、花掛かりを披露し、マルシェの物産品など購入者を対象にした福引抽選で盛り上がった。

 今後は10日(日)、16日(土)、17日(日)に道の駅虫喰岩を拠点に物産販売を開き、関連してクマノザクラのタイプ木紹介や15日(金)~17日(日)の期間限定で古座川桜の写真展も行われる。24日(日)は一枚岩そばで開かれるイベント「おむすびマルシェ」、31日(日)は佐田桜の広場一帯で開かれるイベント「桜まつり」に協力する。その他、連動企画として写真コンテストも行う予定。

(2019年3月6日付紙面より)

来場者に考えを伝えて初動に弾みをつける須川陽介会長(左から2人目)=3日、古座川町月野瀬
館内で開かれた物産市「SAKURAマルシェ」
子どもらの協力を得ながらクマノザクラの苗木を植樹
2019年03月06日
22 木の温かみある校内に 大規模改修工事竣工式 (鵜殿小)

 紀宝町立鵜殿小学校の大規模改修工事が完了し、5日、同校で竣工(しゅんこう)式が執り行われた。西田健町長、莊司健町議会議長、西章教育長、辰巳尚町区長会長、垣本年次同小PTA会長、辻至校長らがテープカットし、完成を祝った。

 鵜殿小学校は1981(昭和56)年に建設。築37年が経過し、施設の老朽化が目立つようになり、昨年6月から大規模改修に着工。内外壁、屋上の防水対策、照明器具のLED化、プールサイドの床・ろ過機などを改修した。児童用玄関には木材を使用し、明るく木の温かみが感じられる校内になった。強化ガラスを取り入れ、防災面の強化も図った。総事業費は2億1401万2000円。

 竣工式は運動場でテープカットし、全校児童232人が校歌を斉唱。児童会副会長の登立和馬君(6年)が記念品を受け取り、会長の山本亮太朗君(同)が「6年生は卒業まで残り少ないですが、感謝の気持ちを持って毎日使いたい」と述べた。

 関係者が体育館に移動し、西田町長が「鵜殿小ではさまざまな授業改善の取り組みを行っており、新しく明るい校舎でなお一層の力を発揮し、教育の充実を図ってくれるものと期待しています」と式辞を述べた。

 垣本会長は「これまで以上に明るく楽しい雰囲気になり、安心して通学させられることに感謝します」。辻校長は「快適な環境で学ぶことができる児童は本当に幸せ。皆さんの期待に応えるべく、教育を充実させ、教職員一同一丸となって取り組んでいく」と述べた。

(2019年3月6日付紙面より)

テープカットする西田健町長(左から4人目)ら=5日、紀宝町立鵜殿小学校
完成を祝って児童が校歌を斉唱
2019年03月06日
23 デポルターレが優勝
 串本、新宮の地元勢は上位進出ならず  (県小学生サッカーリーグ決勝大会 )
2019年03月06日
24 松實陸斗君が全国優勝
 3週連続で大会に出場し結果を残す  (新宮ジュニアレスリングクラブ )
2019年03月06日
25 生徒らが海の恵み味わう  宇久井中で魚食体験  
2019年03月06日
26 火災警報器の設置を  婦人防火クラブらが街頭啓発  (新宮市 )
2019年03月06日
27 19年度予算大綱①  新宮市・田岡実千年市長  
2019年03月06日
28 元気な成長を喜ぶ  たづはら保でミニ運動会  (新宮市 )
2019年03月06日
29 くじらの博物館楽しむ  下里、井関保がお別れ遠足  (那智勝浦町 )
2019年03月06日
30 「クマノザクラを大切に」  高池小6年生看板掲げる  (古座川町 )
2019年03月06日
31 熊野南郡選挙区連続無投票か  説明会に現職2陣営  (三重県議選 )
2019年03月06日
32 「地球は命の塊」  宇宙飛行士・秋山さん語る  (御浜町 )
2019年03月06日
33 新年度予算など26議案 新宮市議会3月定例会が開会 
2019年03月06日
34 お悔やみ情報
  
2019年03月02日
35 目標に向け新たな一歩
 新宮・新翔高校で卒業式  (和歌山県 )

 和歌山県内の公立高校で1日、卒業式があった。本紙エリアでは新宮、新翔の両高校、串本古座高校串本校舎、同校古座校舎で行われ、卒業生たちはそれぞれの目標に向け新たな一歩を踏み出した。

■新宮高校



 県立新宮高校(前田成穂校長)では198人(男子93人、女子105人)が卒業した。前田校長は「今後の歩む人生で幾度となく大きな壁が立ちはだかるかもしれません。自分が置かれた立場や環境としっかり向き合って努力を忘れないでほしい」と式辞。

 在校生の古根川健君(2年)は卒業生たちと共に学んでこられたことは大きな財産と感謝し、「皆さんがそれぞれの夢のために試行錯誤し、努力してきた姿を私たちは後から見てきました。これからは皆さんが築き上げてきた伝統を継承していかなければいけない。先輩方の勇姿に倣って、より一層誇れる学校にしていくことを誓います」。

 卒業生代表の安間晴香さんは「成長」の言葉を挙げ、3年間を振り返り「人は必ず誰かに支えられていること、互いに支え合って団結し協力すれば目標を実現できることを学びました」と語った。「新宮高校で学んだこと、出会った人々への感謝の気持ちを忘れず、日々精進していきます」と述べ、同級生、家族、後輩、教職員、地域の人たちに感謝した。

  □     □

■新翔高校



 県立新翔高校(東啓史校長)では140人(男子71人、女子69人)が卒業した。

 東校長は卒業証書を授与し、式辞で「日々の授業やクラブ活動、さまざまな学校行事、あるいは友だちや先生方との交流の中で、たくさんの喜びや感動、時には挫折も経験しながら皆さんは大きく成長したはずです。新翔高校で手に入れた多くの財産を糧に未来に向かって前向きに羽ばたいて下さい」と卒業を祝い、「新翔高校は皆さんの永遠のふるさとです。新翔高校を愛し、母校の後輩たちにエールを送り続ける頼りになる同窓生になってくれることを期待しています」とエールを送った。

 来賓祝辞、各種表彰の後、在校生を代表し安井貫乃(かんだい)君(2年)が「私たちが努力と意思を引き継ぎ、先輩方が築き上げてこられた伝統を継承していかなければなりません。これからの新翔高校を誇れる学校にしていくことを誓います」と送辞。

 卒業生を代表し松根永祐君が高校生活3年間を振り返り、「お世話になったいろんな人たちに恩返しすることを目標に、新しい時代に飛び込んでいきたいと思います。これからの日本は、東京五輪に大阪万博など大きなイベントが決定し、私たち若い世代が活躍できる場の広がりを感じます。新しい時代の中で、新翔高校で学んだことを胸に活躍することを誓います」と涙ながらに答辞を述べ感謝した。

(2019年3月2日付紙面より)

卒業証書を受け取る卒業生=1日、新宮市神倉の県立新宮高校
涙ながらに答辞を述べる松根永祐君=1日、新宮市佐野の県立新翔高校
2019年03月02日
36 3年生106人が学びや巣立つ
 串本・古座両校舎で卒業式  (串本古座高校 )

 県立串本古座高校(愛須貴志校長)の串本・古座の各校舎で1日、卒業式が開かれた。両校舎合わせて106人(男子62人、女子44人)は祝福を受け、それぞれの思いを胸に学びやを巣立った。

 串本校舎では午前9時に開式された。卒業生78人(男子47人、女子31人)を代表し、東晃宏君(A組)と橋野祥君(B組)、岡村龍之介君(C組)が全員分の卒業証書を受け取った。

 愛須校長は「自分の置かれている環境が理想通りでなくても、なんらかの工夫をして乗り越えることが大事。自分の可能性を信じ、今できることを積み重ねることで自分自身を今より大きな本物の自分にすることができます」と式辞。多くの来賓が参列する中、和歌山県教育委員会生涯学習局の木皮享局長、西前啓市古座川町長などから祝辞が寄せられた。

 在校生の伊森安美さんが「母校100周年という節目の年に卒業される皆さんから伝統のバトンを受け継ぎ、新しい100年を築くために頑張っていきます」と送辞。卒業生を代表して北浦佑菜さん(C組)が体育祭などの行事を振り返り、家族や教師、在校生に感謝を述べ、「今度は私たちが立派な大人になり、恩返ししていきます。間もなく平成の幕が閉じ、新たな時代が始まろうとしている節目の年に私たちは自ら選んだ新しい道へと踏み出します。高い壁にぶつかることもあるでしょうが、かけがえのない高校時代を思い出し、着実に進んでいきたいと思います」と答辞を述べた。

 式では12人が皆勤賞として紹介され、鈴木雄大君(B組)が代表で賞状を受け取った。

 古座校舎では午後1時30分から同校舎最後となる卒業式が行われた。式後は同校OBや地域住民などが集まり、閉校舎式が営まれた。

(2019年3月2日付紙面より)

さまざまな気持ちを胸に卒業証書を受け取る生徒=1日、県立串本古座高校串本校舎
2019年03月02日
37 一般会計は過去最大編成
 来年度の当初予算案発表  (串本町 )

 串本町は1日、来年度一般会計の当初予算案の概要を発表した。規模は103億4600万円(対前年度比7・4%増)で、歳出にはサンゴ台中央線新設事業やくしもとこども園新設事業の基本・実施設計業務委託料などが盛り込まれている。特別会計の同案と共に6日(水)午前9時30分に開会する町議会3月定例会に提出する。

 一般会計の当初予算案の歳入、歳出の内訳は別図の通りで、現町では過去最大規模の編成。歳入における自主財源は27億4972万8千円(構成比26・5%)で、対前年度比0・6%減となっている。

 当局は同予算案の主な事業として▽サンゴ台中央線新設事業(4億5528万1千円)▽サンゴ台7号線改良事業(2億2498万2千円)▽地籍調査事業〈津荷・中湊・西向・神野川が対象〉(1億9558万1千円)▽道の駅駐車場整備事業(1億510万円)▽仮称・串本町観光ループバス運行支援協議会補助(366万7千円)▽新庁舎建設事業〈基本・実施設計業務〉(2313万円)▽くしもとこども園新設事業〈基本・実施設計業務〉(1725万4千円)▽子育て支援事業〈病児保育室新設事業〉(1565万2千円)▽ねんりんピック開催経費(745万3千円)▽学校空調設備整備事業〈小学校9校分の設計業務〉(1780万8千円)▽姉妹都市青少年交流事業(563万8千円)―などを挙げている。

 サンゴ台中央線新設事業は本年度が最終年度で、西の岡付近~サンゴ台間全長約1・6㌔の新道(町道)の年度内完成を目指す。サンゴ台7号線改良事業は、くしもと町立病院~仮称・串本IC間への延長に要する工事請負費と道路用地購入費などを計上している。

 道の駅駐車場整備事業は、収容台数を現行の45台から75台程度に拡大する内容。年度内完了を目指していて、繁忙期に設ける臨時駐車場への誘導利便向上の効果も期待している。

 観光ループバスは7月の開所が見込まれる南紀熊野ジオパークセンターと連動して県と町を主体にして同協議会を立ち上げ導入する観光客向けの路線バス。病児保育室はくしもと町立病院内に定員4人で設けるもので、来年1月の開所を目指す。学校空調設備整備事業は再来年度の導入を見据えた計上。姉妹都市青少年交流事業は、平成23年度を最後に中断している2年に1度のトルコ共和国への学生派遣の再開に充てているという。

 特別会計の当初予算案の規模は病院事業など15会計の合計で87億2210万5千円で、一般会計との合計額は190億6810万5千円。一般会計当初予算案の審議は7日(木)、8日(金)、11日(月)、12日(火)、特別会計当初予算案の審議は13日(水)の本会議で行う見込み。

(2019年3月2日付紙面より)


2019年03月02日
38 防火意識の普及呼び掛け
 春の火災予防運動初日に  (新宮市 )

 春の全国火災予防運動(1~7日)に伴い、各地の消防は1日、防火広報を実施した。新宮市消防本部(川嶋基正消防長)では新宮、三輪崎、高田、熊野川の4地区に分かれて、住民らに防火意識の高揚を呼び掛けた。今年の全国統一防火標語は「忘れてない? サイフにスマホに火の確認」。

 市消防本部で行われた新宮地区の出発式には丹鶴、千穂、蓬莱、警備の4分団から17人が参加した。竹内由定団長は「今年に入って当地域においては多くの火災が発生している。事故に十分注意の上、広報活動を」と訓示。団員らは各分団の消防車両に乗り込み、各地区の広報に向かった。

 期間中の3日(日)には新宮地区と熊野川地区で総合訓練を実施する。

 期間中の全国重点目標は▽住宅防火対策の推進

▽乾燥時および強風時火災発生防止対策の推進▽放火火災防止対策の推進▽特定防火対象物などにおける防火安全対策の徹底▽製品火災の発生防止に向けた取り組みの推進▽多数の者が集合する催しに対する火災予防指導などの徹底▽林野火災予防対策の推進―の七つ。

 市消防本部では▽住まいの防火対策を進めよう▽延焼拡大危険性の高い地域を中心とした火災予防対策や警戒を徹底しよう▽放火されない環境づくりを進めよう▽防火管理体制の徹底を図ろう▽電気用品、燃焼機器、自動車などの適切な使用・維持管理を徹底しよう▽火気器具・危険物は正しく取り扱いましょう▽入山の際は防火意識を―の7点を重点に実施する。

 市消防本部管内で今年に入って発生した火災は住宅火災7件、その他火災3件の計10件。市消防本部では防災行政無線を使った注意喚起や、防火広報を実施しながら特別警戒に当たっている。

(2019年3月2日付紙面より)

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