和歌山県議選・新宮市選挙区
4月9日21時28分確定【定数1】
当落 | 得票数 | 候補者名 | 年齢 | 党派 | 現元新 |
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当 | 6,514 | 濱口 太史 | 56 | 自 | 現 |
6,106 | 上田 勝之 | 57 | 無 | 新 |
当日有権者数 22,738人
投票者数 12,803人
無効投票数 182票
投票率 56.31%
なぎ看護学校で入学式 (新宮市 )
新宮市蜂伏の県立なぎ看護学校(杉山文栄校長)で7日、令和5年度入学式があり、新入生29人が看護師への夢の一歩を踏み出した。
校歌斉唱などの後、杉山校長は患者から信頼される看護師となるために必要な▽学び続ける姿勢▽体力・精神力▽コミュニケーション能力▽明るさ―など、7項目を伝え「看護師はかけがえのない人の命に関わる仕事。やりがいがある反面、重い責任があります。皆さんも、これらを意識して学生の間に習得できるよう努めてください」と激励した。
在校生代表の間所朱璃さん(3年)が「看護師は人の尊厳や命と向き合う責任の重い仕事。厳しい現実に直面することもあると思いますが、同じ看護の道を志す仲間や支えてくれる人がいます。周囲の方々への感謝の気持ちと看護師になりたいという真っすぐな思いを忘れず、共に支え合い夢を実現させましょう」と歓迎。
新入生を代表して山田祐衣さんが「3年後には思いやりを持った看護師を目指すため日々、努力していくことを誓います」と力強く宣誓した。
来賓の鳥羽真司・東牟婁振興局長が岸本周平県知事の励ましの言葉を代読し、田岡実千年市長が祝辞を述べた。
(2023年4月9日付紙面より)
丹鶴姫大明神で法要斎行 (新宮市 )
新宮市丹鶴の「丹鶴姫大明神」で3日、丹鶴姫(鳥居禅尼)の法要が営まれた。丹鶴山東仙寺の鶴田隆寛住職が読経を行い、同地区の丹鶴商店街振興組合(岩澤祐文理事長)の組合員らが参列して静かに手を合わせた。
丹鶴姫は源頼朝や義経らの叔母に当たる平安時代末期から鎌倉時代初めにかけて実在した人物。父は武将・源為義で、弟には新宮十郎行家がいた。丹鶴姫は第19代熊野別当・行範に嫁ぎ、夫の死後は鳥居禅尼として出家し同寺を建立。源氏再興に努力し、戦乱の中を生き抜いたとされている。
午後には餅まきを行う予定だったが、雨天のため同組合関係者らが用意した餅を分けて参拝者に手渡した。
鶴田住職は「神仏のご加護と商店街の発展などを祈念しました。現在はコロナ感染も少し収まっている状況だが、人間は自然の災害などには弱い。しかし、災いの後には幸福が訪れるものであり、祈ることが大切だと思います」と話していた。
(2023年4月9日付紙面より)
4年ぶり、七里御浜海岸で (熊野市 )
300年以上の歴史と伝統を誇る熊野市の「熊野大花火大会」が、4年ぶりに開催されることが決まった。8月17日(木)に木本町の七里御浜海岸を舞台に復活する。荒天・高波時は延期となる。予備日は18日(金)、22日(火)、23日(水)、29日(火)。
例年同様、1万発の花火が夜空を彩り、彩色千輪で幕開けする鬼ヶ城大仕掛けも繰り広げる。海上に直径600㍍の半円を描く「三尺玉海上自爆」は現在、検討中だという。
市の一大イベントで、全国屈指の花火大会。新型コロナウイルスの影響で2020年に戦後初の中止となり、3年間、開かれていなかった。今年は12万人の観客を想定している。
7日に再開を発表した花火大会実行委員長で、市観光協会の中平孝之会長は「中止した3年間は断腸の思いだった。課題が山積しているが、一つ一つ解決して、満足してもらえる花火にしたい。4年前と同じようなプログラムを考えており、熊野花火のイメージを全面に打ち出したい。皆さん、熊野の花火を待ち焦がれていると思う」と語った。
プログラムなど詳細は決まり次第、熊野市と市観光協会のホームページなどで知らせる。
(2023年4月9日付紙面より)
官公庁で辞令交付式
官公庁で3日、辞令交付式があり、新年度がスタートした。熊野地方の各自治体の首長たちは、昇任した幹部職員や新規採用職員らを前に「地域のために一致団結を」などと奮起を促した。
新宮市では、田岡実千年市長が課長以上の幹部職員、新規採用職員などと分けて人事発令通知書を一人一人に手渡した。幹部職員には「本年度もやるべきことがめじろ押しだが、部や課の枠にとらわれず、全ての職員が一致団結して取り組むといった姿勢で臨んでいただきたい」と訓示。
「多忙な一年になると思うが健康にも十分留意され、市民の幸せのためのそれぞれの責務を果たし、職務に当たっていただきたい」と呼びかけた。
30人の新規採用職員に対しては「どの分野を担当することになっても、市民の暮らしにつながる大切な仕事。公務員という仕事を単に就職先として割り切るのではなく好きになっていただきたい。目の前の仕事を一つ一つこなしながら経験を積み重ね、一日も早く市民から信頼される職員になることを期待します」と激励した。
新規採用職員を代表し、西川諒さんが「地方自治の本旨を体するとともに、公務を民主的かつ能率的に運営すべき責務を深く自覚し、全体の奉仕者として誠実かつ公正に職務を執行する」と宣誓。気持ち新たに、新生活の一歩を踏み出した。
(2023年4月4日付紙面より)
智野さんと大谷さん (補陀洛山寺 )
那智勝浦町浜ノ宮の補陀洛山寺(髙木智英住職)で3月25日、京都在住の智野莉慧さんと大阪在住の大谷ちえこさんの二人が舞と音楽の奉納を行った。大谷さんが奏でる篠笛や打楽器にのせて智野さんが、平安時代末期から鎌倉時代にかけて起こった歌舞の一種である白拍子などを舞った。
京都を中心に国内外で活動する智野さんは、神社仏閣での歌舞の奉納や舞台出演などを行っている。過去、団体に所属していた際には、フランスやハンガリーでの海外公演の中心メンバーとして、成功に導いている。
大谷さんは、2005年にシンギングボールと出会い、シンギングボールによるオリジナルチャクラ調整ライブなどを展開。10年からはインデアンフルートを始め、各地の神社仏閣などで奉納演奏を行っている。智野さんとの活動の際は、篠笛と打楽器を担当。
多くの共通点があった二人は、昨年秋ごろから共に活動を開始。月に数回集まり稽古に励み、各地で奉納を行っている。
仏画もたしなんでいた大谷さんが、新宮市で開催された仏画仲間の展示会を訪問した際に、見物に来ていた同市在住の小渕伸二さんと出会った。小渕さんが知人を介して、二人と熊野三山などをつなげ、熊野地方での奉納に至ったという。
この日、髙木住職らが法要を営み、関係者が手を合わせた。その後、二人が歌舞や和歌を奉納。平安中期~鎌倉にかけて流行した芸能「今様」の愛好家であった後白河法皇が編んだ梁塵秘抄(りょうじんひしょう)から「今様」も披露した。
大谷さんは「紀伊半島大水害はショックで、何度も生徒とこの地を訪ねた。熊野は特別な場所。つないでくれた小渕さんに感謝しています」。
智野さんは「熊野の神社やお寺でご奉納できることは神仏のお計らいだと思う。ありがたい限りです」と話した。
髙木住職は「古くからの歴史を感じることができた。ご奉納、本当にありがたい。この伝統芸能を後世に残していただきたいです」と語った。
二人は、この日の午前に那智山青岸渡寺の信徒会館前で奉納し、翌26日は熊野那智大社と飛瀧神社、4月2日は熊野本宮大社の大斎原(おおゆのはら)で、3日は熊野速玉大社で行った。4日(火)は玉置神社で奉納を予定している。
(2023年4月4日付紙面より)
串本町とスペースワン社へ (和歌山ロケット応援団 )
和歌山ロケット応援団(青木圭団長)が3月31日、串本町へ紀州材ロケット「カイロス」モニュメント、スペースワン株式会社へ串本町と那智勝浦町の小学生が描いた応援手紙約800通とそのモザイクアート作品をそれぞれ贈呈した。
この贈呈はロケット「カイロス」打ち上げの延期に伴い苦労する関係者を応援する趣旨で前年度終盤に試みた取り組みの成果物。
モニュメントは近隣の親子らの協力を得て製作。直径90㌢の円板に長さ140㌢のロケットのシルエットを重ねて打ち上げの瞬間を描き出した内容で、貼り付けている紀州材(スギ、ヒノキ、ケヤキ)は地元の材木店が提供した。親子らが紀南木材新緑会の会員と一緒に木片を切り出して角を取り、自分の名前を書くなどしてドット画風に配置。後に団員らが目詰めをするように木片を追加して飛び出すような雰囲気に仕上げた。
手紙は校長会経由で1081人分のはがきを配り、応援メッセージなどを書いて同団事務局へ郵送または持ち込んでもらう形で集めた。モザイクアート作品は同社のイメージ画像を見本にし、締め切りまでに届いた646人分を人工知能(AI)による処理でレイアウトした(約4800枚構成で、淡くイメージ画像の色を上塗りして仕上げている)という。
この日は旧串本町役場古座分庁舎内のモニュメントやモザイクアート作品を設置している場所へ田嶋勝正町長とスペースワン株式会社の村部昭憲さんを招いて除幕・寄贈式を挙行した。青木団長が寄贈の趣旨を伝え、協力した子どもの代表2人を加えた計5人で除幕し、子どもの代表6人が手紙の実物を贈呈。村部さんは「一致団結し皆さまの思いを乗せてこの場所からロケットを打ち上げたい。応援があるとその力が出るし、こんなにうれしいことはない」、田嶋町長は「夢や思いが詰まっていると感じた。ロケットは君ら(=今の子どもたち)の時代のもの。僕たち(=今の大人)も力を合わせて皆さんの夢が叶うよう頑張るので皆さんもできる限りの応援をしてほしい」と述べて寄贈に感謝した。
モザイクアート作品は縦180㌢、横240㌢の大きさで印刷して展示。設置場所はサテライトオフィスやコワーキングスペースの出入り口となる同館2階ロビーで、同分庁舎開館中の午前9時~午後5時に随時見ることができる。モザイクアート作品は同社本社用と射場「スペースポート紀伊」用も贈呈するという。
同式を経て青木団長は「子どもたちの思いを形として一つにでき、協力していただいた皆さまに感謝している。大勢の子どもが興味を持ってくれていることが分かったのが一番うれしいところで、これを励みにして今後もいろいろな応援を団員と話し合って継続していきたい」とコメントした。
(2023年4月4日付紙面より)
くじらの博物館で供養祭 (太地町 )
太地町立くじらの博物館(稲森大樹館長)で2日、飼育中に死亡した鯨類や魚類などの冥福と飼育動物の長生きを祈る供養祭が営まれた。同館敷地内の供養碑前で東明寺の関国昭住職と関宗悦さんが読経を行い、職員約40人が静かに手を合わせた。
供養祭は同館が開館した1969年4月2日の記念日に合わせ、44年前から毎年行っている。
同館には現在、鯨類がコビレゴンドウ、オキゴンドウ、ハナゴンドウ、カズハゴンドウ、バンドウイルカ、カマイルカ、シワハイルカ、マダライルカ、スジイルカの9種36頭おり、コショウダイやニセゴイシウツボなどの魚類55種168匹、ミズクラゲ、カイカムリなど無脊椎動物36種913匹を飼育展示している。
同館によると、動物の死亡頭数は例年とほぼ同じで、感染症などが主な原因であるという。また、2022年度の来館者数は13万8757人に上り、10年度以降では最も多い来館者数を記録したとした。増加の要因として旅行支援などを挙げた。
稲森館長は「われわれ飼育員はいつも動物のことを考えている。供養祭は動物の命と向き合う時間となった。残念ながら命を落としてしまった動物たちにこれまでの感謝を告げるとともに、冥福を祈った。今後も今生きている動物たちの長期飼育や繁殖、より豊かな暮らしができる環境づくりに努めていきたい」と話していた。
(2023年4月4日付紙面より)
ミニバスケ体験会 (SMILE.E.T )
紀南ジュニア選手権兼青少年バド大会
マクドナルド・トーナメント (学童軟式野球 )