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2019年02月26日
1 熊野三山で奉祝奉告祭
 天皇陛下御即位三十年  

 政府が24日に開いた記念式典(東京・国立劇場)に合わせ同日、熊野三山では「天皇陛下御即位三十年奉祝奉告祭」が営まれた。

 那智勝浦町の熊野那智大社では、男成洋三宮司が祝詞を読み上げ、みこが神楽「浦安の舞」を奉納。東川智昭東牟婁振興局長、堀順一郎町長、同大社の責任役員ら21人が参列し、平成最後となる節目を祝った。

 神事後、参列者が集まり茶会が開かれた。会場には昨年12月にあった誕生日会見の陛下の言葉がつづられた冊子が用意された。男成宮司は、30年間の国民を結ぶ象徴としての陛下の公務を振り返り、「戦争のない世界、平和を願い、常に国民の幸せを祈りながら心を寄せられていた。およそ200年ぶりの生前譲位にあたり、国民として心に染みるお言葉だった」と思いを話した。同大社には国造りの大己貴命(おおなむちのみこと)が祭られていることなどから、「建国と皇室の歴史に連なるもの。これからも、世界に誇る麗しい国柄を守り伝えていくことが大事だと思っています」と結んだ。

 同大社では26日まで、30年を祝う記帳所を拝殿の参拝所横に設けている。記帳は、同大社から神社庁を通して宮内庁へ届けられる。

(2019年2月26日付紙面より)

みこたちが「浦安の舞」を奉納=24日、那智勝浦町の熊野那智大社
神事の後、参列者にあいさつする男成洋三宮司
2019年02月26日
2 住民の意識高揚を図る
 三佐木蜂伏で一斉防災訓練  (新宮市 )

 新宮市の三輪崎、佐野、木ノ川、蜂伏の4地区は24日、一斉防災訓練を実施した。午前9時に訓練の放送が流れると、各地区の住民らは一斉に高台に避難した。避難後は各区でそれぞれ訓練などがあり、防災意識を高めた。

 隣接し合う四つの地域が合同で訓練をすることで地域一帯に防災行政無線の放送ができることから始まり6回目。

 災害に強いまちづくりを推進するため、三佐木・蜂伏自主防災連絡会と市が連携して地域の防災体制の充実強化と住民の防災意識の高揚を目的にしている。

 佐野区では放送が流れると地域住民らが新宮市民運動競技場や佐野会館へ避難した。その後区の代議員らが防災倉庫の中身を確認し、発電機やチェーンソーなどの点検と使用訓練などに取り組んだ。

 佐野区の前田道春区長は「区では『自分の命は自分で守る』ということを念頭に置き、意識付けを図っている。自身の意識改革をしてほしい。行政や区に頼るのではなくまずは自分で判断し、高齢や寝たきりの人もいると思うが、家族や身内が参加し、覚えて、地震が起こったらどうするかを日頃から考えてほしい」。

 同区の松﨑美知男委員長は「役員もなれている人もいれば初めての人もいる。日頃からの訓練が大切ですね」。

 市防災対策課の山本茂博課長は「日本中いつどこで発生するか分からない地震への備えが大切。市でも出前講座や家具の固定、非常持ち出し袋の見直しの呼び掛け、耐震診断補助制度などをしています。4地区合同の訓練は住民の意識も高く今後も続けてほしい。実践的な訓練で意義がある」と話していた。

(2019年2月26日付紙面より)

防災用の資機材の扱いを学ぶ代議員ら=24日、新宮市佐野区
2019年02月26日
3 力強い一射で邪気払う
 天満天神社で春の例大祭  (那智勝浦町 )

 学問の神様・菅原道真を主神として古くからあつい信仰を集める那智勝浦町天満の天神社(髙橋正樹宮司)で春の例大祭が23日宵宮、24日本宮の日程で営まれた。

 23日の宵宮では天満交友会(津守克哉会長)が本殿前で獅子舞を奉納。射子(いご)連中が天神社祭礼に伝わる「そもそも」と「大文字」を舞った後、ふんどし姿で天満海岸へ疾走した。

 翌日は、例大祭式典に引き続いて、祭典委員会の楠本實委員長が先導する行列が区内を巡った。的場式場でのお弓神事では、統侍郎(とうじろう)の津本芳光さんが大的の中心を矢で射抜いて鬼の邪気を払い、射太郎頭(いざらがしら)の森谷正直(まさなお)さんら6人が、小笠原流と伝えられる古式弓法で次々に矢を放った。的の中心に命中すると交友会が射手の家族を胴上げで祝った。餅投げでは的場に多くの住民らが詰め掛けにぎわった。

 お弓神事を曽祖母の越水良子さん(81)と見物した森倉美優ちゃん(3)は「お餅を拾うのが楽しみ」とにっこり。越水さんは「毎年見に来ています。的に当たるとうれしいですね。皆さんりりしい」と話していた。

(2019年2月26日付紙面より)

地区の安泰を願い、弓を放つ=24日、那智勝浦町天満
2019年02月26日
4 世代問わずの来場でにぎわう
 第15回潮岬おもしろ春祭り  (串本町 )

 串本町潮岬にある県立潮岬青少年の家で24日、イベント「第15回おもしろらんど春祭り」があり、多くの家族連れらの来場でにぎわった。

 このイベントは、潮岬おもしろらんど体験学習推進協議会(地主春美会長)が主催。同協議会を軸に地域ができることを持ち寄って形作る体験・交流企画で、近年は同町に春の活気を誘う2月最終日曜日恒例行事として定着し、世代問わずの来場を集めている。

 今回も▽ステージ▽おもしろ体験▽お店屋さん▽フリーマーケット▽展示や啓発―と盛りだくさんの内容を持して開場。主催者を代表して地主会長が「週間天気予報が芳しくなく一喜一憂する日々だったが、こうして野外ステージを中心に開催できることをうれしく思う。来賓、出演、来場、スタッフの皆さまに心からお礼を申し上げる」とあいさつし、来賓の田嶋勝正町長、鈴木幸夫町議会副議長、潮﨑伸彦教育長、県青少年・男女共同参画課の山本佳之課長が祝辞を述べて盛会を祝った。

 時折日差しが注ぐ曇天下での本番を迎え、お笑い兄弟芸人すみたにが快活に司会を務めたステージでは、オープニングを飾ったみなべ町地域おこし協力隊員・青木友宏さんによるアコーディオン演奏に続いて、上野山こども園、くしもとこども園、潮岬幼稚園、出雲小学校の園児や児童が歌や踊りを披露し、串本古座高校書道部が大作パフォーマンスに臨んだ。

 午後もフラ・ハプナやPHAT DANCE STUDIO串本教室と子どもを含む発表があり、その後は航空自衛隊串本分屯基地のファンシードリル隊や奈良県天理市から参加したジャズバンド「TOK on the road」、出雲獅子舞保存会と成人グループが出演。午前の部最終は子ども対象の餅・菓子まき、午後の部最終は全員対象の餅まきで締めくくった。

 おもしろ体験は、主に子どもを対象にした工作や遊びのコーナーが盛りだくさんで、小学生以下はスタンプラリー形式で六つ以上を体験して、お菓子つかみに挑戦した。同家玄関前では警察車両や自衛隊車両の展示があったほか、新宮警察署と串本警察署のコーナーもあり、反射材装飾体験を通して子どもの交通安全意識、警察の被災地活動写真展で防災意識をそれぞれ高めるなどした。

(2019年2月26日付紙面より)

全校児童一丸の合唱でステージを盛り上げる出雲小学校児童=24日、県立潮岬青少年の家
定番の子ども向け企画「おもしろ体験」に挑戦
ステージ午前の部最終の餅・菓子まき
2019年02月26日
5 地元勢2部門で優勝
 和歌山県エンジョイなぎなた大会  (東牟婁なぎなた連盟 )
2019年02月26日
6 木下医院Aが優勝 第140回職場対抗ボウリング大会 
2019年02月26日
7 10年ぶり宇久井が優勝
 県下小学生バレー新人大会東牟婁予選  
2019年02月26日
8 各地でお祝いの記帳  天皇陛下即位30年を記念し  
2019年02月26日
9 片足神の系譜を解く  山本陽子教授が切目王子考察  (熊野三山協議会 )
2019年02月26日
10 オオシマザクラ見頃に  太地町クジラのモニュメント前  
2019年02月26日
11 「良くできていました」  天満保育園で防災訓練  (那智勝浦町 )
2019年02月26日
12 70年の歴史に「ありがとう」  三里小校舎お別れ式  (田辺市本宮町 )
2019年02月26日
13 避難所運営マニュアル検証  井田、神内地区で訓練  (紀宝町 )
2019年02月26日
14 4種類のおもちゃを作る  わくわく科学教室に親子30人  (紀宝町 )
2019年02月26日
15 来場者が互いに絆深め  社協つれもてまつり  (紀宝町 )
2019年02月26日
16 戦時アニメで意識高める  文化セで人権啓発映画会  (紀南人権推進連協 )
2019年02月26日
17 楽しみながら防災学ぶ  低学年向けのプログラムを実施  (那智勝浦町 )
2019年02月26日
18 お悔やみ情報
  
2019年02月24日
19 互いの課題解決に向け
 農業と福祉の連携考える  (新宮・東牟婁 )

 新宮・東牟婁圏域自立支援協議会就労部会とみくまの農業協同組合は22日、那智勝浦町体育文化会館で「農福連携セミナー」を開いた。関係者ら約90人が来場し、農業と福祉を結び付けることで、互いの課題解決や地域活性化につなげる可能性を探った。

 特定非営利活動法人香川県社会就労センター協議会の髙橋英雄理事長は「障がい者と農業者の架け橋として」をテーマに講演。平成23年度から実施している事業者と同センター会員の福祉施設を結ぶ「共同受注窓口」の概要や運営、事業例を詳しく話した。

 県内136施設のうち約90の施設が同会員となっており、▽商業施設などでの「委託事業」▽ニンニクの収穫作業などの「農福連携事業」▽うどん箱折りや草刈りをする施設内外での「請負事業」▽バザールやネットショッピングを運営する「啓発イベント事業」▽和三盆、地元工芸品を取り入れた「共同開発商品」▽市営墓地の清掃、花壇の管理など、県市町からの「優先調達」―の六つの柱があり、会員施設の規模に合わせて仕事を振り分けている。29年度の全体の売り上げは7715万円で、うち「農福連携事業」の売り上げは約15%(1154万円)と、順調な伸びを見せている。髙橋理事長は「今後は工賃と技術的なレベルの向上が課題。30年度からは障害者だけでなく、生活困窮者や引きこもりの参加に取り組んでいる」と報告した。

 社会福祉法人ラーフ・障がい福祉サービス事業所やまももの石川浩久施設長が「農福連携を取り入れた工賃向上に向けての取り組み」と題し、作業事例や今後の課題について話した。

 みくまの農業協同組合営農経済部の和田司部長は「東牟婁地方の農業とJAの取り組み」をテーマに講演。同地方の気候・風土を生かした「JAみくまの」の取り組みを紹介した。

 人口減少、農業従事者の減少、高齢化の加速、耕作放棄地の増加、鳥獣被害の拡大など、今後ますます危機的状況に陥る可能性が高いと説明。農福連携は、障害者や生活困窮者の就労訓練や雇用、高齢者の生きがいや介護予防、農家の働き手の確保や地域農業の維持につながる可能性があるとし、「この地域に見合う連携の在り方を情報交換しながら進んでいけたらと考えます」と述べた。

(2019年2月24日付紙面より)

約90人が来場した農福連携セミナー=22日、那智勝浦町体育文化会館
2019年02月24日
20 プロの調理師が指導 勝浦小「キッズシェフ体験」 (那智勝浦町)

 那智勝浦町立勝浦小学校(上浦一剛校長)で21日、「キッズシェフ体験」が開かれ、6年生42人がプロの調理師から指導を受け、「ポークピカタ」や「さつまいものスープ」「とんぼしびのカルパッチョサラダ」を作った。

 調理技術の習得と、「食」に関する知識と関心を広げることを目的に、県調理師会が主催。新宮調理師会(会員28人)から里中陽互さん(徐福寿司)、倉本幹也さん(イル・ド・フランス)、平見一雄さん(たぬき屋)、中畑光史さん(葵鮨)が訪れ、調理前の手の洗い方から丁寧に教えた。

 手洗い講習で中畑さんは、ノロウイルスやインフルエンザウイルスについて説明し、「自分の体を守るだけでなく、他人にうつさない責任があります。ただし、汚れることは気にしすぎずに、きちんと手洗いをすること」と呼び掛けた。手洗い後にブラックライトを使った「手洗いチェッカー」で洗い残しを検査した。

 倉本さんは、メニューの説明の後、火を入れると変化する材料の形状、音や香りについて「五感を使って料理をすると上達します」と話し、児童らは熱心に調理に励んでいた。

(2019年2月24日付紙面より)

プロの調理師が丁寧に指導した=21日、那智勝浦町立勝浦小学校
モニターに手元を映し出し、包丁の使い方を指導する倉本幹也さん(左)
2019年02月24日
21 2施設の大規模改修を計画
 鵜殿、神内の福祉センター  (紀宝町 )

 紀宝町は2019年度から、鵜殿地区の町福祉センターと神内地区の神内福祉センターの大規模改修に取り組む。来年度予算に計上し、入札などを経て6月ごろから工事を開始する予定だ。

 旧紀宝町と旧鵜殿村が合併した06年以降、二つの福祉センターで機能を分担してきた。神内福祉センターは主にデイサービス機能の施設として活用し、町福祉センターは町社協の本部機能、学童保育などの機能を有している。

 両施設ともこれまで修繕はしたが大規模改修は初めてで、施設の長寿命化が目的。

 神内福祉センターは築33年が経過し、老朽化が進んでいるボイラーの更新、施設の利用に合わせた空調設備などの改修が必要だという。

 灯油式の冷暖房設備のため、ボイラーが壊れると施設全体の空調に影響が出る。今後、高効率エアコンに変更し、部屋ごとに設置してコスト面を含めた効率を上げる。

 合併前、成人式の会場として使用されていた大ホールは現在、デイサービスで利用されており、使用目的に合わせた施設改修を行う。天井を低くし、折り戸の壁を新たに設置する。

 町福祉センターは築26が経ち、建物本体や設備機器の老朽化が進み、雨漏りなどの防水対策や内装修繕、照明器具のLED化といった改修を計画した。

 建物の外部は外壁塗装、アスファルト防水、内部は壁クロス張り替え、天井補修、空調機器の取り替えなどに取り組む。

(2019年2月24日付紙面より)

鵜殿地区の紀宝町福祉センター
神内地区の神内福祉センター
2019年02月24日
22 感謝を込めて発表
 三輪崎小で6年生を送る会  (新宮市 )

 新宮市立三輪崎小学校(芝﨑勝善校長、児童387人)で22日、6年生を送る会があった。各学年と教職員らが感謝を込めて歌や群読、合奏、合唱などを披露。子どもたちの発表する姿に保護者らは目を細めながら見守った。

 卒業生を温かく送り出そうとする場や子どもたちが発表する姿をより多く見てもらおうと、今年から保護者たちを招いた。

 拍手に迎えられて入場した6年生76人に芝﨑校長は「とても勉強し、運動もしていた。昼休みでも仲良くやっていたと思います。もうすぐ中学生。人生で最も大事な時期です。しっかり勉強やクラブ活動に励み、自分の目標を持って頑張ってください。この一年間三輪崎小学校を引っ張ってくれてありがとう」とあいさつした。訪れた保護者らには「全員が感謝の気持ちを込めて6年生を送り出してあげたいと思っています。どうか温かく見守ってあげてください」と呼び掛けた。

 在校生らは「お世話になりありがとうございました」「皆さんの頑張る姿は憧れです」などのメッセージを発表し、歌『ありがとうの花』『きみとぼくのラララ』やリコーダー奏などを披露した。教職員らによる合唱『未来へ』もあり、6年生たちは静かに耳を傾けた。

 観賞後には1年生からプレゼントが贈られ、会場は大きな拍手に包まれた。訪れた保護者は「気持ちが伝わる素晴らしい会だった。日頃、学校で過ごす子どもたちの姿を見ることが少ないので感謝しています。今後もこのような機会が増えてくれれば」と話していた。

(2019年2月24日付紙面より)

3年生が披露した合奏「パフ」=22日、新宮市立三輪崎小学校
1年生がプレゼントを手渡した
2019年02月24日
23 後期入試に14人  近大新宮  
2019年02月24日
24 命を守る第一歩として  防災ミニ集会開催  (那智勝浦町 )
2019年02月24日
25 セミナー通し交流図る  新宮で3LOMが合同例会  
2019年02月24日
26 15歳の決意を表明  宇久井中学校で立志式  (那智勝浦町 )
2019年02月24日
27 事業推進会議と体験講習  42人が参加し新宮で開催  (県内商工会議所女性会 )
2019年02月24日
28 貝岐さんが県代表でスピーチ  全国消防団員意見発表会  
2019年02月24日
29 脂質異常症予防の3品  きほう食の会が栄養教室  
2019年02月24日
30 南京玉すだれで熊野を表現  鵜殿でカフェいっぷく亭  (紀宝町 )
2019年02月24日
31 卒業遠足で楽しい思い出 ボウリング大会で白熱 (鵜殿小)
2019年02月24日
32 お悔やみ情報
  
2019年02月19日
33 雪山に子どもの歓声
 商工祭「南の国の雪まつり」  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町役場周辺で17日、第24回商工祭「南の国の雪まつり」(実行委員長=森川起安・南紀くろしお商工会長)があった。晴天に恵まれ、約3万600人(主催者発表)の来場者でにぎわった。

 人、物、地域との「ふれあい」をテーマにした一大イベント。今年も太地町の姉妹都市、長野県の白馬村から約100㌧の雪が運ばれた。催し開始前に会場に訪れた世耕弘成経産相は「こういったお祭りが地域を盛り上げる。地域の産品を地域外へのPRになることを強く期待したいと思います。今日はどうぞ楽しんでください」とあいさつした。

 特設ステージでは、ダンスチームの踊りなどが繰り広げられ、テレビ番組のロケ撮影をしていたタレントの出川哲朗さん、スピードワゴンの小沢一敬さんの2人が会場に立ち寄る場面も。来場者からは大きな拍手や歓声が上がった。

 出川さんは「ここは雪が降らないから、子どもたちに雪を見せてあげたいという町のみんなやお父さん、お母さんの優しさの祭りと聞いて感激しています。本当にすてきな祭りだと思います」と語った。

 小学生らが名物企画「南の国の早押しバトル」を楽しみ、フィナーレの「お菓子な餅まき」ではみくまの農業協同組合提供のもち米180㌔で作った餅やお菓子がまかれ、大勢の笑顔が広場にあふれた。

  □     □

 大感謝祭抽選会の当選番号は次の通り決まった。引き替えは3月15日(金)まで南紀くろしお商工会館で平日(午後5時まで)受け付ける。

▽ドリーム賞(1本、5万円共通商品券)

 10453

(2019年2月19日付紙面より)

大喜びで遊ぶ子どもたち=17日、那智勝浦町築地
盛大なフィナーレの「お菓子な餅まき」
2019年02月19日
34 豊かな実りを願う
 事始め「祈年祭」  (熊野那智大社 )

 那智勝浦町の熊野那智大社(男成洋三宮司)で17日、春の初めに農作物の豊かな実りを祈る「祈年祭」が営まれた。

 本社殿の神事には同大社責任役員の塩﨑巍朗(たかお)さん、尾﨑征朗(いくろう)さんが参列した。笛の音が流れる中、男成宮司が本殿の扉を開き、神饌(しんせん)が供えられた拝殿で祝詞を奏上。神楽奉奏では正装のみこが「浦安の舞」を舞った。その後、別宮「飛瀧(ひろう)神社」でも厳粛な神事があった。

 この祭りは「としごいのまつり」ともいい、古くから定められた国家祭祀(さいし)が起源。日本列島各地で、神々に食べ物や捧げ物を奉り、豊かな実りや人々の幸せを祈り、感謝する祭祀・儀礼が行われている。

(2019年2月19日付紙面より)

祈年祭で神楽「浦安の舞」を奉納=17日、熊野那智大社
2019年02月19日
35 交流員招いて文化教わる
 大島小6年国際理解学習  (串本町 )

 串本町立大島小学校(布引伸幸校長)の6年生4人がこのほど、同町国際交流員のトルコ人女性ドゥルナ・オズカヤさんを招いてトルコ共和国の文化の一端を教わるなどした。

 この取り組みは、総合的な学習の時間における国際理解学習の一環。同町樫野にあるエルトゥールル号殉難将士慰霊碑の清掃奉仕や特命全権大使らの来校などで接点があるトルコ共和国についてさらに知るため、昨年8月に着任したオズカヤさんを外部講師として迎えて同学習に取り組んだ。

 7日は授業形式でトルコ共和国の概要や日本とトルコの文化の似ているところなどを教わり、15日は食文化の一端を体験する調理実習に挑戦。同実習でオズカヤさんは幼少の頃から手作りしている郷土菓子「エルマル・クラビエ(リンゴのクッキー)」を紹介し、6年生は下ごしらえから生地の成形まで一通りこなし、焼き上げた後ほどよく冷めたところで味わった。

 クッキーを作るのは初めてという鈴木琉生君は「リンゴを細かく切ったり正確に材料の分量を量ったりするのが大変だったけど、作るのは簡単で家でもやれそう。生地がすごくやわらかいと思った」とコメント。この菓子はクレープスティック風の形で、シナモン、アーモンドと一緒に煮詰めたリンゴジャムを中に詰めるのが特徴。生地に卵は含まれないがトルコ人が愛食するヨーグルトが練り込まれている。淡く豊かな味わいで、食感は軽め。6年生には「おいしい」と好評で、オズカヤさんも気に入ってもらえたことを喜んでいた。

(2019年2月19日付紙面より)

トルコ共和国の概要や文化を紹介するドゥルナ・オズカヤさん(串本町立大島小学校提供)
郷土菓子「エルマル・クラビエ」作りに挑戦する6年生ら=15日、串本町立大島小学校
2019年02月19日
36 木材チップの安定供給を
 スノーカメリアが初入港  (新宮市 )

 北越コーポレーション株式会社の大型チップ船「スノーカメリア」(総トン数4万9715㌧、全長約210㍍)が18日、新宮港に初入港した。日本船籍で新潟を船籍港とする船。船名は和訳すると新潟の県木「雪椿(ゆきつばき)」。1回に6万㌧が運べる他、低燃費で二酸化炭素の排出も少なく環境に優しいことが特徴。日本の船であり、寄港回数によって固定資産税が納付される。

 船内では歓迎セレモニーがあり、田岡実千年新宮市長、垣内宏新宮港振興会長、小池㬎二(けんじ)同会事務局長、東川智昭・東牟婁振興局長、北越コーポレーション紀州工場の若本茂執行役員工場長、前田孝夫事務部長、本社チップパルプ部の荒井芳晴部長、日本郵政株式会社製紙原料グループの柳井誠司チーム長、スノーカメリア船長と機関長が出席した。

 田岡市長は北越コーポレーションに対し、地域の産業振興の中心的役割を果たしていると長年の貢献に感謝し「2021年には新宮港を船籍港とした大型チップ船の造船を予定していると聞き、大変感激している。地域に根付いた取り組みは心強く、御社と共に地域産業のさらなる活性化に向けて取り組んでいく」。

 北越コーポレーション紀州工場の若本執行役員工場長は「スノーカメリアは技術的改善で低燃費、低コスト、環境に配慮した優秀な船。弊社にとっても初めての日本船籍の船で経済安全保障の観点でも国の推進する施策に沿ったもの。加えて税制面でも地域に貢献できると喜ばしい。この紀州の地で地域の皆さまの理解とお力添えをいただきながら共に継続発展していきたい」とあいさつした。

 同社の仲美保さんがオスワルド・ソモドビラ・ロリョラゾ船長に、垣内会長、小池事務局長らが船長と機関長に花などの記念品を贈った。

(2019年2月19日付紙面より)

デッキから見た船の様子=18日、新宮港
船内では式典が開かれた
2019年02月19日
37 串本町が8位入賞
 久保凛さん(串本町)が3区で区間賞  (和歌山県市町村対抗ジュニア駅伝競走大会 )
2019年02月19日
38 濵仲千晴さんが全国王者を破り優勝
 神前旗三重県少年柔道大会  (紀宝柔道会 )
2019年02月19日
39 低学年団体の部で準優勝
 第40回貴志川剣道優勝大会  (三輪崎剣道ク )
2019年02月19日
40 サーファー6人が活躍  下里火災の初期消火表彰  (那智勝浦町 )
2019年02月19日
41 e―Taxなど利用呼び掛け  平成30年分の確定申告始まる  (新宮税務署 )
2019年02月19日
42 地方再生のチャンスに  世耕経産相が国政報告  (新宮市 )
2019年02月19日
43 春の気配を感じつつ  宇久井稲荷神社で例大祭  (那智勝浦町 )
2019年02月19日
44 家内安全など祈願 王子神社で例大祭 (新宮市)
2019年02月19日
45 断る勇気が大事  熊野川中で薬物乱用防止教室  (新宮市 )
2019年02月19日
46 手話を通じて友達に  高田中学校で手話体験  (新宮市 )
2019年02月19日
47 東くめの半生を学ぶ  光洋中学校で郷土学習  (新宮市 )
2019年02月19日
48 ゴール目指してシュート  飯盛保でサッカー教室  
2019年02月19日
49 みんなが楽しめる蔵書に  鵜殿図書館で布絵本づくり講座  
2019年02月19日
50 なれずし60本を木箱に  12人が岡前さんらから教わる  (紀宝町浅里 )
2019年02月19日
51 紀宝町の曽越君が選手宣誓  美し国三重市町対抗駅伝  
2019年02月19日
52 1年生になったらよろしくね  潮岬幼年長児が5年生と交流  (串本町 )
2019年02月19日
53 火難守護願い、思い分かつ  古座神社で愛宕権現例祭  (串本町 )
2019年02月19日
54 お悔やみ情報