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2018年12月25日
1 ごみ問題について討論
 環境問題研究会例会  (新宮市 )

 環境問題研究会(植松晴孝会長)の12月例会が19日夜、新宮市の井の沢隣保館であった。市生活環境課・ごみ減量係長の上野貴由さんが「プラスチックごみ問題について」をテーマに講話した。

 上野さんは環境省の資料を基に海洋プラスチック問題について解説。海岸での漂着ごみの事例を挙げ、「海洋生物に影響を与えている。海洋プラスチックによる海洋汚染は地球規模で広がっている」とし、特にマイクロプラスチック(5㍉以下の微細なプラスチックごみ)が生態系に及ぼす影響が懸念されていると話した。

 「陸上から海洋に流出したプラスチックごみ発生量ランキング」(2010年推計)によれば、中国が年間353万㌧で1位になっているが、プラスチックごみは近隣のアジア諸国から輸出されたものであると述べ、「必ずしも中国だけの問題とは言えない」とした。

 国内ではプラスチックごみの中国への輸出を禁止したり、2030年までにプラスチック排出量を25%削減する目標を策定したりするなどの施策を進めており、海岸漂流物などを除去するために補助金による支援を行っていることも紹介。上野さんは「海洋プラスチックに固執することなくプラスチック全般の使用を減らし、プラスチックごみを国内で循環させる取り組みを推進していくべきでは」と持論を述べた。

 質疑応答では「市田川の上流からビニール袋や発泡スチロールが流れてくるが、海へ流れないようにブロックする方法はあるのか」「マイクロプラスチックは実際にはどれほど人体に入っているのか、体にどのような影響を及ぼすのか」「市の水道水にも含まれている可能性があるのでは」などの質問があった。

 「ビニール袋を有料化し、買い物袋を持参することによって万引が増えたという話も聞く。店舗側が抱える事情もあると思う」という声に対して「自治体と企業がセットになって考えていかなければならない課題」といった意見があった。

 「一人一人の意識の向上が必要。有料でもレジ袋を配布しない自治体もある。環境や市民の健康のために当局も啓もうに励んでほしい」との意見もあり、参加者らは「環境問題を新宮市から発信していくことができれば」との見解を深め合った。

(2018年12月25日付紙面より)

環境問題研究会例会の様子=19日、新宮市の井の沢隣保館
上野貴由さん
2018年12月25日
2 歌や踊りで盛り上がる
 小口おもしろプレイランド  (新宮市 )

 小口文化振興会議は22日、新宮市熊野川町上長井の小口自然の家広場で「第28回小口おもしろプレイランド」を開催した。イルミネーションで飾った高さ約50㍍の巨大ツリーの下、歌や踊りで盛り上がった。

 巨大ツリーは水害の犠牲者の冥福を祈るとともに復興の支援者への感謝を込めて同会議が設置。催しは那智谷大水害遺族会の岩渕三千生さんや地元住民らが協力し、小口地域を活性化しようと毎年開催している。

 特設ステージでは熊野川小学校音楽隊や地元のダンスチームなどがにぎやかにパフォーマンスを披露。特別ゲストの「Bitter&Sweet(ビタースウィート)」によるライブで盛り上がった後、関係者らがクリスマスプレゼントを配った。

 会場では、しし鍋やうどん、アユの唐揚げ、焼きそばなど、さまざまな出店もあり、来場者が行列を作った。約2万球の電飾を取り付けている巨大ツリーの点灯は1月15日(火)までを予定している。時間は午後5時から9時30分まで。

(2018年12月25日付紙面より)

歌を披露する熊野川小学校の子どもたち=22日、新宮市熊野川町上長井
美しい歌声で来場者を魅了する「Bitter&Sweet」
2018年12月25日
3 小学校などに絵本を寄贈
 串本町足掛かりに全国へ  (株式会社KCR )

 県内へのトルコ経済マーケット創出を目指す株式会社KCR(本田景士代表取締役)=白浜町=が21日、串本町教育委員会に自社出版の絵本『タイヨウのくにとツキのふね』の教育寄贈を申し出た。小学校や幼稚園、認定こども園やへき地保育所、図書館に託す予定で、町教委は3学期に間に合わせる形で届けるとしている。

 この絵本は、エルトゥールル号遭難事件の様子を架空の人物「ヒノキチ」を主人公にして描き出した作品として3月に出版。史実に興味を持つきっかけとして親子で楽しむ内容を特色とする。

 同社はこの絵本を全国に伝えたいという思いで4~6月にクラウドファンディングによる資金調達を試み、168人から154万6000円の支援を得て成立させた。その折に掲げたのが県内の小学校約240校、幼稚園約120園、図書館60館と、全国100カ所の図書館への寄贈(=150万円達成時の約束事項)で、11月に増刷したトルコ語訳併記の特別限定版(第2刷)を託す方向で段取りを進めている。

 この日は本田代表取締役と妻で絵本作家の山口小百合(本名・本田小百合)さんが潮﨑伸彦教育長を訪ね、特別限定版の概要を説明して寄贈を申し出た。同町はエ号遭難事件の現地であることから小学校9校、幼稚園1園、図書館1館に認定こども園2園とへき地保育所2所(現地最至近の大島も含む)を加えた15カ所に託す方向で話がまとまり、近日中に必要数を届けるとした。

 同日現在、他の県内各市町村分は県教育委員会に配布協力を求め、図書館は郵送する方向で調整中。同町への寄贈を足掛かりにし、来年1月中の発送完了を目指している。

 山口さんと本田代表取締役はともに同町出身。来年3月には紬カフェに続くタイヨウのカフェを同町内に開いて拠点を移す予定だという。今回寄贈する絵本を手にする子どもらに向け、山口さんは「この絵本をきっかけにして地元で起きた出来事に興味を持ち、将来町外に出ても周囲に話して地元の誇りにしてほしい」と話し、本田代表取締役も同じ思いを掲げた。

 この絵本は、同町内ではTSUTAYA WAY串本店や同社販売ルートのホテル売店など観光施設で取り扱っている。特別限定版は初回特典(=作中に登場するお守り)が付かない分、1冊1500円(税別)となっている。同版は11月にトルコ共和国の商工会や市役所など5カ所に寄贈して紹介したそうで、本田代表取締役は「串本では絵本が出るほど活発なのかと喜んでもらえた」という。問い合わせは同社(電話0739・33・7683)まで。

(2018年12月25日付紙面より)

特別限定版の見本を託す山口小百合さん(中)と本田景士代表取締役(右)=21日、串本町役場古座分庁舎
2018年12月25日
4 皇室の繁栄など祈る
 熊野三山で「天長祭」  

 「天皇誕生日」の23日、熊野三山で天皇陛下の85歳の誕生日を祝うとともに、皇室の繁栄などを祈願する「天長祭」が営まれた。

 新宮市の熊野速玉大社では、上野顯宮司が祝詞を読み上げ、みこたちが優雅に神楽「浦安の舞」を奉納。大社崇敬会の杉本義和会長ら参列者たちが玉串を供えた。

 神事後、上野宮司があいさつし、天皇陛下の誕生日の記者会見の内容について触れ、「85年を振り返られて、皇后さまのことについて特に言及されていた。自分を支えてくれたことに対して感謝のお気持ちを述べられていた。子が親を慕い、親が子を慕う当たり前の姿が皇室にはある。感謝の心を大事にしなければならない」。

 グローバル化の中で、日本人の持つ礼節や努力、研さん、謙虚な気持ちが隠れてきつつあると述べ、「天皇陛下は喜びも苦しみも憂いも、国民と共にあるのが象徴天皇の在り方であると結論付けて実践されてきた。私たちはそのお姿に感動を禁じ得ない。来るべき御代替わりの時には、元の素晴らしい心を取り戻し、新日本の命としてわれわれも尽くさなければならない」と話していた。

(2018年12月25日付紙面より)

「浦安の舞」を奉納するみこたち=23日、新宮市の熊野速玉大社
2018年12月25日
5 4部門で優勝や準優勝 三輪崎剣道クラブが好成績収める (紀南剣道大会)
2018年12月25日
6 4部門7クラスで熱戦
 新宮信用金庫理事長杯卓球大会  
2018年12月25日
7 3大会で好成績収める
 鳥羽市OPでは出場27人中9人が優勝  (新宮ジュニアレスリングクラブ )
2018年12月25日
8 読み聞かせに多くの笑顔  おはなしこどもまつり  (太地町・那智勝浦町 )
2018年12月25日
9 約束守り評価は良好  わかば保育園が総合避難訓練  (那智勝浦町 )
2018年12月25日
10 観光玄関口の花壇を整備  なちかつ古道を守る会  (那智勝浦町 )
2018年12月25日
11 住民の安心安全のため  熊野川第2分団に水槽車配備  (新宮市 )
2018年12月25日
12 流星群など観察  自然探訪スクールに30人  
2018年12月25日
13 グランドールでクリスマス会  天満保育園児が慰問  (新宮市 )
2018年12月25日
14 音楽で楽しいひととき  障害児者支援センター虹でクリスマス会  (新宮市 )
2018年12月25日
15 豊かな音色響かせ合う  「題名のない音楽会」  (新宮市 )
2018年12月25日
16 サンタさんがやって来た  潮岬幼稚園でクリスマス会  (串本町 )
2018年12月25日
17 手作りの楽しさ知って  中央公民館でパン作り教室  (古座川町 )
2018年12月25日
18   
2018年12月25日
19 お悔やみ情報
  
2018年12月20日
20 事業計画など意見交換
 文化複合施設管理運営検討委  (新宮市 )

 第12回新宮市文化複合施設管理運営検討委員会(堀内秀雄委員長)が18日、市人権教育センターで開かれ、自主および貸館の事業計画などについて意見を交換した。

 楠本秀一教育長は「社会教育施設として市民に愛され、人と人とをつなぐ場所として生き生きとした施設にするためには、管理運営計画をどうしていくかが問われることになる」と述べ、さらなる協力を呼び掛けた。

 計画策定を支援する、株式会社シアターワークショップ代表取締役の伊東正示さんが、自主事業計画について方針や方向性を確認しながら事業の種類などを説明。管理運営基本計画で例示された▽鑑賞事業▽普及・育成事業▽創造事業▽交流事業▽情報事業▽生涯学習事業―の6事業のうち、生涯学習事業の項目について「熊野の文化が強調されている重要な項目。より具体的な検討が必要では」と述べ、生涯学習事業を『資料収集・公開事業』と『熊野文化魅力発信事業』の二つに分けることを提案。『熊野文化魅力発信事業』を核とすることによって複数の事業を関連させる展開が可能であると示した。

 委員からは「文化といっても幅が広い。市が目指す方針は明確なのか」「専門的な知識を持たずに進めるのは危険では」「熊野の文化について知らない子どもたちが多い。『熊野文化魅力発信事業』は将来を考えた上でも良い」などの意見が出た。自主事業費については「ふるさと納税の寄付金やクラウドファンディングで事業費の不足分を補うといったことはできないのか」といった声もあった。

 途中、同市出身(現在オランダ・アムステルダム在住)のピアニストであり芸術家の向井山朋子さんがサプライズゲストとして登場。向井山さんは文化複合施設の完成について「すごく楽しみ。私はジャンルを超えたネットワークもあるし、海外のさまざまな組織で活動をしているので、利用していただければ。私を使わないと損だと思います」と会場を沸かせていた。堀内委員長は「市には東京や海外で活躍している人が多くいる。そういった人たちの力を借りて文化複合施設を完成させることができれば」と話していた。

(2018年12月20日付紙面より)

事業計画について意見を出し合う委員=18日、新宮市人権教育センター
向井山朋子さん
2018年12月20日
21 大規模災害発生に備え
 関係機関連携し医療救護訓練  (新宮保健所 )

 地震などの大規模災害発生に備え、新宮保健所(形部裕昭所長)は16日、新宮市立医療センターで「平成30年度災害医療救護訓練」を実施した。新宮市~串本町、北山村の自治体や消防、管内の医療機関など24機関が参加した。

 南海トラフでの巨大地震に備え、県は2012年7月に各保健所単位で災害医療コーディネーターを委嘱。新宮保健所管内では、災害時の活動について理解を深め、医療救護などの関係機関の連携強化に力を入れている。

 今回は初の試みとしてロールプレーイング方式の机上での情報伝達訓練を実施。訓練後は、被害状況や支援依頼を関係機関が報告する「地域災害医療対策会議」を模擬開催した。刑部所長は訓練の概要を説明し、「顔を合わせることで双方の連携が強まる。関係づくりが重要」と話した。

 災害規模は、13日午前9時に紀伊半島沖などの南海トラフを震源とする東海・東南海・南海の3連動地震(マグニチュード8・7)が発生し、新宮・東牟婁では最大震度7を記録。沿岸部は津波による大きな被害に見舞われ、余震が続いている状況と想定。6市町村別被害者数、ライフラインや通信機能の復旧率、道路の通行障害などの状況も詳しく設定され、発災後4日目の朝、重傷者への対応は終了し、圏域内には自衛隊、災害派遣医療チーム、日赤救護班が活動中といった前提で訓練した。

 県災害対策本部東牟婁健康福祉班(新宮・串本保健所)や災害派遣医療チーム、自治体、医師会、病院、消防本部などの機関ごとに分かれ、経時活動記録(クロノロジー)用のホワイトボードを設置。各機関に災害状況や要請などが書かれたカードが配布され、対応や事後処理、報告・連絡事項を記録した。傷病者の受け入れや入院中の患者の状況、物資の供給状況、医療スタッフや職員の行動も詳しく書き込み、終了後に今後の課題などを共有し、連携を強めた。

(2018年12月20日付紙面より)

災害時の情報伝達訓練を実施した=16日、新宮市立医療センター
訓練中の那智勝浦町立温泉病院と同町消防署の職員ら
2018年12月20日
22 クマノザクラの特徴教わる
 高池小5、6年生が学習会  (古座川町 )

 古座川町立高池小学校(大畑眞校長)の5、6年生26人が18日、同町池野山にあるクマノザクラのタイプ標本木前で学習会に臨んだ。

 この学習会は、役場地域振興課が今後の同木の保護を図る上で児童の力を借りたいと申し入れたことがきっかけで実現。同校は6年生の卒業制作として協力することを考えていて、その事前学習として同町長追在住の樹木医・矢倉寛之さんから話を聞くことにした。5年生は来年度の学習に向けた足掛かりとして参加したという。

 矢倉さんは神奈川県横浜市出身。市街地にはない山の自然に親しむ中でクマノザクラと出会い、自分なりに研究を深めるようになった。クマノザクラの学名はCerasus kumanoensis。国内の野生種のサクラとして約100年ぶりに新種と認められ、和歌山県、奈良県、三重県に自生しているが、新種とするために必要なタイプ標本を採取した木はこの場所にあるクマノザクラ。タイプ標本木はこの1本しかないと伝え、このクマノザクラのすごさと大切にしなければならないことを実感させた。

 サクラにはさまざまな種類があり、それぞれに特徴があることを冬芽の比較で確認。学者が注目する葉の特徴も写真で解説し、さらに同じクマノザクラでもさまざまな個性があることを花の写真の比較で紹介した。この差を生み出しているのが生物多様性であることにも触れつつ、タイプ標本木はクマノザクラとしての個性を特に色濃く持っていることも伝えた。

 併せてキイジョウロウホトトギスやナンバンギゼルなど、都会にはない植物が同町にはたくさんあって、都会と違ってすぐに探せる環境は幸せなことだということも忘れないでほしいと呼び掛けて話を締めくくった。

 同町役場地域振興課は同校に保全を呼び掛ける看板の制作を希望していて、同校も希望に沿う形で準備を進めている。同町教育委員会教育課によると、高池小以外の学校も校区内に教材とするクマノザクラを見つけて学習会に取り組むことを検討しているという。

(2018年12月20日付紙面より)

クマノザクラの標本木前で行われた学習会=18日、古座川町池野山
冬芽の特徴を他の桜との比較で確かめる高池小5、6年生ら
2018年12月20日
23 園児たちの歌声響く
 「体文イルミ」点灯式  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町の冬の夜を彩る第16回体育文化会館イルミネーション(同実行委員会主催)の点灯式が18日、天満保育園(松隈智子園長)の園児らが参加して開かれた。来年1月10日(木)までの午後5時から同10時まで点灯。今月24日(月・振休)、25日(火)は午前0時まで。

 点灯式では実行委員長の庵野高司さん=那智勝浦町建設業組合=があいさつ。園児2人が司会のカウントダウンに合わせてスイッチを入れた。

 那智の滝や三重塔をモチーフにしたイルミネーションに明かりがともると、見学の保護者から歓声が上がった。園児たちは色とりどりの明かりをバックにクリスマスソングを歌ったり、トーンチャイムを演奏したり、手話も披露したりするなど、華やかな点灯式となった。同町のイメージキャラクター「なっちー」が登場し、最後はサンタが子どもたちにプレゼントを手渡した。

 イルミネーションを設置しているのは▽勝浦手話サークル「ちゃお」▽勝浦金融協会▽那智勝浦町建設業組合▽那智勝浦町観光協会▽南紀勝浦温泉旅館組合▽那智勝浦町職員互助会・職員組合―の6団体。

(2018年12月20日付紙面より)

イルミネーションが始まった=18日、那智勝浦町体育文化会館
点灯スイッチを入れる園児ら
2018年12月20日
24 三輪崎剣道2部門で優勝
 第51回紀南剣道大会  
2018年12月20日
25 串本オーシャンズが優勝
 ジョン・ケンドリック旗争奪少年野球大会  
2018年12月20日
26 マグロの解体に興味津々  下里保、南大居保が社会見学  (那智勝浦町 )
2018年12月20日
27 怖い人から逃げよう  丹鶴幼で不審者対応避難訓練  (新宮市 )
2018年12月20日
28 新クリーンセンターや観光など  那智勝浦町議会一般質問①  
2018年12月20日
29 教会に美しい音色響く  クリスマスソングなど披露  (カトリック新宮教会 )
2018年12月20日
30 親子で絵本と演奏楽しむ  よちよちぶっく・クリスマス会  (那智勝浦町 )
2018年12月20日
31 歌や劇でクリスマス祝う  天満保育園が発表会  (那智勝浦町 )
2018年12月20日
32 児童ら真剣に聞き入る  中学生が小学校で読み聞かせ  (太地町 )
2018年12月20日
33 英語で将来の夢を発表  5、6年生がジェスチャー交え  (成川小 )
2018年12月20日
34 最適な避難所運営とは  保健センターで図上訓練  (紀宝町 )
2018年12月20日
35 一足早く楽しい雰囲気体験  各地でクリスマスイベント  (串本町・古座川町 )
2018年12月20日
36 12月定例会一般質問③  串本町議会  
2018年12月20日
37 スイセンが満開に  樫野埼灯台  
2018年12月20日
38 1位に佐藤芳幸さん  熊野ネイチャーフォトクラブ12月例会  
2018年12月20日
39 残したいふるさと歴史の道  崩落で通行止め・色川街道  
2018年12月20日
40 練習の成果を披露  新宮市内保育園、きたやま保育所で発表会  
2018年12月20日
41 お悔やみ情報
  
2018年12月07日
42 本宮大社で迎春準備 大しめ縄と大絵馬掛け替え 

 田辺市本宮町の熊野本宮大社(九鬼家隆宮司)で6日、迎春準備が始まり、小雨が降る中神門の大しめ縄と大絵馬の掛け替え、奉告祭があった。作業を見守った九鬼宮司は「来年は御代替わりがあり日本にとって大事な年。当地方は世界遺産登録15周年を迎える。夢を持ち、災害などがなく通常の暮らしを送ることができる平穏な年になれば」と話した。

 大しめ縄は紀宝町成川の榎本政子さん(85)が家族や友人、親族らと毎年編んでいる。今年は8月下旬から準備をし、11月20日ごろから本格的に作業を始めた。コシヒカリのわら約1300束を使っており、長さ4・5㍍、縦約80㌢、重さ約270㌔。両脇には八咫烏(やたがらす)の形をしたしめ縄を飾っている。

 榎本さんが同大社の大しめ縄を作り出して今年で35年目。「掛け替える頃には雨もやんで良かった。みんなで力を合わせて、かっちりしたいいしめ縄ができました」と話していた。

 来年のえと「己亥(つちのとい)」の大絵馬(横182㌢、縦90㌢)は九鬼宮司が自ら作成したもの。金色の幣串(へいぐし)を背負い、ヤタガラスが描かれた装飾具を掛けたイノシシを描き、「夢」の文字を書き添えている。

(2018年12月7日付紙面より)

神門のしめ縄の掛け替え作業=6日、田辺市本宮町
奉てん奉告祭の様子
2018年12月07日
43 障害の理解が重要
 高次脳機能障害学ぶ講演会  (那智勝浦町 )

 新宮・東牟婁圏域自立支援協議会精神部会は11月28日、研修会を那智勝浦町立温泉病院で開いた。県立医科大学リハビリテーション科医学教授でリハビリテーション・スポーツ・温泉医学研究所所長の田島文博さんが「高次脳機能障害について」の講演を実施した。参加者らは高次脳機能障害について、さまざまな学びを深めた。

 田島さんによると、知覚、記憶、学習、思考、判断などの認知過程と行為の感情などの精神機能を「高次脳機能」と紹介。病気や事故などで脳が損傷されたために障害が起きた状態を「高次脳機能障害」と説明した。その特徴に▽注意力の低下▽新しいことが覚えられない▽感情や行動の抑制が利かないなどを挙げ、日常生活に支障をきたすと話した。

 医学については、60年前は命を救うことが目的で障害は対象とされておらず、初めて対象としたのは整形外科であったと報告。「医学が障害も主なターゲットにした際に登場したリハビリテーションは患者と医療のニーズから生まれた障害を直すためのもの」と田島さんは語った。

 大腿(だいたい)切断の例を挙げ、「切断や麻痺(まひ)は治せなくても歩行障害を直す。そのために義足を作り、残った下肢の筋力を強くする。リハビリテーションの基本は残存機能の活用」と説いた。

 田島さんは、脳が全体的に障害された意識障害においても、思い切って動かすことで改善した例もあると話し、「座らせる、立たせるなど、脳への刺激は有効。意識障害の方はベッドに寝かせておくばかりではいけない。安静は麻薬。すぐに悪影響は生じないが、確実に活動性を低くさせる」と改善策を示した。また、社会的行動障害や失語症の症状、脳血管障害に効果のある装具療法にもふれた。

 田島さんは「障害者になったときは現在の自分を愛してください。障害を持った方々も、障害を持った自分を大切にしている。障害は自分の一部であり、障害の理解が最も重要」と締めくくった。

(2018年12月7日付紙面より)

高次脳機能障害について理解を深める参加者ら=11月28日、那智勝浦町立温泉病院
田島文博さん
2018年12月07日
44 尾呂志名物・風伝おろしが発生
 御浜町  

 三重県御浜町の尾呂志地区では風伝峠方面から連日のように雲が流れ落ちている=写真。北山峡で湿度を含んだ大気が放射冷却状になったときに発生した雲海が、山を隔てた尾呂志側にあふれ下る現象。通称「風伝おろし」と呼ばれている。雨が降ったあと風がやみ、気温が下がったときに発生し、数日続く。風が強かったり雨天のときは発生しないようだ。

 峠の山肌を這(は)うように下る様は圧巻で大自然の驚異を感じる。秋から冬の名物となっていてこの姿を求めて多くのカメラマンも訪れる。

(2018年12月7日付紙面より)


2018年12月07日
45 61周年記念して一般開放
 航空自衛隊串本分屯基地  (串本町 )

 串本町須江にある航空自衛隊串本分屯基地(吉村雅美司令)が2日、創立61周年記念事業の一環で一般開放を行い、さまざまな展示を披露して地域を迎えた。

 同基地は1955(昭和30)年、在日米空軍が設置し、2年後の57(昭和32)年に当時の空自9082部隊が引き継ぎを受けるため展開した。これを起点にして同基地は周年記念事業を計画して地域と積極的に接点を作り、同基地存続への理解と協力への感謝を重ねている。

 61周年となる本年度は、同基地の一般開放と祝賀会を計画。一般開放では亜音速ジェット機「T―4」や救難ヘリコプター「UH―60J」といった各種航空機、水陸両用車やペトリオット(PAC―3)、重機や消防車といった各種車両の展示と、戦闘訓練やヘリによる救難訓練、野外炊飯訓練や儀じょう隊ファンシードリルショーやラッパ吹奏など隊員による披露があり、来場者の注目を集めた。

 野外炊飯訓練ではチキンカレーと黒潮カレー(=同基地オリジナルレシピに基づくシーフードカレー)に加え、航空自衛隊がレシピ作りに力を入れる唐揚げ「空上げ」の同基地版を数量限定で来場者に振る舞い。子ども向けに綿あめ、自治体参加枠で太地町がくじらの竜田揚げを振る舞ったほか、軽装甲機動車など試乗や自衛隊和歌山地方協力本部によるミニ制服試着などの体験提供も利用を集めた。

 同基地は大島でも特に高い場所にあり、その眺望を楽しむ機会として、庁舎屋上案内も人数限定で実施した。

 祝賀会は招待者対象の行事で、同基地体育館内で開かれた。ピーク時には臨時駐車場とした樫野崎駐車場や大島小中グラウンドがほぼ満車となる来場を集める盛況。その様子を見届けた吉村司令は「この開放で航空自衛隊と串本分屯基地の活動を知ってもらい、今後も理解と支援協力を願いたいと思う。天候にも恵まれ、予定した展示や出し物を全てできた。お越しいただいた皆さんに楽しんでいただければ何よりです」と話した。

(2018年12月7日付紙面より)

隊員による戦闘訓練の披露=2日、航空自衛隊串本分屯基地
野外炊飯訓練後、来場者にカレーライスを振る舞う隊員
2018年12月07日
46 金の密輸阻止など強化  7日から年末特別警戒  (大阪税関 )
2018年12月07日
47 推奨像に安全運転誓う  ナカミチ建機から紀伊自動車学校へ  (紀宝警察署 )
2018年12月07日
48 県職員が道路周辺を清掃  観光客らの快適な利用目的に  (新宮市・那智勝浦町 )
2018年12月07日
49 鈴木文代さん(串本町)大賞に  熊野大花火大会写真コンテ表彰式  (熊野市観光協会 )
2018年12月07日
50 養殖学への理解深める  近大新宮高が水産実習  (新宮市 )
2018年12月07日
51 350人が地域でごみ拾い  緑丘校区クリーン作戦  
2018年12月07日
52 豊かな心と感性育てる  城南中学校で文化庁巡回公演  (新宮市 )
2018年12月07日
53 世界遺産のまちを歩いて巡る  新宮市魅力発信女子部  
2018年12月07日
54 今年も手作りパネル贈る  年長児24人が紀宝署を訪問  (紀宝町うどの幼稚園 )
2018年12月07日
55 みんなで森を大切に  新木保でキノピー教室  (新宮市 )
2018年12月07日
56 高台へ逃げる意識を  くろしお児童館が避難訓練  (新宮市 )
2018年12月07日
57 一年の無病息災など祈願  高倉神社で例大祭  (新宮市高田 )
2018年12月07日
58 愛好者350人が競う  第19回串本グラウンド・ゴルフ交歓大会  (串本町 )
2018年12月07日
59 特殊神事営んで礼尽くす  小森川の神玉神社で例祭  (古座川町 )
2018年12月07日
60 2日連続で死亡事故発生 意識的な交通安全の実践を (新宮警察署)
2018年12月07日
61 お悔やみ情報