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2019年01月24日
1 串本太地道路の早期着工を
 高速道建設促進協が要望書  (那智勝浦町 )

 高速道路をつなぐ建設促進那智勝浦協議会(小阪三喜子会長)、那智勝浦町の堀順一郎町長らは16日、東京都千代田区の国土交通省を訪れ、森昌文事務次官に近畿自動車道「すさみ―太地間」の早期完成などを求める要望書を届けた。国土強靱(きょうじん)化基本法にのっとり「命の道」となる近畿自動車道紀勢線の一日も早い整備を求めている。

 近い将来に高い確率で発生が予想されている南海トラフでの巨大地震や、近年多発している集中豪雨による道路の冠水、土砂崩れの発生による道路の寸断などに備え、町では避難場所や事前災害復興計画に必要な高台確保を早急に進めているが、「平地の少ない本町の地形上、平地部内での高台確保が困難となっている」として▽「すさみ―太地間」について、すさみ串本道路を早期に完成させるとともに、串本太地道路の早期着工に必要な予算の確保▽大規模災害に備えた高速道路整備が着実に進むよう、近畿自動車道紀勢線の早期整備に必要な予算を確保するとともに、道路インフラ機能を適切に維持できるよう、老朽化対策予算の別枠確保▽「一般国道42号串本太地道路」について、本町の地籍調査完了区間からの早期着工―の3項目を強く要望した。

 小阪会長は昨年11月の大阪万博開催決定を踏まえ、「串本―太地間の開催までの完成を強く要望した。期限を切っての要望は初めてのことだが、手応えがあった。真に迫った活動ができたと思う。今後も官民一体で取り組みたい」と話した。

(2019年1月24日付紙面より)

森昌文事務次官(左から3人目)に要望書を手渡した=16日、東京都千代田区の国土交通省(高速道路をつなぐ建設促進那智勝浦協議会提供)
2019年01月24日
2 法規制や適切操作など学ぶ
 消防などドローン講習受講  (串本町 )

 串本町サンゴ台にある同町消防防災センターで22、23日の2日間、ドローンフライトオペレーター講習(DPCA認定ドローン技能講習会)があり、14人が受講して教養と実技を深めるなどした。

 この講習は昨年11月に串本ライオンズクラブ(串本LC、小森正剛会長)から認証55周年記念事業の一環として、ドローン(Inspire2)の寄贈を受けた同町消防本部(寺島正彦消防長)が計画。一定の受講者数が必要になる点を鑑み、同本部ドローン運用チームの6人に加え同町役場総務課防災・防犯グループと同産業課計4人、同町地域おこし協力隊1人、田辺市消防本部大塔分署3人の参加も受け入れながら開いた。

 講師は講習団体の地域再生・防災ドローン利活用推進協会(ドローン撮影クリエイターズ協会所属)。開講に当たり寺島消防長は、救助分野での運用を開くために必要な知識や技術を習得し、併せて運用する者同士の交流を深めて地域の総合防災力向上に資する成果を期待しつつあいさつした。初日はドローンの概念や特性、主だった運用の目的や国際法に準ずる国内のさまざまな法規制、実機の操作方法など、取り扱うに当たり知っておくべき知識や技術を座学で学び、2日目は同町総合運動公園野球場で実機操作訓練を行うなどした。

 ドローンは内蔵された衛星利用測位システム(GPS)などにより自律飛行ができる無人機だが、ローターによる飛行原理上、風下方向に飛ばすと揚力が十分に得られず落下の危険度が増す。運用時は背風(後ろから風を受けている状態)にならない飛ばし方を意識する必要があるなど安全に運用する上での留意点を踏まえながら、適切な操作の習熟に励んだ。

 今回の講習で操作した機種はPhantom4。同講習を計画した背景には、救助分野においてドローンを効果的に運用するために必要な制限解除をあらかじめ一括して行うという狙いがある。一例としてドローンは実機が目視で確認できる範囲でしか飛ばせない決まりになっているが、救助分野では視認困難な場所をドローンでいち早く探るという運用も想定される。同講習の修了証はそういった制限解除を簡略化する上でも使えるという。寺島消防長は同講習の受講を足掛かりにして事前の制限解除申請を急ぎ、串本LCから託されたドローンの一日も早い本格運用を目指すとした。

(2019年1月24日付紙面より)

実機を使って操作方法を練習=23日、串本町サンゴ台
ドローンの概念や国内の法規制などを学ぶ受講者ら=22日、串本町サンゴ台
2019年01月24日
3 6年生がゲームで交流
 4小学校による人権フォーラム  (紀宝町 )

 紀宝町立矢渕中学校区の4小学校による人権フォーラムが22日、同町立鵜殿小学校で開かれた。井田、成川、神内、鵜殿の各小学校の6年生計78人が中学校入学前に交流を深めた。

 毎年、鵜殿小を会場に開催しており、児童の他、うどの幼稚園の園児34人、矢渕中学校の2年生26人と各校の学校運営協議会のメンバーら150人が参加した。

 担当校の前田幸利・井田小学校長が「卒業まであと2カ月を切った。中学入学まであっという間。ワクワクしたり、心配な面もあると思うが、今日の交流会でなるべくたくさんの人と交流して中学校につなげてください」とあいさつした。

 6~7人がグループを組み、四つのゲームに取り組んだ。「ボディーパーカッション」は手や足でリズムを取り、近くの人とハイタッチした。他校の児童との「ハイタッチじゃんけん」も盛り上がった。

 「お見合い大作戦」は互いに向き合い、自己紹介。1分間のフリートークで仲を深めた。園児らも加えたじゃんけん列車も楽しんだ。

 最後は、7~8人一組の13グループに中学生各2人を交えて「すごろくトーキング」を実施。さいころを振ってすごろくのマスに止まると「苦手な教科」「好きな音楽」などが出題され、児童たちは会話を楽しみながら中学生と仲良くなった。

(2019年1月24日付紙面より)

中学生と一緒にゲームを楽しむ=22日、紀宝町立鵜殿小学校
ゲームで交流を深める児童、園児ら
2019年01月24日
4 たいまつ作りがピーク
 新宮市王子町の岩口雅典さん  (御燈祭りに向け )

 新宮市の神倉神社で営まれる「御燈祭(おとうまつ)り」(2月6日)が迫り、同市王子町の岩口雅典さん(39)の作業場では、祭りに欠かせない上がり子のたいまつ作りがピークを迎えている。仲間らの協力で350本ほど作る予定だ。

 たいまつ作りは、乾燥させた5枚のヒノキ板を五角すいの形に組み合わせ、竹と針金、わらなどで固定するなどほとんどが手作業。先端に「ハナ」と呼ばれる白木を薄く削ったフサを、一本のたいまつにつき100本ほど取り付けて完成させる。

 作業場で製作されているたいまつは、長さ約90㌢の特大から、約30㌢の代参(だいさん)まで6種類。木工職人の岩口さんは20歳の時から自分用のたいまつを作っており、8年ほど前から販売を始めた。作り方は独学で研究。「美しさ」と「強さ」を追求し、針金一本に至るまでこだわり、製作している。

 昨年10月から準備を始め、仲間が集まって組み出したのが年末。本職が終わる午後6時30分ごろから作業を始め、個人では深夜まで製作を続ける。岩口さんは「仲間のおかげでたいまつを作れることに感謝している。新宮市伝統の祭りに参加できてうれしい。上がり子にけががなく、無事に下りてくれることを願っています」と話していた。

(2019年1月24日付紙面より)

たいまつの先端に「ハナ」を取り付ける岩口雅典さん=17日、新宮市王子町
2019年01月24日
5 新宮市駅伝大会2019結果㊤ 高校生・一般男女の部 
2019年01月24日
6 災害に備えガス火炊飯訓練  婦人会が協力して実践  (太地町 )
2019年01月24日
7 苦しんでいる人のために  勝浦LCが献血呼び掛け  
2019年01月24日
8 生徒らが正しい理解深める  認知症サポーター養成講座  (太地町 )
2019年01月24日
9 園児ら遊びや食事で交流  太地こども園と勝浦認定こども園  
2019年01月24日
10 事故防止の意識持って  熊野川小で交通安全教室  (新宮市 )
2019年01月24日
11 正しい知識と断る勇気を  光洋中学校で薬物乱用防止講話  (新宮市 )
2019年01月24日
12 51事業所で体験 1年生がインターンシップ (新翔高)
2019年01月24日
13 6年生送別を兼ねて対戦  潮岬と太地の両子ども会  (串本町 )
2019年01月24日
14 低栄養予防の4品を調理  きほう食の会が栄養教室  (紀宝町 )
2019年01月24日
15 無投票で13人の顔触れ決まる  新人は4人が初当選  (紀宝町議選 )
2019年01月24日
16 お悔やみ情報
  
2019年01月20日
17 円滑な情報伝達を
 211カ所で孤立集落通信訓練  (和歌山県 )

 大規模な災害発生時に円滑な情報共有を行うための通信訓練が19日、和歌山県内で孤立の可能性のある211集落であった。住民らが無線などを使用して各市町村と連絡を取り合い、状況の報告と確認をした。併せて県と市町村の伝達訓練を行い、防災相互通信用無線機や防災電話を使用して情報を共有した。

 訓練は、午前9時ごろ、県南方沖でマグニチュード8・7の地震が発生したと想定。県内では震度5強~7の揺れを観測し、地滑りなどの土砂災害が多発。各地では道路がふさがり、各地で孤立集落が発生しているという状況を想定した。

 孤立可能性集落のない和歌山市と御坊市を除く28の市町村が参加。当日参加できない集落は別日程で訓練を実施する市町村もあった。総参加人員は1174人ほど。新宮・東牟婁地方では、新宮市、那智勝浦町、太地町、串本町、古座川町、北山村が参加した。

 集落と市町村間では無線などを使用して情報を共有し、孤立状況を県の防災情報システムに登録。振興局が報告を受けて内容確認を行い、県危機管理局に報告するなどした。

 東牟婁振興局で訓練に当たった職員らは「今回の訓練を機に、県や市町村関係者が通信方法を確認し、実際に災害が発生した際にはスムーズに操作ができるようになり、円滑な情報伝達ができれば」と話していた。

(2019年1月20日付紙面より)

各市町村からの報告を受ける県職員ら=19日、新宮市緑ヶ丘の東牟婁振興局
2019年01月20日
18 鬼面札や祝升作り
 那智山で節分の準備進む  (那智勝浦町 )

 2月3日(日)の節分を前に、那智勝浦町の熊野那智大社(男成洋三宮司)と那智山青岸渡寺(髙木亮享住職)では「鬼面札」や「祝升(いわいます)」などの準備が急ピッチで進んでいる。

■熊野那智大社



 熊野那智大社では災難よけのお札「鬼面札」と縁起の良い「福升」を作っている。鬼面札は縦35㌢、横45㌢。しめ縄の輪の中に赤鬼・青鬼を封じ込めた図柄で、昭和44年に篠原四郎元宮司が描き、翌45年から授与している。神職が那智の滝の水で溶いた墨を版木に付け、一枚一枚丁寧に刷っている。2000枚仕上げる。

 福升はモミの木製の5合升で1升の半分であることから「繁盛(半升)升」ともいわれる。鬼面札は1枚500円。福升は1500円。2月3日の節分祭で祈とう者らに授与する。20日(日)から社頭で一般参拝者にも授与する。

 郵便やFAX、インターネットでも受け付けている。問い合わせは同大社(電話0735・55・0321)まで。

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■那智山青岸渡寺



 西国三十三所第一番札所の那智山青岸渡寺では「節分会豆まき会式」で使われる祝升の準備に追われている。祝升は熊野地方産のスギが底板に、側面にはヒノキが使われている。「那智山」の焼き印があり、升の内側には「七難即滅七福即生」の印が押され、髙木亮英副住職らが「平成三十一年」の文字を書き入れ仕上げている。1300個用意する。

 祝升は節分当日、本堂で豆まきをする厄年の人や祈とう希望者に授与する。祈とう料は4000円で、祝升に札、縁起物、弁当などが付く。

 問い合わせは同寺(電話0735・55・0404)まで。

(2019年1月20日付紙面より)

鬼面札を丁寧に一枚一枚刷り上げる神職=18日、熊野那智大社
平成最後の年「三十一」を書き入れる髙木亮英副住職(右)=18日、那智山青岸渡寺
2019年01月20日
19 日本ジオパークに再認定
 橋杭岩前で関係者ら歓喜  (南紀熊野ジオパーク )

 南紀熊野ジオパークが18日、日本ジオパークとして再認定された。串本町くじ野川にある橋杭岩前では、関係者が結果を喜び記念撮影に臨むなどして、次の4年間に弾みをつけた。

 日本ジオパークはその趣旨(秀でた地質資源の活用による地域活性化)を高い水準で保つため、4年ごとに現地審査を行い再認定を受ける仕組みになっている。南紀熊野ジオパークは平成26年8月に初認定され、4年が経過したことから昨年11月に審査員3人による現地調査を受け、その結果を待つさなかにあった。

 この日は日本ジオパーク委員会の第36回会合があり、南紀熊野ジオパークの再認定を決定。橋杭岩前には同パーク推進協議会副会長でもある田嶋勝正町長や同パークガイドの会の上野一夫会長ら関係者が集まって同協議会事務局からの結果報告を待ち、連絡を受けた田嶋町長から再認定された旨が伝えられると喜びの歓声が上がった。

 田嶋町長は「多くの方々の尽力があっての再認定。今年7月には南紀熊野ジオパークセンターが完成し、今まで以上にこの地方の素晴らしいところを皆さんにお披露目できると思う。われわれが今一番望んでいる世界ジオパークにまた一歩近づいたとも思うので、またみんなで力を合わせて頑張っていこう」と述べて一同の士気を鼓舞。バンド「GEONG(じおんぐ)」による楽曲「橋杭岩ジオサイト」の演奏に合わせて踊り、立ち会った東川智昭東牟婁振興局長の発声で同町の長期保存水「なんたん水」による乾杯をした後、橋杭岩をバックにして記念撮影に臨むなどした。

 実働の最前線で活躍するジオガイドを束ねる上野会長(70)は「ジオガイド単体での活動はまだまだこれからだが、すでに浸透している世界遺産熊野古道などさまざまなガイドをする中で地質資源も話題にできるようになるなど、認定後の4年間でこの地方の楽しみの幅が随分と広がった」とこれまでの4年余りを振り返り、「同センターができれば、ジオガイドも毎日2人が常駐して館内説明をする。プラスアルファで日曜日などにお客を集め、潮岬を巡るミニツアーなどもできればいいなと思う。これからの4年間でガイドの会はさらに発展すると思うし、再認定を励みにしてそうなれるよう頑張っていきたい」と意気込みを新たにした。

(2019年1月20日付紙面より)

南紀熊野ジオパークの日本ジオパーク再認定を喜び記念撮影する関係者ら=18日、串本町くじ野川
日本ジオパーク委員会の審査結果を伝える田嶋勝正町長(左から2人目)
2019年01月20日
20 「月参り巡礼」始まる
 青岸渡寺で御朱印授与など  (那智勝浦町 )

 西国三十三所草創1300年記念事業で、毎月1回1札所で特別な御朱印を頂く「月参り巡礼」が18日、那智勝浦町の第一番札所・那智山青岸渡寺(髙木亮享住職)で始まった。特別な御朱印の授与があり、大勢の参拝者らが集まった。

 日本最古の巡礼33寺院でつくる西国三十三所札所会(会長・鷲尾遍隆石山寺座主)が主催し、2016年から20年まで斎行する。16年4月に始まった1巡目は18年12月に第三十三番札所の華厳寺で終了し、今年から2巡目に入る。

 西国三十三所巡礼は718(養老2)年に大和国長谷寺の開山徳道上人が閻魔(えんま)大王のお告げを受けて観音信仰を勧めたのが始まりとされている。

 この日は、ご本尊の「如意輪観世音菩薩」を開帳し、特別法要が営まれた。参列者は順に、秘仏の尊顔を拝し手を合わせた。大阪府堺市から参拝に訪れた佐藤純子さんは「毎月1回、観音様のご縁を頂いています」と話し、他の参拝客らの「また来月会いましょう」などと声を掛け合う姿が見られた。

(2019年1月20日付紙面より)

法要に集まった大勢の参列者=18日、那智勝浦町の那智山青岸渡寺
特別な御朱印を求め、行列を作る参拝者ら
2019年01月20日
21 お弓神事で春を呼ぶ  市野々と井関で例大祭  (那智勝浦町 )
2019年01月20日
22 片谷匡さんが受賞  和歌山県農林水産業賞  
2019年01月20日
23 インフル警報基準超え  予防、拡大防止を呼び掛け  (和歌山県 )
2019年01月20日
24 児童37人が受験  近大新宮中で前期試験  (新宮市 )
2019年01月20日
25 フルハーネス型の使用を  政令改正に伴い特別教育  (南紀くろしお商工会 )
2019年01月20日
26 五穀豊穣など祈願  浅里神社で例大祭  (紀宝町 )
2019年01月20日
27 知らぬ間の餌付けをしない  総合的な獣害対策講座  (鵜殿図書館 )
2019年01月20日
28 ネット上の会話考える  矢渕中でLINE講座  (紀宝町 )
2019年01月20日
29 なれずしの仕込み作業  岡前和榮さんら地区住民が  (紀宝町浅里 )
2019年01月20日
30 チームで力を合わせる  光洋地区交流綱引き大会  (新宮市 )
2019年01月20日
31 新たな魅力発信へ  流木オブジェ制作者受け付け  (ブルービーチ那智 )
2019年01月20日
32 お悔やみ情報