ニュースアーカイブ|ARCHIVES
アーカイブ検索で表示されるグレーのリンクのない記事については、熊野新聞紙面をご覧ください。
ご購読のお申し込み
過去2年分の熊野新聞は、
SHIMBUN ONLiNE
でご購読頂けます。
新聞オンライン(電子新聞)
カレンダー検索:56件の記事がありました
【検索ステータス】 
2019年02月14日
1 見守りに「ありがとう」 神倉小学校で感謝状 (新宮市)

 新宮市立神倉小学校(松本広明校長、児童525人)で12日、全校集会があり、ボランティアで通学時の見守りを実施している松本順さんと西和美さんに感謝状を贈った。

 子どもたちが歩く通学路で安心・安全を守ってくれている2人に日頃の感謝を伝えたいと児童会が企画した。

 校歌斉唱後、松本校長があいさつで「松本さん、西さんは、みんなが安全に登校できるよう願いを込めて立ってくれています。児童会がお礼を伝えたいということで来ていただきました」と紹介。児童会長の中川広空(そら)君(6年)と同副会長の吉良和子(わこ)さん(6年)が代表し、2人に感謝状を手渡した。

 松本さんは「全国で事件、事故の発生を聞き、心を痛めたことがきっかけで4年ほど前から始めました。いつも子どもたちからあいさつしてくれてパワーをもらっている。今後も安全な通学路として見守っていきたい」。

 西さんは「子どもたちから逆に元気をもらっています。毎朝『行ってきます』と声を掛けてくれることが大きな喜び。いろんな人にあいさつや、声を掛けられるような大人に成長してもらえれば」と話していた。

(2019年2月14日付紙面より)

児童会から感謝状を受け取った松本順さん(右から3番目)と西和美さん(右から4番目)=12日、新宮市立神倉小学校
感謝状を手渡す児童会長の中川広空君
2019年02月14日
2 各小学校からお礼の手紙届く 租税教室に感謝の気持ち (新宮税務署)

 新宮・東牟婁租税教室推進協議会は、新宮市内や東牟婁郡の各小学校や中学校、高校などで、税の意義や役割などを正しく理解してもらうために毎年租税教室を開催している。昨年11月以降、同協議会構成員の新宮税務署職員や新宮納税協会員、地域税理士らが中心となって講師を務め、各小学校で租税教室を開催しているところ、新宮税務署に授業を受けた児童らからお礼の手紙が続々と寄せられた。

 同教室では、税の種類や必要性、使われ方などをビデオ教材を交えながら児童に分かりやすく説明している。講師を務めた新宮税務署の森川知彦さん、松本香織さん、萩原翔吾さんら若手職員は授業の様子を「良いイメージのない税金について教えるということに当たって、何に使われているかを認識してもらうことは重要。導入口として入りやすいところはどこかと、いろいろ工夫しました。ビデオを見て笑ってくれたり、レプリカの1億円を見せると盛り上がり大変興味を持ってくれた」と振り返る。

 寄せられた手紙には「税金を払うのは嫌だと思っていたけど、税金がなければ学校や病院、警察や消防署などができないことを知り、税金は必要なものだと思いました」といった声や、中には「消費税が10%に上がるのは嫌だけど、食品の税率は8%のままと知り少し安心しました」といった、今年10月に実施される消費税軽減税率制度に触れる感想もあった。

 手紙を読んだ同署の森川さんは「税について学んだと、いつか思い出してもらえるのでは」。松本さんは「税について認識がなかったところから、必要であると認識してもらい、知識を深めてもらえてうれしかった」。萩原さんは「税金が生活にどう結び付いているか、どのような役に立っているのかイメージがついたと書かれてあり、講師をして良かったと手応えを感じました」と思いを語った。

 同協議会長の榎本伸・新宮税務署長は「このように手紙を頂くと、講師を務めた職員の励みになる。租税教室を通じて、次代を担う子どもたちに税に対する興味を持ってもらうことは重要。身近な消費税について関心を寄せてくれる児童もいた。われわれとしても目前に控えた消費税軽減税率制度の周知広報に今後も力を入れていきたい。子どもたちからもらった手紙に刺激を受けました」と話していた。

(2019年2月14日付紙面より)

お礼の手紙を前に、(左から)榎本伸署長、森川知彦さん、萩原翔吾さん、松本香織さん=12日、新宮市の新宮税務署
2019年02月14日
3 災害救助犬から教訓学ぶ
 三尾川小児童が防災学習  (古座川町 )

 古座川町立三尾川(みとがわ)小学校(濵地久夫校長、児童9人)が7日、新宮市にあるNPO法人和歌山災害救助犬協会(榎本義清理事長)を招いて防災学習に取り組んだ。

 この学習は、同協会の活動を知る教諭が学習のテーマとして提案し講師を依頼したことで実現した。この日は榎本理事長と会員の瀧本美鈴さん、深田敬子さん、岡地寛幸さんが来校。前半は災害救助犬活動の現場から見た被災の紹介、後半は災害救助犬との交流、といった内容で必要な防災意識を考えた。

 災害救助犬と交流できる貴重な機会だとして、同学習には同町立三尾川へき地保育所の5歳児2人も出席。前半は榎本理事長と瀧本さんが講師を務め、国内にまだ災害救助犬がいなかった阪神淡路大震災までさかのぼって紹介した。その当時に海外の災害救助犬が活躍したことで国内でも育成が始まり、後に発生した新潟県中越地震から国内の災害救助犬も活動を始めた。

 優れた嗅覚を生かして倒壊した家屋や土砂の下敷きになった人を探し出すのが災害救助犬の役割で、活動場所は被災の最前線。東日本大震災などの地震や紀伊半島大水害などの豪雨に伴う災害で目の当たりにした被災の様子を、写真を交えて解説した。榎本理事長は、人を探すだけでなくその場所に人がいないこともはっきりさせて捜索を次の場所へ進めるのも災害救助犬の役割だと補足。そのような活動の教訓として「地震の揺れからしっかりと身を守り、もしその後周りに困っている人がいたら助けてあげてほしい。三尾川は津波が来ないが、来る場所では身を守った後すぐ高台に逃げることも覚えておいてほしい」などと促した。

 後半は質問を受け付け、調教や人探しなどの訓練を披露。災害救助犬として起用されることが多いシェパードやラブラドルレトリバーに触れる機会もあり、園児や児童は災害救助犬と親しく接する経験と一緒に教わったことを心に刻んだ。

 児童を代表して中田蓮乃さん(5年)は「災害救助犬がどのような場所へ行っているかが分かり、一緒に遊ぶこともできてよかった。これからも活動に頑張ってほしい」とお礼の言葉を述べ、濵地校長は榎本理事長が託した教訓を振り返り「災害から自分の命を守ろう。そうすれば困っている人を助けられる」と呼び掛けて学習を締めくくった。

(2019年2月14日付紙面より)

災害救助犬活動の現場から見た被災を伝える瀧本美鈴さんら=7日、古座川町立三尾川小学校
人を探す訓練を見学する児童ら
2019年02月14日
4 下里神社で「お弓祭り」
 お弓行事や剣道形奉納  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町下里の下里神社(山本貞夫宮司)で11日、「お弓祭り」が行われた。五穀豊穣(ほうじょう)や大漁祈願、疫病退散を願う祭礼で、毎年「建国記念の日」に行われる。この日は小雨交じりのなか行われたが、剣道形やお弓行事が多くの拝観者を集めた。

 式典は午前10時30分、境内に設けられた弓場であり、山本宮司の祝詞奏上に続き、参列者が玉串をささげて祈願した。剣道形は地元の下里剣友会が奉仕。剣道基本技で掛け声とともに木刀を振るった。

 お弓行事では、下里中学校1年の小川藍士君、関谷宗一郎君、2年の小久保佑亮君、田中皆熙君、筑紫映人君、洞貴成君、3年の草下悠陽君、太田拓実君らが奉仕。山本宮司が天と地に矢を放って悪鬼を的に閉じ込め、古式にのっとった直垂(ひたたれ)に烏帽子(えぼし)の狩衣(かりぎぬ)姿の射手6人が、2人一組で2巡。矢が的を射抜くと集まった人たちから歓声が上がった。矢拾い2人が矢を放ち、行事の後の的とシイの木は門先の魔よけとして参観者らが持ち帰った。

 見事に矢を命中させた小川君は「すごく緊張したけど命中して良かった」、筑紫君も「日頃の練習の成果がでて良かった」と感想。

 山本宮司は「30年ぶりの雨だったが幸い小降りで無事に終えることができました」と話していた。

(2019年2月14日付紙面より)

狩衣姿で的を狙う=11日、那智勝浦町の下里神社
2019年02月14日
5 450人が参加し開催
 第23回黒潮親善卓球大会  
2019年02月14日
6 本番を想定し実戦練習
 太地、古座川が合同タイムトライアル  (市町村対抗ジュニア駅伝 )
2019年02月14日
7 優勝は大台ブルーリバー
 2位に三輪崎、3位に宇久井が入る  (イオン・バンビカップ小学生バレー )
2019年02月14日
8 介護予防で健康長寿目指す  新宮市母子寡婦福祉会が講習会  
2019年02月14日
9 和歌山の魅力を海外発信  和歌山観光キャンペーン  
2019年02月14日
10 遠くまで飛んでいけ  中央児童館「つくってあそぼう!」  (新宮市 )
2019年02月14日
11 紀州材の良さを学ぶ  みくまの支援学校で木工教室  (新緑会 )
2019年02月14日
12 豊かな心と感性育てる  熊野川中学校で音楽鑑賞  (新宮市 )
2019年02月14日
13 「いらっしゃいませ」の声ひびく  蓬莱保で「おみせやさんごっこ」  
2019年02月14日
14 マダイの成長実感  近大新宮高が水産実習  (那智勝浦町 )
2019年02月14日
15 スキンシップの大切さ学ぶ  子育て支援講演会に80人  (新宮市 )
2019年02月14日
16 地方内外20チーム対戦  黒潮杯中学校バレーボール大会  (串本町 )
2019年02月14日
17 20人が芸道「香道」を体験  西向支館の成人教育講座  (串本町公民館 )
2019年02月14日
18 発症の不安を和らげる  社協サロンで認知症講演  (古座川町 )
2019年02月14日
19 横断歩道は右、左を見て  飯盛保で交通安全教室  
2019年02月14日
20 ボランティアは絆づくり  紀宝町ボラ・市民活動センター研修会  
2019年02月14日
21 初めてクマノザクラを植樹  熊野さくらの会が鮒田で  (紀宝町 )
2019年02月14日
22 シダレウメ咲く  宇久井の丸本さん宅で  
2019年02月14日
23 お悔やみ情報
  
2019年02月07日
24 「かがり御供」を作る
 神事で供える特別な餅  (御燈祭り )

 新宮市の熊野速玉大社双鶴殿で6日午前、夜の御燈祭(おとうまつ)りで神倉神社神殿に供える特別な餅「かがり御供(ごく)」作りがあった。祭りで介釈(かいしゃく)を務める神倉青年団員たちが、祭りで使用するヒノキの介釈棒で回りながら餅をついた。

 中山忠吏団長をはじめとする団員たちと上野顯宮司、猪飼三雄・神倉神社奉賛会長ら約15人が参加。ふかしたもち米を石臼の中に入れ、8升分ついた。出来上がった餅は細長く伸ばし、はさみで約3㌢の正方形に切り、3枚合わせてからわらひもで十文字に縛って、上がり子たちが胴に巻く荒縄と同じ男結びにした。

 中山団長は「あいにくの雨ですが、天候が回復に向かうこともあり、防災に関しては良かったと捉えています。足場が滑りやすいので、上がり子たちにはより一層けがのないよう注意してもらいたい」と呼び掛け、「介釈、大たいまつ役として状況を見て、特に開門時には十分に注意し任務を遂行したい」。

 上野宮司は「御燈祭りは世界遺産登録、国の重要無形民俗文化財として『祭りの国宝』のようなもの。神職全員がみそぎを行い、肉食を絶つなどしてこの日に備えている。祭りに対して思い入れをより強くし、身を慎んでおります」と話していた。

(2019年2月7日付紙面より)

力強く餅をつく介釈たち=6日、新宮市の熊野速玉大社
「かがり御供」を作る祭り関係者たち
2019年02月07日
25 「流れる姿守る」 那智の滝保全委が第1回会議 (那智勝浦町)

 1月1日に設置された那智勝浦町長の諮問機関「那智の滝保全委員会」は5日、同町2階大会議室で第1回会議を開いた。那智の滝の源流域を守り、観光につなげる構想の実現に向け、具体的な協議が始まった。

 堀順一郎町長は「滔々(とうとう)と流れる那智の滝は、町の顔でもあり日本の宝でもある。未来永劫(えいごう)流れる姿を守っていかねばならない」とあいさつ。委嘱状交付の後、委員長と副委員長を決め、会議では各委員の現地視察の所見報告があり、今後の予定などを話し合った。

 同委員会は、那智の滝源流域の水源かん養機能の向上と景観の保全などを提言する。大学教授や国、県、町の職員など8人の委員で構成する。

 同町では2001(平成13)年のふるさと創生事業基金の1億円を元に「那智の滝源流水資源保全事業基金」を設置。ふるさと納税からの配分などにより、現在約3億円が集まっている。那智の滝の源流域は約500㌶あり、民間事業所、国、県、明治神宮、熊野那智大社が所有している。

 諮問事項の中で堀町長は「基金設置当初の目的は、民有地の購入を掲げていたが、現在の社会情勢を踏まえ、購入よりも地権者の理解を得ながら水源域の管理をしていくべき」との考えを示し、▽高い保水力があり、災害(土砂ダムなど)の発生しない森づくりを進めていく方策▽保全構想を機に新たな町の魅力を発見し、国内外から観光客が訪れたくなる町、町民が郷土愛を持てる町にしていく方策―の2点の答申を求めている。

(2019年2月7日付紙面より)

出席した7人の委員に委嘱状を手渡す堀順一郎町長=5日、那智勝浦町役場大会議室
2019年02月07日
26 温かい雰囲気を院内に
 ホスピタルアート除幕  (くしもと町立病院 )

 くしもと町立病院(竹村司病院事業管理者、阪本繁院長)が5日、ホスピタルアートを除幕した。同日現在で、龍神村在住のイラストレーター・やのともこさんやくしもとこども園年長児の作品が展示されていて、今後も同アートの趣旨にかなう作品の提供を受け充実を図るとしている。

 ホスピタルアートは、医療・福祉機関の利用者に癒やしをもたらし、精神的なケアに貢献する絵画や音楽などの芸術作品の総称。同病院は患者の癒やしとなる温かい雰囲気を院内に宿すため、同アートの趣旨にかなう絵画作品を飾ることを決めた。

 絵本作家でもあるやのさんの作品は、竹村管理者の推挙により購入。寄贈分も含め4点があり、そのうちの2点は拡大複製画(102㌢×71㌢→364㌢×252㌢)にして待合所となっている1階ロビーに掲げた。絵柄は1点が太陽、1点が月で、やのさん自身が入院時に外の空気を感じられず寂しい思いをした経験から、特に思い入れを寄せている2点だという。

 年長児の作品は32人が4人一組になって仕上げた共同画8点。額装して外来受付周辺の壁面に飾っていて、やのさんの作品(原画)4点も近い場所に掲げている。

 除幕に当たり竹村管理者は「病院はみんなで病気を治すところ。患者さんは君ら(=年長児)の絵を見て元気を出し、病気を治そうという気持ちになる。だから君らも今日から病院の仲間。今の病院は機能性や効率性を追求するあまり、無機質で温まらない施設になりがち。その改善を目的としたのが同アートで、癒やしだけでなく闘病意欲と希望を持って未来を考えるものであるべきという点でやのさんの絵は共感が持てる。やのさんは人が人をいたわることを大事にされている。そういう点で見てもらえたらと思う」とあいさつ。やのさんは同席できず「病院は元気で健康な人が来る場所ではないので、ほっと心休まりぬくもりが感じられるような絵を提案させていただいた。院内にいてもお日様やお月様を感じ、健康になられることを心より願っています」とメッセージを寄せた。

 年長児を代表して女児18人が拡大複製画に掛けられた幕を外し、阪本院長は同アートが患者のケアにつながるとともに病院と地域の懸け橋になることを期待し、小さな美術館をつくる思いで今後も町民の参加を得ながら取り組むことを誓った。

 この日は同町の日ト友好キャラクター「まぐトル」も祝いに駆け付け、除幕や女児による共同作品の飾り付けに立ち会った。地域の子どもからの贈り物を涙ながらに喜ぶ患者もいるなど、同アートは披露そうそう好評を集め始めている。

 同病院事務部の名田倍也事務長によると、患者のケアに貢献するという観点で今後は病棟も含めた院内全体に同アートを広げる考え。趣旨にかなう作品提供の相談は同部(電話0735・62・7111)まで。

(2019年2月7日付紙面より)

1階ロビーで行われた除幕式=5日、くしもと町立病院
外来受付周辺の壁に共同作品を掲げるくしもとこども園の年長児ら
2019年02月07日
27 町の歴史と文化学ぶ
 神倉小で御燈祭りの授業  (新宮市 )

 新宮市立神倉小学校(松本広明校長)で5、6の両日、御燈祭(おとうまつ)りについての授業があった。児童らは絵本の読み聞かせや「精進潔斎給食」などを通じて、御燈祭りに対する学びを深めた。

 同授業は神倉小学校運営協議会(下岡輝子会長)による「ヤタガラス子ども未来プロジェクト」の一環として初めて開催。子どもたちに新宮や神倉の歴史などを学んでもらおうと、同協議会メンバーを中心に有志ボランティアの協力により授業を設けた。

 このたびの「御燈祭りプロジェクト」で児童らは御燈祭りのタイムスケジュールや実際のわらじ・たいまつを用いて、製作の大変さなどを学習した。同協議会をはじめ、関係者らが協力し作成した絵本「約束~はると君のお燈まつり」を、スライドを使って読み聞かせた。児童らは物語の世界に真剣な表情で耳を傾けた。

 6日の給食では、全て白い食べ物からなる「精進潔斎給食」を試食し、児童らはおいしそうに味わっていた。

 下岡会長は「たくさんの方々の協力により授業を開くことができました。今後もさまざまな授業を設け、子どもたちはもちろん、大人も町の歴史や文化を知ってもらえれば」と話していた。

 同協議会は、学校が家庭や地域と連携を図り、学校の運営や教育に外部の意向を反映させることにより、子どもたちの豊かな成長を支えることを目的に設置。▽ふるさとへの愛着や誇り、地域貢献の心を育むための地域と共にある学校づくり▽これからの社会で生き抜くための力を付けるためのコミュニケーション能力の育成―を重点要項として取り組みを進めている。

(2019年2月7日付紙面より)

精進潔斎給食を味わう児童ら=6日、新宮市立神倉小学校
2019年02月07日
28 宮本君の優勝など7人が入賞
 押立杯関西少年少女選手権  (新宮ジュニアレスリングクラブ )
2019年02月07日
29 競技通して交流深める
 第39回東牟婁スポ少空手道交流大会  
2019年02月07日
30 持続可能な「まちづくり」を  「地方創生ゲーム」体験会  (新宮市 )
2019年02月07日
31 近隣住民対象に説明会  臨時議会15日まで会期延長  (新宮市議会 )
2019年02月07日
32 東牟婁2議席に3陣営  新宮市選挙区は連続無投票か  (和歌山県議選立候補予定者説明会 )
2019年02月07日
33 親子同士の交流深める  宇久井子育て広場  (那智勝浦町 )
2019年02月07日
34 貝岐直哉さん、県代表に  全国消防団員意見発表会  (那智勝浦町 )
2019年02月07日
35 住民も参加し対処教わる  町立体育館などで防火訓練  (串本町 )
2019年02月07日
36 本州最南端に触れ気付き得る  第2回こどもスクールで13人  (南紀熊野ジオパーク )
2019年02月07日
37 ゲームでお迎え 新入学予定園児と児童が交流 (紀宝町)
2019年02月07日
38 学齢期の虫歯は減少  歯科保健プロジェクト会議  (紀宝町 )
2019年02月07日
39 防災の取り組み視察  京都府大山崎町の町議会  (紀宝町 )
2019年02月07日
40 ボンネットバスが走った旧・矢ノ川峠へ  陸の孤島を結んだ難所  
2019年02月07日
41 お悔やみ情報
  
2019年02月01日
42 ブランド戦略で地域活性化
 田中章雄さんが講演  (那智勝浦町 )

 一般社団法人和歌山県発明協会は1月30日、那智勝浦町商工会館で「地域団体商標の活用とブランド戦略~地域資源を活用して魅力アップへ~」を開いた。南紀くろしお商工会協力。株式会社総合研究所代表取締役社長の田中章雄さんが講師を務め講演。参加者らは地域活性化に生かせるブランド戦略や事例を学んだ。

 同協会の小畑俊嗣常務理事・事務局長は「ブランド戦略は地域活性化につながる。今後も南紀くろしお商工会さんと協力し、開催していきたい」とあいさつした。

 田中さんはブランド構築のツールで活用される地域団体商標制度を解説後、「過去の成功事例をまねしてもうまくいかない。会社に余力があるうちに新しいことに取り組み、誰もやっていないことをやらないと駄目」と主張。15年前の時点では「地域活性化」の対象は日本国内のものだったが、現在はインバウンド(外国人観光客)があると述べ、大きな市場になっていると述べた。

 地域のブランド力を高めるには▽魅力づくり(付加価値化)▽魅力の伝え方(ターゲティング)▽顧客満足度の向上(体験化)―の戦略が必要と述べ、無形資産では「知的財産」「人的資産」「文化歴史等」「イメージ等」を挙げ、「いかに付加価値をつけられるか、いかにほかの商品と差別化できるかが売れる、売れない商品の差になる」と説いた。男性と女性によって視点が違うことにも注意が必要とした。

 田中さんは国内で料理や農業などさまざまな体験が流行していることに触れ、「体験は興奮状態のため、良いものが増幅される。食べたものがよりおいしく感じる。これによって和歌山の魅力も伝えることはできる」と語った。

(2019年2月1日付紙面より)

学びを深めた出席者ら=1月30日、那智勝浦町商工会館
講師を務めた田中章雄さん
2019年02月01日
43 落語交えて在り方を学ぶ
 相続・事業承継の講演会  (串本町 )

 串本町商工会館で1月28日夜、講演会「落語で学ぶ相続・事業承継」があり、50人が聴講してトラブルを招かない在り方を学んだ。

 この講演会は、役場産業課と同町商工会が主催。どの家庭や事業所でも起こる引き継ぎの在り方を実務家に教わり、適切に乗り切るための知識や心掛けを託す趣旨で参加を呼び掛けた。

 講師はこころ亭久茶(きゅうちゃ)さん。行政書士やファイナンシャルプランナーなどの実務経験に基づく知識や話題を落語による情景描写も織り交ぜながら伝える講演で定評があり、今回は固く難しいという印象を持たれがちな相続や事業承継をテーマにして解説を重ねた。

 前半は相続関係の内容で、兄弟の相続トラブルを落語で描写しつつ「子どものけんかは人生の悔いになる」として、目に見える財産だけでなく先祖や子孫への思いや自分の生きざまなども記すなど心を込めた遺言書を残すことや、長寿に伴う老いに備えて後見制度や民事(家族)信託といった手法の活用にも関心を持つよう促すなどした。

 後半は事業承継関係で、創業以来最大のピンチともいえるこの状況において後継者は社外より先に社内の信頼を作るよう強調。事業には「不易(経営理念や社訓、社会的責任など)」と「流行(販売手法、商品開発、サービス拡充など)」の両側面があり、後継者は売上向上を優先し「流行」を意識しがちだが、他方で経営理念などを引き継がないと社員に迷いが生じ、その状況を見た社外も警戒する。その先では社員の離職や取引停止などがあり、それらの状況が事業承継をうまくいかなくすると筋道立てて伝えた。

 久茶さんは、専門家も交えたチームで事業承継をすることを推奨。経営者が後継者を選び、実務家でもある久茶さんは教育などのペースメイキングをしていると紹介し、その役割はコンサルタントであったり顧問税理士であったり経営指導員であったりとさまざまだが、熟練の経営者と未熟な後継者の見解の相違に伴う口論で承継を難しくしない手法として勧めた。どうしても後継者が得られない場合は、M&A(企業の合併や買収)や事業譲渡も選択肢であり昔は恥と思われることもあったが、今は事業が社会的に認められているからできることであり、経営者は胸を張ってやってきたことをバトンタッチしてほしいとした。

(2019年2月1日付紙面より)

相続や事業承継の考え方を実務家の立場から語るこころ亭久茶さん=1月28日、串本町商工会館
2019年02月01日
44 寸劇交え課題考える
 在宅介護住民啓発講演会  (紀宝町 )

 紀宝町地域包括支援センターでは、高齢者が住み慣れた地域で安心して生活が送れるよう幅広く相談に応じ、支援を続けている。介護予防事業にも取り組み、必要に応じて福祉、保健、医療など関係機関と連携して対応している。

 1月25日には、鵜殿地域交流センターで「在宅医療・介護住民啓発講演会」を開催。地区住民ら32人が参加した。

 住民と専門職の人が在宅医療を気軽に話し合える機会を設け、人生の最終段階を迎えた時にどうするか考える機会を提供することが狙い。

 町内4カ所で実施を計画しており、その一環。はじめに同支援センターの職員らが寸劇で退院を迫られている夫婦を演じ、介護付き高齢者住宅や有料老人ホーム、在宅でヘルパーを利用した場合の費用負担などを示し、「自分でできることは自分ですることが大切。お金も節約できる」と啓発。町内には19の関連施設があることも示した。

 講演会はパネルディスカッション形式で進められた。司会役のコーディネーターは県地域医療研修センターの鈴木孝明センター長が務め、意見を発表するパネラーには特別養護老人ホーム宝寿園の弓場啓史相談員、町社会福祉協議会の小山高司ケアマネジャー、紀南病院地域連携室の阪口智美副看護部長、相野谷診療所の松林研二医師が参加した。

 弓場さんは宝寿園を18床のショートステイも実施している施設と紹介し、小山さんは施設をどう利用していいか、個々の事情に応じてマネジメントしていると説明した。阪口さんは「困っていることがあれば、看護師に相談を」とアドバイスし、在宅医療を推進する松林医師は、主体的かつ上手なケアマネジャー利用を勧め、「どの医者も在宅医療ができるようにしなければ」と意見を述べた。

 参加者からはリハビリなど質問が相次ぎ、鈴木センター長は「皆さんは意識が高く、勉強されている」と感心。主催者は「相談先の不明なときは、まずは包括支援センターに」と呼び掛けた。

(2019年2月1日付紙面より)

寸劇で介護問題を演じる=1月25日、紀宝町の鵜殿地域交流センター
パネラーの皆さん。右から松林研二医師、阪口智美副看護部長、小山高司ケアマネジャー、弓場啓史相談員
鈴木孝明センター長
2019年02月01日
45 母校への思い込め
 昭和52年卒還暦同窓会が寄付  (新宮高校 )

 新宮市神倉の県立新宮高校(前田成穂校長)を1977(昭和52)年3月に巣立った第29回卒業生の代表ら4人が1月30日、同校を訪れ、還暦記念同窓会の会費の一部を母校に寄付した。

 同窓会は2日に那智勝浦町のかつうら御苑で開かれ、184人が出席。77年当時は1クラス40人以上の13クラスあり、557人の卒業生がいた。恩師も3人が出席し、歌や談笑などで旧交を温めたという。

 贈呈式には還暦同窓会の世話人を代表し、國見一郎実行委員長、野尻政典さん、川合啓介さん、坂本寿志さんの4人が来校し、余剰金7万1612円と会場で募った募金など4万3479円の計11万5091円を同校同窓会の夏山晃一会長に手渡した。

 寄付金を手渡した國見実行委員長は「体育祭や文化祭、ロングハイキングなど、これからの学校行事に少しでも役立ててもらえれば」。夏山会長は「気持ちを寄せてくれるだけでもありがたいが、寄付をしていただき感謝でいっぱいです。今後の学校活動費として大切に使わせていただきます」と話していた。

(2019年2月1日付紙面より)

新宮高校同窓会の夏山晃一会長に寄付金を手渡す第29回卒業生の皆さん。右から坂本寿志さん、川合啓介さん、野尻政典さん、國見一郎実行委員長=1月30日、新宮市神倉の県立新宮高校
2019年02月01日
46 3選手が大会新で優勝
 第35回新宮マラソン大会  
2019年02月01日
47 東牟婁管内で2団体  人権尊重の社会づくり協定締結  (和歌山県 )
2019年02月01日
48 楽しみながら体動かす  ストレッチ運動教室  (那智勝浦町 )
2019年02月01日
49 6施設に収益を寄付  チャリティー映画まつり開催を受け  (新宮東牟婁地域労働者福祉協議会 )
2019年02月01日
50 行政手法強く批判  みんなでつくる会が記者会見  (新宮市 )
2019年02月01日
51 世界遺産のまち徒歩で巡る  新宮市魅力発信女子部  
2019年02月01日
52 さまざまな職業を体験 新翔高1年生がインターンシップ 
2019年02月01日
53 計733点が鑑賞集める  技術家庭科と科学の作品展  (串本町 )
2019年02月01日
54 学校花壇にパンジー植える  ボランティア6人が協力  (矢渕中 )
2019年02月01日
55 濱矢優香さん(紀南高校)が準優勝  三重県高校新人卓球大会  
2019年02月01日
56 お悔やみ情報