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2018年12月27日
1 札幌での爆発事故を受け
 スプレー缶ごみの出し方について要望  (新宮市自治会連合会 )

 新宮市自治会連合会(榎本義清会長)は25日、札幌市で起こったスプレー缶のガス抜き作業が原因とされる爆発事故を受け、市にスプレー缶ごみの出し方の改正を求める要望を出した。

 市では現在、スプレー缶は「金属・金属付プラスチック類」に分類されており、ごみとして出す際には必ず使い切って火気のない場所で穴を開けるよう指導している。エコ広場では、使い切っていないスプレー缶や穴を開けていない缶の持ち込みも多くあり、エコ広場の運営委員らがスプレー缶に穴を開ける作業をしている。

 田岡実千年市長を訪ねた榎本会長らは「事故を受け、市民の間でも不安視する声が出ている。自分たちで穴を開けずに市で処理をしてもらった方が事故を防げるのではないか。緊急に対策を取っていただきたい」と要望した。

 同連合会員は、家庭でスプレー缶に穴を開ける際に金づちなどを使用したり、喫煙している近くで作業をするなどの危険行為も見られると述べ、「火花で火災が生じた話も聞いたことがある。安全な場所でまとめて処理してもらう方がいい」とした。

 生活環境課の稗田明課長は「事故後すぐにクリーンセンターと、スプレー缶の中身を必ず使い切っていただくということを前提に、穴を開けずにごみに出せるよう協議をした。市民の安全のために、要望に応えるべく前向きに検討していく」と回答。新年度あたりの通知をめどに、スプレー缶は家庭やエコ広場ではなく、クリーンセンターでまとめて穴開け作業をする方向で調整を進めていくとした。

(2018年12月27日付紙面より)

スプレー缶ごみの出し方について要望をした=25日、新宮市
2018年12月27日
2 ミニ門松づくりに挑戦
 子どもたちが正月用に  (紀宝町 )

 紀宝町青少年育成町民会議(門賢会長)は22日、町生涯学習センターまなびの郷で「ミニ門松づくり」の教室を開いた。

 町内の小学生を募集したところ、約50人の参加者が集まり、保護者らと一緒に取り組んだ。

 町内で伐採した直径10㌢ほどの竹に松の剪定(せんてい)枝や南天、梅などを装飾。作業開始から2時間ほどで、高さ30㌢ほどのオリジナルミニ門松が完成した。

 門松の出来栄えに満足した様子の女の子3人組は「上手にできた」と笑顔を見せていた。

 毎年恒例の人気行事で矢渕中学校の生徒がボランティアで協力。門会長は「多くの子どもたちに参加してもらい、うれしく思う。子どもたちの笑顔が毎年続けられる原動力になっています」と話していた。生涯学習センター玄関前に160㌢の門松も設置し、迎春の準備を整えた。

(2018年12月27日付紙面より)

松や梅などを飾り付ける子どもたち=22日、紀宝町まなびの郷
2018年12月27日
3 教養を身に付けて
 新宮高校で全校集会  

 新宮市神倉の県立新宮高校(前田成穂校長)は26日、同校体育館で冬休み前全校集会(アセンブリー)を開いた。

 校歌斉唱の後、前田校長は生徒らが平成最後の年の節目にあることを忘れないでほしいと述べた。今年の漢字「災」を挙げ「当地方で近い将来に発生する可能性があるとされる大災害に備え、『自分の命は自分で守る』を日頃から意識してほしい」と語った。

 来年の大学入試についても触れ、センター試験受験者に「試験開始と言われるまで覚えるべきことはしっかりと覚え、努力を続けて」とエール。進路内定者や1、2年生には「自分自身を耕すためにいろんな本を読むこと。文字を通して対話し、教養を身に付けてほしい」と呼び掛けた。

 21日に県立新翔高校、22日には近畿大学附属新宮高校・中学校でアセンブリーや終業式があり、生徒らは約2週間の冬休みに入った。

(2018年12月27日付紙面より)

前田成穂校長の話に耳を傾ける生徒ら=26日、新宮市神倉の県立新宮高校
2018年12月27日
4 各機関の取り組みなど報告
 熊野川減災協議会  

 国土交通省近畿地方整備局や新宮市、田辺市、熊野市、紀宝町、北山村などで組織する第5回熊野川減災協議会が25日、新宮市役所であった。平成30年度の出水状況説明があったほか、各機関が浸水被害に対する取り組み内容などを報告した。

 同協議会は、大規模な浸水被害に備え、国、県、市町村などが連携、協力して減災のための目標を共有し、ハード対策とソフト対策を一体的、計画的に推進することにより、熊野川流域市町村において社会全体で常に洪水に備える「水防災意識社会」を再構築することを目的としている。

 開会に当たり、紀南河川国道事務所の堤英彰所長が「西日本豪雨の被害を受け、世の中の水害への注目度が高い状況にある」とあいさつ。「熊野川については、8月の台風20号や10月の台風24号などの接近があったが、協議会が目的として掲げる各機関の連携、協力がうまく機能したことにより万全の態勢で臨めたのでは」と述べ、引き続き協力を求めた。

 事務局は平成29年10月の台風21号豪雨の際に新宮市街地を中心に発生した浸水被害を受け、国、県、市が連携することで、浸水戸数の半減や主要幹線道路の浸水被害解消を目指す「市田川流域大規模浸水対策事業」について報告。市田川排水機場や浮島川排水機場などのポンプ増強により浸水解消を目指し、本年度末をめどに計画書を作成していくとした。

 各機関の取り組みとして、紀宝町は鮒田区の地域住民と情報を共有した上でのハザードマップの検討やタイムラインの策定などを紹介。田辺市は三里地区と請川地区の地域防災拠点施設の整備などを挙げた。新宮市は近畿地方整備局や気象台など関係機関とのテレビ電話を使用した連携を報告し、田岡実千年市長は「テレビ電話を使ったリアルタイムの情報収集や、紀南河川国道事務所にポンプ車を要請できたことは大変ありがたかった。今後もタイムラインに沿った早め早めの情報共有をしていけたら」と話していた。

(2018年12月27日付紙面より)

第5回熊野川減災協議会の様子=25日、新宮市役所
2018年12月27日
5 白木兄弟がそろって優勝
 中部修交会空手道交流大会  (拳武館新宮 )
2018年12月27日
6 お別れ野球と卒団式
 串本少年野球連盟所属の2チーム  
2018年12月27日
7 女子ソフト強化合宿
 伊勢学園など5チーム86人が参加  
2018年12月27日
8 現職、新人ら12陣営  紀宝町議選事前説明会  
2018年12月27日
9 息を合わせてきね振るう  高田で恒例の餅つき  (新宮市 )
2018年12月27日
10 ビートルズの名曲で  クリスマスディナーライブ  (太地町 )
2018年12月27日
11 サンタ登場で盛り上がる  くろしお・中央児童館でクリスマス会  (新宮市 )
2018年12月27日
12 那智中吹奏楽部が訪問演奏  高瀬会「湯ごりの郷」で  
2018年12月27日
13 ゲームや合唱楽しむ  日赤奉仕団が紀南学園訪問  (新宮市 )
2018年12月27日
14 重さ3㌔のサツマイモ実る  潮岬の居酒屋トトロで紹介  (串本町 )
2018年12月27日
15 所得税と控除の仕組み紹介  古座校舎で税務署長が講話  (串本古座高校 )
2018年12月27日
16 12月定例会一般質問(終)  古座川町議会  
2018年12月27日
17 地域の子どもに楽しみを  互盟社サンタら各戸訪問  (古座川町 )
2018年12月27日
18 手作りのクリスマス会 円満地公園オートキャンプ場 (那智勝浦町)
2018年12月27日
19 サンタがプレゼント  市屋を語る会が聖夜の演出  (那智勝浦町 )
2018年12月27日
20 平成最後の開花  ヒカンザクラちらほらと  (JR那智駅前 )
2018年12月27日
21 和歌山県、クジラの町・太地町では  IWC脱退表明を受け  
2018年12月27日
22 お悔やみ情報
  
2018年12月12日
23 地下式倉庫群など確認
 15日には遺跡の現地説明会  (新宮市教委 )

 新宮市教育委員会と和歌山県文化財センターは11日、同市下本町の旧丹鶴小学校グラウンドで報道関係者対象の新宮城下町遺跡発掘調査第2遺構面の現地説明会を開いた。中世の地下式倉庫跡や弥生時代の竪穴建物跡などが発見されており、市教委文化振興課の小林高太主任は「これまでの成果、川湊跡をより裏付けるものになった」と話していた。

 市教委は県文化財センターに委託し、文化複合施設建設予定地の同校敷地内で施設建設に伴う埋蔵文化財試掘調査をしている。これまでの調査から川湊跡と推定されている。第2次調査箇所は新宮城跡西側の旧丹鶴小学校敷地内約3500平方㍍。

 平安時代末~室町時代の地下式倉庫跡について、方形竪穴タイプの床に焼けて炭化した木材が残されていた。同遺跡から建物に伴う木材が発見されたのは初めて。珍しく、床面の構造がうかがえることなどから倉庫跡の構造解明につながる可能性があるとしている。地下式倉庫跡は10棟ほどあり、倉庫群だったと考えられる。

 遺物は常滑や渥美、瀬戸など東海地方の土器や陶磁器から、瀬戸内地方、中国や朝鮮の白磁などバラエティーに富んだものが出土しており、物流の拠点だったことや、港の管理者が有力者であったことなどが想定される。

 調査は来年3月末までを予定しており、第3遺構面(縄文時代)は年明けから開始する。

 これまでの調査では江戸時代の武家屋敷境の石垣や、道路跡の一部などが見つかっている。縄文時代の遺構や土器、鎌倉~室町時代の地下式倉庫の他、江戸時代の武家屋敷跡や中世の川湊跡などさまざまな遺跡が出土している。

 15日(土)には子ども向けと一般の2回で説明会を開く。参加無料で雨天中止。駐車場がないため、徒歩や自転車での来場を呼び掛けている。小中学生を対象にした初の「子ども遺跡探検」は午前10時から。小学生は保護者同伴。要申し込みで、締め切りは14日(金)。一般の部は午後1時30分から、申し込み不要。

 申し込み、問い合わせは市教育委員会文化振興課(電話0735・23・3368)まで。

(2018年12月12日付紙面より)

炭化した床材が残る竪穴式倉庫跡=11日、新宮市
2018年12月12日
24 戦争の被害と加害の実像
 作家の中田重顕さんが講演  (新宮市 )

 くまの平和ネットワーク(二河通夫代表)は9日、新宮市福祉センターで憲法の講演会を開いた。元公立学校事務職員で作家の中田重顕さんが「私が見たこと聞いたこと―戦争の被害と加害の実像―」について講演し、元御浜町農協有線放送アナウンサーで、小学校での読み聞かせ運動などに取り組む阪本浩子さんが朗読をした。

 中田さんは、明治維新に向けて富国強兵政策を図ったことが以後日本が戦禍に巻き込まれていくことになった原因の一つと解説。「当時の指導者がとった政策だが、太平洋戦争が終わる日まで日本人みんながその方向に向かって走り続けた」。朝鮮の利権を巡り争った日清戦争(1894年)に勝利したことにより、近代軍隊の力に自信を付けた日本では以降、中国を軽侮する風潮が生まれた。

 日本は近代化からわずか36年で、当時の世界第一の軍事大国であったロシアと戦った日露戦争(1904年)でも勝利を収めた。中田さんは「日露戦争の勝利が、日本国と日本人を調子狂いにさせたとしか思えない」「日露戦争に勝ったのは、世界中が驚いた死を恐れぬ勇敢な兵士と、血を吐きながら絹糸を紡いで兵器を買った農村出身の娘たちによってだった」と司馬遼太郎の言葉を紹介した。日露戦争を勝利の結果、関東軍が誕生。満州国支配の中核をなした。

 中田さんは富国強兵政策の波は地方にも影を落としたと解説。「名も知られぬまままじめに働き子を育て、一生懸命生きた人たちこそ最も立派な人で、知られなくてはならない」と述べ、現在の熊野市飛鳥町に住んでいた森岡みきのさんの生涯について話した。森岡さんは学校に行けず、11歳の時から頭に板を乗せて八丁坂を越え新鹿まで運ぶ仕事に従事。18歳で結婚した後は3人の男の子に恵まれるが夫に先立たれ、3人の男の子らも次々と亡くした。「何も食わすものがのうて魚一匹、甘いもの一つ食わせずに死なしてもうたことを考えると申し訳のうて今でも魚を食べる気にならんのさ」と聞き取りした森岡さんの言葉を紹介。「明治、大正、昭和初期と、日本の歩んだ惨苦の日々が、一人の女性を苦しみと悲しみの底へ沈めた」と話した。

 中田さんは軍国の母(戦死した人の母親)の孫や戦争未亡人、遺児らへの聞き取りや南京事件、731部隊などについても検証し解説。平和の尊さや憲法9条の大切さを訴えた。

(2018年12月12日付紙面より)

講演に耳を傾ける聴講者ら=9日、新宮市
阪本浩子さん(左)と中田重顕さん
2018年12月12日
25 木管五重奏楽しむ
 下里、太田小「おでかけ音楽祭」  (那智勝浦町 )

 和歌山県の文化振興事業「おでかけ音楽祭」が6日、那智勝浦町立下里小学校(岡史博校長)の体育館であった。下里小と太田小学校(尾﨑卓子校長)の全児童が、5本の管楽器が奏でる木管五重奏の音色を楽しんだ。

 県から委託を受けた一般財団法人県文化振興財団が実施。県内出身または在住者の音楽家に演奏の場を提供するとともに、文化活動の活性化を目的としている。

 和歌山市出身などのメンバーで構成するグループ「Hot Coffee(ホットコーヒー)」の5人が、それぞれ音色の違うフルート、オーボエ、ホルン、ファゴット、クラリネットの合奏を披露した。

 子どもらがよく知るアニメソングや「山の音楽家じゅんばん協奏曲」「オー・シャンゼリゼ」などの演奏の合間に、クイズを交えた管楽器の解説や指揮者体験、手拍子ゲームが盛り込まれたプログラムで、児童らは楽器の仕組みや音楽のテンポについても学んだ。

 演奏後に児童代表から花束が贈られ、オーボエを担当する榎本理紗さんは「子どもたちのノリが良くて、演奏がとても楽しかった」と話していた。

(2018年12月12日付紙面より)

3拍子の演奏で指揮者体験をする児童=6日、那智勝浦町立下里小学校
クイズ形式で楽器の管の長さを解説するメンバーら
2018年12月12日
26 神倉小学校が団体賞
 初めての小中学生サラ川選手権で  (新宮市 )

 第一生命保険株式会社主催の「小中学生サラ川(せん)選手権byサラリーマン川柳コンクール」の団体部門の団体賞に新宮市立神倉小学校(松本広明校長)が選ばれた。11日に同校で表彰伝達式が行われ、同社和歌山支社の古矢直人副支社長が代表児童に表彰盾や冊子などを手渡した。

 同選手権は全国の小中学生に川柳を楽しんでもらうため、友だち、勉強、部活、恋など「学校生活で感じる思い」をテーマにした句を今年初めて募集。同校は小学校の部で応募校数50校、総数114作品の中から選ばれた。

 全校集会の中であった伝達式で松本校長は「6年生の皆さんが夏休みに取り組んだ川柳が全国で1校だけの大きな表彰を受けることができました」と述べ、受賞作品を紹介した。

 古矢副支社長は専門家による審査の評価として▽自分の気持ちをしっかり表現できていた▽全体的に表現力が素晴らしかった―ことを挙げ、「中学、高校、社会人になっても文章を書くことや言葉で人に伝えることが大事。必ず役に立つため、これからも頑張ってください」とあいさつした。

 松本校長は「たくさんの応募の中から選んでいただき、驚きとともにうれしい限りです。一生懸命取り組んだことを認めていただいたことが子どもたちにとって励みになる。これからも文章を知り、好きになってもらえれば」と受賞を喜んでいた。

(2018年12月12日付紙面より)

古矢直人副支社長(右)から表彰を受ける代表児童ら=11日、新宮市立神倉小学校
2018年12月12日
27 神倉、KKNが優勝
 東牟婁スポ少交流大会野球の部  
2018年12月12日
28 中村君、玉置さん全国へ
 和歌山県中学校空手道新人大会  (太地中学校 )
2018年12月12日
29 冬の大漁と安全祈る  飛鳥神社で投網式の儀  (太地町 )
2018年12月12日
30 図書館利用案内わかりやすく  新パンフレット完成  (那智勝浦町 )
2018年12月12日
31 夢を形にできるのが政治  串本町議・水口崇氏が出馬表明  (和歌山県議選 )
2018年12月12日
32 今年も集団で春を待つ  宇久井半島でオオキンカメムシ越冬  (那智勝浦町 )
2018年12月12日
33 合奏やダンスなどを披露  井田保育所でクリスマス会  
2018年12月12日
34 思い思いの作文発表  高田小学校で仲良しお話会  (新宮市 )
2018年12月12日
35 生保協会が福祉車両寄贈  那智勝浦町社会福祉協議会に  
2018年12月12日
36 第15回は33チームが対戦  サン・ナンタン串本ゲートボール大会  (串本町 )
2018年12月12日
37 親子でかわいいリース作り  古座川町子育て支援センター  
2018年12月12日
38 観光協会串本で一般販売  2019年版カレンダー  (串本海中フォトコン )
2018年12月12日
39 家族や地域に成果披露  明神小中の学習発表会  (古座川町 )
2018年12月12日
40 一丸で磨いた声を響かせる  第36回校内合唱コンクール  (串本中 )
2018年12月12日
41 園児らピアノ連弾楽しむ  南大居保育所でコンサート  (那智勝浦町 )
2018年12月12日
42 園児が練習の成果を披露  宇久井保育所で発表会  (那智勝浦町 )
2018年12月12日
43 木々の大切さ学ぶ  太地こども園でキノピー教室  
2018年12月12日
44 1年の成長を披露  白梅保育園がお楽しみ会  (新宮市 )
2018年12月12日
45 お悔やみ情報
  
2018年12月08日
46 注意喚起看板を設置
 市交通指導員協議会が危険箇所へ  (新宮市佐野 )

 新宮市交通指導員協議会(清岡幸子会長、会員21人)は6日、那智勝浦新宮道路の新宮南インターチェンジ(IC)につながる同市佐野の市道2カ所に交通事故防止の注意喚起看板を設置した。市内では今月1、2日に連続して交通死亡事故が発生している。

 設置した場所は同ICや市医療センターに通じる道路。道幅のわりに交通量や速度を出す車両が多く、これまで付近住民から「車の通行や歩行でたびたび危険を感じたことがある。交通事故防止の対応措置を取ってほしい」などの要望があった。

 現地調査の結果、道路整備などで以前より道路幅が広くなり、速度を出す車両が認められ、さらに歩行者利用もあることから、交通安全・交通事故防止施策として看板を新たに取り付けた。

 看板は縦100㌢、横25㌢。全面反射で夜でも色鮮やかに交通安全をPRできる。スピードを出す車に対する注意喚起として「危険 スピード落とせ」と注意を促している。

 設置には会員10人と市職員らが参加。清岡会長は「1日と2日には死亡事故が発生している。市も力を入れてくれ、今回だけではなく今後も市内の危険箇所に看板を設置したい。お邪魔すると思うが、近隣の皆さまのご理解とご協力をお願いします」と話していた。

 同協議会は現在活動に参加する指導員を募集している。問い合わせは新宮市生活環境課内、交通指導員協議会事務局(電話0735・23・3333)まで。

(2018年12月8日付紙面より)

看板設置作業に取り組む新宮市交通指導員協議会の会員=6日、新宮市佐野
2018年12月08日
47 「まちなか観光」加速に向け 新宮市観光振興委員会 

 新宮市観光振興委員会(森本祐司委員長)が6日、市役所4階会議室で開かれた。第5回のこの日は熊野速玉大社神職体験、熊野川米、宿泊者限定企画「せんペロ対抗戦」の報告を受け、来年度の計画を話し合った。

 開会に当たり森本委員長があいさつ。「人口減少の中、インバウンドを含めた流入人口増がなければ、新宮市の経済が回っていかなくなる。『食える観光』にしないと厳しい」と述べた。

 神職体験は11月12日に開催。外国人3人が臨時神職として神事を奉仕した。「貴重な体験だった」「感動した」との声があった一方、「マナーが難しい」「覚えることが多くて疲れた」などの改善点も見つかった。

 これらを踏まえて一部内容を簡略化し、一般参詣者に「見せる」化する方針を示した。年11回の開催を観光客が多いシーズンに集中的に実施する計画も持ち上がった。

 熊野川米は「熊野川ヤタガラス米」と命名。ジェット船乗り場、駅前観光協会、道の駅、宿泊施設の他、贈答品として商店街で販売する。ふるさと納税返礼品、イベントなどでの記念品にも活用する。

 せんペロ対抗戦は市の魅力を知ってもらうことが狙い。市観光協会の里中陽互会長は「新宮を楽しんでもらう意識を持つことが重要。イベントを通して、(宿泊者に紹介する)ホテルにも生き残る道を感じてほしい」と話した。

 楽天トラベルは、今後のプロモーションを説明。来年1月28日(月)に市福祉センターでDMOセミナーを開催する。

 委員会は来年度、「まちなか観光」を加速させ、外国人観光客の市街地誘導を強化する。▽商品開発の仕組みを構築▽川舟の商品化▽グリーンツーリズム開発▽ターゲットを絞った周遊ルート開発▽メニュー開発、お土産開発による事業者の活性化―に取り組む。

 来年2月末に今年度最後の委員会を開く。

(2018年12月8日付紙面より)

来年度の計画などを話し合う委員=6日、新宮市役所
2018年12月08日
48 地域協正副会長に事後報告
 議長を務めた伊森安美さん  (串本古座高校 )

 「世界津波の日」2018高校生サミットin和歌山で議長を務めた伊森安美さん(串本古座高校2年)が6日、事後報告のため同校地域協議会の会長や副会長を訪ねた。

 このサミットは、10月31日と11月1日の2日間にわたり和歌山市内で開かれた。世界48カ国から約250人、国内49校から約130人の高校生が参加し、自然災害から命を守るための備えについて▽災害について知識を得る▽災害に備え意識を高める▽災害から生き抜く―の各分科会に分かれて協議。伊森さんは県立日高高校3年の中井充歩さんと共に議長を務め、各分科会の協議の成果を「稲むらの火継承宣言」としてまとめた。

 串本古座高校からは前回の同サミットにも参加した伊森さんら生徒4人が参加した。先だって参加者を対象に開かれたスタディーツアーでは同校の生徒約50人が参加者の体験をサポートした。サミット後の11月22日、議長2人は東京都にあり▽ANAホールディングス▽気象庁▽内閣府▽自由民主党本部▽文部科学省―に事後報告をし、同本部で二階俊博幹事長から両議長に安倍晋三内閣総理大臣名の感謝状が伝達されたという。

 6日の事後報告で報告を受けた会長の田嶋勝正串本町長は防災のリーダーが求められる中、若い世代が率先して防災に取り組んでくれることは町としてもうれしいと感謝。副会長の西前啓市古座川町長は一連の経過を良い経験だとたたえ、そろって伊森さんと同サミットに協力した生徒の今後の活躍を期待した。

 事後報告はこの日が最終で、伊森さんは「津波の経験がない国の人が経験した人の話を聞いて意識が高まったという声があって、ここで学んだことを自分の国に帰って同じように伝えてほしいと思ったし、自分もそのように地域や学校に広めていきたい。このサミットに参加するのは2回目ですが、今回も多くのことが学べてすごくよかったです」と思うところをコメント。

 両町長が期待した今後について「自分が住んでいる串本町は、自然が豊かで観光客が多く、その中には外国人観光客もたくさんいる。同宣言の一項目にあるユニバーサルデザインの標識があれば、まったく知らない場所でもどこに逃げればいいかが一目見て分かるので、地域とも連携してこれをやってみたい」と抱負を語った。

(2018年12月8日付紙面より)

田嶋勝正串本町長や西前啓市古座川町長に事後報告する伊森安美さん=6日、串本町役場(上)、古座川町役場(下)
「世界津波の日」2018高校生サミットin和歌山の様子(県立串本古座高校提供)
2018年12月08日
49 年末年始に備え点検
 旅客船の安全やテロ対策  (勝浦海事事務所 )

 観光客や帰省客が増える年末年始に備え、国土交通省近畿運輸局勝浦海事事務所は6、7の両日、串本海上保安署と合同で管内4社の旅客船の安全やテロ対策などを点検した。事故の未然防止などを目的に船舶検査官らが浮輪などの救命設備や安全確保のための連絡体制を確認した。

 国交省が実施する「年末年始の輸送などに関する安全総点検」(12月10日~1月10日)の一環。点検をしたのは熊野交通(新宮市)、紀の松島観光(那智勝浦町)、浦島観光ホテル(同)、串本海中公園センター(串本町)の4社。乗組員の健康状態や過労状態の把握、新型インフルエンザ対策、事故や災害時の連絡体制などについても指導した。

 新宮市熊野川町日足の熊野交通志古船舶営業所(堀芳生所長)には6日、岩佐裕二次長ら4人が訪れた。堀所長ら立ち会いの下、テロ防止のための取り組みやテロ発生を想定した訓練の実施状況、事故や災害発生時の安全確保のための指示体制などを聞き取り調査。ウオータージェット船(全長約18㍍、総トン数約19㌧)内に入り、救命具の位置、消火器の有効期限などを一つ一つ調べた。海中転落者を救助するための、漁具(浮子=あば)を応用した救助機材「非常投浮(とうふ)」の実演もあった。

 点検終了後、岩佐次長は「今後も体調の変化などに皆さんで注意し合い、さらなる安全運航に取り組んでください」と呼び掛けた。堀所長は「年末年始に向けて、多くのお客さまを安全にご案内できるよう気を引き締めていきたい」と話していた。

(2018年12月8日付紙面より)

安全運航などの聞き取り調査=6日、新宮市熊野川町日足
非常投浮の実演と説明もあった
2018年12月08日
50 「ホテル中の島」60年の歴史に一区切り  来年4月にリブランドオープン  
2018年12月08日
51 新規事業化など要望  近畿自動車道紀勢線建促同盟会  
2018年12月08日
52 元気いっぱいきね振るう  たづはら保育園で餅つき  (新宮市 )
2018年12月08日
53 強盗事件想定して対応確認  相野谷郵便局で防犯訓練  (紀宝町 )
2018年12月08日
54 安全運転呼び掛ける  甫子浦交差点で夜間啓発  (那智勝浦町 )
2018年12月08日
55 地域で寄り添い見守りを  橋本会館でふれあいサロン  (新宮市 )
2018年12月08日
56 年の瀬を前に景観整える  遺族ら顕彰碑で清掃奉仕  (串本町 )
2018年12月08日
57 元気な園児に大きな拍手  高池保・三尾川保発表会  (古座川町 )
2018年12月08日
58 園児らの華やかな演技に拍手  上野山こども園の発表会  (串本町 )
2018年12月08日
59 野田彩加さんが受賞  「税に関する高校生の作文」で  (串本古座高校串本校舎 )
2018年12月08日
60 熱いステージを披露  新宮市民音楽祭ロックの部  
2018年12月08日
61 川舟新造へ支援募る  クラウドファンディング利用し  (熊野川舟下り )
2018年12月08日
62 お悔やみ情報