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2021年12月31日
1 しめ縄やのぼり設置
 下里神社で迎春準備  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町の下里神社(山本貞夫宮司)は29日、初詣や歳旦祭に向けた迎春準備を実施した。神社役員や総代ら8人が鳥居のしめ縄の作成や張り替え、のぼりの設置などに取り組んだ。

 26日に奉納旗67本を設置し、28日に境内や駐車場を清掃。この日は新型コロナウイルス感染拡大防止に努めながら、総代らはのぼりを4カ所に設置。続いて、サラシで長さ2㍍、直径6㌢のしめ縄や護国神社や本殿用の一回り小さいしめ縄、門松などを協力して作成した。

 鳥居や境内の樹齢400年と推定されるクスノキなど、11カ所に真新しいしめ縄を張り替え、門松も設置した。

 同神社によると、昨年と同様にコロナ対策として、恒例となったぜんざいやお神酒の振る舞いも取りやめるという。さらに手水(ちょうず)舎には消毒液を置き、参拝の際はマスク着用を呼び掛けている。

 山本宮司は「今年もコロナ終息はかなわなかった。しかし、状況は少し落ち着いてきたため、1月1日は2年ぶりに来賓を招待する。来年こそは従来通りの生活に戻っていただければ」と話した。

 なお、初詣は1月1日(土・祝)午前0時に山本宮司の太鼓とともに開門。歳旦祭は同日午前9時から同神社本殿で執り行う。

(2021年12月31日付紙面より)

迎春準備を進める総代ら=29日、那智勝浦町の下里神社
新年に向けてしめ縄を作る
2021年12月31日
2 「瀞峡」観光船、運航へ
 早ければ3月から開始  (新宮市熊野川町 )

 新宮市の(一財)熊野川町ふれあい公社(下阪殖保代表理事)は、今年1月に休止したウオータージェット船に代わり、来春から新たに「瀞峡」をめぐる観光船を運航する。現在、海事事務所の航路許可を申請しており、早ければ来年3月中旬ごろから運航を開始する予定だ。

 和歌山、三重、奈良の3県にまたがる景勝地「瀞峡」は国の天然記念物。大正時代にプロペラ船が瀞峡~新宮町(現新宮市)間を往来し、昭和40年代にはウオータージェット船が登場。多くの観光客を絶勝の地へと運んだ。

 しかし、川に流入する土砂の増加により航路整備が困難になったこと、新型コロナウイルス感染症の影響による観光客の減少、作業員の高齢化などを理由に休止となっていた。

 「多くの人にあの景勝を見てもらいたい」と下阪代表理事。川舟下り事業のノウハウを生かして運航開始を決めた。

 和歌山県の「『水の国、わかやま。』体験観光事業者スタートアップ補助金」を利用し船頭含む8人が乗れる舟を新たに導入。川舟下りで使用していた11人乗り(船頭含む)の舟も利用する。新宮市熊野川町玉置口を出発し瀞峡までの往復約6㌔のルートを約40分かけて巡るという。

 熊野川行政局によると乗船料金は1人3000円程度となる見込み。同町田長の川舟センターから玉置口までの観光客の運送については検討中だという。また、ホームページも現在制作中。予約受け付け準備などを進めているとのことで、下阪代表理事は「瀞峡は大事な景勝地で新宮市にとっても大きな財産。運航開始に向け頑張って準備をしていきたい」と話している。

(2021年12月31日付紙面より)

新たに導入した8人乗りの舟=新宮市熊野川町
2021年12月31日
3 地域の安全・安心願って
 分団単位で年末警戒開始  (古座川町消防団 )

 古座川町消防団(樫原一好団長)の年末警戒が29日夜から始まった。30日深夜までの2日間、町内を警戒巡視して出火に備え、その姿勢を通して町民の火災予防意識を高めることを目指すという。

 この警戒は、地域の安全・安心を確保する目的で毎年、分団単位で活動する形で取り組んでいる。平年は四つある分団が七つある詰め所に分散待機し適時分団車両で管内を警戒巡視して出火の早期発見早期対処に努めるが、今年は新型コロナウイルスの情勢を考慮して分散待機をせず午後9時と11時に警戒巡視をする規模縮小の形で臨むとしている。

 その活動に対し平年は町長、古座消防署長、串本警察署長が各詰め所を巡って激励を届けているが、今年は分散待機の中止に伴い町役場で出発式を営む手法を計画。団本部と各分団長が出席し、一括して激励を受けた。

 西前啓市町長は今年9月に住宅火災で1人が亡くなったことを振り返り、「そういうことが二度とないよう火災予防の啓発をしっかりとしていきたい」と思いを掲げて同団の尽力を期待。串本警察署の泉政勝署長は、警戒巡視は防災に加え防犯でも効果があるとして行動をたたえつつ「住民が安全、安心に新年を迎えられるようもうひと頑張りしてほしい」と求めた。

 これら激励を受けて樫原団長は団員に向け「住民が安心して新年を迎えられるようよろしくお願いします」と号令を掛け、分団車両を年末警戒へと送り出した。

(2021年12月31日付紙面より)

年末警戒へと出発する分団車両=29日、古座川町役場
2021年12月31日
4 お正月の花を生けよう
 くろしお児で児童7人  (新宮市 )

 新宮市佐野のくろしお児童館で28日、「お花をいけましょう」があった。同館に登録している小学1~6年生の児童7人が参加。花芸安達流の萱野賛曈(かやの・さんとう)さんから教わり、お正月飾りにふさわしい花を生けた。

 この日用意されたのは枝若松、ヒペリカム、ガーベラ、チューリップの四つ。正しいお辞儀の仕方やオアシス(吸水スポンジ)の使い方などを学んだ児童らは、萱野さんの指導の下、バランス良く花を配置。最後に金色の水引で和紙でくるんだ器を飾って完成させた。

 萱野さんは子どもたちに対し「今日は皆さん、お利口にきれいに生けてくれました」とあいさつ。慶事や弔事の水引のマナーなどを伝え、生けた花について「減ってきたらお水をあげて」と呼び掛けた。

 昨年に引き続いて参加した橋爪健心君。水引を結ぶのが難しかったとしながらも「家の目立つ所に飾りたい」と笑顔で話した。

(2021年12月31日付紙面より)

作品を手に「はい、チーズ」=28日、新宮市佐野(一時的にマスクを外して撮影)
バランスを見ながら花を生けた
2021年12月31日
5 「森の役割」ってなあに  木材会館で森林学習教室  (新宮市 )
2021年12月31日
6 めざせ、じょふくこうえん  わかば保育園がお出かけ  (那智勝浦町 )
2021年12月31日
7 楽しくお花生ける  新木保で「花つぼみ」  (新宮市 )
2021年12月31日
8 「とびだしは、しません」  宇久井保で交通安全教室  (那智勝浦町 )
2021年12月31日
9 祝日の救急当直医を廃止  高齢化や働き方を考慮  (新宮市医師会 )
2021年12月31日
10 持続可能な観光地域づくりに向けて  セミナーとワークショップで学ぶ  (那智勝浦町 )
2021年12月31日
11 二代目坂東伊峰さん出演  西日本チャリティー舞踊会  (那智勝浦町 )
2021年12月31日
12 ひっそりとツルソバの花  宇久井ビジター園地内  (那智勝浦町 )
2021年12月31日
13 植地さんと吾部墨游倶楽部展  1月1日から喫茶きよもんで  (那智勝浦町 )
2021年12月31日
14 「納得するまで勉強したかった」  中谷利夫さん、放送大学を卒業  (新宮市 )
2021年12月31日
15 強い寒波で度合い増す  冬ならではの海の光景  (串本町 )
2021年12月31日
16 一丸で練習場所を大掃除  串本少女バレーの選手ら  (串本町 )
2021年12月31日
17 女子団体が連覇達成  県中学生柔道新人大会  (矢渕中 )
2021年12月31日
18 教育プログラム学ぶ  教員対象にスキルアップ研修会  (紀宝町 )
2021年12月31日
19 新年に向け門松作り  子どもから大人も挑戦  (紀宝町 )
2021年12月31日
20 筆走らせ干支や抱負  児童が「己書」に挑戦  (きほっこ )
2021年12月31日
21 「地元への感謝伝えたい」  成人式実行委員が思い語る  (紀宝町 )
2021年12月09日
22 市内回り協力呼び掛ける
 歳末助け合い托鉢  (新宮仏教会 )

 新宮仏教会(会長・白井清牧清蔵寺住職)は8日、新宮市大橋通の淨泉寺で成道会(じょうどうえ)の法要と「歳末助け合い托鉢(たくはつ)」を実施した。同会加盟寺院の僧侶11人が網代がさ姿で市内を回った。

 成道会は釈迦(しゃか)が菩提樹(ぼだいじゅ)の下で悟りを開いたとされている12月8日を記念して行う法会。2月15日の涅槃会(ねはんえ)や4月8日の降誕会(ごうたんえ=花まつり)と並んで三大法会の一つとなっている。托鉢は1922(大正11)年ごろから行われている。集まった寄金は市社会福祉協議会に寄付された。

 法要を営んだ後、僧侶たちは同寺を出発。国道42号沿いやJR新宮駅前、仲之町商店街などを回り、ずだ袋を掛けて「恵まれない子どもたちに温かなお正月を」と呼び掛ける声に、市民らは「ご苦労さまです」と応えながら浄財を入れていった。

 白井住職は「大勢の人たちの温かい気持ちに感謝しています。苦労されている方々の手に届くよう願い、コロナ禍でも感染対策を施しながら役に立てれば」と話していた。

 新宮仏教会加盟寺院は▽松巌院▽淨泉寺▽瑞泉寺▽清閑院▽清蔵寺▽清凉寺▽専光寺▽宗応寺▽長徳寺▽東仙寺▽遍照院▽本廣寺―の12寺院。

(2021年12月9日付紙面より)

協力を呼び掛けながら市内を回る僧侶たち=8日、新宮市大橋通
歳末助け合い托鉢に参加した新宮仏教会の皆さん
2021年12月09日
23 分娩予約再開など訴え
 民生委員児童委員らが要望書提出  (新宮市 )

 新宮市民生委員児童委員協議会、子育てサポートキッズクラブ、新宮市・那智勝浦町・太地町・古座川町・北山村・串本町母子保健推進員会の代表ら6人は8日、新宮市役所を訪れ、田岡実千年市長に市立医療センター産婦人科常勤医師の確保などを訴える要望書を提出した。

 市立医療センター産婦人科では、常勤医師2人のうち1人が退職することが決定したことに伴い「後任の医師が確定していない状況下では、安全で安心な医療の提供が担保できない」といった理由から、来年3月以降の分娩(ぶんべん)予約休止を発表している。

 市民生委員児童委員協議会、子育てサポートキッズクラブの要望書は「子どもを産み、育てられないまちに将来はない」とし▽産婦人科常勤医師を確保し、来年3月1日以降の分娩予約を再開する▽分娩休止に伴う相談窓口を設置し、とりうる他の手段を市民・圏域住民に伝える▽市の医師確保の取り組みについて、今後の方法と予定を公表する▽市外で出産する妊産婦の通院交通費や出産前の待機宿泊費を助成する支援策など、分娩ができない状況における妊産婦の支援策を整える―の項目を盛り込んだ。

 また、新宮・東牟婁の母子保健推進員会長連名の要望書では「市立医療センターにおいて、妊婦や家族が安全・安心に出産を迎えられるよう、産科医師の確保及び分娩体制の再構築を図る」よう求めた。

 市民生委員児童委員協議会の勢古啓子・主任児童委員委員長は「受け入れられない状況。住民として訴えていかなければ。ますます少子化が進んでいる状況の中、切に要望したい」。

 子育てサポートキッズクラブの川嶋ひとみ代表は「協力できることはさせていただきたい」と訴えた。

 要望書を受け取った田岡市長は「市の最優先課題として取り組んでいる。県でも技監を先頭に尽力いただいている。あらゆる手を使って、医師確保に全力で努めたい」と述べた。

(2021年12月9日付紙面より)

各団体の代表らが要望書を提出した=8日、新宮市役所
2021年12月09日
24 製作交えて原理に触れる 小学生対象に体験会実施 (県宇宙教育研究会)

 串本町潮岬にある県立潮岬青少年の家で4日、町内の小学生を対象にしたロケット体験会があり23人が製作を交えて打ち上げの原理に親しむなどした。

 この体験会は、県宇宙教育研究会が主催。昨年9月の発足以降社会教育の領域で回を重ねていて、今回は1~3年生向けに空気ロケット、4~6年生向けにモデルロケットの各製作・打ち上げ体験を準備し学校経由で参加を呼び掛けた。

 今回も県立桐蔭高校・中学校科学部の部員有志が参加者をサポート。空気ロケットの体験は午前に実施し、バンドー神戸青少年科学館サイエンスアドバイザー・齋藤賢之輔さん指導の下で18人が空気の力を原動力とするミニロケット作りに取り組んだ。

 同会の定番となりつつあるモデルロケットの体験は午後に実施し、藤木郁久事務局長(同部顧問)指導の下で5人がキット「アルファⅢ」を組み上げ、望楼の芝へ移動して打ち上げに臨んだ。このロケットは火薬エンジンを原動力とし、3秒で約100㍍まで飛びパラシュートを開いて落下する仕組み。点火の指導ができる藤木事務局長と一緒に一人ずつ発射して一連の過程を見届けた。今回は定員に対して少人数の参加だったため、打ち上げ後の余った時間でドローンの操縦体験も提供した。

 同研究会は7月に町子ども会連絡協議会主催のモデルロケット体験に協力。他方で学校教育領域(本年度は試験的に串本中1年生と串本西中が参加)における体験提供に踏み出した状況もあり、本年度の体験会は今回が最終となる予定。藤木事務局長は今後もタイミングを見て計画するとし、対象となる子どもやその家族にぜひ参加してほしいとコメントした。

(2021年12月9日付紙面より)

藤木郁久事務局長(左)の指導でモデルロケットを製作する参加者=4日、串本町潮岬
望楼の芝で自作したモデルロケットを打ち上げ
2021年12月09日
25 移住者が町の暮らしを紹介
 合同で移住ウェブセミナー  (紀宝町 )

 紀宝町は4日、大紀町と合同で移住ウェブセミナーを開催。オンラインでの配信を通して町の魅力を全国に発信した。

 新型コロナウイルスの影響で移住相談会が困難な状況となっていることから、昨年に引き続き、合同で開催。愛知、東京、兵庫などから移住に興味がある人が参加した。

 紀宝町は高岡地区の「お試し住宅」から発信し、森まりかさんが進行。大阪府出身の自然ガイド・佐竹剛さんと沖縄県出身で子育て真っ最中の大山ゆかさんが町での暮らし、働き方、子育て事情などを紹介した。

 佐竹さんは「地域おこし協力隊の募集があり、滝がメインの飛雪の滝キャンプ場で、ゼロから自分で考えて運営できる内容だったので、またとない機会だと思った。ちょうどアウトドアガイドを起業したところで、それを進めていくにもメリットがあると感じた。自然に関わる仕事をしたかったので今の仕事に満足しています」と移住のきっかけや現状を語った。

 大山さんは、お試し住宅を通じて紀宝町が気に入ったと伝え、「自然が豊かで過ごしやすい。図書館などの公共施設が充実し、新宮市もあるので買い物にも便利だし、外食も病院も一通りそろっているので不便さはほとんど感じない」と話した。

 子育て環境について「保育所も待機することなく入れて良かった。子どもの医療費が高校生まで無料など、子育て支援が手厚くうれしい」と紹介した。

(2021年12月9日付紙面より)

紀宝町の魅力などを発信した出演者=4日、紀宝町高岡
2021年12月09日
26 新谷悠大君が準優勝
 県中学校剣道選手権大会  
2021年12月09日
27 人見さん(男性)、戸石さん(女性)が優勝
 那智勝浦町総体グラウンドゴルフ大会  
2021年12月09日
28 近畿選抜優勝大会に出場 光洋中バレーボール部 (新宮市)
2021年12月09日
29 ペットの虐待は犯罪です  ブリーダーの中村さんが呼び掛け  (那智勝浦町 )
2021年12月09日
30 初日に3人が登壇  新宮市議会一般質問①  
2021年12月09日
31 税金の大切さ学ぶ  三輪崎小で租税教室  (新宮市 )
2021年12月09日
32 夜を照らし地域明るく  井関クラブにイルミネーション  (那智勝浦町 )
2021年12月09日
33 世界平和を願い募金活動  歳末・海外たすけあい運動  (新宮赤十字奉仕団 )
2021年12月09日
34 向上の功績を表彰し感謝  第20回社会福祉大会開く  (古座川町 )
2021年12月09日
35 来年のえと「寅」掲げる  有田神社で絵馬掛け替え  (串本町 )
2021年12月09日
36 人事評価の在り方明瞭に  町議会第4回定例会開会  (古座川町 )
2021年12月09日
37 25人が適切な使い方教わる  動物駆逐用煙火使用講習会  (古座川町 )
2021年12月09日
38 黒潮海童まつりで秋満喫  規模縮小して交流イベント  (熊野市 )
2021年12月09日
39 元気よく体動かす  ママサークルさくらんぼ  (紀宝町 )
2021年12月09日
40 お巡りさんの仕事を勉強  4、5歳児が社会見学で  (相野谷保 )
2021年12月09日
41 マスク越しに笑い声響く ふれあいいきいきサロン牡丹 (紀宝町)
2021年12月09日
42 議長に髙岡氏、副議長に端地氏  改選後初の定例会開会  (御浜町 )
2021年12月09日
43 お悔やみ情報
  
2021年12月02日
44 新宮と新翔、1校への再編検討
 「県立高等学校の在り方」公表  (和歌山県教委 )

 和歌山県教育委員会は11月30日、県立高校の再編に向けた「県立高等学校の再編整備の基本的な考え方」と「各地域における今後の県立高等学校の在り方」を発表した。

 紀南エリアでは、串本古座高校は地域の特性を踏まえ、存続充実を目指し、県立新宮高校と新翔高校は地域の教育ニーズに応える1校への再編整備を検討し、着手するという。

 県教委の諮問機関「きのくに教育審議会」は昨年夏、「現在29ある県立高校(全日制)の数を今後15年で3分の2の20校程度とするのが適正」といった内容の答申を提出。県教委は答申を基に再編整備実施プログラム(仮称)の策定に着手していた。

 これまで、県内各地で説明会や懇談会を開催。「再編整備の考え方の骨子」や「各エリア(地域)にどのような学校や教育を整えるか」などについて説明し、意見や要望を聴取してきた。

 このたびの公表では、再編整備についての共通認識を▽県民が期待する高校教育の姿▽再編整備の理念▽県立高校の魅力化に向けて重視するポイント▽再編整備のステップ―の項目別にまとめ、「県民の願いを叶(かな)えていく上で、学校規模は1学年あたり6学級を目標、4~8学級を適正範囲とする」などと記している。また「再編整備は全県的な視点で計画されるが、時期や進め方は地域により異なる。また、今後人口動態や学級定員など状況の変化があれば、柔軟に対応していく」としている。

 「考え方」「在り方」はいずれも県教委ホームページから閲覧可能。

(2021年12月2日付紙面より)

再編が検討される和歌山県立新宮高校
同じく新翔高校
2021年12月02日
45 備前の海底に聖夜の雰囲気
 水中クリスマスツリー設置  (串本ダイビング事業組合 )

 串本ダイビング事業組合(高岡誠会長、会員24店舗)が11月30日、ダイビングポイント・備前の海底に水中クリスマスツリーを設置し聖夜の雰囲気を添える取り組みを始めた。

 平成23年紀伊半島大水害に伴う自粛機運の打破を見据えて始めた話題づくりの一環で、実施11回目。より多くのダイバーに串本を知ってもらい、さらにはそのような挑戦を重ねる地域をアピールして町全体の盛り上げにつなげる思いで今年も取り組むこととした。

 このイベントを担当する道井洋之さん(バブルリングダイバーズ串本)によると、準備したクリスマスツリーは人工物で高さは約3㍍。前日に組み立てと飾り付けをし、当日はサンタクロースの衣装を着た2人を含むダイバー8人が手分けして水深18㍍の海底に固定しアピール用の撮影をして作業を締めくくったという。

 電飾は付いていないが、ダイビング時に持参する懐中電灯をその代わりにしてツリーに差し込んで記念撮影をする形でダイビング客に雰囲気を楽しんでもらうそう。人工物のため、クリスマス終了後の27日(月)以降速やかに回収するとしている。道井さんはこの話題づくりが自粛機運の打破から始まった経緯を振り返り、この取り組みがコロナ禍を乗り越え目指す盛り上がりにつながる話題となることを今後に願った。

(2021年12月2日付紙面より)

ダイビングポイント・備前の海底に設置した水中クリスマスツリー(串本ダイビング事業組合提供)
2021年12月02日
46 迎春に向けて準備
 拝殿に来年の大絵馬掲揚  (熊野速玉大社 )

 新宮市の熊野速玉大社(上野顯宮司)で1日から一足早い迎春準備が始まった。拝殿の外に、来年のえと「壬寅(みずのえとら)」の大絵馬が掲げられた。

 大絵馬はヒノキ製で、縦1・5㍍、横2・1㍍。アクリル絵の具などを使用し、瑞光を背景に梛の御幣をくわえ、鋭い眼光で前を見据える雄虎を表現。疫病や不浄を表したという岩を、たくましい前脚で力強く踏み付ける様子が描かれ、「地球のために全ての祈りを」の文字が添えられている。

 例年は拝殿の内部に掲揚する大絵馬だが、参拝者が拝観しやすいように外に掲げられた。

 同大社によると、新年の参拝時は今年と同様に、参拝所の石段手前にさい銭箱を配置し、要所要所に消毒液を設置するなどして参拝者の新型コロナウイルス感染症対策を講じるという。

 上野宮司は掲げた絵馬について「力強い神様の虎を描き、『地球のために全ての祈りを』と書き添えた。われわれは地球のために一人一人ができることをしていかなくてはならない。自然環境を大切にする年にするためにも、速玉大社としても訴えていきたい」。

 参拝者や崇敬者に対しては「年内に神社を訪れる参拝者さまのためにも一足早い迎春準備をさせていただいた。皆さまにとってより良い一年であることを祈願しております」と語った。

(2021年12月2日付紙面より)

大絵馬の掲揚が行われた=1日、新宮市の熊野速玉大社
2021年12月02日
47 キッコーマンがしょうゆの授業
 下里小で遠隔教育プログラム  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町立下里小学校(泉一代校長)で11 月30日、大手しょうゆメーカー・キッコーマン株式会社と映像でつながる「食育×しょうゆ 遠隔教育プログラム」があった。5、6年生22人がしょうゆの歴史や魅力、料理をおいしく食べる秘訣を学んだ。

 静岡大学発のベンチャー企業・一般社団法人「プロフェッショナルをすべての学校に」(代表=塩田真吾・静岡大学教育学部准教授)による事業。情報通信技術(ICT)を活用してさまざまな企業と遠隔授業を行うことで、中山間地域や離島に暮らす子どもたちに多様な価値観や職業観に触れる機会を提供し、教育格差の縮小を目指す。

 授業では、キッコーマン東京本社のしょうゆ博士・渡辺圭さんが講話。大豆、小麦、塩を使った製造工程やしょうゆが使われている意外な食品を紹介し「しょうゆには甘味、塩味、酸味、苦味、うま味の五つが全部入っている。おいしそうな色や味、香りを付けるだけでなく、臭み消しや殺菌効果もあり、世界中の料理で使われている」と魅力を語った。

 「今までで1番『おいしく食べた』のはどんなとき?」の問いを考えるワークショップでは、児童一人一人が「野球の大会で優勝した後の焼肉」「おなかがすいたときの卵かけご飯」「山の上で海とサクラを見ながら食べる」と発表。しょうゆの搾りかすに触れる時間もあり「くせになる香り」などの声が上がった。

 関谷実波さん(6年)は「しょうゆを作るにはたくさんの工程があって、温度管理なども大変だと思った。食事をおいしく食べる秘訣は、友達や家族と楽しい話をしながら食べることだと思う」と話していた。

(2021年12月2日付紙面より)

しょうゆ博士がオンライン講話=11月30日、那智勝浦町立下里小学校
しょうゆの搾りかすに触れる
2021年12月02日
48 11月度月例杯の結果
 那智勝浦ゴルフ倶楽部  
2021年12月02日
49 優勝はリアル
 軟式野球部「第4回大会」  (那智勝浦町体育協会 )
2021年12月02日
50 新宮、決勝進出ならず
 JAみくまの杯学童女子軟式野球大会  
2021年12月02日
51 神倉少年野球クラブが制す
 県軟連東牟婁支部学童部新人大会  
2021年12月02日
52 自律走行バスの体験企画  4日まで総合運動公園で  (串本町 )
2021年12月02日
53 災害対応の在り方発信  防災・日本再生シンポ  (和歌山大学 )
2021年12月02日
54 自身の技術確かめ意識培う  自動二輪車安全運転講習会  (串本LC )
2021年12月02日
55 協力して地域をきれいに  高田クリーンアップ大作戦  (新宮市 )
2021年12月02日
56 LGBTsが直面する課題  人権教育地方別研修会  (和歌山県教委 )
2021年12月02日
57 事故のない社会目指し  冬の交通安全運動始まる  (和歌山県 )
2021年12月02日
58 写真で地域の魅力を発信  新宮市観光カレンダー販売中  
2021年12月02日
59 人権啓発パネル展示  20日まで、新宮市役所  
2021年12月02日
60 「選挙」の大切さ知ろう  新翔高校で出張県政講座  (新宮市 )
2021年12月02日
61 古武術の奉納演武会  不二流体術が熊野那智大社で  (那智勝浦町 )
2021年12月02日
62 3回目接種の予算など可決  紀宝町議会の臨時会  
2021年12月02日
63 「お仕事頑張ってね」  お父さん、お母さんに感謝の手紙  (成川保 )
2021年12月02日
64 県警ヘリからの映像も配信  紀宝警察署協議会で訓練公開  
2021年12月02日
65 交通事故防止など警戒強化  「年末の交安運動」前に出発式  (紀宝、熊野署 )
2021年12月02日
66 赤く色づくセンリョウの実  浮島の森の遊歩道沿いで  (新宮市 )
2021年12月02日
67 お悔やみ情報